JP3164589U - 簡易弁 - Google Patents

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【課題】本考案は個人が合成樹脂製の配管部材を使用して、階上へ蛇口の配管や畑に灌水用の配管した際に水の流れを完全に止めることができると共に取付け及び水を止める操作が容易で、且つ、構造が極めて簡単で安価な簡易弁を提供することを目的とする。【解決手段】本体1の両端部に管挿入穴11を設け、且つ、該管挿入穴11間を連通する連通穴12を穿設すると共に、該連通穴12に直交する下穴13を連通穴12の中間部に穿設し、下穴13と同心上にネジ穴14を連通穴12の手前まで形成させ、下穴13には円球状或いは略球状で且つ弾性体の弁体2を配置し、ネジ穴14に頭付きネジ3を取付け、少なくとも構成させる。また弁体2として、略玉子形状のゴム体を用いると良く、その弁体2を頭付きネジ3の端部に固定させても良い。頭付きネジ3をネジ穴14に取付ける際、頭付きネジ3には、六角ナット4と押え板6及びゴムワッシャ5を取付けたものとするのが好ましい。【選択図】図1

Description

本考案は水道用の硬質塩化ビニル管などの合成樹脂製の配管部材を使用し、階上へ蛇口を配管し、或いは灌水用の装置を畑などに設置し配管する場合に取付けて置くと便利な簡易弁に関する。
一般に水道圧は地域或いは住宅の形態(例えば高層住宅など)によって、水圧にバラツキがあり、8Kg/cm2前後まで高圧な水圧になる場合もあった。このため、合成樹脂製の配管部材を使用して、簡単に取付けて配管が行える簡易配管を個人で行うと、特に水道圧が高い所での配管は、完成後、曲部箇所の部材等から漏水し、或いは部材が外れる等の事故が発生し易かった。このため、針金や紐等の他の部材を用いて応急処置して済ましている場合が多かった。又、簡単に取付け且つ場所を取らずに確実に取付けることができる部材の開発の要望が多かった。尚、この時、給水管(元管)側にストップ弁や止栓などを操作し易い所に取付けるのが好ましいが、それらを取付けるスペースがない場合が多かった。
従来、円球状の弁体を有した弁又は栓には、種々あるが、円球状の弁体を人為的に移動させるものとしては、特開2010−106646「ウオーターハンマー防止機能付止水栓」や特開2008−202716「逆止弁体及び逆止機能を有するバルブ」などが提案されている。
特開2010−106646の構造は、本体の内部に円球状の弁体が弁座を介して配置され、本体の上部に流入口を設けると共に下部に吐出口が設けられ、水平方向から駆動源によって、作動軸を介して弁体が弁座から移動するものであり、その弁体の移動により、ウオーターハンマー防止機能の役目を果たすものであった。又、その目的はウオーターハンマー器や防止装置を不要とするものである。従って、特開2010−106646は、本考案と比べて構造が複雑であり、目的も異なるものであった。更に本考案のように弁座を設けず且つ弁体自体を変形させることはできず、そのような発想もなかった。
一方、特開2008−202716の構造は、一次側流路と二次側流路とに連通する弁口の二次側に弁座を設け、該弁座に円球状の弁体を着離自在に設け、該弁体は弁口の軸線方向に進退自在なスピンドルとの間に、スピンドルの進退に応じ弁体との間で伸縮する付勢手段を介装し、弁体の一次側圧力受圧側を、外径が弁体径より大径にして、且つ、内径が弁口径より大径で弁体径より小径と成したリング状の浮力助勢体の内径部に挿通した逆止弁体である。また浮力助勢体は、弁体を環囲する周壁を立設すると共に、該周壁下端には、その円周方向全域に渡って複数の通水口を、狭小間隔を置いて開設し、浮力助勢体の周囲には、弁口の軸線に平行で弁体の移動範囲に渡る複数の案内棒を配したものである。この目的は、開弁時に弁体の球形表面に沿う流れを断じて弁体背部から閉弁方向へ押し付ける流れを低減し、弁体を適正な開弁状態に保持して定格流量を確保することである。従って、特開2008−202716は、本考案と比べて構造が複雑であり、目的も異なるものであり、更に本考案のように弁座を設けず且つ弁体自体を変形させることはできず、そのような発想もないものであった。
特開2010−106646号公報 特開2008−202716号公報
本考案は個人が合成樹脂製の配管部材を使用して、階上へ蛇口の配管や畑に灌水用の配管した際に水の流れを完全に止めることができると共に、その取付け及び水を止める操作が容易で、且つ、構造が極めて簡単で安価な簡易弁を提供することを目的とする。
本考案は上記要望に応えるために成されたものであり、つまり、本体の両端部に管挿入穴を設け、且つ、該管挿入穴間を連通する連通穴を穿設すると共に、該連通穴に直交する下穴を連通穴の中間部に穿設し、前記下穴と同心上にネジ穴を形成させ、前記下穴には円球状或いは略球状で且つ弾性体の弁体を配置し、前記ネジ穴には、弁体が押圧されて連通穴に食い込ませることにより流れを止めるための頭付きネジを取付け、少なくとも構成させる。また弁体として、略玉子形状のゴム体を用いると良く、その弁体を頭付きネジの端部に固定させても良い。前記頭付きネジをネジ穴に取付ける際、頭付きネジには、六角ナットと押え板及びゴムワッシャを取付けたものとするのが好ましい。又、前記下穴をネジ穴よりも大きく穿設すると共に下穴を本体の下方から穿設し、弁体が円球状で且つ柔軟性を有すると共にその大きさを下穴の径と略同じ大きさとし、更に頭付きネジの下端に弁体押圧板とシール板を取付けるものとしても良い。尚、本考案で言う「頭付きネジ」とは、六角ボルトや頭付きボルト及び頭付きネジ棒などであると共に手で簡単にネジの締付けが行えるものを指す。又、前記下穴はタップの導入穴の役目をする場合もあるが、弁体が配置される空間を確保する役目が下穴にはあるため、本考案で言う下穴には、図5に示すネジ穴よりも大きな場合も含むものとする。
請求項1のように本体(1)の両端部に管挿入穴(11)を設け、且つ、該管挿入穴(11)間を連通する連通穴(12)を穿設すると共に、その連通穴(12)に直交する下穴(13)を連通穴(12)の中間部に穿設し、前記下穴(13)と同心上にネジ穴(14)を形成させ、前記下穴(13)には円球状或いは略球状で且つ弾性体の弁体(2)を配置し、前記ネジ穴(14)には、弁体(2)が押圧されて連通穴(12)に食い込ませることにより流れを止めるための頭付きネジ(3)を取付け、少なくとも構成させることにより、弁座が不要となるため、構造が極めて簡単で安価な簡易弁の提供が可能となる。また本考案は取付けやその取扱いが容易である。又、本考案品を用いることにより、個人が合成樹脂製の配管部材を使用して、階上へ蛇口の配管や畑に灌水用の配管した際に水の流れを完全に止めることが容易にできるものとなる。
請求項2のように弁体(2)として、略玉子形状のゴム体を用いることにより、弁体(2)が水平方向で均等に変形されて連通穴(12)や下穴(13)に密着し易いものとなるため、水の流れを確実に止めることが容易なものとなる。
請求項3に示すように弁体(2)を頭付きネジ(3)の端部に固定させることにより、連通穴(12)及び下穴(13)に対して弁体(2)が常時所定の位置に配置されるため、弁体(2)が変形される際、均等に連通穴(12)や下穴(13)に密着して、水の流れを確実に止めることが出来るものとなる。
請求項4に示すように頭付きネジ(3)をネジ穴(14)に取付ける際、頭付きネジ(3)に、六角ナット(4)と押え板(6)及びゴムワッシャ(5)を取付けることにより、ネジ穴(14)からの水漏れが防止できると共に、市販の部品が使用できるので、より安価に製作できるものとなる。
請求項5のように下穴(13)をネジ穴(14)よりも大きく穿設すると共に下穴(13)を本体(1)の下方から穿設し、弁体(2)として円球状で且つ柔軟性を有すると共にその大きさが下穴(13)の径と略同じ大きさであり、更に、頭付きネジ(3)の下端に弁体押圧板(8)とシール板(9)を取付けることにより、簡易弁が開かれた際、特に高圧な水圧に対して、ネジ穴(14)からの水漏れを防止することが可能なものとなる。
本考案の実施形態を示す断面図である。 本実施形態の分解部品を示す説明図である。 本実施形態の弁体と頭付きネジが固着された状態を示す断面図である。 本実施形態の作用を示す説明図である。 本考案の別実施形態を示す断面図である。 別実施形態の作用を示す説明図である。 本考案の使用状態を示す説明図である。
本考案の実施形態を図1、図2に基づいて説明する。(1)は円柱状、或いは八角柱状や六角柱状などの多角柱状で、且つ、合成樹脂製或いは金属製などの本体であり、該本体(1)の両端部には管挿入穴(11)が形成され、且つ、該管挿入穴(11)間を連通する細い連通穴(12)が穿設されていると共に該連通穴(12)に直交する下穴(13)が連通穴(12)の中間部に穿設されると共にその下穴(13)と同心上にネジ穴(14)が連通穴(12)の手前まで形成されている。前記下穴(13)の大きさは連通穴(12)の穴径よりも大きくするのが好ましい。また前記本体(1)の材質としては合成樹脂製が好ましく、合成樹脂で本体(1)が成形されると、重量が軽くなり、成形もし易く、且つ、安価に製作できるものとなる。尚、「下穴(13)と同心上のネジ穴(14)が連通穴(12)の手前まで形成され」とは、本考案に於いては、下穴(13)にネジ山を設けるために螺設し、その結果、ネジ穴(14)が形成され、且つ、ネジ山が連通穴(12)の手前まで形成され、連通穴(12)にネジ山が掛からない状態を指すものとする。
(2)は下穴(13)に配置した円球状或いは略球状で且つ弾性体の弁体であり、該弁体(2)としては略玉子形状のゴム体とするのが好ましいが、円球体でも良い。又、弁体(2)の材質としてはゴム以外に合成樹脂或いは弾性を有した他のものでも良い。
(3)はネジ穴(14)に螺合して取付けると共に弁体(2)が押圧されて連通穴(12)に食い込ませることにより流れを止めるための頭付きネジであり、該頭付きネジ(3)としては六角ボルトを用いるのが好ましいが、頭付きボルトや蝶ボルト或いは頭付きネジ棒などを用いても良い。又、前記頭付きネジ(3)の端部に弁体(2)を、図3に示すように固定させても良い。この時には、頭付きネジ(3)の端部に取付穴(3a)を穿設させ、且つ、弁体(2)の端部に突起(2a)を設け、該突起(2a)を取付穴(3a)に挿入して固定させる。また前記取付穴(3a)の奥には、それよりも大きな抜止め穴を形成しておくと良い。又、前記取付穴(3a)の端部に、図4に示すような凹面を形成させておくと、弁体(2)が水平方向で均等に膨らみ易くなる。
(4)は六角ナットであり、(5)はゴムワッシャであり、該ゴムワッシャ(5)はパッキンの役目も兼用するために、ゴム板を用いると良い。(6)は押え板であり、押え板(6)には弾性が付与可能なものであれば良く、例えばスプリングワッシャなどを用いても良い。又、この押え板(6)の弾性によって、ゴムワッシャ(5)が本体(1)の外周に沿って密着可能になるよう押え板(6)を折曲させておくと良い(図2参照)。
図5は本考案の別実施形態を示す図であり、これは前記実施形態に比べ、前記下穴(13)がネジ穴(14)よりも約2倍前後大きく穿設されると共にこの下穴(13)は本体(1)の下方から穿設されている。この下穴(13)の下部は、後述する弁体押圧板(8)とシール板(9)が取付けられ、且つ、弁体(2)が配置された後に、底蓋(7)によって閉鎖される。また前記弁体(2)は円球状で且つ柔軟性を有すると共にその大きさは下穴(13)の径よりも若干大きめなものを用いるのが良い。この円球状の弁体(2)は容易に押圧されて連通穴(12)に食い込んで塞ぎ、且つ、解除して連通穴(12)が開かれる時には、弁体(2)が水圧で容易に持上げられ且つシール板(9)の周囲を弁体(2)でネジ穴(14)側へ押圧し、水が上方へ出ないように確実に止められ、簡易弁の開時の漏れを防いでいる。更に頭付きネジ(3)の下端には、金属製の弁体押圧板(8)と、ネジ穴(14)へ流れ出るのを防止するためのゴムや合成樹脂製のシール板(9)とが取付けられている。この時の弁体押圧板(8)とシール板(9)はビス(10)によって頭付きネジ(3)に取付け固定されている。尚、本体(1)の上部には、金属製のワッシャ(5’)と六角ナット(4)が取付けられているが、前記実施形態と同じように六角ナット(4),ゴムワッシャ(5),押え板(6)を取付けたものとしても良い。又、前記底蓋(7)を本体(1)に固着させる際、漏れ防止のため、ネジ山にシールテープを巻くと共に圧入状態にしておくのが良い。
次に本考案品の取付け方法について説明する。予め必要な部品を揃えて置く。また図7に示す配管工事を行う場合について説明する。先ず始めに本考案品を適宜位置、つまり、下の蛇口の元管から上の蛇口へ給水する接続管の中間部に本考案品を取付ける。この時には、先ず本体(1)の両端から接続管を挿入し、接着剤を併用してそれを固定する。その後、所定の配管工事を行えば良い。尚、配管工事が完了されたものに対して、本考案品を取付ける場合には、なるべく給水管側の接続管を切断し、その間に本考案品を取付けても良い。
次に本考案の作用を図4に基づいて説明する。先ず図4(a)の状態は、弁体(2)が開かれた状態であり、図4(c)のように連通穴(12)から流れて来る水は、弁体(2)の外周と下穴(13)との隙間を通過して右側の連通穴(12)へ流れて行く。尚、図4(a)は弁体(2)の縦断面状態であり、図4(c)は図4(a)の時の弁体(2)の横断面状態である。また水の流れは左から右に流れる場合を示しているが、水の流れを右から左へ流れるようにしても良い。
図4(b)は弁体(2)が閉じた状態であり、この状態は図1の状態から頭付きネジ(3)を手で回してその先端を内部に押下げることにより、弁体(2)が上下方向から押圧されて変形する。変形する際には水平方向に膨れ、弁体(2)の外周部が図4(b)に示すように連通穴(12)を塞ぐ結果となるのである。この時の弁体(2)の膨れ具合を詳細に説明すると、図4(d)のように弁体(2)が押圧により変形されることにより、下穴(13)に弁体(2)の外周が密着されて隙間がなくなり、連通穴(12)から流れて来る水は、右側の連通穴(12)を通過することができなくなり、水の流れは止まるのである。又、図4(e)のように弁体(2)の変形により、下穴(13)に弁体(2)の外周が密着する前に、弁体(2)の外周が連通穴(12)に直接密着して、連通穴(12)から流れて来る水を止めるものとしても良い。尚、弁体(2)の変形としては、連通穴(12)と下穴(13)の両方に密着させるのが好ましい。
次に弁体(2)を開く場合には、頭付きネジ(3)を元の位置まで回動させて戻すことにより、弁体(2)は元の形に戻され、連通穴(12)が開放されると共に弁体(2)の外周と下穴(13)との間に隙間ができ、水が流れるのである[図4(a)、図4(c)参照]。上記のように本考案は、簡単に取付けることが出来ると共に手で簡単に頭付きネジ(3)を回動させるだけで、水の流れが止まるため、閉弁と開弁の操作が簡単に手で行えるものとなる。このため、水道圧が高い所での配管時に本考案品を用いれば、従来に生じていた水漏れや部材の外れなどがなくなるものとなる。
次に弁体(2)を開く場合には、頭付きネジ(3)を元の位置まで回動させて戻すことにより、弁体(2)は元の形に戻され、連通穴(12)が開放されると共に弁体(2)の外周と下穴(13)との間に隙間ができ、水が流れるのである[図4(a)、図4(c)参照]。上記のように本考案は、簡単に取付けることが出来ると共に手で簡単に頭付きネジ(3)を回動させるだけで、水の流れが止まるため、閉弁と開弁の操作が簡単に手で行えるものとなる。このため、水道圧が高い所での配管時に本考案品を用いれば、従来に生じていた水漏れや部材の外れなどが殆んどなくなるものとなる。
図6は本考案の別実施形態の作用を示す図であり、これについて説明する。予め本考案品を前記実施形態と同様に取付けておく。先ず図6(a)の状態は弁体(2)が閉じた状態であり、この状態は、頭付きネジ(3)を手で回すと、その下端に取付けた弁体押圧板(8)によって、弁体(2)が上下方向から押圧されて潰されると共に弁体(2)の中央上部はビス(10)の頭が当って凹み、その両側が膨らみ、且つ、全体が水平方向に膨れ、弁体(2)の外周部が連通穴(12)に食い込むことで、水の流れは図中の点線矢印のように弁体(2)によって止められ、連通穴(12)から流れて来る水は、右側の連通穴(12)を通過することができなくなり、水の流れは止まるのである。尚、弁体(2)によって水の流れが止まることは確認されているが、弁体(2)の実際の変形した詳細な形状は確認できていないため、弁体(2)の変形は図中のようになると思われる。
次に弁体(2)を開く場合、つまり、連通穴(12)が解放される場合には、頭付きネジ(3)を回動させて戻して行くと、弁体(2)は元の球体に戻り、左の連通穴(12)から流れて来た水は、弁体(2)の外周下部と下蓋(7)の上面との間に流れ込み、出来た隙間から水が図中の矢印のように流れるのである[図6(b)参照]。この時、水が流れることにより、弁体(2)が持上げられる。更に持上げられると、弁体(2)の上部中央がビス(10)の頭に当って凹むと共に弁体(2)の両側は下穴(13)に沿って持上げられることにより、弁体(2)の上方に加わる力は、シール板(9)の外周縁を押圧し、水が上方へ行かないように作用する。このため、水圧が高くても上方へ向かう水の流れを確実に止め、簡易弁の漏れを防ぐものとなるのである[図6(c)参照]。尚、前記弁体(2)或いはシール板(9)によって水の流れが止まることは確認されているが、特に弁体(2)の実際の変形した詳細な形状は、水の流れを止める場合と同様に確認できていないため、弁体(2)の変形は図中のようになると思われる。
本考案は水以外に、エアーやガスの簡易弁として使用することも可能である。
1 本体
11 管挿入穴
12 連通穴
13 下穴
14 ネジ穴
2 弁体
3 頭付きネジ
4 六角ナット
5 ゴムワッシャ
6 押え板
8 弁体押圧板
9 シール板

Claims (5)

  1. 本体(1)の両端部に管挿入穴(11)を設け、且つ、該管挿入穴(11)間を連通する連通穴(12)を穿設すると共に、該連通穴(12)に直交する下穴(13)を前記連通穴(12)の中間部に穿設し、前記下穴(13)と同心上にネジ穴(14)を形成させ、前記下穴(13)には円球状或いは略球状で且つ弾性体の弁体(2)を配置し、前記ネジ穴(14)には、前記弁体(2)が押圧されて前記連通穴(12)に食い込ませることにより流れを止めるための頭付きネジ(3)を取付け、少なくとも構成させたことを特徴とする簡易弁。
  2. 前記弁体(2)が、略玉子形状のゴム体である請求項1記載の簡易弁。
  3. 前記弁体(2)が前記頭付きネジ(3)の端部に固定された請求項1又は2記載の簡易弁。
  4. 前記頭付きネジ(3)を前記ネジ穴(14)に取付ける際に、前記頭付きネジ(3)には、六角ナット(4)と押え板(6)及びゴムワッシャ(5)が取付けられた請求項1記載の簡易弁。
  5. 前記下穴(13)が前記ネジ穴(14)よりも大きく穿設されると共に前記下穴(13)が前記本体(1)の下方から穿設され、前記弁体(2)が円球状で且つ柔軟性を有すると共にその大きさが下穴(13)の径と略同じ大きさであり、更に、前記頭付きネジ(3)の下端には、弁体押圧板(8)と、前記ネジ穴(14)へ流れ出るのを防止するためのシール板(9)とが取付けられた請求項1記載の簡易弁。
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