JP3162623U - クーラント処理装置 - Google Patents

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實 金久保
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Abstract

【課題】浮力のある繊維状かつ磁性のスラッジをクーラントから除く。【解決手段】繊維状かつ磁性のスラッジを含むクーラントが流入される処理槽1と、処理槽の底部に設置された磁石板5と、磁石板上に吸着、集積されたスラッジを移動させ、処理槽外に排出するスクレーパー6とを有するクーラント処理装置において、クーラントを処理槽の一端部側へ案内するクーラント案内板11を有し、スクレーパーは、処理槽の一端部にて液面位置から磁石板上に摺動する位置まで移動され、該移動により繊維状かつ磁性のスラッジは、スクレーパーに押されて磁石板の上に沈み込む。【選択図】図2

Description

本考案は、鉄等の磁性物を切削加工する加工機械等のクーラントに含まれるスラッジを処理するクーラント処理装置に関するものである。
従来、処理槽の底部に磁石板を配置し、この磁石板の上面近くに流れるようにクーラントを案内し、磁石板上にスラッジを吸着、集積するクーラント処理装置が使用されている(特許文献1および2)。磁石板上に吸着、集積されたスラッジは、コンベアチェーンに取り付けられた非磁性のスクレーパーにより処理槽外に掻き出される。
実開昭56−168250号公報 実公昭63−30498号公報
鉄を切削加工する加工機械等のクーラントに含まれるスラッジは、繊維状のスラッジとなり、固まると、処理槽の液面に浮くようになる。このため、従来のクーラント処理装置では、スラッジを磁石板上に沈降させることができず、処理が難しい。
(考案の目的)
本考案の目的は、浮力のある繊維状かつ磁性のスラッジをクーラントから除くことができるクーラント処理装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本考案のクーラント処理装置は、繊維状かつ磁性のスラッジを含むクーラントが流入される処理槽と、前記処理槽の底部に設置された磁石板と、前記磁石板上に吸着、集積されたスラッジを移動させ、前記処理槽外に排出するスクレーパーとを有するクーラント処理装置において、前記クーラントを前記処理槽の一端部側へ案内するクーラント案内板を有し、前記スクレーパーが、前記処理槽の一端部にて液面位置から前記磁石板上に摺動する位置まで移動され、該移動により前記繊維状かつ磁性のスラッジが、前記スクレーパーに押されて前記磁石板の上に沈み込むことを特徴とするものである。
本考案によれば、浮力のある繊維状かつ磁性のスラッジをクーラントから除くことができる。
本考案の実施例であるクーラント処理装置を示す図である。 実施例の1次処理槽を示す断面図である。
本考案を実施するための形態は、以下の実施例に示す通りである。
図1は本考案の実施例であるクーラント装置を示す平面図および右側面図である。図2は1次処理槽1の断面図である。この実施例のクーラント処理装置は1次処理槽1と2次処理槽2とから成る。1次処理槽1には、繊維状かつ磁性のスラッジを含むクーラントが流入される液入口3と、1次処理槽1内で処理されたクーラントを2次処理槽2へ流す液流分流ガイド4を有する。また、1次処理槽1の底部に設置された磁石板5(図2のハッチング部分)と、磁石板5上に吸着、集積した磁性および非磁性のスラッジを掻き出す非磁性のスクレーパー6と、スクレーパー6の両端を所定間隔で固定支持するコンベアチェーン7と、コンベアチェーン7が掛け渡されたスプロケット8とを有する。コンベアチェーン7は不図示のモータにより図2の時計回りに駆動される。磁石板5の端部(図2の左端部)は傾斜した底部の中程(最大液面9より上)まで延びている。
液流分流ガイド4は、磁石板5の上を流れるクーラントの液流を多数の方向の分流に変えて、磁石板5へのスラッジの吸着を効果的にするものである。液流分流ガイド4は箱体の形状を有し、磁石板5の上面とスクレーパー6が移動するだけの間隔をあけて平行に配置される底面を有する。この底面の中央に開口部が設けられ、開口部は2次処理槽2に連通する。液流分流ガイド4の底面と磁石板5との間をクーラントが流れ、液流分流ガイド4の開口部に向かう過程で、磁石板5の磁力がスラッジに有効に作用する。
1次処理槽1のスクレーパー軌跡10の少し上方、つまり最大液面9のやや上方に、傾斜して、クーラント案内板11が槽内面に固定されている。クーラント案内板11は、液入口3から流入するクーラントを沈み込み側、つまり1次処理層1の一端部側(右側)へ案内するためのものである。また、クーラント案内板11は、繊維状のスラッジの液面での盛り上がりを押え、繊維状のスラッジをスクレーパー6が運びやすいようにするためのものである。そして、図2に示されるように、沈み込み側に繊維状のスラッジを押し込む非磁性の押し込みガイド12が設けられている。
2次処理槽2には、1次処理槽1と同様に、液入口13、液流分流ガイド15、磁石板16、スクレーパー17、コンベアチェーン18、スプロケット19を有する。また、液出口20を有する。なお、2次処理槽2には、クーラント案内板11や押し込みガイド12と同様のものは設けられていない。
次に、この実施例の動作について説明する。繊維状かつ磁性のスラッジを含むクーラントが1次処理槽1の液入口3から流入すると、クーラント案内板11上を流れて、槽内に供給される。繊維状のスラッジは空気を包含することによって浮力を有し、液面に浮いた状態となる。浮いた繊維状のスラッジはスクレーパー6に押されて沈み込み側まで運ばれる。沈み込み側、つまり、1次処理槽1の一端部にて、スクレーパー6が液面位置から磁石板5上に摺動する位置までスプロケット8の周囲を半回転することによって、繊維状のスラッジは磁石板5の上に強制的に沈み込まされる。この際、繊維状のスラッジに包含される空気は、液圧により泡となって離脱していく。そのため、繊維状のスラッジは浮力を失い、磁石板5上に移動し、吸着される。吸着されたスラッジおよび自重により沈降した非磁性のスラッジは、スクレーパー6により磁石板5上を摺動しながら図2の左方向に移動し、不図示の排出部から2次処理槽2の外に排出される。沈み込みが不十分であった繊維状のスラッジは再び液面に浮遊するが、繰り返しスクレーパー6による沈み込みを行うことによって磁石板5に吸着されるようになっていく。図1,2において、クーラントの流れは太線の矢印のようになる。
なお、押し込みガイド12は、スクレーパー6と接触して、浮力のある繊維状のスラッジの浮き上がりを押え、その沈み込みを助けるものであるが、なくてもスクレーパー6のみで沈み込みをさせることができるので、押し込みガイド12は必ずしも必要ではない。
1次処理槽1である程度スラッジを分離されたクーラントは、液流分流ガイド4を経て液入口13から2次処理槽2に流入する。液入口13の位置は、スプロケット19から離れた位置、つまり、磁石板5の傾斜した部分の立上り部に近い位置である。これによって、流入したクーラントは磁石板5の表面をできるだけ長い間接触しながら流れることになり、磁石板5へのスラッジの吸着が十分となる。スラッジが十分に処理(分離)されたクーラントは、液出口20から流出し、加工機械などに供給される。磁石板5上のスラッジは、不図示の排出部から2次処理槽2の外に排出される。
1次処理槽1のみでスラッジを十分に分離することができる場合には、2次処理槽2は不要である。また、2次処理槽2は実施例の形式のものに限らず、クーラントに含まれるスラッジを磁気的に分離する形式のものであれば良い。
1 1次処理槽
2 2次処理槽
5 磁石板
6 スクレーパー
11 クーラント案内板
12 押し込みガイド

Claims (3)

  1. 繊維状かつ磁性のスラッジを含むクーラントが流入される処理槽と、
    前記処理槽の底部に設置された磁石板と、
    前記磁石板上に吸着、集積されたスラッジを移動させ、前記処理槽外に排出するスクレーパーとを有するクーラント処理装置において、
    前記クーラントを前記処理槽の一端部側へ案内するクーラント案内板を有し、
    前記スクレーパーは、前記処理槽の一端部にて液面位置から前記磁石板上に摺動する位置まで移動され、該移動により前記繊維状かつ磁性のスラッジは、前記スクレーパーに押されて前記磁石板の上に沈み込むことを特徴とするクーラント処理装置。
  2. 請求項1に記載のクーラント処理装置を1次処理槽とし、該1次処理槽から流出するクーラントに含まれる磁性のスラッジを磁気的に分離する2次処理槽を有することを特徴とするクーラント処理装置。
  3. 前記処理槽の一端部に、前記繊維状かつ磁性ののスラッジの沈み込みを助ける押し込みガイドを有することを特徴とする請求項1または2に記載のクーラント処理装置。
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