JP3193155U - 首輪付ペット用リーシュ - Google Patents

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Abstract

【課題】首輪の常時装着によるストレスが解消され、首輪の着脱がワンタッチででき、また首輪をサイズフリーで使用でき、愛犬家の両手の使用が可能となり、グリップベルトを防護柵や柱などにワンタッチで巻き付けでき、砂や塵が付着しても首輪の着脱に支障がなく、かつ錆びが発生しない首輪付ペット用リーシュを提供する。【解決手段】合成樹脂製の線状材からなるリーシュ11と、リーシュの先端部に第1のスイベル12を介して回転自在に連結され、かつ第1の面ファスナ13によって着脱可能にペットの首に巻き付けられる首輪ベルト14と、リーシュの元部に第2のスイベル15を介して回転自在に連結され、かつ第2の面ファスナ16によって環状に連結可能なグリップベルト17とを備えた。【選択図】図1

Description

この考案は、犬などのペットを散歩させる際の手綱となる首輪付ペット用リーシュに関する。
愛犬家が犬を散歩に連れて行く際には、ベルト状のリード(リーシュ)が使用される。一般的なリードは、例えば、特許文献1に開示されたもののように、先端部に犬の首輪に掛止される金属製のフックが設けられ、リードの元部に握り輪が連結された構造を具備している。
犬の散歩時にはフックをペットの首輪に掛止し、愛犬家が把持輪を手で持ちながらリードを引いてペットを誘導する。
しかしながら、首輪の着用は、犬にストレスを発生させる要因の1つであるため、屋内で飼われる犬の場合、帰宅後は首輪を外す場合が多い。従来の首輪はピンバックル式が大半であったため、外出時および帰宅時における首輪の着脱が面倒で、手間がかかっている。
また、人間の子供に比べて犬の成長は早く、中型犬や大型犬の場合、首回りのサイズも、ほんの数が月で従来のピンバックル式の首輪では対応できないほど大きくなっている。
さらに、従来のリードは握り輪付きのものであったため、犬の散歩時、愛犬家は、少なくとも片方の手でリードを掴んでおく必要がある。したがって、例えば、散歩途中で犬の排便処理をする際には、リードを掴んでいない他方の手だけで処理することとなり、不便である。
また、握り輪はリードの元部に分離不能に固定されている。そのため、例えば愛犬家が散歩中に犬を歩道の防護柵に繋ぎ、店舗でショッピングを楽しみたい場合には、握り輪の存在を無視してリードを柵に結び止めているのが現状である。
さらに、リードと首輪とを連結するフックには、開口部を塞ぐロック部材のロック機構に、ばねスライド式のものや、ばね回動式のものが採用されている。これにより、例えば浜辺を犬と散歩する際、砂がロック機構のスライド部分や回動部分に付着し、ロック機構が故障するおそれがある。
さらにまた、従来のフックは、犬が激しく動いても壊れない強度を得るため、鉄などの金属製のものが大半であった。そのため、犬の散歩途中で雨や海水に晒され、フックが錆びるおそれがある。
特開2003−189752号公報
本考案は、このような従来の問題点に鑑みなされたもので、首輪の常時装着によるストレスが解消され、首輪の着脱がワンタッチででき、また首輪をサイズフリーで使用することができ、さらに愛犬家の両手の使用が可能となり、グリップベルトを防護柵や柱などにワンタッチで巻き付けることができ、砂や塵が付着しても首輪の着脱に支障がなく、かつ錆びが発生しない首輪付ペット用リーシュを提供することを目的としている。
請求項1に記載の考案は、合成樹脂製の線状材からなるリーシュと、該リーシュの先端部に第1のスイベルを介して回転自在に連結され、かつ第1の面ファスナによって着脱可能にペットの首に巻き付けられる首輪ベルトと、前記リーシュの元部に第2のスイベルを介して回転自在に連結され、かつ第2の面ファスナによって環状に連結可能なグリップベルトとを備えたことを特徴とする首輪付ペット用リーシュである
請求項2に記載の考案は、前記グリップベルトの内面には、複数の滑り止め突起が配設されたことを特徴とする請求項1に記載の首輪付ペット用リーシュである。
請求項3に記載の考案は、前記リーシュ、前記首輪ベルト、および前記グリップベルトの少なくとも1つに、夜間点灯用の発光ダイオードが装着されたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の首輪付ペット用リーシュである。
請求項4に記載の考案は、前記リーシュの途中部分には、連結リングを有するリーシュ用ジョイントが着脱可能に連結されたことを特徴とする請求項1〜請求項3のうち、何れか1項に記載の首輪付ペット用リーシュである。
請求項5に記載の考案は、前記リーシュ用ジョイントは、ヒンジにより開閉可能に連結された表蓋および裏蓋と、閉蓋された前記表蓋および前記裏蓋の間に離間して配置され、かつ前記リーシュの途中部分がつづら折り状に掛け渡される複数本のリーシュ掛止ピンとを有した請求項4に記載の首輪付ペット用リーシュである。
請求項6に記載の考案は、前記リーシュ用ジョイントは円筒ケーシングを有し、該円筒ケーシングの外周面には、該円筒ケーシングの軸線を中心とした円環状のスライド溝が形成され、該スライド溝に、前記連結リングの元部がスライド自在に掛止されたことを特徴とする請求項4または請求項5のうち、何れか1項に記載の首輪付ペット用リーシュである。
請求項7に記載の考案は、前記連結リングに補助握り輪用フックを介して元部が掛止され、かつ前記グリップベルトよりペットの首近くで前記リーシュを引くための補助握り輪を有したことを特徴とする請求項4〜請求項6のうち、何れか1項に記載の首輪付ペット用リーシュである。
請求項8に記載の考案は、前記連結リングに多頭用フックを介して元部が掛止され、かつ前記リーシュに別のペットを繋ぐための多頭用リーシュを有し、該多頭用リーシュの先端部には、面ファスナにより着脱可能に前記別のペットの首に巻き付けられる多頭用首輪ベルトが、第3のスイベルを介して回転自在に連結されたことを特徴とする請求項4〜請求項7のうち、何れか1項に記載の首輪付ペット用リーシュである。
首輪付ペット用リーシュが適用されるペットとしては、例えば、犬、猫等を採用することができる。このうち、犬が好適である。
リーシュとは、合成樹脂(合成樹脂エラストマー、合成ゴムなどを含む)からなる断面円形の中実な線状材で(もちろん、中空であってもよい)、若干の伸縮性を有した方が、突然、ペットが走り出した時の衝撃を緩和することができて好ましい。
リーシュの原料となる合成樹脂としては、例えば、サーフィン用のリーシュと同一素材であるウレタン系熱可塑性エラストマーの他、スチレン系熱可塑性エラストマー、オレフィン系熱可塑性エラストマー、塩化ビニル系熱可塑性エラストマー、アミド系熱可塑性エラストマー、ポリエステル系熱可塑性エラストマー、シリコーン樹脂エラストマーなどを採用することができる。
リーシュの直径は、ペットの種類およびペットの大きさにより適宜変更される。例えば、中型犬の場合、5〜10mm、好ましくは6〜8mmである。
リーシュの長さは、散歩中にペットを誘導し易い例えば100〜200cm、好ましくは150〜180cmである。
第1〜第3の面ファスナの種類は限定されない。フック型面ファスナとループ型面ファスナとからなるものでも、フック型とループ型との兼用型の面ファスナでもよい。
首輪ベルトおよびグリップベルトの素材としては、例えば皮革、布、各種の合成樹脂を採用することができる。肌との接触感をソフトにするため、各ベルトの内部に各種のクッション材を設けてもよい。
首輪ベルトのサイズは、ペットの種類およびペットの大きさにより適宜変更される。
また、グリップベルトのサイズは任意であるものの、成人の愛犬家が握り輪として握り易いように、愛犬家の手のサイズにより、適宜変更される。
さらに、グリップベルトの内面には、複数の滑り止め突起を配設した方が望ましい。これにより、散歩中の手の滑りを防止でき、また柱等に締結した際の締結力も高まる。滑り止め突起の形状、素材およびサイズ、形成数は任意である。
首輪ベルトおよびグリップベルトにおいて、第1〜第3のスイベルの取り付け位置は任意である。例えば、各ベルトの長さ方向の中間部でも、一端部でもよい。
第1〜第3のスイベルは、各首輪ベルトまたはグリップベルトに、連結対象物のリーシュを軸線回りに回転自在に支持できれば、その素材や形状は限定されない。第1〜第3のスイベルは、同一のものでもよい。
また、リーシュ、首輪ベルト、およびグリップベルトの少なくとも1つに、夜間点灯用の発光ダイオードを装着した方が、夜間散歩時におけるペットの歩行位置が車両の運転者に視認し易くなり、ペットの交通事故の発生件数を減らすことができる。なお、発光ダイオードが設けられるリーシュおよび首輪ベルトは、多頭用リーシュおよび多頭用首輪ベルトを含むものとする。
発光ダイオードの発光は、連続点灯でも、所定時間毎の点滅でもよい。
発光ダイオードの使用数は任意である。1個でも2個以上でもよい。
リーシュの途中部分には、連結リングを有するリーシュ用ジョイントが着脱可能に連結させることもできる。連結リングは多用途の部材である。例えば、この連結リングに、補助握り輪用フックを介して、グリップベルトよりペットの首近くでリーシュを引くための補助握り輪を連結したり、多頭用フックを介してリーシュに別のペットを繋ぐための多頭用リーシュを連結してもよい。その他、ペットの排泄物の処理用品を収納した袋などを連結してもよい。リーシュ用ジョイントが連結されるリーシュの長さ方向の位置は任意である。なお、リーシュ用ジョイントが連結されるリーシュは、多頭用リーシュを含む。
リーシュ用ジョイントの構造は任意である。例えば、ヒンジにより開閉可能に連結された表蓋および裏蓋と、閉蓋された表蓋および裏蓋の間に離間して配置され、かつリーシュの途中部分がつづら折り状に掛け渡される複数本のリーシュ掛止ピンとを有したものを採用することができる。この場合のリーシュへのリーシュ用ジョイントの装着時には、ヒンジを介して表裏蓋を開き、リーシュの途中部分を複数本のリーシュ掛止ピンにつづら折り状に掛け渡した後、表裏蓋を閉じる。これにより、簡単にリーシュ用ジョイントをリーシュに装着することができる。リーシュ用ジョイントを取り外す場合には、上述した操作を反対に行う。
また、リーシュ用ジョイントの別の構造として、例えば、円筒ケーシングの外周面に、円筒ケーシングの軸線を中心とした円環状のスライド溝を形成し、このスライド溝に、連結リングの元部をスライド自在に掛止したものを採用してもよい。この構造を採用すれば、例えば散歩中、リーシュが捩れても前記補助握り輪がリーシュの軸線回りを回転することがない。これは、自重の作用で補助握り輪が常にリーシュ用ジョイントの鉛直位置に配置されるためである。また、前記多頭用リーシュを連結した場合には、散歩中に各リーシュに繋いだペットが交差しても、連結リングがスライド溝に沿ってジョイントの外周面を回転するだけで、リーシュは絡まりにくい。
請求項1に記載の考案によれば、リーシュと首輪とを一体化したため、帰宅後にリーシュとともに首輪を外すことができ、犬などのペットにとって首輪を常時装着するストレスが解消される。また、首輪を第1の面ファスナ付きの首輪ベルトにより構成したため、首輪の着脱がワンタッチでできるとともに、ペットの大きさに拘わらず、首輪をサイズフリーで使用することができる。さらに、首輪ベルトは第1の面ファスナにより締結されるため、砂浜の散歩時に砂や塵が首輪付近に付着しても、首輪の着脱に支障がなく、かつ錆びも発生しない。
また、握り輪として第2の面ファスナ付きのグリップベルトを採用したため、グリップベルトを愛犬家の手首に巻き付けることで、散歩中でも両手の使用が可能となり、例えば散歩途中でのペットの排便処理が容易となる。また、グリップベルトは防護柵や柱などにもワンタッチで巻き付けることができため、例えば散歩中にペットを歩道の防護柵に繋ぎ、愛犬家は店舗でショッピングを楽しむこともできる。
特に、請求項2に記載の考案によれば、グリップベルトの内面に複数の滑り止め突起を配設したため、散歩中の手の滑りを防止できるとともに、柱等に締結した際の締結力も高まる。
また、請求項3に記載の考案によれば、リーシュ、首輪ベルト、およびグリップベルトの少なくとも1つに、夜間点灯用の発光ダイオードを装着したため、夜間散歩時におけるペットの歩行位置が車両の運転者に視認し易くなり、ペットの交通事故の発生件数を減らすことができる。
請求項4に記載の考案によれば、リーシュの途中部分に、多用途の連結リングを有するリーシュ用ジョイントを着脱可能に連結したため、必要に応じて、リーシュの使用中に利用される部材をリーシュに連結することができる。
請求項5に記載の考案によれば、リーシュ用ジョイントとして、閉蓋された表裏蓋の内部空間に配置された複数本のリーシュ掛止ピンに、リーシュの途中部分をつづら折り状に掛け渡す構造のものを採用したため、簡単にリーシュ用ジョイントをリーシュに装着することができる。また、このジョイントの取り外し時には、表裏蓋を開蓋し、各リーシュ掛止ピンからリーシュを外すことにより、簡単にリーシュ用ジョイントをリーシュから離脱できる。
請求項6に記載の考案によれば、円筒ケーシングの外周面に円環状のスライド溝を形成し、このスライド溝に、連結リングの元部をスライド自在に掛止したため、例えば散歩中、リーシュが捩れても、この捩れに伴って、連結リングに連結された補助握り輪などの部材がリーシュの軸線回りを回転しにくい。これは、自重の作用で補助握り輪が常にリーシュ用ジョイントの鉛直位置に配置されるためである。また、連結リングに多頭用リーシュを連結した場合には、散歩中に各リーシュに繋いだペットが交差しても、連結リングがスライド溝に沿ってジョイントの外周面を回転するだけで、リーシュが絡まりにくい。
請求項7に記載の考案によれば、リーシュ用ジョイントの連結リングに補助握り輪を連結するように構成したため、例えば散歩中に歩行者とすれ違う場合、愛犬家が、リーシュの持ち手をグリップベルトから補助握り輪に代えることで、グリップベルトよりペットの首近くでリーシュを引き、ペットを愛犬家の足元に控えさせることができる。
請求項8に記載の考案によれば、リーシュ用ジョイントの連結リングに多頭用リーシュを連結するように構成したため、1本のリーシュで複数匹のペットを誘導することができる。
この考案の実施例1に係る首輪付ペット用リーシュの斜視図である。 この考案の実施例1に係る首輪付ペット用リーシュの使用状態を示す斜視図である。 この考案の実施例1に係る首輪付ペット用リーシュの一部を構成する首輪ベルトの他の形態を示す斜視図である。 この考案の実施例2に係る首輪付ペット用リーシュの一部を構成するリーシュ用ジョイントの斜視図である。 この考案の実施例2に係る首輪付ペット用リーシュの一部を構成するリーシュ用ジョイントの開蓋状態を示す正面図である。 この考案の実施例3に係る首輪付ペット用リーシュの使用状態を示す斜視図である。斜視図である。
以下、この考案の実施例を具体的に説明する。ここでは、屋内犬に適用される首輪付ペット用リーシュを例とする。
図1および図2において、10はこの考案の実施例1に係る首輪付ペット用リーシュ(以下「ペット用リーシュ」ともいう)で、このペット用リーシュ10は、中型の屋内犬用のもので、合成樹脂製の線状材からなるリーシュ11と、リーシュ11の先端部に第1のスイベル12を介して回転自在に連結され、かつ第1の面ファスナ13によって着脱可能に犬の首に巻き付けられる首輪ベルト14と、リーシュ11の元部に第2のスイベル15を介して回転自在に連結され、かつ第2の面ファスナ16によって環状に連結可能なグリップベルト17とを備えている。
以下、これらの構成部品を具体的に説明する。
リーシュ11は、シリコーン樹脂エラストマーからなる直径8mm、長さ150cmのものである。そのため、手綱としての強靭性と、犬が突然走り出した時の衝撃を緩和するための適度な伸縮性とを有する。
首輪ベルト14は人工皮革からなり、その長さ方向の中間部の外面に樹脂モールドされた第1のスイベル12が突設されている。また、首輪ベルト14の一端部の内面には、第1のループ型面ファスナ13Aが固定されている。一方、首輪ベルト14の他端部の外面には、第1のフック型ファスナ13Bが固定されている。また、首輪ベルト14の他端部の先端には、首輪ベルト14の巻き付け状態を解除する際に利用される、布帯を環状に縫着した第1の指掛け輪18Aが固定されている。
グリップベルト17は、人工皮革からなるベルト本体19を厚地布製の緩衝チューブ20によって被覆したもので、緩衝チューブ20によりグリップベルト17を握った感触をソフトにしている。
グリップベルト17の長さ方向の一端部の外面には、樹脂モールドされた第2のスイベル15が突設されている。また、グリップベルト17の一端部の内面には、第2のループ型面ファスナ16Aが固定されている。一方、グリップベルト17の他端部の外面には、第2のフック型ファスナ16Bが固定されている。このグリップベルト17の他端部の先端には、グリップベルト17の巻き付け状態を解除する際に利用される、布帯を環状に縫着した第2の指掛け輪18Bが固定されている。さらに、グリップベルト17の長さ方向の中間部一帯の内面には、複数の半球状の滑り止め突起21が配設されている。
なお、図3に示すように、リーシュ11としてチューブ状のものを採用し、リーシュ11の管内に夜間点滅用の複数の発光ダイオード22を所定ピッチで配設したり、首輪ベルト14の外周面に同様に複数の発光ダイオード22を所定ピッチで配設してもよい。これにより、夜間散歩時における犬の歩行位置が自動車の運転者に視認し易くなり、犬の交通事故の発生件数を減らすことができる。なお、発光ダイオードに代えて、蛍光材料をもちいてもよい。
次に、図1および図2を参照して、この考案の実施例1に係るペット用リーシュ10の使用方法を説明する。
図2に示すように、犬を屋外で散歩させる際、愛犬家は犬の首に首輪ベルト14を巻き付け、第1のループ型面ファスナ13Aに第1のフック型面ファスナ13Bを係止する。一方、握り輪となるグリップベルト17を、愛犬家の手のサイズに合わせて、第2のループ型面ファスナ16Aに第2のフック型面ファスナ16Bを係止して環状体とする。
その後、愛犬家がグリップベルト17の握り輪を握り、屋外に出て所定ルートで散歩する。このとき、ペット用リーシュ10は従来の手綱と遜色なく使用される。
このように、リーシュ11と首輪ベルト14とを一体化したため、帰宅後はリーシュ11とともに首輪を外すことができ、犬などのペットにとって首輪を常時装着するストレスが解消される。また、首輪を第1の面ファスナ13付きの首輪ベルト14により構成したため、首輪の着脱がワンタッチでできるとともに、犬の大きさに拘わらず、首輪ベルト14をサイズフリーで使用することができる。さらに、首輪ベルト14は第1の面ファスナ13により締結されるため、砂浜の散歩時に砂や塵が首輪付近に付着しても、首輪ベルト14の着脱に支障がなく、かつ錆びも発生しない。
また、握り輪として第2の面ファスナ16付きのグリップベルト17を採用したため、グリップベルト17を愛犬家の片方の手首に巻き付けることで、散歩中でも両手の使用が可能となり、例えば散歩途中での犬の排便処理が容易となる。さらに、グリップベルト17は防護柵や柱などにもワンタッチで巻き付けることができため、例えば散歩中に犬を歩道の防護柵に繋ぎ、愛犬家は店舗でショッピングを楽しむこともできる。
さらにまた、グリップベルト17の内面に複数の滑り止め突起21を配設したため、散歩中の手の滑りを防止できるとともに、柱等に締結した際の締結力も高まる。
また、リーシュ11および首輪ベルト14に、夜間点滅用の発光ダイオード22を装着すると(図3)、夜間の散歩時における犬の歩行位置が、夜間走行中の自動車の運転者に視認し易くなり、犬の交通事故の発生件数を減らすことができる。
次に、図4および図5を参照して、この考案の実施例2に係る首輪付ペット用リーシュを説明する。
実施例2のペット用リーシュ10Aの特徴は、リーシュ11の途中部分に、多機能な連結リング30を有するリーシュ用ジョイント31が着脱可能に連結され、この連結リング30に、グリップベルト17より犬の首近くでリーシュ11を引くための補助握り輪32が、補助握り輪用フック33を介して掛止された点である。
以下、これらの構成部品を具体的に説明する。
リーシュ用ジョイント31は、ヒンジ34により開閉可能に連結され、かつリーシュ11の導入口35と導出口36とが、両蓋37,38の突き合わせ部分にそれぞれ2分割状態で配設された表蓋37および裏蓋38と、閉蓋された表蓋37および裏蓋38の間に離間して配置され、かつリーシュ11の途中部分がつづら折り状に掛け渡される2本のリーシュ掛止ピン39とを有している。ヒンジ34、表蓋37および裏蓋38は、リーシュ用ジョイント31の本体となる円筒ケーシング40を構成する。円筒ケーシング40の外周面には、円筒ケーシング40の軸線を中心とした円環状のスライド溝41が形成され、スライド溝41に、連結リング30の元部のボール30aがスライド自在に掛止されている。
次に、図4および図5を参照して、この実施例2のペット用リーシュ10Aの使用方法を説明する。
図5に示すように、犬の散歩に先だって、愛犬家はリーシュ用ジョイント31の表裏蓋37,38を閉蓋し、リーシュ11の先端部付近を導入口35と導出口36に通すとともに、表裏蓋37,38の内部空間に配置された2本のリーシュ掛止ピン39につづら折り状に掛け渡す。その後、表裏蓋37,38を閉蓋することで、リーシュ用ジョイント31を介して、補助握り輪32が犬の首輪の近くに配備される。
散歩中、歩行者とすれ違う際には、愛犬家は、リーシュ11の持ち手をグリップベルト17の握り輪から補助握り輪32に変更する。これにより、愛犬家は犬の首近くでリーシュ11を引くことができ、自分の足元に犬を控えさせ、歩行者を安全に通過させることができる。
このように、リーシュ11の途中部分に、連結リング30を有するリーシュ用ジョイント31を着脱可能に連結したため、必要に応じて補助握り輪32をリーシュ11に連結することができる。
また、リーシュ用ジョイント31として、閉蓋された表裏蓋37,38の内部空間に配置された2本のリーシュ掛止ピン39に、リーシュ11の途中部分をつづら折り状に掛け渡す構造のものを採用したため、簡単にリーシュ用ジョイント31をリーシュ11の元部、その他の任意位置に、着脱することができる。
さらに、リーシュ用ジョイント31の本体となる円筒ケーシング40の外周面に円環状のスライド溝41を形成し、このスライド溝41に、連結リング30のボール30aをスライド自在に掛止したため、例えば散歩中、リーシュ11が捩れても、この捩れに伴って、連結リング30に連結された補助握り輪32がリーシュ11の軸線回りを回転しにくい。これは、自重の作用で補助握り輪32が常にリーシュ用ジョイント31の鉛直位置に配置されるためである。その結果、とっさの利用が予想される補助握り輪32を、常時一定の位置に配置することができる。
その他の構成、作用および効果は、実施例1と同じであるため、説明を省略する。
次に、図6を参照して、この考案の実施例3に係るペット用リーシュを説明する。
図6に示すように、実施例3のペット用リーシュ10Bの特徴は、連結リング30に多頭用フック50を介して元部が掛止され、かつリーシュ11にもう1匹の犬を繋ぐための多頭用リーシュ11Aを有し、多頭用リーシュ11Aの先端部には、第3の面ファスナ51(第3のループ型面ファスナおよび第3のフック型面ファスナ)により着脱可能に別の犬の首に巻き付けられる多頭用首輪ベルト14Aが、第3のスイベル52を介して回転自在に連結された点である。
以下、これらの構成部品を具体的に説明する。
多頭用リーシュ11Aは実施例1のリーシュ11に比べて短尺なものである。多頭用リーシュ11Aの先端部には、実施例1の首輪ベルト14と同一の多頭用首輪ベルト14Aが、第1、第2のスイベル12,15と同一の第3のスイベル52を介して連結されている。
このように、リーシュ用ジョイント31の連結リング30に多頭用リーシュ11Aを連結するように構成したため、1本のリーシュ11で2匹の犬を誘導することができる。しかも、この連結リング30は、スライド溝41に沿って円筒ケーシング40の軸線回りをスライド自在に周転する。そのため、散歩中に各リーシュ11,11Aに繋いだ犬が交差しても、連結リング30がスライド溝41に沿ってリーシュ用ジョイント31の外周面を回転するだけで、各リーシュ11,11Aが絡まりにくい。
その他の構成、作用および効果は、実施例1から推測可能な範囲であるため、説明を省略する。
この考案は、犬などのペットを散歩させる際の手綱として有用である。
10,10A,10B 首輪付ペット用リーシュ
11,11A リーシュ
12 第1のスイベル
13 第1の面ファスナ
14 首輪ベルト
15 第2のスイベル
16 第2の面ファスナ
17 グリップベルト
21 滑り止め突起
22 発光ダイオード
31 リーシュ用ジョイント
34 ヒンジ
35 導入口
36 導出口
37 表蓋
38 裏蓋
39 リーシュ掛止ピン
40 円筒ケーシング
41 スライド溝
33 補助握り輪用フック
32 補助握り輪
50 多頭用フック
11A 多頭用リーシュ
51 第3の面ファスナ
14A 多頭用首輪ベルト
52 第3のスイベル

Claims (8)

  1. 合成樹脂製の線状材からなるリーシュと、
    該リーシュの先端部に第1のスイベルを介して回転自在に連結され、かつ第1の面ファスナによって着脱可能にペットの首に巻き付けられる首輪ベルトと、
    前記リーシュの元部に第2のスイベルを介して回転自在に連結され、かつ第2の面ファスナによって環状に連結可能なグリップベルトとを備えたことを特徴とする首輪付ペット用リーシュ。
  2. 前記グリップベルトの内面には、複数の滑り止め突起が配設されたことを特徴とする請求項1に記載の首輪付ペット用リーシュ。
  3. 前記リーシュ、前記首輪ベルト、前記グリップベルトの少なくとも1つに、夜間点灯用の発光ダイオードが装着されたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の首輪付ペット用リーシュ。
  4. 前記リーシュの途中部分には、連結リングを有するリーシュ用ジョイントが着脱可能に連結されたことを特徴とする請求項1〜請求項3のうち、何れか1項に記載の首輪付ペット用リーシュ。
  5. 前記リーシュ用ジョイントは、ヒンジにより開閉可能に連結された表蓋および裏蓋と、閉蓋された前記表蓋および前記裏蓋の間に離間して配置され、かつ前記リーシュの途中部分がつづら折り状に掛け渡される複数本のリーシュ掛止ピンとを有した請求項4に記載の首輪付ペット用リーシュ。
  6. 前記リーシュ用ジョイントは円筒ケーシングを有し、該円筒ケーシングの外周面には、該円筒ケーシングの軸線を中心とした円環状のスライド溝が形成され、
    該スライド溝に、前記連結リングの元部がスライド自在に掛止されたことを特徴とする請求項4または請求項5のうち、何れか1項に記載の首輪付ペット用リーシュ。
  7. 前記連結リングに補助握り輪用フックを介して元部が掛止され、かつ前記グリップベルトよりペットの首近くで前記リーシュを引くための補助握り輪を有したことを特徴とする請求項4〜請求項6のうち、何れか1項に記載の首輪付ペット用リーシュ。
  8. 前記連結リングに多頭用フックを介して元部が掛止され、かつ前記リーシュに別のペットを繋ぐための多頭用リーシュを有し、該多頭用リーシュの先端部には、第3の面ファスナにより着脱可能に前記別のペットの首に巻き付けられる多頭用首輪ベルトが、第3のスイベルを介して回転自在に連結されたことを特徴とする請求項4〜請求項7のうち、何れか1項に記載の首輪付ペット用リーシュ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN107771703A (zh) * 2016-08-26 2018-03-09 浙江派泰乐工艺品有限公司 一种护腕宠物牵引绳

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