JP3163959B2 - Lsi設計データのファイル変換方法及び装置 - Google Patents

Lsi設計データのファイル変換方法及び装置

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JP3163959B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、特定のフォーマット
で記述された、LSI設計データファイルを、これとは
異なるフォーマットのLSI設計データファイルに変換
するLSI設計データのファイル変換方法及び装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】LSI設計は、論理設計,回路設計,レ
イアウト設計,マスク設計などの工程から構成される。
製作するLSIの設計データは、通常、CADシステム
によって作成され、上述した各工程において論理シミュ
レーションツール,回路図入力ツール,タイミングシミ
ュレーションツール,自動配置配線ツールなどのソフト
ウェア(LSI設計ツール)によって処理されている。
しかし、これらのLSI設計ツールは、一般には市販ソ
フトウェアであり、その対象データのフォーマットはメ
ーカ間で異なることが多い。このため、例えば回路図入
力(フォーマットA)→論理シミュレーション(フォー
マットB)というように、前処理で使用するLSI設計
ツールのデータフォーマットと次処理で使用するLSI
設計ツールのデータフォーマットとが異なる場合が生
じ、設計作業を進めて行く上でフォーマット変換が必要
になる。
【0003】一般に、この種のLSI設計データの標準
フォーマットと呼ばれるものとしてはEDIF,VHD
L,Verilog,Spice等がそれぞれ知られて
いる。従来、これらの間でフォーマット変換を行う場
合、図12に示すように、各フォーマットのデータファ
イル11,12から、各変換プログラム81a〜81b
を使用して、一旦、特定のフォーマットの中間ファイル
71に変換する。そして、この特定のフォーマットの中
間ファイル71を介して、更に他のフォーマットのデー
タファイル13〜15に各変換プログラム81c〜81
eを使用して変換することにより、フォーマット変換を
行っていた。一旦、特定のフォーマットを介す理由は、
例えば6種類のフォーマットA〜Fの間のすべての変換
を考慮すると、62 =30個の変換プログラムが必要
となるが、特定のフォーマットを介すことにより、必要
な変換プログラムの数は6×2=12個に低減されるか
らである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のLSI設計データのファイル変換方式では、複
雑な変換プログラムをフォーマットの種類に応じた数だ
け作成しなければならず、全体の変換プログラムは複雑
となり、その作成と保守に手間がかかるという問題があ
る。また、上述したフォーマット変換では、中間ファイ
ルを介して指定された記述フォーマットに変換するた
め、中間ファイルを作成する段階でディスクへの書き込
みと、中間ファイルを読み込む段階でディスクからの読
み出しとが発生し、処理時間がかかるという問題があ
る。
【0005】この発明は、このような問題点に鑑みなさ
れたもので、フォーマット変換プログラムを簡素化する
ことができ、かつ処理時間の短縮を図ることができるL
SI設計データのファイル変換方法及び装置を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係るLSI設
計データのファイル変換方法は、第1のフォーマットで
記述されたLSI設計データファイルを第2のフォーマ
ットで記述されたLSI設計データファイルに変換する
LSI設計データのファイル変換方法において、前記第
1のフォーマットで記述されたLSI設計データファイ
ルをセル及びノードのリストで表現されたリスト型構造
の原始的データに変換してメモリに展開する第1のステ
ップと、前記メモリに展開されたリスト型構造の原始的
データを前記第2のフォーマットで記述されたLSI設
計データファイルに変換する第2のステップとを具備し
てなることを特徴とする。
【0007】また、この発明に係るLSI設計データの
ファイル変換装置は、記述フォーマットが異なる複数の
LSI設計データファイルをセル及びノードのリストで
表現された共通のリスト型構造の原始的データにそれぞ
れ変換してメモリに展開する複数の入力処理手段と、こ
れら複数の入力処理手段によって前記メモリに展開され
た前記リスト型構造の原始的データを記述フォーマット
が異なる複数のLSI設計データファイルにそれぞれ変
換する複数の出力処理手段と、入力フォーマット及び出
力フォーマットを指定するフォーマット指定手段と、こ
のフォーマット指定手段で指定された入力フォーマット
及び出力フォーマットに従って前記入力処理手段の1つ
及び前記出力処理手段の1つをそれぞれ起動する手段と
を具備してなることを特徴とする。
【0008】
【作用】この発明のLSI設計データのファイル変換方
法によれば、セル及びノードのリストで表現されたリス
ト型構造の原始的データを介してフォーマット変換を行
うので、Verilog等のセル中心の記述形式のファ
イルにも、またEDIF等のノード中心の記述形式のフ
ァイルにも、同様に対応することができる。このため、
各フォーマットからリスト型構造のデータへの変換及び
リスト型構造のデータから各フォーマットへの変換が極
めて容易になり、変換プログラムの簡素化を図ることが
できる。また、この発明によれば、中間ファイルを介さ
ずに、メモリに展開されるリスト型構造のLSI設計デ
ータを介してファイルが変換されるので、中間ファイル
を使用する際に発生するディスクへの書き込み及び読み
出しは必要とせず、変換処理時間も短縮することができ
る。
【0009】また、この発明のLSI設計データのファ
イル変換装置によれば、特定フォーマットのファイルか
ら共通のリスト型構造の原始的データへの変換処理を実
行する入力処理手段を、各入力フォーマットに対応させ
て備えると共に、共通のリスト型構造の原始的データか
ら特定フォーマットのファイルへの変換処理を実行する
出力処理手段を、各フォーマットに対応させて備え、指
定された入力フォーマット及び出力フォーマットに対応
する入力処理手段及び出力処理手段をそれぞれ起動する
ことにより、複数の入力フォーマット及び出力フォーマ
ットに対応させることができる。しかも、新たなフォー
マットの追加は、入力処理手段及び出力処理手段の追加
のみで足りるため、システムの拡張が容易になる。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明の実施例に
ついて説明する。図1は、この発明の一実施例に係るL
SI設計データのファイル変換装置を実現するシステム
の構成を示すブロック図である。このシステムは、例え
ば図示しないネットワークに接続されたワークステーシ
ョンである。CPU1は、インストールされたLSI設
計ツール及び変換プログラムを実行し、ディスプレイ2
及びキーボード3を介してLSI設計データに対して論
理設計、回路設計、レイアウト設計及びマスク設計等の
各処理を施す対話型設計システムを実現する。LSI設
計データは、フォーマット変換の過程でシステムバス4
を介して、RAMなどのメモリ5にリスト型構造のデー
タとして展開され、ファイル形式の状態では、磁気ディ
スク,光磁気ディスクなどのディスク6に保存される。
【0011】図2は、同システムにより実現されるLS
I設計データのファイル変換装置の構成を示す機能ブロ
ック図である。いま、LSI設計において、前処理で使
用するLSI設計ツールA,Bのフォーマット(入力フ
ォーマット)がフォーマットA,Bであり、次処理で使
用するLSI設計ツールC〜Eのフォーマット(出力フ
ォーマット)がフォーマットC〜Eである場合について
考える。
【0012】LSI設計ツールA,Bで作成されたLS
I設計データは、各LSI設計ツールのフォーマット
A,Bのままディスク6にファイル11,12としてそ
れぞれ書き込まれる。入力変換部21は、図示しないフ
ォーマット指定部で指定された入力フォーマットA,B
に応じて、入力処理部21a,21bを起動させてファ
イル11,12のデータを読み込み、これを共通のリス
ト型構造のデータ23に変換すると共に、メモリ5に展
開する。出力変換部22は、フォーマット指定部で指定
された出力フォーマットC〜Eに応じて、出力処理部2
2c〜22eを起動させて共通のリスト型構造のデータ
23を読み込み、これを指定された記述フォーマットC
〜Eに変換すると共に、ディスク6にファイル13〜1
5として書き込む。ファイル13〜15は、LSI設計
ツールC〜Eを使用する際に読み出される。
【0013】なお、フォーマットの指定は、例えばCA
Dシステムを操作するユーザがキーボード3を介してフ
ォーマットの種類を指定したり、あるいはLSI設計ツ
ールのフォーマットの種類を自動的に識別する機能をC
ADシステムに設け、この認識結果に基づいて該当する
フォーマットを指定したりすれば良い。
【0014】次に、このように構成されたCADシステ
ムにおけるLSI設計データの変換動作について説明す
る。図3は、同実施例におけるLSI設計データの変換
動作を示すフローチャートである。先ず、入力フォーマ
ットの種類を指定すると共に(S1)、出力フォーマッ
トの種類を指定し(S2)、フォーマット変換を開始さ
せる(S3)。続いて、指定された入力フォーマットに
応じて(S4)、即ち記述フォーマットAであれば、入
力処理部21aでファイル11をリスト型データ23に
変換し(S5)、記述フォーマットBであれば、入力処
理部21bでファイル12をリスト型データ23に変換
する(S6)。続いて、指定された出力フォーマットに
応じて(S7)、即ち記述フォーマットCであれば、出
力処理部22cでリスト型データ23をファイル13に
変換し(S8)、記述フォーマットDであれば、出力処
理部22dでリスト型データ23をファイル14に変換
し(S9)、記述フォーマットEであれば、出力処理部
22eでリスト型データ23をファイル15に変換する
(S10)。
【0015】図4は、同リスト型データの構成を説明す
るための図である。このリスト型データは、ノードリス
ト31とセルリスト32とから構成されている。ノード
リスト31は、図4(a)に示すように、各ノードを表
すブロック41とこのノードに接続される端子を表すブ
ロック42とから構成されている。ブロック41は、ノ
ード名43、そのノードが入力端子か出力端子かあるい
は内部ノードかを表すノード機能名44、次ノードへの
ポインタ45及び接続端子へのポインタ46から構成さ
れている。また、ブロック42は、接続端子名47、次
接続端子へのポインタ48及び接続セルへのポインタ4
9から構成されている。ブロック41とブロック42と
は、接続端子へのポインタ46を介して接続されてい
る。
【0016】一方、セルリスト32は、図4(b)に示
すように、各セルを表すブロック51とこのセルが持つ
端子を表すブロック52とから構成されている。ブロッ
ク51は、セル名53、このセルの種類を表すセル種名
54、次セルへのポインタ55及び端子へのポインタ5
6から構成されている。また、ブロック52は、端子名
57、次端子へのポインタ58及び接続ノードへのポイ
ンタ59から構成されている。ブロック51とブロック
52とは、端子へのポインタ56を介して接続されてい
る。同様にして、図4(c)に示すように、モジュール
名61が与えられたブロック62を用い、これにノード
リストへのポインタ63及びセルリストへのポインタ6
4を設けることにより、モジュールを表すことも可能で
ある。
【0017】次に、特定の入力フォーマットのファイル
から特定の出力フォーマットのファイルへの変換処理の
詳細について説明する。図5は、図6のロジック図をV
erilogフォーマットで記述した例を示す図であ
る。1行目は、モジュールZZZZが4つの端子ノード
AB,CDE,FG,MNOを持つことを表している。
次に、これらの端子ノードに関する記述が続き、端子ノ
ードAB,CDE,FGが入力ノードであること(2行
目)、端子ノードMNOが出力ノードであること(3行
目)が表されている。更に、セルに関する記述が続き、
2入力OR回路PQがノードABに接続されるIN1端
子と、ノードCDEに接続されるIN2端子と、ノード
HIJに接続されるOUT端子とを持つこと(4行
目)、NOT回路RSTがノードFGに接続されるIN
端子と、ノードKLに接続されるOUT端子とを持つこ
と(5行目)、2入力AND回路UVがノードHIJに
接続されるIN1端子と、ノードKLに接続されるIN
2端子と、ノードMNOに接続されるOUT端子とを持
つこと(6行目)が表されている。
【0018】このような入力フォーマットのファイルを
リスト型構造のデータに変換処理する場合には、次のよ
うな処理を実行すれば良い。
【0019】先ず、1行目を読み出し、図7に示すよう
に、4つの端子ノードAB,CDE,FG,MNOに対
応したブロックをノードリスト31としてメモリ5に展
開する。次に、2,3行目をそれぞれ読み出すと、端子
ノードAB,CDE,FGは入力端子(I)であり、端
子ノードMNOは出力端子(O)であることが分かるの
で、図8に示すように、ノードリスト31の各ブロック
のノード機能名にIとOを設定する。
【0020】続いて、4行目を読み出し、図9に示すよ
うに、セルPQに対応したブロックをセルリスト32に
追加すると共に、このセルPQがIN1,IN2,OU
T端子をもつので、これらの端子を表すブロックをセル
PQのブロックの下層にそれぞれ展開する。このとき、
セルPQのIN1端子はノードABに接続されるので、
ブロックPQの下層のブロックIN1にブロックABを
特定するアドレスを設定すると共に、ブロックABの下
層に、これに接続される端子IN1を表すブロックを展
開し、それにブロックPQを特定するアドレスを設定す
る。同様にして、セルPQのIN2端子はノードCDE
に接続されるので、ブロックPQの下層のブロックIN
2にブロックCDEを特定するアドレスを設定すると共
に、ブロックCDEの下層に、これに接続される端子I
N2を表すブロックを展開し、それにブロックPQを特
定するアドレスを設定する。一方、セルPQのOUT端
子はノードHIJに接続されるが、該当するノードHI
Jが存在しないため、新たに内部ノードHIJに対応し
たブロックをノードリスト31に追加し、ブロックPQ
の下層のブロックOUTにブロックHIJを特定するア
ドレスを設定すると共に、ブロックHIJの下層に、こ
れに接続される端子OUTを表すブロックを展開し、そ
れにブロックPQを特定するアドレスを設定する。
【0021】続いて、5行目を読み出し、図10に示す
ように、セルRSTに対応したブロックをセルリスト3
2に追加すると共に、このセルRSTがIN,OUT端
子をもつので、これらの端子を表すブロックをセルRS
Tのブロックの下層にそれぞれ展開する。このとき、セ
ルRSTのIN端子はノードFGに接続されるので、ブ
ロックRSTの下層のブロックINにブロックFGを特
定するアドレスを設定すると共に、ブロックFGの下層
に、これに接続される端子INを表すブロックを展開
し、それにブロックRSTを特定するアドレスを設定す
る。一方、セルRSTのOUT端子はノードKLに接続
されるが、該当するノードKLが存在しないため、新た
に内部ノードKLに対応したブロックをノードリスト3
1に追加し、ブロックRSTの下層のブロックOUTに
ブロックKLを特定するアドレスを設定すると共に、ブ
ロックKLの下層に、これに接続される端子OUTを表
すブロックを展開し、それにブロックRSTを特定する
アドレスを設定する。
【0022】続いて、6行目を読み出し、図11に示す
ように、セルUVに対応したブロックをセルリスト32
に追加すると共に、このセルUVがIN1,IN2,O
UT端子をもつので、これらの端子を表すブロックをセ
ルUVのブロックの下層にそれぞれ展開する。このと
き、セルUVのIN1端子はノードHIJに接続される
ので、ブロックUVの下層のブロックIN1にブロック
HIJを特定するアドレスを設定すると共に、ブロック
HIJの下層に、これに接続される端子IN1を表すブ
ロックを展開し、それにブロックUVを特定するアドレ
スを設定する。同様にして、セルUVのIN2端子はノ
ードKLに接続されるので、ブロックUVの下層のブロ
ックIN2にブロックKLを特定するアドレスを設定す
ると共に、ブロックKLの下層に、これに接続される端
子IN2を表すブロックを展開し、それにブロックUV
を特定するアドレスを設定する。一方、セルUVのOU
T端子はノードMNOに接続されるので、ブロックUV
の下層のブロックOUTにブロックMNOを特定するア
ドレスを設定すると共に、ブロックMNOの下層に、こ
れに接続される端子OUTを表すブロックを展開し、そ
れにブロックUVを特定するアドレスを設定する。以上
の操作により、図5に示したVerilogフォーマッ
トのファイルを図11に示すようなリスト型構造の原始
的データに変換することができる。
【0023】次に、図11に示すリスト型構造のデータ
をVerilogフォーマットのファイルに変換処理す
る場合について説明する。
【0024】先ず、ノードリスト31を参照し、ノード
機能名がIとOのものが端子ノードであるから、4つの
端子ノードAB,CDE,FG及びMNOをもつモジュ
ールZZZZが存在することを記述する(1行目)。続
いて、ノード機能名がIの端子ノードAB,CDE,F
Gが入力ノードであること(2行目)、ノード機能名が
Oの端子ノードMNOが出力ノードであること(3行
目)を記述する。次に、セルリスト32を参照し、ノー
ドABに接続されるIN1端子と、ノードCDEに接続
されるIN2端子と、ノードHIJに接続されるOUT
端子とをもつ2入力OR回路PQが存在すること(4行
目)、ノードFGに接続されるIN端子と、ノードKL
に接続されるOUT端子とをもつNOT回路RSTが存
在すること(5行目)、及びノードHIJに接続される
IN1端子と、ノードKLに接続されるIN2端子と、
ノードMNOに接続されるOUT端子とをもつ2入力A
ND回路UVが存在すること(6行目)を記述する。
【0025】この実施例によれば、ノードリスト31及
びセルリスト32で表現されたリスト型構造の原始的デ
ータを介してフォーマット変換を行うことにより、セル
中心の記述形式のファイルにも、またノード中心の記述
形式のファイルにも、同様に対応させることができる。
このため、各フォーマットA,Bからリスト型構造のデ
ータへの変換及びリスト型構造のデータから各フォーマ
ットC〜Eへの変換が極めて容易になり、変換プログラ
ムの簡素化を図ることができる。また、特定フォーマッ
トのファイル11,12が、中間ファイルを介さずに、
メモリ5に展開されるリスト型構造のLSI設計データ
を介してファイル変換されるので、変換処理時間も短縮
することができる。
【0026】また、特定フォーマットのファイル11,
12から共通のリスト型構造の原始的データへの変換処
理を実行する入力処理部21a,21bを、各入力フォ
ーマットA,Bに対応させて備えると共に、共通のリス
ト型構造の原始的データから特定フォーマットのファイ
ル13〜15への変換処理を実行する出力処理部22c
〜22eを、各フォーマットC〜Eに対応させて備え、
指定された入力フォーマット及び出力フォーマットに対
応する入力処理部21a,21b及び出力処理部22c
〜22eをそれぞれ起動することにより、複数の入力フ
ォーマットA,B及び出力フォーマットC〜Eに対応さ
せることができる。しかも、新たなフォーマットの追加
は、入力処理部及び出力処理部の追加のみで足りるた
め、システムの拡張が容易になる。
【0027】なお、メモリ上に展開されるデータの構造
には、全てのセルやモジュールに対して同一の端子数分
の領域を確保する配列型構造も考えられるが、その端子
数は全てのセルやモジュールの中で最大の端子数に合わ
せざるを得ないため、インバータ,AND,OR等の単
純なセルでは記憶領域に無駄が生じ、メモリ使用効率が
悪いという問題がある。この種の問題は、設計されるL
SIの規模が大きくなる程、顕著になる。この点、この
発明で使用するリスト型構造の場合には、各セルや各モ
ジュールを必要な端子数分だけポインタでつなげていけ
ば良いので、記憶領域に無駄が生じることがなく、大規
模なLSI設計データを効率よくメモリに記憶するのに
適しているという利点もある。
【0028】
【発明の効果】以上述べたように、この発明のLSIデ
ータのファイル変換方法によれば、セル及びノードのリ
ストで表現されたリスト型構造の原始的データを介して
フォーマット変換を行うので、各フォーマットからリス
ト型構造のデータへの変換及びリスト型構造のデータか
ら各フォーマットへの変換が極めて容易になり、変換プ
ログラムの簡素化を図ることができ、また、中間ファイ
ルを介さずに、メモリに展開されるリスト型構造のLS
I設計データを介してファイル変換されるので、変換処
理時間も短縮することができる。
【0029】また、この発明のLSIデータのファイル
変換装置によれば、特定フォーマットのファイルから共
通のリスト型構造の原始的データへの変換処理を実行す
る入力処理手段を、各入力フォーマットに対応させて備
えると共に、共通のリスト型構造の原始的データから特
定フォーマットのファイルへの変換処理を実行する出力
処理手段を、各フォーマットに対応させて備え、指定さ
れた入力フォーマット及び出力フォーマットに対応する
入力処理手段及び出力処理手段をそれぞれ起動すること
により、複数の入力フォーマット及び出力フォーマット
に対応させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例に係るCADシステムの
構成を示すブロック図である。
【図2】 同システムにより実現されるLSI設計デー
タのファイル変換装置の構成を示す機能ブロック図であ
る。
【図3】 同実施例におけるLSI設計データの変換動
作を示すフローチャートである。
【図4】 同リスト型データにおけるブロックを説明す
るための図である。
【図5】 標準フォーマットで記述されたLSI設計デ
ータを示す図である。
【図6】 LSI設計データの一例を示すロジック図で
ある。
【図7】 ノードリストへの展開を説明するための図で
ある。
【図8】 ノードリストへの展開を説明するための図で
ある。
【図9】 セルリストへの展開を説明するための図であ
る。
【図10】 セルリストへの展開を説明するための図で
ある。
【図11】 LSI設計データをリスト型構造で展開し
た一例を示す図である。
【図12】 従来のLSI設計データのファイル変換装
置の構成を示す機能ブロック図である。
【符号の説明】
1…CPU、2…ディスプレイ、3…キーボード、4…
システムバス、5…メモリ、6…ディスク、11〜1
5,71…ファイル、21…入力変換部、21a,21
b…入力処理部、22…出力変換部、22c〜22e…
出力処理部,23…リスト型データ、31…ノードリス
ト、32…セルリスト、41,42,51,52,62
…ブロック、43…ノード名、44…ノード機能名、4
5…次ノードへのポインタ、46…接続端子へのポイン
タ、47…接続端子名、48…次接続端子へのポイン
タ、49…接続セルへのポインタ、53…セル名、54
…セル種名、55…次セルへのポインタ、56…端子へ
のポインタ、57…端子名、58…次端子へのポイン
タ、59…接続ノードへのポインタ、61…モジュール
名、63…ノードリストへのポインタ、64…セルリス
トへのポインタ、81a〜81e…変換プログラム。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のフォーマットで記述されたLSI
    設計データファイルを第2のフォーマットで記述された
    LSI設計データファイルに変換するLSI設計データ
    のファイル変換方法において、 前記第1のフォーマットで記述されたLSI設計データ
    ファイルをセル及びノードのリストで表現されたリスト
    型構造の原始的データに変換してメモリに展開する第1
    のステップと、 前記メモリに展開されたリスト型構造の原始的データを
    前記第2のフォーマットで記述されたLSI設計データ
    ファイルに変換する第2のステップとを具備してなるこ
    とを特徴とするLSI設計データのファイル変換方法。
  2. 【請求項2】 記述フォーマットが異なる複数のLSI
    設計データファイルをセル及びノードのリストで表現さ
    れた共通のリスト型構造の原始的データにそれぞれ変換
    してメモリに展開する複数の入力処理手段と、 これら複数の入力処理手段によって前記メモリに展開さ
    れた前記リスト型構造の原始的データを記述フォーマッ
    トが異なる複数のLSI設計データファイルにそれぞれ
    変換する複数の出力処理手段と、 入力フォーマット及び出力フォーマットを指定するフォ
    ーマット指定手段と、 このフォーマット指定手段で指定された入力フォーマッ
    ト及び出力フォーマットに従って前記入力処理手段の1
    つ及び前記出力処理手段の1つをそれぞれ起動する手段
    とを具備してなることを特徴とするLSI設計データの
    ファイル変換装置。
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