JP3160702U - 避難梯子を備えたバルコニー - Google Patents

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Abstract

【課題】 避難時に労力や複雑な作業を必要とせず、容易に避難梯子をセットすることができるバルコニーを提供する。【解決手段】 バルコニー10の腰壁11には切り欠き凹部12が形成され、そこにテレスコープ式の梯子20が収縮した状態で、回動可能に取り付けられている。梯子20にはロックが取り付けられており、通常時、梯子20はロックの施錠により腰壁11に固定され、直立状態に維持されている。梯子20には警報受信装置が内蔵されており、当該受信装置が警報を受信したときにロックが解除されるとともに、ロックが重りとなって梯子20が回転し、梯子20の下端が屋外側に向いて梯子20が伸長する。【選択図】 図1

Description

本考案は、避難梯子を備えたバルコニーに関するものである。
従来、バルコニーに避難梯子を備える場合、バルコニーの腰壁に収容部を設けて、そこに避難梯子を収容しておく技術が知られている(例えば、特許文献1及び特許文献2)。
特開昭53−61199号公報 特開2002−88904号公報
しかしながら、上記特許文献1の技術では、避難時に、避難梯子の収容部を屋外側へ押し出して梯子を地上に降ろさなければならず、大変な労力を要する。このため、特に子供や老人にとって容易であるとはいえない。また、上記特許文献2の技術では、避難梯子の収容部の蓋を開けて避難梯子を地上に降ろす必要があり、その使用方法を覚えるために訓練が必要となる。また、緊急避難時の精神状態によっては訓練通りに実行できない可能性がある。
本考案は、上記事情に鑑みてなされたものであり、避難時に労力や複雑な作業を必要とせず、容易に避難梯子をセットすることができるバルコニーを提供することを主たる目的とするものである。
上記課題を解決すべく、第1の考案のバルコニーは、伸縮式の避難梯子が取り付けられた腰壁を有するものであり、避難梯子を伸長させる伸長手段と、当該伸長を規制する規制手段と、警報受信装置とを備え、避難梯子は前記規制手段により収縮した状態に維持されて、下方に伸長する向きで取付けられ、警報受信装置が警報を受信したときに規制手段が規制を解除し、伸長手段が避難梯子を下方に伸長させることを特徴とする。
本考案によれば、避難梯子は、通常時は規制手段により収縮状態で維持される一方、警報受信装置が警報を受信したときは規制手段の規制が解除され、伸長手段により下方に伸長される。したがって、緊急時の避難梯子のセットに労力も複雑な作業を必要とせず、避難者は迅速に避難することができる。また、梯子をセットするために避難者が特別な訓練を受ける必要がない。
第2の考案のバルコニーは、第1の考案において、前記腰壁に上方が開放された切り欠き部が形成されており、前記避難梯子は前記踏み段により連結される左右一対の側桁を有し、当該一対の側桁には前記切り欠き部に対向する面から水平方向に突出する軸部が設けられており、前記軸部を回動中心として、避難梯子が回動可能に前記切り欠き部内に取り付けられていることを特徴とする。
本考案では、腰壁に切り欠き部を形成し、そこに避難梯子を取り付けているため、避難梯子を置いておくスペースをバルコニーに確保する必要がなく、コンパクトに収容することができる。また、避難梯子を回動可能に取り付けているため、避難梯子を伸長させるための構成を簡易化することができる。
第3の考案のバルコニーは、第2の考案において、前記避難梯子が前記切り欠き部内に取り付けられており、伸長時には、最上段の踏み段が、バルコニーの床面から、通常の階段の蹴上げ寸法内の位置に配置されることを特徴とする。
本考案では、避難梯子の伸長時、最上段の踏み段が、バルコニーの床面から、通常の階段の蹴上げ寸法内の高さに配置され、また、切り欠き部の上方は開放された状態となるため、避難者は切り欠き部を通って容易に避難を行うことができる。避難者は腰壁を跨いで乗り越えなくても避難梯子への乗り移りを容易行うことができ、かつ、安全性も高い。
第4の考案のバルコニーは、第1から3の考案において、前記避難梯子が、さらに照明手段を備え、当該照明手段は前記警報受信装置が警報を受信したときに点灯することを特徴とする。
本考案によれば、夜間であっても安全に避難梯子を降りることができる。
本実施形態のバルコニーを示す図。 梯子が傾いた状態を示す図。 梯子が伸長した状態を示す図。
以下、本考案を具体化した一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態のバルコニー10を屋外側から見た図である。バルコニー10の腰壁11の一部には、上方が開放された矩形状の切り欠き凹部12が形成されている。切り欠き凹部12は、テレスコープ式の梯子20を収縮したときのサイズに合せて形成されており、側面12bの上下長さは梯子20の上下長さより若干長く、内周底面12aの左右幅は梯子20の左右幅より若干大きい。また、腰壁11の奥行き幅は梯子20の奥行き幅より若干だけ大きいため、梯子20は収縮した状態で切り欠き凹部12に収まりよく取り付けられている。
梯子20は左右一対の側桁20aを有し、側桁20aはそれぞれ、順次に太さが異なる複数本の中空パイプが伸縮自在に積層されて構成されている。各パイプには踏み段20bが設けられており、1つの踏み段20bが同じ太さの左右一対のパイプを架け渡して連結する構成とされている。最外側に位置するパイプの下端は開放されており、側桁20aの下端が切り欠き凹部12の内周底面12a上に載置されることで、内側パイプが最外側パイプ内に収容される。このようにして、梯子20は収縮状態に維持される。
側桁20aの最外側パイプには、その長手方向の略中央位置に、切り欠き凹部12の内周側面12bに対向する面から水平方向に突出する軸部が設けられており、切り欠き凹部12の内周側面12bにはこれら軸部と嵌合する切り欠き凹部が形成されている。梯子20は、この軸部により、図2に示すように、軸Pを中心として回動可能に、内周側面12bに取り付けられている。側桁20aの最外側パイプの上部には、バルコニー10側の面に自動開閉式のロック(図示せず)が取り付けられており、梯子20は、通常時は、ロックの施錠により腰壁11に固定され、直立状態に維持されている。しかしながら、自然状態では、ロック自体が重りとなって、上端がバルコニー側に、下端が屋外側に向くようになっている。
梯子20の側桁20aの最外側パイプ内部の上部には、バッテリー、警報受信装置等が内蔵されている。この警報受信装置が火災報知や地震速報等を受信すると、自動開閉ロックが解除され、当該ロックが重りとなって梯子20が回転し、図2に示すように、梯子20の下端が屋外側に向く。一方、側桁20aの最外側パイプの下部には、バルコニー10側の面にストッパ(図示せず)が設けられており、このストッパにより梯子20は所定の傾斜で固定され、それ以上には傾かないように構成されている。そして、梯子20が傾くと、側桁20aの最外側パイプの開放下端から、内側パイプが自重で順次下方へ落下し始め、テレスコープ状に伸長していき、最終的には図3に示す状態になる。
梯子20が伸長した際に、最上段の踏み段20aは、最上位のパイプ(最外側パイプ)の下部に配置される。この配置位置は、バルコニーの床面から、階段の蹴上げ寸法内の高さに調整されている。また、この配置位置は、切り欠き凹部12の内周底面12bから若干だけ上方であり、切り欠き凹部12の上部は開放された状態となる。このため避難者は、切り欠き凹部12を通って容易に梯子20に乗り移ることができる。
以上、詳述した本実施形態によれば、以下の優れた効果が得られる。
梯子20は避難時に自動で回動し、パイプの自重で伸長するため、梯子のセットに労力も複雑な作業を必要とせず、迅速に避難することができる。また、避難者が梯子をセットするために特別な訓練を受ける必要がない。
梯子20が伸長した際、最上段の踏み段20aは、バルコニーの床面から、階段の蹴上げ寸法内の高さに配置され、また、切り欠き凹部12の上方は開放された状態となるため、避難者は切り欠き凹部12を通って容易に避難を行うことができる。避難者は腰壁11を跨いで乗り越えなくても梯子20への乗り移りを容易行うことができ、かつ、安全性も高いため、老人や子供がいる場合も安心である。
梯子20は、バルコニー10の腰壁11に形成された切り欠き凹部12に設けられるため、梯子を置いておくスペースをバルコニーに確保する必要がない。
[他の実施形態]
本考案は上記実施形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施されてもよい。
(1)梯子20のロックを手動で解除する構成としてもよい。避難時は、避難者がロックを解除し、梯子20の下端を屋外側に向けて回転させる。これにより、火災報知受信装置の作動にかかわらず、避難者自身の判断で避難を容易に行うことができる。
(2)梯子20の軸部をアクチュエータ駆動の回転軸とし、火災報知受信装置が火災報知を受信すると、アクチュエータが作動して回転軸が回転するようにしてもよい。アクチュエータが作動しないときは梯子20が直立状態で固定される構成とすれば、ロックが不要となる。
(3)梯子20が伸長した際の最上段の踏み段の位置は、切り欠き凹部23の内周底面12bより上方に限られず、通常の階段の蹴上げ寸法内であれば、内周底面12bと同位置、又は内周底面12bより若干下方であってもよい。
(4)梯子20に太陽光パネルを取り付けてもよい。これにより、電源確保を確実にすることができる。
(5)梯子20に音声発生装置を設け、避難の際に音声ガイダンスを流してもよい。
(6)梯子20の各踏み段20aの両脇に非常照明(LEDランプ等)を設けてもよい。なお、図3では、非常照明を20cとして表している。これにより、夜間であっても安全に降りることができる。
(7)梯子20は伸縮式であればよく、テレスコープ式に限られず、例えば、スライド式、パンタグラフ式であってもよい。
10…バルコニー、11…腰壁、12…切り欠き凹部、20…梯子。

Claims (4)

  1. 伸縮式の避難梯子が取り付けられた腰壁を有するバルコニーであって、
    避難梯子を伸長させる伸長手段と、当該伸長を規制する規制手段と、警報受信装置とを備え、
    避難梯子は前記規制手段により収縮した状態に維持されて、下方に伸長する向きで取付けられ、
    警報受信装置が警報を受信したときに規制手段が規制を解除し、伸長手段が避難梯子を下方に伸長させることを特徴とするバルコニー。
  2. 前記腰壁には、上方が開放された切り欠き部が形成されており、
    前記避難梯子は、前記踏み段により連結される左右一対の側桁を有し、当該一対の側桁には、前記切り欠き部に対向する面から水平方向に突出する軸部が設けられており、
    前記軸部を回動中心として、避難梯子が回動可能に前記切り欠き部内に取り付けられていることを特徴とする請求項1記載のバルコニー。
  3. 前記避難梯子は、前記切り欠き部内に取り付けられており、伸長時には、最上段の踏み段が、バルコニーの床面から、通常の階段の蹴上げ寸法内の位置に配置されることを特徴とする請求項2記載のバルコニー。
  4. 前記避難梯子は、さらに照明手段を備え、当該照明手段は前記警報受信装置が警報を受信したときに点灯することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のバルコニー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20150146192A (ko) * 2014-06-23 2015-12-31 정지윤 은폐 구조를 갖는 선박의 비상 탈출 시스템

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