JP3211296U - 花のアクセサリーパーツ - Google Patents

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Abstract

【課題】花弁の形や色を自由にしかも容易にデザインすることができ、かつ、保存性が良く製作も容易なアクセサリーパーツを提供する。【解決手段】表面1b及び裏面1cに印刷が施されたポリエステル製または綿製の布の小片1aであって、小片1aは熱処理により変形しており、さらに表裏面にレジン3が塗られ、UVライト4により固められたものを花弁として用いることで立体感を表現することができる。小片1aは、ポリエステル製または綿製の布の表面1b及び裏面1cにパソコンで印刷されたものから切り出されたものであり、花弁の形や色を自由にデザインできる。ポリエステル製または綿製の布としては、白色のものを用いることで表裏に印刷した場合に色が変わらず、また、レジン3を塗った場合も色合いの変化を抑えることができる。【選択図】図1

Description

本考案は、花のアクセサリーパーツに関する。
花のアクセサリーパーツには様々なものがあるが、生花を用いないタイプのアクセサリーパーツの場合、花の美しいイメージを長い期間にわたって保つため、あるいは花をモチーフとして自由な創作をするための様々な製作方法が知られている。
従来からある造花は材料として布が用いられているため柔らかく、見た目の印象も生花に近いが、長期間形状を保つことが困難で、雨などで濡れると劣化するという欠点がある。また、製作時に裂けやすく加工も容易ではない。
それに対し、近年、布等の材料にレジンを塗ってUVライトを当てて固めて製作する花のアクセサリーパーツが長期間形状を保つことができ製作も容易という特徴から注目されている。特許文献1には、土台の透明板にUVレジン液を重ね塗りし、押し花の花弁等をUVレジン液に封入して固めるアクセサリーが開示されている。
実用新案登録第3201208号公報
しかしながら、特許文献1のアクセサリーはレジンに花弁等を封じ込めることで通常の押し花より経年劣化が抑制され製作も容易ではあるが、立体的な花の形状を表現することや、花の形や色を自由にデザインすることはできない。
本考案は上記問題点に鑑み、レジンを塗ってUVライトを当てて固めることで長期間形状を保つことができ、製作も容易であるという特徴を活かしつつ、立体的な花の形状を表現することができ、かつ花弁の形や色を自由にしかも容易にデザインすることができるアクセサリーパーツを提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、請求項1の考案は、表面及び裏面に印刷が施されたポリエステル製または綿製の布の小片であって、布の小片は熱処理により変形しており、さらに表裏面にレジンが塗られ、UVライトにより固められたものが花弁として用いられることを特徴とする。
請求項2の考案はさらに、布の小片は、ポリエステル製または綿製の布の表面及び裏面にパソコンで印刷されたものから切り出されたものであることを特徴とする。
請求項3の考案はさらに、花弁が複数枚重ねられてボンドまたはグルーガンで止められていることを特徴とする。
本考案により、立体的な花の形状や花弁の形、色を自由にデザインすることができる、製作容易で保存性に優れた花のアクセサリーパーツが提供される。
本考案の第1の実施形態を示す模式図である。 ポリエステルまたは綿の布に印刷された小片の模式図である。 本考案の第2の実施形態を示す模式図である。
以下、本考案の第1の実施形態について図を用いて説明する。まず本実施形態の構成について説明する。
図1に示すように、表面1b及び裏面1cに印刷が施されたポリエステル製または綿製の布1の小片1aであって、小片1aは熱処理により変形しており、さらに表裏面にレジン3が塗られ、UVライト4により固められたものが花弁として用いられている。
小片1aは、ポリエステル製または綿製の布1の表面1b及び裏面1cにパソコンで印刷されたものから切り出されたものである。ポリエステル製または綿製の布1としては、白色のものが好ましい。表裏に印刷でき、印刷した場合に色が変わらず、また、レジン3を塗っても色合いがそれほど変わらないからである。
次に、本実施形態のアクセサリーパーツの製作手順について説明する。
図2に示すように、ポリエステル製または綿製の布1の表裏面にパソコンで花弁用の小片1aを印刷する。小片1aの形、色、小片1a内の模様等のデザインを自由に、しかも容易に印刷することができる。
次に、これらの小片1aをハサミで1つ1つ切り出す。
次に、図1(a)に示すように、小片1aにアートフラワー用の専用コテ2を押し当てて熱処理することである程度硬化させるとともに所定の形状に反らせて変形させる。
次に、図1(b)に示すように、小片1aの表裏面1b、1cにレジン3を塗り、UVライト4を当てて光沢を与えるとともにさらに硬化させる。このレジン3を塗り、UVライト4を当てる工程を小片1aの花弁としての使用状況によっては複数回繰り返す。
次に、各小片1aに穴を明けて他の部分の部品と連結材やボンド等を用いて組み合わせ、花のアクセサリーパーツとする。
次に、本考案の第2の実施形態について説明する。本実施形態の構成は図3(a)に示すように、上記のようにして作られた小片1a、1a’の花弁が複数枚重ねられてボンドまたはグルーガンで止められていることを特徴とする。
本実施形態のアクセサリーパーツの製作手順は、第1の実施形態と同様の手順で製作された各小片1aに穴を明けた後、各小片1a同士で重ね合せ、不図示の連結材を用い、ボンドや図3(a)に示すグルーガン5と呼ばれるスティック状の接着剤を塗布する装置で接着固定して一個の花とすることで花のアクセサリーパーツとする。
本願考案の花のアクセサリーパーツは、パソコンでポリエステルまたは綿の布に印刷して作ることで、好きな色、形、大きさで花弁を作ることができ、絵の具を使わずパソコンで印刷するため細かく一定の色が出せ、グラデーションも可能となる。また、レジンを塗布して固めることで強くて保存性の良い物が作れるため、ハンドメイドで楽しむことができる。
従来のプリザーブドフラワーや押し花にレジンを塗る方法では太陽光で色あせ等の劣化が生じるが、本願考案の花のアクセサリーパーツは極めて長期間色あいが保たれ、劣化することがない。また、アートフラワー用の専用コテで固めることで同一品の多量製作も可能である。
本願考案の花のアクセサリーパーツは単独で鎖等を連結してアクセサリーとするほか、宝石やその他の部品と組み合わせて用いることで、様々のバリエーションとすることが可能である。このように、他の素材と組み合わせて花のアクセサリーを製作する場合、その組み合わせにふさわしい花のデザインがパソコンによる印刷で容易に行え、製作も技術的に容易であり、しかも保存性に優れたものができるため、既存のアクセサリーとのコラボレーションが容易に行える。
1 布
1a 小片
1b 表面
1c 裏面
2 専用コテ
3 レジン
4 UVライト
5 グルーガン
上記課題を解決するために、請求項1の考案は、表面及び裏面に印刷が施されたポリエステル製または綿製の布の小片であって、布の小片は熱処理により変形しており、さらに表裏面にレジンが塗られ、UVライトにより固められたものが花弁として用いられることを特徴とする。
請求項2の考案はさらに、布の小片は、ポリエステル製または綿製の布の表面及び裏面にパソコンで印刷されたものから切り出されたものであることを特徴とする。
請求項3の考案はさらに、花弁が複数枚重ねられて接着剤またはグルーガンで止められていることを特徴とする。
次に、本考案の第2の実施形態について説明する。本実施形態の構成は図3(a)に示すように、上記のようにして作られた小片1a、1a’の花弁が複数枚重ねられて接着剤またはグルーガンで止められていることを特徴とする。

Claims (3)

  1. 表面及び裏面に印刷が施されたポリエステル製または綿製の布の小片であって、
    該布の小片は熱処理により変形しており、さらに表裏面にレジンが塗られ、UVライトにより固められたものが花弁として用いられる、
    ことを特徴とする花のアクセサリーパーツ。
  2. 上記布の小片は、ポリエステル製または綿製の布の表面及び裏面にパソコンで印刷されたものから切り出されたものであることを特徴とする、請求項1に記載の花のアクセサリーパーツ。
  3. 上記花弁が複数枚重ねられてボンドまたはグルーガンで止められていることを特徴とする、請求項1または2に記載の花のアクセサリーパーツ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102114050B1 (ko) * 2018-11-30 2020-05-22 이동교 보석체인 기반 컬러디자인 신변 장신구 제조방법
JP7560118B2 (ja) 2021-04-27 2024-10-02 株式会社パジコ クラフトパーツおよびその製作方法

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