JP3159925U - 電動車椅子利用者のベッド移乗装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】電動車椅子からベッドに良好かつ快適に移乗することができるベッド移乗装置を提供する。【解決手段】合成樹脂材料製の袋で全体を形成された袋状の形状を有する本体12を備え、本体の内部のほぼ中央に、上段と下段に分割するように、厚いゴム製の基板16が配置されており、本体の内部の上段および下段にはそれぞれ、可撓性材料で形成された3種類のパイプからなる複数のパイプ群18を配置する。さらに、パイプ群18を構成する各パイプ18a,18b,18cが、互いに接触して三角形の頂点となるように配列され、空気を出し入れすることができるように構成する。パイプに空気を出し入れしてパイプ群を脈動運動させることにより、車椅子利用者をベッドに移乗させたり、ベッドからベッド外に移乗させたりできるように構成する。【選択図】図2
Description
本考案は、電動車椅子利用者が電動車椅子からベッドに移乗する際に用いられるベッド移乗装置に関する。
車椅子利用者の中には、上肢の機能低下のため、自走式の車椅子を使用するのが困難であり、手の僅かな動作で操作できるジョイスティックコントロール装置を設置した電動車椅子を利用している人が大勢いる。このような電動車椅子利用者が車椅子からベッドへの移乗を自力で行うのは容易ではない。そのため、ベルトの回転により利用者を車椅子からベッドに移乗させるように構成された、電動車椅子利用者のための特別に開発されたベッド移乗装置も見受けられる。
しかしながら、従来のベルト式の装置では、ベルトにごつごつとした触感があるため、利用者にとって快適性が損なわれるという課題があった。
本考案は、このような現状に鑑みて開発されたものであって、車椅子からベッドに良好かつ快適に移乗することができるベッド移乗装置を提供することを目的としている。
本願請求項1に記載された電動車椅子利用者のベッド移乗装置は、単一又は複数基の本体を備え、前記本体が、合成樹脂材料製の袋で全体を形成された袋状の形状を有しており、前記本体の内部のほぼ中央に、内部を上段と下段に分割するように、厚いゴム製の基板が配置されており、前記本体の内部の上段および下段には、それぞれ、可撓性材料で形成された3種類のパイプからなる複数のパイプ群が配置されており、前記パイプ群を構成する各パイプが、互いに接触して三角形の頂点となるように配列され、空気を出し入れすることができるように構成されており、前記パイプに空気を出し入れして前記パイプ群を脈動運動させることにより、車椅子利用者をベッドに移乗させたり、ベッドからベッド外に移乗させたりするように構成されていることを特徴とするものである。
本願請求項2に記載された電動車椅子利用者のベッド移乗装置は、前記請求項1の装置において、前記基板が、その両縁に配置されたガイドレールに沿って移動するようになっており、前記ガイドレールに設けられた電動回転するピニオンを作動させることにより、基板を人体の軸に対してほぼ直交方向に移動させるように構成されていることを特徴とするものである。
本考案のベッド移乗装置によれば、パイプへの空気の出し入れによって生ずるパイプ群の脈動運動を利用するため、車椅子利用者をベッドに快適に移乗させることができる。
次に図面を参照して、本考案の好ましい実施の形態に係る電動車椅子利用者のベッド移乗装置について詳細に説明する。図1は、本考案の好ましい実施の形態に係るベッド移乗装置の全体を模式的に示した概略図である。図1において参照符号10で示される本考案の好ましい実施の形態に係るベッド移乗装置は、車輪14aの付いた台座14の上面に配置された3基の本体12を備えている。
本体12は、例えば合成樹脂材料製の袋12aで全体を形成された袋状の形状を有している。なお、図1では、本体12が3基に分かれているが、これは、人体の頭部・上部、人体の腰部等の中間部、及び人体の下部にそれぞれ対応させるためであり、本体12を3基にすることは必須の条件ではない。
本体12の内部のほぼ中央には、本体12の内部を上段と下段に分割するように、基板16が配置されている。基板16は、その両縁に配置されたガイドレール16aに沿って移動するようになっており、ガイドレール16aには、電動回転するようになったピニオン(図示せず)が設けられている。かかる構成により、ピニオンを電動回転させることにより、基板16を人体の軸(頭部から下肢に延びる軸)に対してほぼ直交方向に移動させることができるようになっている。
基板16は好ましくは、ベッドと人体の歪みに追従することができるように、厚いゴム板で形成されている。
本体12の内部の上段および下段には、それぞれ、3種類のパイプ18a、18b、18cからなる複数のパイプ群18が配置されている(図2に示される例では、上段および下段にそれぞれ9基のパイプ群18が配置されている)。パイプ群18を構成する各パイプ18a、18b、18cは、互いに接触して三角形の頂点となるように配列されている(図2に示される例では、パイプ18aが三角形の上方の頂点に位置し、パイプ18b、18cが三角形の下方の左右の頂点にそれぞれ位置している)。なお、各パイプ18a、18b、18cは、可撓性材料で形成されている。
図3に示されるように、各パイプ18aは、弁18a1を介して、パイプ18′aにそれぞれ接続されており、パイプ18′aには、空気源20が介在されている。同様に、各パイプ18bは、弁18b1を介して、パイプ18′bにそれぞれ接続されており、パイプ18′bには、空気源20が介在されており、各パイプ18cは、弁18c1を介して、パイプ18′cにそれぞれ接続されており、パイプ18′cには、空気源20が介在されている。
図4は、パイプ群18および基板16の作動を説明するための一連の図である。図4(a)は、パイプ群18および基板16が静止している状態である。図4(b)では、左側のパイプ群18のパイプ18cの空気を抜くとともに、基板16を左方に移動させている状態を示した図である。図4(c)では、真中のパイプ群18のパイプ18cの空気を抜くとともに、基板16を左方に移動させている状態を示した図である。図4(d)では、右側のパイプ群18のパイプ18cの空気を抜くとともに、基板16を左方に移動させている状態を示した図である。図4(e)では、下段のパイプ群18のパイプ18a、18b、18cの空気を抜いた状態を示した図である。このように、弁を制御してパイプ群18の所望のパイプの空気を抜くことにより、脈動運動を生じさせるとともに、基板16を移動させることにより、本体12上に載った人体を移動させることができる。
上段のパイプ群18は、人体に接する側に位置し、上述のように脈動運動を生じさせることにより、人体を本体12上に載せたり、人体を本体12からベッド上に移乗させたりする役割を果たす。下段のパイプ群18は、ベッドのシーツに接する側に位置し、上述のように脈動運動を生じさせることにより、上段のパイプ群18と同様に、人体を本体12上に載せたり、人体を本体12からベッド上に移乗させたりする役割を果たす。なお、上段のパイプ群18の作動を停止させた状態で下段のパイプ群18を脈動運動させることにより、本体12上に人体を載せたまま、ベッドから台座14の上に利用者を運んだり、利用者を台座14の上にからベッドに運んだりすることができる。基板16は、パイプ群18を支持する支持具としての役割も果たす。
次に主として図5を参照して、以上のように構成されたベッド移乗装置の使用について説明する。図5(a)は、ベッド上に利用者が横たわっており、ベッド脇にベッド移乗装置10を設置した状態を示した図である。まず本体12を脈動運動させてベッドと人体の間に本体12を滑り込ませ(図5(b)参照)、次いで人体を載せた状態で本体12を脈動運動させて台座14の方へ移動させる(図5(c)、(d)参照)。そして、人体を台座14上に移乗させる(図5(e)参照)。
本考案は、以上の考案の実施の形態に限定されることなく、実用新案登録請求の範囲に記載された考案の範囲内で、種々の変更が可能であり、それらも本考案の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
10 ベッド移乗装置
12 本体
12a 袋
14 台座
14a 車輪
16 基板
16a ガイドレール
18 パイプ群
18a、18b、18c バイプ
20 空気源
12 本体
12a 袋
14 台座
14a 車輪
16 基板
16a ガイドレール
18 パイプ群
18a、18b、18c バイプ
20 空気源
Claims (2)
- 電動車椅子利用者のベッド移乗装置であって、
単一又は複数基の本体を備え、前記本体が、合成樹脂材料製の袋で全体を形成された袋状の形状を有しており、
前記本体の内部のほぼ中央に、内部を上段と下段に分割するように、厚いゴム製の基板が配置されており、
前記本体の内部の上段および下段には、それぞれ、可撓性材料で形成された3種類のパイプからなる複数のパイプ群が配置されており、前記パイプ群を構成する各パイプが、互いに接触して三角形の頂点となるように配列され、空気を出し入れすることができるように構成されており、
前記パイプに空気を出し入れして前記パイプ群を脈動運動させることにより、車椅子利用者をベッドに移乗させたり、ベッドからベッド外に移乗させたりするように構成されていることを特徴とする装置。 - 前記基板が、その両縁に配置されたガイドレールに沿って移動するようになっており、前記ガイドレールに設けられた電動回転するピニオンを作動させることにより、基板を人体の軸に対してほぼ直交方向に移動させるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載された装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010001962U JP3159925U (ja) | 2010-03-26 | 2010-03-26 | 電動車椅子利用者のベッド移乗装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010001962U JP3159925U (ja) | 2010-03-26 | 2010-03-26 | 電動車椅子利用者のベッド移乗装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3159925U true JP3159925U (ja) | 2010-06-03 |
Family
ID=54863150
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010001962U Expired - Fee Related JP3159925U (ja) | 2010-03-26 | 2010-03-26 | 電動車椅子利用者のベッド移乗装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3159925U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019524400A (ja) * | 2016-07-07 | 2019-09-05 | ベルサ,マヌエル ハシント ボルヘス | 低可動性の人用ストレッチャー |
-
2010
- 2010-03-26 JP JP2010001962U patent/JP3159925U/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2019524400A (ja) * | 2016-07-07 | 2019-09-05 | ベルサ,マヌエル ハシント ボルヘス | 低可動性の人用ストレッチャー |
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