JP3160788B2 - 増毛用毛髪保持具 - Google Patents

増毛用毛髪保持具

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、使用者の頭髪を増毛
する際に用いる増毛用毛髪の保持具に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の増毛方法としては、医療植毛方
法、接着剤を使用して自毛またはかつらに植設された毛
髪に増毛用毛髪を固着する方法等が知られている。医療
植毛法は、頭皮に増毛用毛髪を直接植える方法であっ
て、例えば実開昭56−170222号公報に記載のよ
うに、アンカータイプの増毛用毛髪を専用の植毛針で植
えるか、または専用の植毛用ジグを用いて植えるもので
あった。
【0003】また、接着剤による増毛法は、例えば特開
昭61−97409号公報に記載されているように、1
本または数本まとまった増毛用毛髪をシアノアクリレー
ト系接着剤を用いて自毛または頭皮に固着するもであっ
た。また、シアノアクリレート系の接着剤の代わりに、
ホットメルト系接着剤を用いる方法もあった。
【0004】しかしながら、上記従来例のうち医療植毛
方法は、増毛用毛髪を人間の頭皮に直接植えるものであ
るため、医師免許所持者のみが施術を行えるにすぎず、
特別の技術を必要とするため手軽に行えなかった。ま
た、頭皮内に植毛するため、時として雑菌が侵入して化
膿するなどの危険も生じていた。
【0005】一方、接着剤による増毛法のうち、シアノ
アクリレート系接着剤を用いるものは、該接着剤が水分
や油分に弱いため、取れ易く、耐久性に劣るという問題
があった。さらに、ホットメルト接着剤を用いるもの
は、固着する時に高温のコテ等の機器の使用が必要であ
るため、取扱いが厄介であった。
【0006】そこで、本発明者等は、鋭意研究の結果、
誰でも手軽に行うことができるとともに、耐久性に優
れ、火傷の危険もない増毛方法として、増毛用毛髪の一
端に絞り込み可能なループを形成し、このループを使用
者の毛髪に通して両毛髪を引っ張ってループを締め、次
いでさらに両毛髪を互いに結絡することにより、前記増
毛用毛髪を使用者の毛髪に結着するようにした増毛方法
を提案するに至った。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この増毛方
法においては、増毛用毛髪の一端に絞り込み可能なルー
プを形成し、しかもこのループ形状を保持しておくこと
がかなり面倒な作業である。そのため、この増毛方法を
効率よく実行するには、一端に絞り込み可能なループを
形成した数百〜数千本の増毛用毛髪がそのループ形状を
維持したまま予め保持されていて、理容技術者がすぐに
使える状態になっていることが重要で且つ効率的である
ことが分かった。
【0008】この発明は、上記の点に鑑み、一端に絞り
込み可能なループを予め形成した数百本〜数千本の増毛
用毛髪をそのループ形状を維持したまま保持することに
より理容技術者がすぐに使える状態にして、高効率で増
毛作業が行えるようにした増毛用毛髪保持具を提供する
ことを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明による増毛用毛
髪保持具は、コ字形のフレームと、このフレームの先端
部間に橋架された棒状部材と、この棒状部材に平行に間
隔をおいて上記フレームに固着された、複数個の切れ目
付きの細長いクッション部材とから成り、上記棒状部材
に複数の増毛用毛髪の各一端の絞り込み可能なループを
通し、これら複数の増毛用毛髪の各他端を上記クッショ
ン部材の各切れ目にそれぞれ挿入して挟持させるように
したことを特徴としている。
【0010】
【作用】上記構成によれば、予め一端に絞り込み可能な
ループを形成した数百本の増毛用毛髪がそのループ形状
を維持したまま保持されることになる。従って、理容技
術者が何時でもすぐに使える状態になるので、高効率で
増毛作業が行える。尚、前記増毛用毛髪のループを前記
棒状部材に通した状態で該ループに熱処理を施して、そ
のループ形状を保持するようにすれば、増毛用毛髪を増
毛用毛髪保持具から取り外した状態でループ部分を特に
注意深く把持しなくても、ループがくずれることがない
ので、一層効率よく増毛作業を行うことができる。熱処
理の方法としては、熱風によるもの、内蔵ヒータによる
ものなどがある。
【0011】また、増毛用毛髪保持具を複数個台紙に並
列固着して大きな増毛用毛髪保持具を構成すれば、数千
本〜一万本以上の増毛用毛髪がそのループ形状を維持し
たまま保持されることになるので、一層高効率で増毛作
業が行える。さらに、全体を真空パックにすれば、かな
り乱暴に取り扱っても増毛用毛髪が外れたり、ループ形
状がくずれたりしないので、取扱いも容易である。
【0012】
【実施例】以下、図示した一実施例に基づきこの発明を
詳細に説明する。先ず、図1はこの発明による増毛用毛
髪保持具の一実施例を示しており、この増毛用毛髪保持
具1は、厚紙等を切り抜いて成るコ字形のフレーム2
と、このフレーム2の先端部2a,2aに両面粘着テー
プ等を用いてそれぞれ固着した厚紙等から成る支持部材
3,3と、該支持部材3,3に両端が支持されることに
よりフレーム2の先端部2a,2aの間に橋架された硬
質ポリエチレンパイプ等から成る棒状部材4と、この棒
状部材4に平行に間隔をおいてフレーム2に接着剤を用
いて固着された、複数個の切れ目5a付きの細長いクッ
ション部材5とから構成されている。
【0013】そして、棒状部材4に複数の増毛用毛髪6
の各一端の絞り込み可能なループ6aを通し、これら複
数の増毛用毛髪6の各他端6bをクッション部材5の各
切れ目5aにそれぞれ挿入して挟持させるようになって
いる。尚、クッション部材5の切れ目5aの数は、例え
ば数百個に設定する。
【0014】増毛用毛髪6は、人毛または人工毛から成
り、例えば図2に示したように、1本または複数本の増
毛用毛髪6を二つ折りにし、その折曲げ部6cに該毛髪
6の自由端、即ち他端6bを通すことによりループ6a
を形成している。
【0015】上記構成によれば、予め一端に絞り込み可
能なループ6aが形成された数百本の増毛用毛髪6がそ
のループ形状を維持したまま保持されることになる。し
たがって、理容技術者が何時でもすぐに使える状態にな
るので、高効率で増毛作業を行うことができる。
【0016】また、増毛用毛髪6のループ6aを棒状部
材4に通した状態でこのループ6a部分に熱処理を施し
て、そのループ形状が保持されるようにしても良い。こ
の熱処理は、棒状部材4に熱風を吹き付けることにより
行っても良いし、棒状部材4にヒータを内蔵しておき、
そのヒータで行っても良い。
【0017】熱処理の条件としては、増毛用毛髪6が人
毛であっても或いは人工毛であっても、150℃以下の
温度で0.1秒以上で行われることが好ましい。
【0018】特に、増毛用毛髪6の材料がモダアクリル
の場合は、ヘアドライヤー等を用いて温度90〜120
℃、0.1秒以上熱風を吹き付けることでループ形状が
固定される。さらに、材料がポリアミドの場合は、ヒー
タ等を用いて温度140℃で5分の加熱を行うことによ
り、ループ形状が固定される。
【0019】このように、増毛用毛髪6のループ6aに
熱処理を施して、そのループ形状が保持されるようにす
れば、増毛用毛髪6を増毛用毛髪保持具1から取り外し
た状態で特にループ部分を注意深く把持しなくても該ル
ープ6aがくずれないので、一層効率よく増毛作業を行
うことができる。
【0020】また、こうしてできた増毛用毛髪保持具1
を、例えば図3に示したように複数個、例えば6セット
を台紙7に並列固着して一ユニットの増毛用毛髪保持具
8を構成すれば、これだけで数千本〜一万本以上の増毛
用毛髪6がそのループ形状を維持したまま保持されるこ
とになるので、一層高効率で増毛作業が行える。
【0021】さらに、上記のようにして構成した一ユニ
ットの増毛用毛髪保持具8全体を真空パックにすれば、
かなり乱暴に取り扱っても増毛用毛髪が外れたり、ルー
プ形状がくずれたりしないので、移動や取扱いが容易で
ある。
【0022】なお、フレーム2,支持部材3,棒状部材
4は紙製のほか、プラスチック製或いは金属製等、何れ
の材料を用いることもでき、また、フレーム2の形状は
コ字形に限らず平板状であっても良く、その場合、例え
ばフレームの上下両端に適宜の間隔を設けて棒状部材4
とクッション部材5とをそれぞれ配置すれば良い。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による増毛
用毛髪保持具を用いれば、予め一端に絞り込み可能なル
ープが形成された数百〜数千本の増毛用毛髪をそのルー
プ形状を維持したまま保持することにより、理容技術者
が何時でもすぐに使える状態になるので、高効率で増毛
作業が行うことができ、実用上極めて利便性に富む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による増毛用毛髪保持具の一実施例の平
面図である。
【図2】上記実施例で保持する増毛用毛髪の一例の要部
拡大斜視図である。
【図3】本発明による他の実施例の平面図である。
【符号の説明】
1 増毛用毛髪保持具 2 フレーム 3 支持部材 4 棒状部材 5 クッション部材 5a 切れ目 6 増毛用毛髪 6a ループ 6b 他端 6c 折曲げ部 7 台紙 8 増毛用毛髪保持具

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレームと、該フレームに連結された棒
    状部材と、上記棒状部材と平行に間隔をおいて上記フレ
    ームに固着された、複数個の切れ目付きの細長いクッシ
    ョン部材とから成り、 上記棒状部材に複数の増毛用毛髪の各一端の絞り込み可
    能なループを通し、該複数の増毛用毛髪の各他端を上記
    クッション部材の各切れ目にそれぞれ挿入して挟持させ
    るようにしたことを特徴とする増毛用毛髪保持具。
  2. 【請求項2】 コ字形のフレームと、該フレームの先端
    部間に橋架された棒状部材と、 上記棒状部材と平行に間隔をおいて上記フレームに固着
    された、複数個の切れ目付きの細長いクッション部材と
    から成り、 上記棒状部材に複数の増毛用毛髪の各一端の絞り込み可
    能なループを通し、該複数の増毛用毛髪の各他端を上記
    クッション部材の各切れ目にそれぞれ挿入して挟持させ
    るようにしたことを特徴とする増毛用毛髪保持具。
  3. 【請求項3】 前記増毛用毛髪のループを前記棒状部材
    に通した状態で該ループに熱処理を施して、そのループ
    形状が保持されるようにしたことを特徴とする、請求項
    1又は2に記載の増毛用毛髪保持具。
  4. 【請求項4】 前記熱処理を、前記棒状部材に熱風を吹
    き付けることにより行うことを特徴とする、請求項3に
    記載の増毛用毛髪保持具。
  5. 【請求項5】 前記熱処理を、前記棒状部材に内蔵した
    ヒータで行うことを特徴とする、請求項3に記載の増毛
    用毛髪保持具。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれかに記載の増毛
    用毛髪保持具を複数個台紙に並列固着して成る増毛用毛
    髪保持具。
  7. 【請求項7】 全体を真空パックしたことを特徴とす
    る、請求項6に記載の増毛用毛髪保持具。
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