JP3164491U - 還元水生成用触媒単位 - Google Patents
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Abstract
【課題】還元水が複雑な乱流による流動状態を呈することによって、効率的な水の還元反応を実現し、更には側面視において立体的に錯綜した状態による美観を形成し得ることを可能とする各板状体の配列に基づく還元水生成容器の構成を提供する。【解決手段】還元機能を有している複数枚の各板状体1を、長手方向に直交する断面方向において、両側の中心位置から対称に湾曲部を順次同一方向に形成し、かつ湾曲部を両側の各端部に至る中途部位まで形成するか、又は両側の各端部に至るまで形成し、かつ両側の各端部の延長線は相互に平行であるか又は相互に交叉し合う状態としたうえで、隣接し合う各板状体1における両側における各端部が、相互に交錯し合うと共に、隣接している各板状体1の湾曲した内側に突入した状態となるように、各板状体1を容器2内に配列している。【選択図】図2
Description
本考案は、水の電位を低下させつつ、還元水を生成し得る触媒の構成単位に関するものである。
前記のように還元水を生成するために、水との間に還元反応を可能とする金属又は合金を素材とする板状体の還元水生成用触媒は既に公然と知られている。
因みに、特許文献1及び同2は、水との間にて還元反応を可能とする素材について、様々な形状を採用する構成を提唱しているが、前記形状のうちには、板状体が当然含まれている。
しかしながら、還元水生成触媒が単なる板状体を単位としている構成においては、板状体を還元水生成容器中に配置した場合には、当該容器の底部と接触している一方の側面、更には板状体が交互に接触し合っている側面においては、十分な循環を伴っている水との接触が不可能であることから、結局前記各側面においては、十分な還元作用を発揮することができない。
然るに、従来技術においては、板状体を基本構成としている還元水生成触媒において、前記各側面における還元作用の不十分性を解決するような構成をこれまで提唱している訳ではない。
本出願人は、実願2010−000772として、図4に示すように、板状体を長手方向に直交する断面方向の両側において、順次複数回折り曲げるか又は湾曲したうえで、両側の折り曲げ部又は湾曲部が内側及び外側の曲線状に位置するように配置されている還元水生成用触媒単位、及び当該触媒単位を配置している還元水生成容器の構成を提唱したことがあり、当該構成は、既に登録第3159972号として実用新案登録が行われている(以下当該実用新案に関する考案を「先願考案」と略称する。)。
先願考案の還元水生成用触媒単位を容器の底部に配置した場合には、当該触媒単位は、転倒せずに安定した状態にて底部に配置することができ、ひいては板状体の両側の面において、十分な水の流通を伴った状態にて適切かつ、十分な還元作用を発揮することが可能となり、効率的な還元水の生成を実現することができる。
しかも、両側における折り曲げ部又は湾曲部によるシャープな印象と、内側及び外側の2列の曲線状への配置による柔和な印象との並存によって、平面視及び斜視における美観を形成することも可能となる。
しかしながら、先願考案は、複雑な水の還元によって効率的な還元水の生成において十分ではなく、しかも板状体の折り曲げ形状又は湾曲形状の繰り返し構造であるため、美観が単純であるという欠点を免れることができない。
本考案は、還元水が複雑な乱流による流動状態を呈することによって、効率的な水の還元反応を実現し、更には各板状体の両側における各端部同士の交錯した配列によって、側面視において立体的に錯綜した状態による美観を形成し得ることを可能とする各板状体の配列に基づく還元水生成容器の構成を提供することを課題としている。
前記課題を解決するため、本考案の基本構成は、還元機能を有している複数枚の各板状体を、長手方向に直交する断面方向において、両側の中心位置から対称に湾曲部を順次同一方向に形成し、かつ当該湾曲部を両側の各端部に至る中途部位まで形成するか、又は両側の各端部に至るまで形成し、かつ両側の各端部の延長線は相互に平行であるか又は相互に交叉し合う状態としたうえで、隣接し合う各板状体における前記両側における各端部が、相互に交錯し合うと共に、隣接している各板状体の湾曲した内側に突入した状態となるように、各板状体を容器内に配列している還元水生成容器からなる。
前記基本構成に基づく本考案においては、隣接し合う各板状体における各端部が相互に交錯し、しかも、隣接している板状体の湾曲した内側に突入した状態にあることから、流動する還元水によって複雑な乱流が形成され、先願考案の場合よりも更に一層効率的な還元水の生成が可能となる一方、前記のように、順次湾曲した状態の各端部が相互に交錯した状態にあることから、先願考案のような単純な側面視ではなく、錯綜した立体的な側面視を形成することが可能となる。
前記基本構成においては、各板状体1は長手方向に直交する断面方向において、中心位置を基準として対称に順次同一方向の湾曲部を形成しており、図1(a)に示すように、両側の各端部11に至る中途部位まで湾曲しているか、図1(b)に示すように、両側の各端部11に至るまで湾曲した状態を呈している。
図1(a)に示すように、中途部位まで湾曲している場合には、両側の各端部11に至る断面方向線を延長した線は平行状態を呈することによってU字形の断面形状を形成しており、図1(b)に示すように、両側の各端部11に至るまで順次湾曲している場合には、両側の各端部11に至るまでの断面方向線を延長した線は、相互に交叉する状態を呈することによって馬蹄形を形成している。
図1(a)、(b)に示すように、隣接し合う板状体1の両側における各端部11は、相互に交錯し合う状態としたうえで、隣接している板状体1の湾曲した内側に突入した状態となっている。
図1(a)に示すように、両側における各端部11が隣接する板状体1の内側に突入する際、当該内壁と接触する場合と図1(b)に示すように、両側における各端部11が隣接する板状体1の内側に突入する際、当該内壁と接触せずに所定の間隔を隔てている場合との双方を選択することができる。
但し、後者のように所定の間隔を隔てた場合の方が循環する水によって乱流を生じ易いので好都合である。
但し、後者のように所定の間隔を隔てた場合の方が循環する水によって乱流を生じ易いので好都合である。
図1(a)は、前記断面方向において各板状体1を同一形状としたうえで、隣接している板状体1の湾曲した内側に突入している各端部11が、2列の直線上に順次配列されている実施形態を示す。
これに対し、図1(b)は、前記断面方向において各板状体1を同一形状としたうえで、隣接している板状体1の湾曲した内側に突入している各端部11が、2列の円弧上に順次配列さていることを特徴とする実施形態を示している。
これに対し、図1(b)は、前記断面方向において各板状体1を同一形状としたうえで、隣接している板状体1の湾曲した内側に突入している各端部11が、2列の円弧上に順次配列さていることを特徴とする実施形態を示している。
図1(a)のように、各端部11を順次2列の直線上に配列するか、図1(b)のように、各端部11を2列の円弧上に位置するように配列するかは、容器2の状態によって左右され得るが、通常、図1(b)のような円弧上に位置するように配列する場合が多い。
図1(b)のような2列の円弧上の配列については、特に図2に示すように、2列の円弧が2個の同心円を形成するように、両側の各端部11を順次配列した場合には、断面円形の容器2の空間を効率的に利用することができる。
このように、本考案においては、上端に両側の各端部11に至るまで部分的に湾曲しているか又は両側の各端部11に至るまで全体として湾曲した板状体1を図1(a)、(b)、図2に示すように、相互に交錯した配列をすることによって、交錯部分に還元水が流入することによって複雑な乱流が発生し、効率的な還元水を実現し得る一方、相互の交錯を原因として錯綜を伴う立体的な美観を呈することが可能となる。
図1(a)のように、両側における各端部11と隣接している板状体1の内壁とが接触している場合には、隣接し合う板状体1同士に囲まれた領域には、循環している水が注入しないかの如くである。
しかしながら、そのような接触の場合であっても、接触部分の僅かな隙間から循環している水の流入及び流出が可能であると共に、板状体1の下側に隙間を設けた場合には、上下方向からの水の流入及び流出もまた可能であって、結局、乱流状態を形成することができる。
但し、前記のような隙間を介した流入及び流出に基づく乱流状態の形成の程度は、図1(b)に示すように、両側における各端部11と板状体1の内壁とが接触していない場合に比し、相当低い状態とならざるを得ない。
尚、図2においては、各端部11と板状体1の内壁とが接触している場合と接触していない場合の双方が混在している。
但し、前記のような隙間を介した流入及び流出に基づく乱流状態の形成の程度は、図1(b)に示すように、両側における各端部11と板状体1の内壁とが接触していない場合に比し、相当低い状態とならざるを得ない。
尚、図2においては、各端部11と板状体1の内壁とが接触している場合と接触していない場合の双方が混在している。
湾曲断面の形状としては、図1(a)に示すように、U字形の場合と図1(b)のように、馬蹄形の場合が典型例として採用され得るが、複雑な流動状態の形成及び美観の点を考慮するならば、後者の馬蹄形を好適に採用することができる。
本考案の場合には、各湾曲の板状体1は独立した状態であって、先願考案の場合のように、折り曲げ状態又は湾曲状態の板が連続している訳ではなく、しかも、必ずしも相互に接触し合っている訳ではない。
しかしながら、個別の各板状体1の底部を固定することによって、安定した配列状態を実現することができる。
以下、実施例に即して説明する。
実施例においては、図3に示すように、板状体1に複数個の孔3を設けたことを特徴としている。
還元水生成用の容器2においては、ポンプによる循環、又は容器2内のスクリューの回転による循環によって還元作用を促進させることが少なからず行われている。
このような場合、実施例のように板状体1に孔3を複数個設置した場合には、当該孔3を介して水が還元水生成用触媒単位中を通過することによって、複雑な水の流動状態を形成し、折り曲げられている板状体1との衝突によって、還元作用を一層促進することができる。
本考案は、飲食店、事務所、家庭等において飲用の水又は入浴用の水に対する還元を行う分野の全てにおいて利用することが可能である。
1 板状体
11 各端部
2 容器
3 孔
11 各端部
2 容器
3 孔
Claims (8)
- 還元機能を有している複数枚の各板状体を、長手方向に直交する断面方向において、両側の中心位置から対称に湾曲部を順次同一方向に形成し、かつ当該湾曲部を両側の各端部に至る中途部位まで形成するか、又は両側の各端部に至るまで形成し、かつ両側の各端部の延長線は相互に平行であるか又は相互に交叉し合う状態としたうえで、隣接し合う各板状体における前記両側における各端部が、相互に交錯し合うと共に、隣接している各板状体の湾曲した内側に突入した状態となるように、各板状体を容器内に配列している還元水生成容器。
- 断面方向における湾曲形状がU字形であることを特徴とする請求項1記載の還元水生成容器。
- 断面方向における湾曲形状が馬蹄形であることを特徴とする請求項1記載の還元水生成容器。
- 前記断面方向において各板状体を同一形状としたうえで、隣接している板状体の湾曲した内側に突入している各端部が、2列の直線上に順次配列されていることを特徴とする請求項1、2、3の何れか一項に記載の還元水生成容器。
- 前記断面方向において各板状体を同一形状としたうえで、隣接している板状体の湾曲した内側に突入している各端部が、2列の円弧上に順次配列されていることを特徴とする請求項1、2、3の何れか一項に記載の還元水生成容器。
- 2列の円弧が、2個の同心円を形成するように、両側の各端部を順次配列していることを特徴とする請求項5記載の還元水生成容器。
- 各端部が隣接している各板状体の湾曲した内壁に対し接触していない状態にて突入していることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6の何れか一項に記載の還元水生成容器。
- 各板状体に複数個の孔を設けたことを特徴とする請求項1、2、3、4、5の何れか一項に記載の還元水生成容器。
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