JP3162225U - ウェーブを付けて浮き立たせた天然木の装飾材からなる家具 - Google Patents
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Abstract
【課題】木材の表面の意匠を持たせるために、木材の杢目の部分を自然に浮き出たような感じにして装飾材として使用し、自然性と高級感を高めた家具を提供する。【解決手段】木材の表面にウェーブを付けて浮き立たせた装飾材を使用した家具において、木材の表面にウェーブを深さ3〜7mm程度、さらに当該装飾板表面の30平方センチメートル当たりウェーブの数を2〜20で、ウェーブの幅10〜100mmに彫り込み、その部分を研磨して、保護塗料を塗布することによって得られた木材の杢目をさらに際立たせた装飾材を使用して、自然性のある家具を構成する。【選択図】図1
Description
この考案は、天然の無垢の木材を装飾材にする場合に、木材の表面にウェーブを付けて浮き立たせ、または節のある木材に対しては、外観上はウェーブと節で浮き立たせた天然木を使用した家具に関する。
従来、節のある木材は、節の無い木材に比べて一般的には品質が落ちるものとされ、特に家具のように、木材の木肌をそのまま見せる部分では、節のない木材を選ぶか、節をかくした材料を使用して、家具の表面を装飾している(特許文献1参照)。
しかし、木製材の表面に透明な塗装を施し、透明塗装後の木製材の表面を無秩序に削ることにより微細な凹凸を形成して乱反射面とする効果を使用して、意匠性を持たせるものを提供されている(特許文献2参照)。
一方、見栄えの面で見える部分での使用が嫌われがちな節のある木材は、住宅の見えない部分の構造材に使用されることが多いが、そのように使用が限定される状況が続くと、有限で貴重な木材資源を有効に活用できないこととなる。
また木材の対象表面に多数のブラシ毛の先端を当接させて相対移動させることにより多数の溝を形成したデザイン性の装飾材に使用としている(特許文献3参照)。
また木材の対象表面に多数のブラシ毛の先端を当接させて相対移動させることにより多数の溝を形成したデザイン性の装飾材に使用としている(特許文献3参照)。
反面そのような状況で、木材の特徴である波状の形成からその面を特徴つけると、装飾材の可能性が十分に高くなり、また木材の天然性がある節のある木材が廃材から有効な木材資源として活用して行くことができる。木材の天然性と自然性を高めるために節付きの木材の使用が期待されている。これらの家具の需要も要望されている。
木材の表面にウェーブを形成するための波状金型と、波状金型を載置するための支持台と、木材を上から圧縮するための圧縮板とが使用されて、圧縮成形前の木材の杢目が延びる方向と波状金型の突条が延びる方向にウェーブが形成されている(特許文献4参照)。
しかし本来の意匠性の家具の化粧版にするには問題を残していた。
しかし本来の意匠性の家具の化粧版にするには問題を残していた。
木材の表面の意匠を持たせるために、全体、部分的にウェーブを活かす方法として、木材の杢目の部分が自然に浮き出たような感じにすることが考えられる。装飾材として家具に使用して自然性を高めることを期待されている。
この考案の課題は、天然の無垢木材の表面の意匠性を高める方法して、木材にウェーブを持たせた面を特徴付けて装飾性を持たせる。それにより木材の本来の特性である天然性が生かされ装飾材として家具に使用すれば、今までにない趣をもった加工材になり、商品価値の高い家具が得られるようにする。
さらにこの考案の課題は木材の特定の木材の表面を、外観上にウェーブを付けて、表面を浮き上がらせる処理をするとともに、自然な外観の板ように趣のある家具が得られるようになる。
さらにこの考案の課題は木材の特定の木材の表面を、外観上にウェーブを付けて、表面を浮き上がらせる処理をするとともに、自然な外観の板ように趣のある家具が得られるようになる。
この考案は、家具に使用する木材の面を、見栄えと趣があるようにした装飾材である。
木材の表面にウェーブを付けて浮き立たせた装飾材を使用した家具において、木材の表面にウェーブを深さ0.1〜7mm程度、さらに当該装飾板表面の30平方センチメートル当たりウェーブの数を2〜20で、ウェーブの幅10〜100mmに彫り込み、その部分を研磨して、保護塗料を塗布することによって得られた節付き木材を使用するウェーブを付けて浮き立たせた天然木の装飾材からなる家具である。好ましくは装飾板表は、30平方センチメートル当たりウェーブの数を5〜10で、ウェーブの幅30〜80mmに彫り込みである。
木材の表面にウェーブを付けて浮き立たせた装飾材を使用した家具において、木材の表面にウェーブを深さ0.1〜7mm程度、さらに当該装飾板表面の30平方センチメートル当たりウェーブの数を2〜20で、ウェーブの幅10〜100mmに彫り込み、その部分を研磨して、保護塗料を塗布することによって得られた節付き木材を使用するウェーブを付けて浮き立たせた天然木の装飾材からなる家具である。好ましくは装飾板表は、30平方センチメートル当たりウェーブの数を5〜10で、ウェーブの幅30〜80mmに彫り込みである。
木材の表面にウェーブを付けて浮き立たせた装飾材を製作する当たり、えぐりカッターにより彫り込み、その部分を2種類以上のサンドペーパーにより順次に研磨することによって得られた節付き木材を使用する。好ましくは目の粗さの異なる3〜5種類のサンドペーパーを使用する。
えぐりカッターにより彫り込み、その部分を順次に研磨した後、保護剤として、植物性油脂、液体ウレタン樹脂と家具に適した顔料からなる保護塗料によって研磨した部分に塗布した装飾材であるウェーブを付けて浮き立たせた天然木の装飾材からなる家具である。
また掘り込みすぎると装飾材の強度も弱くなり、さらにデザイン的に満足感が少なくなってくる。インテリアの装飾材としては深さが3mmから10mmが適している。またウェーブを付けて浮き立たせた天然木の装飾材としては一定していないが、彫り込み幅として10〜100mmまで彫り込むことにより特長がえられる。
また木材の種類としては一般に家具として使用されている木材なら使用できるが、通常は年輪の浅い広葉樹、針葉樹の木材が使用できる。広葉樹としてアルダー材、ウォールナット材、オーク材、ブラックチェリー材などが使用される。これに、ウレタン樹脂の液体、植物性油脂などの保護剤を塗布、浸透させて、ウェーブを際立たせるとともに、木固め効果を持たせて、家具の材料とする。そしてウェーブを付けて浮き立たせた天然木の装飾材のある自然の木材を使用した趣のある家具となる。
保護剤は植物油脂として天然、あるいは合成したものが使用される。とくにヒマシ油、アマニ油、ヤシ油、菜種油、米ぬかワックスなどが好ましい。この植物油脂に一般に使用される顔料および添加剤を添加することができる。
また、上記の無垢の木材からの装飾材の製造方法は、無垢の木材の杢目に沿って順次彫り込み上記の深さ、長さにえぐりカッターにより彫り込む工程と、その表面と切削面の差を付けて、杢目を浮き立たせる工程と、植物油脂による塗装を施す工程を含むものである。研磨はサンドペーパーにより順次に研磨する。
家具として、ソファー、椅子、テーブル、ベンチ、机、本箱、食器棚、タンスの表面に使用すると自然の趣をもたせた家具になる。これらの家具に限定するものではない。またそれぞれの家具に使用する箇所は主に表面に使用される。
これを材料にした家具を製造することである。家具として、ソファー、椅子、テーブル、ベンチ、机、本箱、食器棚、タンスの表面に使用すると自然の趣をもたせた家具になる。これらの家具に限定するものではない。またそれぞれの家具に使用する箇所は主に表面に使用される。
無垢木材の表面に意匠性デザインを持たせるために、その表面と切削面の差を付けて、杢目を浮き立たせる方法として、無垢の木材における杢目の部分にウェーブをもたせて、自然に浮き出たような感じにする。この装飾材を家具に使用して意匠性、自然性を高めている。
この考案は、図1〜図4に示すように天然の無垢木材の表面の意匠性を高める方法して、木材にウェーブを持たせた面を特徴付けて、装飾性を持たせる無垢板を使用した家具を製作した。
この考案は、図1〜図4に示すように天然の無垢木材の表面の意匠性を高める方法して、木材にウェーブを持たせた面を特徴付けて、装飾性を持たせる無垢板を使用した家具を製作した。
図1に示すような装飾材を作製するあたり、無垢の木材の厚さ26mm、幅450mm、長さ1820mmのウォールナット材(アメリカ産)を使用した。ウォールナット材において杢目に沿って0.1mmから7mmの深さで、狭いところで幅20mm、広いところで100mmにえぐりカッターにより彫り込み、その部分をエアーサンダー(4種類のサンドペーパー60番、120番、240番、320番)のより順次に研磨した。
つぎにアマニ油を含む油脂、液体ウレタン樹脂と家具に適した顔料からなる保護塗料によって研磨した部分に塗布した。これにより表面が保護され、美観的に優れた節つき装飾材が得られた。
当該装飾材を使用して、図2の無垢の木材の杢目にウェーブをもたせて浮き立たせた天然木装飾材を使用したテレビボードを製作した。装飾材は前面の扉に使用した。その結果 自然風の木材になって、高級感で独創性を持たせたテレビボードになった。
当該装飾材を使用して、図2の無垢の木材の杢目にウェーブをもたせて浮き立たせた天然木装飾材を使用したテレビボードを製作した。装飾材は前面の扉に使用した。その結果 自然風の木材になって、高級感で独創性を持たせたテレビボードになった。
図1に示すような装飾材を作製するあたり、無垢の木材の厚さ26mm、幅200mm、長さ700mmのウォールナット材(アメリカ産)を使用した。ウォールナット材において杢目に沿って3mmから10mmの深さで、狭いところで幅20mm、広いところで100mmにえぐりカッターにより彫り込み、その部分をエアーサンダー(4種類のサンドペーパー60番、120番、240番、320番)のより順次に研磨した。
つぎにヒマシ油と顔料入りの塗料により研磨した部分に塗布した。これにより表面が保護され、美観的に優れた節つき装飾材が得られた。
当該装飾材を使用して、図3の無垢の木材の杢目にウェーブをもたせて浮き立たせた天然木装飾材を使用した肘部付ソファを製作した。装飾材は前面の扉に使用した。その結果 自然風の木材になって、高級感で独創性を持たせた肘部付ソファになった。
当該装飾材を使用して、図3の無垢の木材の杢目にウェーブをもたせて浮き立たせた天然木装飾材を使用した肘部付ソファを製作した。装飾材は前面の扉に使用した。その結果 自然風の木材になって、高級感で独創性を持たせた肘部付ソファになった。
図1に示すような装飾材を作製するあたり、無垢の木材の厚さ26mm、幅450mm、長さ1000mmのアルダー材(アメリカ産)を使用した。アルダー材において杢目に沿って3mmから7mmの深さで、狭いところで幅30mm、広いところで100mmにえぐりカッターにより彫り込み、その部分をエアーサンダー(4種類のサンドペーパー60番、120番、240番、320番)のより順次に研磨した。
つぎにアマニ油を含む油脂、液体ウレタン樹脂と家具に適した顔料からなる保護塗料により研磨した部分に塗布した。これにより表面が保護され、美観的に優れた節つき装飾材が得られた。
当該装飾材を使用して、図4の無垢の木材の杢目にウェーブをもたせて浮き立たせた天然木装飾材を使用したサイドボードを製作した。装飾材は前面の扉に使用した。その結果 自然風の木材になって、高級感で独創性を持たせたサイドボードになった。
当該装飾材を使用して、図4の無垢の木材の杢目にウェーブをもたせて浮き立たせた天然木装飾材を使用したサイドボードを製作した。装飾材は前面の扉に使用した。その結果 自然風の木材になって、高級感で独創性を持たせたサイドボードになった。
1.木材の杢目にウェーブ
2.天然木の装飾材
3.保護剤
4.開き戸
5.引き出し
6.フラップ扉
7.肘部
8.天板
2.天然木の装飾材
3.保護剤
4.開き戸
5.引き出し
6.フラップ扉
7.肘部
8.天板
Claims (3)
- 木材の表面にウェーブを付けて浮き立たせた装飾材を使用した家具において、無垢の木材の表面にウェーブを深さ0.1〜7mm程度、さらに当該装飾板表面の30平方センチメートル当たりウェーブの数を2〜20で、ウェーブの幅10〜100mmに彫り込み、その部分を研磨して、保護剤を塗布されていることを特徴とするウェーブを付けて浮き立たせた天然木の装飾材からなる家具
- 木材の表面にウェーブを付けて浮き立たせた装飾材を製作する当たり、えぐりカッターにより彫り込み、その部分を2種類以上のサンドペーパーにより順次に研磨することによって得られた無垢の木材であることを特徴とする請求項1に記載のウェーブを付けて浮き立たせた天然木の装飾材からなる家具
- えぐりカッターにより彫り込み、その部分を順次に研磨した後、保護剤として、植物性油脂、液体ウレタン樹脂と家具に適した顔料からなる保護塗料によって研磨した部分に塗布した装飾材であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のウェーブを付けて浮き立たせた天然木の装飾材からなる家具。
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JP2010004187U JP3162225U (ja) | 2010-06-03 | 2010-06-03 | ウェーブを付けて浮き立たせた天然木の装飾材からなる家具 |
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CN112518295A (zh) * | 2020-11-06 | 2021-03-19 | 安徽情暖家具有限公司 | 一种沙发坐框自动化生产系统 |
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2010
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