JP3159918U - 石膏ボードの加工用工具 - Google Patents
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Abstract
【課題】石膏ボードの切断作業に伴う複数の作業を安全に行うことができる石膏ボードの加工用工具を実現する。【解決手段】切断具本体1の側壁2の下端縁に作業用の定規と線接触をする直線状のガイド部3を形成する。側壁には斜め方向に進退自在とするナイフ刃5を設け、摺動面4から突出するナイフ刃5の刃先によってボード原紙を切断する。底面にはV字溝9を形成し、V字溝の頂部を横断するようにV字溝内にナイフ刃10を突出させて石膏ボードの面取り鉋を形成する。切断具本体1の側面には、断面L字状の端面研削具13を着脱自在に装着する。端面研削具はL字型の内面の一方の面を石膏ボードの表面に当接する摺動面14、他方の面を石膏ボートの端面に当接する研削面15とし、研削面15に研削刃17、18を突出させる。【選択図】 図1
Description
本考案は、内装工事などの作業現場において、石膏ボード切断の加工作業を能率的に、かつ安全に行うことができる石膏ボードの加工用工具に関する考案である。
石膏ボードは、石膏を芯材として両面をボード原紙で被覆したものであり、個々の現場において任意の大きさに切断して施工される。そのため、施工現場においては頻繁に切断作業が必要となる。石膏ボードの切断には、石膏ボード用の丸鋸(チップソー)などが使用されてきたが、騒音及び粉塵が発生するため近年はカッターナイフによって切断されるのが普通である。
カッターナイフで石膏ボートを切断するには、石膏ボードの切断位置に罫書き線を記載し、この罫書き線に沿わせて定規を配置し、配置した定規を手で押えた状態で定規に沿ってカッターナイフを移動させることによって、表面のボード原紙を切断し(スクライブ)、ボード原紙の切断部分で芯材である石膏を折るように破断し(ブレイク)、つながっている裏面のボード原紙を切断して分離させる。分離させた石膏ボードの端面は破断された状態であるため、端面はヤスリを使用して平滑に加工し、さらに端面の隅に面取り加工を施して石膏ボードの切断作業を完了させている。
従来、定規に沿わせて石膏ボードのボード原紙を切断する際、カッターナイフが定規のガイド部分を乗り越え、定規を押えている手を怪我する事故が多発していた。この危険性を防止するため、特許文献1には安全のために立ち上がり部を形成する定規の思想が開示されている。石膏ボードの端面は、突合せて施工することができるように、ヤスリを用いて平滑な状態に仕上げ加工を行うのが普通であるが、替え刃を装着する鉋によって端面を削る発明が特許文献2に開示されている。さらに、石膏ボードの側面隅部に面取り加工を施すための鉋の発明が特許文献3に開示されている。
カッターナイフを使用してボード原紙を切断する場合、前記特殊な定規を使用しても、必ずしも安全に作業を進めることができないとともに、特別な定規を準備する必要があり、このような定規は一般に普及していないのが実情である。
また、施工現場における石膏ボードの加工には、定規とカッターナイフ、端面を加工するためのヤスリあるいは鉋、面取り用の鉋と作業ごとに別々の工具を準備する必要があり、工具の保管等を含め作業が面倒であるという欠点があった。
また、施工現場における石膏ボードの加工には、定規とカッターナイフ、端面を加工するためのヤスリあるいは鉋、面取り用の鉋と作業ごとに別々の工具を準備する必要があり、工具の保管等を含め作業が面倒であるという欠点があった。
上記、従来技術の欠点に鑑み、本考案は石膏ボードのボード原紙を、カッターを用いて行う切断作業、主としてボード原紙の切断作業に際し、汎用の定規を用いて安全に作業を進めることができるとともに、正確な切断作業を行うことができる工具を実現することを目的とする考案である。また、別の目的は、石膏ボードの端面加工及び面取り加工に必要な工具を一つに纏め、保管や携行など作業上の便宜を図ることができる石膏ボードの加工用工具を実現することである。
上記目的を達成するために、請求項1記載の本考案に係る切断具本体1は、側壁2の下端縁に作業用の定規と線接触をする直線状のガイド部3を形成し、底面を石膏ボードの表面に面接触をさせる摺動面4とする。切断具本体1の側壁2側面には、ナイフ刃5が誘導される凹溝6を形成し、この凹溝6内において下方に向けて進退自在であって切断具本体1の底面である摺動面4からの突出量が調節可能なナイフ刃5を設けることによって、摺動面4から突出するナイフ刃5の刃先で石膏ボード7のボード原紙8を切断するため切断具を形成する。
切断具本体1の底面には、切断具本体1の側壁2の下端に形成したガイド部3と平行にV字溝9を形成し、このV字溝9の頂部を横断するようにV字溝内に面取り用のナイフ刃10を突出させて固定し、石膏ボード7側縁の面取り加工を行う面取り鉋を形成している。
切断具本体1の底面には、切断具本体1の側壁2の下端に形成したガイド部3と平行にV字溝9を形成し、このV字溝9の頂部を横断するようにV字溝内に面取り用のナイフ刃10を突出させて固定し、石膏ボード7側縁の面取り加工を行う面取り鉋を形成している。
請求項2記載の考案は、凹溝6内に配置して進退自在とするナイフ刃5の切断具本体1の底面、すなわち摺動面4からの突出部分において、ナイフ刃5の先端5cの平面位置と切断具本体1の外側縁であるガイド部3の平面位置を一致させることである。
請求項3記載の考案は、ナイフ刃5が下方に突出し、ボード原紙8を切断するナイフ刃5先端5c位置の直上部分に、切断具本体1の側壁2から突出する庇状のガード板11を配置することである。
請求項3記載の考案は、ナイフ刃5が下方に突出し、ボード原紙8を切断するナイフ刃5先端5c位置の直上部分に、切断具本体1の側壁2から突出する庇状のガード板11を配置することである。
請求項4記載の考案は、ボード原紙8切断具用のナイフ刃5及び面取り鉋用のナイフ刃10を、一定幅の鋼の一方の側縁に切刃5a及び10aを形成し、斜め方向の折線5b及び10bによって切断する汎用のカッターナイフ用ナイフ刃とし、ボード原紙8切断具用のナイフ刃5は側壁2と同一平面上において垂直方向に対して斜め方向に進退自在とする。また、面取り鉋用のナイフ刃10は、摺動面4と平行な面に対して傾斜方向に配置すると同時に、水平面におけるV字溝9との直交方向に対して斜め方向に配置することである。すなわち、切れ刃に対して掬い角及び側面逃げ角を形成することである。
請求項5記載の考案は、ボード原紙8を切断するためのナイフ刃5及び面取り鉋用のナイフ刃10の双方もしくはいずれか一方の刃先部分に超硬もしくは焼結ダイヤのチップ12を配置することである。
請求項5記載の考案は、ボード原紙8を切断するためのナイフ刃5及び面取り鉋用のナイフ刃10の双方もしくはいずれか一方の刃先部分に超硬もしくは焼結ダイヤのチップ12を配置することである。
請求項6記載の考案は、石膏ボード7のボード原紙8を切断するためのナイフ刃10を備えた切断具本体1の側壁2と平行する別の側面37に、断面L字状とした端面研削具13の縦方向の外側面24を当接させて着脱自在に装着する。端面研削具13の水平方向の外面である上面35は、切断具本体1の上面36と同じ高さとしている。
断面L字状の端面研削具13は、L字型の内面の一方の面を石膏ボード7の表面に当接する摺動面14とし、L字型の内面の他方の面を石膏ボート7の端面に当接する研削面15とする。研削面15には、石膏ボード7の端面を研削するための研削刃17、18を突出させるとともに、切断具本体1に端面研削具13を装着した状態で切断具本体1の上面36と端面研削具13の上面35とを手の平による把持面とすることである。(図15参照)
断面L字状の端面研削具13は、L字型の内面の一方の面を石膏ボード7の表面に当接する摺動面14とし、L字型の内面の他方の面を石膏ボート7の端面に当接する研削面15とする。研削面15には、石膏ボード7の端面を研削するための研削刃17、18を突出させるとともに、切断具本体1に端面研削具13を装着した状態で切断具本体1の上面36と端面研削具13の上面35とを手の平による把持面とすることである。(図15参照)
請求項7記載の考案は、移動方向の一端であって、手指を掛ける端面研削具の上辺31を、外方に向けて後退する傾斜面とすることである。請求項8記載の考案は、端面研削具13の研削面に突出する研削刃17、18は平面を削る鉋刃のような平面刃ではなく、先端の切れ刃部分に小さな波形を配列した状態に形成される波形刃とすることである。
請求項9記載の考案は、研削刃17、18の幅方向の一端と石膏ボード7の平面が当接する摺動面14との間に、ボード原紙8の厚みtに相当する隙間を形成することである。
請求項1記載の考案によれば、汎用されている定規Aに対してガイド部3が線接触をし、その状態で切断具本体1を移動させるとともに、凹溝6内にあってガイド部3から外方に突出しないナイフ刃5によって切断作業を行う。したがって、ナイフ刃5を定規に押し付けるのではなく、切断具本体1のガイド部3を定規に線接触させる状態で移動させるため、ナイフ刃5が定規を乗り越える可能性が少なく、安全に切断作業を進めることができる。また、ボード原紙8の切断は、切断具本体1の摺動面から突出するナイフ刃5の刃先部分でボード原紙8を最適の状態で切断することができ、石膏ボード7の芯材を深く切り込むことによるナイフ刃5の摩滅を少なくすることができる。
さらに、切断具本体1の底面に形成したV字溝9内にナイフ刃10を突出させて面取り用の鉋を形成しているため、一つの切断具本体1によって、石膏ボードのボード原紙8の切断作業と石膏ボードの面取り作業の二つの作業を行うことができる。
さらに、切断具本体1の底面に形成したV字溝9内にナイフ刃10を突出させて面取り用の鉋を形成しているため、一つの切断具本体1によって、石膏ボードのボード原紙8の切断作業と石膏ボードの面取り作業の二つの作業を行うことができる。
請求項2記載の考案によれば、ナイフ刃5の先端位置と切断具本体1の外側縁であるガイド部3の位置を一致させることによって、石膏ボード7の切断に際して、定規を石膏ボード上の罫書き線39に一致させて手で押えて固定し、その状態で切断具本体1を移動させることによって、正確に罫書き線に沿ってボード原紙8を切断することができる。
請求項3記載の考案によれば、万一誤って手が滑っても、庇状のガード板11によって手がナイフ刃5に当たるのを防止することができ、安全に作業を進めることができる効果がある。
請求項3記載の考案によれば、万一誤って手が滑っても、庇状のガード板11によって手がナイフ刃5に当たるのを防止することができ、安全に作業を進めることができる効果がある。
請求項4記載の考案によれば、ボード原紙8切断具用のナイフ刃5及び面取り鉋用のナイフ刃10として、汎用されているカッターナイフ用のナイフ刃を利用することによって、石膏ボードの切断用の工具を安価に提供することができる。また、ナイフ刃5及び10を斜め方向に配置する、すなわち、掬い角や逃げ角を形成することにより鋭利な切れ味を実現することができる。
請求項5記載の考案は、ボード原紙8切断具用のナイフ刃5及び面取り鉋用のナイフ刃10の双方もしくはいずれか一方の刃先部分に超硬もしくは焼結ダイヤのチップ12を配置することであるが、この考案によればより優れた切れ味と長寿命を実現することができる。
請求項6記載の考案によれば、切断具本体1に断面L字状とした端面研削具13を付属させておき、石膏ボード7の端面加工を迅速に行うことができる。端面研削具13は、切断具本体1に装着した状態もしくは分離させて単独で使用することができる。切断具本体1に端面研削具13を装着した状態で、ボード原紙8切断具として利用する場合、手指で持つ部分が広くなり、全体として持ち易く安定した切断作業を行うことができる。
請求項7記載の考案によれば、上記切断具本体1に端面研削具13を装着した状態で使用する場合に、端面研削具の外方に向けて後退する傾斜面に働く手指の力が、切断具本体1をナイフ刃5の方向に押し付ける力として作用し、切断具本体1を定規に沿って確実に移動させることができる。そのため、石膏ボードの切断ミスを回避することができる。(図15参照)
石膏ボードの脆い芯材部分を平面刃で切削する場合、端面の両端部などにおいて石膏が欠損する可能性があるが、請求項8記載の考案によれば、石膏ボード端面における欠損をなるべく回避することができる。
石膏ボードの脆い芯材部分を平面刃で切削する場合、端面の両端部などにおいて石膏が欠損する可能性があるが、請求項8記載の考案によれば、石膏ボード端面における欠損をなるべく回避することができる。
請求項9記載の考案によれば、端面研削具13の研削刃17、18によって、表面のボード原紙8を除く主として芯材である石膏部分を研削加工するため、表面のボード原紙8の切断部は鋭利なナイフ刃5によるきれいな切断状態を維持することができる効果がある。
以下、本考案に係る石膏ボードの加工用工具の実施形態を添付の図面に基づいて説明する。
図1は本考案に係る石膏ボードの加工用工具の実施形態を示す斜視図、図2は図1に示す石膏ボードの加工用工具を反転させた状態を示す斜視図、図3は平面図、図4は正面図、図5は左側面図である。
図1は本考案に係る石膏ボードの加工用工具の実施形態を示す斜視図、図2は図1に示す石膏ボードの加工用工具を反転させた状態を示す斜視図、図3は平面図、図4は正面図、図5は左側面図である。
図示実施形態の石膏ボードの加工用工具は、石膏ボード7のボード原紙8を切断する作業及び石膏ボード7側縁の面取り作業を行う切断具本体1と、石膏ボード7の端面の研削加工を行う端面研削具13とで構成している。切断具本体1と端面研削具13は、それぞれ単独で提供し、単独で使用するものであってもよいが図示実施形態では両者を着脱自在に装着し、装着状態で携行しもしくは保管することができるようにするとともに、装着状態での使用と分離させた状態での使用を適宜使い分けることができるようにしている。
石膏ボード7のボード原紙8を切断する作業と面取り作業を行う切断具本体1は、一方の側壁2下端の側縁を作業用の定規Aと線接触をする直線状のガイド部3とし、底面を石膏ボード7の表面に面接触して移動する摺動面4としている。切断具本体1の側壁2には、ナイフ刃5を誘導する凹溝6を斜め方向に形成し、この凹溝6内には凹溝6に沿って進退自在のナイフ刃5を設ける。すなわち、ナイフ刃5を進退させることによって切断具本体1の底面である摺動面4からの突出量を調節可能としている。凹溝6に沿って進退自在とするナイフ刃5は、固定つまみ19によって任意位置に固定可能とする。ただし、使用状態においては、ナイフ刃5の先端5cが切断するべきボード原紙8の厚みに対応し、最適の切断状態が得られる寸法だけ突出させ、その状態に固定して使用する。図中、16は固定つまみを誘導するガイド孔である。
切断具本体1の底面には、切断具本体1の側壁2のガイド部3と平行にV字溝9を形成し、このV字溝9の頂部を横断するようにV字溝9内に面取り用のナイフ刃10を突出させて石膏ボードの面取りを行う面取り鉋を形成している。すなわち、切断具本体1の上面にV字溝9の一部に入り込む深さの切除部20を形成し、切除部20にナイフ刃10の支持面21として傾斜面を形成し、この支持面21にナイフ刃10をビス22によって固定している。そして、ナイフ刃10の切刃10aがV字溝9の頂部を横断するように固定して面取り鉋を形成する。
ボード原紙8を切断する切断具本体1のナイフ刃5は、側壁2の同一平面上において垂直方向に対して斜め方向、すなわち図4において角度αの方向に配置している。また、面取り鉋用のナイフ刃10は摺動面4と平行な面に対して図9に示すように、角度βの傾斜方向に配置するとともに、図6に示すようにナイフ刃10は、V字溝との直交方向に対して角度γの斜め方向、すなわち掬い角β及び側面逃げ角γとなるように配置している。このように、ナイフ刃5やナイフ刃10を傾斜方向に配置することによって切れ味が向上し、ボード原紙8の切断作業や石膏ボード7の面取り作業を円滑に進めることができる。
図4に示すように、ナイフ刃5が下方に突出し、ボード原紙8を切断するナイフ刃5先端位置の直上部分には、切断具本体1の側壁2から突出する庇状のガード板11を配置している。ガード板11の長手方向の中間位置には、V字カット状の目印23を形成している。この目印23は、ナイフ刃5の先端5cの位置と一致させることによって、ナイフ刃の先端5c部分がガード板11によって覆われて隠れている状態であっても、切断作業中にボード原紙7の切断位置を正確に知ることができ、作業を円滑に進めることができる。
側壁2の凹溝6内に配置して進退自在とするナイフ刃5の先端5cは、切断具本体1の底面、すなわち摺動面4からの突出部分において、ナイフ刃5の先端5c位置と、切断具本体1の外側縁であるガイド部3の位置を一致させておくと作業に便利である。このようにしておくと、切断位置を示す石膏ボード上の罫書き線39と定規Aの側縁を一致させて配置し、定規の側縁に切断具本体1のガイド部3を沿わせることによって正確な位置でボード原紙8を切断することができる。すなわち、ナイフ刃5の角度などの作業状態に対応したクリアランスを考慮する必要がない。ナイフ刃5の先端5cを切断具本体1のガイド部3の位置と一致させるためには、図5に示すようにナイフ刃5が配置される凹溝6において、凹溝の底面を僅かな角度δで外方に向けて傾斜させ、ナイフ刃5の先端をガイド部3の位置と一致するように形成する。このようにすると、ナイフ刃5が定規に当たらずに切断位置を定規の側縁位置と正確に一致させることができる。角度δは大きな角度である必要はない。
図17(a)に示すように、ボード原紙8切断具用のナイフ刃5及び面取り鉋用のナイフ刃10は、一定幅の鋼の一方の側縁に切刃5a及び10aを形成し、斜め方向の折線5b及び10bによって切断することができる、汎用のカッターナイフ用のナイフ刃を利用することができる。汎用のナイフ刃を使用する場合、安価な替刃の入手が容易であり経済的である。
また、ナイフ刃5や10に超硬あるいは焼結ダイヤのチップ12を配置することによって、耐久性に優れたものとすることができる。図17(b)は、ナイフ刃5に超硬のチップ12をロー接した実施形態、図17(c)は、ナイフ刃5に焼結ダイヤのチップ12をロー接した実施形態、図17(d)は、ナイフ刃10に焼結ダイヤのチップ12をロー接した実施形態を示している。
また、ナイフ刃5や10に超硬あるいは焼結ダイヤのチップ12を配置することによって、耐久性に優れたものとすることができる。図17(b)は、ナイフ刃5に超硬のチップ12をロー接した実施形態、図17(c)は、ナイフ刃5に焼結ダイヤのチップ12をロー接した実施形態、図17(d)は、ナイフ刃10に焼結ダイヤのチップ12をロー接した実施形態を示している。
切断具本体1の側壁2と平行する別の側面37には、端面研削具13を着脱自在に装着している。端面研削具13は断面L字状であって、縦方向の辺13aの外側面24を切断具本体1の側面37に着脱自在とし、L字状の横方向の辺13bの外面である上面35を切断具本体1の上面36と高さを一致させ、装着状態で一体感があり握り易い石膏ボードの加工用工具としている。
L字型である端面研削具13の縦方向の辺13aの内面は石膏ボード7の平面に当接する摺動面14とし、横方向の辺13bの内面を石膏ボード7の端面に当接する研削面15としている。横方向の辺13bには貫通孔25を穿設し該貫通孔25に研削刃17、18を配置し、先端を研削面15に露出させている。研削刃17、18は図10に示すように、石膏ボードとの摺動方向と直交する方向に対して角度aの傾斜方向に配置して逃げ角を形成するとともに、図14に示すように、垂直方向に対して角度bの掬い角を形成することによって、石膏ボードの端面を円滑に研削できるようにしている。
貫通孔25を貫通して研削面15に露出する研削刃17、18は、鉋のような平面ではなく複数の円弧状の溝が切削されるように、複数の小さな円弧である波形が連続して平行に配置される形状である波形刃としている。このような研削刃で研削すると、筋状に研削されて力が分散されるため、脆くて破断し易い石膏部分をなるべく綺麗な状態に仕上げることができる。端面を研削する研削刃は、二つの研削刃17、18を直列状態に配置している。二つの研削刃のうち、上流側に位置する研削刃17は大きな円弧が平行に配列される荒削り用の波形刃、下流側に位置する研削刃18は小さな円弧が平行に配列される仕上げ用の波型刃とし、二つの刃を直列位置に配列することによって、能率的に綺麗な仕上げ状態を得ることができるようにしている。端面を研削する研削刃17、18は、石膏を研削するものであるため、耐摩耗性に優れた超硬や焼結ダイヤのチップ17aや18aをロー接して研削刃を構成するのが好ましい。
端面研削具13の研削刃17、18による石膏ボード端面の研削に際して、表面のボード原紙8を除いた部分を、研削刃17、18によって研削できるようにしている。表面のボード原紙8を除いて研削加工ができるようにするには、図12に示すように摺動面14と研削刃17、18の側端との間に、ボード原紙8の厚みとほぼ一致する隙間tを保持させ、研削刃17、18がボード原紙8に当たらないようにする。換言すれば、端面研削具13の摺動面14と研削刃17、18の側端との間に隙間tを保持させることである。
切断具本体1の側面37に端面研削具13を着脱自在とするには、端面研削具13の外側面24にアリ26を形成し、切断具本体1の側面37にアリ溝27を形成しておく。アリ溝27の溝内にバネによって出没可能なボール28を配置し、アリ26の表面にボール28が係合する窪み29を形成することによって、端面研削具13を切断具本体1に容易に装着しすることができとともに、所定位置の装着状態を保持することができる。すなわち、図3に点線で示す位置と実線で示す位置に自由に移動させて着脱することができる。図10、図11において38は、端面研削具が逆方向に抜け出さないためのストッパであり、切断具本体1の側面37には、図7に示すようにストッパ38が嵌合する係止部40を形成している。
アリ26は、端面研削具13と一体に成形するものであってもよいが、図示実施形態においては別体に形成した二つのアリ26をそれぞれビス30で固定するようにしている。
アリ26は、端面研削具13と一体に成形するものであってもよいが、図示実施形態においては別体に形成した二つのアリ26をそれぞれビス30で固定するようにしている。
端面研削具13には、図11に示すように、アリ26を形成する側面を利用して、切断具本体1に装着するナイフ刃5の突出量を決定するためのゲージ32を配置している。ゲージ32は、端面研削具13の側面に下端縁から上方に向けて形成した凹所33内に下端から一定寸法の位置、図示例ではX1及びX2の位置に当たり面34を形成したゲージ32を突出させている。ゲージ32の高さは、外側面24から突出しない高さ、すなわち凹所33の深さよりも低い突出部である。
ゲージ32は、切断具本体1から分離させた端面研削具13の底面を、切断具本体1の底面すなわち摺動面4に当接させ、摺動面4から突出するナイフ刃5をゲージ32の当たり面34に当接させる。当たり面34は、摺動面4からの寸法を例えば1.5mm、2.0mmといった寸法に設定できるようにしている。この寸法は、石膏ボードの種類やボード原紙8の厚みに応じて最適の切断条件が得られるように設定する。ナイフ刃5の突出寸法を設定するには、ナイフ刃5が移動可能な状態で当たり面34にナイフ刃5の先端5cを当接させ、その状態で固定つまみ19を締め付けてナイフ刃5を固定する。これによって、ナイフ刃5の摺動面4からの突出寸法を、ボード原紙8の切断に適した寸法とし、ボード原紙8を切断したときに、ボード原紙8を確実に切断することができるとともに、ナイフ刃5の先端5cが石膏部分に必用以上に深く食い込まず、ナイフ刃5の摩滅をなるべく少なくすることができる。
以上述べた、本考案に係る石膏ボードの加工用工具を使用した、石工ボードの切断作業を図16に基づいて説明する。
図16(a)示すように、石膏ボート7の切断すべき位置に記載した罫書き線39に沿わせて定規Aを置き、図16(a)の左図に矢印で示すように、石膏ボードの加工用工具の切断具本体1のガイド部3を定規Aに沿わせて移動させることによって、石膏ボードの表面のボード原紙8を切断する。
図16(a)示すように、石膏ボート7の切断すべき位置に記載した罫書き線39に沿わせて定規Aを置き、図16(a)の左図に矢印で示すように、石膏ボードの加工用工具の切断具本体1のガイド部3を定規Aに沿わせて移動させることによって、石膏ボードの表面のボード原紙8を切断する。
石膏ボード表面のボード原紙8を切断するに際し、図15(a)に示すように端面研削具13を装着した状態で使用すると黒矢印で示すように、切断具本体1を定規に押し付ける方向の力が作用し、ナイフ刃5が確実に定規に沿って移動する。このとき、ナイフ刃5の先端の直上部分にガード板11が位置し定規Aの浮き上がりを防止するとともに、不注意など何らかの理由で、ナイフ刃5が定規Aを乗り越えるようなことがあっても、図15(b)に示すように定規を押えている手指にはガード板11が当たり、ナイフ刃5が手に当たるのを防止するため安全が確保される。
表面のボード原紙8が切断されている状態で、切断位置の裏面対向位置を支点として石膏ボード7の面方向に力を加えると、ボード原紙8の切断位置に沿って芯材である石膏部分が破断する。このとき、図16(a)の右図に示すように、石膏ボード7は裏面のボード原紙がつながった状態である。
図16(b)に示すように、裏面のボード原紙がつながった状態において、切断具本体1のナイフ刃5によって裏面のボード原紙を切断する。これにより、石膏ボードは罫書き線に沿った所定位置で分断することができる。
図16(b)に示すように、裏面のボード原紙がつながった状態において、切断具本体1のナイフ刃5によって裏面のボード原紙を切断する。これにより、石膏ボードは罫書き線に沿った所定位置で分断することができる。
分断された石膏ボード7は、その端面が破断(ブレーク)された状態であるため、突き合わせて壁面などを施工する場合に、凹凸によって密接しない可能性がある。そこで、芯材である石膏の破断面に凹凸がなくぴったりと当接させることができる程度に平滑面とすることを目的として,端面研削具13によって破断された石膏ボード7の端面を研削する。 すなわち、端面研削具13の摺動面14を石膏ボードの表面に、研削面15を石膏ボードの端面に当接させて図16(c)に示すように矢印で示すように移動させて研削作業を行う。
このとき、端面研削具13には、波型刃である二つの研削刃17、18が直列状態に配置されているため、効率的かつ綺麗な面に研削することができる。移動方向の上流に位置する研削刃17は大きな波型の粗削り刃、移動方向の下流に位置する研削刃18は、小さな波型の仕上げ用削り刃である。
端面研削具13による石膏ボード7端面の研削加工は、図16(c)に示すように、切断具本体1から端面研削具13を分離させて端面研削具13単体で使用することができるとともに、切断具本体1に装着して一体とした状態で使用することもできる。
端面研削具13による石膏ボード7端面の研削加工は、図16(c)に示すように、切断具本体1から端面研削具13を分離させて端面研削具13単体で使用することができるとともに、切断具本体1に装着して一体とした状態で使用することもできる。
端面研削具13によって端面が加工された石膏ボード7の表面側縁部には、面取り加工を施す。面取り加工を施すことによって、壁面として施工する場合の突合せ部分にV字溝が形成される。このV字溝に充填材を充填して仕上げることによって隙間のない綺麗な壁面が施工される。
石膏ボードの表面側縁部に面取り加工を施すには、図16(d)に示すように端面研削具13を装着した状態の切断具本体1によって加工することができる。勿論、端面研削具13を装着しない切断具本体1のみを用いて加工することもできる。
石膏ボードの表面側縁部に面取り加工を施すには、図16(d)に示すように端面研削具13を装着した状態の切断具本体1によって加工することができる。勿論、端面研削具13を装着しない切断具本体1のみを用いて加工することもできる。
1…切断具本体、 2…側壁、 3…ガイド部、 4…摺動面、 5…ナイフ刃、 5a…切刃、 5b…折線、 5c…先端、 6…凹溝、 7…石膏ボード、 8…ボード原紙、 9…V字溝、 10…ナイフ刃、 10a…切刃、 10b…折線、 11…ガード板、 12…チップ、 13…端面研削具、 13a…縦方向の辺、 13b…横方向の辺、 14…摺動面、 15…研削面、 16…ガイド孔、 17、18…研削刃、 17a、18a…チップ、 19…固定つまみ、 20…切除部、 21…支持面、 22…支持面、 23…目印、 24…外側面、 25…貫通孔、 26…アリ、 27…アリ溝、 28…ボール、 29…窪み、 30…ビス、 32…ゲージ、 33…凹所、 34…当たり面、 35…上面、 36…上面、 37…側面、 38…ストッパ、 39…罫書き線、 A…定規。
Claims (9)
- 側壁の下端縁に作業用の定規と線接触をする直線状のガイド部を形成し、底面を石膏ボードの表面に面接触をさせる切断具本体の側壁の側面にナイフ刃が誘導される凹溝を形成し、該凹溝内において下方に向けて進退自在であって切断具本体の底面である摺動面からの突出量が調節可能なナイフ刃を設け、摺動面から突出するナイフ刃の刃先で石膏ボードのボード原紙を切断するための切断具を形成するとともに、切断具本体の底面に、前記切断具本体の側壁のガイド部と平行にV字溝を形成し、該V字溝の頂部を横断するようにV字溝内にナイフ刃を突出させて石膏ボードの面取りを行う面取り鉋を形成したことを特徴とする石膏ボードの加工用工具。
- 凹溝内に配置し、進退自在とするナイフ刃の切断具本体の摺動面からの突出部分において、ナイフ刃の先端の平面位置と切断具本体の外側縁であるガイド部の平面位置を一致させることを特徴とする請求項1記載の石膏ボードの加工用工具。
- ナイフ刃が下方に突出し、ボード原紙を切断するナイフ刃先端位置の直上部分に、切断具本体の側壁から突出する庇状のガード板を配置したことを特徴とする請求項1又は2記載の石膏ボードの加工用工具。
- ボード原紙切断具用のナイフ刃及び面取り鉋用のナイフ刃を、一定幅の鋼の一方の側縁に切刃を形成し、斜め方向の折線によって切断する汎用されているカッターナイフ用のナイフ刃とし、ボード原紙切断具用のナイフ刃は側壁側面と同一平面上において垂直方向に対して斜め方向に進退自在とし、面取り鉋用のナイフ刃は摺動面と平行な面に対して傾斜方向に配置すると同時に、水平面におけるV字溝との直交方向に対して斜め方向に配置したことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の石膏ボードの加工用工具。
- ボード原紙切断具用のナイフ刃及び面取り鉋用のナイフ刃の双方もしくはいずれか一方の刃先部分に超硬もしくは焼結ダイヤのチップを配置したことを特徴とする請求項4記載の石膏ボードの加工用工具。
- 石膏ボードのボード原紙を切断するためのナイフ刃を備えた切断具本体の側壁と平行する別の側面に、断面L字状とした端面研削具の縦方向の外側面を当接させて着脱自在に装着し、端面研削具はL字型の内面の一方の面を石膏ボードの表面に当接する摺動面とし、L字型の内面の他方の面を石膏ボートの端面に当接する研削面とし、該研削面に石膏ボードの端面を研削する研削刃を突出させるとともに、切断具本体に端面研削具を装着した状態で切断具本体の上面と端面研削具の上面とで手の平による把持面を形成したことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の石膏ボードの加工用工具。
- 移動方向の一端であって、手指を掛ける端面研削具の上辺を、外方に向けて後退する傾斜面としたことを特徴とする請求項6記載の石膏ボードの加工用工具。
- 端面研削具の研削面に突出させる研削刃は、平面を削る鉋刃のような平面刃ではなく、先端の切れ刃部分に小さな波形を配列した状態に形成される波形刃としたことを特徴とする請求項6又は7に記載の石膏ボードの加工用工具。
- 端面研削具の研削刃は、研削刃の一端と石膏ボードの表面が当接する摺動面との間に、ボード原紙の厚みに相当する隙間を形成したことを特徴とする請求項6、7、8のいずれかに記載の石膏ボードの加工用工具。
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017185755A (ja) * | 2016-04-08 | 2017-10-12 | 株式会社清水製作所 | 石膏ボードの面取り用鉋 |
JP2021532354A (ja) * | 2018-07-27 | 2021-11-25 | ユナイテッド・ステイツ・ジプサム・カンパニー | 壁板切り込み、折り割り、および縁部外観試験手順 |
JP7495166B2 (ja) | 2017-12-20 | 2024-06-04 | 吉野石膏株式会社 | 石膏ボード |
-
2010
- 2010-03-25 JP JP2010001938U patent/JP3159918U/ja not_active Expired - Lifetime
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