JP3162820B2 - 原稿読取装置 - Google Patents

原稿読取装置

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JP3162820B2
JP3162820B2 JP25011492A JP25011492A JP3162820B2 JP 3162820 B2 JP3162820 B2 JP 3162820B2 JP 25011492 A JP25011492 A JP 25011492A JP 25011492 A JP25011492 A JP 25011492A JP 3162820 B2 JP3162820 B2 JP 3162820B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シート原稿及びブック
原稿をコピー処理する複写機等の画像形成装置に適用さ
れる原稿読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の画像形成装置において、ブック原
稿とシート原稿とで異なるセット部を持ち読み取り及び
コピーを行うことができる複写装置が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この複写装置
においては、ブック原稿とシート原稿との両方がセット
された場合、オペレーターの所望するコピーモードの選
択は一々所定のキーで入力しなければならず、その操作
は非常に煩雑でありコピー作業の効率向上を図る上で問
題があった。
【0004】したがって、本発明はかかる問題点を解決
するために、オペレーターの所望するコピーモードの選
択を極力自動化すると共に、自動判別が困難なときのみ
オペレーターへモード選択を要求することにより読み取
り時の作業効率が向上する原稿読取装置を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、シート原稿の
読取部を構成するコンタクトガラスと、 上記コンタク
トガラスの下方に配置され、見開かれたブック原稿を載
置するブック原稿載置台と、上記コンタクトガラスとブ
ック原稿載置台の間に設けられ、上下反転させることに
より、上記コンタクトガラスに下向きに載置されたシー
ト原稿を読み取る向き又は上記ブック原稿載置台に上向
きに載置されたブック原稿を読み取る向きをとる読取手
段と、を有し、上記読取手段は、上記シート原稿と、ブ
ック原稿の双方を選択的に読み取ることが可能であるこ
とを特徴とする。
【0006】
【0007】
【0008】
【0009】
【0010】
【作用】本発明によれば、コンタクトガラスとブック原
稿載置台の間に設けられ、コンタクトガラスに載置され
たシート原稿を読み取る向き又は上記ブック原稿載置台
に載置されたブック原稿を読み取る向きに上下反転可能
な読取手段により、シート原稿とブック原稿の双方が選
択的に読み取られる。
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【実施例】本発明の実施例について添付図面を参照して
詳述する。
【0016】まず、図1を参照してこの実施例の全体構
成について説明する。同図において、符号Rは本発明に
おける原稿読取装置を示す。原稿読取装置Rは、上ユニ
ット32と下ユニット33との2つのユニットからな
る。上ユニット32は、シート原稿2をセットするシー
ト原稿セット部RAと、シート原稿2を給紙し搬送する
給紙部RBと、シート原稿2を読み取るシート原稿読取
部RCと、ブック原稿24を読み取るコンタクトガラス
23を含むブック原稿読取部RDと、シート原稿2を排
紙する排紙部REとを具備する。下ユニット33は、ブ
ック原稿24をセットするブック原稿セット部RFを具
備する。
【0017】上ユニット32は、コンタクトガラス23
を境に下ユニット33に対して開閉自在である。
【0018】以下、上記のシート原稿セット部RA、給
紙部RB、シート原稿読取部RC、ブック原稿読取部R
D、排紙部RE及びブック原稿セット部RFについて順
次説明する。
【0019】シート原稿セット部RAは、シート原稿2
を載置するテーブル1と、テーブル1の先端部に配置さ
れテーブル1上のシート原稿2の有無を検知するシート
原稿検知手段としてのセットセンサー3と、テーブル1
にセットされたシート原稿2の先端部に当接してその先
端位置を揃えるガイド板48と、図示しないスタートボ
タンを押したときにテーブル1にセットされたシート原
稿2を押圧する所定角度回動自在な呼出しレバー30と
を有する。
【0020】給紙部RBは、呼出しレバー30で押圧さ
れたシート原稿2の下方に配置され図示しない一回転駆
動装置によって一回転し最下位のシート原稿2を一枚だ
け分離して給送する呼出しコロ29と、ガイド板48の
後方に配置され呼出しコロ29によって給送されたシー
ト原稿2を受け入れ搬送する分離コロ対4と、分離コロ
対4によって搬送されたシート原稿2を受け入れ搬送す
るプルアウトコロ対5と、プルアウトコロ対5により搬
送されたシート原稿2の先端を検知する分離センサー6
と、プルアウトコロ対5により搬送されたシート原稿2
を受け入れ搬送する搬送コロ対7と、搬送コロ対7によ
って搬送されたシート原稿2を受け入れ搬送するレジス
トコロ対9とを有する。
【0021】また、給紙部RBには、分離コロ対4から
プルアウトコロ対5に到るシート原稿2の通路として、
湾曲したガイド板(図示しない)によりシート原稿2の
画像面を反転する搬送路19が形成され、この搬送路1
9は搬送コロ対7へつながっている。搬送コロ対7から
レジストコロ対9に到るシート原稿2の通路として、搬
送路Aが形成されている。搬送コロ対7の下方には、レ
ジストコロ対9から逆行するシート原稿2を受け入れ搬
送する反転コロ対18が配設されている。反転コロ対1
8から搬送コロ対7までには、湾曲したガイド板(図示
しない)によりシート原稿2の画像面を反転する反転路
Cが形成されている。レジストコロ対9から反転コロ対
18を経由し搬送コロ対7に到るシート原稿2の通路と
して、搬送路Aとは別の横向きのJ字状をなす反転部搬
送路20が形成され、搬送コロ対7において搬送路Aと
つながるループ通路の一部をなしている。
【0022】搬送路Aと反転部搬送路20とに挾まれた
レジストコロ対9の近傍には、分岐爪17が設けられて
いる。分岐爪17は、シート原稿2の進路をシート原稿
読取部RC或いは反転部搬送路20へ切り替える機能を
持っている。分岐爪17は、図示しない原稿搬送制御装
置によって実線で示す位置と二点鎖線で示す位置とに選
択的に所定角度回動するように設けられている。
【0023】次に、シート原稿読取部RCについて説明
する。レジストコロ対9の右側近傍には、シート原稿2
検知用の孔37を有する上ガイド板11が配設されてい
る。上ガイド板11の下面は、光が乱反射する反射率の
高い白色に着色されている。上ガイド板11の下方に
は、孔37と鉛直方向に一致する孔36を有する下ガイ
ド板13が上ガイド板11と所定の間隔を置いて略平行
に配置されている。上ガイド板11の孔37と下ガイド
板孔36とは鉛直線上に設けられている。反射板孔37
の上方には、ブック原稿検知手段を構成するフォトイン
タラプタ式のブックセンサー26及びシート原稿の先端
を検知するレジストセンサー8が併設されている。下ガ
イド板13の右端には、シート原稿2の読取り部を構成
するシート原稿用のコンタクトガラス10が配設されて
いる。
【0024】コンタクトガラス10とコンタクトガラス
23との間には、シート原稿2又はブック原稿24を選
択的に読み取るための読取手段としての読取り装置22
が設けられている。読取り装置22は、シート原稿2を
読み取るときとブック原稿24を読み取るときとでは図
示しないスキャナ反転モータ(後述するスキャナ反転モ
ータ418)によってその上下の向きが反転し、ブック
原稿24を読み取るときは、図示しないスキャナ駆動モ
ータ(後述するスキャナ駆動モータ420)によってコ
ンタクトガラス23に沿って往復動する。
【0025】次に、読取り装置22の構成を説明する。
図7において、符号41は上部に開口部41aを有する
円筒状のケースを示す。このケース41はその中心軸線
を中心に180°回転し得るように装置に取り付けられ
ている。ケース41の中心部から開口部41aにかけて
等倍結像素子アレイ44が配置されている。等倍結像素
子アレイ44の両側には原稿照明用の白色光を発する光
源42が配置されている。各光源42の下方には、これ
ら光源42の周囲下方を覆う反射板43がそれぞれ配置
されている。反射板43は、開口部41a上方に位置す
る露光中心42a上の所定位置に光源42の光を帯状に
集光する形状に定められている。等倍結像素子アレイ4
4の結像面には等倍CCD45が配置されており、シー
ト原稿2又はブック原稿24の画像情報が読み取られ
る。
【0026】図1において、ブック原稿24用のコンタ
クトガラス23は、その両側をコンタクトガラス枠39
で支持されている。読取り装置22(実線で示す)の図
において右側には、読取り装置22のホームポジション
を検知するためのホームポジションセンサー27が、こ
のホームポジションセンサー27と対向する左側には、
読取り装置22(2点鎖線で示す)の往復動のリターン
位置を検知するためのリターンセンサー28がそれぞれ
配置されている。
【0027】ブック原稿読取部RDは、読取り装置2
2、コンタクトガラス23、コンタクトガラス枠39、
ホームポジションセンサー27及びリターンセンサー2
8から主に構成されている。
【0028】次に、排紙部REについて説明する。上ガ
イド板11及びコンタクトガラス10の下流には、レジ
ストコロ対9で搬送され読み取りを終えたシート原稿2
を受け入れ搬送する搬送コロ対12が配設されている。
搬送コロ対12の下流には、湾曲したガイド板(図示し
ない)によりシート原稿2を反転する排紙部搬送路21
が形成されている。排紙部搬送路21の略中央部には、
シート原稿2の排出を検知するための排紙センサー15
が配設されている。排紙部搬送路21の終端には、搬送
コロ対12で搬送されシート原稿2を受け入れ搬送する
排紙コロ対14が配設されている。排紙コロ対14の出
口側には、読み取りの終了したシート原稿2を積載収容
するためのスタッカー16が配設されている。
【0029】次に、ブック原稿セット部RFについて説
明する。図1及び図8において、符号25は、ブック原
稿24を置くための方形のブックテーブルを示す。図8
に示すようにブックテーブル25は、その上面がコンタ
クトガラス23より少し高い位置を占める厚さを有し、
シート原稿2を一枚載せた場合でもコンタクトガラス2
3との密着性が良くなるようになっている。ブックテー
ブル25の材質は弾性体からなり、ブック原稿24のよ
うな厚物原稿の厚みを吸収できるようになっている。ブ
ックテーブル25は、ブックテーブル基台33aによっ
てその底面及び四面を囲まれるように支持されている。
ブックテーブル25の少なくとも上面は、ブック原稿2
4に対し光の反射率の異なる色、例えば、黄色に着色さ
れている。
【0030】ブックテーブル25に隣接する位置には、
ブック原稿24を位置決めするための原稿スケール31
がブックテーブル基台33aに対して上下動自在に配置
されている。原稿スケール31は、剛体からなりシート
原稿読取部RCのホームポジションに位置する読取り装
置22の直下に対応する位置に配置されている。原稿ス
ケール31の上面は、図8に示すように、ブックテーブ
ル25の上面より少し高い位置を占めており、ブックテ
ーブル25上にブック原稿24をセットしやすいように
なっていて、光の反射率の低い黒色に着色されている。
原稿スケール31の下部には、弾性体からなる原稿スケ
ール台34が配置され、上ユニット32で下ユニット3
3を閉じたときに原稿スケール31の上面がブック原稿
24の画像面と同じ高さになるまで原稿スケール31が
降下し得るようになっている。
【0031】ブックテーブル25の下ガイド板13の孔
36の真下に対応する部位にはブックテーブル25を上
下に貫通するブックテーブル孔35が開けられている。
ブックテーブル孔35の底部には、シート原稿読取部R
C側に設けられたブックセンサー26と対をなしブック
原稿検知手段を構成するフォトインタラプタ式のブック
センサー26が配設されており、このセンサーによりブ
ックテーブル25にセットされる原稿類の厚さに左右さ
れずに原稿のセットが検知される。ブックテーブル基台
33aの原稿スケール31と反対の端部には、上ユニッ
ト32の開閉を検知するための開閉センサー40が配設
されている。
【0032】次に、下ユニット33に対する上ユニット
32の開閉機構について説明する。図9は図1を右方か
ら見たときの側面を示す。図9において、符号46は上
下両ユニットを連結するリンクを示す。リンク46は、
下ユニット33及び上ユニット32と共に4節リンク機
構を構成し、この4節リンク機構からなる開閉機構は、
下ユニット33に対して上ユニット32を平行移動自在
に支持する。
【0033】図1及び図9に示す下ユニット33の下部
の図示しない複写機本体上部の所定位置には、図6に示
す操作部400が設けられている。操作部400は、ブ
ックモード及びシートモードを取り消す入力のためのモ
ードクリアキー401と、ブック原稿24の読み取りを
行う入力のためのブックモードキー403とシート原稿
2の読み取りを行う入力のためのシートモードキー40
4とを有するモード選択キー402と、コピー枚数(置
数)やコピー倍率の入力を行うためのテンキー405
と、原稿の読み取り及びコピーのスタートを入力するた
めのプリントキー406と、各種警告表示等を行う表示
部407とから構成されている。ここで、モード選択キ
ーは図9のブックモードキー403とシートモードキー
404とのように別々に設けられている物に限らず、1
個のみでオン/オフして両モードを切り換えても良いこ
とは言うまでもない。
【0034】次に、図5に基づいて、この実施例の制御
手段及びその制御内容について説明する。同図におい
て、メイン制御基板410は、以下説明する、操作部、
外部インターフェース、スキャナ制御回路及びADF制
御板の間で、指令信号及びデータを送受信し、装置全体
のシステムを制御している。
【0035】操作部400は、モード選択キー402
(ブックモードキー403、シートモードキー40
4、)プリントキー406等の押下操作によりそのオン
/オフ出力データ(信号)をメイン制御基板410に送
信したり、或いはメイン制御基板410からの指令信号
を受信して表示部407にコピー禁止等の表示を実行し
たり、メイン制御基板410との間においてデータ或い
は指令信号の送受信を行う。外部インターフェース41
2は、ADF(自動原稿給送装置)、ソーター等の周辺
機器であり、メイン制御基板410と接続されており、
データ或いは指令信号の送受信を行う。
【0036】ADF制御板413は、セットセンサー
3、レジストセンサー8及びブックセンサー26等の各
種センサー414のオン/オフ出力データ、或いは、開
閉センサー40のオン/オフ出力データを受信する。一
方、ADF制御板413は、搬送コロ対7等を駆動する
図示しない給紙モータ及びレジストコロ対9や排紙コロ
対14等を駆動する図示しない搬送排紙モータ等の給紙
・搬送・排紙モータ415を制御する。また、ADF制
御板413は、分岐爪17を変位させる図示しないソレ
ノイド等の各種ソレノイド416を制御する。ADF制
御板413は、メイン制御基板410と接続されてお
り、データ或いは指令信号の送受信を行う。
【0037】スキャナ制御回路417は、ホームポジシ
ョンセンサー27やリターンセンサー28のオン/オフ
出力データを受信する。スキャナ制御回路417は、読
取り装置22を反転させる図示しないスキャナ反転モー
タ418を制御する。スキャナ反転モータ418の反転
駆動動作は、エンコーダ419で検知され、その検知信
号はスキャナ制御回路417へ符号化された出力データ
として送信される。同様に、スキャナ制御回路417
は、読取り装置22をブック原稿24のサイズ及び画像
読み取りを行うためにコンタクトガラス23上に往復走
査させる図示しないスキャナ駆動モータ420を制御す
る。スキャナ駆動モータ420の駆動動作はエンコーダ
421で検知され、その検知信号はスキャナ制御回路4
17へ符号化された出力データとして送信される。スキ
ャナ制御回路417は、安定器422を通して読取り装
置22の光源42(以下、「蛍光灯42」とする)の照
射タイミング、照射時間等を制御する。そして、スキャ
ナ制御回路417は、蛍光灯42の熱を感知し、その光
量を一定にする蛍光灯ヒータサーミスタ423を制御し
ており、その出力データを受信する。さらに、スキャナ
制御回路417は、後述するメモリユニット426と接
続されており、データ或いは指令信号の送受信を行う。
【0038】一方、シート原稿2又はブック原稿24の
画像情報は、読取り装置22の等倍CCD45で読み込
まれ、そのアナログ画像信号がIPP(イメージプリプ
ロセッサ)424に送信される。IPP424は、CC
D45からのアナログ画像信号を受信し、増幅、光量補
正及びA/D変換し、そのデジタル画像信号をIPU
(イメージプロセスユニット)425に送信する。IP
U425は、IPP424からのデジタル画像信号を受
信し、周知の諸回路(MTF補正回路、変倍回路、γ補
正回路等)を介して得られたデジタル画像信号をデータ
切り替え用スイッチにより選択出力し、メモリユニット
426に送信する。メモリユニット426は、IPU4
25からのデジタル画像信号データを一時記憶すると共
に、IPU425を制御する。また、メモリユニット4
26は、読み込まれたデジタル画像信号データを光ディ
スク等からなる外部記憶装置427へ送信して記憶させ
たり、随時、外部記憶装置427より必要なデジタル画
像信号データを受信する。
【0039】次に、原稿読取装置Rの通常の動作につい
て図1を参照して説明する。
【0040】まず、テーブル1にシート原稿2をセット
する。テーブル1上のシート原稿2はセットセンサー3
によって検知され、シート原稿2はその先端がガイド板
48に当接して所定の位置にセットされる。図示しない
スタートボタンを押すと呼出しレバー30が矢印の方向
に動作してシート原稿2を押圧する。呼出しレバー30
の押圧動作終了後、呼出しコロ29が、図示しない一回
転駆動装置によって一回転して、最下位のシート原稿2
一枚を分離して分離コロ対4に送り込み、そのシート原
稿2はプルアウトコロ対5に送り込まれ、シート原稿2
の先端が分離センサー6によって検知される。この検知
に基づいて分離コロ対4の駆動は停止する。
【0041】次に、分離されたシート原稿2は、給紙部
搬送路19を通り搬送コロ対7によって搬送路Aを通っ
てレジストコロ対9へ向かう。このとき、分岐爪17は
実線の位置にあり、シート原稿2をレジストコロ対9に
導く。シート原稿2の先端をレジストセンサー8が検知
すると、シート原稿2の画像読み取りに入る。そして、
図示しない原稿搬送制御装置によって読取り装置22の
露光中心42aまでシート原稿2の先端が搬送された所
で画像読み取りが開始され、シート原稿2の後端をレジ
ストセンサー8が検知すると、その後端が露光中心42
aに来た時点で画像読み取りは終了する。読み取りが終
了したシート原稿2は、搬送コロ対12と排紙コロ対1
4とによって搬送されスタッカー16へ排出される。シ
ート原稿2のスタッカー16への排出は排紙センサー1
5で検知される。
【0042】2枚目以降の後続シート原稿2は、先行す
るシート原稿2の後端を分離センサー6が検知したと
き、以上の給送動作が繰り返されることにより給紙され
る。シート原稿2がテーブル1上からなくなった状態は
セットセンサー3によって検知される。
【0043】次に表裏両面に画像を有する両面シート原
稿の搬送及び読み取り動作について説明する。搬送路A
を通過した両面シート原稿の後端をレジストセンサー8
が検知して、画像読み取りが終了した時点で搬送コロ対
12、排紙コロ対14及びレジストコロ対9が逆転を開
始し、それと同時に分岐爪17が、図示の実線位置から
二点鎖線の位置に変位する。反転コロ対18も前記の逆
転と同時に同方向に回転する。この時点においては、裏
面の画像読み取りは未だ開始されていない。両面シート
原稿は、分岐爪17の前記通路切り替えにより反転コロ
対18により搬送され、反転路Cを通って搬送コロ対7
により搬送路Aに搬送される。両面シート原稿の後端
(表面の画像読み取り時の先端)がレジストコロ対9を
通過した時点で、その後端(表面の画像読み取り時の先
端)をレジストセンサー8が検知して、分岐爪17は図
示の実線の位置に復帰する。それと同時に、レジストコ
ロ対9、搬送コロ対12及び排紙コロ対14も正転に戻
り、反転した両面シート原稿はその後端を先頭にして再
度レジストコロ対9によりシート原稿読取部RCへ搬送
されて、裏面の画像読み取りが開始される。この読み取
り動作は、片面に画像を有するシート原稿2と同じであ
る。両面シート原稿の裏面の画像読み取りが終了すると
前述のシート原稿2と同じ動作で排紙される。後続の両
面シート原稿は、先行する両面シート原稿の表面の読み
取り動作で、その後端をレジストセンサー8が検知した
時点で給紙される。
【0044】次に、読取り装置22の読み取り動作につ
いて説明する。図1において、片面シート原稿及び両面
シート原稿の読み取り時においては、読取り装置22の
開口部41aは上向きであり、ブック原稿24の読み取
り時においては、矢印38方向に180°回転して読取
り装置22の開口部41aが下向きになる。
【0045】まず、上ユニット32を下ユニット33か
ら持ち上げ、ブック原稿24をブックテーブル25上に
その原稿画像面を上向きにセットし上ユニット32を押
し下げて下ユニット33を閉じる。すると、ブックセン
サー26によってブック原稿24のセットが検知され
る。
【0046】プリントキー406を押すと読取り装置2
2の向きが判定される。この読取り装置22の向きが上
向きか下向きかの判断は、読取り装置22が上ガイド板
11の反射面又は原稿スケール31の上面の何れを読み
取ったかによって行われる。図1の場合、読取り装置2
2は上向きであり、上ガイド板11の反射面は白色で原
稿スケール31上面の黒色よりも反射率が高いので、こ
のような場合、すなわち、ブックセンサー26によりブ
ック原稿24が検知されたにもかかわらず、原稿スケー
ル31よりも高い反射率が検知された場合は、ブック原
稿24の読み取りのために読取り装置22が180°反
転してその開口部41aを下向きにする。そしてブック
原稿24の読み取り動作に入る。下向きになった読取り
装置22は、そのホームポジションから矢印D方向に移
動してブック原稿24のサイズを検知する。リターンセ
ンサー28が読取り装置22を検知すると、読取り装置
22は逆方向(矢印E方向)に移動し、ブック原稿24
を走査して画像読み取りを行う。前述のサイズ読み取り
により画像読み取りは、ブック原稿24のサイズ分だけ
行われる。読取り装置22がホームポジションに移動す
ると、ホームポジションセンサー27で読取り装置22
が検知されその位置で停止する。
【0047】次に、本実施例の動作について図1乃至図
6を参照して説明する。
【0048】図2は、実施例のモード選択の動作フロー
を示す。同図のステップ100において、ブック原稿セ
ット部RFのブックテーブル上にブック原稿24がセッ
トされているか否かがブックセンサー26により検知さ
れ判定される。ブックセンサー26によりブック原稿2
4のセットが検知されたオンのときは、ステップ110
に進み、テーブル1上にシート原稿2がセットされてい
るか否かがセットセンサー3により検知され判定され
る。シート原稿2がセットされていないオフの場合、リ
フトアップフラグによって上ユニット32が下ユニット
33から開放されているかどうかを判定し、開放されて
いるときはステップ125へ進み、読取り装置22の動
作が停止して読み取り及びコピーが禁止されると共に表
示部407に所定の警告表示が行われる。リフトアップ
フラグに1がフラグセットされた場合、すなわち、開放
されていないとき(上ユニット32で下ユニット33が
閉じられたとき)には、読取り装置22の蛍光灯42
(光源42)が点灯する(ステップ120乃至130参
照)。
【0049】ステップ140において、読取り装置22
(の等倍CCD45)からの入力によりホームポジショ
ンでの読取り装置22の向きの確認が行われる。読取り
装置22がシート原稿2の読み取りをする場合、その開
口部41aを上向きにして上ガイド板11の反射面の白
色を検出し、ブック原稿24の読み取りをする場合、そ
の開口部41aを下向きにして原稿スケール31の黒色
を検出することにより、読取り装置22の開口部41a
の向きが判定される。
【0050】図1の場合、読取り装置22は上向きであ
り、上ガイド板11の反射面は白色で原稿スケール31
上面の黒色よりも反射率が高いので、このような場合、
すなわち、ブックセンサー26によりブック原稿24が
検知されたにもかかわらず、シート原稿2はセットされ
ていなくて原稿スケール31よりも高い反射率(上ガイ
ド板11の反射面の白色)が検知された場合は、ブック
原稿24の読み取りのためにスキャナ反転モータ418
により読取り装置22が180°反転されてその開口部
41aを下向きにする。そして、スキャナ反転モータ4
18の半回転がエンコーダ419により検知されてブッ
クモードへ入る(ステップ150乃至180参照)。
【0051】ステップ110において、セットセンサー
3オンによりシート原稿2のセットが検知された場合
(ブック原稿24及びシート原稿2が両方セットされて
いる場合)、ステップ190に進み、モード選択キー4
02の入力有無が判定され、モード選択キー402の入
力がされた場合に、ブックモードかシートモードかに入
る(ステップ190乃至220参照)。
【0052】ステップ190において、モード選択キー
402の入力が無いまま、プリントキー406が入力さ
れてテンキー405が入力されたときには、コピーを禁
止(読取り装置22が動作を停止)した後或いは略同時
に表示部407にモード選択キー入力を要求するガイダ
ンス表示が行われる(ステップ230乃至260参
照)。そして、ステップ240において、テンキー40
5が入力されなかったときには、5秒を超える一定時間
経過後モード選択キー402が原稿セット前に選択して
いたモード(ステップ200の判定に進む)に優先的に
自動選択される(ステップ270参照)。これは、標準
モードコピー(等倍、かつ、1対1コピー)の場合、特
にどちらかの原稿の読み取り(コピー)を先に取りたい
という要望が無ければ、どちらから読み取り(コピー)
をしてもよいが、標準モードでない場合には、そのモー
ドで読み取り(コピー)を取りたい原稿が特定されるた
めモード選択キーによる入力が無いような場合、すなわ
ち、どちらの原稿から読み取り(コピー)するか指定さ
れていない場合には、モード選択キーによる入力を要求
する必要があるためである。
【0053】ステップ100において、ブックセンサー
26によりブック原稿24のセットが検知されないオフ
のときは、図3におけるC1の処理動作に進む。
【0054】図3に示すC1の処理動作のステップ30
0において、テーブル1上にシート原稿2がセットされ
ているか否かがセットセンサー3により検知され判定さ
れる。セットセンサー3オンによりシート原稿2がセッ
トされているときは、ステップ310に進み、読取り装
置22の蛍光灯42(光源42)が点灯して、ステップ
140で説明したと同様に読取り装置22の開口部41
aの向きが上向きか下向きかが判定される。読取り装置
22(の等倍CCD45)が原稿スケール31上面の黒
色を検出し、読取り装置22が下向きのときには、シー
ト原稿2の読み取りのためにスキャナ反転モータ418
により読取り装置22が180°反転されてその開口部
41aを上向きにする。そして、スキャナ反転モータ4
18の半回転がエンコーダ419により検知されてシー
トモードへ入る(ステップ320乃至360参照)。
【0055】図4に示す実施例のモード選択の動作フロ
ーは、図2の動作フローのステップ270に対して、A
1処理動作に進むことのみが相違する。すなわち、ブッ
ク原稿24及びシート原稿2が両方共にそれぞれセット
されていた場合に、モード選択キー402の入力が無い
ままプリントキー406が入力されてテンキー405が
入力されなかったときには、ブックモードの読み取りを
優先して選択し実行することとなる。これは、シートモ
ードを優先させるとセット枚数分読み取り(コピー)し
てモードが切り換えられるが、ブックモードを優先させ
た場合は、読取り装置22の走査1回でモードの切り換
えが可能になるためである。
【0056】
【発明の効果】本発明によれば、コンタクトガラスに載
置されたシート原稿を読み取る向き又は上記ブック原稿
載置台に載置されたブック原稿を読み取る向きに上下反
転可能な一つの読取手段により、シート原稿又はブック
原稿を選択的にを読み取ることができる。
【0057】
【0058】
【0059】
【0060】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例が適用される原稿読取装置の
全体構成図である。
【図2】本発明の実施例の処理動作を示すフローチャー
トである。
【図3】本発明の実施例の処理動作を示すフローチャー
トである。
【図4】本発明の実施例の処理動作を示すフローチャー
トである。
【図5】本実施例が適用される原稿読取装置の電装ブロ
ック図である。
【図6】本発明の実施例の操作部を示す平面図である。
【図7】図1の読取り装置の内部構成を示す断面図であ
る。
【図8】ブック原稿がセットされていない状態を示す下
ユニットの断面図である。
【図9】下ユニットに対する上ユニットの開閉機構を示
す側面図である。
【符号の説明】
R 原稿読取装置 RA シート原稿セット部 RC シート原稿読取部 RD ブック原稿読取部 RF ブック原稿セット部 2 シート原稿 3 (シート原稿検知手段としての)セットセンサー 22 (読取手段としての)読取り装置 23 コンタクトガラス 24 ブック原稿 26 (ブック原稿検知手段としての)ブックセンサー 32 上ユニット 33 下ユニット 40 開閉センサー 402 モード選択キー 403 ブックモードキー 406 プリントキー 407 (表示手段としての)表示部
フロントページの続き (72)発明者 中里 幸孝 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株 式会社リコー内 (72)発明者 井本 晋司 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株 式会社リコー内 (72)発明者 広瀬 明 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株 式会社リコー内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/04 - 1/207

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シート原稿の読取部を構成するコンタクト
    ガラスと、上記コンタクトガラスの下方に配置され、 見開かれたブ
    ック原稿を載置するブック原稿載置台と、 上記コンタクトガラスとブック原稿載置台の間に設けら
    、上下反転させることにより、上記コンタクトガラス
    に下向きに載置されたシート原稿を読み取る向き又は上
    記ブック原稿載置台に上向きに載置されたブック原稿を
    読み取る向きをとる読取手段と、 を有し、 上記読取手段は、上記シート原稿と、ブック原稿の双方
    を選択的に読み取ることが可能であることを特徴とする
    原稿読取装置。
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