JP3161325U

JP3161325U - 装飾した写真パネル

Info

Publication number: JP3161325U
Application number: JP2010003526U
Authority: JP
Inventors: 洋子生野
Original assignee: 洋子生野
Priority date: 2010-05-10
Filing date: 2010-05-10
Publication date: 2010-07-29
Anticipated expiration: 2020-05-10

Abstract

【課題】写真と装飾物とが長期間褪色や劣化を起こさず、また、分離を起こすことがなく展示でき、また、任意の時期に装飾物を取り換えることができる、装飾した写真パネルを提供する。【解決手段】写真２を樹脂板３で制作し、その表面の接着したい部分に、ホットメルト接着剤またはエポキシ接着剤を塗布し、その上に装飾物１ａ〜１ｄを物理的方法により接着する。これにより、写真上に装飾物が固定され、装飾した写真パネルとする。【選択図】図１

Description

本考案は、装飾した写真パネルに関するものである。

従来の装飾した写真パネルには、挟持シートによる装飾物の挟み込みと写真との組み合わせがある（例えば、特許文献１参照）。または、装飾した額と写真とを組み合わせたものがある（例えば、特許文献２参照）。

特開２００７−１６０５３４号公報特開２００５−２８０３２３号公報

従来の装飾した写真パネルでは、写真と装飾物との分離が容易に起こるため、装飾を長期間保持できなかった。また、長期間劣化しない装飾物と比較して写真の色素の褪色や劣化が発生することも問題であった。

そこで写真を、特許公開２００２−１４９１０１の技術を応用して、樹脂板で製作し、その表面にホットメルト式接着剤によって接着して装飾することによって、写真と装飾物とが長期間褪色や劣化を起こさず、また、分離を起こすことがなく展示でき、また、任意の時期に装飾物を取り換えることができる、装飾した写真パネルを開発した。

本考案は、樹脂板で制作した写真の表面に直接、装飾物を装飾することになるため、複雑な装飾を施すことができるようになり、美感を向上させることができる。装飾物も長期間安定に保持されており、ホットメルト式接着剤による物理的接着であることから、樹脂板で制作した写真を変質させることなく接着でき、任意の時点で剥離、および再接着が容易である。これらのことから、写真を損なうことなく、任意の装飾物に付け替えながら、あるいは当初の装飾物の組み合わせのままで、半永久的に楽しむことが出来、不慮の事故で装飾物を欠いた場合、任意の装飾物を付け加えることで修復することが容易である。
写真図柄に対して特許公開２００２−１４９１０１の技術を応用することで、写真の色素が樹脂中に完全に封入されるため、写真に関して風化や褪色の進行はほとんどなく、また、樹脂板で制作した写真に物理的接着面積を増大させる表面加工を行えば、物理的接着の強度も十分となり、相当な力をもって行わなければ分離しないことから、半永久的に加飾したまま劣化しない状態での展示が可能であり、写真表面に接着した装飾物を交換または撤去したい場合には、任意の時期に、写真を損なうことなく交換または撤去を行うことができる、今までになかった装飾した写真パネルができた。

本考案に係る斜面図の事例である。本考案に係る断面図（底面側）の事例である。

１ａ装飾物（プリザーブドフラワー）
１ｂ装飾物（布）
１ｃ装飾物（ボタン）
１ｄ装飾物（樹脂製小物）
２透明プラスチックの中に封入された写真図柄
３透明プラスチック
４くさび型アンカー法接着剤

写真を樹脂板で制作し、その表面の接着したい部分に、ホットメルト接着剤またはエポキシ接着剤を塗布し、その上に装飾物を物理的方法により接着する。これにより、写真上に装飾物が固定され、装飾した写真パネルとなる。

Claims

表面に装飾物を物理的接着することで半永久的にその装飾を保持することを可能にした、または表面に装飾物を物理的接着することで必要に応じて装飾物を交換できる写真パネル
物理的接着面積を増大させる表面加工をすることによって表面に装飾物を物理的接着しやすくし表面に装飾物を物理的接着することで半永久的にその装飾を保持することを可能にした、または物理的接着面積を増大させる表面加工をすることによって表面に装飾物を接着しやすくし表面に装飾物を物理的接着することで必要に応じて装飾物を交換できる写真パネル