JP3162269U - 発音補助情報表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】アルファベットで構成される言語の発音を、少ない負担で効率的に練習するための装置を提供する。【解決手段】アルファベットからなる文を記憶し、該文中の複数の単語をつなげて発音することを示す発音連結情報を記憶した記憶部と、表示部11と、記憶部に記憶された文を表示部11に表示させるとともに、前記発音連結情報にしたがって複数の単語をつなげて発音することを指示する連結発音指示を表示部11に表示されている文に合わせて表示させる制御部とを備えたことを特徴とする発音補助情報表示装置。【選択図】図1

Description

アルファベットによる文の発音を補助する情報を表示する装置に関する。
現在、外国語の発音を習得するために様々な装置が提案されている(例えば特許文献1)。この特許文献1には、正しい発音を示す特殊な記号を表示する装置が提案されている。
特表2009−525492号公報
特許文献1の発明に代表されるように、発音を正確に習得して外国人とコミュニケーションを図ることができるようになることを目標とした技術がある。しかし、特許文献1の発明では上記特殊な記号を多数覚えなくてはならず、初心者にとって大きな負担となる。このような技術では、発音を習得するどころかかえって習得の意欲を減退させてしまうことがある。また、初心者でも簡単に発音を習得することができるように母国語の表記に基づき外国語の発音をすることも考えられる。しかし、母国語にはない発音の仕方を要求された場合に、その発音に近い母国語の表記をする以外に方法がなく、このため母国語にない発音は習得しにくいという問題がある。
上記課題に鑑み本考案は、アルファベットで構成される言語の発音を、少ない負担で効率的に練習するための装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本考案の発音補助情報表示装置は、
アルファベットからなる文を記憶し、その文中の複数の単語をつなげて発音することを示す発音連結情報を記憶した記憶部と、
表示部と、
上記記憶部に記憶された文を上記表示部に表示させるとともに、上記発音連結情報にしたがって複数の単語をつなげて発音することを指示する連結発音指示を上記表示部に表示されている文に合わせて表示させる制御部とを備えたことを特徴とする。
本考案の発音補助情報表示装置によれば、上記連結発音指示が表示されるため、発音をする際に単語がつながる部分を容易に把握することができ、発音の練習を効果的に行うことができる。
ここで、上記発音補助情報表示装置は、
上記記憶部が、複数の単語をつなげて発音する際にこれらの単語の一部を弱く発音することを示す弱発音情報を記憶したものであり、
上記制御部は、上記弱発音情報にしたがって弱く発音することを指示する弱発音指示を上記表示部に表示されている文に合わせて表示させるものであってもよい。
この発音補助情報表示装置によれば、単語がつながる際に弱く発音する部分があるか否かを容易に把握することができる。
また、上記発音補助情報表示装置は、
上記記憶部が、上記文中のアルファベットとは異なるアルファベットにより発音することを示す変化発音情報を記憶したものであり、
上記制御部が、上記変化発音情報にしたがって発音することを指示する変化発音指示を上記表示部に表示されている文に合わせて表示させるものであってもよい。
この発音補助情報表示装置によれば、上記文中のアルファベットとは異なるアルファベットが表示されるため、上記文中のアルファベットに引きずられて発音してしまうことを防止することができる。
さらに、上記発音補助情報表示装置は、
上記制御部が、上記各指示を互いに異なる色で上記表示部に表示させるものであってもよい。
この発音補助情報表示装置によれば、各指示が色分けされているため、指示の内容を色によって容易に理解することができる。
加えて、上記発音補助情報表示装置は、
上記記憶部が、上記各情報にしたがった発音に近い発音になる仮名である発音補助仮名を記憶したものであり、
上記制御部が、上記各指示と共に上記発音補助仮名を上記表示部に表示させるものであってもよい。
この発音補助情報表示装置によれば、仮名による表示に従って発音できるため、外国語に不慣れな者でも発音練習をすることができる。
さらに加えて、上記発音補助情報表示装置は、
音声を出力する音声出力部を備え、
上記記憶部が、上記文である歌詞に合わせたメロディを記憶したものであり、
上記制御部が、上記歌詞に合わせた上記メロディを音声主力部に出力させるとともに、そのメロディに合わせてその歌詞を上記表示部に表示させるものであってもよい。
この発音補助情報表示装置によれば、歌に合わせて楽しく発音を練習することができる。
また、上記発音補助情報表示装置は、
上記記憶部が、上記メロディに合わせて上記歌詞を歌う際の息継ぎ位置情報を記憶したものであり、
上記制御部が、上記息継ぎ位置情報に基づく息継ぎ指示を上記歌詞に合わせて上記表示部に表示させるものであってもよい。
この発音補助情報表示装置によれば、息継ぎの場所が表示されるため、息が続かなくなって発音がおかしくなってしまうことを防止できる。
さらに、上記発音補助情報表示装置は、
上記制御部が、上記各指示に基づくアニメーションを上記メロディに合わせて上記表示部に表示させるものであってもよい。
この発音補助情報表示装置によれば、各指示を動きで表現することによって各指示が感覚的に理解しやすくなる。
本考案によれば、アルファベットで構成される言語の発音を、少ない負担で効率的に練習するための装置を提供することができる。
本考案の一実施形態である発音補助情報表示装置の外観を示す図である。 図1に示す発音補助情報表示装置のハードウェア構成を示す図である。 発音補助情報表示プログラムによって練習用データが再生される処理の流れを示すフローチャートである。 文章データの一例を示す図である。 練習用データを再生している様子を示す図である。 図4に示す文章データに対応する発音補助データを示す図である。 液晶ディスプレイに出力される内容が変更していく様子を示す図である。 練習用データによる表示の一例を示す図である。 (a)は、文字色の変化の一例を示す図であり、(b)は、単語同士が近づいていく例を示す図である。 息継ぎを示す発音補助データの表示の一例を示す図である。 図8に示す表示内容に基づく発音に近い発音を表現した片仮名の文章を示す図である。 単語を構成する文字を別の文字に置き換える例を示す図である。 図1に示す発音補助情報表示装置の異なる構成を示す図である。 図1に示す発音補助情報表示装置をネットワークに接続した様子を示す図である。
以下、図面を用いて本考案の発音補助情報表示装置について説明する。
図1は、本考案の一実施形態である発音補助情報表示装置の外観を示す図である。
この発音補助情報表示装置1は、液晶ディスプレイ11、スピーカ12、および本体部13を備えている。液晶ディスプレイ11およびスピーカ12は、本体部13に接続されている。本体部13には、本体部13に情報を入力するためのキーパッド131と、本体部13の状態を示すインジケータ132とがその前面に設けられている。この本体部13で後述する発音歩情報表示プログラムが実行されることにより、液晶ディスプレイ11に発音補助情報が表示され、スピーカ12から音が出力される。なお、液晶ディスプレイ11は本考案の表示部の一例に相当するものであり、スピーカ12は本考案の音声出力部の一例に相当するものである。
図2は、図1に示す発音補助情報表示装置1のハードウェア構成を示す図である。
図2には、本体部13が、図1に示すキーパッド131およびインジケータ132の他に、CPU133、RAM134、ROM135、HDD(ハードディスクドライブ)136、入出力インターフェース137を備えていることが示されている。CPU133、RAM134、ROM135、HDD136および入出力インターフェース137は相互に接続されており、入出力インターフェース137には、キーパッド131、インジケータ132、液晶ディスプレイ11、およびスピーカ12が接続されている。
CPU133は、本考案の制御部の一例に相当するものである。このCPU133によって、ROM135に格納された発音補助情報表示プログラムが実行され、本実施形態の発音補助情報表示装置1が機能する。RAM134は、CPU133がこの発音補助情報表示プログラムを実行する際の作業領域として使用される。また、HDD136には、この発音補助情報表示プログラムで用いられる練習用データが予め複数格納されている。この練習用データは、アルファベットの文章を表す文章データと、この文章データに対応する発音補助データ、音データ等をセットにしたものであり、発音補助情報表示プログラムによって所定の期間再生されるものである。このHDD136は、本考案の記憶部の一例に相当する。なお、例えばDVD−ROMや半導体記憶メモリのような、HDD以外の記憶装置を用いてもよい。
キーパッド131は、複数ある練習用データの中からどの練習用データを再生するかを選択するために用いられるものである。また、インジケータ132は、本体部13の状態を表示するものである。
以下、図3を用いて上記発音補助情報表示プログラムの動作について説明する。同図は、発音補助情報表示プログラムによって練習用データが再生される処理の流れを示すフローチャートである。このフローチャートは、本体部13のCPU133によって、本体部13の電源が投入されたタイミングで実行される。
まず、最初のステップS101では、RAM134の内容が初期化される。
続くステップS102では、データ選択処理が実行される。この処理では、ユーザにより複数の練習用データのうちのいずれか一つが選択されるまで待機し、練習用データが選択されると次のステップS103に進む。なお、このとき、発音補助データの出力の有無を設定することができる。
ステップS103では、選択された練習用データを準備するとともに、RAM134内に設けられたカウンタタイマの値が0に設定される。なお、このとき、インジケータ132には、選択された練習用データについての情報が表示される。
以下のステップS104からS107では、このカウンタタイマの値を参照して練習用データが逐次出力される。より具体的には、ステップS104では音が出力され、ステップS105では文章が出力され、ステップS106では発音補助データが出力される。なお、ステップS102で発音補助データを出力しないことが設定されていた場合は、ステップS106では何も実行されない。
ステップS107では、練習用データが最後まで出力されたか否かを判定し、この条件を満たす場合にはステップS102のデータ選択処理に戻る。まだ練習用データを最後まで出力していない場合には、ステップS108でカウンタタイマの値に1を加算した後、ステップS104に戻る。なお、本実施形態ではステップS108は10ms毎に実行されるため、カウンタタイマの値は10ms毎に1づつ加算されることになる。CPU133はこの値を基にして練習用データの出力タイミングをコントロールしている。
次に、練習用データの一例について説明する。
ここで説明する練習用データは、HDD136に記憶されている練習用データのうちの一つであり、アルファベットの文章から成るある歌の歌詞(以降練習用歌詞と称する)をある曲(以降練習用曲と称する)に合わせて歌うためのものである。この練習用データには、練習用曲の音データと、この練習用曲に合わせて練習用歌詞を表示するための文章データと、この練習用歌詞の発音の手助けとなる補助情報を表示するための発音補助データが含まれている。以下、図4を用いて、上記文章データについて説明する。図4は、文章データの一例を示す図である。
図4には、横方向に”番号”、”表示内容”、”出現時間”の3つの項目から成るデータが、縦方向に複数示されている。このデータは、練習用データの再生が開始されてからの時間が”出現時間”に示す時間になったときに、”表示内容”に示された内容を液晶ディスプレイ11に表示させることを示すものである。例えば、”番号”が”A02”のデータでは、再生開始から7.4秒(0m7.4s)経過した時点で”Those problems seemed so far away”という内容を表示させることを示している。
図5は、練習用データを再生している様子を示す図である。この図5には、図4に示す”番号”が”A02”のデータが再生され、液晶ディスプレイ11の領域Rにその表示内容が出力されている様子が示されている。また、この液晶ディスプレイ11への出力と同時に、音データに基づく音がスピーカ12から出力されている様子も示されている。
以下、図6を用いて図4に示す文章データに対応する発音補助データについて説明する。図6は、図4に示す文章データに対応する発音補助データを示す図である。
図6には、横方向に”番号”、”表示内容”、”出現時間”、”表示位置”の4つの項目から成るデータが、縦方向に複数示されている。各データは、練習用データの再生が開始されてからの時間が”出現時間”に示す時間になったときに、”表示内容”に示された内容を、”表示位置”に示された文章データの内容に重ねて液晶ディスプレイ11に表示させることを示すものである。例えば、”番号”が”B01”のデータでは、再生開始から9.4秒(0m9.4s)経過した時点で、図4に示す”番号”が”A02”の表示内容に示す文章の15文字目に、薄い色の”s”を重ねて表示させることを示している。すなわち、上記”B01”のデータを出力することによって、”A02”の表示内容の一部が変更したように見せることができる。
図7は、液晶ディスプレイ11に出力される内容が変更していく様子を示す図である。図7には、図4に示す文章データと、図6に示す発音補助データに従って、液晶ディスプレイ11の領域Rに表示される内容が変更される様子が示されている。以下、具体的に説明する。
まず、練習用データの再生開始直後には、領域Rには何も表示されていない(図7の一番上)。再生開始から4.4秒が経過すると、図4に示す”A01”の表示内容が出力される(図7の上から2番目)。再生開始から7.4秒が経過すると、図4に示す”A01”の表示内容に代えて、”A02”の表示内容が出力される(図7の上から3番目)。この図4に示す”A02”の表示内容に重ねて、再生開始から9.4秒経過した時には図6に示す”B01”の表示内容が、再生開始から9.8秒経過した時には図6に示す”B02”の表示内容が、再生開始から10.4秒経過した時には図6に示す”B03”の表示内容が、それぞれ順に出力される(図7の上から4番目から6番目)。再生開始から12.5秒が経過すると、図4に示す”A02”に続く表示内容である”A03”の表示内容が出力されるが、この際”A02”の表示内容が出力されなくなると同時に、上記”B01”、”B02”、および”B03”の表示内容も出力されなくなる。
以下、この発音補助情報による効果について説明する。図8は、文章データの表示内容に、発音補助データの表示内容を重ねた表示例を示す図である。図8(a)には、図4に示す文章データ”A13”と”A14”の表示内容に、図6に示す”B15”と”B16”の表示内容が重ねて表示された様子が示されている。また、図8(b)には、図8(a)とは異なる練習用データを用いた場合の表示例が示されている。
図8には、文章中の所々に”+”の記号が示されている(図中のP参照)。この”+”の記号が足し算を意味することは、多くの人に知られている。例えば、図8(a)の2行目にある”such”と”an”と”easy”の間や、図8(b)の1行目にある”dust”と”in”の間にそれぞれ”+”の記号が表示されると、これらの単語が足されて一つになるような印象を与え、単語が繋がることを容易に理解させることができる。なお、この”+”の記号が、本考案の発音連結指示の一例に相当する。
また、図8には、文章中の所々に色が薄い文字が示されている(図中のW参照)。例えば、図8(a)の2行目にある”was”の”s”の文字や、図8(b)の1行目にある”sprinkled”の”d”の文字のように色を薄くすると、その文字の存在があまり重要ではないことを感じさせるため、発音が弱まることを容易に理解させることができる。なお、この薄い色の文字が、本考案の弱発音指示の一例に相当する。
図8に示すように、本実施形態の発音補助情報表示装置では、ルビや難しい発音記号を用いずに、理解し易い態様で発音の補助方法が示されるため、初心者でも容易に発音を練習することができる。また、発音に慣れた際には、発音補助データの出力をオフに設定することで、原文だけを読みながら発音練習することもできる。
以下、本実施形態の発音補助情報表示装置の応用例について説明する。
まず、本実施形態は曲の音データを用いるものであったが、スピーチ等の音データを用いるというように、様々な音データを用いることができる。また、音データは必須ではなく、文章データと発音補助データのみからなる練習用データを用いてもよい。音データ以外にも、画像データを用意して、例えば映画のシーンを題材に発音練習をするものであってもよい。
本実施形態は、文章データおよび発音補助データに基づく表示内容が、液晶ディスプレイ11の領域Rに順次表示されるものであるが、画面全体に表示されるものであってもよく、例えば画面下から画面上に向かって表示内容がスクロールするようなものであってもよい。
本実施形態における発音補助データの表示内容では、予定した時間になると文字の色が変化する(別の色の文字が重ねて表示される)ことにより、その文字の発音が弱まることを示す例について説明した。さらに、この色の変化をよりスムーズにして、例えば予定した期間を費やして色が薄くなっていくような変化をするものであってもよい。図9(a)は、文字色の変化の一例を示す図であり、この図には時間の経過に従って文字の色が薄くなっていく様子が示されている。また、本実施形態では、発音が弱くなる場合に薄い色に変化する例について説明したが、例えば、発音が弱くなる場合は青、強くなる場合は赤といったように、発音の種類に応じて色分けされたものであってもよい。また、文字の大きさを変化させることによって、発音の強弱を示すものであってもよい。
本実施形態における発音補助データの表示内容では、予定した時間になると記号”+”が表示されることにより、単語がつながって発音されることを示す例について説明した。この記号の他に、例えば”−”(ハイフン)の記号のように、”+”以外の記号を用いたものであってもよい。図9(b)は、単語同士が近づいていく例を示す図である。この図に示すように、単語同士を近づけたり遠ざけたりすることで、単語を発音するタイミングを示すものであってもよい。
発音補助データはその表示内容によって、図6に示す表示内容以外にも様々な形態の発音補助情報を表示させることができる。以下、その例について説明する。
図10は、息継ぎを示す発音補助データが、文章データに重ねて表示されている一例を示す図である。この図10には、息継ぎを示す記号である”レ”が示されている(図中のB参照)。歌を歌う場合は息継ぎを適切に行わないと息が切れて上手く歌えないことがある。特に発音を気にするあまり息継ぎが安定しないと、かえって発音が上手くできないという悪循環に陥るおそれがある。この図10に示すように息継ぎをする場所を示すことによって、間接的に発音を補助することができる。この記号”レ”が、本考案の息継ぎ指示の一例に相当する。
図11は、図8(a)に示す表示内容に基づく発音に近い発音を表現した片仮名の文章を示す図である。上記説明した通り、日本語を母国語とするものが外国語を学習する際、母国語によるルビは最初のうちは学習の助けとなるが、ある程度学習が進むとかえって外国語習得の妨げになる。このため本実施形態の発音補助情報表示装置1では、片仮名を表記する機能を設けていなかったが、HDD136にこの片仮名表記のための情報(本考案の発音補助仮名)を格納し、併記するか否かを設定できるようにしてもよい。この片仮名表記機能があることによって、学習の初期段階にある者が発音を効率よく習得できるようにすることができる。
図12は、単語を構成する文字を別の文字に置き換える例を示す図である。
図12(a)には、英単語”letter”が示されている。この単語は、日本語では一般的に”レター”と発音される。しかし、日本語で2文字目の”タ”に相当する部分は、実際の発音では”タ”とはっきり発音されず、むしろ”ラ”という発音に近い。
”タ”がはっきりと発音されないことを示すために、図8の表示態様のように”letter”の”tt”を薄い色で表示することが考えられる。しかし、この場合、”タ”を弱めて発音しても”ラ”という発音にはなりにくい。このため図12(a)に示すように、時間の経過に合わせて”tt”を”l”に置き換えて表示することにより、”tt”の文字に惑わされずに”ラ”と発音することができる。この置き換えられた”l”の文字が、本考案の変化発音指示の一例に相当する。
図12(b)には、英単語”water”が示されている。この単語は、日本語では一般的に”ウォーター”と発音されるが、実際の発音では”ワラー”という発音に近い。この場合、図12(b)に示すように三文字目の”t”を”l”に置き換えて表示することにより、”t”の文字に惑わされることなく”ワラー”と発音することができる。
ここで、発音補助データの出現時間について説明する。
図6に示す発音補助データの出現時間は一例であり、この出現時間をユーザの好みに合わせて早めたり、遅らせたりすることができるものであってもよい。このようにすることによって、習熟度に合わせたタイミングで発音補助情報を表示することができる。
また、上記発音補助情報を組み合わせて設定し、弱点を強化するような練習をすることができるようにしてもよい。このようにすることで、例えば、片仮名および息継ぎの情報を表示して歌の全体を一度把握しておき、それらに代えて発音が弱くなる情報だけを表示させるといった練習を行うことができる。
次に、図13及び図14を用いて、発音補助情報表示装置の構成について説明する。
図13は、図1に示す発音補助情報表示装置の異なる構成を示す図である。この図に示すように、発音補助情報表示装置1は、発音補助方法表示プログラムを実行可能なコンピュータ14に本体部13を置き換えた形態で構成されるものであってもよい。
図14は、図1に示す発音補助情報表示装置をネットワークに接続した様子を示す図である。この図に示すように、発音補助情報表示装置1をネットワーク15を介してサーバ16に接続し、練習用データをダウンロードできるようにしてもよい。このような構成にすると、発音補助情報表示装置1にない練習用データを得ることができる。より具体的には、発音補助情報表示装置が携帯端末のように記憶容量が少ない場合であっても、サーバ16にある様々な練習用データを利用することができる。また、発音補助情報表示装置の処理速度が低く、発音補助データを重ねる処理ができない場合には、サーバ16でこれらの処理を実行させることによって、発音補助情報表示装置にかかる負担を軽減することができる。
ここで、上記説明した発音補助データを作成する手段について説明する。
本実施形態の発音補助データは、単語の発音が繋がる部分、および発音が弱くなる部分を指示するためのものである。
単語の発音が繋がる場合の多くは、先の単語の最後が子音であり、かつ次の単語の先頭が母音であるときである。また、発音が弱くなる文字の多くは、先の単語の最後が子音であり、かつ次の単語の最初が子音であるときの、その先の単語の最後の子音にあたる文字である。本実施形態の発音補助データは、人の手によって作成されたものであるが、上記規則に基づいて自動的に作成された発音補助データを用いてもよい。また、上記規則に従って、発音補助データを作成するツールを用意すれば、発音補助データを作成する負担を軽減することができる。さらに、自動的に作成された発音補助データを基に、人の手で最終的な発音補助データを作成するものであってもよい。
1 発音補助情報表示装置
11 液晶ディスプレイ
12 スピーカ
13 本体部
131 キーパッド
132 インジケータ
133 CPU
134 RAM
135 ROM
136 HDD
137 入出力インターフェース
14 コンピュータ
15 ネットワーク
16 サーバ

Claims (8)

  1. アルファベットからなる文を記憶し、該文中の複数の単語をつなげて発音することを示す発音連結情報を記憶した記憶部と、
    表示部と、
    前記記憶部に記憶された文を前記表示部に表示させるとともに、前記発音連結情報にしたがって複数の単語をつなげて発音することを指示する連結発音指示を前記表示部に表示されている文に合わせて表示させる制御部とを備えたことを特徴とする発音補助情報表示装置。
  2. 前記記憶部は、複数の単語をつなげて発音する際にこれらの単語の一部を弱く発音することを示す弱発音情報を記憶したものであり、
    前記制御部は、前記弱発音情報にしたがって弱く発音することを指示する弱発音指示を前記表示部に表示されている文に合わせて表示させるものであることを特徴とする請求項1記載の発音補助情報表示装置。
  3. 前記記憶部は、前記文中のアルファベットとは異なるアルファベットにより発音することを示す変化発音情報を記憶したものであり、
    前記制御部は、前記変化発音情報にしたがって発音することを指示する変化発音指示を前記表示部に表示されている文に合わせて表示させるものであることを特徴とする請求項1または2記載の発音補助情報表示装置。
  4. 前記制御部は、前記各指示を互いに異なる色で前記表示部に表示させるものであることを特徴とする請求項2又は3記載の発音補助情報表示装置。
  5. 前記記憶部は、前記各情報にしたがった発音に近い発音になる仮名である発音補助仮名を記憶したものであり、
    前記制御部は、前記各指示と共に前記発音補助仮名を前記表示部に表示させるものであることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載の発音補助情報表示装置。
  6. 音声を出力する音声出力部を備え、
    前記記憶部は、前記文である歌詞に合わせたメロディを記憶したものであり、
    前記制御部は、前記歌詞に合わせた前記メロディを前記音声出力部に出力させるとともに、該メロディに合わせて該歌詞を前記表示部に表示させるものであることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項記載の発音補助情報表示装置。
  7. 前記記憶部は、前記メロディに合わせて前記歌詞を歌う際の息継ぎ位置情報を記憶したものであり、
    前記制御部は、前記息継ぎ位置情報に基づく息継ぎ指示を前記歌詞に合わせて前記表示部に表示させるものであることを特徴とする請求項6項記載の発音補助情報表示装置。
  8. 前記制御部は、前記各指示に基づくアニメーションを前記メロディに合わせて前記表示部に表示させるものであることを特徴とする請求項6または7記載の発音補助情報表示装置。
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