JP3163755U - ペット係留具 - Google Patents
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Abstract
【課題】一匹毎の首輪に係止される複数のリード紐を一個の係留金具にまとめて係止し、且つリード紐が絡み合うこと無く複数のペットを散歩させることができ、手元には一本の引き紐で簡単に操作できるペット係留具を提供する。【解決手段】複数の動物の首輪に取り付けたリード紐5をまとめる係留具1であって、引き紐2と係留金具3と複数のキーリング4から構成され、係留金具3は、中空状の軸部3aの片方の端部にフランジ3d,3eが形成され、他方の端部に形成されたフック3cの先端と軸部3aとの間に開口部3bを形成し、開口部3bを開閉するための可動ピン3fを有し、複数のキーリング4は、リード紐5を係止して係留金具3のフック3cに取付けられ、更に引き紐2は、係留金具3のフランジ3d,3eの間に回転自在に係止された係止環3kに取付けられることを特徴とするペット係留具。【選択図】図1
Description
本考案は、飼い犬などのペットを数匹一緒に散歩させるための係留具であって、首輪に係止されたリード紐をまとめて係留具の環状部材に繋ぎ留めるためのペット係留具に関する。
従来のペット係留具は、飼い犬などのペットを数頭一緒に散歩させる際、図4に示すように夫々のペットに首輪や胴ベルト6を装着させ、着脱可能なリード紐5を取り付けて集団で散歩させるのが一般的である。ペットに使用されている市販の首輪や胴ベルト6には、殆どD環6aと呼ばれるリングが付属し、そのD環6aに着脱自在に連結するナスカン5aと呼ばれている係留具が取り付けられたリード紐5によって、夫々のペットの動きを制御しながら散歩させている。
例えば、動物の首輪や胴ベルト等に取り付けられた環状部材を容易に係止することができる動物用係留具が開示されている(例えば、特許文献1を参照)。
また、例えば大型のペットを散歩させる際、ペットのリード紐を肩に掛けたり、短めに持ったり、或いは車内に係留できるなどの簡単な構造で多用途に使用できるペットのリード紐が開示されている(例えば、特許文献2を参照)。
しかし、飼い犬などのペットを数匹一緒に散歩させる際、従来のペット係留具に備えられたリード紐は一匹毎の首輪に係止されているため、引き連れる頭数分のリード紐を手に持って散歩すると、ペットの勝手気ままな動きによりリード紐が複雑に絡まり合ってしまい、その都度リード紐を解く手間が発生する問題があった。
本考案は上述した課題に着目して成されたもので、一匹毎の首輪に係止されているリード紐の内、数匹を一個のペット係留具にまとめて係止し、且つリード紐が絡み合うことなく複数のペットを散歩させることができ、手元には一本の引き紐で簡単に操作できるペット係留具を提供することを目的とする。
本考案は上記の目的を達成するため、以下(1)、(2)の構成を備えるものである。
(1)複数の動物の其々の首輪に取り付けたリード紐を一つにまとめる係留具であって、引き紐と係留金具と複数のキーリングから構成され、前記係留金具は、片方の端部にフランジが二重に形成された中空状の軸部と、該軸部の他方の端部に鉤状に形成されたフックと、該フックの先端と対向する前記軸部の対向面との間に開口部を形成し、該開口部を開閉するため前記中空状の軸部に嵌入され軸方向に移動可能に取付けられた可動ピンとを有し、前記複数のキーリングは、前記リード紐を係止して前記係留金具の前記フックに取付けられ、更に前記引き紐は、前記係留金具の二重に形成された前記フランジの間に回転自在に係止された係止環に取付けられることを特徴とするペット係留具。
(2)前記可動ピンが、同じく前記中空状の軸部に嵌入されたスプリングに抗して前記開口部を開口することを特徴とする前記(1)記載のペット係留具。
本考案によれば、飼い犬などのペットを数匹一緒に散歩させる際、一匹毎の首輪に係止される引き紐を一個の係留金具にまとめて係止し、且つリード紐が絡み合うことなくペットを散歩させることができ、手元には一本の引き紐で簡単にペットを誘導し操作することができるペット係留具を提供できる。
以下、本考案を実施するための形態を、図面により詳しく説明する。
図1は本考案のペット係留具の構成で、ペット係留具1は係留金具3の軸部3aの一端に形成されたフランジ3d,3eの間に回転可能に取り付けられた係止環3kに、手元の長さの調整が可能な引き紐部2の一端が取り付けられ、また、レバー3gで開閉可能な可動ピン3fによって開口部3bが閉じられた係留金具3のフック3cに、ペットのリード紐5を取り付ける二個のキーリング4a,4bから構成されている。
フック3cに係止されたキーリング4a,4bは、その環状構造によりフック3cに沿ってほぼ360度の自由度を持つため、夫々のペットの動きを拘束することなく自由に行動させる機能を備えている。尚、キーリング4は複数個装着可能であり本考案を限定するものではない。
図2(a),図2(b)に示すペット係留具1が具備する係留金具3の構造は、棒状の軸部3aの一端に鉤状に形成されたフック3cの先端部と軸部3aとの間に開口部3bを形成し、フック3cの先端と対向する軸部3aの対向面には軸方向に中空部が形成されている。この中空構造の軸部3aには、閉鎖バネ3jの弾性によって可動ピン3fを移動可能に嵌入してフック3cの開口部3bを開閉し、その可動ピン3fの開閉操作を行うレバー3gと、該レバー3gを軸方向に移動させるため中空構造の軸部3aに形成されたガイド溝3hを備えている。可動ピン3fは、中空構造の軸部3aの中に設置された閉鎖バネ3jの抗力によって、開口部3bを常に閉鎖する方向に付勢される。
この係留金具3のフック3cには、閉鎖バネ3jによって付勢されている可動ピン3fを開閉することでキーリング4a,4bを係止、または係止を解除できる構造となっている。この係留金具3にキーリング4a,4bを係止する場合は、可動ピン3fのレバー3gを閉鎖バネ3jの付勢力に抗して指で操作することにより、可動ピン3fを移動させて開口部3bを開口させてフック3cにキーリング4a,4bを取り付ける。その後で指をレバー3gから離すと可動ピン3fが移動して開口部3bを閉鎖し、キーリング4a,4bはフック3cに係止される。
また、係留金具3の軸部3aの端部に形成された二重のフランジ3d,3eには、そのフランジ間の溝に係止環3kが回転自在に取り付けられ、更にその係止環3kには引き紐部2を係止する環状部を有することで、係留金具3の軸部3aは、手元で固定される引き紐部2に係止された係止環3kに拘束されることなく自在に回転する機能を備えている。
本考案は、この係留金具3の二重フランジ3d,3eと係止環3kで構成される回転自在な機能と、フック3cに取付けられた二個のキーリング4a,4bの自在な動きによって、二匹のペットの気ままな動きに対し、リード紐5が絡み合うことなく二匹を係留金具3にまとめて係留し、ペットを散歩させることができるペット係留具1を実現するものである。
図3はペット係留具1の使用例で、二匹のペットの首輪や胴ベルト6に付属する環状部材のD環6aに直接或いはナスカン5aで係止したリード紐5は、二匹の動きがお互いのストレスに成らない程度に短く設定され、リード紐5の片方の端部5bを夫々キーリング4a,4bに取り付け、その二個のキーリング4を係留金具3に取り付けることで、二匹のペットが一対と成ってペット係留具1に係留される。
二匹のペットの気ままな動きに対し夫々のリード紐5a,5bが取り付けられたキーリング4a,4bの自在な動きにより、リード紐5が短くてもペットはストレスを感じること無く自由に動くことができる。ペットの動きがリード紐5を絡まるように入れ替わっても、係留金具3の二重のフランジ3d,3eの間に取り付けられた係止環3kの回転自在な機能により、係留金具3の軸部3aがペットの動きに対応して回転しリード紐5が絡み合うことを防止している。
例えリード5が絡み合った場合でも、引き紐2が取り付けられている係止環3kを保持した状態で、係留金具3の軸部3aを回転させれば絡まったリード紐5を解くことが簡単にできる。
ペットの数が多くても、キーリング4を追加するか、或いは二匹のペットを対にして係留したペット係留具1を複数段の構成にすることで、手元には一本の引き紐部2にまとめることもできる。
以上、飼い犬などのペットを数匹一緒に散歩させる際、一匹毎の首輪に係止されるリード紐の内、複数のリード紐を一個のペット係留具にまとめて係止し、且つリード紐が絡み合うこと無くペットを散歩させることができ、手元には一本の引き紐で簡単にペットを誘導し操作することが可能なペット係留具を提供することができる。
1 ペット係留具
2 引き紐
3 係留金具
3a 軸部
3b 開口部
3c フック
3d フランジ
3e フランジ
3f 可動ピン
3g レバー
3h ガイド溝
3j 閉鎖バネ
3k 係止環
4 キーリング
5 リード紐
5a ナスカン
6 首輪或いは胴ベルト
6a D環
2 引き紐
3 係留金具
3a 軸部
3b 開口部
3c フック
3d フランジ
3e フランジ
3f 可動ピン
3g レバー
3h ガイド溝
3j 閉鎖バネ
3k 係止環
4 キーリング
5 リード紐
5a ナスカン
6 首輪或いは胴ベルト
6a D環
Claims (2)
- 複数の動物の其々の首輪に取り付けたリード紐を一つにまとめる係留具であって、
引き紐と係留金具と複数のキーリングから構成され、
前記係留金具は、片方の端部にフランジが二重に形成された中空状の軸部と、該軸部の他方の端部に鉤状に形成されたフックと、該フックの先端と対向する前記軸部の対向面との間に開口部を形成し、該開口部を開閉するため前記中空状の軸部に嵌入され軸方向に移動可能に取付けられた可動ピンとを有し、
前記複数のキーリングは、前記リード紐を係止して前記係留金具の前記フックに取付けられ、
更に前記引き紐は、前記係留金具の二重に形成された前記フランジの間に回転自在に係止された係止環に取付けられることを特徴とするペット係留具。 - 前記可動ピンが、同じく前記中空状の軸部に嵌入されたスプリングに抗して前記開口部を開口することを特徴とする請求項1記載のペット係留具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010005554U JP3163755U (ja) | 2010-08-19 | 2010-08-19 | ペット係留具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010005554U JP3163755U (ja) | 2010-08-19 | 2010-08-19 | ペット係留具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3163755U true JP3163755U (ja) | 2010-10-28 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016042865A (ja) * | 2014-08-22 | 2016-04-04 | 悟弘 設楽 | ペット係留具 |
EP3610722A1 (en) * | 2018-08-15 | 2020-02-19 | Best-Run Technology Ltd. | Double rope pet leash |
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2010
- 2010-08-19 JP JP2010005554U patent/JP3163755U/ja not_active Expired - Fee Related
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