JP3162727U - かつら - Google Patents

Abstract

【課題】かつらを装着した時にズレたり、持ち上がったり、又外れたりすることがなく、また自毛を痛める事がなく、安心して装着する事ができるかつらを提供する事を目的とする。【解決手段】柔軟なプラスチック又はエラストマーでなるベースに多数個の突起が一体成形されてなる滑り止め体が、かつらのベースの裏面の側頭部及び後頭部に当たる箇所に取り付けられてなる事を特徴とする。【選択図】図２

Description

本考案はかつらを装着した時にズレたり、持ち上がったり、また外れたりすることのないかつらに関する。

かつらを被って装着するときに、人それぞれ頭の大きさやその形状が異なっており、ずり上がったり、浮き上がったり、また微妙に上下左右にずれる問題があった。
従来、この種類のかつらは、ゆるめに製作しておいてゴムひもなどで引っ張ったり、ゴムの伸縮性ネットを一部に使用したりして固定するようにしていた。（特許文献１参照）又、金属製のかつら止め具などで自毛に留めて、そのかつらの装着時のずりあがり、浮き上がり、また上下左右のずれを防止しようとしていた。しかし、強風の時やダンス、運動をする時などではそのかつらのずりあがり、浮き上がり、上下左右のずれを防止することが出来ず不安が絶えずあった。又かつら止め具は通常金属製やプラスチック製であり、厚みがあり、使用感が悪かった。又、かつら止め具は自毛に留める必要があるが、自毛の根元に固定することは出来ず、かつらを装着した時の固定感が不足していた。又、自毛の少ない人々には、固定が充分でなく、かつらが浮き上がったり、ずれたりしてしまった。

特開２００７−３２１２９８

本考案はこのような欠点を解消し、誰でも安心してかつらを装着することが出来るかつらを提供することを目的としてなされたものである。

課題を解決する為の手段

本考案は柔軟なベースに多数個の突起が一体成形されてなる滑り止め体が、装着者の側頭部及び後頭部に当たる箇所に取り付けられたものである。

考案の効果

本考案によれば柔軟なプラスチックやエラストマーでなる一面に、多数個の突起が一体成形されてなる滑り止め体が、かつらのベースの裏面の側頭部及び後頭部に当たる位置に取り付けられていることにより、かつらを装着した時、少々緩めに製作されていても、その柔軟なる突起が自毛を通して頭皮にやわらかく接し、かつらの裏面に多数個埋設されているために、自毛をグッリプし、またホールドし、かつらがずりあがったり、浮き上がったり、上下左右にずれたりすることがない。

本考案に使用される滑り止め体の一例を示す斜視図。 本考案かつらの一例を示す側面図。 本考案かつらの別の例を示す側面図

以下、本考案の実地例を図面に従って説明し本考案の理解に供する。尚、以下の実地例は本考案の一具体例に過ぎず、本考案の技術的範囲を限定する性格のものではない。

図１は柔軟なプラスチックやエラストマーのものでなる滑り止め体３を示している。滑り止め体３の一面に多数個の突起４、４が一体成形されている。
図２はかつら１のベースのネット２の裏面の下縁部付近に、図１で示された柔軟なプラスチックやエラストマーでなる一面に多数個の突起４、４が一体成形されてなる滑り止め体３が装着者の側頭部及び後頭部に当たる箇所に取付けられている。また伸縮性のネットやゴムなどを取り付けておけばその締め付けの作用により、その柔軟なる滑り止め体をよりしっかりと頭部に固定することができる。それによりかつらを装着した時に頭部にフィットし、ずれることがなく安心して装着することができる。 尚、図では、かつらの毛髪は半分以上省略して表している。
図３は滑り止め体３ａが装着者の頭部全周に亘って設けられた例である。万遍なく装着者の頭部を柔らかく保持する。

１ かつら
２ かつらのベースネット
３、３ａ 滑り止め体
４ 突起

Claims (1)

1. 柔軟なベースに多数個の突起が一体成形されてなる滑り止め体が、装着者の側頭部及び後頭部に当たる箇所に取り付けられてなることを特徴とするかつら。

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