JP3162859U - 内・外装壁材 - Google Patents

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君嶋 耕
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Abstract

【課題】施工が容易で、かつ残材の少ないことを特徴とした内・外装用壁材を提供する。【解決手段】皮むき適期に皮をむいた背板の木目方向に平行した丸みを帯びた面を表面、木目方向に並行した平らな面を裏面とし、片側木端部の表面を木端部から5mm以上の幅で3mm以上の厚さを残して切削した表面切削部と、片側木端部の反対側木端部の裏面を木端部から5mm以上の幅で3mm以上の深さを切削した裏面切削部を備え、複数の前記背板を表面切削部に裏面切削部を覆い被せるように接合させていく。【選択図】図1

Description

本考案は、背板を材料とした住宅の内・外装材に関する。
背板とは、材木の丸太から角柱、平板を切り取ったときに生ずる丸太の外側部分であり木目方向と直交する断面の形状が円弧と平面で形成されるものであり、製材工程において原木剥皮、玉切、大割、中割して角材を製造する際に発生する派生材である。このような背板は、製材時の残廃材の内では最も割合が多いのが実情である。従来、この背板は、一部は利用されるものの残分が廃棄されている。その理由として、板の厚みが不均一かつ多様であり加工が容易でないこと、背板の多くが周表面に樹皮がついたままであり、また製材所のバーカー(皮むき機)による原木剥皮では樹皮をきれいに剥ききれないため周表面に何らかの処理が必要になること、さらに製材工程で木材を乾燥させる際には、丸太から角材を製材した後、角材のみを乾燥機に入れるため、背板は基本的に反りなどの変形の多い未乾燥材であること等が挙げられる。背板の利用形態としては、チップ、小物製材、燃料に活用され、また背板の加工用途として、割ばし、かまぼこ用板、玩具、木箱等があり、製品価値が一応在ると言える。一方、これを未活用のまま廃棄すると丸太が本来有している二酸化炭素の固定効果の半ば以上を放棄することになる。
特開2002_178308
また、皮を剥いた背板の別の用途としては、背板を両側端面と前後木口面を所定厚さに切り回しして適当種類の幅、長さに挽き割りし、この挽き割り材の端面に前記両側木端面の一方側面に凸条を削成し、他方側に前記凸条を密接に嵌入させるための凹条を削成し、複数の前記背材を側端面の凸条と凹条を相互に嵌合させ、所定の幅の板材に接続して内装壁材を製造するものである。しかしながら、このような組合せ構造は、背材の凸条と背材の凹条とを突き合せる際、両者のうち少なくとも片方の背材に背材幅方向に反りがある場合、その反りを修正するために凸条を形成した背材の端面または凹条を形成した背材の端面を切削する必要があるなど、加工もしくは施工が困難となる。また、加工の形状から背板両側の木端面には最低7mm程度の厚みがないと接合部の強度が不足するため、厚みのない木端部は切挽き割りされて残材となり、板巾が狭くなる結果、施工面積あたりの壁材の必要枚数が増して施工手間が増えることになる。また全体に厚みが不足する背板は未活用となる。
そこで、皮むき適期にきれいに樹皮を剥いた背板の片側木端面を図1−1のごとく』状に切削し、反対側を図1−2のごとく『状に切削して接合していくことで、様々な厚さ・巾の背板から、施工が容易で、かつ残材の少ない内・外装材を得る。上記の構造であれば、背板両側の木端面は厚み3mm以上で、加工・接合が可能となる。また、接合部の反りが生じても、その影響を受けずに、容易に施工出来る。
丸太を製材した時の歩留まりは一般に5割を下回り、原木の半分以上は背板となる。これを廃棄したり、焼却処理をすると、原木が固定していた二酸化炭素の半ば以上が放出されることになる。間伐で出る小径木ではより歩留まりが低くなるため、それは一層顕著になる。この活用は、低炭素社会の実現に寄与すると共に、製材副産物を活用するため、大径木より手間がかかるため割高にならざるを得なかった間伐材製品にコスト競争力をもたらし、間伐推進の原動力ともなりうる。
図1は本考案の加工が施された壁材の断面図である。 図2は本考案の加工が施された壁材と壁材の接合部分の断面図である。 図3は本考案の加工が施された壁材の斜視図である。 図4は本考案の加工が施された壁材と壁材の接合部分の斜視図である。 図4は本考案の加工が施された壁材を外装材に用いた家の正面図である。
図1−1のごとく、皮むき適期に皮を剥いた背板の片側の木端面を』状に切削加工する。内装材では図1−1の接合部の厚みは3mm、接合部の巾は5mmとする。外装材ではより強度を高めるため、接合部の厚みは5mmとする。その反対側接合部は、図1−2のごとく『状に切削加工する。切削深さは図1−1の部位の厚みと揃え、内装材で3mm、外装材で5mmとする。接合部の巾となる切削巾は、壁への設置後に乾燥による壁材の収縮がおきても隙間が空くことがないよう、内装材、外装材とも5mm以上とする。壁材そのものの横巾と上下巾は、作業性を考慮して適宜に変更できる。また、この考案に係る壁材は背板両側の木端面に凹状の溝加工を施す従来の背板を用いた壁材と異なり、木端面に求める厚みが小さくなるため、間伐で出る小径木の背板の活用も容易である。皮むき適期とは、樹木の水分の吸収活動が旺盛で樹皮と一体化した形成層に水分がたっぷりと含まれるため、樹皮がツルリと木肌から剥離し、またつややかで瑞々しい木肌があらわれる時期をいい、具体的には3月〜9月、より理想的には5月〜7月をいう。
次に、この考案に係る壁材の代表的な実施例について説明するが、この発明は下記実施例に限定されるものではない。図5は、この発明に係る壁材の外装材としての第一の実施例を示している。内装壁材の横幅と上下幅は、作業性を考慮して適宜に変更できる。図5の実施例の場合、サッシ高に合わせて切断した壁材をサッシ上端と高さを揃えて縦張りしている。その上部木口面に見切り材として長さ3.6m、50mm程度の角材の長辺を水平方向に用いて接続し、さらにその上部に屋根高に合わせて切断した壁材を縦張りしたものである。この見切り材としての角材の太さも、適宜変更できる。
壁材として施工する際は、接合部図1−1に、隣接する壁材の接合部図1−2を覆いかぶせるように突きつけ、それぞれの壁材を釘、ビスなどで壁下地に打ち止めていく。このため、従来提案されている凹状に加工された接合部に凸状に加工された隣接する背板の接合部を差し込む構造とは異なり、接合部の反り等の変形を問題とせず、施工も容易となる。
内装材として使用する際は、通常の日本建築における室内壁の床面からの高さが約2.4mであるため、背板利用の内装壁材は、上下方向に沿って長さを2.4mより若干長くし、壁に設置する際に室内の高さに合わせて長さを切断するようにする。また、腰壁として、80〜100cm程度に切りそろえた壁材で壁下面を構成することも出来る。さらに、ドア等の建具にも本考案の成果を実施することが出来る。

Claims (2)

  1. 皮むき適期に皮をむいた背板の片側木端面を』状に切削し、反対側を『状に切削した壁材であって、』状接合部に、隣接する『状接合部を、覆い被せるように接合していくことで木端面の厚みが3mmないし5mm以上の背板から施工が容易で、かつ残材の少ない壁板を得ることを特徴とした内・外装用壁材。
  2. 請求項1の壁材を外壁、内壁、建具等に用いた家。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN107639701A (zh) * 2016-07-22 2018-01-30 资源县多利士木工机械有限公司 一种板材阶梯槽开槽装置及其使用方法

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