JP3163879U - 体液成分測定センサ用廃棄容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】廃棄容器であることを見分けやすく、使用済みの体液成分測定センサを再使用することが困難な体液成分測定センサ用廃棄容器を提供する。使用済みの体液成分測定センサを衛生的に廃棄可能な体液成分測定センサ用廃棄容器を提供する。それ自体を衛生的に廃棄可能な体液成分測定センサ用廃棄容器を提供する。また、携帯性に優れた体液成分測定センサ用廃棄容器を提供する。【解決手段】体液成分測定センサSを投入するための投入口31を備える投入部3と、投入口31を介して投入された体液成分測定センサSを収容する収容部1とを備える。好ましくは、収容部1は、上部に開口13を備え、開口13を覆うためのキャップ2を更に備えている。好ましくは、体液成分測定センサSまたは体液成分測定センサSに付着した体液BFが脱出することを防止する脱出防止手段5,6を更に備えている。好ましくは、小型で携帯可能である。【選択図】図1

Description

本考案は、使用済みの自己血糖測定用センサなど各種体液成分測定センサを廃棄するための容器に関するものである。
従来の医療用廃棄物を処理するための容器の具体例として、特許文献1に記載されたものがある。この文献に記載された一般的な医療廃棄物処理容器は、医療廃棄物を収納可能な状態で、処理用バッグが、蓋によって容器本体に固着されている。この蓋には、使用後安全な状態にした医療器具の形状に合わせた複数種類の開口が設けられており、危険な状態の医療廃棄物は、処理できないようになっている。このような、医療廃棄物処理容器によれば、注射器などの一般的な医療廃棄物を安全、確実に処理することができる。
しかしながら、前記従来技術においては、次に述べるように、未だ改善すべき余地があった。
すなわち、家庭内や出先において個人が、血糖値測定を行うことを目的として、携帯型として構成された簡易血糖測定装置が実用化されている。このような簡易血糖値測定装置を用いて血糖値を測定する場合、測定の為の酵素反応場を提供するバイオセンサを簡易血糖値測定装置にセットした状態で、指先などから採取された血液がバイオセンサに対して供給される。その結果、使用後のバイオセンサには、血液が付着していることが少なくない。また、バイオセンサは、通常、1回だけしか使用できず、再使用できない。そこで、個人が家庭内や出先において、使用済みのバイオセンサを安全、確実に廃棄できる容器が供給されることが好ましい。コレステロールや乳酸などの他の体液成分測定センサについても、事情は、同様である。
ところが、従来技術の医療廃棄物処理容器は、診療所、病院、または研究室に設置して使用されるものである。個人が、家庭内や出先においても使用できるような携帯性を備えるものではない。また、家庭内や出先において適切な廃棄容器がないため、使い終わった新品センサの保管容器が廃棄容器として使用される場合がある。このような場合、廃棄容器か否かの見分けがつきにくいため、使用済みの体液成分測定センサが、使用前のセンサが入った容器に廃棄されてしまう恐れがある。このような状況では、使用済みの体液成分測定センサが誤って再使用される場合があり、正しい測定結果が得られないことが起こり得る。また、使用前の体液成分測定センサに体液が付着した場合、特に、簡易測定装置との接続端子に体液が付着した場合には、測定装置が故障する可能性がある。
一方で、従来技術の医療廃棄物処理容器は、蓋に設けられた開口部を閉じることができる構成とはなっていない。そのため、体液成分測定センサの廃棄容器として従来技術の医療廃棄物処理容器を使用した場合であっても、液状または乾燥した体液が外部に飛散する恐れがあり、衛生上の問題を否定できない。
特開2007−125401号公報
本考案が解決しようとする課題は、廃棄容器であることを見分けやすい体液成分測定センサ用廃棄容器を提供する点にある。また、使用済みの体液成分測定センサを再使用することが困難な体液成分測定センサ用廃棄容器を提供する点にある。また、使用済みの体液成分測定センサを衛生的に廃棄可能な体液成分測定センサ用廃棄容器を提供する点にある。また、それ自体を衛生的に廃棄可能な体液成分測定センサ用廃棄容器を提供する点にある。また、携帯性に優れている体液成分測定センサ用廃棄容器を提供する点にある。
上記の課題を解決するため、本考案では、次の技術的手段を講じている。
本考案により提供される体液成分測定センサ用廃棄容器は、体液成分測定センサを投入するための投入口を備える投入部と、前記投入口を介して投入された前記体液成分測定センサを収容する収容部と、を備えることを特徴としている。このような構成によれば、投入部が目印となり、廃棄容器であることを判別し易いので、使用済みの体液成分測定センサが使用前のセンサの保管容器に誤って廃棄されることを抑制できる。また、体液成分測定センサの再使用を防止できる。
本考案の好ましい実施の形態においては、前記収容部は、上部に開口を備え、前記開口を覆うためのキャップを更に備えている。このような構成によれば、廃棄された体液成分測定センサが廃棄容器から容易に外に出ることを防止できる。これによって、体液成分測定センサを衛生的に廃棄できる。
本考案の好ましい実施の形態においては、前記キャップは、前記収納部とヒンジを介して結合されており、前記キャップは、前記投入口を開閉することができる。このような構成によれば、投入口をワンタッチで開閉できるので、使用者にとって使い勝手がよい。
本考案の好ましい実施の形態においては、前記キャップの内面に、前記投入口を塞ぐための押さえ部材を備えている。このような構成によれば、押さえ部材は投入口を確実に塞ぐ。また、投入口の周囲に付着した体液を吸収する。これによって、使用済みの体液成分測定センサを衛生的に廃棄可能とすることができる。また、体液成分測定センサ用廃棄容器自体を衛生的に廃棄可能とすることができる。
本考案の好ましい実施の形態においては、前記収容部とは別体のアダプター、を備え、
前記投入部は、前記アダプターの一部として形成されたものであり、前記アダプターは、前記投入部が前記開口を塞ぐように、前記収容部に嵌め込まれている。このような構成によれば、アダプターを準備すれば、空になった使用前のセンサの保管容器を体液成分測定センサ用廃棄容器の一部として再利用することができる。
本考案の好ましい実施の形態においては、前記アダプターは、前記投入部の下方に弾性脚部を備えており、前記弾性脚部が内側に弾性変形させられて生じる前記収納部の内面を押さえる外向きの力により保持される。このような構成によれば、投入部を収納部の開口にしっかりと保持できるので、廃棄された体液成分測定センサや体液が外部に出にくい。これによって、体液成分測定センサを衛生的に廃棄可能である。
本考案の好ましい実施の形態においては、前記弾性脚部は、第1の係合部を備え、前記収容部は、前記内面に第2の係合部を備え、前記第1の係合部と前記第2の係合部が係合することにより、前記アダプターと前記収容部とが接合される。このような構成によれば、投入部はより確実に収納部の開口に保持されるので、廃棄された体液成分測定センサや体液が外部に出にくい。これによって、体液成分測定センサを衛生的に廃棄可能である。
本考案の好ましい実施の形態においては、前記投入部は、前記キャップに設けられている。このような構成によれば、キャップを外せば体液成分測定センサは、開口から廃棄できるので、繰り返し使用が可能な体液成分測定センサ用廃棄容器が提供される。
本考案の好ましい実施の形態においては、前記キャップは、前記投入部を覆うカバーを更に備えている。このような構成によれば、廃棄した体液成分測定センサが、投入口から容易に外に出ることがないので、体液成分測定センサを衛生的に廃棄することができる。また、体液成分測定センサ用廃棄容器自体を衛生的に廃棄可能とすることができる。
本考案の好ましい実施の形態においては、前記カバーの内面に、前記投入口を塞ぐための押さえ部材を有している。このような構成によれば、押さえ部材は投入口を確実に塞ぐとともに、投入口の周囲に付着した体液を吸収する。これにより、使用済みの体液成分測定センサを衛生的に廃棄可能とすることができる。また、体液成分測定センサ用廃棄容器自体を衛生的に廃棄可能とすることができる。
本考案の好ましい実施の形態においては、前記カバーは、前記キャップにヒンジを介して結合されており、前記投入口を開閉することができる。このような構成によれば、投入口をワンタッチで開閉できるので、使用者にとって使い勝手の良い体液成分測定センサ用廃棄容器が提供される。
本考案の好ましい実施の形態においては、前記キャップは、螺合によって前記収容部に結合され、前記開口を開閉することができる。このような構成によれば、キャップと収容部が螺合により確実に結合し、投入部がキャップを介して収容部の開口にしっかりと保持される。これによれば、携帯中は体液成分測定センサを容易に取り出せないので、体液成分測定センサの再使用を防止可能である。また、キャップを外せば体液成分測定センサは、開口から廃棄できるので、体液成分測定センサ用廃棄容器は繰り返し使用が可能となる。
本考案の好ましい実施の形態においては、前記キャップは、貫通窓を有する周壁部を備えており、前記投入部は、前記収容部の側壁上部に形成され、前記側壁上部に前記投入口が設けられており、前記キャップは、前記収容部の前記開口の周方向に回転可能とされ、所定の位置で前記投入口と前記貫通窓が一致し、前記収容部の内外が貫通するように構成されている。このような構成によれば、比較的少ない部品によって、密閉性がよく、携帯性に優れた体液成分測定センサ用廃棄容器を構成することができる。
本考案の好ましい実施の形態においては、前記投入部は、前記収納部から取り外しできないように前記開口に取り付けられている。このような構成によれば、体液成分測定センサ用廃棄容器から使用済みの体液成分測定センサを取り出すことが困難となるので、再使用の防止が可能である。
本考案の好ましい実施の形態においては、前記体液成分測定センサまたは前記体液成分測定センサに付着した体液が脱出することを防止するための脱出防止手段を更に備えている。このような構成によれば、一度廃棄された体液成分測定センサおよびこれに付着した血液などの体液が、体液成分測定センサ用廃棄容器から再度外部に脱出することを防止できる。これにより、衛生的な体液成分測定センサの廃棄が可能となる。同様に、体液成分測定センサ用廃棄容器自体を衛生的に廃棄することができる。
本考案の好ましい実施の形態においては、前記脱出防止手段は、前記投入口の近傍に設けられた返り部材である。このような構成によれば、使用済みの体液成分測定センサおよびそれに付着した体液を容易に外に出ないようにできるので、体液成分測定センサを衛生的に廃棄することができる。同様に、体液成分測定センサ用廃棄容器自体を衛生的に廃棄することができる。
本考案の好ましい実施の形態においては、前記脱出防止手段は、前記収容部の内部に設けられた、前記体液を吸収するための吸収材である。このような構成によれば、使用済みの体液成分測定センサに付着した体液が吸収材により吸収されるので、体液が外に出るのを効果的に防止可能である。これによれば、体液成分測定センサを衛生的に廃棄することができるとともに、体液成分測定センサ用廃棄容器自体を衛生的に廃棄することができる。
本考案の好ましい実施の形態においては、前記脱出防止手段は、前記収容部の内部に設けられた、前記体液が乾燥した場合に固着するための固着材である。このような構成によれば、体液成分測定センサ用廃棄容器中で乾燥した体液が固着材に固着されるので、乾燥した体液が外の出るのを効果的に防止することができる。これによれば、体液成分測定センサを衛生的に廃棄することができるとともに、体液成分測定センサ用廃棄容器自体を衛生的に廃棄することができる。
本考案の好ましい実施の形態においては、前記投入口は、前記体液成分測定センサの横断面に合わせた形状を有している。このような構成によれば、体液成分測定センサを投入することは容易であるが、取り出すことは困難となるので、使用済みの体液成分測定センサの再使用を抑制することができる。
本考案の好ましい実施の形態においては、小型で携帯可能である。このような構成によれば、家庭内や出先において、個人が血糖値などの測定を行う際に、体液成分測定センサを廃棄するのに便利な体液成分測定センサ用廃棄容器を提供できる。
本考案のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行なう考案の実施の形態の説明から、より明らかになるであろう。
本考案の第1の実施の形態に係る体液成分測定センサ用廃棄容器の全体斜視図である。 図1に示した体液成分測定センサ用廃棄容器の組み立て作業を説明するための斜視図である。 図1に示した体液成分測定センサ用廃棄容器の投入口周辺の構造を説明するための要部断面図である。 図1に示した体液成分測定センサ用廃棄容器のアダプターの弾性脚部と収容部との係合の状態を説明するための要部断面図である。 (A)および(B)は、図1に示した体液成分測定センサ用廃棄容器へ体液成分測定センサを廃棄する作業を説明するための斜視図である。 本考案の第2の実施形態に係る体液成分測定センサ用廃棄容器の組み立て作業を説明するための斜視図である。 本考案の第3の実施形態に係る体液成分測定センサ用廃棄容器の組み立て作業を説明するための斜視図である。 本考案の第4の実施の形態に係る体液成分測定センサ用廃棄容器の断面図である。 (A)ないし(C)は、図8に示した体液成分測定センサ用廃棄容器へ体液成分測定センサを廃棄する作業を説明するための斜視図である。 本考案の第5の実施の形態に係る体液成分測定センサ用廃棄容器の全体斜視図である。 図10のXI−XI線に沿う断面図である。 図10のXII−XII線に沿う断面図である。 (A)ないし(C)は、図10に示した体液成分測定センサ用廃棄容器へ体液成分測定センサを廃棄する作業を説明するための斜視図である。
以下、本考案の好ましい実施の形態について、図面を参照して具体的に説明する。
まず、第1の実施の形態に係る体液成分測定センサ用廃棄容器X1について、図1〜図5を参照して説明する。図1に示す体液成分測定センサ用廃棄容器X1は、個人が家庭内や出先において、たとえば簡易血糖測定装置のような簡易体液成分測定装置を用いて、血糖値などの体液成分を測定する際に使用する使い捨ての体液成分測定センサSを廃棄するためのものである。体液成分測定センサ用廃棄容器X1は、小型であり、個人が、簡易体液成分測定装置とともに携帯できるようになっている。具体的には、体液成分測定センサ用廃棄容器X1は、ハンドバッグや簡易体液成分測定装置の携帯ケースに入れて、持ち運ぶことができる大きさである。図1および図2に示すように、本実施形態の体液成分測定センサ用廃棄容器X1は、収容部1、キャップ2、投入部3、アダプター4、吸収材5、固着材6、および返り部材7を備えている。
収容部1は、廃棄された使用済みの体液成分測定センサSを収容するためのものである。体液成分測定センサ用廃棄容器X1は、複数個の使用済み体液成分測定センサSを収容することができる。収容部1は、たとえば、金属またはプラスチックを材料にして製造される。収容部1は、円筒状の側壁部11と、低壁部12とを備えており、上部には開口13を有している。もちろん、収容部1の形状は、円筒状に限られるものではなく、横断面が、方形状または楕円形とされていてもよい。
キャップ2は、収容部1の開口13を覆うためのものである。キャップ2は、収容部1と同様、たとえば、金属またはプラスチックを材料として製造される。図2に示すように、キャップ2は、ヒンジ26を介して収容部1と結合されている。これにより、収容部1の開口13は、キャップ2により開閉可能となっている。ヒンジ26もまた、金属またはプラスチックを材料として製造される。収容部1、キャップ2、およびヒンジ26をプラスチックにより製造する場合には、射出成形などにより、これらの3部品を一体的に製造することが可能である。プラスチックとして、たとえばポリエチレンやポリプロピレンを使用することができる。
キャップ2の周壁部21の内面には、突起22が設けられている。一方で、収容部1の側壁部11の上部には突起22と係合させるための突起14が設けられている。これらの突起22と突起14が係合することにより、キャップ2が収容部1の開口13を覆った時に、キャップ2が外れにくくなっている。キャップ2の周壁部21の外面には、鍔部23が設けられている。鍔部23は、開口13を覆っているキャップ2を外しやすくするためのものである。
キャップ2は、その上壁部25の内面に、押さえ部材24を具備している。押さえ部材24は、下記に説明する投入口を確実に塞ぐことにより、投入口から体液成分測定センサが外に出るのを防ぐためのものである。その一方、投入口は、体液成分測定センサSの横断面の形状に合わせて設けられているので、体液成分測定センサに血液などの体液BFが付着していた場合に、周囲が汚れやすい。押さえ部材24は、この投入口の周囲に付着した体液BFを吸収する役割をも果たしている。押さえ部材24の材質としては、血液などの体液BFを吸収するようなものが望ましい。たとえば、不織布やスポンジが使用される。
押さえ部材24は、両面テープを用いてキャップの上壁部25の内面に貼り付けられる。もちろん、貼り付け方法は、これに限定されるものではない。接着剤を用いて貼り付けてもよい。
アダプター4は、収容部1上部に設けられた開口13に、使用済みの体液成分測定センサSを投入するための投入部3を形成するためのものである。このアダプター3を使用することによって、使用前の体液成分測定センサを保管するための容器を、体液成分測定センサ用廃棄容器X1の一部として再利用することができる。図2に示すように、アダプター4は投入部3および弾性脚部41を備えている。投入部3は収容部1の開口13の形状に合わせた形状を有している。アダプター4は、投入部3が収容部1の開口13を塞ぐように、収容部1に嵌め込まれている。この投入部3が設けられることによって、使用者は使用済みの体液成分測定センサSにアクセスしにくくなる。また、廃棄容器であることが見分け易い。これによって、誤って使用済みの体液成分測定センサを再使用することを防止できる。
投入部3は、中央部に投入口31を具備している。投入口31は、体液成分測定センサSを収容部1に投入するためのものである。また、体液成分測定センサ用廃棄容器X1であることの目印となるものである。投入口31は、体液成分測定センサSの横断面の形状に合わせた形状を有している。体液成分測定センサを、収容部1から取り出すことを困難とするためである。投入部3は、投入口31に向かって低くなるテーパ部32を備えている。このテーパ部32は、体液成分測定センサを投入口31に導きやすくするためのものである。なお、投入部3は開口13を塞ぐように取り付けられるので、投入部3上に設けられた投入口31は、キャップ2によって開閉可能になっている。
図3に示すように、返り部材7は投入口31の下方に配置されている。返り部材7は、本考案でいう脱出防止手段の一例に相当するものである。返り部材7は、収納部1に廃棄された体液成分測定センサSやそれに付着した体液BFが、投入口32から脱出しないようにするためのものである。返り部材7は、たとえばエラストマーやゴムのような弾性を有する材料を用いて製造される。返り部材7は、投入口31の両側に、隙間が開かないように形成されている。具体的には、エラストマーの小片が、両面テープによって貼り付けられる。使用済みの体液成分測定センサSは、その先端で返り部材7を押し分けるようにして、投入口31を介して収容部1中に廃棄される。その後、返り部材7は、弾性により元の形状に戻り、再び投入口31を塞ぐ。
図2に示すように、アダプター4は、投入部3の下方に弾性脚部41を備えている。弾性脚部41は、アダプター4を収容部1内にしっかりと保持するためのものである。アダプター4が収容部1に嵌め込まれていない場合、2本の弾性脚部41は、収容部1の直径よりも外側に開いている。アダプター4が収容部1に嵌めこまれる際に、弾性脚部41は内側に弾性変形させられ、すぼめられる。アダプター4は、この状態で収容部1中に嵌め込まれ、弾性変形により生じる収納部1の内面を押さえる外向きの力により、保持される。
図4に示すように、アダプター4の弾性脚部41は、下部に第1の係合部42を備えている。その一方、収容部1は、その内面に第2の係合部15を備えている。この第2の係合部15は、収容部1の側壁部11に外部から圧力をかけることにより形成される。アダプター3は、第1の係合部42と第2の係合部15が係合することにより収容部内に固定される。このことにより、投入部3は、簡単に取り外しできないように収納部1の開口に取り付けられる。
図4に示すように、吸収材5は、使用済みの体液成分測定センサSに付着した体液BFを吸収することにより、外部に出ることを防止するためのものである。吸収材5は、本考案でいう脱出防止手段の一例に相当するものである。吸収材5は、収容部1の内部の底壁部12上に設けられている。吸収材5は、液状の体液BFを矢印のように吸収する。吸収材5は、たとえば、織物、編物、不織布、または粉状や粒状の親水性ポリマーである。吸収材5は、収容部1の底壁部12に置いておくだけでよい。織物、編物、または不織布を用いる場合は、両面テープや接着剤によって固定してもよい。
固着材6は、体液BFが乾燥して固体となったものを固着させて、外部に出ることを防止するためのものである。固着材6は、本考案でいう脱出防止手段の一例に相当するものである。図4に示すように、固着材6は、収容部1の内部に配置され、アダプター4の弾性脚部41上に形成されている。固着材6は、たとえば、粘着剤を、弾性脚部41に塗布することにより形成されたものである。もちろん、吸収材5をアダプターの弾性脚部41上に設けてもよく、固着材6を収容部1の内部の底壁部12上に設けてもよい。
次に、体液成分測定センサ用廃棄容器X1の使用法について説明する。
図5(A)は、体液成分測定センサ用廃棄容器X1を用いて体液成分測定センサSを廃棄しているところを示している。使用済みの体液成分測定センサSを廃棄する際、鍔部23を用いて体液成分測定センサ用廃棄容器X1のキャップ2を開けると、投入口31が露出する。簡易体液成分測定装置Mの挿入口(図示略)に挿入された体液成分測定センサSの先端を投入口31に近づけ、イジェクトレバーEを矢印N1方向に押すと、体液成分測定センサSは、挿入口から押し出される。図には示していないが、押し出された体液成分測定センサSは、投入口31の返り部材7を押しのけて、収容部1の中に廃棄される。その後、返り部材7は元の形状に戻り、再び投入口31を塞いだ状態となる。これにより、キャップ2を閉じなくても、一旦収容部1中に廃棄された体液成分測定センサSが、外部に脱出することを防止できる。
図5(B)は、体液成分測定センサSを廃棄後、キャップ2が閉じられた状態を示している。廃棄された体液成分測定センサSに体液BFが付着していた場合は、収容部1の底壁部12に配置されている吸収材5に吸い取られる。また、体液BFが乾燥して固体状になった場合には、アダプター4の弾性脚部41に設けられた固着材6によって固着される。廃棄時、投入口31の周囲に体液が付着した場合でも、キャップ2を閉じることにより、押さえ部材24が、投入口31の周囲を塞ぎ、体液BFは押さえ部材24に吸い取られる。収容部1が、体液成分測定センサSで一杯になった場合には、体液成分測定センサ用廃棄容器X1ごと廃棄することができる。
以上のように、本実施形態に係る体液成分測定センサ用廃棄容器X1は、投入部3が収容部1の開口13に設けられた構成とされているので、体液成分測定センサ用廃棄容器X1は、廃棄用の容器であることを判別し易い。これによれば、使用前のセンサの保管容器に使用済みの体液成分測定センサSを誤って廃棄することを抑制可能である。
また、体液成分測定センサ用廃棄容器X1は、投入部3に設けられた、体液成分測定センサSの横断面の形状に合わせて形成された投入口31を介して体液成分測定センサSを収容部1に廃棄する。これにより、体液成分測定センサを投入することは容易であるが、取り出すことは困難であるので、使用済みの体液成分測定センサSの再使用を抑制することができる。
また、吸収材5、固着材6、返り部材7のような脱出防止手段、および押さえ部材24の機能により、一度廃棄された体液成分測定センサSおよびこれに付着した体液BFが、体液成分測定センサ用廃棄容器X1から再度外部に脱出することを防止可能である。これにより、衛生的な体液成分測定センサSの廃棄が可能となる。同様に、体液成分測定センサSで一杯になった体液成分測定センサ用廃棄容器X1自体を衛生的に廃棄可能である。
また、体液成分測定センサ用廃棄容器X1は小型に構成にされているので、持ち運びに便利である。
次に、本考案が適用された第2の実施の形態に係る体液成分測定センサ用廃棄容器X2を図6を参照して説明する。図6に示す体液成分測定センサ用廃棄容器X2は、体液成分測定センサ用廃棄容器X1と比較してアダプター4Aの弾性脚部41aの形状に特徴がある。以下にその特徴を説明する。なお、この図においては、第1の実施の形態に係る体液成分測定センサ用廃棄容器X1と同等な部材や要素などについては、図1〜図5と同一の符号を付してあり、ここではその説明を省略する。
体液成分測定センサ用廃棄容器X2のアダプター4Aの弾性脚部41aは、円筒の側部41a’の一か所を縦方向に割り、そこから側部41a’を左右に広げた形状を有している。このアダプター4Aを収容部1に嵌め込む場合には、左右に広がった弾性脚部41aを矢印の方向に弾性変形させて、すぼめる必要がある。アダプター4Aの弾性脚部41aを変形させて、収容部1に嵌め込むと、弾性脚部41aの外側に向けて生じる力によって、収容部1の側壁部11を押すことになり、アダプター4Aは、収容部1内にしっかりと保持される。アダプター4Aは、弾性脚部41aの面積が大きいので、より安定的に保持される。収容部1が、体液成分測定センサSで一杯になった場合には、体液成分測定センサ用廃棄容器X2ごと廃棄することができる。
以上のように、本実施形態に係る体液成分測定センサ用廃棄容器X2によれば、投入部3を収容部1の開口13に安定的にしっかりと保持することが可能となる。これにより、体液成分測定センサSを容易に取り出せず、また、内容物が使用済みの体液成分測定センサSであることを判別しやすいので、体液成分測定センサSの再使用を防止可能である。
次に、本考案が適用された第3の実施の形態に係る体液成分測定センサ用廃棄容器X3を図7を参照して説明する。図7に示す体液成分測定センサ用廃棄容器X3は、体液成分測定センサ用廃棄容器X1と比較してアダプター4Bの弾性脚部41bの形状に特徴がある。以下にその特徴を説明する。なお、すでに説明した部材や要素などについては、同一の符号を付し、その説明を省略する。
体液成分測定センサ用廃棄容器X3のアダプター4Bの弾性脚部41bは、投入部3から連続した円筒形状を有している。弾性脚部41bは、側部41b’と底部44とを備えている。側部41b’は、収容部1の側壁部11の内面に当接するための突起43を備えている。また、図7に示すように、弾性脚部41bが底部44を有しているため、吸収材5や固着材6を設ける場合には、アダプター4Bの内部にこれらを配置することになる。このアダプター4Bは、収容部1内に嵌め込まれるものなので、これらの吸収材5や固着材6が収容部1内に設けられることについては、変わりがない。
本実施形態のアダプター4Bを収容部1に嵌め込むには、弾性脚部41bを突起43の高さ分だけ矢印方向に弾性変形させる必要がある。弾性脚部41bを変形させて、収容部1に嵌め込むと、弾性脚部41bが外側に向けて生じる力によって、突起43が収容部1の側壁部11を押すことになり、アダプター4Bは、収容部1内に安定的にしっかりと保持される。収容部1が、体液成分測定センサSで一杯になった場合には、体液成分測定センサ用廃棄容器X3ごと廃棄することができる。
一方で、このようなアダプター4Bであれば、誤って収容部1から外れたとしても、アダプター4B自体の密閉性が高いので、内部に収容された使用済みの体液成分測定センサSが外部に出ることはない。
以上のように、本実施形態に係る体液成分測定センサ用廃棄容器X3によれば、投入部3が収容部1の開口13に安定的にしっかりと保持されることにより、体液成分測定センサSを容易に取り出せず、また、内容物が使用済みの体液成分測定センサSであることを判別しやすいので、体液成分測定センサSの再使用が防止可能である。また、アダプター4B自体の密閉性が高いことより、より衛生的に携帯することができる。
本考案が適用された第4の実施形態について図8〜図9を参照して説明する。
図8に示す体液成分測定センサ用廃棄容器X4は、投入部3Aがキャップ2Aに設けられている点に特徴がある。以下においては、キャップ2Aとそれに関連する要素について説明する。すでに説明した部材や要素などについては、同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図8に示すように、本実施形態の体液成分測定センサ用廃棄容器X4は、キャップ2A、収容部1A、吸収材5、固着材6、および返り部材7を具備している。
キャップ2Aは、収容部1Aの開口13を覆うためのものである。キャップ2Aは、たとえば、金属またはプラスチックを材料として製造される。図8および図9に示すように、キャップ2Aの周壁部21は雌ネジ21a備えており、収容部1Aは側壁部11の上部に雄ネジ11aを備えており、両者は螺合により結合されている。これにより、収容部1A上部の開口13は、開閉可能とされている。螺合により結合されているので、キャップ2Aは、携帯中でも、容易に収容部1Aから外れない。
キャップ2Aは、投入部3Aおよびカバー27を備えている。キャップ2Aが収容部1Aに結合された場合、投入部3Aは収容部1Aの開口13を塞ぐように構成されている。投入部3Aは、中央部に体液成分測定センサSを収容部1Aに投入するための投入口31Aを備えている。投入部3Aの上面には、投入口31Aの周囲を囲むように凸部33が設けられている。凸部33には投入口31Aに向かって低くなるテーパ部32Aが設けられている。体液成分測定センサ用廃棄容器X4には、体液成分測定センサ用廃棄容器X1と同様、投入口31Aの下方に返り部材7が設けられている。
カバー27は、投入部3Aを覆うためのものであり、キャップ2Aの周壁部21にヒンジ27aを介して結合されており、投入口31Aを開閉することができるように構成されている。カバー27は、その上壁部27bの内面に、投入口31Aを確実に塞ぐための押さえ部材27cを備えている。押さえ部材27cは、カバー27が投入部3Aを覆った際、投入部3Aの投入口31Aの周囲に設けられた凸部33の周囲を取り囲む凸部として構成されている。この押さえ部材27cは、カバー27に一体成型により形成されている。もちろん、不織布やスポンジのような体液を吸収する材料を両面テープや接着剤で貼り付けたものでもよい。
押さえ部材27cには、突起27dが設けられている。一方で、凸部33には突起27dと係合するように突起33aが設けられている。これらの突起27dと突起33aが係合することにより、カバー27は、容易に開かないようになっている。カバーの周壁部27eの外面には、鍔部27fが設けられている。鍔部27fは、投入部3Aを覆っているカバー27を開けやすくするためのものである。
収容部1Aの内部には、底壁部12に体液成分測定センサSに付着した体液BFを吸収するための吸収材5、側壁部11の内面に乾燥した体液BFを固着するための固着材6が設けられている。もちろん、固着材6を底壁部12に設け、吸収材5を側壁部11の内面に設けてもよい。
次に、図9を参照して、体液成分測定センサ用廃棄容器X4の使用方法を説明する。
図9(A)に示すように、カバー27が矢印の方向に開けられると投入部3Aに設けられた投入口31Aが現れる。図9(B)に示すように、簡易体液成分測定装置Mの挿入口(図示略)にセットされた体液成分測定センサSの先端を投入口31Aに近づけ、イジェクトレバーEを矢印N1方向に押すと、体液成分測定センサSは、簡易体液成分測定装置Mの挿入口から押し出され、投入口31Aを介して収容部1Aに廃棄される。この図には表れていないが、押し出された体液成分測定センサSは、投入口31Aの返り部材7を押しのけて、収容部1Aの中に廃棄される。その後、返り部材7は元の形状に戻り、再び投入口31Aを塞いだ状態となる。これにより、カバー27を閉じなくても、一旦収容部1A中に廃棄された体液成分測定センサSが、外部に脱出することを防止できる。
図には表れていないが、体液成分測定センサSに体液BFが付着している場合は、収容部1Aの底壁部12に配置されている吸収材5に吸い取られる。また、体液BFが乾燥した場合でも、その体液BFは固着材6によって固着される。体液成分測定センサSが廃棄された後、カバー27は再度閉じられる。この際、押さえ部材27cが、投入口31Aを覆う。
図9(C)に示すように、キャップ2Aを矢印の方向に回転し,キャップ2Aと収容部1Aの螺合を解除することにより、開口13を開けることができる。
以上のように、本実施形態に係る体液成分測定センサ用廃棄容器X4によれば、キャップ2Aと収容部1Aが螺合により確実に結合しており、投入部3Aがキャップ2Aを介して収容部1Aの開口13に安定的にしっかりと保持されている。これにより、携帯中は体液成分測定センサSを容易に取り出せず、また、内容物が使用済みの体液成分測定センサSであることが判断しやすいので、体液成分測定センサSの再使用が防止可能である。また、キャップ2Aを外せば体液成分測定センサSは、ポリ袋などにまとめて廃棄できるので、体液成分測定センサ用廃棄容器X4は繰り返し使用が可能である。
本考案が適用された第5の実施形態を図10〜図13を参照して説明する。
図10に示す体液成分測定センサ用廃棄容器X5は、収容部1Bおよびキャップ2Bに特徴があるので、主としてそれらの特徴について説明する。
図10に示すように収容部1Bは、その側壁上部に投入部3Bを備えている。投入部3Bには、投入口31Bが形成されている。図11に示すように、投入口31Bには、返り部材7が設けられている。
図10に示すように、キャップ2Bはその周壁部21に貫通窓21bを備えている。貫通窓21bは、投入口31Bと同様、体液成分測定センサSの横断面の形状に合わせた形状を有している。キャップ2Bは、矢印が示すように収容部1Bの開口13の周方向に回転可能とされている。所定の位置で投入口31Bと貫通窓21bが一致し、前記収容部1Bの内外が貫通するように構成されている。体液成分測定センサSは、この投入口31Bと貫通窓21bが一致した貫通部から、収納部1B内に投入される。
図11に示すように、キャップ2Bの周壁部21の内面に周状の凸部21cを備えている。その一方、収容部1Bは、側壁上部の投入部3Bの下方に周状の凸部15を備えている。キャップ2Bの凸部21cが、凸部15を乗り越えるようにして、収容部1Bに嵌め込まれている。これにより、携帯中に、収容部1Bからキャップ2Bが不用意に外れることがなくなる。
図12に示すように、キャップ2Bの貫通窓21bの両側に縦方向に凸部21dが設けられている。その一方、投入部3Bの投入口31Bの両側にも、縦方向に凸部34が、設けられている。キャップ2Bを回転して投入口31Bと貫通窓21bを一致させるには、キャップ2Bに設けられた凸部21dが、投入部3Bの凸部34を乗り越えなければならないようにされている。これによれば、携帯中に投入口31Bと貫通窓21bが容易に一致することがないので、収容部1B中の体液成分測定センサSや体液BFが容易に外部に脱出することがなくなる。
なお、本実施態様においても、収容部1Bの底壁部12上に体液成分測定センサSに付着した体液BFを吸収するための吸収材5、側壁部11の内面に乾燥した体液BFを固着するための固着材6が設けられている。もちろん、固着材6を底壁部12に設け、吸収材5を側壁部11の内面に設けてもよい。
次に、図13を参照して、体液成分測定センサ用廃棄容器X5の使用方法を説明する。
図13(A)に示すように、キャップ2Bが矢印の方向に回転させられると、貫通窓21bと投入口31Bとが一致し、収容部1Bの内外が貫通する。これにより、体液成分測定センサ用廃棄容器X5は体液成分測定センサSを廃棄可能な状態となる。
図13(B)に示すように、体液成分測定センサSの先端を投入口31Bに近づけ、簡易体液成分測定装置MのイジェクトレバーEを矢印N1方向に押すと、体液成分測定センサSは押し出され、投入口31Bを介して収容部1Bに廃棄される。この図には表れていないが、押し出された体液成分測定センサSは、投入口31Bの内側に設けられた返り部材7を押しのけて、収容部1Bの中に廃棄される。その後、返り部材7は、弾性によって元の形状に戻る。体液成分測定センサSに体液BFが付着している場合は、収容部1Bの底壁部12に配置されている吸収材5に吸い取られる。また、体液BFが乾燥した場合でも、その体液BFは、収容部1Bの側壁部11の内面に設けられた固着材6によって固着される。
図13(C)に示すように、矢印の方向にキャップ2Bを回転すると、投入口31Bが再度キャップ2Bの周壁部21に覆われる。収容部1B中に収容された体液成分測定センサSは、体液成分測定センサ用廃棄容器X5ごと廃棄してもよいし、キャップ2Bを外して体液成分測定センサSをまとめてポリ袋等に廃棄してもよい。
以上のように、本実施形態によれば、比較的少ない部品によって、密閉性がよく、携帯性に優れた体液成分測定センサ用廃棄容器X5を提供することができる。
本考案に係る体液成分測定センサ用廃棄容器は、上述した実施形態に限定されるものではない。本考案に係る体液成分測定センサ用廃棄容器の具体的な構成は、種々に設計変更可能である。
X1,X2,X3,X4,X5 体液成分測定センサ用廃棄容器
BF 体液
S 体液成分測定センサ
1,1A,1B 収容部
13 開口(収容部の)
15 第2の係合部
2,2A,2B キャップ
21 周壁部(キャップの)
21b 貫通窓
24,27c 押さえ部材
26,27a ヒンジ
27 カバー
3,3A,3B 投入部
31,31A,31B 投入口
4,4A,4B アダプター
41,41A,41B 弾性脚部
42 第1の係合部
5 吸収材(脱出防止手段)
6 固着材(脱出防止手段)
7 返り部材(脱出防止手段)

Claims (20)

  1. 体液成分測定センサを投入するための投入口を備える投入部と、
    前記投入口を介して投入された前記体液成分測定センサを収容する収容部と、
    を備える、体液成分測定センサ用廃棄容器。
  2. 請求項1に記載の体液成分測定センサ用廃棄容器であって、
    前記収容部は、上部に開口を備え、
    前記開口を覆うためのキャップを更に備えている、体液成分測定センサ用廃棄容器。
  3. 請求項2に記載の体液成分測定センサ用廃棄容器であって、
    前記キャップは、前記収納部とヒンジを介して結合されており、
    前記キャップは、前記投入口を開閉することができる、体液成分測定センサ用廃棄容器。
  4. 請求項2ないし3のいずれかに記載の体液成分測定センサ用廃棄容器であって、
    前記キャップの内面に、前記投入口を塞ぐための押さえ部材を備えている、体液成分測定センサ用廃棄容器。
  5. 請求項2ないし4に記載の体液成分測定センサ用廃棄容器であって、
    前記収容部とは別体のアダプター、を備え、
    前記投入部は、前記アダプターの一部として形成されたものであり、
    前記アダプターは、前記投入部が前記開口を塞ぐように、前記収容部に嵌め込まれている、体液成分測定センサ用廃棄容器。
  6. 請求項5に記載の体液成分測定センサ用廃棄容器であって、
    前記アダプターは、前記投入部の下方に弾性脚部を備えており、前記弾性脚部が内側に弾性変形させられて生じる前記収納部の内面を押さえる外向きの力により保持される、体液成分測定センサ用廃棄容器。
  7. 請求項5に記載の体液成分測定センサ用廃棄容器であって、
    前記弾性脚部は、第1の係合部を備え、
    前記収容部は、前記内面に第2の係合部を備え、
    前記第1の係合部と前記第2の係合部が係合することにより、前記アダプターと前記収容部とが接合される、体液成分測定センサ用廃棄容器。
  8. 請求項2に記載の体液成分測定センサ用廃棄容器であって、
    前記投入部は、前記キャップに設けられている、体液成分測定センサ用廃棄容器。
  9. 請求項8に記載の体液成分測定センサ用廃棄容器であって、
    前記キャップは、前記投入部を覆うカバーを更に備えている、体液成分測定センサ用廃棄容器。
  10. 請求項9に記載の体液成分測定センサ用廃棄容器であって、
    前記カバーの内面に、前記投入口を塞ぐための押さえ部材を有している、体液成分測定センサ用廃棄容器。
  11. 請求項9または10に記載の体液成分測定センサ用廃棄容器であって、
    前記カバーは、前記キャップにヒンジを介して結合されており、前記投入口を開閉することができる、体液成分測定センサ用廃棄容器。
  12. 請求項8ないし11のいずれかに記載の体液成分測定センサ用廃棄容器であって、
    前記キャップは、螺合によって前記収容部に結合され、前記開口を開閉することができる、体液成分測定センサ用廃棄容器。
  13. 請求項2に記載の体液成分測定センサ用廃棄容器であって、
    前記キャップは、貫通窓を有する周壁部を備えており、
    前記投入部は、前記収容部の側壁上部に形成され、前記側壁上部に前記投入口が設けられており、
    前記キャップは、前記収容部の前記開口の周方向に回転可能とされ、所定の位置で前記投入口と前記貫通窓が一致し、前記収容部の内外が貫通するように構成されている、体液成分測定センサ用廃棄容器。
  14. 請求項13に記載の体液成分測定センサ用廃棄容器であって、
    前記投入部は、前記収納部から取り外しできないように前記開口に取り付けられている、体液成分測定センサ用廃棄容器。
  15. 請求項1ないし14のいずれかに記載の体液成分測定センサ用廃棄容器であって、
    前記体液成分測定センサまたは前記体液成分測定センサに付着した体液が脱出することを防止するための脱出防止手段を更に備えている、体液成分測定センサ用廃棄容器。
  16. 請求項15に記載の体液成分測定センサ用廃棄容器であって、
    前記脱出防止手段は、前記投入口の近傍に設けられた返り部材である、体液成分測定センサ用廃棄容器。
  17. 請求項15に記載の体液成分測定センサ用廃棄容器であって、
    前記脱出防止手段は、前記収容部の内部に設けられた、前記体液を吸収するための吸収材である、体液成分測定センサ用廃棄容器。
  18. 請求項15に記載の体液成分測定センサ用廃棄容器であって、
    前記脱出防止手段は、前記収容部の内部に設けられた、前記体液が乾燥した場合に固着するための固着材である、体液成分測定センサ用廃棄容器。
  19. 請求項1ないし18のいずれかに記載の体液成分測定センサ用廃棄容器であって、
    前記投入口は、前記体液成分測定センサの横断面に合わせた形状を有している、体液成分測定センサ用廃棄容器。
  20. 請求項1ないし19のいずれかに記載の体液成分測定センサ用廃棄容器であって、
    小型で携帯可能である、体液成分測定センサ用廃棄容器。
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