JP3164401U - 水切り器具 - Google Patents
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Abstract
【課題】水切り器具内に残った異物を容易に洗い出すことを可能とする水切り器具を提供する。【解決手段】底部20、及び前記底部を囲む側部10を有し、側部上端は開口の縁に接する水切り器具であって、前記底部は、排水手段2,3が設けられている第1の領域と、排水手段が設けられていない第2の領域21とを有し、前記側部は、排水手段が設けられている第3の領域と、排水手段が設けられていない第4の領域22とを有し、前記第2の領域の一端と前記第4の領域の一端は互いにつながっているとともに、前記第4の領域の他端は、開口の縁に接している。【選択図】図1
Description
本考案は水切り器具に関し、より詳しくは排水口の水切りカゴ、台所で使用するざるなどの水切りに使用される器具である水切り器具に関する。
一般に、水周りで使用される器具である水切り器具として、台所シンク内の排水口に設けられるごみ受けの役割を果たす水切りカゴや、調理用のざる、漉し器、茶漉し、三角コーナーなどが広く使用されている。このような水切り器具を使用すると、水とともに流れてくる屑ゴミや野菜くずなど(以下、「異物」という)が漉されて水のみが水切り器具外に流れ出す。図6は、従来の水切りカゴ60内に、異物61が漉されて残った様子を示している。
一般に、水切り器具内に残った異物には、指でつまみだすことができる比較的大きなサイズのものもあれば、指でつまむことができないほど小さな砕片や欠片など細かなものも含まれている。水切り器具内に残った異物を廃棄するには、大きなものであればつまみだす、かきだすなどしてごみ箱に捨てることもできるが、小さな砕片や欠片などは濡れて水切り器具内壁面に張り付いており、容易に取り出せないことが少なくない。かといって、流水で流しだそうとしても、水が水切り器具内を通過してしまい、小さな砕片や欠片などを洗い出すことが難しかった。
本考案の目的は、水切り器具内に残った異物を容易に洗い出すことを可能とする水切り器具を提供することにある。
上記課題を解決するための手段として、本考案は以下の特徴を有する。
本考案の一実施形態である水切り器具(1、40)は、底部(20、41)及び前記底部を囲む側部(10、42)を有し、側部上端は開口の縁に接する水切り器具であって、前記底部は、排水手段(2,3、43)が設けられている第1の領域と、排水手段が設けられていない第2の領域(21、44)とを有し、前記側部は、排水手段が設けられている第3の領域と、排水手段が設けられていない第4の領域(22、45)とを有し、前記第2の領域の一端と前記第4の領域の一端は互いにつながっているとともに、前記第4の領域の他端は、開口の縁に接していることを特徴としている。
上記水切り器具はさらに以下の特徴を有していてもよい。
前記第2の領域の一端と前記第4の領域の一端は互いに角度をなしてつながっており、前記第2の領域の一端と前記第4の領域の接する部分周辺の領域は、水を一時的に保持する空間(23、47)を形成する。
本考案によれば、残留する異物を容易に洗い出すことを可能とする水切り器具を提供することが可能となる。
以下、図面を参照しながら本考案の実施の形態について説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本考案の第1の実施形態である水切りカゴを上方から見下ろした様子を示した図である。水切りカゴとは、台所シンクの排水口内にセット可能な水切り器具である。水切りカゴ1は、上部に開口が設けられ、下部は底面により閉じている、略円筒形状の容器であり、一般的には樹脂や銅、ステンレスなどを成形して作られるものである。円筒の上端は開口となっており、開口から野菜くずなどを含む水流が水切りカゴ1内部に流れ込むようになっている。水切りカゴ1の側壁10には、一部を除き、複数のスリット2が形成されている(図1中では代表して一つのスリットにのみ参照符号を付した)。また、水切りカゴ1の底面20には、一部を除き、複数の孔3が形成されている(図1中では代表して一つの孔にのみ参照符号を付した)。側壁10は本考案の側部に相当し、底面20は本考案の底部に相当し、スリット2、孔3は本考案の排水手段に相当する。
図1は、本考案の第1の実施形態である水切りカゴを上方から見下ろした様子を示した図である。水切りカゴとは、台所シンクの排水口内にセット可能な水切り器具である。水切りカゴ1は、上部に開口が設けられ、下部は底面により閉じている、略円筒形状の容器であり、一般的には樹脂や銅、ステンレスなどを成形して作られるものである。円筒の上端は開口となっており、開口から野菜くずなどを含む水流が水切りカゴ1内部に流れ込むようになっている。水切りカゴ1の側壁10には、一部を除き、複数のスリット2が形成されている(図1中では代表して一つのスリットにのみ参照符号を付した)。また、水切りカゴ1の底面20には、一部を除き、複数の孔3が形成されている(図1中では代表して一つの孔にのみ参照符号を付した)。側壁10は本考案の側部に相当し、底面20は本考案の底部に相当し、スリット2、孔3は本考案の排水手段に相当する。
水切りカゴ1の開口から流れ込んだ水(野菜くずなどの異物を含んでいる)はスリット2、孔3から水切りカゴ1外部に流れ出る。スリット2や孔3を通過できない大きさ、形状の異物は、スリット2、孔3によって漉され、水切りカゴ1内部に残留する。
水切りカゴ1の底面20の一部には孔3が形成されていない部分(底部水路形成部21)が設けられている。側壁10の一部にも同様にスリット2の形成されていない部分(側部水路形成部22)が設けられている。底部水路形成部21は本考案の第2の領域に相当し、底面20のそれ以外の部分は、本考案の第1の領域に相当する。側部水路形成部22は本考案の第4の領域に相当し、側壁10のそれ以外の部分は、本考案の第3の領域に相当する。
底部水路形成部21は、略扇型の領域であり、扇型の弧の部分は、側部水路形成部22の下端部と接している。側部水路形成部22は略長方形の領域で、前述の通りその下端部は底部水路形成部21の弧の部分に接しており、その上端部は水切りカゴ1の開口の縁に接している。
底部水路形成部21及び側部水路形成部22は長手方向断面L字型となるように互いに接している。底部水路形成部21及び側部水路形成部22は、互いに接触する部分周辺において、水切りカゴ1内に入った水を一時的に保持する空間(貯水ポケット23と呼ぶ)を形成する。側部水路形成部22が下方向に位置するように水切りカゴ1を傾けた状態になると、水切りカゴ1内に入った水は貯水ポケット23に貯められる。貯水ポケット23に水とともに異物が貯められている状態を図2に示す。
図2に示した状態からさらに開口が下を向くように水切りカゴ1を傾けていくと、貯水ポケット23内の水は側部水路形成部22上を伝って、開口の縁に向かって流れおち、そのまま開口から水切りカゴ1外部へと排水される。このとき、水の中に異物が含まれていると、異物は水によって流され、水とともに水切りカゴ1外部へと排出される。
本実施の形態にかかる水切りカゴ1の使用者は、斜めに傾けた状態の水切りカゴ1の外側から、蛇口などからの流水をかけ続け、水切りカゴ1の貯水ポケット23に水とともに異物が集まるよう、水切りカゴ1を洗う。または、コップなどに貯めた水を水切りカゴ1内に注ぎ、この水で水切りカゴ1内部を異物の様子を見ながらゆすぎ、異物を貯水ポケット23内に集めるようにする。その後、貯水ポケット23に溜まった水とともにこの水内の異物を側部水路形成部22上を流れるようにして、水切りカゴ1の外側に排出することができる。
[第2の実施形態]
つぎに、本考案にかかる別の実施形態を説明する。本実施形態は調理用のざる(以下、単に「ざる」と呼ぶ)として提案される。図3は、ざるを上方から見下ろした図である。ざる40は、略半球形をしており、底面41および底面41を取り囲む側壁42には、一部を除いて、水切りのためのスリット43が多数形成されている。スリット43を通過できない大きさ、形状の異物は、スリット43によって漉され、ざる40内部に異物は残留する。側壁42は本考案の側部に相当し、底面41は本考案の底部に相当し、スリット43は本考案の排水手段に相当する。
つぎに、本考案にかかる別の実施形態を説明する。本実施形態は調理用のざる(以下、単に「ざる」と呼ぶ)として提案される。図3は、ざるを上方から見下ろした図である。ざる40は、略半球形をしており、底面41および底面41を取り囲む側壁42には、一部を除いて、水切りのためのスリット43が多数形成されている。スリット43を通過できない大きさ、形状の異物は、スリット43によって漉され、ざる40内部に異物は残留する。側壁42は本考案の側部に相当し、底面41は本考案の底部に相当し、スリット43は本考案の排水手段に相当する。
ざる40の底面41にはスリット43が形成されていない部分(底部水路形成部44)が設けられている。側壁42にも同様にスリット43の形成されていない部分(側部水路形成部45)が設けられている。底部水路形成部44は本考案の第2の領域に相当し、底面44のそれ以外の部分は、本考案の第1の領域に相当する。側部水路形成部45は本考案の第4の領域に相当し、側壁42のそれ以外の部分は、本考案の第3の領域に相当する。
底部水路形成部44は、略扇型の領域であり、扇型の弧の部分は、側部水路形成部44の下端部と接している。側部水路形成部45は略台形の領域で、前述との通りその下端部は底部水路形成部21の弧の部分に接しており、その上端部はざる40の縁46に接している。
底部水路形成部44及び側部水路形成部45は断面弓型となるようにたがいに接しており、底部水路形成部44及び側部水路形成部45とがたがいに接合する部分周辺では、ざる40内に入った水を一時的に保持する空間(貯水ポケット47と呼ぶ)が形成される。貯水ポケット47が下方向に位置するようにざる40を傾けた状態とすると、ざる40内に入った水は貯水ポケット47に貯められる。図4に、貯水ポケット47に異物50を含む水を貯めた状態を示した断面図を掲げる。このとき、ざる40の側部42内側に張り付いていたり残っていたりする異物50は、洗水60によって流され貯水ポケット47内に滞留する。
本実施の形態にかかるざる40の使用者は、蛇口からの流水である洗水60を、斜めに傾けた状態のざる40の外側からかけ続け、ざる40の貯水ポケット47に水とともに異物50が集まるようにする。または、コップやボウルに貯めた水をざる40内に回しかけ、異物50の様子を見ながらざる40内をゆすぐようにして異物50を貯水ポケット47へ集めるようにしてもよい。その後、貯水ポケット47に溜まった水とともにこの水内の異物50を側部水路形成部45上を流れるようにして、ざる40の外側に排出する。図4に示した状態からさらにざるが下向きになるように傾けていくと、貯水ポケット47内の水は側部水路形成部45を伝って縁46に向かって流れおち、そのままざる40外部へと排水される。このとき、水の中に含まれている異物50は、水とともにざる40外部へと排出される。水とともに異物50がざる40から排出される様子を示した断面図を図5に掲げる。
[その他]
本考案は、水だけでなく、他のいかなる液体(油、醤油など)を漉す器具にも適用可能である。
本考案は、水だけでなく、他のいかなる液体(油、醤油など)を漉す器具にも適用可能である。
1… 水切りカゴ; 40… ざる; 21、44… 底部水路形成部; 22、45… 側部水路形成部; 23、47… 貯水ポケット
Claims (2)
- 底部及び前記底部を囲む側部を有し、側部上端は開口の縁である水切り器具であって、
前記底部は、排水手段が設けられている第1の領域と、排水手段が設けられていない第2の領域とを有し、
前記側部は、排水手段が設けられている第3の領域と、排水手段が設けられていない第4の領域とを有し、
前記第2の領域の一端と前記第4の領域の一端は互いにつながっているとともに、前記第4の領域の他端は、開口の縁に連接している
ことを特徴とする水切り器具。 - 前記第2の領域の一端と前記第4の領域の一端は互いに角度をなしてつながっており、前記第2の領域の一端と前記第4の領域の接する部分周辺の領域は、水を一時的に保持する空間を形成する
ことを特徴とする、請求項1に記載の水切り器具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010006203U JP3164401U (ja) | 2010-09-15 | 2010-09-15 | 水切り器具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010006203U JP3164401U (ja) | 2010-09-15 | 2010-09-15 | 水切り器具 |
Publications (1)
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JP3164401U true JP3164401U (ja) | 2010-11-25 |
Family
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Family Applications (1)
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JP (1) | JP3164401U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015167752A (ja) * | 2014-03-07 | 2015-09-28 | 象印マホービン株式会社 | 食材洗浄器 |
-
2010
- 2010-09-15 JP JP2010006203U patent/JP3164401U/ja not_active Expired - Fee Related
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