JP3164392U - 手袋 - Google Patents

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【課題】重作業に使用でき、はいたまま静電容量式タッチパネルを操作することができる手袋を提供する。【解決手段】指を収納するための指袋を有する手袋本体部11と、手袋本体部11の掌側に設けられた滑り止め部材20とからなり、滑り止め部材20は、指袋に指を収容したときに、一の指袋において、指の末節が収容される末節収容部12Feが露出するように形成されており、末節収容部12Feは、指の末節を収容した状態において、指の末節の腹側部と外部の間との通電を許容する構造を有している。よって、手袋10をはいたまま露出させた末節収容部12Feで静電容量式タッチパネルに触れれば、静電容量式タッチパネルを操作することができる。【選択図】図1

Description

本考案は、手袋に関する。さらに詳しくは、着用したままで静電容量式タッチパネルを作動できる手袋に関する。
近年、液晶画面等の画面上の表示に触れる等することにより機器を操作することができる抵抗膜式や静電容量式のタッチパネルがあらゆる電子機器に採用されるようになってきた。このうち静電容量式タッチパネルは、人が画面上の表示に指で触れれば、触れた所定の面積の表面電荷の変化をとらえ、触れた位置を算出し、そこに表示されている操作を上記機器に送信等するという構成である。つまり、上記のごとき機器では、導電性を有する人体の指で静電容量式タッチパネル上の画面に触れれば静電容量式タッチパネルを操作できるから、かかる機器を作動させることができる。
また、静電容量式タッチパネルは、パネルの厚さを薄くでき形状の自由度も高いし、水滴やほこり等にも強いという特徴がある。そのため、静電容量式タッチパネルは、金融機関のATMをはじめ、携帯電話機などの携帯情報端末、部品管理や配送物管理システムなど多様な装置、機器等の入力装置として広く採用されている。
ところで、上記機器等を扱う作業には、素手で行うものだけでなく、作業者等が手袋をはいて行うものがある。例えば、手袋をはいて行う作業としては、精密機器等を扱うための軽作業や、ある程度重量のある物体を移動等する作業等がある。軽作業では、精密部品の検品等の入力機器として静電容量式タッチパネルが用いられている。また、重作業では、物品の管理等の入力機器として静電容量式タッチパネルが用いられている。
そして、近年、屋外で行う重作業においては、前記機器等に加えて、静電容量式タッチパネルが用いられた携帯電話機等の携帯情報端末も使用されている。
このように、手袋をはいて行う作業でも静電容量式タッチパネルを操作しなければならない状況が生じているのであるが、一般的な作業用手袋は、その手の平側が絶縁素材で形成されているので、手袋をはいたままでは静電容量式のタッチパネルを操作することができない。このため、作業者は、静電容量式タッチパネルを操作する状況となれば、毎回手袋を脱がなければならず、作業効率が低下するという問題が生じている。
かかる問題を解決することができる軽作業用の手袋として、導電性の素材を備えた手袋が提案されている(例えば、特許文献1)。
この特許文献1の手袋では、手袋が導電性を有する部材で形成されているので、手袋をはいたままでタッチパネルに触れても、指とタッチパネルとを通電させることができる。つまり、手袋を脱がなくてもタッチパネルを操作して機器等を作動させることができるという利点がある。
一方、重い物を持ち上げるなどする重作業用の手袋は、物を持っても滑らないように皮やゴム等といった絶縁部材が滑り止め部材として手の平側部に設けられている。
このため、手袋本体を導電性の素材によって形成したとしても、滑り止め部材が手袋内に収容した指と静電容量式タッチパネルとの間の電気の流れを絶縁し通電を遮断してしまうので、手袋をはいたまま静電容量式タッチパネルを操作することができない。
特開2008−81896号公報
本考案は上記事情に鑑み、重作業に使用できる手袋であって、はいたまま静電容量式タッチパネルを操作することができる手袋を提供することを目的とする。
第1考案の手袋は、指を収納するための指袋を有する手袋本体部と、該手袋本体部の手の平側に設けられた滑り止め部材とからなり、該滑り止め部材は、前記指袋に指を収容したときに、一の前記指袋において、指の末節が収容される末節収容部が露出するように形成されており、該末節収容部は、指の末節を収容した状態において、該指の末節の腹側部と外部の間との通電を許容する構造を有していることを特徴とする。
第2考案の手袋は、第1考案において、前記末節収容部が、導電性素材によって形成されていることを特徴とする。
第3考案の手袋は、第1または第2考案において、前記手袋本体部は、非導電性の内布を備えており、該内布は、前記末節収容部に対応する部分に導電性部材を備えており、該導電性部材は、前記内布の内部に設けられた内部部材と、前記内布の外部に設けられた外部部材と、該内部部材と該外部部材を電気的に接続する連結部材と、からなることを特徴とする。
第4考案の手袋は、第3考案において、前記導電性部材は、前記内布に縫いつけられた糸状部材であることを特徴とする。
第1考案によれば、手袋に手を入れた状態において、露出させた末節収容部に収容されている指の末節の腹側部と外部の間との通電を許容する構造であるから、露出させた末節収容部で静電容量式タッチパネルに触れれば、手袋をはいたまま静電容量式タッチパネルを操作することができる。すると、この手袋をはいたままで、静電容量式タッチパネルを操作することができるから、静電容量式タッチパネルを操作するために手袋を脱ぐという手間を省くことができ、作業効率を向上させることができる。
第2の考案によれば、複数の指袋の末節収容部のうち、露出させた一の末節収容部が導電性素材によって形成されているので、より確実に静電容量式タッチパネルを作動させることができる。
第3の考案によれば、内布において、露出させた末節収容部に対応する部分に導電部材を備えているので、この部分では、内布の内部と外部の間を電気的に接続させることができる。このため、内布において、露出させた末節収容部に対応する部分に収容した指と静電容量式タッチパネルとの間を通電させることができる。すると、非導電性の内布を備えた手袋をはいたままでも静電容量式タッチパネルを操作することができる。
第4考案によれば、糸状の導電性部材が内布の内部と外部を貫通するように縫い付けられているので、内布の内部の導電性部材の一部に指の一部が触れてさえいれば、内布の外部の導電性部材と指との間を通電させることができる。すると、手袋をはいたまま静電容量式タッチパネルを操作することができ、しかも、糸状の導電性部材を内布に縫いつけるだけなので、手袋の製造が容易になるし、その構造も簡単な構造とすることができる。
本考案の一実施形態に係る手袋10の説明図である。 露出末節収容部12FeとタッチパネルPとの接触部分の概略説明図である。 本考案の他の実施形態のうち内布31に導電性部材40を備えた手袋10の概略説明図であり、(A)は要部概略説明図であり、(B)は(A)のB部分矢視図である。 図3の手袋10における露出末節収容部12FeとタッチパネルPとの接触部分の概略説明図である。
つぎに、本考案の実施形態を図面に基づき説明する。
まず、本実施形態の手袋10の特徴を説明する前に、基本構造について説明する。
図1に示すように、本実施形態の手袋10は、手袋本体部11と、この手袋本体部11の手掌側部に設けられた滑り止め部材20と、から構成されている。
(手袋本体部11)
図1に示すように、手袋本体部11は、その素材として、一般的な作業用手袋に使用される綿や布帛等といった導電性を有さない非導電性の素材を使用して形成されたものであり、布等によって形成された手背(手の甲)と手掌をそれぞれ覆う一対のシート状の部材と、これらに連結された指を収容するための5つの指袋を有している。つまり、手袋本体部11は、一般的な5本の指がそれぞれの指袋に入るようになった手袋の形状に形成された部材である。なお、本考案の手袋10の手袋本体部11は、上記のごとき形状のものに限られず、指袋のうち、中指袋と薬指袋と小指袋が、一体の指袋となったミトン状のものでもよい。
以下、指袋本体部11において、指を収容したときに、指の末節(第1関節から先端までの部分)を収容する部分を末節収容部Fとする。また、手袋本体部11において、手掌部と指腹側部(指の腹側部)とを合わせた部分を手の平部とする。
(滑り止め部材20)
図1に示すように、滑り止め部材20は、手袋本体部11の手の平側部に設けられている。
この滑り止め部材20の素材は、ある程度重い物体を持ち上げても滑らない程度の摩擦力を物体との間に生じさせることができる素材であればよく、とくに限定されない。例えば、絶縁部材であるポリウレタン製樹脂や微細な凹凸形状を有する人工皮革、ゴム製などを挙げることができる。
上記のごとき構造であるので、かかる手袋10をはいて重量の重い物体を持ち上げて移動等を行う重作業において、手袋10の手掌側部および/または指腹側部が滑らないので、物体が滑り落ちて破損等する危険性を防ぐことができる。
なお、図1に示すように、滑り止め部材20は、手袋本体部11の手掌部の手首に近い部分にも設けられるように形成されているのが好ましい。この場合、重作業において、重量のある物体を持ち上げるときに、手袋10の手掌部の略全体にも滑り止め部材20があるので、手袋10と物体とを滑りにくくすることができる。
次に、本実施形態の手袋10の特徴について説明する。
(露出末節収容部Fe)
本実施形態の手袋10は、手袋本体部11の手掌部および指腹側部に滑り止め部材20が設けられているが、一の指袋の一部に滑り止め部材20が設けられておらず、その部分が前記末節収容部Fであることに特徴を有している。つまり、手袋10は、複数の指袋のうち、一の指袋の末節収容部Fが露出した構造を有している。
以下、上記のごとき末節収容部Fが露出して形成された部分を単に露出末節収容部Feという。
具体的には、図1に示すように、本実施形態の手袋10では、手袋本体部11の指袋のうち人差し指袋12において、人差し指を収容したときに人差し指の末節が収容される末節収容部12Fに滑り止め部材20が設けられていない。つまり、手袋10の複数の指袋のうち一の指袋に末節収容部12Fが露出した露出末節収容部(12Fe)が形成されているのである。
この露出末節収容部(12Fe)は、人差し指を収容した状態において、指の末節の腹側部と外部との間に通電を許容する構造になるように形成されている。
具体的には、露出末節収容部(12Fe)は、手袋10をはいたままで静電容量式タッチパネルP(以下、単にタッチパネルPという)に触れれば、人差し指とタッチパネルPを構成する電位膜との間で通電を許容する構造に形成されている。
(導電性素材の露出末節収容部(Fe))
例えば、露出末節収容部(12Fe)のみが上記の構造になるように形成してもよい。
具体的には、図2に示すように、露出末節収容部(12Fe)が、導電性を有する素材を編みこんで編成された布帛等で形成されれば、タッチパネルPからこの導電性を有する素材を伝って、露出末節収容部(12Fe)に収容された人差し指に電気を流すことができる。
すると、手袋10をはいたままタッチパネルPを操作することができるから、手袋10はいた作業者は、タッチパネルPを操作するために毎回手袋を脱ぐという手間を省くことができるので、作業効率を向上させることができる。
なお、上記の導電性を有する素材としては、特に制限なく広い範囲のものから選択でき、例えば、繊維の芯部にカーボンブラック、金属(例えば、銅や銀)、金属酸化物等の導電物質を含有する芯鞘型複合紡糸繊維や、繊維表面に金属(例えば、銅や銀)を蒸着したもの、さらに金属繊維や炭素繊維、イオン導電性ポリマーからなる繊維等の導電性材料からなるもの等の公知の導電性繊維を使用できる。
(薄い布帛の手袋本体部11)
また、手袋10をはいたまま露出末節収容部FeでタッチパネルPをやや押下するように触れたときに、露出末節収容部Feに収容された人差し指の腹側部とタッチパネルPと両者間の距離が短くなるようになっていれば、露出末節収容部Feが非導電性の素材で形成されていても、タッチパネルPを操作することができる。つまり、露出末節収容部FeでタッチパネルPを押圧したときに、人差し指の腹側部がタッチパネルPに略触れる程度に露出末節収容部Feを形成しておけば、手袋10をはいたままタッチパネルPを操作することができる。
例えば、人差し指袋12に形成された露出末節収容部12FeでタッチパネルPに押下したときに、人差し指の腹側部の押下する部分に、露出末節収容部12Feを形成する素材の織り目等が食込むような薄手の布帛等で露出末節収容部12Feを形成する。
すると、人差し指の腹側部の押下する部分がタッチパネルPに略直接に触れるので、指で直接タッチパネルPを操作するのと同様の効果を奏することができる。
(導電性素材の手袋本体部11)
また、手袋本体部11の全体を導電性を有する素材で形成してもよい。
この場合、上記のごとき露出末節収容部Feを特別な構造にしなくても、手袋10の複数の指袋のうち、一の指袋の末節収容部Fを露出させた一の露出末節収容部Feを形成するだけで、手袋10をはいたままタッチパネルPを操作することができるようになる。
(他の実施形態)
上記の例では、滑り止め部材20が、人差し指袋12の部分のうち末節収容部12Fが露出するように形成した場合を説明したが、これは人差し指が他の指に比べて細かい動きに追随し易いためであり、露出末節収容部(Fe)が形成される指袋は、人差し指袋12に限定されない。
例えば、複数の指袋の末節収容部Fを露出させてもよい。
タッチパネルPが2点の指の位置を検出することができる場合、人差し指袋12と親指袋13の末節収容部12F、13Fを露出するように、露出末節収容部(12Fe、13Fe)を形成すれば、他の指の組み合わせの場合に比べ、スムーズにタッチパネルPを操作することができる。
また、全ての指袋に露出末節収容部Feを形成してもよい。
この場合、いずれの露出末節収容部FeでもタッチパネルPを操作することができる。
しかし、かかる場合、手袋10の全ての指袋に露出末節収容部Feが形成されている。つまり、全ての指袋において、末節収容部Fの部分だけは、滑り止め部材20が、設けられていないから、重量の重い物体を持ち上げて移動等を行う重作業において、手袋10の指袋の指腹側部と物体との間で生じる摩擦力が小さくなり、手袋10から物体が滑り落ちて破損等してしまう危険性が高くなる。
一方、本願のごとき手袋10の指袋のうち、母指袋(親指袋)を除き、一の指袋の先端部近傍(末節収容部Fを含む)まで滑り止め部材20を設ければ、指袋の腹側部(末節収容部Fを含む)と物体との間に生じる摩擦力を、持ち上げて移動等するのに必要な程度にすることができるから、手袋10から物体が滑り落とす危険性もない。しかも、他の指袋には、露出末節収容部Feが形成されているから、全ての指袋に露出末節収容部Feが形成する場合に比べ若干の操作性が劣るが、タッチパネルPを操作する上では支障は生じない。
(内布31)
つぎに、手袋本体部11の内部に内布31を設けた構成について説明する。
作業手袋のうち重作業に使用される手袋は、作業現場として屋外で使用される場合が多い。とくに冬場など寒い環境下での作業手袋には、防寒のためにかかる作業手袋の内側内部に保温性を有する内布31が設けられている。
しかし、かかる手袋をはいたままでタッチパネルPを操作しようとしても、タッチパネルPと指との間に上記内布31が存在するため、電気を通電させることができない。よって、作業者はタッチパネルPを操作するために寒い環境下毎回手袋を脱がなければならない。
その理由は、内布31を設けたことにより、人差し指の腹側部とタッチパネルPとの距離ILが、内布31が設けられていない場合の距離ELに比べ長くなり、かかる内布が絶縁物質として作用するので人差し指の腹側部とタッチパネルPとの間で通電することができないからである(図2および図4参照)。
そこで、以下に示すように、内布31の人差し指袋12の露出末節収容部12Feに対応する部分32FI(以下、単に内布対応部32FIという)に導電性部材40を設ければ、内布31を備えている手袋10をはいたままでもタッチパネルPを操作することができるので好ましい。
(導電性部材40)
図3および図4に示すように、導電性部材40が内布31の内布対応部32FIに設けられている。
この導電性部材40は、内布の内部(人差し指の腹側部と内布の内部との間)に設けられた内部部材40aと、内布31の外部(内布の外部と露出末節収容部12Feの内部との間)に設けられた外部部材40bと、この内部部材40aと外部部材40bを電気的に接続する連結部材40cと、から構成されている。
なお、導電性部材40を形成する素材は、上記の導電性を有する素材と同様のものを採用することができる。
上記のごとき構成であるので、内布31の内布対応部32FIに収容した人差し指の腹側部でタッチパネルPに触れれば、タッチパネルPからの電気は、上述した露出末節収容部12Feの腹側の外部から内部に流れ、ついで内布31の外部に設けられた外部部材40bに流れる。外部部材40bに流れた電気は、外部部材40bと内部部材40aを電気的に接続する連結部材40cを伝って内布31の内部に設けられた内部部材40aに流れる。
すると、かかる手袋10をはいたまま人差し指袋12でタッチパネルPに触れれば、内布対応部32FI内の人差し指の末節の腹側部と内布31の内部との間に内部部材40aが設けられているので、タッチパネルPから流れてきた電気は、内部部材40aを介して人差し指に流れる。言い換えれば、内布31の内布対応部32FIが非導電性の部材で形成されていても、手袋10をはいたままタッチパネルPを操作することができるのである。
しかも、かかる手袋10が防寒性を有しているので、寒い作業環境下においてタッチパネルPの操作が必要な場合であっても、手袋10を脱ぐことなくタッチパネルPを操作することができるので、作業効率の低下を防ぐこともできる。
なお、内布31としては、その素材が保温性を有するものであれば、とくに限定されない。例えば、内布の素材が非導電性のポリエステル等で形成された柔らかい繊維素材であれば保温力がよく、安価に手袋10を製造することができる。
(糸状の導電性部材40)
とくに、導電性部材40が糸状に形成されているのが好適である。この場合、内布31の人差し指を収容する部分の内布対応部32FIの腹側部に、内部と外部とを貫通するように縫い付けるだけで、上記のごとき構成とすることができるので、その構造も簡単な構造とすることができる。
しかも、導電性部材40が連続した一本の糸状であるので、縫い付けられた導電性部材40の一部分に人差し指が触れてさえいれば、人差し指とタッチパネルPとの間で通電させることができる。すると、人差し指の末節部が完全に内布対応部32FIに収容されていない状態でも、タッチパネルPの操作ミス等を防ぐことができる。
なお、上記のごとき内布対応部32Feに縫い付けられた糸状の導電性部材40は、その縫い付け方向はとくに限定されず、横でも縦でも斜めでもよい。
また、糸状の導電性部材40を縫い付けられた部分は、内布対応部32FIの腹側部に限定されず、背側部まで含んでもよいし、内布31の人差し指を収容する部分の先端部から付け根部まで縫い付けられていてもよい。
また、手袋10の人差し指袋12において、内布対応部32FIと露出末節収容部12Feを糸状の導電性部材40により縫い合わせてもよい。
この場合、人差し指とタッチパネルPとの間の通電を、直接、指でタッチパネルPを操作する場合と同等のレベルにすることができる。
一方、かかる場合、糸状の導電性部材40が露出末節収容部12Feの腹側部に出ているから、重作業等において、物体と露出末節収容部12Feとの間に生じる摩擦力によって、かかる糸状の導電性部材40が切れる可能性がある。
しかし、本願のごとく内布31の内布対応部32FIにのみ糸状の導電性部材40を設ければ、糸状の導電性部材40は、露出末節収容部12Feの腹側部に出ないのであるから、かかる糸が切れる可能性もない。しかも、上記のごとき内布対応部32FIと露出末節収容部12Feの両者に、糸状の導電性部材40を設ける場合に比べ若干通電力は劣るが、タッチパネルPを操作する上では支障が生じないレベルで通電させることができるので、上述した効果をより維持することができる。
さらになお、手袋本体部11の外部に接触する部分は、撥水性を有するのが好ましい。例えば、微細な孔を有する布地等であれば、防水性と透湿性の両方を兼ね備えることができるが、これに限定されず、公知の撥水性を有する布地等を使用できる。
また、かかる手袋10は、作業用に限定されず、アウトドア用やバイク用としても使用することができるのはいうまでもない。
本考案の手袋は、重作業用の手袋として、はいたままで静電容量式タッチパネルを操作するのに適している。
10 手袋
11 手袋本体
20 滑り止め部材
31 内布
40 導電性部材
40a 内部部材
40b 外部部材
40c 連結部材
F 末節収容部
Fe 露出末節収容部
FI 内布対応部

Claims (4)

  1. 指を収納するための指袋を有する手袋本体部と、
    該手袋本体部の手の平側に設けられた滑り止め部材とからなり、
    該滑り止め部材は、
    前記指袋に指を収容したときに、一の前記指袋において、指の末節が収容される末節収容部が露出するように形成されており、
    該末節収容部は、
    指の末節を収容した状態において、該指の末節の腹側部と外部の間との通電を許容する構造を有している
    ことを特徴とする手袋。
  2. 前記末節収容部が、
    導電性素材によって形成されている
    ことを特徴とする請求項1記載の手袋。
  3. 前記手袋本体部は、
    非導電性の内布を備えており、
    該内布は、
    前記末節収容部に対応する部分に導電性部材を備えており、
    該導電性部材は、
    前記内布の内部に設けられた内部部材と、前記内布の外部に設けられた外部部材と、該内部部材と該外部部材を電気的に接続する連結部材と、からなる
    ことを特徴とする請求項1または2記載の手袋。
  4. 前記導電性部材は、
    前記内布に縫いつけられた糸状部材である
    ことを特徴とする請求項3記載の手袋。
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