JP3163305U - 家畜用生乳低温保持殺菌装置 - Google Patents

家畜用生乳低温保持殺菌装置 Download PDF

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Abstract

【課題】手間が掛からなく経済的な家畜用生乳低温保持殺菌装置を提供する。【解決手段】加温水槽本体14と、加温電熱器9、加温水槽本体14内に攪拌初乳容器1を入れ、その回りに温水を入れ、密閉用パッキンシート21で攪拌初乳容器1を密閉し、その上に具備されたモーターから攪拌初乳容器1内に繋ぎ手4を介して攪拌スクリュー2を入れ、初乳を攪拌できる物とする。温度センサー8により温度を感知し、加温電熱器9の加温温度を一定にする。【選択図】図4

Description

本考案は、家畜の母親の初乳を殺菌するための装置に関するものである。
牛豚等の家畜全般に言える事であるが、牛を例に説明すると。子牛分娩後の初乳は、免疫力が非常に多く含まれていることは周知の通りである。この初乳を子牛に与えることは、出産後の病原体に対する抵抗力を持たせるために非常に重要である。
しかし、この初乳には、非常に多くの細菌、ウイルス等が入っていて、そのまま飲ませると子牛が下痢や嘔吐をし、病気にかかり死亡してしまう事がある。
初乳に含まれている細菌を減少させるには加熱処理をするのが一番であるが、あまり高い温度で加熱すると重要な抗体を壊してしまい、免疫機能が失われてしまう。
上記のように有用な抗体を壊さず、細菌、ウイルスのみ殺菌する方法として、初乳を60度にし30分間くらい加温するのが有効である。この60度で30分間加温することはすでに畜産業界では周知の事実である。参考文献[岩手県 県南家畜衛生情報] 第29号 2007年2月26日発行
上記の智見を基盤にし、すでに初乳を撹拌しながら一定時間加温殺菌する初乳加温器が発売されている。この装置は、加温水槽を備えた本体と、初乳を入た容器を加温水槽に入れ、初乳を撹拌するため加温水槽の蓋に取り付けたモーターの軸から回転羽根を初乳容器に伸ばし、モーターの回転力により初乳を撹拌する物であった。また、湯煎による加温の為、温水均一温度にする為、温水を攪拌するモーターを別に具備して、温水のみを別に撹拌しているものや、温水を循環させる為に、循環ポンプを具備する物等がある。温度管理は、温水に温度センサーを入れ、温水の温度を感知して60度を保持し、保温電熱器を制御して加温温度を一定にしている。
特開2009−170334
岩手県 県南家畜衛生情報 第29号 2007年2月26日発行
従来の加温初乳攪拌器は、図1に示すように、加温水槽本体(14)と攪拌初乳容器(1)に、攪拌する為の攪拌羽根(28)、加温水槽のお湯を循環させる為の温水攪拌プロペラ(22)を備え、加温温度を制御する為の温度センサー(8)と加温電熱器(9)による加温であった。
状来の方式でも、加温、攪拌はできるが、攪拌初乳容器(1)に密閉蓋が無い為、攪拌していると初乳が加温の為水分がなくなり固まりだしてくる難点があった。また、駆動モーターを初乳拡販用と温水を攪拌する為に複数個必要とし効率的に無駄が有った。
また、現製品では、攪拌羽根の回転速度が速く脂肪の多い初乳では凝固しやすい難がある。
初乳は濃度が高いため粘りがあり、攪拌加温殺菌が難しいので、現農家では冷却殺菌をしているのが現状だか、飲水できるまでの温度に戻すのに手間がかかっている。
牛飼い農家の場合、子牛の面倒は主に主婦や女子が、その職にあたっている場合。殺菌器の蓋が取外し蓋(26)形式の場合、重く持ち上げられないため作業効率が悪く、大変重労働であった。
図4に示すように、温水を貯める為の保温用断熱材(19)入り加温水槽本体(14)と、温水を60度に加温するための加温電熱器(9)を備え、加温水槽本体(14)に内に初乳を入れる為の攪拌初乳容器(1)を入れ、その回りに温水を入れられるようにし、密閉用パッキンシート(21)で攪拌初乳容器(1)を密閉し、断熱材(19)で蓋を作り保温し、その上に具備されたモーターから攪拌初乳容器(1)内に繋ぎ手(4)を介して繋がれた攪拌スクリュー(2)を入れ、初乳を攪拌できる物とする。
温度センサー(8)により温水(12)の温度を感知し、温度サーモ(6)の温度感知調節ダイヤル(7)で目的の温度にセットし、加温電熱器(9)の電源をOn Off して、加温温度を一定にする。
本案では、攪拌初乳容器(1)に入れる乳量が少ない時、攪拌初乳容器(1)が浮力で浮く為、マグネット(20)で攪拌初乳容器(1)を吸着させる固定させる事ができる。
攪拌初乳容器(1)の密閉蓋は、婦女子でも容易に開閉できる様に、図5に示すように蝶番式の開閉上蓋(17)方式が特徴である。
また、冷却殺菌した初乳や冷凍保存した初乳を解凍する対策としては、図9に示すように、攪拌初乳容器(1)の代わりに解凍カゴ’(34)の中に加温したい生乳パック(35)を入れ、加温水槽本体(14)の温水槽に沈め加温する事もできる。
図4に示すように、温水を貯める為の断熱材入りの加温水槽本体(14)に温水を入れ、その中に攪拌初乳容器(1)を沈め、加温水槽本体(14)の底辺には、マグネット(20)を取り付けて置き、このマグネットの吸着力により攪拌初乳容器(1)を固定し、温水により攪拌初乳容器(1)が浮かぶのを防いでいる。加温は加温電熱器(9)により60度まで加熱し、その温度は温度センサー(8)により加温電熱器(9)の電源をOn Off し一定に保つようにする。初乳液(13)は、攪拌スクリュー(2)により攪拌され凝固するのを防いでいる。初乳の濃度は粘りがあり固まりやすいが、低速攪拌モーター攪拌スクリュー(2)の考案によって、60度 30分間攪拌保温殺菌が可能になり、手間が掛からなく経済的である。
また、攪拌初乳容器(1)は、開閉上蓋(17)の裏側に断熱材(19)付き密閉用パッキンシート(21)で蓋をし、初乳液(13)の水分の蒸発を防止する。初乳液(13)が凝固するのは水分の蒸発する事が大いに関係するため、水分の蒸発を防止する事は、凝固を防止する事になる。考案者の製作実験をしたところ、密閉用パッキンシート(21)をしないで攪拌しながら60度に加温した所、初乳全体が凝固してしまったが、密閉用パッキンシート(21)により攪拌初乳容器(1)を密閉して攪拌した所、初乳の凝固が発生しなくなった。
図1のように取外し可能のモーター付き容器蓋では開閉時に於いて、片手では重いので、両手で、蓋開閉しなければ出来ないが、図5に示すように、梃子応用の原理で、片手で蓋を開閉出来るのが特徴である。
冷却殺菌した初乳や冷凍保存した初乳を解凍する対策としては、図9に示すように、攪拌初乳容器(1)の代わりに解凍カゴ’(34)の中に加温したい生乳パック(35)を入れ、加温水槽本体(14)の温水槽に沈め加温する事で簡単に飲水温度に戻せる。
従来の初乳攪拌器の断面図 本考案の家畜用生乳低温保持殺菌装置と初乳入れの断面図 本考案の家畜用生乳低温保持殺菌装置の蓋を開けた断面図 本考案の家畜用生乳低温保持殺菌装置の断面図 本考案を家畜用生乳低温保持殺菌装置の傾斜図 本考案の家畜用生乳低温保持殺菌装置にボイラーを付けた断面図 本考案を家畜用生乳低温保持殺菌装置の2連の傾斜図 本考案の家畜用生乳低温保持殺菌装置の温度センサー配置図 本考案の家畜用生乳低温保持殺菌装置の解凍カゴを付けた断面図
以下、本考案の家畜用生乳低温保持殺菌装置の好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
本考案の家畜用生乳低温保持殺菌装置 図2 に示すように、攪拌初乳容器(1)に初乳液(13)を入れ、加温水槽本体(14)に水又は温水を入れ、温水は、加温電熱器(9)により60度に加温される。
加温水槽本体(14)の底に、マグネット(20)を固定させ、攪拌初乳容器(1)を吸着し攪拌初乳容器(1)が浮かないようにしている。
図3に示すように、加温水槽本体(14)に攪拌初乳容器(1)を入れ、密閉用パッキンシート(21)付きの開閉上蓋(17)で密閉する。加温水槽本体(14)と開閉上蓋(17)には断熱材等で保温されるようにして有る。
断熱材(19)により省エネで加温エネルギーの無駄を失くす事ができる。
図4示すように、開閉上蓋(17)の上にはモーター(3)を具備し、繋ぎ手(4)を介して攪拌スクリュー(2)を攪拌初乳容器(1)の中に入るようにして、初乳液(13)を加温しながら攪拌する。
攪拌スクリュー(2)を回転させ、初乳の流水軌跡(15)が中心から下に対流するようにプロペラの角度を定めて置く。
図5に示すように、加温水槽本体(14)内の温水(12)の温度は、温度センサー(8)により感知し、温度サーモ(6)の温度感知調節ダイヤル(7)で希望の温度に設定して、その温度が60度になるように加温電熱器(9)をオン、オフする。
図6においては、加温水槽本体(14)に湯沸ボイラー(16)を取り付けた場合のものである。
湯沸ボイラー(16)は、温水(12)をすばやく目的の温度にできるため、開示時に温水を入れて置かなくても良い。また、排水コック(11)により、不要になった温水(12)を抜く事ができる。
図7においては、加温水槽本体(14)を横に長くし攪拌初乳容器(1)を同時に2個入れる事ができるものも考えられる。
図8においては、温度サーモ(6)の温度センサー(8)でお湯の温度を感知し、60度にならない場合は、加温電熱器(9)に通電し加温する。60度を超える場合は、通電を停止する。
また、ランプ用サーモ(30)につながれたランプ用温度センサー(32)は初乳液の温度を感知して、60度になったらお知らせランプ(29)を点灯するように配線する。これは、牛農家の場合、湯煎のお湯が60度になるまで、その装置の側に着いている訳には行かず、別な仕事をしている場合が多い。初乳が60になったら、お知らせランプ(29)が点灯し、牛舎の離れた所で作業していても、60度になった事を容易に知る事ができる。利用者は、携帯タイマーを活用し、その時点から、あと30分として加温されるのを待てば良い。
加温水槽本体(14)、と開閉上蓋(17)には断熱材を四方に入れ省エネ対策の初乳低温保持殺菌装置である。
冷却殺菌した初乳や冷凍保存した初乳を解凍する対策としては、図9に示すように、攪拌初乳容器(1)の代わりに解凍カゴ’(34)の中に加温したい生乳パック(35)を入れ、温度サーモ(6)の設定温度を好適な飲水温度にし、加温水槽本体(14)の温水槽に沈め加温する事で簡単に飲水温度に戻せる。
1 攪拌初乳容器
2 攪拌スクリュー
3 モーター
4 繋ぎ手
5 プロペラ取外し螺子
6 温度サーモ
7 温度感知調節ダイヤル
8 温度センサー
9 加温電熱器
10 電熱器端子
11 排水コック
12 温水
13 初乳液
14 加温水槽本体
15 初乳の流水軌跡
16 湯沸ボイラー
17 開閉上蓋
18 モーターカバー
19 断熱材
20 マグネット
21 密閉用パッキンシート
22 温水攪拌プロペラ
23 開閉蓋ストッパー
24 開閉ハンドル
25 温度計
26 取外し蓋
28 攪拌羽根
29 お知らせランプ
30 ランプ用サーモ
31 電源
32 ランプ用温度センサー
33 温度計温度センサー
34 解凍カゴ
35 生乳パック

Claims (1)

  1. 温水を貯める為の加温水槽本体の底にマグネットを固定して、初乳を入れる攪拌初乳容器をマグネットと吸着させる事ができるようにし、初乳を入れて60度で湯煎させる為に加温電熱器を具備し、
    密閉用パッキンシートで攪拌初乳容器に蓋をし、蓋の上にモーターを具備し、モーターの回転軸と繋ぎ手を介し攪拌スクリューを攪拌初乳容器内に入れ、一定の温度で攪拌しながら湯煎し、初乳が凝固するのを防ぎながら加温殺菌する事を特徴とする家畜用生乳低温保持殺菌装置。
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