JP3163560U - 紙製うちわ - Google Patents

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晃司 西川
晃司 西川
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Abstract

【課題】柄及び柄と扇ぎ面の接続部の強度を確保できる総紙製うちわを提供する。【解決手段】扇ぎ面は厚紙で広面形状に、中央柄4は扇ぎ面2の下部中央から下方に突出形成する。中央柄の両側に折り目5a,5bを介して中央柄と同じ横幅で右補強柄6a、左補強柄6bを連設し、右補強柄における折り目7aに対向する側線を折り目として中央柄と同じ横幅の第2の右補強柄8aを連設する。左右の補強柄の上部側縁は上方へ凸状に突出した形状に形成し、第2の右補強柄の上縁には円弧凸状の略扇形であって円弧両端と第2の右補強柄の側縁上端との間が中央柄の側縁上端から斜め上外方に拡がって延びる扇ぎ面の側縁と同形状に形成した補強片を延設する。各折り目を全て山折りに左補強柄、右補強柄、第2の右の補強柄の順に中央柄に折り重ねて接着固定する。【選択図】図1

Description

本考案は、扇ぎ面及び柄の全てを厚紙で製作したうちわに関する。
暑い時期に街頭やスポーツ、祭り等の催し物会場において広告宣伝のためのうちわを無料配布することがしばしば行なわれる。無料配布するうちわは安価に量産できるものでなければならないため紙製のうちわが採用される。紙製のうちわには、厚紙製の扇ぎ面にプラスチック製の柄を取り付けたものもある。しかし、プラスチック製の柄を使用するうちわはコストがかかる上に焼却廃棄の際に有害ガスの発生する問題がある。
かかるコストと材料の問題のため柄の部分も厚紙とすることが考えられるが、その場合には扇ぎ面と柄の接続部分の強度を如何に確保するかが課題になる。例えば、特許文献1には、扇ぎ面の下部中央を下へ突出させて中央柄を設け、その両側へ補強板を隣接し、それを折り重ねて接着固定して重なり域を設け、重なり域より上に突出させた突出域を接着固定して補強した紙うちわが提案されている。しかし、この紙うちわの場合、柄部分は厚紙の3枚重ねで剛性が十分とはいえず、突出域も厚紙の2枚重ねで強度が十分確保されているとは言い難い。
また、特許文献2には、等しい形状の二枚重ねの板紙で構成した柄の把持部の上端に側縁が把持部の側縁から円弧凸状に斜め外上方に拡がって延びる把持部の横幅よりも大きな横幅を有する接続部を連続形成し、二枚の接続部間に扇ぎ面の基部を挟み込んで相互に固着した紙製うちわが提案されている。しかし、この紙製うちわの場合、扇ぎ面と柄とを別々に製作して組み立てるため製作に手間がかかる問題がある。
更に、特許文献3には、薄板状の送風体とその周縁の一部から延出する把持体からなり、把持体には延出方向と平行な山折り、谷折り折線を隣接して形成した幅広部が延出方向と直交する方向に形成され、該折線にて幅広部を折曲して柄を形成すると共に把持体の最外側の送風体に近い部位が送風体方向に延出されていてその延出部を送風体に設けた2個一対の切込みに挿入するようにした紙製うちわが開示されている。しかし、この紙製うちわの場合、延出部を送風体の切込みに挿入するのみであるので送風体と柄の接続部の強度が十分とはいえない。また、柄部分は把持体を折曲形成したのみであるので折曲部厚みが拡大して把持しにくくなる問題もある。
特開平08−322623号公報 特開2003−70515号公報 特開平08−336411号公報
本考案は、従来技術のこうした問題点を解決するためになされたもので、その課題は扇ぎ面と柄を厚紙で製作したうちわであって、柄及び柄と扇ぎ面の接続部の強度を確保できる紙製うちわを提供することにある。
前記課題を解決するための請求項1に記載の考案は、扇ぎ面と柄を共に厚紙で製作した紙製うちわであって、扇ぎ面は広面形状に形成されており、柄は扇ぎ面の下部中央を手で握り得る横幅で下方に突出させて形成した中央柄と、該中央柄の両側に折り目を介して中央柄と同じ横幅で連設した右補強柄、左補強柄と、一方である右補強柄における前記折り目に対向する側線を折り目として中央柄と同じ横幅で連設した第2の右補強柄とからなり、左右補強柄は上部側縁が上方へ凸状に突出した形状に形成され、第2の右補強柄の上縁には円弧凸状の略扇形であって円弧両端と第2の右補強柄の側縁上端との間が中央柄の側縁上端から斜め上外方に拡がって延びる扇ぎ面の側縁と同形状に形成された補強片が延設されており、各折り目を全て山折りにして左補強柄、右補強柄、第2の右補強柄の順に中央柄に折り重ねて接着固定してあることを特徴とする紙製うちわである。
このような構成によれば、柄は4枚の厚紙を折り重ねて接着固定した構造になっているため十分な強度を有する。また、扇ぎ面と柄との境界部については、正面側は第2の右補強柄の上縁に延設した円弧凸状の略扇形補強片が扇ぎ面の下部境界を補強し、背面側は右左の補強柄の各上側縁に延設した2枚の凸状突出部が扇ぎ面の下部境界を補強している。これにより扇ぎ面と柄の境界部は十分な強度を有するため、うちわを強く振った際に空気抵抗により扇ぎ面に生ずる抗力を柄で十分に支えることができる。
また、請求項2に記載の考案は、請求項1に記載の紙製うちわにおいて、左側補強柄にも折り目を介して第2の右補強柄と同形状の第2の左補強柄を連設し、中央柄の右側に位置する二つの折り目は山折り、中央柄の左側に位置する二つの折り目は谷折りにして右補強柄、左補強柄、第2の右補強柄、第2の左補強柄の順に中央柄に折り重ねて接着固定してあることを特徴とする紙製うちわである。
このような構成によれば、柄は5枚の厚紙を折り重ねて接着固定した構造になっているため十分な強度が確保される。また、扇ぎ面と柄との境界部については、正面側は第2の左補強柄の凸状突出部と第2の右補強柄の上縁に延設した円弧凸状の略扇形補強片が扇ぎ面の下部境界を補強し、背面図側は第2の右補強柄の凸状突出部と第2の左補強柄の上縁に延設した円弧凸状の略扇形補強片が扇ぎ面の下部境界を補強している。これにより扇ぎ面と柄との境界部は十分な強度を有するため、うちわを強く振った際に空気抵抗により扇ぎ面に生ずる抗力を柄で十分に支えることができる。
第1の実施形態に係る紙製うちわ1を構成する厚紙の展開図である。 完成した紙製うちわ1の正面図である。 完成した紙製うちわ1の背面図である。 第2の実施形態に係る紙製うちわ1aを構成する厚紙の展開図である。 完成した紙製うちわ1aの正面図である。
以下、本考案に係る紙製うちわを実施形態に分けて説明する。
(第1の実施形態)
図1は第1の実施形態に係る紙製うちわ1を構成する厚紙の展開図、図2は完成品の正面図、図3は完成品の背面図である。紙製うちわ1は、打ち抜きで形成した図1の展開図に示す厚紙を図中の破線で示した折り目で折り畳んで接着固定して製作される。
風を起こす扇ぎ面2は厚紙で略円形の広面形状に形成されている。扇ぎ面2の下部中央から下方に向けて中央柄4が突出して形成されている。中央柄4は手で握り得る横幅で、見栄えと握り易さを考慮して先に向けて少し幅狭になるように形成してある。
中央柄4の両側には、右折り目線5a、左折り目線5bを挟んでそれぞれ右補強柄6a、左補強柄6bが連設してある。右補強柄6aと左補強柄6bの横幅は中央柄4と同じにしてあり、上部側縁は上方へ凸状に突出した形状に形成してある。
更に、右補強柄6aの右側には第2の右折り目線7aを挟んで第2の右補強柄8aが連設してある。第2の右補強柄8aの横幅も中央柄4と同じにしてある。そして第2の右補強柄8aの上縁には円弧凸状の略扇形補強片10aが延設してある。略扇形の円弧両端と第2の右補強柄8aの側縁上端との間は、中央柄4の側縁上端から斜め上外方に拡がって延びる扇ぎ面2の側縁と同形状に形成してある。
このような形状の厚紙は打ち抜きにより形成される。このような構成の厚紙を用いてうちわ1を組み立てるには、最初に左折り目線5bを谷折りして左補強柄6bを中央柄4の背面に折り重ねる。次に、右折り目線5aを谷折りして折り重ねた左補強柄6bの上に折り重ねる。最後に第2の右折り目線7aを谷折りし、中央柄4、左補強柄6bを間に挟んだ状態で第2の右補強柄8aを中央柄4の正面に折り重ねる。左補強柄6b、右補強柄6a、第2の右補強柄8aの折り重ね内面には予め接着剤を塗布しておき、折り重ねた状態で接着固定させる。
図2はこのようにして組み立てた完成品の正面図であり、最後に折り重ねた第2の右補強柄8aが表面に表れている。第2の右補強柄8aの上縁に延設した円弧凸状の略扇形補強片10aは、扇ぎ面2の下部に重なった状態になる。図3は完成品の背面図で、右補強柄6aが表面に表れている。なお、右補強柄6aは左補強柄6bを内側に、第2の右補強柄8aは左補強柄6bと中央柄4を内側に挟んだ状態で折り畳む必要があるため、右折り目線5aは厚紙1枚、第2の右折り目線7aは厚紙2枚を内側に挟み込めるだけの幅をもたせて形成してある。
本実施形態の紙製うちわ1の柄3は、4枚の厚紙を折り重ねて接着固定した構造になっているため十分な強度が確保される。また、扇ぎ面2と柄3との境界部は、図2の正面側では第2の右補強柄8aの上縁に延設した円弧凸状の略扇形補強片10aが扇ぎ面2の下部境界を補強し、図3の背面側では右左の補強柄6a、6bの各上側縁に延設した2枚の凸状突出部が扇ぎ面2の下部境界を補強している。これにより扇ぎ面2と柄3との境界部は十分な強度が確保されるので、うちわ1を強く振った際に空気抵抗により扇ぎ面2に生ずる抗力を柄3で十分に支えることができる。
(第2の実施形態)
図4は第2の実施形態に係る紙製うちわ1aを構成する厚紙の展開図である。本実施形態の紙製うちわ1aの厚紙が第1の実施形態の紙製うちわ1の厚紙と相違する点は、図4に示すように左補強柄6bの左側に第2の左折り目線7bを挟んで第2の右補強柄8aと同形状の第2の左補強柄8bを連設した点にある。第2の左補強柄8bの上縁には第2の右補強柄8aと同じように円弧凸状の略扇形補強片10bが延設してある。
本実施形態のうちわ1aを組み立てる際は、中央柄4より右側に位置する右折り目線5a、第2の右折り目線7aは例えば山折りとし、中央柄4の左側に位置する左折り目線5b、第2の左折り目線7bは反対に谷折りとする。折り畳む順序は、最初に右補強柄6aを山折りで中央柄4の背面側に重ね、次に左補強柄6bを谷折りで中央柄4の正面側に重ねる。続いて第2の右補強柄8aを山折りで左補強柄6bの上に重ね、最後に第2の左補強柄8bを谷折りで右補強柄6aの上に重ねる。各補強柄の折り重ね内面には予め接着剤を塗布しておき、折り重ねた状態で接着固定させる。このようにして組み立てた完成品の正面図、背面図は共に図5に示したようになる。
本実施形態の紙製うちわ1aは、柄3が5枚の厚紙を折り重ねて接着固定させた構造になっているため十分な強度が確保される。また、扇ぎ面2と柄3との境界部は、正面図側では第2の左補強柄8bの凸状突出部と第2の右補強柄8aの上縁に延設した円弧凸状の略扇形補強片10aが扇ぎ面2の下部境界を補強し、背面図側では第2の右補強柄8aの凸状突出部と第2の左補強柄8bの上縁に延設した円弧凸状の略扇形補強片10bが扇ぎ面2の下部境界を補強している。これにより扇ぎ面2と柄3との境界部は十分な強度が確保されるので、うちわ1aを強く振った際に空気抵抗により扇ぎ面2に生ずる抗力を柄3で十分に支えることができる。
なお、第2の右補強柄8aは左補強柄6bと中央柄4を、第2の左補強柄8bは右補強柄6aと中央柄4をそれぞれ内側に挟んだ状態で折り畳む必要があるため第2の右折り目線7a、第2の左折り目線7bは厚紙2枚を内側に挟み込めるだけの幅をもたせて形成してある。
図面中、1、1aは紙製うちわ、2は扇ぎ面、3は柄、4は中央柄、5a、5b、7a、7bは折り目、6aは右補強柄、6bは左補強柄、8aは第2の右補強柄、8bは第2の左補強柄、10a、10bは略扇形補強片を示す。

Claims (2)

  1. 扇ぎ面と柄を共に厚紙で製作した紙製うちわであって、前記扇ぎ面は広面形状に形成されており、
    前記柄は前記扇ぎ面の下部中央を手で握り得る横幅で下方に突出させて形成した中央柄と、該中央柄の両側に折り目を介して中央柄と同じ横幅で連設した右補強柄、左補強柄と、一方である右補強柄における前記折り目に対向する側線を折り目として中央柄と同じ横幅で連設した第2の右補強柄とからなり、前記左右の補強柄は上部側縁が上方へ凸状に突出した形状に形成され、前記第2の右補強柄の上縁には円弧凸状の略扇形であって円弧両端と第2の右補強柄の側縁上端との間が前記中央柄の側縁上端から斜め上外方に拡がって延びる前記扇ぎ面の側縁と同形状に形成された補強片が延設されており、
    前記各折り目を全て山折りにして左補強柄、右補強柄、第2の右補強柄の順に中央柄に折り重ねて接着固定してあることを特徴とする紙製うちわ。
  2. 請求項1に記載の紙製うちわにおいて、前記左側補強柄にも折り目を介して第2の右補強柄と同形状の第2の左補強柄を連設し、前記中央柄の右側に位置する二つの折り目は山折り、中央柄の左側に位置する二つの折り目は谷折りにして右補強柄、左補強柄、第2の右補強柄、第2の左補強柄の順に中央柄に折り重ねて接着固定してあることを特徴とする紙製うちわ。
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