JP3159776U - 容器 - Google Patents

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健一 竹下
健一 竹下
雅史 長谷川
雅史 長谷川
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Abstract

【課題】飲料製品を店頭で販売する場合のみならず、飲料製品を自動販売機にて販売する場合にも景品を配布することができる容器を提供する。【解決手段】全体として飲料容器と同様の形状を有する、景品収容用の容器であって、結合・分離が可能な上部容器本体2と下部容器本体3とを備えており、上部容器本体2の下部および下部容器本体3の上部には、互いに重なり合う上部重合部23および下部重合部31が設けられており、上部容器本体2の上部重合部23と下部容器本体3の下部重合部31とを互いに容器軸方向にスライドさせることにより、上部容器本体2と下部容器本体3とは結合・分離し、さらに容器内には、景品を保持する円筒状の錘4が設けられている。【選択図】図2

Description

本考案は、容器に関するものであり、特に、例えば景品を収容することができる容器や、自動販売機で取り扱い可能な容器に関するものである。
飲料製品の販売促進の手法の一つとして、従来から、所定の飲料製品を購入した消費者に景品を配布することが行われている。景品を配布する方法としては、ペット(PET;ポリエチレンテレフタレート)ボトルなどの飲料容器に景品を収納した袋や箱を取り付けたり、飲料購入時にレジで消費者にくじを引かせたり、飲料容器に応募シールを貼付しておき、消費者に所定の枚数の応募シールを集めさせて応募させたりするものがある。
特にTシャツなどの衣類を景品とする場合には、大きさの問題により、景品を収納した袋や箱を飲料容器に取り付けておくことが困難であるため、飲料購入時にレジで消費者にくじを引かせたり、飲料容器に応募シールを貼付しておき、消費者に応募シールを集めさせて応募させたりする方法が用いられる。
しかしながら、飲料購入時にレジで消費者にくじを引かせて景品を配布する方法は、飲料を店頭販売することが必要となり、飲料を自動販売機にて販売する場合には用いることができないという問題がある。また、飲料容器に応募シールを貼付しておく方法は、飲料を自動販売機にて販売する場合にも用いることができるが、消費者はその場で景品を貰うことができず、更に、消費者には応募をするという手間がかかってくるため、販売促進の効果が他の方法ほど顕著には表れないという問題がある。
本考案は、このような実状に鑑みてなされたものであり、飲料製品を店頭で販売する場合のみならず、飲料製品を自動販売機にて販売する場合にも景品を配布することができる容器を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、第一に、本考案は、全体として飲料容器と同様の形状を有する、景品収容用の容器であって、結合・分離が可能な上部容器本体と下部容器本体とを備えており、前記上部容器本体の下部および前記下部容器本体の上部には、互いに重なり合う重合部が設けられており、前記上部容器本体の重合部と前記下部容器本体の重合部とを互いに容器軸方向にスライドさせることにより、前記上部容器本体と前記下部容器本体とは結合・分離することを特徴とする容器を提供し(考案1)、第二に、本考案は、自動販売機で取り扱い可能な形状を有する、景品収容用の容器であって、結合・分離が可能な上部容器本体と下部容器本体とを備えており、前記上部容器本体の下部および前記下部容器本体の上部には、互いに重なり合う重合部が設けられており、前記上部容器本体の重合部と前記下部容器本体の重合部とを互いに容器軸方向にスライドさせることにより、前記上部容器本体と前記下部容器本体とは結合・分離することを特徴とする容器を提供する(考案2)。
上記考案(考案1および2)によれば、上部容器本体と下部容器本体とを分離して景品を容器の内部に収容した後、上部容器本体と下部容器本体とを結合させることにより、全体として飲料容器と同様の形状を有する容器、または自動販売機で取り扱い可能な形状を有する容器に景品を収容できるため、飲料容器を取り扱い可能な自動販売機に、景品を収容した容器を取り扱わせることができる。
第三に、本考案は、全体として飲料容器と同様の形状を有する、景品収容用の容器であって、結合・分離が可能な上部容器本体と下部容器本体とを備えており、前記景品が布類であることを特徴とする容器を提供し(考案3)、第四に、本考案は、自動販売機で取り扱い可能な形状を有する、景品収容用の容器であって、結合・分離が可能な上部容器本体と下部容器本体とを備えており、前記景品が布類であることを特徴とする容器を提供する(考案4)。
上記考案(考案3および4)によれば、上部容器本体と下部容器本体とを分離して景品を容器の内部に収容した後、上部容器本体と下部容器本体とを結合させることにより、全体として飲料容器と同様の形状を有する容器、または自動販売機で取り扱い可能な形状を有する容器に布類を景品として収容できるため、飲料容器を取り扱い可能な自動販売機に、布類を景品として収容した容器を取り扱わせることができる。
上記考案(考案1〜4)においては、景品を収容したときに自動販売機で排出可能な質量になるように、錘を備えていることが好ましい(考案5)。
上記考案(考案5)によれば、景品を収容したときの容器と景品の合計質量が自動販売機で排出可能な質量に足りない場合でも、自動販売機においても取り扱うことができ、飲料製品と同じように排出することができる。
第五に、本考案は、自動販売機で取り扱い可能な形状を有するとともに、内容物を収容したときに自動販売機で排出可能な質量になるように、容器本体以外の部材として錘を備えたことを特徴とする容器を提供する(考案6)。
上記考案(考案6)においては、景品収容用の容器であることが好ましく(考案7)、また上記考案(考案6および7)においては、結合・分離が可能な上部容器本体と下部容器本体とを備えていることが好ましい(考案8)。また、上記考案(考案8)においては、前記上部容器本体の下部および前記下部容器本体の上部には、互いに重なり合う重合部が設けられており、前記上部容器本体の重合部と前記下部容器本体の重合部とを互いに嵌合させることにより、前記上部容器本体と前記下部容器本体とは結合・分離することが好ましい(考案9)。さらに、上記考案(考案9)においては、前記上部容器本体の重合部と前記下部容器本体の重合部とを互いに容器軸方向にスライドさせることにより、前記上部容器本体と前記下部容器本体とは結合・分離することが好ましい(考案10)。
上記考案(考案1、2、5、7〜10)においては、前記景品が布類であってもよく(考案11)、上記考案(考案3、4および11)においては、前記布類が衣服であってもよく(考案12)、上記考案(考案12)においては、前記衣服がTシャツであってもよい(考案13)。
上記考案(考案5、6〜10)においては、前記錘が環状であることが好ましく(考案14)、特に、上記考案(考案14)においては、前記錘が円筒状であることが好ましい(考案15)。また、上記考案(考案14および15)において、前記錘の外径は、容器本体内にて前記錘が位置する部分における前記容器本体の内径よりも若干小さい大きさであることが好ましく(考案16)、さらに上記考案(考案14〜16)において、前記錘の内径は、前記錘の内側に所望の収容物を保持することのできる大きさであることが好ましい(考案17)。
上記考案(考案14〜17)によれば、例えばTシャツ等の衣服を折り畳み、折り畳んだものをロール状に巻いて錘に通すことができ、その状態で容器本体に収容することができる。
上記考案(考案14〜17)において、前記錘には、シート類が挿入可能なスリットが形成されていてもよく(考案18)、上記考案(考案18)において、前記スリットは、前記錘にて2つ形成されていることが好ましい(考案19)。また、上記考案(考案19)において、前記2つのスリットは、前記環状の錘の略直径上に位置することが好ましく(考案20)、上記考案(考案18〜20)において、前記スリットは、前記錘にて垂直方向に延在していることが好ましい(考案21)。
上記考案(考案18〜21)によれば、例えば机や棚などの上に置いた錘に、写真や紙などのシート類を保持させることができる。また、上記考案(考案18〜21)において、前記錘は写真立てを構成してもよい(考案22)。
上記考案(5、6〜10、14〜22)において、前記錘の質量は、当該容器、内容物および前記錘の合計質量が400〜600gとなるように設定されることが好ましく(考案23)、さらに、上記考案(5、6〜10、14〜23)において、前記錘の質量は、100〜500gであることが好ましい(考案24)。
上記考案(考案23および24)によれば、景品を収容した容器を自動販売機においても取り扱うことができ、飲料製品と同じように自動販売機から排出することができる。
上記考案(考案14〜24)において、前記容器本体には、内方に向かって凸になった凸部が形成されており、前記錘は、前記凸部に係合することで前記容器本体内に保持されることが好ましく(考案25)、上記考案(考案25)において、前記凸部は、前記容器本体に形成された括れ部によって構成されていてもよい(考案26)。
上記考案(考案25および26)によれば、容器の重心が所望の位置にくるように、あるいは景品を安定的に収容することができるように、錘を容器内の所望の位置に保持することができる。
上記考案(考案5、9および10)において、前記錘は、環状であり、前記上部容器本体と前記下部容器本体との重なり部分の若干内側に位置することが好ましく(考案27)、上記考案(考案1、2、9および10)において、前記上部容器本体の重合部は、前記下部容器本体の重合部の内側に挿入されることが好ましい(考案28)。
上記考案(考案1〜28)においては、前記容器は、全体として、自動販売機で取り扱い可能な飲料用ペットボトルと同様の形状を有することが好ましい(考案29)。また、上記考案(考案1〜29)においては、前記容器は、キャップと、容器本体とを備えており、前記容器本体は、全体として、前記キャップが取り付けられる口部と、前記口部に連続し下方にかけて漸次拡径する肩部と、前記肩部に連続する円筒状の胴部と、前記胴部に連続する括れ部と、前記括れ部に連続し下方にかけて若干縮径する底部とを有していてもよい(考案30)。
さらに、上記考案(考案30)においては、前記容器本体は、結合・分離が可能な上部容器本体と下部容器本体とから構成され、前記上部容器本体は、前記口部、前記肩部および前記胴部を有しており、前記下部容器本体は、前記胴部、前記括れ部および前記底部を有しており、前記上部容器本体の胴部と、前記下部容器本体の胴部とが互いに重なることにより、前記上部容器本体と前記下部容器本体とは結合してもよいし(考案31)、上記考案(考案31)において、前記上部容器本体の胴部は、前記下部容器本体の胴部の内側に挿入されてもよいし(考案32)、上記考案(考案32)において、前記容器本体の円筒状の胴部の内側に、円筒状の錘が位置してもよいし(考案33)、上記考案(考案33)において、前記円筒状の錘の内側に景品が保持されていてもよい(考案34)。
上記考案(考案1〜5、8〜10、27、28、31〜34)において、前記上部容器本体は、上端において2.5〜9cm、下端において20〜80cmの面積の開口部を有しており、前記下部容器本体は、上端において20〜80cmの面積の開口部を有していてもよい(考案35)。かかる考案(考案35)によれば、上部容器本体の上端開口部から景品を入れられない場合でも、上部容器本体の下端開口部および下部容器本体の上端開口部から景品を入れることができる。
上記考案(考案1〜5、8〜10、27、28、31〜34)において、前記上部容器本体と前記下部容器本体とが重なり合う高さは、1.5〜7cmであることが好ましい(考案36)。かかる考案(考案36)によれば、上部容器本体と下部容器本体とが容易に分離してしまうことを防止することができる。
本考案に係る容器によれば、飲料製品を店頭で販売する場合のみならず、飲料製品を自動販売機にて販売する場合にも景品を配布することができる。
本考案の一実施形態に係る容器の斜視図である。 同実施形態に係る容器の分解斜視図である。 同実施形態に係る容器の正面図である。 同実施形態に係る容器の断面図(図3におけるA−A断面図)である。 同実施形態に係る容器の使用状態を示す部分断面図である。
以下、本考案の一実施形態について、図面に基づいて説明する。
図1は、本考案の一実施形態に係る容器の斜視図であり、図2は、同実施形態に係る容器の分解状態を示す斜視図であり、図3は、同実施形態に係る容器の正面図であり、図4は、同実施形態に係る容器断面図(図3におけるA−A断面図)であり、図5は、同実施形態に係る容器の使用状態を示す部分断面図である。
まず、本実施形態に係る容器1の構成を説明する。図1に示すように、本実施形態における容器1は、容器本体10と、容器本体10内に収容された錘4と、容器本体10に取り付けられたキャップ5とから構成される。そして、容器本体10は、上部容器本体2と、下部容器本体3とから構成され、容器本体10の中央近傍の胴部11において、上部容器本体2と下部容器本体3と錘4とが重なり合う構造となっている。
上部容器本体2は、図2に示すように、上から順に、口部21と、肩部22と、胴部とから構成され、胴部は、下部容器本体3と重なる重合部(上部重合部23)となっており、各部位は連続的に成形されている。
口部21は、上端に開口部を有し、キャップ5が螺着し得るようにねじ山を有する略円筒状となっている。本実施形態における口部21の上端開口部の直径は、通常の飲料用ペットボトルと同様に、1.8〜3.4cm程度であり、したがってその面積は、2.5〜9cm程度である。なお、口部21の下端部には、フランジ部211が形成されている。
肩部22は、口部21に連続し、下方にかけて漸次拡径する略円錐台状となっている。上部重合部23は、肩部22に連続する円筒状となっており、下端は開口部となっている。
下部容器本体3は、図2に示すように、上から順に、胴部と、括れ部32と、底部33とから構成され、胴部は、上部容器本体2の上部重合部23と重なる重合部(下部重合部31)となっており、各部位は連続的に成形されている。
下部重合部31は円筒状であり、上端は開口部となっている。この下部重合部31の外周面には、商品名等を示すラベル(シュリンクラベル)が装着されてもよい。
本実施形態における下部重合部31の上端開口部の直径(下部重合部31の内径)は、5〜10cm程度であり、したがってその面積は、20〜80cm程度である。なお、上部容器本体2の上部重合部23は、下部容器本体3の下部重合部31に挿入され、その状態で両者は間隙なく接するため、上部重合部23の外径は、下部重合部31の内径と略同じか、僅かに小さくなるように設定される。これにより、上部重合部23の下端開口部の面積も、20〜80cm程度となる。
括れ部32は、下部重合部31に連続し、断面が略円形状となっており、上端の断面と下端の断面は略同一径となっている。この括れ部32は、下方にかけて漸次縮径した後、再度漸次拡径しており、上下方向の略中央部分が内方に向かって最も凸になるように、括れた形状となっている。このような括れ部32があることにより、デザイン性に優れるとともに、容器1を手で掴み易くすることができ、特に、自動販売機の商品取り出し口から容器1を取り出す時に掴み易くなる。
底部33は、括れ部32に連続し、下方にかけて若干縮径する形状となっている。本実施形態における底部33には、通常の炭酸飲料用ペットボトルと同様に、窪み部332を介して5つの脚部331が形成されており、デザイン的に面白みのあるものとなっている。
ここで、上部容器本体2と下部容器本体3とが重なり合う高さは、上部重合部上部重合部23および下部重合部31の高さと略同じであり、1.5〜7cmであることが好ましい。これにより、上部容器本体2と下部容器本体3とが容易に分離してしまうことを防止することができる。
本実施形態においては、上部容器本体2および下部容器本体3の材質は、飲料容器に通常使用されるものと同じポリエチレンテレフタレート(PET)であるが、これに限られるものではなく、例えば他の材質のプラスチック製でもよいし、アルミニウムなどの金属製でもよい。上部容器本体2および下部容器本体3の厚みは、一般的な飲料容器と略同程度である。また、本実施形態における上部容器本体2および下部容器本体3は、無色透明であり、容器1内の収容物が見えるようになっている。
キャップ5は、飲料容器に通常使用されるものと同様の形状および材質となっており、上部容器本体2の口部21に螺着し得るように、内側にねじ山を有する。
錘4は、図2に示すように、円筒状となっており、上部側には2つのスリット41が垂直方向に形成されている。2つのスリット41は、錘4の上端における略直径上に位置しており、円筒高の略半分程度の長さで延びている。この2つのスリット41には、写真や紙などのシート類が挿入可能である。したがって、錘4を容器1から取り出して、机や棚などの上に置くことにより、錘4を写真立てや、メモ紙立て、カード立て等としても使用することができる。
錘4の重さは、容器1(容器本体10+錘4+キャップ5)と、容器1内に収容する収容物(本実施形態では、例えば布類等の景品)との合計質量が400〜600gになるように設定されることが好ましい。Tシャツ等の布類を通常の飲料用ペットボトルのような容器に入れた場合、布類の質量が飲料の質量よりもかなり軽いため、布類を含む容器全体の合計質量も飲料入りの容器よりもかなり軽くなる。自動販売機においてそのような容器を取り扱おうとすると、重量不足でうまく排出することができないが、布類を含む容器1全体の合計質量が上記範囲にあれば、自動販売機において通常の飲料製品と同じように排出することができる。
錘4の具体的な重さは、収容物である景品の質量によっても異なるが、景品が例えばTシャツ等の布類である場合には、100〜500gであることが好ましい。
錘4は、上部容器本体2の上部重合部23の内側に位置するため、錘4の外径は、上部重合部23の内径よりも若干小さくなるように設定される。錘4の高さおよび厚みは、錘4の質量が上記の範囲になるように適宜設定される。ただし、錘4の高さの上限は、容器本体10の胴部11(上部重合部23・下部重合部31)の高さとすることが好ましい。それを超えると、錘4が肩部22および括れ部32と干渉して、上部重合部23の下部重合部31への完全な挿入ができなくなる場合がある。錘4の厚みは、例えば約2mm程度とすることができるが、錘4の内側に所望の景品を保持することのできる大きさの内径が確保できれば、これに限られるものではない。
錘4の材質は、目的とする錘4の重さおよび形状に応じて適宜選択すればよく、例えば、鉄、ステンレススチール、真鍮、銀等の金属の他、陶器やガラス等であってもよい。
上部容器本体2と下部容器本体3とは、上部容器本体2の上部重合部23を下部容器本体3の下部重合部31の内側に挿入して容器1の軸方向にスライドさせ、互いに重なり合わせることにより、結合させることができる。この結合状態においては、外観上は、通常の飲料容器と同様の形状を有する。また、上部容器本体2の上部重合部23を下部容器本体3の下部重合部31から抜くように容器1の軸方向にスライドさせることにより、上部容器本体2と下部容器本体3とを分離させることができる。この状態にすることで、容器1の内部に錘4および景品を収容することが可能となる。
ここで、錘4を下部容器本体3に設けられた下部重合部31の内側に挿入すると、錘4の下端が、図4に示すように、下部容器本体3における括れ部32の上部の内壁321に係合することにより、錘4は、下部容器本体3の下部重合部31の内側に保持される。このようにして、錘4は、容器本体10の上下方向略中央部に位置することになるが、これにより、当該容器1を自動販売機で取り扱う際に、当該容器1の重心が好ましい位置にくる。
上記の状態で、上部容器本体2と下部容器本体3とを結合させる場合、上述の通り、錘4の外径は上部容器本体2の上部重合部23の内径よりも若干小さく、上部容器本体2に設けられた上部重合部23の外径は下部容器本体3の下部重合部31の内径と略同じか、僅かに小さいため、錘4と下部容器本体3の下部重合部31との間の空隙に、上部容器本体2の上部重合部23が挿入されることとなる。すなわち、容器1の胴部11においては、外側から、下部容器本体3の下部重合部31、上部容器本体2の上部重合部23、錘4の順に重なり合うこととなる。
実際に景品を入れて容器1を使用する方法について、図5に基づいて説明する。なお、図5では、容器本体10およびキャップ5は断面図で示され、錘4は側面図で示される。本実施形態においては、景品の一例としてTシャツ6を想定するが、景品はこれに限られるものではなく、例えば下着や水着などの他の衣服でもよいし、タオルなどの他の布類でもよいし、布類以外の製品であってもよい。
まず、Tシャツ6を折り畳み、折り畳んだTシャツ6をロール状に巻いて錘4の内側に通す。このとき、錘4は、ロール状に巻いたTシャツ6の中央部より上側になるように位置させる。
次に、錘4が下部容器本体3の下部重合部31の内側に位置するまで、錘4の下側に出ているTシャツ6、そして錘4を下部容器本体3内に挿入する。続いて、錘4と下部容器本体3の下部重合部31との間の空隙に、上部容器本体2の上部重合部23を挿入して容器1の軸方向にスライドさせ、錘4の上側に出ているTシャツ6が上部容器本体2の内部に収まるように、上部容器本体2と下部容器本体3とを結合させる。
なお、キャップ5は上部容器本体2の口部21に螺着していてもよいが、キャップ5を未装着の方が、上部容器本体2内部の空気を逃がすことができるため、上部容器本体2と下部容器本体3とを容易に結合させることができる。
上記のような状態にした後、上部容器本体2および下部容器本体3をカバーするようにシュリンクフィルムを装着することで、上部容器本体2と下部容器本体3との不測の分離を防止することができる。
以上のようにして、外観上は通常の飲料容器と同様の形状を有する容器1内にTシャツ6を収容したもの(容器本体10内に錘4およびTシャツ6を収容したもの)が得られる。このTシャツ6を収容した容器1は、自動販売機で取り扱い可能な飲料容器と同様の形状を有し、かつ、錘4によって所定の質量を有するものとなっているため、自動販売機で取り扱い可能であり、自動販売機において通常の飲料製品と同じように排出することができる。したがって、本実施形態に係る容器1によれば、飲料製品を店頭で販売する場合のみならず、飲料製品を自動販売機にて販売する場合にも景品を配布することができる。
また、本実施形態に係る容器1の容器本体10は、口部21の開口部の面積が小さくても、径の大きな胴部11において上部容器本体2と下部容器本体3とを分離することで、上部容器本体2(上部重合部23)および下部容器本体3(下部重合部31)の面積の大きい開口部から、Tシャツ6のような布類を容器本体10内に収容することができる。
以上説明した実施形態は、本考案の理解を容易にするために記載されたものであって、本考案を限定するために記載されたものではない。したがって、上記実施形態に開示された各要素は、本考案の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
例えば、容器本体部10の所望の部位、例えば、肩部22や括れ部32等には、文字や模様等が形成されていてもよい。また、容器本体部10には、有色透明または不透明の色彩が付されていてもよい。
また、景品の替わりに商品を容器1内に収容することもでき、これにより、飲料製品用の自動販売機にて所望の商品を販売することもできる。
本考案に係る容器は、飲料製品を自動販売機にて販売する場合に景品を配布するのに有用である。
1…容器
10…容器本体
11…胴部
2…上部容器本体
21…口部
211…フランジ部
22…肩部
23…上部重合部
3…下部容器本体
31…下部重合部
32…括れ部
33…底部
331…脚部
332…窪み部
4…錘
41…スリット
5…キャップ
6…Tシャツ(景品;収容物)

Claims (31)

  1. 自動販売機で取り扱い可能な形状を有するとともに、内容物を収容したときに自動販売機で排出可能な質量になるように、容器本体以外の部材として錘を備えたことを特徴とする容器。
  2. 景品収容用の容器であることを特徴とする請求項1に記載の容器。
  3. 結合・分離が可能な上部容器本体と下部容器本体とを備えていることを特徴とする請求項1または2に記載の容器。
  4. 前記上部容器本体の下部および前記下部容器本体の上部には、互いに重なり合う重合部が設けられており、
    前記上部容器本体の重合部と前記下部容器本体の重合部とを互いに嵌合させることにより、前記上部容器本体と前記下部容器本体とは結合・分離する
    ことを特徴とする請求項3に記載の容器。
  5. 前記上部容器本体の重合部と前記下部容器本体の重合部とを互いに容器軸方向にスライドさせることにより、前記上部容器本体と前記下部容器本体とは結合・分離することを特徴とする請求項4に記載の容器。
  6. 前記景品が布類であることを特徴とする請求項2に記載の容器。
  7. 前記布類が衣服であることを特徴とする請求項6に記載の容器。
  8. 前記衣服がTシャツであることを特徴とする請求項7に記載の容器。
  9. 前記錘が環状であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の容器。
  10. 前記錘が円筒状であることを特徴とする請求項9に記載の容器。
  11. 前記錘の外径は、容器本体内にて前記錘が位置する部分における前記容器本体の内径よりも若干小さい大きさであることを特徴とする請求項9または10に記載の容器。
  12. 前記錘の内径は、前記錘の内側に所望の収容物を保持することのできる大きさであることを特徴とする請求項9〜11のいずれかに記載の容器。
  13. 前記錘には、シート類が挿入可能なスリットが形成されていることを特徴とする請求項9〜12のいずれかに記載の容器。
  14. 前記スリットは、前記錘にて2つ形成されていることを特徴とする請求項13に記載の容器。
  15. 前記2つのスリットは、前記環状の錘の略直径上に位置することを特徴とする請求項14に記載の容器。
  16. 前記スリットは、前記錘にて垂直方向に延在していることを特徴とする請求項13〜15のいずれかに記載の容器。
  17. 前記錘は写真立てを構成することを特徴とする請求項13〜16のいずれかに記載の容器。
  18. 前記錘の質量は、当該容器、内容物および前記錘の合計質量が400〜600gとなるように設定されることを特徴とする請求項1〜5、9〜17のいずれかに記載の容器。
  19. 前記錘の質量は、100〜500gであることを特徴とする請求項1〜5、9〜18のいずれかに記載の容器。
  20. 前記容器本体には、内方に向かって凸になった凸部が形成されており、前記錘は、前記凸部に係合することで前記容器本体内に保持されることを特徴とする請求項9〜19のいずれかに記載の容器。
  21. 前記凸部は、前記容器本体に形成された括れ部によって構成されることを特徴とする請求項20に記載の容器。
  22. 前記錘は、環状であり、前記上部容器本体と前記下部容器本体との重なり部分の若干内側に位置することを特徴とする請求項4または5に記載の容器。
  23. 前記上部容器本体の重合部は、前記下部容器本体の重合部の内側に挿入されることを特徴とする請求項4または5に記載の容器。
  24. 前記容器は、全体として、自動販売機で取り扱い可能な飲料用ペットボトルと同様の形状を有することを特徴とする請求項1〜23のいずれかに記載の容器。
  25. 前記容器は、キャップと、容器本体とを備えており、
    前記容器本体は、全体として、前記キャップが取り付けられる口部と、前記口部に連続し下方にかけて漸次拡径する肩部と、前記肩部に連続する円筒状の胴部と、前記胴部に連続する括れ部と、前記括れ部に連続し下方にかけて若干縮径する底部とを有する
    ことを特徴とする請求項1〜24のいずれかに記載の容器。
  26. 前記容器本体は、結合・分離が可能な上部容器本体と下部容器本体とから構成され、
    前記上部容器本体は、前記口部、前記肩部および前記胴部を有しており、
    前記下部容器本体は、前記胴部、前記括れ部および前記底部を有しており、
    前記上部容器本体の胴部と、前記下部容器本体の胴部とが互いに重なることにより、前記上部容器本体と前記下部容器本体とは結合する
    ことを特徴とする請求項25に記載の容器。
  27. 前記上部容器本体の胴部は、前記下部容器本体の胴部の内側に挿入されることを特徴とする請求項26に記載の容器。
  28. 前記容器本体の円筒状の胴部の内側に、円筒状の錘が位置することを特徴とする請求項27に記載の容器。
  29. 前記円筒状の錘の内側に景品が保持されていることを特徴とする請求項28に記載の容器。
  30. 前記上部容器本体は、上端において2.5〜9cm、下端において20〜80cmの面積の開口部を有しており、前記下部容器本体は、上端において20〜80cmの面積の開口部を有していることを特徴とする請求項3〜5、22、23、26〜29のいずれかに記載の容器。
  31. 前記上部容器本体と前記下部容器本体とが重なり合う高さは、1.5〜7cmであることを特徴とする請求項3〜5、22、23、26〜29のいずれかに記載の容器。
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