JP3162189U - 高反射率の多層めっき皮膜 - Google Patents

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許世昌
林男明
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Abstract

【課題】光反射率を高め、高光反射率の波長範囲を増加する高反射率の多層めっき皮膜を提供する。【解決手段】高反射率の多層めっき皮膜1は、基板11、反射層12、複合反射層13を含み、前記反射層が基板と複合反射層の間に隣接して設置され、前記複合反射層が第1構造層131と第2構造層132を備え、且つ前記第1構造層が反射層に隣接し、これにより、95〜100%の高い光反射率と波長範囲400〜800ナノメートルを達し、光反射率を高めると共に反射範囲を増加でき、各種照明器具に運用したとき、照明器具の照度、輝度、均一度を向上することができる。【選択図】図2

Description

本考案は高反射率の多層めっき皮膜に関し、特に各種照明器具、光学反射鏡または反射集光用途の高反射率の多層めっき皮膜に関する。
光反射構造の優劣は現今の照明システムが高品質及び高効率に邁進する中で最大の鍵となる。図1に示すように、従来の光反射構造3は、基板31の表面に電子ビームを利用して反射層32を蒸着しているが、前記反射層32の材質は一般にアルミニウムと銀がよく見受けられ、そのうち銀を反射層32としたものの反射率が最もよく、可視光から赤外光(波長400〜800ナノメートル)の範囲の反射率は90〜95%に達する。
しかしながら、銀材質の反射層32は非常に酸化しやすく、空気と接触すると表面に酸化層が形成されて反射率が低下し、さらには剥落することもあるため、従来構造は銀材質の反射層32の表面に別途一層の二酸化ケイ素の保護層33をめっきしている。この保護層33は反射層32の酸化を防止することはできるものの、反射効果を向上することはできず、反対に反射層32の反射率を低下させてしまう。
上述に鑑み、本考案の主な目的は、光反射率を向上する、高反射率の多層めっき皮膜を提供することにある。
本考案の別の目的は、高光反射率の波長範囲を増加する、高反射率の多層めっき皮膜を提供することにある。
上述の目的を達するため、本考案の提供する高反射率の多層めっき皮膜は、基板、反射層、複合反射層を含み、前記反射層が前記基板及び複合反射層の間に隣接して設置され、前記複合反射層が第1構造層及び第2構造層を備え、且つ前記第1構造層が前記反射層と相隣する。
本考案は銀材質の反射層上に二酸化ケイ素及び二酸化チタンをめっきした複合反射層により、反射率を95〜100%に高めることができる。且つ、本考案は95〜100%の高光反射率を達することができる波長範囲を可視光から赤外光(波長400〜800ナノメートル)の範囲に増加することができる。
従来構造の断面図である。 本考案の実施例1の断面図である。 本考案と従来構造の反射率曲線図である。 本考案の実施例2の断面図である。
本考案の高反射率の多層めっき皮膜は、図2に示すように、本考案の高反射率の多層めっき皮膜1は基板11、反射層12、複合反射層13を含み、且つ前記反射層12は前記基板11と複合反射層13の間に隣接して設置される。
前記基板11はステンレス、アルミニウム、アルミニウム・マグネシウム合金またはガラス材質を選択することができ、且つ前記基板11の反射層12に隣接する表面は平面、弧形の凸面、弧形の凹面または突出部を備えた非平面とすることができる。
前記反射層12は銀材質を選択することができ、且つ電子ビーム蒸着方式で基板11上に結合することを最良とする。
前記複合反射層13は第1構造層131と第2構造層132から構成され、且つ電子ビーム蒸着方式で順に反射層12上に結合することを最良とする。前記第1構造層131は二酸化ケイ素(SiO2)材質とし、前記第2構造層132は二酸化チタン(TiO2)材料とすると共に、前記第1構造層131は反射層12に隣接する。
また、前記基板11と反射層12の間に付着層14を増設してもよく、前記付着層14はクロム(Cr)材質を選択することができ、且つ前記付着層14は反射層12と基板11の間の結合度を高め、前記反射層12の剥落を防止することができる。
本考案は銀材質の反射層12上に二酸化ケイ素と二酸化チタンの複合反射層13を蒸着し、反射層12を保護して剥落を防止するほか、反射率を高めることができ、例えば可視光から赤外光(波長400〜800ナノメートル)の範囲の反射率を95〜100%に高めることができる。
図3に本考案と従来構造の反射率曲線図を示す。この図では、従来構造1(アルミニウム反射層+二酸化ケイ素保護層)及び従来構造2(銀反射層+二酸化ケイ素保護層)と本考案の反射率を比較した。
本考案は95〜100%の反射率に達することができる波長範囲が400〜800ナノメートルである。一方従来構造1の反射率は80%より低い。従来構造2は95%以上の反射率に達する波長範囲が700〜800ナノメートルしかない。
ここから分かるように、本考案は95〜100%の反射率に達することができる波長範囲が比較的大きく、光の反射率を高めると共に、反射範囲も向上でき、各種照明装置に運用した場合、照明装置の照度、輝度、均一度を向上することができる。
図4に本考案の実施例2の高反射率の多層めっき皮膜2を示す。前記高反射率の多層めっき皮膜2は基板21、反射層22、2つの複合反射層23を含み、そのうち、前記2つの複合反射層23は相互に隣接して設置され、前記反射層22は基板21といずれか一方の複合反射層23の間に隣接して設置され、且つ前記基板21と反射層22の間に付着層24を増設してもよい。
本考案の実施例2の基板21、反射層22、付着層24の構造及び材質は前述の実施例1と同じである。ただし、本考案の実施例2は少なくとも2つの複合反射層23を備え、各複合反射層23が第1構造層231と第2構造層232から構成され、2つの第1構造層231が二酸化ケイ素(SiO2)材質であり、2つの第2構造層232が二酸化チタン(TiO2)材料であるものとし、且つ2つの第1構造層231及び2つの第2構造層232が互い違いに設置され、且つそのうち一方の第1構造層231が反射層22に隣接される。
上述をまとめると、本考案は確実に上述した各項の利点を備えており、従来構造と比較して明らかに効果が増進され、且つこの特徴は同類製品において初めての創作であるため、実用新案登録の要件を満たしており、法に基づきここに出願を提出するものである。
以上は本考案の最良の実施形態を述べたのみであり、本考案の明細書、実用新案登録請求の範囲、または図面を応用した同等効果の構造変化はすべて本考案の特許範囲内に含まれる。
1 高反射率の多層めっき皮膜
11 基板
12 反射層
13 複合反射層
131 第1構造層
132 第2構造層
14 付着層
2 高反射率の多層めっき皮膜
21 基板
22 反射層
23 複合反射層
231 第1構造層
232 第2構造層
24 付着層
3 光反射構造
31 基板
32 反射層
33 保護層

Claims (7)

  1. 高反射率の多層めっき皮膜であって、基板、反射層、複合反射層を含み、前記反射層が基板と複合反射層の間に隣接して設置され、前記複合反射層が第1構造層と第2構造層を備え、且つ前記第1構造層が反射層に隣接することを特徴とする、高反射率の多層めっき皮膜。
  2. 前記高反射率の多層めっき皮膜に別途少なくとも1つの複合反射層を設け、前記別途設けた少なくとも1つの複合反射層も第1構造層と第2構造層を備え、各第1構造層と第2構造層が互い違いに配置され、且つそのうち一方の第1構造層が反射層に隣接することを特徴とする、請求項1に記載の高反射率の多層めっき皮膜。
  3. 前記基板の反射層に隣接する表面が平面、弧形の凸面、弧形の凹面、突出部を備えた非平面のいずれかであることを特徴とする、請求項1または2に記載の高反射率の多層めっき皮膜。
  4. 前記基板と反射層の間に付着層を設け、前記付着層の材質がクロムであることを特徴とする、請求項1または2に記載の高反射率の多層めっき皮膜。
  5. 前記反射層の材質が銀であることを特徴とする、請求項1または2に記載の高反射率の多層めっき皮膜。
  6. 前記第1構造層の材質が二酸化ケイ素であることを特徴とする、請求項1または2に記載の高反射率の多層めっき皮膜。
  7. 前記第2構造層の材質が二酸化チタンであることを特徴とする、請求項1または2に記載の高反射率の多層めっき皮膜。
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