JP3163672U - 絞り加工用金型 - Google Patents

絞り加工用金型 Download PDF

Info

Publication number
JP3163672U
JP3163672U JP2010004712U JP2010004712U JP3163672U JP 3163672 U JP3163672 U JP 3163672U JP 2010004712 U JP2010004712 U JP 2010004712U JP 2010004712 U JP2010004712 U JP 2010004712U JP 3163672 U JP3163672 U JP 3163672U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
hole
molding hole
grinding
molding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2010004712U
Other languages
English (en)
Inventor
三重野計滋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Works Co Ltd
Original Assignee
Works Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Works Co Ltd filed Critical Works Co Ltd
Priority to JP2010004712U priority Critical patent/JP3163672U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3163672U publication Critical patent/JP3163672U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)
  • Mounting, Exchange, And Manufacturing Of Dies (AREA)

Abstract

【課題】電子機器や輸送機器などの機器に用いられる多種多様な部品を加工するのに用いられる絞り加工用金型であって、偏差等が生じにくい絞り加工用金型を提供する。【解決手段】本絞り加工用金型1は、台座と、台座に形成される成型孔2であって、その内部に直線部分3、曲線部分4および曲線を含む角部5の少なくとも一つを有する成型孔とを備える絞り加工用金型であって、成型孔は、多結晶ダイヤモンドを表面に有する電極によって放電加工され、多結晶ダイヤモンドを表面に有する研削工具によって研削加工されて、形成される。【選択図】図1

Description

本考案は、電子機器や輸送機器などの機器に用いられる多種多様な部品を加工するのに用いられる絞り加工用金型であって、偏差等が生じにくい絞り加工用金型に関する。
電子機器や輸送機器といった機器には、様々な部品が用いられる。機器の種類によっては数千点の部品を必要とする。例えば、コンピュータ同士を接続するコネクタやコネクタが備えるコネクタピンなどは、外観は単純に見えても、数多くの部品や部材から構成されている。
部品は、その大きさが大、中、小と様々であり、その構造も複雑なものや単純なものもある。加えて、これらの部品は、非常に細い構造を有していたり、丸みやカーブを有していたり、角部を有していたり、屈曲部を有していたりなどのような、種々の構成を有している。
このような部品を製造するには、金型を用いた成型、研削加工、切削加工、旋盤加工など、種々の加工技術や成型技術が用いられる。部品の素材となる金属、樹脂、合金などが、これらの加工用の治具や機械に設置されて、所定の加工手順によって加工される。
近年では電子機器や輸送機器の小型化・複雑化に伴い、必要となる部品の点数が増加しつつ部品の小型化や微細加工の必要性が高まっている。また、電子機器のコネクタやコネクタピンなどは、信号転送速度やピン数の増加に伴って、高い加工精度が要求されるようになっている。例えば、コネクタやコネクタピンの外周や先端などに、撓み、窪み、凸凹などが存在すると、電子機器の動作精度を劣らせることになる。このため、部品の加工精度に対する要求は年々高まっている。
部品を製造するには、折り曲げ、丸め、型抜き、研削、切削、押し出し、絞りなど、様々な工程を必要とする。これらの内、研削や切削などは、研削工具や切削工具を用いることになるため、研削工具の精度に依存しつつも、加工時の作業精度に依存する。すなわち、作業時間や作業能力によって製造される部品の加工精度を向上させることが可能である。
一方、折り曲げ、丸め、型抜き、絞りといった、金型を用いて成型する工程は、金型の製造精度に依存する。部品の素材となる金属、樹脂、合金などを金型に設置して型抜きや絞り加工を行うからである。すなわち、部品に要求される加工精度を確保するためには、これらの金型の精度が高いことが必要である。
このような状況の中で、部品を製造する際に用いられる種々の金型の精度(製造される部品の外形精度)を向上させる技術が種々に提案されている。特に、金型を形成する際にダイヤモンドの切れ刃を用いて高い精度で金型を製造する技術が提案されている(例えば、特許文献1、2、3参照)。
特開2006−334732号公報 特開2008−150225号公報 特開2000−326233号公報
特許文献1は、ダイヤモンドの切れ刃を有する切削工具によって、金型を成型する製造方法を開示する。すなわち、金型に求められるのは、少ない偏差や凸凹であるので、特許文献1に開示される製造方法は、ダイヤモンドの切れ刃によって、金型を切削することでこれを実現する。
しかしながら、ダイヤモンドの切れ刃は、金型の材料となる金属、合金、樹脂などを切削する能力には優れているが、刃の先端が金型の材料に鋭角に接触して切削を行うので、金型には凸凹や偏差が生じてしまう。例えば、角形の角部と直線とから成り立つ金型であれば大きな問題とならないが、曲線の角部や曲線を必要とする金型では、これらの凸凹や偏差は、製造される部品の精度を著しく悪化させる問題が生じる。
特許文献2も、特許文献1と同様に、ダイヤモンドの切れ刃を有する工具によって切削することで金型を製造する技術を開示する。特許文献1と同様に、硬質であるダイヤモンドの切れ刃によって効率的な切削を行うことを目的としている。
しかしながら、特許文献2に開示される製造技術は、特許文献1の場合と同じく、曲線の角部や曲線を必要とする金型に対する切削精度が低い問題がある。特に、特許文献2は、光学素子(レンズ)のように、一定の凹面を成型することを目的としているので、金型をダイヤモンドの切れ刃で切削できるが、急峻な曲面を有する角部とこれと接線方向の異なる直線や曲線を有する金型を切削するのは困難である。
特許文献3は、ダイヤモンドの切れ刃を有するポリッシャーを開示する。このようなボリッシャーで金型の曲線を成型する。
しかしながら、ポリッシャーでは、表面に荒れやポアが生じることもあり、成型精度が高くない問題がある。
以上のように、特許文献1〜3に開示されるような従来技術は、(1)製造される部品に求められる精度を確保できる金型の製造精度が不十分である、(2)特に、直線や曲面を有する角部などが組み合わされる金型においては、偏差や凸凹などが発生する、といった問題を有している。
本考案は、金型の精度、特に、直線、曲線、曲線の角部などを含む金型の精度を向上させるための製造工程によって製造される絞り加工用金型を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本考案の絞り加工用金型は、台座と、台座に形成される成型孔であって、その内部に直線部分、曲線部分および曲線を含む角部の少なくとも一つを有する成型孔と、を備える絞り加工用金型であって、成型孔は、多結晶ダイヤモンドを表面に有する電極によって放電加工され、多結晶ダイヤモンドを表面に有する研削工具によって研削加工されて、形成される。
本考案の絞り加工用金型は、直線部分、曲線部分、角部などにおいて偏差や凸凹が生じず、当該金型を用いて製造する部品の外形上の精度を上げることができる。
また、本考案の絞り加工用金型は、多結晶ダイヤモンドの研削によって製造されるので、製造工程数が少なくなり、コストも低減できる。この結果、当該絞り加工用金型で製造される部品のコストも低減できる。
また、本考案の絞り加工用金型で製造される部品は、成型精度が高く、高い性能を確保できる。
本考案の実施の形態1における絞り加工用金型の側面図である。 従来技術における絞り加工用金型の側面図である。 本考案の実施の形態1における絞り加工用金型を用いた成型工程その1を示す説明図である。 本考案の実施の形態1における絞り加工用金型を用いた成型工程その2を示す説明図である。 本考案の実施の形態1における絞り加工用金型の正面図である。 本考案の実施の形態1における電極および研削工具の側面図である。 従来技術における絞り加工用金型の製造工程を示す説明図である。 本考案の実施の形態2における成型孔の製造工程を示す説明図である。 本考案の実施の形態2における絞り加工用金型の側面図である。
本考案の第1の考案に係る絞り加工用金型は、台座と、台座に形成される成型孔であって、その内部に直線部分、曲線部分および曲線を含む角部の少なくとも一つを有する成型孔と、を備える絞り加工用金型であって、成型孔は、多結晶ダイヤモンドを表面に有する電極によって放電加工され、多結晶ダイヤモンドを表面に有する研削工具によって研削加工されて、形成される。
この構成により、絞り加工用金型は、偏差や凸凹などのない部品を加工・成型できる。
本考案の第2の考案に係る絞り加工用金型では、第1の考案に加えて、電極および研削工具の表面の多結晶ダイヤモンドは、所定形状を有する。
この構成により、所定形状によって研削されることで、成型孔の内部には、偏差や凸部が生じにくく、非常に高い精度で成型される。
本考案の第3の考案に係る絞り加工用金型では、第1又は第2の考案に加えて、電極と研削工具とは、共通の部材である。
この構成により、絞り加工用金型の製造コストを低減できる。
本考案の第4の考案に係る絞り加工用金型では、第1から第3の考案に加えて、放電加工は、台座に縦穴を穿孔する工程と、縦穴の周囲を拡張する工程と、を含む。
この構成により、放電加工は、成型孔の大まかな形状を形成できる。特に、少ない工程で、成型孔の大まかな形状を形成できるので、絞り加工用金型の製造コストが低減する。
本考案の第5の考案に係る絞り加工用金型では、第4の考案に加えて、研削工程は、縦穴に沿って、絞り加工用金型の内部を研削する第1工程と、内部の内面仕上げを行う第2工程と、を含む。
この構成により、成型孔は、高い精度で加工・成型される。
本考案の第6の考案に係る絞り加工用金型では、第1から第5のいずれかの考案に加えて、成型孔内部の偏差は、5μm以下である。
この構成により、絞り加工用金型によって製造される部品の外形の偏差や精度が高い。
本考案の第7の考案に係る絞り加工用金型では、第1から第6のいずれかの考案に加えて、絞り加工用金型は、先端が曲面を有する部品を製造する。
この構成により、絞り加工用金型は、先端に曲面を必要とするような細かな部品を製造できる。
本考案の第8の考案に係る絞り加工用金型では、第1から第7のいずれかの考案に加えて、多結晶ダイヤモンドは、研削工具の表面に散在するように配置されている。
この構成により、研削工具は、高い研削能力を有し、この研削工具によって、成型孔は、容易に成型できる。
以下、図面を用いて、本考案の実施の形態について説明する。
(実施の形態1)
実施の形態1について説明する。
(全体概要)
まず、図1〜図4を用いて、実施の形態1における絞り加工用金型の全体概要について説明する。
図1は、本考案の実施の形態1における絞り加工用金型の側面図である。図1は、絞り加工用金型1の内部を透視した状態で示している。
絞り加工用金型1は、金属、樹脂、合金などの板材を、この絞り加工用金型1と対になる圧力部材によって、成型孔2の形状に合わせた形状に成型する。絞り加工用金型1は、板材を丸めたり湾曲をつけたりする必要のある様々な部品の製造に用いられる。
例えば、コンピュータや計測機器に必要となるコネクタ、コネクタピン、コネクタピンの受け側などの部品は、先端、外周などの一部に曲面を必要とする。このようなコネクタ、コネクタピン、コネクタピンの受け側などの部品に必要となる曲面や曲面を含む角部を成型するには、切り出しや切削などの様々な工法が用いられうるが、製造コストを下げるためには、金型加工が最も適している。
このような状況で、絞り加工用金型1は、板材を絞り出すことで、曲面や曲面を含む角部を形成できる。
絞り加工用金型1は、板材を加工するのに用いる成型孔2を有する。成型孔2は、板材を絞り出すことで、部品に必要となる直線、曲線、曲線を含む角部を成型する。このため、成型孔2は、その内部に板材の成型に必要となる直線部分3、曲線部分4および曲線を含む角部5の少なくとも一つを有している。多くの場合には、これら直線部分3、曲線部分4および曲線を含む角部5の組み合わせを、成型孔2の内部は備えている。
成型孔2のこのような直線および曲線とが組み合わさった形状により、絞り加工用金型1は、板材を絞り出すことで、曲面や角部を有する部品を成型できる。
このような、絞り加工用金型1は、高い精度で板材を成型する必要がある。ここで、絞り加工用金型1の成型孔2の内部には、偏差や凸凹が残っていることがある。このような偏差や凸凹が残っている場合には、成型される板材の加工精度が劣ってしまう。また、金型の形状が不均一であることで金型に偏磨耗が生じて、金型寿命が短くなる問題も生じる。
図2は、従来技術における絞り加工用金型の側面図である。図2は、図1と同様に、絞り加工用金型1の内部が透視された状態を示している。
図2に示されるように、従来技術における絞り加工用金型100は、成型孔2内部に、偏差21や凸部22を有している。このような偏差21や凸部22が残っている場合には、絞り加工によって成型される部品の外形には、凸凹やクラックなどが生じ、部品の製造精度が低下する問題がある。
実施の形態1における絞り加工用金型1の成型孔2は、(1)多結晶ダイヤモンドを表面に有する電極による放電加工、(2)多結晶ダイヤモンドを表面に有する研削工具による研削加工、とを施されて製造される。このような多結晶ダイヤモンドを表面に有する電極による放電加工と多結晶ダイヤモンドを表面に有する研削工具による研削加工と、を施されることで、成型孔2内部には、偏差や凸凹が生じない。このような偏差や凸凹が生じない成型孔2を有することで、絞り加工用金型1は、高い精度で、板材を加工できる。結果として、絞り加工用金型1は、高い精度で、部品を製造できる。また、製造される金型の偏磨耗を減少させて、金型の寿命が長くなるメリットを提供できる。
(部品の成型工程)
絞り加工用金型1は、板材を成型孔2に押し当て、圧力部材を板材に押し当てて成型孔2内部の形状に合わせることで、板材を所望の形状に成型できる。
図3、図4を用いて、絞り加工用金型1を用いた板材の成型について説明する。
図3は、本考案の実施の形態1における絞り加工用金型を用いた成型工程その1を示す説明図であり、図4は、本考案の実施の形態1における絞り加工用金型を用いた成型工程その2を示す説明図である。図3および図4のいずれも、絞り加工用金型1の内部を透視可能な状態で示している。
図3に示されるように、まず板材6が絞り加工用金型1の表面に設置される。絞り加工用金型1の表面に設けられている成型孔2の上面を覆うように、板材6は設置される。板材6は、この成型孔2に合わせて成型される。
また、板材6の上であって、成型孔2の外周と対応しつつ対向する位置に、圧力部材7が配置される。圧力部材7は、成型孔2がメス型部材であるとすると、この成型孔2に対応するオス型部材である。
次に、図4に示されるように、板材6に対して圧力部材7が押し当てられる。板材6に押し当てられた圧力部材7は、更に成型孔2内部に挿入され、そのまま板材6を成型孔2の形状に合わせて成型する。この圧力部材7の挿入によって、板材6は、図4に示されるように、成型孔2の有する直線部分3、曲線部分4および曲線を含む角部5の形状に合わせた形状に成型される。
ここで、図2のような従来技術の絞り加工用金型100の成型孔2であると、偏差21や凸部22の影響を受けて、成型される板材6も、その角部などに歪みや凹部を有することになってしまう。
これに対して、実施の形態1における絞り加工用金型1であれば、これら偏差21や凸部22が存在しないので、成型される板材6の角部などには歪みや凹部が生じない。これは、絞り加工用金型1の成型孔2が、(1)多結晶ダイヤモンドを表面に有する電極による放電加工、(2)多結晶ダイヤモンドを表面に有する研削工具による研削加工、とによって製造されるからである。
多結晶ダイヤモンドを表面に有する電極は、放電加工を行う際に、絞り加工用金型1の台座に高い精度で縦孔をあけることができる。更に、縦穴が穿孔された後で、この縦穴に沿って成型孔2の大まかな形状が放電加工と研削加工とによって成型される。この研削の際には、表面に多結晶ダイヤモンドを有する電極が用いられる。このため、電極がその表面に多結晶ダイヤモンドを有することで、放電精度が高いと共に放電に合わせて行われる研削加工における加工精度(および、台座に大まかな孔を空けるのに必要となる強度)を確保できる。また、縦穴は、多結晶ダイヤモンドを表面に有する電極や研削工具ではなく、他の部材(例えばタングステン鋼を用いた工具)によって形成されても良い。
次いで、多結晶ダイヤモンドを表面に有する研削工具によって、大まかに成型された成型孔2の内面が仕上げられる。研削工具は、成型孔2の内面を研削することで、その内面の表面の凸凹を無くすように仕上げ成型する。この仕上げ研削によって、成型孔2は、不要な偏差や凸部などを有することがない。
このような工程で製造される絞り加工用金型1によって、板材6は、不要な偏差、歪み、凸凹などを生じさせること無く、高い精度で成型される。結果として、絞り加工用金型1によって、高い精度で部品が製造される。
次に、各部の詳細について説明する。
(台座)
絞り加工用金型1は、台座8を備える。台座8は、絞り加工用金型1の基礎的な外形を作る。絞り加工用金型1は、図3に示されるように板材6を設置した上で、圧力部材7を受けて板材6を加工する。このため、絞り加工用金型1は、板材6を設置できかつ成型孔2を形成できる台座を必要とする。
台座8は、絞り加工用金型1を形成する素材と同一であればよい。例えば、絞り加工用金型1が金属や合金であれば、台座8は、この金属や合金であって、この台座8に成型孔2が形成されることで絞り加工用金型1が製造される。
台座8は、成型孔2の上に配置される板材6に対して圧力部材7による圧力を受けても耐えられるだけの強度および耐久性を有している必要がある。
(成型孔)
成型孔2は、台座8に穿たれた孔であって、板材6を成型する形状を備えている。板材6は、この成型孔2の有する形状に合わせて加工・成型される。このため、成型孔2は、製造する部品によって必要とされる形状に合わせた内部形状を有していることが好適である。例えば、円柱形状に合わせた形状を有していたり、角柱形状に合わせた形状を有していたりする。特に、金型で板材6を成型する場合には、成型される部品の外周は、直線部分、曲線部分および曲線を含む角部、あるいは曲線を含まない角部など、様々な要素を含む形状が求められる。
このような、様々な要素を含む形状に合わせて板材6を加工・成型するためには、成型孔2は、直線部分、曲線部分および曲線を含む角部を備えていることが好ましい。なお、ここで説明する直線部分、曲線部分とは、3次元形状である成型孔2を縦方向(板材6が挿入される方向)に沿った断面を2次元形状で見た場合に現れる直線、曲線を意味する。このため、図1に示されるように、成型孔2を縦方向の断面としての2次元形状で見た場合には、成型孔2は、直線部分3、曲線部分4および曲線を含む角部5を備えている。
成型孔2は、このような直線部分3、曲線部分4および曲線を含む角部5を備えた内部形状を有することで、先端に丸みを有する棒状の部品を製造できる。
成型孔2は、上述の通り、多結晶ダイヤモンドを表面に有する電極によって放電加工を施され、多結晶ダイヤモンドを表面に有する研削工具によって研削加工を施されることで形成される。このような、形成過程によって、図1に示されるような先端が砲弾形状である成型孔2が設けられる。すなわち、成型孔2は、先端が曲面を有することになり、先端に曲面を必要とする部品の製造に適した形状を有することになる。
また、成型孔2は、上述のような多結晶ダイヤモンドを表面に有する電極および研削工具とによる工程によって、その内面に偏差や凸部などを有することが無くなり、成型される部品の成型精度を高く保つことができる。
先端が曲面を有する部品は、その曲面のカーブや偏差などにおいて非常に高い精度を要求する。これら部品の先端形状に偏差や凹凸が存在すると、電気的あるいは機械的な接触不良を生じさせ、部品を使用する電子機器や機械機器の性能を劣化させたり、場合によっては故障させたりするからである。
実施の形態1における絞り加工用金型1の成型孔2によって、このような電子機器や機械機器の劣化や故障を引き起こしかねない部品を製造せずに、これら機器の性能を向上させることのできる部品を製造できるようになる。
これらのために、例えば成型孔2は、その内部偏差が、5μm以下であることが好ましい。内部偏差が5μm以下であることで、加工・成型される部品の外形に、ほとんど問題となる歪みや凸凹が生じないからである。もちろん、成型孔2は、クラックなどを有さないことも好適である。これらの成型孔2の加工精度は、上述のような多結晶ダイヤモンドを表面に有する電極と研削工具とによって実現される。
また、一つの台座8に、単数の成型孔2が設けられても良いし、複数の成型孔2が設けられても良い。
図5は、本考案の実施の形態1における絞り加工用金型の正面図である。絞り加工用金型1の上に、加工・成型対象となる板材6A、6Bを設置した状態を更に上から見て表している。このため、成型孔2A、2Bのそれぞれは、板材6A、6Bの下に隠れている状態が示されている(すなわち、成型孔2A、2Bは、破線で表されている)。
成型孔2Aおよび成型孔2Bのそれぞれは、上面から見た場合には円形の断面を有している。いずれも、板材を円柱形状(全体としての形状であって、詳細の形状を含まない)として加工・成型する。成型孔2Aおよび成型孔2Bのそれぞれは、内部形状として、図1に示されるように、直線部分、曲線部分および曲線を含む角部を備えている。
一方で、成型孔2Aの断面直径よりも成型孔2Bの断面直径は大きい。このため、成型孔2Aは、成型孔2Bに比較してより外周の小さな部品を加工・成型するのに適している。言い換えると、成型孔2Bは、成型孔2Aに比較して、より外周の大きな部品を加工・成型するのに適している。
台座8(すなわち絞り加工用金型1)に、異なる種類の成型孔が設けられていることで、絞り加工用金型1は、異なる種類の部品を製造できる。
また、台座8(すなわち絞り加工用金型1)に、同一種類であって複数の成型孔が設けられていることで、絞り加工用金型1は、複数の同一種類の部品を、同時に製造できる。複数の種類の部品が同時に製造されたり、複数の個数の部品が同時に製造されたりすることで、部品の製造コストを抑えることができる。
以上のように、成型孔2は、絞り加工によって加工・成型される部品を製造する要素である。
(電極および研削工具)
成型孔2は、多結晶ダイヤモンドを表面に有する電極による放電加工および多結晶ダイヤモンドを表面に有する研削工具の研削加工によって成型される。
電極および研削工具は、いずれも多結晶ダイヤモンドを表面に有する工具であり、場合によっては電極と研削工具とは同一の部材が共用される。図6に、電極および研削工具の概略を示す。図6は、本考案の実施の形態1における電極および研削工具の側面図である。図6では、電極9および研削工具10を共通に示している。
電極9および研削工具10は、本体部11を有する。本体部11は、電極9や研削工具10の工具としての基礎をなす部分であり、本体部11が台座8に対して圧力をかけることで、成型孔2が形成される。
また、電極9および研削工具10は、本体部11の先端表面に多結晶ダイヤモンド12を有する。多結晶ダイヤモンド12は、工業的に製造されたダイヤモンドであって、多結晶であることで、製造コストが安く、本体部11の表面に、散在するように配置される。図6に示される状態である。例えば、多結晶ダイヤモンドを本体部11の先端に取り付けた上で、その結晶の一部を欠落させるように処理を行うことで、多結晶ダイヤモンド12の結晶が散在するように配置される。
このように多結晶ダイヤモンド12の結晶が散在することで、電極9は、放電加工の際に成型孔2の大まかな成型を行える。また、同様に、研削工具10は、仕上げ加工において成型孔2の内部の精密な内周を形成できる。電極9や研削工具10は、このようにその先端表面に散在するように配置された多結晶ダイヤモンド12によって、穿孔や研削を行える。
また、電極および検索工具は、先端がすぼまるような円柱形状を有していることも好適であり、先端がとがっていることでもよい。もちろん、円柱形状だけでなく、角柱形状を有していてもよい。いずれにしても電極および研削工具は、製造したい成型孔2の形状に合わせた孔を製造できるのに適した形状を有していればよい。
(多結晶ダイヤモンド)
多結晶ダイヤモンドは、工業的に製造される人造ダイヤモンドであり、公知技術あるいは種々の工法で製造される人造ダイヤモンドである。多結晶ダイヤモンドであることで、製造工程が容易であり製造コストも下がる。加えて、多結晶ダイヤモンドを電極や研削工具に付着させるのにも、ダイヤモンドが多結晶であることで容易となる。また、余分な多結晶ダイヤモンドの一部を取り除くことで、多結晶ダイヤモンドが散在するように配置されることになる。
多結晶ダイヤモンドは、いわゆる硬度としてはほぼ最大の硬度を有する。加えて、図6に示されるように散在する多結晶ダイヤモンドは、所定の形状を有して研削工具先端の表面に備えられている。所定の形状で備えられていることで研削工具が成型孔2を形成するさいに、凸凹や偏差が生じにくい。
(製造される部品)
絞り加工用金型1は、様々な部品を製造できる。
特に、曲面、曲面を持つ角部、直線などをその形状に含む部品を製造するのに適している。すなわち、砲弾型、円柱型、円錐型、角柱型、角錐型などの形状を有する部品を製造するのに適している。
製造される部品は、電子機器、輸送機器、工作機器、機械機器など、様々な完成品である機器に用いられる。部品は、その加工精度によって性能が決定されるので、加工精度が低い場合には、部品の性能が低くなってしまう。部品の性能が低い場合には、当然ながらこれらの部品を含む完成品である電子機器や機械機器の性能も下がってしまう。これらの機器の性能を確保するのは、部品であって、高い精度で部品が製造されることは重要である。
絞り加工用金型1は、これらの性能を確保するのに必要な加工精度を要求する部品の製造に適している。
製造される部品としては、コネクタ、コネクタピン、高精密ねじ、接続部材、嵌合部材などである。このような部品は、高い加工精度を要求するが、実施の形態1の絞り加工用金型1は、これらの部品を容易に製造できる。
以上のように、実施の形態1における絞り加工用金型は、板材を絞り加工することで加工・成型する際に、非常に高い精度で成型できる。結果として、非常に高精細な部品を製造できるようになる。
また、本考案は、実施の形態1で説明した絞り加工用金型1によって製造された各種部品も含む。これらの各種部品は、表面に偏差や凸凹を殆ど有さない。すなわち、部品としての性能を十分に有することになり、このような部品を含む電子機器や機械機器の性能も高く維持できる。加えて、電子機器や機械機器の劣化や故障も防止できる。
(実施の形態2)
次に実施の形態2について説明する。
実施の形態2では、本考案の絞り加工用金型1を製造する工程の詳細を説明する。本考案の絞り加工用金型1は、従来技術での絞り加工用金型を製造するのに比べて、工程数を大きく削減できる。工程数を大幅に削減できることで、絞り加工用金型1の製造コストを低減できる。結果として、絞り加工用金型1によって製造する部品の製造コストを低減できる。
図7は、従来技術における絞り加工用金型の製造工程を示す説明図である。
従来技術においては、ステップST1にて、まず放電加工によって台座8に縦穴を穿つ。縦穴は、台座8に形成される成型孔2の成型位置を決める。なお、ステップST1の前に、ステップST0にて、台座8が設置される。
次に、ステップST2にて、放電加工によって縦穴を拡張する。このとき、放電加工は、台座8である金属や合金などの素材を穿つ作用を有する。放電加工によって高い電流が台座8に付与されて、台座8の素材が破壊されるからである。
更にステップST3〜ST5にて、更なる放電加工が行われる。また、これらの放電加工において、放電加工にあわせて粗い研削加工が行われる。これらのステップにおいて台座8に大まかな孔が形成される。この形成される孔は、成型孔2のおおまかな形を有する。ここで、ステップST3は、放電中粗加工であり、ステップST4は、放電中仕上加工であり、ステップST5は、放電中仕上加工である。このような、手順に応じた放電加工が行われる。
更に、ステップST6〜ST7にて、研削工具による研削加工によって、成型孔2の精密な内面が加工される。なお、これらの放電加工や研削加工においては、硬度の高い電極や研削工具が用いられるが、十分な強度や加工精度を有していない。このため、図7に示されるように、従来技術の製造工程では、放電加工および研削加工の工程数が非常に多くなる。さらには、形成される成型孔2の加工精度も低く、内部偏差や凸凹を残す。
一方、本考案の絞り加工用金型の製造工程は、工程数も少ない。図8は、本考案の実施の形態2における成型孔の製造工程を示す説明図である。図8は、図7と対比可能なように、製造工程をフローとして示している。図8を図7と対比して分かるとおり、本考案の絞り加工用金型1の製造工程は、その工程数が従来技術での絞り加工用金型の製造工程よりも少ない。工程数が少ないことは、絞り加工用金型1の製造コストを低減できる。
まず、ステップST11にて、多結晶ダイヤモンドを表面に有する電極によって、放電加工を行い、縦穴を形成する。この縦穴は、成型孔2の基礎となる。なお、この縦穴は、多結晶ダイヤモンドを表面に有する電極ではなく、他の素材を用いた工具によって形成されても良い。
次に、ステップST12にて、同じ電極を用いて縦穴を拡大するために、放電加工と研削加工を同時に行う。電極は、その表面に多結晶ダイヤモンドを有しているので、放電に合わせて研削も行える。このステップST12によって、縦穴が広げられて成型孔2の基本的な形状が作られる。この基本形状が成型されることで、成型孔2の大まかな孔が作られる。
すなわち放電加工は、縦穴を穿つ工程と縦穴の周囲を拡張する工程とを含むと考えればよい。
従来技術では、この成型孔2のおおまかな孔が形成されるまでに5工程を要していたが、本考案の絞り加工用金型1の製造では、成型孔2の大まかな孔が形成されるまでには、2工程で済む。非常に少ない工程数で実現できる。
次に、ステップST13にて、研削工具によって、成型孔2の内面が精密に研削されて成型される。研削工具は、多結晶ダイヤモンドを表面に有している。
すなわち、研削加工は、まず縦穴の径を拡張するための大まかな研削を行う第1工程と、内面を仕上げる第2工程を有することになる。第1工程はステップST12に含まれると考えてもよいし、ステップST13の前半に含まれると考えても良い。ステップST12は、放電加工と研削加工(大まかな研削)とを含んでいるので、この研削加工が、第1工程に対応する。あるいは、ステップST13は研削加工であるので、この研削加工が、第1工程と第2工程を含むと考えてもよい。
このように、ステップST13によって、成型孔2が完成する。成型孔2が完成することで、絞り加工用金型1が製造され、絞り加工用金型1によって部品が製造されるようになる。図9は、本考案の実施の形態2における絞り加工用金型の側面図であり、図8で説明した製造工程により製造されたものである。
以上のように、本考案の実施の形態2における絞り加工用金型1の製造工程は従来技術の製造工程に比較して非常に工程数が少ない。結果として、絞り加工用金型1は、低い製造コストで製造される。
以上、実施の形態1〜2で説明された絞り加工用金型は、本考案の趣旨を説明する一例であり、本考案の趣旨を逸脱しない範囲での変形や改造を含む。
1 絞り加工用金型
2 成型孔
21 偏差
22 凸部
3 直線部分
4 曲線部分
5 曲線を含む角部
6 板材
7 圧力部材
8 台座
9 電極
10 研削工具
11 本体部
12 多結晶ダイヤモンド

Claims (9)

  1. 台座と、
    前記台座に形成される成型孔であって、その内部に直線部分、曲線部分および曲線を含む角部の少なくとも一つを有する成型孔と、を備える絞り加工用金型であって、
    前記成型孔は、
    多結晶ダイヤモンドを表面に有する電極によって放電加工され、
    多結晶ダイヤモンドを表面に有する研削工具によって研削加工されて、形成される絞り加工用金型。
  2. 前記電極および前記研削工具の表面の前記多結晶ダイヤモンドは、所定形状を有する、請求項1記載の絞り加工用金型。
  3. 前記電極と前記研削工具とは、共通の部材である請求項1又は2記載の絞り加工用金型。
  4. 前記放電加工は、前記台座に縦穴を穿孔する工程と、前記縦穴の周囲を拡張する工程と、を含む請求項1から3のいずれか記載の絞り加工用金型。
  5. 前記研削工程は、前記縦穴に沿って、前記絞り加工用金型の内部を研削する第1工程と、前記内部の内面仕上げを行う第2工程と、を含む請求項4記載の絞り加工用金型。
  6. 前記成型孔内部の偏差は、5μm以下である請求項1から5のいずれか記載の絞り加工用金型。
  7. 前記絞り加工用金型は、先端が曲面を有する部品を製造する請求項1から6のいずれか記載の絞り加工用金型。
  8. 前記多結晶ダイヤモンドは、前記研削工具の表面に散在するように配置されている請求項1から7のいずれか記載の絞り加工用金型。
  9. 請求項1から8のいずれか記載の絞り加工用金型によって製造された部品。
JP2010004712U 2010-07-13 2010-07-13 絞り加工用金型 Expired - Lifetime JP3163672U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010004712U JP3163672U (ja) 2010-07-13 2010-07-13 絞り加工用金型

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010004712U JP3163672U (ja) 2010-07-13 2010-07-13 絞り加工用金型

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3163672U true JP3163672U (ja) 2010-10-28

Family

ID=54875154

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010004712U Expired - Lifetime JP3163672U (ja) 2010-07-13 2010-07-13 絞り加工用金型

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3163672U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017153373A (ja) * 2016-02-29 2017-09-07 株式会社ワークス 細胞検査部材

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017153373A (ja) * 2016-02-29 2017-09-07 株式会社ワークス 細胞検査部材

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN102794619B (zh) 带有镶块的长窄形型胎的加工方法
US20100272525A1 (en) Tool insert blanks and method of manufacture
CN103342460B (zh) 3d玻璃加工方法及数控机床切割刀具
JP3163672U (ja) 絞り加工用金型
CN104475887B (zh) 低刚度圆锥面杆件的电火花磨削加工方法
JP5920765B2 (ja) プレス成形体及びこのプレス成形体の製造方法
CN104889259B (zh) 一种翻孔复合模
TW200906522A (en) Method for producing a machine housing with a surface-hardened fluid chamber
JP6664294B2 (ja) 打抜型の製造方法
JP4337882B2 (ja) ハニカム構造体成形用金型の製造方法
JP4884915B2 (ja) 円形基板の打抜きプレス用金型及び磁気ディスク用アルミニウム合金基板の製造装置
CN102794611B (zh) 高精度薄型零件的辅助工装
CN101642790A (zh) 柱筒管单面方形孔冲压成型加工方法
JP6647664B1 (ja) バニシング加工装置およびバニシング加工方法
JP5651353B2 (ja) シェービング金型
CN104084655B (zh) 硬质合金轴承半球加工方法
CN106002130A (zh) 一种刀具生产方法
CN103286536B (zh) 采用冷镦工艺加工十字槽阳模的方法
JP2008030065A (ja) 防盗防緩ワッシャの製法
CN109352360B (zh) 因瓦合金材质低刚性悬臂零件减少共振的机械加工方法
KR200413677Y1 (ko) 핀 포인트 게이트 가공용 전극 조립체
JP3341002B1 (ja) ボールチェーン部材の製造方法と製造用金型
CN104549663A (zh) 磨矿介质和用于生产磨矿介质的装置和方法
CN111093853B (zh) 形成扬声器壳体的方法及相关工具
KR101488189B1 (ko) 펌프용 스크류의 제조방법

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100825

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3163672

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131006

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131006

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20161006

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term