JP3163092U - 自動販売機用ポップ広告具 - Google Patents

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【課題】一つの広告具で異なる複数のポップ広告表示を自在に変更でき、広告にかかるコストを低減できる自動販売機用ポップ広告具を提供する。【解決手段】表面側に異なる複数のポップ広告表示が長手方向に連続して施された一方向に長い一枚の帯状部材からなり、ポップ広告表示16a〜16hに対応して長手方向に谷折り181〜184と山折り201〜204とを交互に繰返して形成されて複数のポップ広告表示を自在にめくって変更可能とした蛇腹状曲折部12を有する薄い厚さの可変表示体を含む自動販売機用ポップ広告具から構成される。【選択図】図3

Description

本考案は、自動販売機で販売される商品の販売促進に利用される自動販売機用ポップ広告具に関する。
自動販売機では多くの種類の商品が同時に販売されているが、特定の商品、例えば、新発売の商品やキャンペーン対象の商品等に対する消費者の購買意欲を促進させるためにポップ(POP:Point of purchase)広告が利用される場合がある。従来、自動販売機でのポップ広告は、例えばキャッチフレーズや価格等が表示されたシールやカードやシート状のものを商品見本や陳列棚に設置していた。例えば、清涼飲料等の自動販売機では、新商品や季節による商品の入れ替え、期間限定商品等により、比較的短期間でポップ広告の表示を変更する場合が多い。また、一般に自動販売機にポップ広告を設置する作業は、自動販売機へ飲料等の商品を補充する作業者が行うが、自動販売機は店舗の前、駐車場、道路等の屋外に設置されている場合が多いことから、作業を行う際には、通行人等の邪魔にならないように短時間で行う必要があった。そこで、例えば、特許文献1には宣伝広告文や価格の変更を簡単に行なえる自動販売機用の広告シートが提案されている。特許文献1の自動販売機見本用広告シートは、広告文を表示する広告表示部(2)と、その下方に配置され、商品見本に装着するための水平方向の直線で形成されてなる切り込み(4)を有する装着部(3)とからなる。そして、切り込みを有する装着部により、缶型やペットボトル型の商品見本へ着脱自在に装着を行おうとするものであった。
特開2009−99155号公報
しかしながら、従来の広告シール、広告シートや特許文献1記載の見本用広告シートでは、1つの広告シート等で1つのパターンの広告内容しか表示できないことから、他の広告内容に変更したい場合には、新しい広告内容が表示された広告シート等を作り直して既設のものと取り替える必要があった。したがって、広告内容に応じて複数種類の広告シートを製造する必要があり、広告にかかるコストが高くつく問題があった。さらに、従来の広告シートは、既設の広告シートを取り去って、新しい広告シートを設置しなければならないことから、作業者は補充する商品とともに、新しい広告シートを持ち運ぶ必要があるとともに、交換後には取り去った古い広告シートを回収する必要があり管理が煩雑となっていた。
本考案は、上記従来の課題に鑑みてなされたものであり、その一つの目的は、一つの広告具で異なる複数のポップ広告表示を自在に変更でき、広告にかかるコストを低減できる自動販売機用ポップ広告具を提供することにある。さらに、他の目的は、作業者が簡単、短時間でポップ広告表示を変更できる自動販売機用ポップ広告具を提供することにある。
上記課題を解決するために本考案は、表面側に異なる複数のポップ広告表示が長手方向に連続して施された一方向に長い一枚の帯状部材14aからなり、ポップ広告表示に対応して長手方向に谷折り181〜184と山折り201〜204とを交互に繰返して形成されて複数のポップ広告表示を自在にめくって変更可能とした蛇腹状曲折部12を有する薄い厚さの可変表示体14を含むことを特徴とする自動販売機用ポップ広告具10から構成される。蛇腹状曲折部12は、折り曲げ数は任意でよく、ポップ広告表示の変更数に応じて形成される。可変表示体14のサイズは任意でよく、例えば、自動販売機の1個の商品見本の横幅に対応したサイズ、又は複数個の商品見本の横幅に対応して横長いサイズで形成してもよい。
また、任意のポップ広告表示16a〜16jを表示させた可変表示体14を少なくとも一方が透明な2枚の板状体で挟み込んで保持する薄板状の保持ケース30を備えたこととしてもよい。保持ケース30は、例えば、平板状に形成されていてもよいし、曲板状に形成されていてもよい。保持ケース30は、例えば、一方の板状体が透明で他方の板状体が不透明でもよいが、2枚の板状体がともに透明であるとよい。
また、可変表示体14は、蛇腹状曲折部12の一端側に接続され、蛇腹状曲折部12のめくり変更領域Sに重ね合わせ状に配置されつつ、蛇腹状曲折部12の他端側からめくり変更領域Sの外側に突出した台紙部24を含むこととしてもよい。台紙部24にはポップ広告表示を形成してもよい。
また、可変表示体14は、蛇腹状曲折部12の他端側に接続され該蛇腹状曲折部のめくり変更領域Sの外側に突設された延長部26を含み、延長部26と台紙部24とを重ね合わせて手で把持することにより、めくり操作時の蛇腹状曲折部の折り曲げ状態を維持する把持構造30を有することとしてもよい。延長部26にもポップ広告表示を形成してもよい。
また、蛇腹状曲折部12は、折り曲げ線に対して直交する切り込み線22によって別々にめくり操作可能な複数の分割区画(12a、12b)に分割されると同時に、それぞれの分割区画(12a、12b)には独立したポップ広告表示が形成され、少なくとも一つの分割区画には商品の価格表示が形成されており、それぞれの分割区画のポップ広告表示を組み合わせ自在とした組み合わせ表示構造27を構成したこととしてもよい。
本考案の自動販売機用ポップ広告具によれば、表面側に異なる複数のポップ広告表示が長手方向に連続して施された一方向に長い一枚の帯状部材からなり、ポップ広告表示に対応して長手方向に谷折りと山折りとを交互に繰返して形成されて複数のポップ広告表示を自在にめくって変更可能とした蛇腹状曲折部を有する薄い厚さの可変表示体を含むことから、蛇腹状曲折部をめくり操作することにより、1つの広告具だけで複数種類のポップ広告内容を変更できる結果、自動販売機でのポップ広告にかかるコストの大幅な低減を期待できる。また、ポップ広告具を取り換えることなく自動販売機の現場においてポップ広告表示を効率良く変更することができるので、変更作業ごとに新旧の広告具の持ち運びが不要であり管理も簡便で使い勝手が良い。さらに、可変表示体を形成する際には、帯状部材の表面側のみに印刷等によりポップ広告を形成して折り曲げるだけでよく、煩雑な両面印刷等の工程や綴じ込み工程を不要とし、簡単に低コストで製造することができる。
また、任意のポップ広告表示を表示させた可変表示体を少なくとも一方が透明な2枚の板状体で挟み込んで保持する薄板状の保持ケースを備えた構成とすることにより、可変表示体を自動販売機の所定の位置に設置する際に、蛇腹状曲折部が不意に開いたり、表示内容が変わったりするのを防止して良好にポップ広告表示を保持できる。また、保持ケースを比較的可撓性のある可変表示体よりもある程度硬い素材で形成すると、自動販売機の商品見本の陳列棚等に設置しやすい。
また、可変表示体は、蛇腹状曲折部の一端側に接続され、蛇腹状曲折部のめくり変更領域に重ね合わせ状に配置されつつ、蛇腹状曲折部の他端側からめくり変更領域の外側に突出した台紙部を含む構成とすることにより、台紙部を蛇腹状曲折部のめくり操作時に手で持ちやすく、スムーズにポップ広告表示を変更することができる。また、台紙部にポップ広告を施すことにより、蛇腹状曲折部とは別パターンの広告表示を行うこともでき、広告バリエーションを向上しうる。
また、可変表示体は、蛇腹状曲折部の他端側に接続され該蛇腹状曲折部のめくり変更領域の外側に突設された延長部を含み、延長部と台紙部とを重ね合わせて手で把持することにより、めくり操作時の蛇腹状曲折部の折り曲げ状態を維持する把持構造を有する構成とすることにより、蛇腹状曲折部のめくり操作する際に、可変表示体を手で握りやすく安定した状態で操作でき、短時間でスムーズにポップ広告表示を変更することができ、使い勝手を向上しうる。また、延長部にポップ広告を施すことにより、蛇腹状曲折部の変更可能なポップ広告表示と協働して、より高い広告効果を期待できる。
また、蛇腹状曲折部は、折り曲げ線に対して直交する切り込み線によって別々にめくり操作可能な複数の分割区画に分割されると同時に、それぞれの分割区画には独立したポップ広告表示が形成され、少なくとも一つの分割区画には商品の価格表示が形成されており、それぞれの分割区画のポップ広告表示を組み合わせ自在とした組み合わせ表示構造を構成したことから、蛇腹状曲折部の折り曲げ数を増加させずに簡単な構造でありながら、より多くのパターンのポップ広告表示の変更を実現できる。
本考案の第1の実施形態に係る自動販売機用ポップ広告具の正面図である。 図1の自動販売機用ポップ広告具の分解した状態の斜視図である。 図1の自動販売機用ポップ広告具の可変表示体の折り目を伸ばして展開した図である。 図1の自動販売機用ポップ広告具を製造する際の概略説明図である。 図1の自動販売機用ポップ広告具の蛇腹状曲折部をめくり操作する際の作用説明図である。 図1の自動販売機用ポップ広告具を自動販売機に設置した状態の説明図である。 図6のA−A線断面の要部拡大図である。 (a)は図1の自動販売機用ポップ広告具の他の実施形態の正面図、(b)はその可変表示体の作用説明図である。 図1の自動販売機用ポップ広告具の他の実施形態の説明図である。
以下、添付図面を参照しつつ本考案の自動販売機用ポップ広告具の実施の形態について説明する。本考案の自動販売機用ポップ広告具は、自動販売機の商品見本の周囲近傍等に設置され、当該商品の販売促進等のポップ広告を行える一種の簡易広告媒体である。図1ないし図4は、本考案に係る自動販売機用ポップ広告具の一実施形態を示している。図1、図2に示すように、本実施形態において、自動販売機用ポップ広告具(以下、単に「ポップ広告具」とも言う)10は、蛇腹状曲折部12を有する薄い厚さの可変表示体14を備えている。
可変表示体14は、例えば、商品の広告文やキャッチコピー、説明文等の文字、商品の価格、イラスト図形や写真等のその他任意の商品に対する複数の異なるポップ広告表示を有しており、その複数のポップ広告表示を自在に切り換え変更しながら表示させる広告表示手段である。図3、図4に示すように、可変表示体14は、一方向に長い一枚の帯状部材14aを複数個所で折り曲げて重ね合わせられ、図1、図2のように全体的に厚みの薄い略矩形状のカード形又はシート形に形成されている。本実施形態では、可変表示体14は折り曲げて構成された状態で、例えば、図6に示すように、自動販売機の1つの商品見本Mの横幅と略同じ横幅で形成されている。なお、可変表示体14は、例えば、複数本(例えば、2本)分の商品見本Mの横幅に対応して、横長く形成されてもよい。
可変表示体14を構成する帯状部材14aは、折り曲げる前の展開した状態では、例えば、横方向に長い横長矩形状に形成された紙製の長帯部材からなり、表面側に異なる複数のポップ広告表示16a〜16jが長手方向に連続的に施されている。なお、一部のポップ広告表示16a〜16hは、2行に並んで長手方向に4列連続して形成されている。図3、図4に示すように、帯状部材14aは、表面に施された2行4列の複数のポップ広告表示16a〜16hに対応して長手方向に向けて所定の同じ離隔間隔で谷折り(図3上、破線)181〜184と山折り(図3上、一点鎖線)201〜203とを交互に繰返し互いに重ね合わせながら蛇腹状に折り曲げられる。帯状部材14aは、谷折り線181〜184を跨ぐように各ポップ広告表示16a〜16hが形成されているとともに、山折り線201〜203が長手方向に隣接するポップ広告表示どうしの境界線となっている。このような折り曲げ加工により各折り曲げ片が全て同じ大きさとなる蛇腹状曲折部12が設けられた可変表示体14が構成され、蛇腹状曲折部12に施されたポップ広告表示16a〜16hを自在にめくって変更可能としている。さらに、帯状部材14aには、蛇腹状曲折部12を形成する部位の一端側に後述の台紙部24が接続されるとともに、他端側に延長部26が接続されて一体的に形成されている。すなわち、帯状部材14aは、折り目を伸ばして展開した状態では一端(右端)側から他端(左端)側に向けて順に台紙部24、蛇腹状曲折部12、延長部26が一体的に形成されている。帯状部材14aの中間位置には、該帯状部材の長手方向に沿って直線状の切り込み線22が形成されている。切り込み線22は、帯状部材14aの蛇腹状曲折部12となる部位であって両端部の一部を残しつつ、第1の谷折り181位置から第4の谷折り184位置までの範囲で、2行に並設されたポップ広告表示の間を各谷折り181〜184及び山折り201〜203の折り線に直交して切断している。切り込み線22は、蛇腹状曲折部12を上下に分割する。
蛇腹状曲折部12は、図5にも示すように、表示された複数のポップ広告表示16a〜16hを自在にめくって変更可能としており、可変表示体14のポップ広告表示の可変表示構造を実現している。蛇腹状曲折部材12は、例えば、上述のように帯状部材14aを折り曲げることにより小冊子状に形成されており、1つの谷折りを挟む左右の折り曲げ片の見開き2面に1つのポップ広告表示16a〜16hが表示されるようになっている。すなわち、蛇腹状曲折部12の左右の折り曲げ片の見開き2面部分となる、帯状部材の隣接する2つの山折り線どうし又は端部と山折り線との離隔幅分の領域がめくり表示領域Sとなっている。さらに、本実施形態では、蛇腹状曲折部12は、切り込み線22によって上下2段に分割されて、それぞれの分割区画12a、12bが別々にめくり操作可能となっている。よって、可変表示体14では、上下に小分割蛇腹状曲折部(分割区画12a、12b)が2つ並んで形成されているとともに、それらの両端側の最外側の折り曲げ片どうしが一体的に連結され、2連の蛇腹状曲折分構成となっている。蛇腹状曲折部12は、上述のように帯状部材14aを4つの谷折り線と3つの山折り線とで交互に折り曲げることで形成されているので、それぞれの分割区画12a、12bは、見開きで4通りのポップ広告表示を切り替えることができる。具体的には、上段の分割区画12aのポップ広告表示は、例えば、「大好評」(16a)、「感謝価格」(16b)、「キャンペーン」(16c)、「新発売」(16d)等の広告文等の文字が記載されており(図3参照)、4つのポップ広告表示をめくり操作して自在に変更可能としている。一方、下段の分割区画12bのポップ広告表示は、例えば、「120円」(16e)、「100円」(16f)、「130円」(16g)、「150円」(16h)等の商品の価格表示が記載されており(図3参照)、4つのポップ広告表示をめくり操作して自在に変更可能としている。これにより、蛇腹状曲折部12では、上下二段の分割区画12a、12bをそれぞれめくって変更することができる結果、上段の4通りのポップ広告表示と下段の4通りのポップ広告表示とを自在に組み合わせて変更することが可能であり、合計4×4=16通りの表示が可能な組み合わせ表示構造27を構成している。例えば、図1では、上段に「大好評」(16a)下段に「120円」(16e)を表示しているが、図2では、上段のみをめくって上段に「感謝価格」(16b)下段に「120円」(16e)を表示している。このようにして、一つのポップ広告具だけでも多種類のパターンのポップ広告表示に変更することができる。
図2、図3、図4に示すように、台紙部24は、蛇腹状曲折部12の一端側に接続されており、その一端側で山折り204されて蛇腹状曲折部12の裏面側に折り返され、蛇腹状曲折部12のめくり変更領域Sに重ね合わせ状に配置される。さらに、台紙部24は、蛇腹状曲折部12の他端側からめくり変更領域Sの外側に突出するように横長く形成されている。台紙部24は、蛇腹状曲折部12を支持する台紙として機能するとともに、蛇腹状曲折部のめくり操作の際に手で持つ部分となる。さらに、台紙部24の表面側、すなわち蛇腹状曲折部12の裏面側に折り返されて可変表示体14の裏面側となる面には、ポップ広告表示16iが形成されている。これにより、可変表示体14は、上記のような蛇腹状曲折部12でのめくり変更可能なポップ広告表示16a〜16hとは別な態様でポップ広告表示を行うことができる。
延長部26は、蛇腹状曲折部12の他端側に接続されており、台紙部24の蛇腹状曲折部12からの突出部分と重なるように該蛇腹状曲折部12のめくり変更領域Sの外側に突設されている。延長部26は、蛇腹状曲折部12から外側に張り出して形成されており、蛇腹状曲折部12のめくり操作の際に手で持つ部分となる。これにより可変表示体14は、延長部26と台紙部24の端部とが協働して把持構造28を構成する。把持構造28は、延長部26と台紙部24とを重ね合わせて手で把持することにより、蛇腹状曲折部12のめくり表示変更の操作の際に可変表示体14を手で持ちやすいと同時に蛇腹状曲折部12の折り曲げ状態を維持することができる可変表示体の把持手段となる。可変表示体14は、紙素材からなる帯状部材を折り曲げて形成しているが、把持構造28により蛇腹状曲折部12がばらばらに広がるのを良好に防止できる。その結果、例えば、自動販売機に商品を補充する作業者が屋外等で可変表示体14の表示を変更する場合でも、スムーズに蛇腹状曲折部12をめくり操作して良好にかつ短時間で作業を行うことができる。延長部26の表面側にはポップ広告表示16jが形成されており、表示が変更される蛇腹状曲折部12に対して常に同じポップ広告を表示し、延長部と蛇腹状曲折部とを協働して、より効果の高いポップ広告を実現できる。
本実施形態では、図1、図2に示すように、可変表示体14は、例えば、任意のポップ広告表示を表示させた状態で薄板状の保持ケース30に保持される。すなわち、本実施形態に係るポップ広告具10は保持ケース30を備えている。保持ケース30は、例えば、透明のポリエチレンテレフタレート(PET)等のプラスチック素材からなる1枚の平板体を中央位置で2つ折りし、2枚1対の板状体32a、32bを重ね合わせ状に近接対向させて、略矩形状の平板状に形成されている。保持ケース30は、例えば、可変表示体14より若干大きく形成されており、2枚の板状体32a、32bが一辺側のみ接続され、板状体32a、32bの間に薄いカード状の可変表示体14を挟み込んで保持する。図2の二点鎖線にも示すように、2枚の板状体32a、32bの間に可変表示体14を挟む際には、板状体32a、32bを手の力で強制的に開いて可変表示体14を収容した後、板状体から力を解除すると板状体32a、32bが接続辺により復帰して挟み込み状態を保持する。保持ケース30は、可変表示体14を自動販売機の所定の位置にセットする際に、蛇腹状曲折部12が不意に開いたりポップ広告表示が変更したりするのを防止でき、良好にポップ広告表示を維持する。
ポップ広告具10を製造する際には、例えば、図3に示すように、紙素材等の一方に長い帯状部材14aの表面側に所定のポップ広告表示16a〜16jを片面印刷して形成する。そして、帯状部材14aの蛇腹状曲折部材12の形成部位に対応して切り込み線22を形成する。図4に示すように、帯状部材をポップ広告表示(図4では省略)に対応して谷折り181〜184と山折り201〜204とを交互に折り曲げていき、蛇腹状曲折部12を形成するとともに、台紙部24を折り返して、カード状に薄い厚さの可変表示体14を形成する。したがって、可変表示体14は、複数のポップ広告表示を有する構成であっても両面印刷等の煩雑な工程や加工を不要とし、極めて簡単に低コストで製造できる。可変表示体14を所定のポップ広告表示(例えば、図1上では、上段が「大好評」、下段が「120円」の表示)を表示させた状態で保護ケース30に挟み込んで保持させる。
本実施形態では、自動販売機用ポップ広告具10を、例えば、ペットボトルや缶等に封入された水、茶、ジュース等の飲料を販売する自動販売機VMに設置した場合について説明する。図6、図7に示すように、飲料の自動販売機VMは、例えば、前面が透明アクリル板等で形成された透視窓WDで覆われ、その内側に陳列棚SHが設けられており、陳列棚SH上に商品見本Mが設置されている。陳列棚SHの前面側には、例えば、商品の価格や「あたたかい」又は「つめたい」等の冷温表示が表示される価格表示札PTが配置されている。また、自動販売機VMの前面側の透視窓WDの中間位置には、横長の化粧カバーCVが設けられるとともに、該化粧カバーCVには陳列棚SH上の商品見本Mに対応して選択ボタンBTが配置されている。図7に示すように、陳列棚SHの価格表示札PTが配置される前面側と化粧カバーCVの裏面側との間は、僅かな隙間GPが形成されているとともに、下端側にU字状のフレーム枠FLが設けられている。ポップ広告具10は、この隙間GP内であって価格表示札PTの前面を覆うように立てた状態で配置され、下端をフレーム枠FLで受けさせて支持される。
そして、例えば、商品の入替えや季節の移り変わり等により、特定の商品に対するポップ広告表示を変更する際には、例えば、自動販売機に商品を補充する作業者等がポップ広告具10を陳列棚SHから取り出す。そして、保持ケース30から可変表示体14を離脱し、図5に示すように、台紙部24と延長部26とを重ね合わせた状態で手で持ちながら、蛇腹状曲折部12をめくり操作してポップ広告表示を変更する。この際、可変表示体14の台紙部24と延長部26は把持機構28を構成しており、可変表示体を手で持ちやすいとともに確実に持った状態で蛇腹状曲折部の折り曲げ状態を維持させながらめくり操作を行える。これにより、例えば、自動販売機が設置されている屋外で作業者がポップ広告表示を変更する場合でも、操作性が良く、確実にスムーズにかつ短時間に変更作業を行える。また、蛇腹状曲折部12は、上下段の分割区画の表示を自在に組み合わせることができることから、一つのポップ広告具だけで広告文字の変更及び価格表示の変更に広く対応させて多くのパターンの表示変更を可能とし、宣伝広告コストを大幅に低減しうる。可変表示体14の表示を変更した後には、再び保持ケース30に挟み込んで、自動販売機の陳列棚SHの前面側に設置する。なお、ポップ広告具10を設置する自動販売機の構造は上記のものに限らず、例えば、たばこの自動販売機等、その他任意のものに設置してもよい。
なお、自動販売機用ポップ広告具10は、上記実施形態の構成に限らない。例えば、図6の10aに示すように、可変表示体14及び保持ケース30は、複数本(例えば、2本)分の商品見本の横幅に対応して横長く形成されてもよい。また、例えば、図8に示すように、例えば、蛇腹状曲折部12は、互いに平行な2つの切り込み線22を設けて、3つの分割区画12a、12b、12cを形成し、それぞれの分割区画12a、12b、12cを別々にめくり操作可能としてもよい。また、蛇腹状曲折部12は、3つ以上の分割区画を形成することとしてもよい。また、蛇腹状曲折部12は切り込み線で分割しなくてもよい。また、図9に示すように、保持ケース30rは、例えば、円弧板状に形成されていてもよい。可変表示体14は紙素材等からなるので自在に撓ませることができ、蛇腹状曲折部12に任意の表示させた状態で円弧状に撓ませながら、円弧板状の保持ケースに挟み込んで保持させる。この場合、例えば、缶形状の商品見本Mの前面側に嵌着状に近接させて陳列棚SH上に載置して、設置することもできる。また、ポップ広告表示の宣伝広告文字や価格表示等を含む広告内容は対象の商品に応じて任意に設定してもよい。また、ポップ広告表示の変更可能な表示の数すなわち蛇腹状曲折部の折り曲げ数等についても、上記実施形態の数から増減して任意の数だけ設けてもよい。
以上説明した本考案の自動販売機用ポップ広告具は、上記した実施形態のみの構成に限定されるものではなく、実用新案登録請求の範囲に記載した本考案の本質を逸脱しない範囲において、任意の改変を行ってもよい。
本考案の自動販売機用ポップ広告具は、例えば、水、ジュース、お茶等の清涼飲料、アルコール飲料その他の飲食品、たばこ等の商品のポップ広告に利用することができる。
10 自動販売機用ポップ広告具
12 蛇腹状曲折部
12a、12b、12c 分割区画
14 可変表示体
16a〜16j ポップ広告表示
22 切り込み線
24 台紙部
26 延長部
27 組み合わせ表示構造
28 把持構造
30 保持ケース

Claims (5)

  1. 表面側に異なる複数のポップ広告表示が長手方向に連続して施された一方向に長い一枚の帯状部材からなり、ポップ広告表示に対応して長手方向に谷折りと山折りとを交互に繰返して形成されて複数のポップ広告表示を自在にめくって変更可能とした蛇腹状曲折部を有する薄い厚さの可変表示体を含むことを特徴とする自動販売機用ポップ広告具。
  2. 任意のポップ広告表示を表示させた可変表示体を少なくとも一方が透明な2枚の板状体で挟み込んで保持する薄板状の保持ケースを備えたことを特徴とする請求項1記載の自動販売機用ポップ広告具。
  3. 可変表示体は、蛇腹状曲折部の一端側に接続され、蛇腹状曲折部のめくり変更領域に重ね合わせ状に配置されつつ、蛇腹状曲折部の他端側からめくり変更領域の外側に突出した台紙部を含むことを特徴とする請求項1又は2記載の自動販売機用ポップ広告具。
  4. 可変表示体は、蛇腹状曲折部の他端側に接続され該蛇腹状曲折部のめくり変更領域の外側に突設された延長部を含み、延長部と台紙部とを重ね合わせて手で把持することにより、めくり操作時の蛇腹状曲折部の折り曲げ状態を維持する把持構造を有することを特徴とする請求項3記載の自動販売機用ポップ広告具。
  5. 蛇腹状曲折部は、折り曲げ線に対して直交する切り込み線によって別々にめくり操作可能な複数の分割区画に分割されると同時に、それぞれの分割区画には独立したポップ広告表示が形成され、
    少なくとも一つの分割区画には商品の価格表示が形成されており、
    それぞれの分割区画のポップ広告表示を組み合わせ自在とした組み合わせ表示構造を構成した請求項1ないし4のいずれかに記載の自動販売機用ポップ広告具。
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JP2017109500A (ja) * 2017-02-01 2017-06-22 株式会社寺岡精工 印刷装置

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