JP3164605B2 - 熱交換器 - Google Patents

熱交換器

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JP3164605B2
JP3164605B2 JP19488591A JP19488591A JP3164605B2 JP 3164605 B2 JP3164605 B2 JP 3164605B2 JP 19488591 A JP19488591 A JP 19488591A JP 19488591 A JP19488591 A JP 19488591A JP 3164605 B2 JP3164605 B2 JP 3164605B2
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frost
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tube
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一裕 熊倉
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昭和アルミニウム株式会社
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  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は熱交換器に係り、特にフ
ィンのすべての板面に均一な着霜が得られるようにした
熱交換器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、冷蔵庫用のエバポレータなどに
使用される熱交換器では、運転時における着霜が著しい
ため、その着霜がフィンの一部分に集中しないように、
チューブの直管部に配したフィンの配列ピッチを、気流
方向に疎から密になるように配列している。この種の熱
交換器としては、図5に示すように、蛇行状のチューブ
51の直管部に配した独立フィン53の配列ピッチを、
気流方向に疎から密に順々にずらして成るものや、図6
に示すように、蛇行状のチューブ55の直管部に配した
連続フィン57の配列ピッチを、気流方向に疎から密に
数段階に亘ってずらして成るものなどが提案されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
構成は、気流入口側の比較的着霜し易い領域におけるフ
ィン57の配列を疎にしているが、これでは十分な対策
になっておらず、図6において、疎の領域59の周辺に
着霜が集中し、そこにいわゆるブリッジが形成され、空
気側の流れが阻害され、空気側の効率が低下するという
問題がある。これを解消するため、フィン57の配列を
さらに大きな疎にした場合、そこにブリッジは形成され
ないものの、気流入口側の着霜量が減少し、その分がフ
ィン57の配列の密な部分に過度に着霜するという問題
がある。
【0004】そこで、本発明の目的は、上述した従来の
技術が有する問題点を解消し、運転時における着霜がフ
ィンの一部分に集中することなく、フィンの広範囲に均
一に着霜するようにした熱交換器を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、サーペンタイン曲げしたチューブと、こ
のチューブの直管部に配した複数のフィンとを備え、こ
れらフィンの配列ピッチを気流方向に疎から密に配列し
て成る熱交換器において、複数のフィンが大中小3種類
の長さを有し、大と大のフィン間に中のフィンを配し、
中と大のフィン間に小のフィンを配し、中のフィンがか
からない領域の、大のフィンの配列ピッチ疎の領域にお
ける板面に、気流入口側からフィンの長手方向に延びる
着霜の生じ易い形状の凹凸又はルーバーと、フィンの短
手方向に延びる着霜の生じ易い形状の凹凸又はルーバー
を形成したことを特徴とするものである。
【0006】
【作用】本発明によれば、フィンの板面に着霜の生じ易
い形状の凹凸又はルーバーを形成したので、フィンの配
列ピッチの疎の領域では、他の領域に比べて着霜の量が
増大する。即ち、フィンの配列ピッチの疎の領域では多
量の着霜が得られるので、他の密の領域での着霜は抑え
られ、これによりエバポレータ全体には均一な着霜が得
られる。そして、配列ピッチの疎の領域において、多量
の着霜が得られ、その後、その着霜が経時的に成長した
としても、そこでの配列ピッチは疎であるので、そこに
いわゆるブリッジなどが形成されることはなく、そこで
の空気側の流れが阻害されることはなく、よって空気側
の効率が低下することはない。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1乃至図4を参
照して説明する。
【0008】図1において、1はサーペンタイン曲げし
たチューブを示しており、このチューブ1の直管部1
a,1a…1aには、サイドプレート3と複数枚のフィ
ン5とが配されている。この種のものは、直管部1aと
曲管部1bとが連続するように、チューブ1をサーペン
タイン曲げしておくと共に、図2に示すように、サイド
プレート3とフィン5とに予め長孔7を形成しておき、
この長孔7中に上記チューブ1を挿入して形成されてい
る。
【0009】即ち、フィン5の長孔7は、チューブ1の
直管部1aの外径よりも小さくかつ曲管部1bの外径よ
りも大きな孔幅を有するように形成され、この長孔7の
両端には、チューブ1の直管部1aを保持するキャッチ
孔7aが形成されている。そしてこれを組立てるには、
フィン5を平行に並べて、これらフィン5のそれぞれの
長孔7を整合させて、そこにチューブ1を嵌め込む。こ
れによれば、チューブ1の曲管部1bの厚さは長孔7の
孔幅よりも小さいので、曲管部1bはすべてのフィン5
の長孔7を貫通して嵌め込まれ、これを嵌め込んだ後に
は、長孔7の両端に形成されたキャッチ孔7a内に、チ
ューブ1の直管部1aがぴったりと嵌合されて組立てら
れている。
【0010】この実施例によれば、複数枚のフィン5は
大中小3種類の長さを有し、大と大のフィン間に中のフ
ィンを配し、中と大のフィン間に小のフィンを配し、各
長さのフィン5a〜5cのうち最も長い大のフィン5a
の板面には、即ち中のフィンがかからない領域の、大の
フィン5aの配列ピッチの疎の領域における板面には、
図2に示すように、長手方向に延びる複数のリブ11が
形成され、このリブ11は、図3に示すように、横方向
に凹凸に形成されている。ところで、冷蔵庫用エバポレ
ータにおいて、気流入口側の領域におけるフィン5の板
面は熱伝達が最良の部分であり、そこでの着霜量は他の
領域に比べて多くなる。この着霜の最も多い部分に、上
記のように、複数のリブ11を設けると、ここを流れる
気流に乱れが生じるので、そこでの着霜量は飛躍的に増
大する。
【0011】これによれば、フィン5の配列ピッチの疎
の領域では、他の密の領域に比べて着霜の量が増大す
る。即ち、この実施例によれば、フィン5の配列ピッチ
の疎の領域で、多量の着霜が得られるので、他の密の領
域での着霜は抑えられ、これによりエバポレータ全体に
は均一な着霜が得られる。しかして、配列ピッチの疎の
領域において、まず多量の着霜が得られ、しかもその着
霜が経時的に成長したとしても、大と大のフィン間に
は、一枚の中のフィンと、二枚の小のフィンとの、合計
三枚のフィンが位置するため、大と大のフィン間の配列
ピッチが、必然的にかなり大きな疎となるので、そこに
いわゆるブリッジなどが形成されることはなく、そこで
の空気側の流れが阻害されることはなく、従って、空気
側の効率が低下することはない。
【0012】また、フィン5の配列ピッチの疎の領域に
おけるフィン5aの板面に、図2及び図4に示すよう
に、上記リブ11以外に、フィン5aの短手方向に開口
して延びるルーバー13が形成されている。これによれ
ば、上述のように、配列ピッチの疎の領域は着霜の最も
多い部分であり、そのうえそこにはルーバー13が設け
られているので、ここを流れる気流には乱れが生じ、こ
の部分での着霜量は飛躍的に増大する。従って、他の密
の領域での着霜は抑えられるので、エバポレータ全体に
は均一な着霜が得られる。
【0013】これらは着霜が一部に集中し、集中した着
霜がそこで成長することにより、フィン5とフィン5と
の間にブリッジが形成されないようにするものであり、
フィン5の配列ピッチの疎の領域において、多量の着霜
が得られるようにし、他の密の領域において、着霜が少
なくなるようにし、これによりエバポレータ全体に均一
な着霜を得ようとするものである。
【0014】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、フィンの配列ピッチの疎の領域におけるフィ
ンの板面に、着霜の生じ易い形状の凹凸部又はルーバー
を形成したので、配列ピッチの疎の領域における着霜量
を増大させることができ、その結果、他の領域での着霜
量を抑えることができるので、例えば、エバポレータ全
体により均一な着霜を得ることができる。従って、一部
に着霜が集中することはなく、それによりブリッジが形
成されることもなく、そこでの空気側の流れが阻害され
ることはないので、空気側の効率が低下することはない
などの効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による熱交換器の一実施例を示す正面図
である。
【図2】同じくフィンを示す平面図である。
【図3】図2のIII −III 断面図である。
【図4】図2のIV−IV断面図である。
【図5】従来の熱交換器を示す正面図である。
【図6】同じく従来の熱交換器を示す正面図である。
【符号の説明】
1 チューブ 1a 直管部 5 フィン 7 長孔 11 リブ 13 ルーバー

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サーペンタイン曲げしたチューブと、こ
    のチューブの直管部に配した複数のフィンとを備え、こ
    れらフィンの配列ピッチを気流方向に疎から密に配列し
    て成る熱交換器において、複数のフィンが大中小3種類
    の長さを有し、大と大のフィン間に中のフィンを配し、
    中と大のフィン間に小のフィンを配し、中のフィンがか
    からない領域の、大のフィンの配列ピッチ疎の領域にお
    ける板面に、気流入口側からフィンの長手方向に延びる
    着霜の生じ易い形状の凹凸又はルーバーと、フィンの短
    手方向に延びる着霜の生じ易い形状の凹凸又はルーバー
    を形成したことを特徴とする熱交換器。
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