JP2008084205A - Cadデータ処理プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】異なるCADによって作成されたCADデータに含まれる回路のシンボル名称やネットが完全に一致していない場合にでも、適切にCADデータを対応付けること。
【解決手段】CADデータ処理装置100は、入力部110から正ネット情報140aと逆ネット情報140bとを取得して記憶部140に記憶させ、対応付け処理部150aが、正ネット情報140aおよび逆ネット情報140bに含まれる部品に備えられた端子の特徴を基にして正ネット情報140aに含まれる部品、端子およびネットと逆ネット情報140bに含まれる部品、端子およびネットを対応付けた対応情報テーブル140jを作成する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、異なるCADによってそれぞれ作成された回路を構成する端子を備えた部品と当該部品を接続するネットとのデータを含んだCADデータを対応付けるCADデータ処理プログラムに関し、特に、異なるCADによって作成されたCADデータに含まれる回路のシンボル名称やネットが完全に一致していない場合にでも、適切にCADデータを対応付けることができるCADデータ処理プログラムに関するものである。
従来より、設計および製図等にかかる作業効率を向上させるべく、目的に応じた様々なCAD(Computer Aided Design)が広く利用されている。なお、異なるCADを利用して、CADデータを作成し、所定の処理を行う場合には、異なるCADで作成されたそれぞれのCADデータを対応付ける必要があった。
例えば、回路設計CADと実装設計CADとを利用して、CADデータを作成し、それぞれのCADデータを使ってプリント板の評価試験を行う場合には、回路設計CADによって作成されたCADデータと実装設計CADによって作成されたCADデータとをそれぞれ対応付ける必要があった。
なお、特許文献1では、図形の形状を表す図面データと図形の属性データとを関連付けたリストデータを予め作成しておくことで、CAD設計を迅速容易に行うことが可能となる技術が公開されている。
特開平11−25142号公報
しかしながら、従来のCADデータ間の対応付けでは、CADデータに含まれる回路のシンボル名称(部品、端子の名称)やネット(回路接続)がそれぞれ一致することが必須であり、部品および端子名の一致、ネットの名称の一致、ネットの接続の一致のうち一部あるいは全てが成り立たないと対応付けをすることができないという問題があった。
例えば、異なるCAD間で、シンボルの名称付けの規約が異なる場合(例えば、CAD1ではシンボルの名称をA1、A2、A3・・・とし、CAD2ではシンボルの名称を1、2、3・・・としている場合)には、CADデータ間で対応付けを行うことができなかった。
上記のように、異なるCAD間でシンボルに対する名称付けの規約等が異なるケースはよくあり、そのたびにCADデータ間の対応付けができないので、各CADデータに含まれる回路のシンボル名称やネットがそれぞれ完全に一致しない場合でも、適切にCADデータを対応付けることが極めて重要な課題となっている。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するためになされたものであり、異なるCADによって作成されたCADデータに含まれる回路のシンボル名称やネットが完全に一致していない場合にでも、適切にCADデータを対応付けることができるCADデータ処理プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明は、異なるCADによってそれぞれ作成された回路を構成する端子を備えた部品と当該部品を接続するネットとのデータを含んだCADデータを対応付けるCADデータ処理プログラムであって、第1のCADによって作成された前記CADデータを示す第1のCADデータと第2のCADによって作成された前記CADデータを示す第2のCADデータとを記録装置に記録するCADデータ記録手順と、前記第1のCADデータおよび第2のCADデータの部品に備えられた端子の特徴に基づいて前記第1のCADデータと前記第2のCADデータとを対応付ける対応付け手順と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記対応付け手順は、前記部品の端子の数に基づいて前記第1のCADデータと前記第2のCADデータとを対応付けることを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記対応付け手順は、前記部品の端子の配置に基づいて前記第1のCADデータと前記第2のCADデータとを対応付けることを特徴とする(対応付け手順は、物理的な端子配置が記述されていないCADデータからでも、端子番号などから配置を判定して、第1のCADデータと第2のCADデータとを対応付ける)。
また、本発明は、上記発明において、前記対応付け手順は、前記第1のCADデータの回路に含まれるネットに接続された部品の特徴および前記第2のCADデータの回路に含まれるネットに接続された部品の特徴に基づいて前記第1のCADデータと前記第2のCADデータとを対応付けることを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記第1のCADデータおよび前記第2のCADデータとの対応付けに利用しない部品のデータを示す不利用データを前記記録装置に記録する不利用データ記録手順を更にコンピュータに実行させ、前記対応付け手順は、前記不利用データに対応する部品を除いた残りの部品にかかる端子の特徴に基づいて前記第1のCADデータと前記第2のCADデータとを対応付けることを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記対応付け手順は、前記部品の端子の数に基づいて前記第1のCADデータと前記第2のCADデータとを対応付ける第1の対応付け、前記部品の端子の配置に基づいて前記第1のCADデータと前記第2のCADデータとを対応付ける第2の対応付け、前記第1のCADデータの回路に含まれるネットに接続された部品の特徴および前記第2のCADデータの回路に含まれるネットに接続された部品の特徴に基づいて前記第1のCADデータと前記第2のCADデータとを対応付ける第3の対応付け、前記不利用データに対応する部品を除いた残りの部品にかかる端子の特徴に基づいて前記第1のCADデータと前記第2のCADデータとを対応付ける第4の対応付けをそれぞれ複合的に実行し、前記第1〜第4の対応付けを繰り返し実行することを特徴とする。
本発明によれば、第1のCADによって作成されたCADデータを示す第1のCADデータと第2のCADによって作成されたCADデータを示す第2のCADデータとを記録装置に記録し、第1のCADデータおよび第2のCADデータの部品に備えられた端子の特徴に基づいて第1のCADデータと第2のCADデータとを対応付けるので、各CADデータに含まれる部品、端子およびネットが完全に一致しない場合であっても、適切に第1のCADデータと第2のCADデータとを対応付けることができる。
また、本発明によれば、部品の端子の数に基づいて第1のCADデータと第2のCADデータとを対応付けるので、部品同士が完全に一致しなくとも、相互の部品を適切に対応付けることができる。
また、本発明によれば、部品の端子の配置に基づいて前記第1のCADデータと前記第2のCADデータとを対応付けるので、部品同士が完全に一致しなくとも、相互の部品を適切に対応付けることができる。
また、本発明によれば、第1のCADデータの回路に含まれるネットに接続された部品の特徴および第2のCADデータの回路に含まれるネットに接続された部品の特徴に基づいて第1のCADデータと前記第2のCADデータとを対応付けるので、各回路が完全に一致していなくともそれぞれのCADデータを効率よく対応付けることができる。
また、本発明によれば、第1のCADデータおよび第2のCADデータとの対応付けに利用しない部品のデータを示す不利用データを記録装置に記録し、記録装置に記録された不利用データに対応する部品を除いた残りの部品にかかる端子の特徴に基づいて第1のCADデータと第2のCADデータとを対応付けるので、第1のCADデータと第2のCADデータとをより確実に対応付けることができる。
また、本発明によれば、部品の端子の数に基づいて第1のCADデータと第2のCADデータとを対応付ける第1の対応付け、部品の端子の配置に基づいて第1のCADデータと第2のCADデータとを対応付ける第2の対応付け、第1のCADデータの回路に含まれるネットに接続された部品の特徴および第2のCADデータの回路に含まれるネットに接続された部品の特徴に基づいて第1のCADデータと第2のCADデータとを対応付ける第3の対応付け、不利用データに対応する部品を除いた残りの部品にかかる端子の特徴に基づいて第1のCADデータと第2のCADデータとを対応付ける第4の対応付けをそれぞれ複合的に実行し、第1〜第4の対応付けを繰り返し実行するので、第1のCADデータと第2のCADデータとの対応成立箇所および判定精度を向上させることができる。
以下に添付図面を参照して、この発明に係るCADデータ処理プログラムの好適な実施の形態を詳細に説明する。
まず、本実施例にかかるCAD(Computer Aided Design)データ処理装置の概要について説明する。本実施例にかかるCADデータ処理装置は、第1のCAD(例えば、回路設計CAD)によって作成されたCADデータを示す第1のCADデータと、第2のCAD(例えば、実装設計CAD)とを記録装置に記録し、第1のCADデータおよび第2のCADデータの部品に備えられた端子の特徴に基づいて、第1のCADデータおよび第2のCADデータとを対応付ける。
このように、本実施例にかかるCADデータ処理装置は、第1のCADデータと第2のCADデータを記録し、各CADデータの部品に備えられた端子の特徴に基づいて、第1のCADデータと第2のCADデータとを対応付けるので、CADデータに含まれるシンボル名称やネットが完全に一致しない場合であっても、適切に第1のCADデータと第2のCADデータとを対応付けることができる。なお、以下において、第1のCADデータを正ネット情報、第2のCADデータを逆ネット情報として説明を行う。
つぎに、本実施例にかかるCADデータ処理装置の構成について説明する。図1は、本実施例にかかるCADデータ処理装置の構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、このCADデータ処理装置100は、入力部110と、出力部120と、入出力制御IF部130と、記憶部140と、制御部150とを備えて構成される。
このうち、入力部110は、各種情報を入力する入力手段であり、キーボードやマウス、マイクなどによって構成される。なお、後述するモニタ(出力部120)も、マウスと協働してポインティングディバイス機能を実現する。
出力部120は、各種の情報を出力する出力手段であり、モニタ(若しくはディスプレイ、タッチパネル)やスピーカなどによって構成される。そして、入出力制御IF部130は、これら入力部110および出力部120によるデータの入出力を制御する手段である。
記憶部140は、制御部150による各種処理に必要なデータおよびプログラムを記憶する記憶手段(格納手段)であり、特に本発明に密接に関連するものとしては、図1に示すように、正ネット情報140aと、逆ネット情報140bと、回路設計ピン数テーブル140cと、実装設計ピン数テーブル140dと、回路設計端子情報テーブル140eと、実装設計端子情報テーブル140fと、第1回路設計接続先テーブル140gと、第2回路設計接続先テーブル141gと、第3回路設計接続先テーブル142gと、第1実装設計接続先テーブル140hと、第2実装設計接続先テーブル141hと、第3実装設計接続先テーブル142hと、ルール情報テーブル140iと、対応情報テーブル140jとを備える。
正ネット情報140aは、回路設計CADによって作成されたCADデータ(以下、回路設計CADデータと表記する)に対応するデータである。図2は、正ネット情報140aのデータ構造の一例を示す図である。同図に示すように、この正ネット情報140aは、各部品に接続されたネットを識別するネット識別番号、ネットに接続された部品(回路設計CADデータにかかる部品、端子、ネットなど)を識別する識別情報、シンボル、名称、部品が備える端子数を示すピン数、ネットに接続された端子の番号を示す接続ピン、各端子のシンボルを示すピンシンボル1、2・・・を備える。この正ネット情報140aは、ユーザによって入力部110から入力され、記憶部140に記憶される。
逆ネット情報140bは、実装設計CADによって作成されたCADデータ(以下、実装設計CADデータと表記する)に対応するデータである。図3は、逆ネット情報140bのデータ構造の一例を示す図である。同図に示すように、この逆ネット情報140bは、部品(実装設計CADデータにかかる部品、端子、ネットなど)を識別する識別情報、型格、部品を基準とした端子の座標を示す端子1座標、端子2座標・・・、プリント板を基準とした部品の座標を示す実装座標、シンボル、名称、ピン数、接続ピン、部品同士の接続関係を示す接続部品(図3に示す逆ネット情報140bの一段目では、識別番号「g0001」によって識別される部品と、識別番号「g0030」によって識別される部品とが接続されている旨を示す)を備える。
回路設計ピン数テーブル140cは、正ネット情報140aに含まれる各部品をピン数の多い順番にソートしたデータである。図4は、回路設計ピン数テーブル140cのデータ構造の一例を示す図である。同図に示すように、この回路設計ピン数テーブル140cは、ナンバー(No.)、識別情報、シンボル、名称、ピン数を備える。なお、この回路設計ピン数テーブル140cは、後述する対応付け処理部150aによって作成される。
実装設計ピン数テーブル140dは、逆ネット情報140bに含まれる各部品をピン数の多い順番にソートしたデータである。図5は、実装設計ピン数テーブル140dのデータ構造の一例を示す図である。同図に示すように、この実装設計ピン数テーブル140dは、ナンバー(No.)、識別情報、シンボル、名称、ピン数、対応情報を備える。ここで、対応情報は、正ネット情報140aに含まれる部品と逆ネット情報140bに含まれる部品との対応付ける情報である。この実装設計ピン数テーブル140dは、後述する対応付け処理部150aによって作成される。
回路設計端子情報テーブル140eは、正ネット情報140aに含まれるピンシンボルを部品ごとにそれぞれ抽出したデータである。図6は、回路設計端子情報テーブル140eのデータ構造の一例を示す図である。同図に示すように、この回路設計端子情報テーブル140eは、識別情報、ナンバー(No.)、ピンシンボルを備える。この回路設計端子情報テーブル140eは、後述する対応付け処理部150aによって作成される。
実装設計端子情報テーブル140fは、逆ネット情報140bに基づいて、部品が備える端子(ピン)の配置情報を抽出したデータである。図7は、実装設計端子情報テーブル140fのデータ構造の一例を示す図である。同図に示すように、この実装設計端子情報テーブル140fは、識別情報、ピン番、X座標、Y座標、実装面を備える。この実装設計端子情報テーブル140fは、後述する対応付け処理部150aによって作成される。
第1回路設計接続先テーブル140g、第2回路設計接続先テーブル141g、第3回路設計接続先テーブル142gは、正ネット情報140aに含まれる各部品の接続関係を示すデータである。この第1回路設計接続先テーブル140g、第2回路設計接続先テーブル141g、第3回路設計接続先テーブル142gは、後述する対応付け処理部150aによって作成される。
第1実装設計接続先テーブル140h、第2実装設計接続先テーブル141h、第3実装設計接続先テーブル142hは、逆ネット情報140bに含まれる各部品の接続関係を示すデータである。この第1実装設計接続先テーブル140h、第2実装設計接続先テーブル141h、第3実装設計接続先テーブル142hは、後述する対応付け処理部150aによって作成される。
ルール情報テーブル140iは、正ネット情報140aに含まれる部品と逆ネット情報140bに含まれる部品の対応付けを行う場合に適用する各規則を記録したデータである。図8は、ルール情報テーブル140iのデータ構造の一例を示す図である。このルール情報テーブル140iは、ユーザによって入力部110から入力され、記憶部140に記憶される。
対応情報テーブル140jは、正ネット情報140aの部品、端子、ネットと逆ネット情報140bの部品、端子、ネットとを対応付けたデータである。図9は、対応情報テーブル140jのデータ構造の一例を示す図である。同図に示すように、この対応情報テーブル140jは、正ネット情報140aの部品、端子、ネットを識別する回路設計識別情報と、正ネット情報140aの部品、端子、ネットに対するシンボルと、正ネット情報140aの部品、端子、ネットに対する名称と、逆ネット情報140bの部品、端子、ネットを識別する実装設計識別情報と、逆ネット情報140bの部品、端子、ネットに対するシンボルと、逆ネット情報140bの部品、端子、ネットに対する名称とを備える。
図9の1段目では、回路設計識別情報「k0001」によって識別される部品と、実装設計識別情報「g0001」によって識別される部品とが対応付けられている。なお、この対応情報テーブル140jは、後述する対応付け処理部150aによって作成される。対応付け処理部150aによって作成された対応情報テーブル140jは、出力部120に出力される。
制御部150は、各種の処理手順を規定したプログラムや制御データを格納するための内部メモリを有し、これらによって種種の処理を実行する制御手段であり、特に本発明に密接に関連するものとしては、図1に示すように対応付け処理部150aを備える。
ここで、対応付け処理部150aは、正ネット情報140aに含まれる部品、端子およびネットと逆ネット情報140bに含まれる部品、端子およびネットとを対応付ける処理部である。図10は、対応付け処理部150aの構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、この対応付け処理部150aは、第1対応付け処理部151と、第2対応付け処理部152と、第3対応付け処理部153と、第4対応付け処理部154と、第5対応付け処理部155とを備える。
このうち、第1対応付け処理部151は、部品の端子数を基にして正ネット情報140aの部品と逆ネット情報140bの部品とを対応付ける処理部である。図11は、第1対応付け処理部151の処理を説明するための説明図である。同図に示すように、第1対応付け処理部151は、対応付けの対象となる部品の端子の数(ピン数)に着目し、ピン数が同一で、かつ、ピン数が全体部品のうち上位3位に含まれる部品はそれぞれの部品が対応していると判定し、各部品を対応付ける。図11の一段目では、シンボル、名称、ピン数が完全に一致しているため、双方の部品は対応付けられる。
図11の二段目では、シンボル、名称がそれぞれ異なっているが、ピン数が上位2位であり、かつ、ピン数がそれぞれ等しいので、双方の部品は対応付けられる。図11の三段目では、ピン数が上位3位であるが、シンボル、名称、ピン数が全て異なっており、双方の部品を対応付けることはできない。
第1対応付け処理部151は、図11に示した処理を行う前準備として、正ネット情報140aを基にして部品をピン数の多い順にソートした回路設計ピン数テーブル140c(図4参照)を作成し、逆ネット情報140bを基にして部品をピン数の多い順にソートした実装設計ピン数テーブル140d(図5参照)を作成する。そして、作成した回路設計ピン数テーブル140cおよび実装設計ピン数テーブル140dを比較して、図11において説明した処理を実行する。
そして、第1対応付け処理部151は、対応付けた部品の情報を実装設計ピン数テーブル140dの対応情報に登録すると共に、対応情報テーブル140jに対応付けた部品の情報を登録する。
本実施例にかかる第1対応付け処理部151は、ピン数が同一で、かつ、ピン数が全体のうち上位3位までの部品は対応していると判定したが、これに限定されるものではなく、例えば、ピン数が同一で、かつ、ピン数が所定値以上の場合にでもそれぞれの部品を対応付けてもよい。
第2対応付け処理部152は、部品の端子の配置に基づいて正ネット情報140aの部品と逆ネット情報140bの部品とを対応付ける処理部である。図12および図13は、第2対応付け処理部152の処理を説明するための説明図である。図12に示すように、第2対応付け処理部152は、ピンシンボルの命名規則、ピンの配置、ピンの欠け、ピンの余りなどから、正ネット情報140aの部品および端子と逆ネット情報140bの部品および端子とを対応付ける。図12に示す例では、ピンシンボルの命名規則およびピンの配置、ピンの欠けが等しいので、部品はそれぞれ対応付けられる。
具体的に、第2対応付け処理部152は、正ネット情報140aおよび逆ネット情報140bに基づいて回路設計端子情報テーブル140e(図6参照)および実装設計端子情報テーブル140f(図7参照)をそれぞれ作成し、作成した回路設計端子情報テーブル140eおよび実装設計端子情報テーブル140fから端子の名称を判定する。
第2対応付け処理部152が、回路設計端子情報テーブル140eに基づいて、正ネット情報140aの部品にかかる端子の名称を判定する方法について説明する。回路設計端子情報テーブル140eの各ナンバーに対応するピンシンボル全てが、英文字−数字の順で構成されており、かつ、ピンシンボル全ての英文字および数字が3種類以上である場合には、端子の名称をBGA(Ball Grid Array)と判定する。
一方、回路設計端子情報テーブル140eの各ナンバーに対応するピンシンボル全てが、英文字−数字の順あるいは数字−英文字の順で構成されており、かつ、ピンシンボル全ての英文字あるいは数字のいずれかが2種類以上である場合には、端子の名称をSOP(Small Outline Package)と判定する。第2対応付け処理部152は、正ネット情報140aにかかる端子の名称がBGAか否かを判定した後に、SOPか否かの判定を行う。
続いて、第2対応付け処理部152が、実装設計端子情報テーブル140fに基づいて、逆ネット情報にかかる端子の名称を判定する方法について説明する。実装設計端子情報テーブル140fの各ピン番にかかるX座標およびY座標に基づいて、各ピンが格子状に配列しており、かつ、ピン配置の格子が3列以上、かつ、ピン配置の格子が3行以上である場合には、端子の名称をBGAと判定する。
一方、実装設計端子情報テーブル140fの各ピン番にかかるX座標およびY座標に基づいて、ピンが2列以上に配列され、かつ、ピンが2列とも等しく等間隔である場合には、端子の名称をSOPと判定する。第2対応付け処理部152は、逆ネット情報140bにかかる端子の名称がBGAか否かを判定した後に、SOPか否かの判定を行う。
そして、第2対応付け処理部152は、正ネット情報140aにかかる部品の端子の名称と、逆ネット情報140bにかかる部品の端子の名称を判定した後に、端子の名称が一致する部品同士を選択し、各部品のピン配置イメージを作成する。そして、図13に示すように、ピン配置が一致する部品方向を検索し、一致した場合は、部品、各端子、ネットをそれぞれ対応付ける。対応付けの対象が回路図の場合は、BGA等ピン番号から配置が推定できる部品のみを対象とし、それぞれの部品を対応付ける。第2対応付け処理部152は、対応付けた部品、端子およびネットの情報を対応情報テーブル140jに登録する。
なお、第2対応付け処理部152は、正ネット情報140aおよび逆ネット情報140bに物理的な端子配置が記載されていなくとも、正ネット情報140aおよび逆ネット情報140bに含まれる端子番号から端子の配置を判定し、判定した双方の端子配置を比較して正ネット情報140aの部品と逆ネット情報140bの部品とを対応付けて対応情報テーブル140jに登録することができる。
第3対応付け処理部153は、部品およびネットからなる回路を所定の規則に基づいて対応付ける処理部である。図14は、第3対応付け処理部153の処理を説明するための説明図である。同図に示すように、第3対応付け処理部153は、正ネット情報140aにかかる回路(この回路は部品とネットから構成される)と逆ネット情報140bにかかる回路を比較し、回路を構成する各部品の対応付けがなされており、かつ、ネットが接続されている部品が等しい場合には、ネットが接続された部品のピン番が異なっている場合であっても、双方の回路を対応付ける。
具体的に、第3対応付け処理部153は、正ネット情報140aに基づいて第1回路設計接続先テーブル140gを作成する。図15は、第1回路設計接続先テーブル140gのデータ構造の一例を示す図である。同図に示すように、この第1回路設計接続先テーブル140gは、回路を識別する識別情報と、名称と、接続先情報とを備える。図15の1段目では、IC1の第60ピンとR20の第1ピンとがネットで接続されている旨を示している。
また、第3対応付け処理部153は、逆ネット情報140bに基づいて第1実装設計接続先テーブル140hを作成する。図16は、第1実装設計接続先テーブル140hのデータ構造の一例を示す図である。同図に示すように、この第1実装設計接続先テーブル140hは、回路を識別する識別情報と、名称と、接続先情報と、対応情報とを備える。図16の1段目では、IC1の第60ピンとR20の第2ピンとがネットで接続されている旨を示している。
第3対応付け処理部153は、第1回路設計接続先テーブル140gと、第1実装設計接続先テーブルと、対応情報テーブル140jとを比較し、比較した結果、各部品が対応付けられており、かつ、接続先の部品が等しい場合に、接続されたピン番が異なっていても双方の回路を対応付ける。第3対応付け処理部153は、対応付けた回路の情報を第1実装設計接続先テーブル140hおよび対応情報テーブル140jに登録する。
第4対応付け処理部154は、部品およびネットからなる回路をルール情報テーブル140iと所定の規則とに基づいて対応付ける処理部である。図17は、第4対応付け処理部154の処理を説明するための説明図である。第4対応付け処理部154は、回路に含まれる部品の名称から部品の機能(LSI/ICか抵抗か等)を判定し、判定した機能が不要である場合には、この機能が無いものとして回路を対応付ける。図17に示す例では、部品機能TEST7およびFG2が一致しなくともよい旨の情報がルール情報テーブル140iに記録されているため(図8参照)、双方の回路は対応付けられる。
具体的に、第4対応付け処理部154は、正ネット情報140aに基づいて、第2回路設計接続先テーブル141gを作成する。図18は、第2回路設計接続先テーブル141gのデータ構造の一例を示す図である。同図に示すように、この第2回路設計接続先テーブル141gは、回路を識別する識別情報と、名称と、接続先情報とを備える。図18の1段目では、IC1とR20とが接続されている旨を示している。
また、第4対応付け処理部154は、逆ネット情報140bに基づいて、第2実装設計接続先テーブル141hを作成する。図19は、第2実装設計接続先テーブル141hのデータ構造の一例を示す図である。同図に示すように、この第2実装設計接続先テーブル141hは、回路を識別する識別情報と、名称と、接続先情報と、対応情報とを備える。図19の1段目では、IC1とR20とが接続されている旨を示している。
第4対応付け処理部154は、各回路に含まれる部品の機能を判定し、第2回路設計接続先テーブル141gと、第2実装設計接続先テーブル141hと、ルール情報テーブル140iとを比較することによって、双方の回路を対応付ける。第4対応付け処理部154は、対応付けた回路の情報を第2実装設計接続先テーブル141hおよび対応情報テーブル140jに登録する。
第5対応付け処理部155は、各回路の構造に差異があっても、所定の規則に基づいて各回路を対応付ける処理部である。図20は、第5対応付け処理部155の処理を説明するための説明図である。同図に示すように、部品の一部が異なり(FL3とFL7とが異なる)、かつ、部品の一部が一致しない場合(一方にC50が存在する)であっても、ルール情報テーブル140iに各部品の一致不一致が必要ないと定義されているので、各回路を対応付けることができる。
具体的に、第5対応付け処理部155は、正ネット情報140aに基づいて、第3回路設計接続先テーブル142gを作成する。図21は、第3回路設計接続先テーブル142gのデータ構造の一例を示す図である。同図に示すように、この第3回路設計接続先テーブル142gは、回路を識別する識別情報と、名称と、接続先情報とを備える。図21の1段目では、IC1とFL7とが接続されている旨を示している。
第5対応付け処理部155は、逆ネット情報140bに基づいて、第3実装設計接続先テーブル142hを作成する。図22は、第3実装設計接続先テーブル142hのデータ構造の一例を示す図である。同図に示すように、この第3実装設計接続先テーブル142hは、回路を識別する識別情報と、名称と、接続先情報と、対応情報とを備える。図22の1段目では、IC1とFL7とが接続されている旨を示している。
第5対応付け処理部155は、各回路に含まれる部品の機能を判定し、ルール情報テーブル140i、第3回路設計接続先テーブル142g、第3実装設計接続先テーブル142hを比較して、各回路の構造に差異があっても、双方の回路を対応付ける。第5対応付け処理部155は、対応付けた回路の情報を第3実装設計接続先テーブル142hおよび対応情報テーブル140jに登録する。
対応付け処理部150aは、上述した第1対応付け処理部151、第2対応付け処理部152、第3対応付け処理部153、第4対応付け処理部154、第5対応付け処理部155の全てあるいは一部を利用して、正ネット情報140aと逆ネット情報とを対応付けて対応情報テーブル140jを作成し、対応情報テーブル140jを出力部120に出力する。以下において、第1〜5対応付け処理部151〜155の処理手順を示し、その後に、対応付け処理部150a全体の処理手順について説明する。なお、第1対応付け処理部151が行う処理を第1の手法、第2対応付け処理部152が行う処理を第2の手法、第3対応付け処理部153が行う処理を第3の手法、第4対応付け処理部154が行う処理を第4の手法、第5対応付け処理部155が行う処理を第5の手法と表記する。
まず、第1対応付け処理部151の処理手順について説明する。図23は、第1対応付け処理部151の処理手順を示すフローチャートである。同図に示すように、第1対応付け処理部151は、正ネット情報140aに基づいて部品をピン数でソートして、回路設計ピン数テーブル140cを作成し(ステップS101)、逆ネット情報140bに基づいて部品をピン数でソートして、実装設計ピン数テーブル140dを作成する(ステップS102)。
そして、第1対応付け処理部151は、回路設計ピン数テーブル140cと実装設計ピン数テーブル140dとを比較し、シンボル、名称、ピン数が合致する部品を判定し(ステップS103)、合致する部品にかかる対応情報を実装設計ピン数テーブル140dおよび対応情報テーブル140jに登録する(ステップS104)。
続いて、第1対応付け処理部151は、最多ピン数の部品をそれぞれ選択し(ステップS105)、選択した部品に対する対応情報が登録されているか否かを判定し(ステップS106)、登録されている場合には(ステップS107,Yes)、ステップS111に移行する(ステップS111の説明は後述する)。
一方、選択した部品に対する対応情報が登録されていない場合には(ステップS107,No)、双方のピンが等しく、かつピン数が所定値以上(ピン数が上位3位に含まれている)か否かを判定し(ステップS108)、双方のピン数が等しくない、あるいは、ピン数が所定値より小さい場合には(ステップS109,No)、ステップS111に移行する(ステップS111の説明は後述する)。
一方、双方のピン数が等しく、かつピン数が所定値以上の場合には(ステップS109,Yes)、双方の部品にかかる対応情報を実装設計ピン数テーブル140dおよび対応情報テーブル140jに登録する(ステップS110)。
その後、第1対応付け処理部151は、比較対象となる部品を全て選択したか否かを判定し(ステップS111)、全てを選択していない場合には(ステップS112,No)、次の比較対象をそれぞれ選択し(ステップS113)、ステップS106に移行する。一方、全てを選択した場合には(ステップS112,Yes)、処理を終了する。
このように、第1対応付け処理部151は、部品の端子数(ピン数)に基づいて正ネット情報140aの部品と逆ネット情報140bの部品とを対応付けるので、部品同士が完全に一致しなくとも、相互の部品を適切に対応付けることができる。
つぎに、第2対応付け処理部152の処理手順について説明する。図24は、第2対応付け処理部152の処理手順を示すフローチャートである。同図に示すように、第2対応付け処理部152は、正ネット情報140aに基づいて回路設計端子情報テーブル140eを作成し(ステップS201)、逆ネット情報140bに基づいて実装設計端子情報テーブル140fを作成する(ステップS202)。
そして、第2対応付け処理部152は、逆ネット情報140bにかかる部品の端子の名称がBGAか否かを判定し(ステップS203)、逆ネット情報の部品の端子の名称がBGAである場合には(ステップS204,Yes)、正ネット情報140aにかかる部品の端子の名称がBGAか否かを判定し(ステップS205)、正ネット情報140aにかかる部品の端子の名称がBGAである場合には(ステップS206,Yes)、双方の部品の端子の名称がBGAで合致すると判定する(ステップS207)。
第2対応付け処理部152は、ステップS207において、双方の部品の端子の名称がBGAで合致すると判定した場合に、各部品のピン配置イメージを作成し、ピン配置が一致する部品方向を検索し、一致した場合には、各部品、端子、ネットをそれぞれ対応付ける(図13参照)。
一方、正ネット情報140aにかかる部品の端子の名称がBGAでない場合には(ステップS206,No)、第2対応付け処理部152は、形状不一致と判定する(ステップS208)。
ところで、第2対応付け処理部152は、逆ネット情報140bにかかる部品の端子の名称がBGAでないと判定した場合には(ステップS204,No)、逆ネット情報140bにかかる部品の端子の名称がSOPか否かを判定し(ステップS209)、逆ネット情報140bにかかる部品の端子の名称がSOPでない場合には(ステップS210,No)、ステップS208に移行する。
一方、逆ネット情報140bにかかる部品の端子の名称がSOPである場合には(ステップS210,Yes)、正ネット情報140aにかかる部品の端子の名称がSOPか否かを判定し(ステップS211)、正ネット情報140aにかかる部品の端子の名称がSOPである場合には(ステップS212,Yes)、双方の部品の端子の名称がSOPで合致すると判定する(ステップS213)。
第2対応付け処理部152は、ステップS213において、双方の部品の端子の名称がSOPで合致すると判定した場合に、各部品のピン配置イメージを作成し、ピン配置が一致する部品方向を検索し、一致した場合には、各部品、端子、ネットをそれぞれ対応付ける(図13参照)。
一方、逆ネット情報140bにかかる部品の端子の名称がSOPでないと判定した場合には(ステップS212,No)、正ネット情報140aにかかる部品の端子の名称がその他特定の名称か否かを判定し(ステップS214)、特定の名称でない場合には(ステップS215,No)、ステップS208に移行する。
一方、正ネット情報140aにかかる部品の端子の名称がその他特定の名称である場合には(ステップS215,Yes)、正ネット情報140aにかかる部品の端子の全ピン番号が数字か否かを判定し(ステップS216)、全ピンが数字である場合には(ステップS217,Yes)、ステップS213に移行し、全ピンが数字でない場合には(ステップS217,No)、ステップS208に移行する。
このように、第2対応付け処理部152は、部品の端子の配置に着目し、正ネット情報140aの部品と逆ネット情報140bの部品とを対応付けるので、双方の部品が全て一致しなくとも、効率よく各部品を対応付けることができる。なお、図24に示した処理は、回路設計端子情報テーブル140eおよび実装設計端子情報テーブル140fの各部品に対して行われる。
つぎに、第3対応付け処理部153の処理手順について説明する。図25は、第3対応付け処理部153の処理手順を示すフローチャートである。同図に示すように、第3対応付け処理部153は、正ネット情報140aに基づいて第1回路設計接続先テーブル140gを作成し(ステップS301)、逆ネット情報140bに基づいて第1実装設計接続先テーブル140hを作成する(ステップS302)。
そして、第1回路設計接続先テーブル140gおよび第1実装設計接続先テーブル140hにあがった接続先および端子はすべて対応付けができているか否かを判定し(ステップS303)、対応付けができていない場合には(ステップS304,No)、対応付けが不成立であると判定する(ステップS305)。
一方、対応付けができている場合には(ステップS304,Yes)、第1回路設計接続先テーブル140gおよび第1実装設計接続先テーブル140hがピン番以外一致するか否かを判定し(ステップS306)、一致しない場合には(ステップS307,No)、ステップS305に移行する。
一致する場合には(ステップS307,Yes)、第3対応付け処理部153は、接続先のピンを対応付け(ステップS308)、双方の回路を対応付けて対応情報を対応情報テーブル140jに登録する(ステップS309)。
このように、第3対応付け処理部153は、回路に含まれるネットの接続される部品のピン番号が正ネット情報140aの回路と逆ネット情報140bの回路とで異なっていても、各回路に含まれる部品の対応関係から各回路を対応付けるので、効率よく正ネット情報140aの回路と逆ネット情報140bの回路とを対応付けることができる。
つぎに、第4対応付け処理部154の処理手順について説明する。図26は、第4対応付け処理部154の処理手順を示すフローチャートである。同図に示すように、第4対応付け処理部154は、正ネット情報140aに基づいて第2回路設計接続先テーブル141gを作成し(ステップS401)、逆ネット情報140bに基づいて第2実装設計接続先テーブル141hを作成する(ステップS402)。
そして、第4対応付け処理部154は、接続先が双方の回路で一致しているか否かを判定し(ステップS403)、一致していない場合には(ステップS404,No)、対応付けが不成立であると判定する(ステップS405)。
一方、接続先が双方の回路で一致している場合には(ステップS404,Yes)、端子(あるいは部品)の入れ替えが可能であるか否かを判定(端子あるいは部品の機能を推定し、ルール情報テーブル140iと比較して各回路に含まれる機能が一致しなくてもよいか否かを判定)し(ステップS406)、不可能である場合には(ステップS407,No)、ステップS405に移行する。
一方、端子の入れ替えが可能である場合には(ステップS407,Yes)、部品各端子の対応付けを行い(ステップS408)、全端子の対応付けが成立したか否かを判定し(ステップS409)、全端子の対応付けが成立しない場合には(ステップS410,No)、ステップS405に移行する。
全端子の対応付けが成立した場合には(ステップS410,Yes)、全ての接続先に対する判定が完了したか否かを判定し(ステップS411)、完了していない場合には(ステップS412,No)、未判定の接続先を選択し(ステップS413)、ステップS403に移行する。一方、全ての接続先に対する判定が完了した場合には(ステップS412,Yes)、第2実装設計接続先テーブル141hおよび対応情報テーブル140jに対応情報を登録する(ステップS414)。
このように、第4対応付け処理部154は、各回路の部品あるいは端子が一致しない場合であっても、ルール情報テーブル140iに基づいて各回路を対応付けるので、効率よく正ネット情報140aの回路と逆ネット情報140bの回路とを対応付けることができる。
つぎに、第5対応付け処理部155の処理手順について説明する。なお、この処理手順では必要に応じ、第4の手法および第3の手法と組み合わせて行われる。図27および図28は、第5対応付け処理部155の処理手順を示すフローチャートである。同図に示すように、第5対応付け処理部155は、正ネット情報140aに基づいて第3回路設計接続先テーブル142gを作成し(ステップS501)、逆ネット情報140bに基づいて第3実装設計接続先テーブル142hを作成する(ステップS502)。
そして、第5対応付け処理部155は、接続先が双方の回路で一致しているか否かを判定し(ステップS503)、一致しない場合には(ステップS504,No)、ステップS513に移行する(ステップS513の説明は後述する)。
一方、接続先が双方の回路で一致した場合には(ステップS504,Yes)、部品名が一致するものが第3回路設計接続先テーブル142gおよび第3実装設計接続先テーブル142hに存在するか否かを判定し(ステップS505)、存在する場合には(ステップS506,Yes)、部品各端子の対応付けを行い(ステップS507)、全端子の対応付けは成立したか否かを判定する(ステップS508)。
全端子の対応付けが成立しなかった場合には(ステップS509,No)、対応付けが不成立であると判定する(ステップS510)。一方、対応付けが成立した場合には(ステップS509,Yes)、ステップS515に移行する(ステップS515の説明は後述する)。
ところで、第5対応付け処理部155は、部品名が一致するものが第3回路設計接続先テーブル142gおよび第3実装設計接続先テーブル142hに存在しない場合には(ステップS506,No)、端子の入れ替えが可能な部品か否かを判定し(ステップS511)、端子の入れ替えが可能である場合には(ステップS512,Yes)、ステップS507に移行する。
一方、端子の入れ替えが不可能である場合には(ステップS512,No)、無くても一致と見なせる部品か否かを判定し(ステップS513)、無くても一致と見なせない場合には(ステップS514,No)、ステップS510に移行する。
一方、無くても一致と見なせる場合には(ステップS514,Yes)、全ての接続先に対する判定が完了したか否かを判定し(ステップS515)、完了していない場合には(ステップS516,No)、ステップS503に移行する。一方、全ての接続先に対する判定が完了した場合には(ステップS516,Yes)、第3実装設計接続先テーブル142hおよび対応情報テーブル140jに対応情報を登録する(ステップS517)。
このように、第5対応付け処理部155は、各回路の構造に差異があっても、所定の規則に基づいて正ネット情報140aにかかる回路と逆ネット情報140bにかかる回路とを対応付けることができる。
つぎに、対応付け処理部150aの処理について説明する。対応付け処理部150aは、上述した第1〜5の手法を回路の局所毎に対して順次実行し、最終的に回路全体を網羅することで、正ネット情報140aと逆ネット情報140bとを対応付けることが可能となる。ここでは、一例として、2種類の処理手順(基本手法1および基本手法2)について説明する。ここで、基本手法1は、各部品に対して第1〜5の手法を順次適応する手法であり、基本手法2は、第1〜5の手法を全部品に対して順次適応する手法である。
まず、基本手法1にかかる処理手順について説明する。図29は、基本手法1にかかる処理手順を示すフローチャートである。同図に示すように、対応付け処理部150aは、処理対象となる部品を選択し(ステップS601)、部品に対して手法1で対応付けを行い成功したか否かを判定する(ステップS602)。
部品に対して手法1で対応付けを行い成功した場合には(ステップS603,Yes)、処理が完了したか否かを判定し(ステップS613)、完了した場合には(ステップS614,Yes)、処理を終了し、処理が完了していない場合には(ステップS614,No)、次の部品を選択し(ステップS615)、ステップS602に移行する。
ところで、対応付け処理部150aは、部品に対して手法1で対応付けを行い失敗した場合には(ステップS603,No)、部品に対して手法2で対応付けを行い成功したか否かを判定する(ステップS606)。
部品に対して手法2で対応付けを行い成功した場合には(ステップS607,Yes)、ステップS613に移行する。一方、部品に対して手法2で対応付けを行い失敗した場合には(ステップS607,No)、部品に対して手法3で対応付けを行い成功したか否かを判定する(ステップS608)。
部品に対して手法3で対応付けを行い成功した場合には(ステップS609,Yes)、ステップS613に移行する。一方、部品に対して手法3で対応付けを行い失敗した場合には(ステップS609,No)、部品に対して手法4で対応付けを行い成功したか否かを判定する(ステップS610)。
部品に対して手法4で対応付けを行い成功した場合には(ステップS611,Yes)、ステップS613に移行する。一方、部品に対して手法4で対応付けを行い失敗した場合には(ステップS611,No)、部品に対して手法5で対応付けを行い(ステップS612)、ステップS613に移行する。
続いて、基本手法2にかかる処理手順について説明する。図30および図31は、基本手法2にかかる処理手順を示すフローチャートである。同図に示すように、対応付け処理部150aは、処理対象となる部品を選択し(ステップS701)、部品は対応付け済みか否か判定し(ステップS702)、対応付け済みである場合には(ステップS703,Yes)、ステップS705に移行する(ステップS705の説明は後述する)。
一方、対応付け済みでない場合には(ステップS703,No)、部品に対して手法1で対応付け(ステップS704)、全部品に対して処理を完了したか否かを判定し(ステップS705)、完了していない場合には(ステップS706,No)、ステップS702に移行する。
完了している場合には(ステップS706,Yes)、手法2にかかる処理に移行し、処理対象となる部品を選択し(ステップS707)、部品は対応付け済みか否かを判定し(ステップS708)、対応付け済みである場合には(ステップS709,Yes)、ステップS711に移行する(ステップS711の説明は後述する)。
一方、対応付け済みでない場合には(ステップS709,No)、部品に対して手法2で対応付け(ステップS710)、全部品に対して処理を完了したか否かを判定し(ステップS711)、完了していない場合には(ステップS712,No)、ステップS708に移行する。
完了している場合には(ステップS712,Yes)、手法3にかかる処理に移行し、処理対象となる部品を選択し(ステップS713)、部品は対応付け済みか否かを判定し(ステップS714)、対応付け済みである場合には(ステップS715,Yes)、ステップS717に移行する(ステップS717の説明は後述する)。
一方、対応付け済みでない場合には(ステップS715,No)、部品に対して手法3で対応付け(ステップS716)、全部品に対して処理を完了したか否かを判定し(ステップS717)、完了していない場合には(ステップS718,No)、ステップS714に移行する。
完了している場合には(ステップS718,Yes)、手法4にかかる処理に移行し、処理対象となる部品を選択し(ステップS719)、部品は対応付け済みか否かを判定し(ステップS720)、対応付け済みである場合には(ステップS721,Yes)、ステップS723に移行する(ステップS723の説明は後述する)。
一方、対応付け済みでない場合には(ステップS721,No)、部品に対して手法4で対応付け(ステップS722)、全部品に対して処理を完了したか否かを判定し(ステップS723)、完了していない場合には(ステップS724,No)、ステップS720に移行する。
完了している場合には(ステップS724,Yes)、手法5にかかる処理に移行し、処理対象となる部品を選択し(ステップS725)、部品は対応付け済みか否かを判定し(ステップS726)、対応付け済みである場合には(ステップS727,Yes)、ステップS729に移行する(ステップS729の説明は後述する)。
一方、対応付け済みでない場合には(ステップS727,No)、部品に対して手法5で対応付け(ステップS728)、全部品に対して処理を完了したか否かを判定し(ステップS729)、完了していない場合には(ステップS730,No)、ステップS726に移行する。完了している場合には(ステップS730,Yes)、処理を終了する。
前述の基本手法1,2では、対応付け処理部150aは、各部品(端子やネットも含む)に対し、第1〜5の手法を1回施すのみである。1回処理を行った時点では周囲の回路が未対応のため情報不足で対応付けに失敗した部品も、後の処理で周囲の回路が対応付けられ、再度処理を行えば対応付けに成功する場合がある。従って、回路全体に対する対応付け処理を繰り返し行う(基本手法1あるいは基本手法2を繰り返し実行する)ことで、対応付けできる回路(部品、端子、ネットを含む)部分を増やすことができる。
なお、対応付け処理部150aが対応付け処理を実行する前、あるいは対応付け処理の実行中に、ユーザが部品、端子、ネットの対応関係にかかるデータを作成し、作成したデータをCADデータ処理装置100に入力することで対応箇所の増加や、対応精度の向上を図ることができる。例えば、ユーザが正ネット情報140aおよび逆ネット情報140bに含まれる部品、端子、ネットのうち、主要部品(主要な端子、ネットを含む)の対応関係にかかるデータを作成し、予めCADデータ処理装置100に入力することで、主要部品の対応関係が確定するので、その主要部品を起点として周辺回路の対応付けが容易かつ確実に進むことになる。
あるいは、ユーザが対応付け処理の鍵(対応付けが判定不可能あるいは対応付けが困難な箇所)となる部品、端子、ネットの対応関係にかかるデータを作成し、CADデータ処理装置100に入力することで(必要最低限のデータをユーザに入力させることで)、ユーザの負担を軽減させると共に、必要な箇所を効率よく対応付けることができる。
つぎに、対応付け処理部150aが対応付けの対象となる部品を選択する順序について説明を行う。回路の中枢を成す部品から対応付けを開始し、雑多な部品を後で対応付けることで対応付けにかかる処理の効率を上げることができる。以下において、対応付け処理部150aが対応付けの対象となる部品を選択する手法を説明する。本実施例では一例として、第1〜5の選択方法について順に説明する。対応付け処理部150aは、第1〜5の選択方法のうち、いずれかを利用して、対応付け対象となる部品(端子、ネットを含む)を選択する。
まず、第1の選択方法について説明する。図32は、第1の選択方法を説明するための説明図である。第1の選択手法は、端子数の多い順番に部品を処理する手法である。同様に、対象の部品内の端子の処理順も部品の端子数が多い順番に処理する。図32に示す例では、IC10(512ピン)、CPU1(308ピン)、CN5(200ピン)、・・・、R1(2ピン)・C100(2ピン)の順に部品を選択し、正ネット情報140aおよび逆ネット情報140bを対応付ける。通常、端子数(ピン数)の多い部品程重要性が高いので、効率よく各部品、端子、ネットを対応付けることができる。
つぎに、第2の選択方法について説明する。図33は、第2の選択方法を説明するための説明図である。同図に示すように、第2の選択手法は、部品または端子のシンボル(名称)が、重要な部品または端子と推定できるものから順に処理する。部品および端子の配置などから部品または端子のシンボルを推定する。優先するシンボルとその優先度は一般的なルールのみでなく、回路データの特徴に応じて定める。図33に示す例では、CPU1、IC1・・・IC9、CN1・・・の順に対応付けを行う。優先するシンボルとその優先度にかかるデータは、(図1では省略するが)記憶部140に記憶されているものとする。
つぎに、第3の選択方法について説明する。第3の選択方法は、上述した第1の選択方法、第2の選択方法および他の方法を併用する。この第3の選択方法は、各部品を第2の手法で優先度の高い順にソートし、同順の部品が存在する場合には、第1の方法を更に用いて優先順位を特定する。図33を用いて、第3の選択方法を具体的に説明する。第2の選択方法によって優先順位を判定すると、IC1〜IC9が同順となるが、このIC1〜1C9に対して第1の方法を適用することで、IC1〜IC9の優先順位を効率よく特定することができる(CN1〜CN9に対しても同様である)。
つぎに、第4の選択方法について説明する。第4の選択方法は、上述した第1の選択方法、第2の選択方法および他の方法を併用する。この第4の選択方法は、所定ピン数以上(例えば、100ピン以上)の部品に対して第1の方法を適用し、それ以外の部品に対して第2の方法を適用する。この第4の選択方法では、対応付け対象となる部品に応じて判定を制限している。例えば、2ピンの部品に「ピン配置による判定」は無意味であり、適用する必要は無い。また、ピン数の多い主要機能部と推定される部品に対して「接続先の部品に着目したネット接続」を適用するとパラレルバスのような接続で実際には相違がある回路接続を、ピンスワップと誤認識し、誤った対応付けをする必要があるので適用しないほうがよい。
つぎに、第5の選択方法について説明する。第5の選択方法では、部品の備えるピン数に4割、シンボルに6割の重みを与え、評価点を算出し、算出した評価点の大きい順番に、部品、端子、ネットの対応付けを行う。評価点の算出方法は、
評価点=ピン数の降順位/総部品数×4+シンボル得点
によって表すことができる。なお、シンボル得点の一例を挙げると、CPU:6点、IC:4点、CN:3点、TR:2点となる。シンボル得点のデータは、図示しないが、記憶部140に記憶されているものとする。
上述してきたように、本実施例にかかるCADデータ処理装置100は、入力部110から正ネット情報140aと逆ネット情報140bとを取得して記憶部140に記憶させ、対応付け処理部150aが、正ネット情報140aおよび逆ネット情報140bに含まれる部品に備えられた端子の特徴を基にして正ネット情報140aに含まれる部品、端子およびネットと逆ネット情報140bに含まれる部品、端子およびネットを対応付けた対応情報テーブル140jを作成するので、CADデータ(正ネット情報140aおよび逆ネット情報140b)に含まれるシンボル名称やネットが完全に一致しない場合であっても、適切に第1のCADデータと第2のCADデータとを対応付けることができる。
また、本実施例によれば、正ネット情報140aの回路(部品、端子、ネット)および逆ネット情報140bの回路を比較し、各回路の類似箇所(特徴が一致する箇所)を判定することが可能であるため、完全には一致しない回路間でもデータの流用が可能となる。
なお、対応付け処理部150aは、同一の回路部分を複数の手法(上記した第1〜5の手法)で判定し、その結果を総合判断して正ネット情報140aの部品、端子、ネットと逆ネット情報140bの部品、端子、ネットとを対応付けることで、対応付けの確実性を高めることができる。
図34は、対応付け処理部150aによる総合判断の方法を説明するための説明図である。同図に示すように、第1の手法(重み5)によって対応付けが成功した場合には、評価点(評価点の初期値は0)に5を加算し、第2の手法(重み3)によって対応付けが成功した場合には、評価点に3を加算し、第3の手法(重み2)によって対応付けが成功した場合には、評価点に2を加算する(第4の手法および第5の手法は省略)。例えば、第1の手法および第3の手法で対応付けが成功した場合には、評価点が7となり、第2の手法のみによって対応付けが成功した場合には、評価点が3となる。そして、最終的な評価点が閾値(例えば、6点)を超えていた場合に、最終的な部品、端子、ネットの対応付けを確定し、閾値以下の場合には、部品、端子、ネットの対応付けを未確定とする。
ところで、上記実施例で説明した各種の処理は、あらかじめ用意されたプログラムをコンピュータで実行することによって実現することができる。そこで、以下では、図35を用いて、上記各種処理を実現するプログラムを実行するコンピュータの一例について説明する。
図35は、図1に示したCADデータ処理装置100を構成するコンピュータのハードウェア構成を示す図である。このコンピュータは、ユーザからのデータの入力を受け付ける入力装置30、モニタ31、RAM(Random Access Memory)32、ROM(Read Only Memory)33、各種プログラムを記録した記録媒体からプログラムを読み取る媒体読取装置34、ネットワークを介して他のコンピュータとの間でデータの授受をおこなうネットワークインターフェース35、CPU(Central Processing Unit)36、および、HDD(Hard Disk Drive)37をバス38で接続して構成される。
そして、HDD37には、上述したCADデータ処理装置100の機能と同様の機能を発揮する各種プログラム37bが記憶されている。そして、CPU36が、各種プログラム37bをHDD37から読み出して実行することにより、上述したCADデータ処理装置100の機能部の機能を実現する各種プロセス36aが起動される。
また、HDD37には、上述したCADデータ処理装置100の記憶部140に記憶されるデータ(正ネット情報140aと、逆ネット情報140bと、回路設計ピン数テーブル140cと、実装設計ピン数テーブル140dと、回路設計端子情報テーブル140eと、実装設計端子情報テーブル140fと、第1回路設計接続先テーブル140gと、第2回路設計接続先テーブル141gと、第3回路設計接続先テーブル142gと、第1実装設計接続先テーブル140hと、第2実装設計接続先テーブル141hと、第3実装設計接続先テーブル142hと、ルール情報テーブル140iと、対応情報テーブル140j)に対応する各種データ37aが記憶される。CPU36は、各種データ37aをHDD37に記憶するとともに、各種データ37aをHDD37から読み出してRAM32に格納し、RAM32に格納された各種データ32aに基づいてデータ処理を実行する。
ところで、各種プログラム37bは、必ずしも最初からHDD37に記憶させておく必要はない。たとえば、コンピュータに挿入されるフレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカードなどの「可搬用の物理媒体」、または、コンピュータの内外に備えられるハードディスクドライブ(HDD)などの「固定用の物理媒体」、さらには、公衆回線、インターネット、LAN、WANなどを介してコンピュータに接続される「他のコンピュータ(またはサーバ)」などに各種プログラム37bを記憶しておき、コンピュータがこれらから各種プログラム37bを読み出して実行するようにしてもよい。
さて、これまで本発明の実施例について説明したが、本発明は上述した実施例以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施例にて実施されてもよいものである。
また、本実施例において説明した各処理のうち、自動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を手動的におこなうこともでき、あるいは、手動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的におこなうこともできる。
この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示のように構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
(付記1)異なるCADによってそれぞれ作成された回路を構成する端子を備えた部品と当該部品を接続するネットとのデータを含んだCADデータを対応付けるCADデータ処理プログラムであって、
第1のCADによって作成された前記CADデータを示す第1のCADデータと第2のCADによって作成された前記CADデータを示す第2のCADデータとを記録装置に記録するCADデータ記録手順と、
前記第1のCADデータおよび第2のCADデータの部品に備えられた端子の特徴に基づいて前記第1のCADデータと前記第2のCADデータとを対応付ける対応付け手順と、
をコンピュータに実行させることを特徴とするCADデータ処理プログラム。
(付記2)前記対応付け手順は、前記部品の端子の数に基づいて前記第1のCADデータと前記第2のCADデータとを対応付けることを特徴とする付記1に記載のCADデータ処理プログラム。
(付記3)前記対応付け手順は、前記部品の端子の配置に基づいて前記第1のCADデータと前記第2のCADデータとを対応付けることを特徴とする付記1または2に記載のCADデータ処理プログラム。
(付記4)前記対応付け手順は、前記第1のCADデータの回路に含まれるネットに接続された部品の特徴および前記第2のCADデータの回路に含まれるネットに接続された部品の特徴に基づいて前記第1のCADデータと前記第2のCADデータとを対応付けることを特徴とする付記1、2または3に記載のCADデータ処理プログラム。
(付記5)前記対応付け手順は、前記第1のCADデータの回路に含まれるネットに接続された部品の特徴および前記第2のCADデータの回路に含まれるネットに接続された部品の特徴を比較して、それぞれの回路のネットに接続された部品の特徴が等しい場合に、ネットの接続先となる部品の端子番号が異なっていても前記第1のCADデータと前記第2のCADデータとを対応付けることを特徴とする付記4に記載のCADデータ処理プログラム。
(付記6)前記第1のCADデータおよび前記第2のCADデータとの対応付けに利用しない部品のデータを示す不利用データを前記記録装置に記録する不利用データ記録手順を更にコンピュータに実行させ、前記対応付け手順は、前記不利用データに対応する部品を除いた残りの部品にかかる端子の特徴に基づいて前記第1のCADデータと前記第2のCADデータとを対応付けることを特徴とする付記1〜5のいずれか一つに記載のCADデータ処理プログラム。
(付記7)前記対応付け手順は、前記部品の端子の数に基づいて前記第1のCADデータと前記第2のCADデータとを対応付ける第1の対応付け、前記部品の端子の配置に基づいて前記第1のCADデータと前記第2のCADデータとを対応付ける第2の対応付け、前記第1のCADデータの回路に含まれるネットに接続された部品の特徴および前記第2のCADデータの回路に含まれるネットに接続された部品の特徴に基づいて前記第1のCADデータと前記第2のCADデータとを対応付ける第3の対応付け、前記不利用データに対応する部品を除いた残りの部品にかかる端子の特徴に基づいて前記第1のCADデータと前記第2のCADデータとを対応付ける第4の対応付けをそれぞれ複合的に実行し、前記第1〜第4の対応付けを繰り返し実行することを特徴とする付記6に記載のCADデータ処理プログラム。
(付記8)異なるCADによってそれぞれ作成された回路を構成する端子を備えた部品と当該部品を接続するネットとのデータを含んだCADデータを対応付けるCADデータ処理装置であって、
第1のCADによって作成された前記CADデータを示す第1のCADデータと第2のCADによって作成された前記CADデータを示す第2のCADデータとを記録するCADデータ記録手段と、
前記第1のCADデータおよび第2のCADデータの部品に備えられた端子の特徴に基づいて前記第1のCADデータと前記第2のCADデータとを対応付ける対応付け手段と、
を備えたことを特徴とするCADデータ処理装置。
(付記9)前記対応付け手段は、前記部品の端子の数に基づいて前記第1のCADデータと前記第2のCADデータとを対応付けることを特徴とする付記8に記載のCADデータ処理装置。
(付記10)前記対応付け手段は、前記部品の端子の配置に基づいて前記第1のCADデータと前記第2のCADデータとを対応付けることを特徴とする付記8または9に記載のCADデータ処理装置。
(付記11)前記対応付け手段は、前記第1のCADデータの回路に含まれるネットに接続された部品の特徴および前記第2のCADデータの回路に含まれるネットに接続された部品の特徴に基づいて前記第1のCADデータと前記第2のCADデータとを対応付けることを特徴とする付記8、9または10に記載のCADデータ処理装置。
(付記12)前記第1のCADデータおよび前記第2のCADデータとの対応付けに利用しない部品のデータを示す不利用データを記録する不利用データ記録手段を更に備え、前記対応付け手段は、前記不利用データに対応する部品を除いた残りの部品にかかる端子の特徴に基づいて前記第1のCADデータと前記第2のCADデータとを対応付けることを特徴とする請求項8〜11のいずれか一つに記載のCADデータ処理装置。
(付記13)前記対応付け手段は、前記部品の端子の数に基づいて前記第1のCADデータと前記第2のCADデータとを対応付ける第1の対応付け、前記部品の端子の配置に基づいて前記第1のCADデータと前記第2のCADデータとを対応付ける第2の対応付け、前記第1のCADデータの回路に含まれるネットに接続された部品の特徴および前記第2のCADデータの回路に含まれるネットに接続された部品の特徴に基づいて前記第1のCADデータと前記第2のCADデータとを対応付ける第3の対応付け、前記不利用データに対応する部品を除いた残りの部品にかかる端子の特徴に基づいて前記第1のCADデータと前記第2のCADデータとを対応付ける第4の対応付けをそれぞれ複合的に実行し、前記第1〜第4の対応付けを繰り返し実行することを特徴とする付記12に記載のCADデータ処理装置。
以上のように、本発明にかかるCADデータ処理プログラムは、異なるCADによって作成されたCADデータをそれぞれ対応付けるCADデータ処理システムに対して有用であり、特に、CADデータに含まれるシンボルやネットが完全に一致しない場合にでも的確にCADデータを対応付ける場合に適している。
本実施例にかかるCADデータ処理装置の構成を示す機能ブロック図である。 正ネット情報のデータ構造の一例を示す図である。 逆ネット情報のデータ構造の一例を示す図である。 回路設計ピン数テーブルのデータ構造の一例を示す図である。 実装設計ピン数テーブルのデータ構造の一例を示す図である。 回路設計端子情報テーブルのデータ構造の一例を示す図である。 実装設計端子情報テーブルのデータ構造の一例を示す図である。 ルール情報テーブルのデータ構造の一例を示す図である。 対応情報テーブルのデータ構造の一例を示す図である。 対応付け処理部の構成を示す機能ブロック図である。 第1対応付け処理部の処理を説明するための説明図である。 第2対応付け処理部の処理を説明するための説明図(1)である。 第2対応付け処理部の処理を説明するための説明図(2)である。 第3対応付け処理部の処理を説明するための説明図である。 第1回路設計接続先テーブルのデータ構造の一例を示す図である。 第1実装設計接続先テーブルのデータ構造の一例を示す図である。 第4対応付け処理部の処理を説明するための説明図である。 第2回路設計接続先テーブルのデータ構造の一例を示す図である。 第2実装設計接続先テーブルのデータ構造の一例を示す図である。 第5対応付け処理部の処理を説明するための説明図である。 第3回路設計接続先テーブルのデータ構造の一例を示す図である。 第3実装設計接続先テーブルのデータ構造の一例を示す図である。 第1対応付け処理部の処理手順を示すフローチャートである。 第2対応付け処理部の処理手順を示すフローチャートである。 第3対応付け処理部の処理手順を示すフローチャートである。 第4対応付け処理部の処理手順を示すフローチャートである。 第5対応付け処理部の処理手順を示すフローチャート(1)である。 第5対応付け処理部の処理手順を示すフローチャート(2)である。 基本手法1にかかる処理手順を示すフローチャートである。 基本手法2にかかる処理手順を示すフローチャート(1)である。 基本手法2にかかる処理手順を示すフローチャート(2)である。 第1の選択方法を説明するための説明図である。 第2の選択方法を説明するための説明図である。 対応付け処理部による総合判断の方法を説明するための説明図である。 図1に示したCADデータ処理装置を構成するコンピュータのハードウェア構成を示す図である。
符号の説明
30 入力装置
31 モニタ
32 RAM
32a 各種データ
33 ROM
34 媒体読取装置
35 ネットワークインターフェース
36 CPU
36a 各種プロセス
37 HDD
37a 各種データ
37b 各種プログラム
38 バス
100 CADデータ処理装置
110 入力部
120 出力部
130 入出力制御IF部
140 記憶部
140a 正ネット情報
140b 逆ネット情報
140c 回路設計ピン数テーブル
140d 実装設計ピン数テーブル
140e 回路設計端子情報テーブル
140f 実装設計端子情報テーブル
140g 第1回路設計接続先テーブル
140h 第1実装設計接続先テーブル
141g 第2回路設計接続先テーブル
141h 第2実装設計接続先テーブル
142g 第3回路設計接続先テーブル
142h 第3実装設計接続先テーブル
140i ルール情報テーブル
140j 対応情報テーブル
150 制御部
150a 対応付け処理部
151 第1対応付け処理部
152 第2対応付け処理部
153 第3対応付け処理部
154 第4対応付け処理部
155 第5対応付け処理部

Claims (6)

  1. 異なるCADによってそれぞれ作成された回路を構成する端子を備えた部品と当該部品を接続するネットとのデータを含んだCADデータを対応付けるCADデータ処理プログラムであって、
    第1のCADによって作成された前記CADデータを示す第1のCADデータと第2のCADによって作成された前記CADデータを示す第2のCADデータとを記録装置に記録するCADデータ記録手順と、
    前記第1のCADデータおよび第2のCADデータの部品に備えられた端子の特徴に基づいて前記第1のCADデータと前記第2のCADデータとを対応付ける対応付け手順と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とするCADデータ処理プログラム。
  2. 前記対応付け手順は、前記部品の端子の数に基づいて前記第1のCADデータと前記第2のCADデータとを対応付けることを特徴とする請求項1に記載のCADデータ処理プログラム。
  3. 前記対応付け手順は、前記部品の端子の配置に基づいて前記第1のCADデータと前記第2のCADデータとを対応付けることを特徴とする請求項1または2に記載のCADデータ処理プログラム。
  4. 前記対応付け手順は、前記第1のCADデータの回路に含まれるネットに接続された部品の特徴および前記第2のCADデータの回路に含まれるネットに接続された部品の特徴に基づいて前記第1のCADデータと前記第2のCADデータとを対応付けることを特徴とする請求項1、2または3に記載のCADデータ処理プログラム。
  5. 前記第1のCADデータおよび前記第2のCADデータとの対応付けに利用しない部品のデータを示す不利用データを前記記録装置に記録する不利用データ記録手順を更にコンピュータに実行させ、前記対応付け手順は、前記不利用データに対応する部品を除いた残りの部品にかかる端子の特徴に基づいて前記第1のCADデータと前記第2のCADデータとを対応付けることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載のCADデータ処理プログラム。
  6. 前記対応付け手順は、前記部品の端子の数に基づいて前記第1のCADデータと前記第2のCADデータとを対応付ける第1の対応付け、前記部品の端子の配置に基づいて前記第1のCADデータと前記第2のCADデータとを対応付ける第2の対応付け、前記第1のCADデータの回路に含まれるネットに接続された部品の特徴および前記第2のCADデータの回路に含まれるネットに接続された部品の特徴に基づいて前記第1のCADデータと前記第2のCADデータとを対応付ける第3の対応付け、前記不利用データに対応する部品を除いた残りの部品にかかる端子の特徴に基づいて前記第1のCADデータと前記第2のCADデータとを対応付ける第4の対応付けをそれぞれ複合的に実行し、前記第1〜第4の対応付けを繰り返し実行することを特徴とする請求項5に記載のCADデータ処理プログラム。
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