JP3163480U - 粉砕機の内部に樹脂カバーを装着した乾式粉砕機 - Google Patents

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Abstract

【課題】金属成分の混入を回避することができる粉砕機を提供する。【解決手段】本体側ハウジング6とドア側アセンブリー3を蝶番11で接続した粉砕機の粉体と接触する内部を、樹脂製部品でなる樹脂カバー12で覆い、粉砕機の金属面と接触しないようにする。【選択図】図1

Description

粉砕機内部の粉体(原料粉と粉砕粉の両方を総称して粉体)と接触する金属面と接触しないように粉砕機の内部に樹脂カバーを装着した乾式粉砕機に関する。
粉砕工程では、原料を衝撃・摩擦・圧縮・剪断等の作用によって原料を砕く。 その際、原料粉の種類などによって、粉砕機自体に摩耗が発生する。その粉砕機の摩耗分は粉砕された粉体の中に入る事になる。これらの摩耗分はいわゆる製品(粉砕品)のよごれとなる。それらに対しては様々な対策が必要となってくる。対策として、非常に硬い超硬と称される硬い金属製の部品を使用したり、超硬物質による溶射などによる物が主流である。また、ウレタンライニングと称される摩耗に強い樹脂を塗布する方法もある。他には、セラミックス製の部品を使用したり、セラミックスの溶射という対策もある。
特許文献1の発明の実施の形態段落(0026)の記載事項には樹脂材料のよる粉砕機内壁の被覆とのみ記載されているが、どの様に金属面を樹脂で覆う方法は具体的には記載されていない。樹脂を有機溶剤に溶融させ金属面に塗布する方法は従来よりあるが、粉砕機の中にいくつかの樹脂部品を組立てて内枠になる箱を構成し、それによって粉体と粉砕機内面の金属面との接触を回避する方法は従来には無い。
特開平11−171647公報
粉砕機内部にいくつかの樹脂の部品を装着する事によって、粉体と粉砕機内部の金属面と直接接触しない構造とする事により、製品に金属成分が混入しない構造とする。
様々な電子材料の原料になる粉末には、金属成分が混入してはいけない。その粉末を製造する過程には粉砕または、もともとの微細な粒子が固まった粒を元の微細な粒子に戻す解砕という工程がある。この粉砕もしくは解砕(以後両方を粉砕と称する)において、一般の粉砕機を使用した場合、粉砕機を構成している金属に粉体が接触する。この接触により粉砕機の金属から摩耗等により金属成分が混入する。
粉砕機の内部に複数の形状の異なる樹脂部品を装着し、粉砕機内部の金属面と接触しない構造とする。
粉砕機そのものを樹脂製とする事は強度の問題から不可能である。また、金属以外で耐摩耗性能を有する材質の代表であるセラミックスで粉砕機そのものを製作する事も強度の問題、また仮にそれを解決しても高コストという問題が残る。樹脂部品を内部に装着する方法は強度の問題は発生しない上、コスト面でもセラミックス製品に比べ遥かに安価である。帯電の問題に対してはカーボンなどを混ぜた帯電防止用樹脂を採用すればよい。樹脂部品は軽くて、割れにくく、更に耐摩耗性を持ち合わせた物や、表面滑性が非常に高い物もある。それにより、粉砕機内部への粉体の付着、閉塞などの対策にもなる。
粉砕機を部品組立構成図 粉砕機内部に装着する樹脂部品の組立構成図 (a)組立前 (b)樹脂部品8と樹脂部品9の組立 (c)樹脂部品7と樹脂部品8と樹脂部品9の組立 (d)樹脂部品7と樹脂部品8と樹脂部品と樹脂部品10の組立
細かな接粉部の部品を除き、粉砕機全体は通常の金属にて構成されており、その接粉部である内面に各種の樹脂製部品を装着する事によって、粉体が直接金属と接触しない様にする。具体的には本体側ハウジング6とドア側アセンブリー3を蝶番11で接続した粉体の粉砕機の内部を、樹脂製部品で覆うことにより、粉砕機の金属面と接触しないようにする。
また、これらの樹脂製部品は組立て式で、交換可能な構造とし、組立てた樹脂部品自体が箱の様な形状となり、粉砕機の内枠として装着できる構造とする。
更に、これら樹脂製部品は、粉砕機の金属面と直接接触することにより帯電の防止を施す。
また、これら樹脂製品部品脂にカーボン粉末などを練り込み、更に帯電防止を施す。
図1は粉砕機1の部品組立構成図である。粉砕機は、粉砕機本体のボディもしくは枠もしくは殻になる本体側ハウジング6(もしくは本体側ケーシングと称される部分である:以後 本体側ハウジングと称す)と、これに対して反対側にあたるドア側アセンブリー3からなり、蝶番11で本体側ハウジング6と接合させる構造となっている。
ドア側アセンブリー3は固定側粉砕打撃部32が装着されている固定側粉砕盤33が組み合わさり、さらに、原料粉の投入口になる原料投入管2を接合させた構成である。
本体側ハウジング6には、後方より回転する軸61が備わり、それに回転側粉砕を装着した回転側粉砕盤5を装着し、ナット4にて固定する。
この回転側粉砕盤5に装着されている回転側粉砕打撃部52とドア側アセンブリー3に装着されている固定側粉砕打撃部32が互いに噛み合い、交互に原料粉を打撃し、粉砕が行われる。
本考案はその粉砕機1(本体側ハウジング6とドア側アセンブリー3からなり、金属などで構成)の内部に、回転側粉砕盤5などの粉砕部を覆い囲むための、内枠となる各種の樹脂部品からなる樹脂カバー12を装着する。
これにより粉砕機の内面である金属面と粉体が接触する事を無くす事が可能となる。
樹脂カバー12は、ドア側アッセンブリー3の内側を覆うドア側樹脂プレートとなる樹脂部品7、本体側ハウジング6の上側の半円部の内部を覆う本体側上部の樹脂部品8、樹脂部品8の下側に装着される本体側下部の樹脂部品9、樹脂部品8と樹脂部品9を本体側ハウジング6に固定する樹脂部品10からなる。
樹脂部品8は本体側ハウジング6の正面より挿入し、樹脂部品8の突起する一部が本体側ハウジング6に設けた溝に挿入される。
樹脂部品9は本体側ハウジング6の下方より挿入し、そして樹脂部品8と同様に、樹脂部品9の突起する一部が本体側ハウジング6に設けた溝に挿入される。
更に樹脂部品10をボルトにより本体側ハウジング6に固定する事によって、樹脂部品10の一部が樹脂部品8と樹脂部品9を本体側ハウジング6に対して押さえ込む状態になり、樹脂部品8,9,10は完全に本体側ハウジング6に固定される。
樹脂部品7は樹脂部品8,9,10が完全に本体側ハウジング6に固定された状態で、本体側ハウジング6の下方より挿入し、ビスにてこの樹脂部品7を樹脂部品8に固定させる。
これにて粉砕機内部に装着した樹脂部品7,8,9,10が粉砕機内部に内枠になる箱の状態になり、粉砕機内部を覆う状態になる。
図2は、粉砕機内部に装着する樹脂カバー12の組立構成図である。
樹脂カバーは樹脂部品7,8,9,10で構成され、それぞれの樹脂部品7,8,9,10が組み合わさる状態の説明図で、(a)は組立前、(b)は樹脂部品8と樹脂部品9の組立(c)は樹脂部品7と樹脂部品8と樹脂部品9の組立、(d)は樹脂部品7と樹脂部品8と樹脂部品9と樹脂部品10の組立を示す。
これらの樹脂部品7,8,9,10はドア側アッセンブリー3が本体側ハウジング6にドアハンドル1にて固定することにより頑丈な内枠の箱となり本体側ハウジング6と粉砕部を分離し覆い囲むことで、粉砕機内部の粉体が、本体側ハウジングの金属部に触れないようにして、金属成分が混入しない構成としている。
リチウムイオン電池材料など電子材料の粉末の中に金属成分が混入してはいけない材料は多々あり、今後益々それらの性能、安全性向上の為には金属成分の混入(以後金属コンタミ混入と称す)は絶対に避けなければならなくなる。製造過程のひとつの粉砕工程もしくは解砕工程においても、金属コンタミ混入の回避は必須となる。その為、粉砕機内部の部品を全て、セラミックス製品とするとコストが非常に高価なものになってしまう。
本考案は金属部品を高価なセラミックス部品に変更するのではなく、粉砕機内部を樹脂部品にて覆う事によって粉体が粉砕機内部金属面と接触しない構造としているところに特長がある。樹脂部品が摩耗しても、簡単に取替えが出来る。耐摩耗材料のライニングや溶射などによる補修など時間を要する方法に比べ、補修の為の生産停止などのリスクがない。また、樹脂の有する特性のひとつとして表面滑性がある。種類によっても違いがあるが、表面滑性度合いの高い材質を採用すると粉砕機内部への粉体の付着防止策にもなる。
1 粉砕機
2 原料粉の投入口になる原料投入管
3 ドア側アッセンブリー
31 ドアハンドル
32 固定側粉砕打撃部
33 固定側粉砕盤
4 ナット
5 回転側粉砕盤
51 回転側粉砕打撃部
6 本体側ハウジング
61 軸
7 樹脂部品
8 樹脂部品
9 樹脂部品
10 樹脂部品
11 蝶番
12 樹脂カバー



Claims (4)

  1. 本体側ハウジング6とドア側アセンブリー3を蝶番11で接続した粉砕機の粉体と接触する内部を、樹脂製部品でなる樹脂カバー12で覆い、粉砕機の金属面と接触しないようにしたことを特徴とする粉砕機。
  2. 樹脂カバー12は樹脂製部品の組立て式で、交換可能な構造とし、粉砕機の内枠として装着できる特徴とする請求項1に記載の粉砕機。
  3. 樹脂カバー12は、粉砕機の金属面と直接接触することにより発生する帯電の防止を施したことを特徴とする請求項1または請求項2の粉砕機。
  4. 樹脂カバー12は、樹脂にカーボン粉末などを練りこんだことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の粉砕機。
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