JP3163861U - エンドキャップ式ボールねじ - Google Patents

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Abstract

【課題】エンドキャップを容易に取り付けるとともに、転がり部材の転がりをよりスムーズに行うことができるエンドキャップ式ボールねじを提供する。【解決手段】本考案は、ねじ軸1と、ナット2と、二つのエンドキャップ3と、複数の転がり部材4を含む。ナット2は、ねじ軸1を套設し、転がり部材4は、ねじ軸1とナット2との間に介在される。両エンドキャップ3はナット2の両端面にそれぞれ設置される。エンドキャップ3とナット2と接合する面に凹溝32と凸ブロック23がそれぞれ設けられ、エンドキャップ3を前記ナット2に取り付けるとき、凸ブロック23が凹溝32に収容され、且つ凹溝32と凸ブロック23に半転経路321、231がそれぞれ形成され、これらの半転経路は一つの方向転換経路80を形成し、前記方向転換経路80は転がり部材4が循環するのに供する。【選択図】図7

Description

本考案はリニア伝動部材に係り、特にエンドキャップ式ボールねじに関する。
に関する。
図1乃至図3は、周知のエンドキャップ式ボールねじを示すものである。このエンドキャップ式ボールねじは、ねじ軸1と、ナット2と、エンドキャップ3とを含む。
前記ねじ軸1は、螺旋状の転がり溝11を有するとともに、断面形状が円形である。
前記ナット2は、前記ねじ軸1を穿設する貫通孔21と、前記貫通孔の内縁表面に前記転がり溝11と対応して設けられる別の転がり溝211と、前記転がり溝11と前記別の転がり溝211とによって形成されるとともに、複数の転がり部材(図示せず)を伝動媒体として収容する負荷経路とを備える。さらに、回流孔22と凸縁23を含む。前記回流孔22は、軸方向Xに前記ナット2の両端面を貫通し、前記凸縁23は前記ナット2の両端面において前記貫通孔21を環状に囲繞して設置される。
前記エンドキャップ3は、前記ナット2の両端面に設置されるとともに、環状に形成される。前記エンドキャップ3には、前記ねじ軸1を穿設する通孔30を設ける。前記エンドキャップ3の一側面には、凹縁31と方向転換経路32を設ける。前記凹縁31は前記凸縁23に対応する。前記方向転換経路32は両端が前記回流孔22と前記負荷経路と連通し、これにより、前記転がり部材が無限循環する完全な循環経路を形成する。
しかし、従来のエンドキャップ式ボールねじでは、前記凸縁と前記凹縁を嵌合するという構造を採用しているため、エンドキャップとナットの間には、回転自由度が存在し、故に取り付けの際に方向転換経路が回流孔と負荷経路と取り合わせることは容易ではない。そして、方向転換経路と回流孔及び負荷経路との間には、ずれが発生しやすく、転がり部材のスムーズな転がりに影響を与えるという問題があった。しかも、前記ずれを直すには、人力で方向転換経路、負荷経路及び回流孔を修整する必要がある。したがって、ずれなしの循環経路を取り付けるには、長い時間がかかり、故にボールねじの製造コストが嵩む。
そこで、本考案の主な目的は、エンドキャップを容易に取り付けることができるエンドキャップ式ボールねじを提供することにある。
上記課題を解決するために、本考案の請求項1は、螺旋状の転がり溝を有するとともに、断面形状が円形であるねじ軸と、前記ねじ軸を穿設する貫通孔と、前記貫通孔の内縁に前記転がり溝と対応して設けられる別の転がり溝と、前記転がり溝と前記別の転がり溝とによって形成されるとともに、複数の転がり部材を伝動媒体として収容する負荷経路と、軸方向に両端面を貫通する回流孔とを備えるナットと、前記ナットの両端面に設置されるとともに、前記ねじ軸を穿設する孔とを備えるエンドキャップと、からなり、前記ナットと前記エンドキャップと接合する面に凹溝と凸ブロックがそれぞれ設けられ、前記エンドキャップを前記ナットに取り付けるとき、前記凸ブロックが前記凹溝に収容可能に構成され、且つ前記凹溝と前記凸ブロックに半転経路がそれぞれ形成され、しかもこれらの半転経路は一つの方向転換経路を形成し、前記方向転換経路は両端が前記回流孔と前記負荷経路とをそれぞれ連通し、これにより、前記転がり部材が無限循環する循環経路を形成することを特徴とする。
本考案の請求項2は、請求項1において、前記エンドキャップには、前記方向転換経路と連通するとともに、前記転がり部材の出入りを案内する導引部をさらに設けることを特徴とする。
本考案の請求項3は、請求項1において、前記エンドキャップの端面には、前記凹溝を設け、前記ナットの端面には、前記凸ブロックを設けることを特徴とする。
本考案の請求項4は、請求項1において、前記エンドキャップの端面には、前記凸ブロックを設け、前記ナットの端面には、前記凹溝を設けることを特徴とする。
本考案の請求項5は、請求項1において、前記半転経路は、断面形状が半円形であることを特徴とする。
本考案のエンドキャップ式ボールねじによれば、転がり部材の転がりをよりスムーズに行うとともに、転がり部材の衝突の可能性を低減することができる。また、転がり部材の寿命を延ばし、ボールねじの製造コストを削減することができる。
公知のエンドキャップ式ボールねじの分解斜視図である。 公知のエンドキャップ式ボールねじの全体斜視図である。 図2におけるA−Aの断面図である。 本考案のエンドキャップ式ボールねじの分解斜視図である。 本考案のエンドキャップ式ボールねじの全体斜視図である。 図5におけるA−Aの断面図である。 図6におけるB−Bの断面図である。 図6におけるC−Cの断面図である。
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図4乃至図8を参照されたい。本考案の実施形態を示す。本考案のエンドキャップ式ボールねじは、ねじ軸1と、ナット2と、二つのエンドキャップ3と、転がり部材4と、を含む。
前記ねじ軸1は、螺旋状の転がり溝11を有するとともに、断面形状が円形である。
前記ナット2は、前記ねじ軸1を穿設する貫通孔21を有し、前記貫通孔21の内縁表面に前記転がり溝11と対応する別の転がり溝211が設けられ、前記転がり溝11と前記転がり溝211が一つの負荷経路90を形成し、前記負荷経路90には、複数の転がり部材4を収容する。前記転がり部材4はねじ軸1とナット2との間に伝動媒体として転がる。前記ネット2には、回流孔22を設け、前記回流孔22は、軸方向Xに沿って前記ナット2の両端面を貫通する。
二つのエンドキャップ3は、前記ナット2の両端面にそれぞれ設置される。前記エンドキャップ3には、前記ねじ軸1を穿設する孔31を設ける。前記エンドキャップ3と前記ナット2とが互いに接合する面に凹溝32と凸ブロック23がそれぞれ設けられる。凹溝はナット又はエンドキャップの何れか一つに設けられてもよい。例えば、エンドキャップ3には、凹溝32を設け、ナット2には、凸ブロック23を設ける。また、凹溝及び凸ブロックはエンドキャップ又はナットに交錯して設置されてもよい。但し、凹溝は凸ブロックに対応して組み合わせる必要がある。且つ、凸ブロックと凹溝の寸法については、特に本考案の特徴ではない。凸ブロックと凹溝は互いに組み合わせればよい。エンドキャップ3をナット2に取り付けるときには、凸ブロック23が凹溝32内に収容され、且つ凹溝32及び凸ブロック23には、半転経路231、321がそれぞれ設けられる。半転経路231、321は通常、断面形状が半円形であり、これは製造が容易になるためである。両半転経路231、321を組み合わせると、転がり部材4が転がる経路を形成する。すなわち、両半転経路231、321は一つの方向転換経路80を構成する。前記方向転換経路80は両端が回流孔22と負荷経路90とそれぞれ連通し、これにより、転がり部材4が無限循環する一つの完全な循環経路を形成する。
転がり部材4が方向転換経路80へのスムーズな出入りを行えるように、エンドキャップ3には導引部33をさらに設ける。前記導引部33は前記方向転換経路80と当接するために、転がり溝11に向かって凸設される。これにより、転がり部材4が前記方向転換経路への出入りを案内する。
上述したように、エンドキャップ3には半転経路321を設置し、この半転経路231は転がり溝211と回流孔22とそれぞれ連通して一体に成型されるため、その間にずれが発生しない。図7と図8に示すように、凹溝32と凸ブロック23を組み合わせることにより、両半転経路321、231は一つの方向転換経路を正確に構成することができる。そして、両半転経路321、231間にはずれが発生しない。したがって、本考案は、従来の技術において方向転換経路が負荷経路及び回流孔と当接するときに発生するずれの問題を改善することができる。さらに、凹溝32と凸ブロック23を組み合わせることにより、エンドキャップ3の回転自由度を制限することができる。ユーザが取り付けを行うとき、固定部材Gをエンドキャップ3の通孔34に穿設してから、固定部材Gをナット2の固定孔24に螺合することにより、エンドキャップ3をナット2に固定することができる。しかも方向転換経路80と負荷経路90及び回流孔22との接合を再度調整する必要という問題はない。したがって、転がり部材4の転がりをよりスムーズに行うとともに、転がり部材4の衝突の可能性を低減することができる。さらに、転がり部材4の寿命を延ばし、ボールねじの製造コストを削減することができる。
以上は本考案の好ましい実施の形態であって、本考案の実施の範囲を限定するものではない。よって、当業者のなしえる修正、もしくは変更であって、この考案の精神の下においてなされ、かつこの考案に対して均等の効果を有するものは、いずれもこの考案の登録請求の範囲に含まれるものとする。
公知
1 ねじ軸
11 転がり溝
2 ナット
21 貫通孔
211 転がり溝
22 回流孔
23 凸縁
3 エンドキャップ
30 通孔
31 凹縁
32 方向転換経路
X 軸方向
本考案
1 ねじ軸
11 転がり溝
2 ナット
21 貫通孔
211 転がり溝
22 回流孔
23 凸ブロック
231 半転経路
24 固定孔
3 エンドキャップ
31 孔
32 凹溝
321 半転経路
33 導引部
34 通孔
4 転がり部材
80 方向転換経路
90 負荷経路
G 固定部材
X 軸方向

Claims (5)

  1. 螺旋状の転がり溝を有するとともに、断面形状が円形であるねじ軸と、
    前記ねじ軸を穿設する貫通孔と、前記貫通孔の内縁に前記転がり溝と対応して設けられる別の転がり溝と、前記転がり溝と前記別の転がり溝とによって形成されるとともに、複数の転がり部材を伝動媒体として収容する負荷経路と、軸方向に両端面を貫通する回流孔とを備えるナットと、
    前記ナットの両端面に設置されるとともに、前記ねじ軸を穿設する孔とを備えるエンドキャップと、からなり、
    前記ナットと前記エンドキャップと接合する面に凹溝と凸ブロックがそれぞれ設けられ、前記エンドキャップを前記ナットに取り付けるとき、前記凸ブロックが前記凹溝に収容可能に構成され、且つ前記凹溝と前記凸ブロックに半転経路がそれぞれ形成され、しかもこれらの半転経路は一つの方向転換経路を形成し、前記方向転換経路は両端が前記回流孔と前記負荷経路とをそれぞれ連通し、これにより、前記転がり部材が無限循環する循環経路を形成することを特徴とする、エンドキャップ式ボールねじ。
  2. 前記エンドキャップには、前記方向転換経路と連通するとともに、前記転がり部材の出入りを案内する導引部をさらに設けることを特徴とする、請求項1に記載のエンドキャップ式ボールねじ。
  3. 前記エンドキャップの端面には、前記凹溝を設け、前記ナットの端面には、前記凸ブロックを設けることを特徴とする、請求項1に記載のエンドキャップ式ボールねじ。
  4. 前記エンドキャップの端面には、前記凸ブロックを設け、前記ナットの端面には、前記凹溝を設けることを特徴とする、請求項1に記載のエンドキャップ式ボールねじ。
  5. 前記半転経路は、断面形状が半円形であることを特徴とする、請求項1に記載のエンドキャップ式ボールねじ。
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