JP3159772U - 金属線材の引き出し装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ループ体の形態の金属線材を収納して持ち運び自在であり、必要な長さに連続して切断することを可能とする金属線材の引き出し装置を提供する。【解決手段】内部に線材収納空間部11を構成した有底筒状の筐体3と、筐体内に回転自在に組み付けられ線材の芯材として作用するボビン部材4と、蓋体5と、引き出した線材の先端部を保持する線材ガイド部材6と、ボビン部材の回転動作を制動する制動手段7を備える。【選択図】図1

Description

本考案は、巻芯を有せずに多重に巻回して結束線や結束シール等の結束体によりループ体の形態にまとめた状態で提供される針金、銅線、アルミ線或いは樹脂被覆線等の各種線材(金属線材と称する。)を持ち運び、ループ体の形態を保持したままで必要な長さに引き出して切断等して使用することを可能とする金属線材の引き出し装置に関する。
比較的細径の各種金属線材は、部材の結束、補強等を目的として様々な作業において用いられている。例えば、養蜂業においては、養蜂箱や巣枠の手入れや補強或いは隔王板の製作等に際して必要な長さに切断した針金が大量に用いられる。また、園芸作業においても、幹や枝に巻き付けて所定の形に保持し或いは支柱等に架け渡して補強する等の作業を行うために必要な長さに切断した針金や銅線或いは樹脂被覆線等が用いられる。
金属線材は、一般に巻芯を有せずに数十センチ径で多重に巻回するとともに、円周方向の数カ所を結束体で束ねたループ体の形態で市販されている。使用者は、使用に際して金属線材を、購入したループ体から一方の先端部を探し出すとともにこれを引っ張って必要な長さに引き出し、ニッパ等により切断していた。なお、特許文献1や特許文献2には、金属線材を巻芯を有せずにループ状に巻き取る巻き取り装置の発明が記載されている。
金属線材は、ループ体の外径よりも大きな長さで切断して使用される場合に、使用者が結束材でまとめたループ体のままで先端部を無理に引き出すと部分的にループ径が縮径してカールや折り返し部位が生じてしまう。金属線材は、このために使用者が各結束部分において引き出した先端側を押し込む作業を繰り返すことにより、ループ体から捩れ等の無い状態で所定の長さに引き出されていた。かかる金属線材の引き出し作業は、極めて面倒で効率も悪く、結束部分に押し込む際に曲がり等が生じてしまうことがあった。
金属線材は、結束体を外して途中箇所での拘束を無くした状態とし、使用者が巻回方向に回しながら所定の長さまで引き出す作業も行われる。しかしながら、金属線材は、結束体を外すことによりループ体の形態がバラバラとなってしまい、その後の扱いを極めて面倒にしてしまう。さらに、金属線材においては、いずれの作業を行った場合でも、切断部位がループ体内に巻き込まれてしまいこれを探し出す手間があった。
金属線材は、結束体でまとめたループ体の形態では持ち運びが容易であるが、ループ体から所定の長さ分を引き出して使用する場合に上述した種々の問題がある。金属線材においては、このために使用者が途中箇所で適当に切断して使用することが多く、ループ体内に多数の先端部が存在することにより、長さが足りない部分や捻れ部分等が発生して全部を有効に使い切ることが無く無駄に廃棄されてしまっていた。
例えば特許文献3や特許文献4には、巻芯に多重に巻回した金属線材等を捻れや曲がり等を生じることなく連続して繰り出すことを可能とした線材繰り出し装置の発明が記載されている。これら線材繰り出し装置は、上述したように巻芯を有する線材を対象とする繰り出し装置であり、巻芯を保持して回転させることにより線材の繰り出しが行われるようにする。かかる線材繰り出し装置は、巻芯を有せずに多重に巻回して結束体によりループ体の形態にまとめた状態で提供される針金等の金属線材用に使用されない。
特開平9−136767号公報 特開平9−142741号公報 国際公開番号WO2009/025324A1号公報 特開2007−320672号公報
軽作業等に用いられる金属線材は、上述したように巻芯を有せずに多重に巻回して結束体によりループ体の形態にまとめた状態で廉価に提供される。かかる金属線材の保持装置は、廉価であるとともに、結束体を外した金属線材をループ体の形態を保持した状態で収納して持ち運び自在とするとともに、金属線材を捻りや曲げ等が生じることなく必要な長さに引き出して切断して使用することを可能とすることが要求される。しかしながら、従来では、かかる仕様を有して使い勝手のよい保持装置は提供されていない。
したがって、本考案は、ループ体の形態の金属線材を収納して持ち運び自在であり、簡易な操作により捻れや曲がりが生じることなく連続して引き出すことが可能であるとともに必要な長さに切断して使用する際に切断した先端部位を引き出した状態に保持することにより、作業性の向上、金属線材の変形防止、終端まで全部使い切り等を図る、構造簡易で取り扱いが簡便であり、廉価な金属線材の引き出し装置を提供することを目的に提案されたものである。
上述した目的を達成する本考案に係る金属線材の引き出し装置は、筐体と、ボビン部材と、蓋体と、線材ガイド部と、制動手段とを備える。金属線材の引き出し装置は、巻芯を有せずに多重に巻回して結束線や結束シールの結束体等によりループ体にまとめた形態で提供される金属線材を、結束体を取り外してループ体の形態のままで筐体の内部に装填して持ち運び自在とするとともに、ループ体の形態を保持した状態で連続して引き出すことが可能であり、先端部から必要な長さに切断し、さらに切断部位が筐体の内部へと引き込まれることなく引き出した位置に保持されるようにする。
金属線材の引き出し装置は、筐体が、円盤状の底部と筒状の外周部とからなる有底円筒形状に形成され、内部に金属線材のループ外径よりも大きな内径を有する線材収納空間部を構成するとともに外周部に線材引き出し孔を形成してなる。金属線材の引き出し装置は、ボビン部材が、線材収納空間部の内径よりも小径の円板状の基板部と、この基板部の一方主面に同一中心を以って金属線材のループ内径よりも小径に形成された嵌合筒部とからなり、筐体の線材収納空間部内に回転自在に組み付けられる。金属線材の引き出し装置は、蓋体が、筐体に対して、線材収納空間部の開口部を閉塞して組み付けられる。金属線材の引き出し装置は、線材ガイド部が、線材掛け合せ孔を有し、筐体の外周部に線材引き出し孔に対応位置して設けられる。金属線材の引き出し装置は、制動手段が、筐体の底部とボビン部材の基板部との間に配設され、ボビン部材の回転動作を制動する。
金属線材の引き出し装置においては、金属線材を、結束体を取り外してループ体の形態のままで筐体の線材収納空間部内に組み付けたボビン部材に対してその嵌合筒部を芯にして基板部上に載置するようにして線材収納空間部内に装填する。金属線材の引き出し装置においては、金属線材の先端部を筐体の線材引き出し孔に貫通させて外周部の外部へと引き出し、さらに線材ガイド部の線材掛け合せ孔に貫通させて引き出す。金属線材の引き出し装置においては、筐体に対して蓋体が、金属線材を装填した線材収納空間部の開口部を閉塞して組み付けられる。金属線材の引き出し装置においては、引き出した金属線材の先端部を線材ガイド部に絡ませて筐体内に引き込まれないようにした状態で持ち運びが可能である。
金属線材の引き出し装置においては、筐体内から、先端部を引っ張って金属線材を必要な長さに引き出すようにする。金属線材の引き出し装置においては、線材収納空間部内においてボビン部材が引っ張られた金属線材とともに回転することにより、ループ体の形態を保持した状態のままかつループ体に巻き込み方向の力を蓄勢させることなく金属線材が筐体内から円滑に引き出されるようにする。金属線材の引き出し装置においては、これにより捻れや曲がり或いはカール等を生じることなく金属線材を連続して引き出すことを可能とする。金属線材の引き出し装置においては、金属線材が引き出した状態で必要な長さに切断されるが、切断端部が筐体内に巻き込まれることは無く、次の引き出し操作や切断作業を連続して行うことを可能とする。
金属線材の引き出し装置は、筐体に対して線材ガイド部を、線材引き出し孔と線材掛け合せ孔が円周方向の位置を異にして設けるようにしてもよい。金属線材の引き出し装置においては、筐体の線材収納空間部内から引き出された金属線材が線材引き出し孔と線材掛け合せ孔の間において蛇行状態となって移動抵抗が生じるようになり、切断時において切断端部の線材収納空間部内への巻き込みが確実に防止される。
また、金属線材の引き出し装置は、線材ガイド部を、一端側を線材引き出し孔に対応位置して筐体に固定した取り付け板と、この取り付け板に設けられた線材掛け合せ孔を有する線材ガイド部材と、この線材ガイド部材を介して取り付け板の他端側に固定されて線材掛け合せ孔を貫通された線材の先端部を保持する線材保持部材とから構成してもよい。金属線材の引き出し装置は、筐体の線材収納空間部内から引き出された金属線材が線材引き出し孔と線材掛け合せ孔の間において蛇行状態となって移動抵抗が生じるようになり、切断時において切断端部の線材収納空間部内への巻き込みを防止するとともに、線材保持部材により運搬時等においても切断端部をさらに確実に保持する。
金属線材の引き出し装置は、筐体の底部の中心位置に外周ネジを有する棒状の取り付け部材を立設し、この取り付け部材によりボビン部材の位置合わせと蓋体の組み付け位置を調整するようにしてもよい。金属線材の引き出し装置は、筐体に対してボビン部材が、基板部の中心に形成した中心孔に取り付け部材を貫通して組み付ける簡易な作業により位置合わせが行われ、金属線材の引き出しに伴って円滑な回転動作が行われる。金属線材の引き出し装置は、取り付け部材に対して予め所定の高さ位置まで高さ調整ナットをねじ込んでおくことにより、中心孔に取り付け部材を貫通して筐体に組み付けられる蓋体が高さ調整ナットに突き当たって組付け位置が調整されるようにする。
金属線材の引き出し装置は、筐体の底部の中心に位置して貫通孔からなる取り付け孔を形成し、この取り付け孔に取り付け基台に固定されるクランパに設けた外周ネジを有する取り付け部材を貫通させて筐体とボビン部材と蓋体を互いに位置合わせして一体化するようにしてもよい。金属線材の引き出し装置は、取り付け基台に固定したクランパに対して、取り付け部材を筐体の取り付け孔と、筐体に組み付けたボビン部材の中心孔と、蓋体の中心孔に貫通させて先端部に止めナットをねじ込んで組み付ける。金属線材の引き出し装置は、クランパに設けた取り付け部材を介して筐体とボビン部材と蓋体を互いに位置合わせして一体化するとともに取り付け基台に取り付ける。
金属線材の引き出し装置は、制動手段を、筐体の底部に円周方向に配列して貼着した短冊状の不織布や弾性材からなる制動部材により構成してもよい。金属線材の引き出し装置は、かかる制動部材により金属線材の引き出し操作に伴うボビン部材の回転動作が規制され、線材収納空間部内において金属線材がループ体の形態を安定した状態に保持される。
本考案に係る金属線材の引き出し装置によれば、筐体とボビン部材と蓋体と線材ガイド部材と制動手段とを備える簡易な構造で廉価に製造することが可能であり、巻芯を有せずループ体の形態で提供される金属線材を収納して持ち運び自在であるとともにループ体の形態を崩さずに保管することが可能である。金属線材の引き出し装置によれば、軽微な力で先端部を引っ張ることにより筐体内から金属線材が捻れや曲がり或いはカール等を生じることなく連続して引き出すことが可能であるとともに、必要な長さで切断した後に切断部位が筐体内部に巻き込まれることも無い。金属線材の引き出し装置によれば、作業性を大幅に向上させるとともに金属線材を終端まで全部使い切りすることを可能とする。
本考案の第1の実施の形態として示す金属線材の引き出し装置の分解斜視図である。 同引き出し装置の断面図である。 同引き出し装置の要部斜視図である。 本考案の第2の実施の形態として示す金属線材の引き出し装置の分解斜視図である。
以下、本考案の実施の形態として示す金属線材の引き出し装置(引き出し装置)1について、図面を参照して詳細に説明する。引き出し装置1は、巻芯を有せず多重に巻回して図示しない結束線や結束シール等の結束材によりループ体の形態で提供される金属線材2を、結束体を取り外して内部にループ体の形態のままで装填して持ち運び自在とするとともに保管する。引き出し装置1は、金属線材2を、先端部2Aを引っ張って内部から連続して引き出すとともに所定の目的に必要な長さで切断して使用されるようにする。
引き出し装置1は、図1及び図2に示すように、筐体3と、金属線材2の芯材として作用するボビン部材4と、蓋体5と、線材ガイド部を構成する線材ガイド部材6と、ボビン部材4の回転動作を制動する制動手段を構成する複数の制動部材7と、筐体3とボビン部材4と蓋体5を位置決めして一体化する軸状の取り付け部材8とを備える。引き出し装置1は、筐体3が、金属材や合成樹脂材を素材として、円盤状の底部9と、この底部9の外周縁に沿って全周に亘って立ち上がり形成された円筒形状の外周部10とからなる有底円筒形状を呈して形成される。筐体3は、底部9と外周部10に囲まれた内部空間が、上方の開口部から結束体を取り外したループ体の形態の金属線材2を装填する線材収納空間部11を構成する。
筐体3は、底部9が、図2に示すように金属線材2のループ外径よりも大きな外径の円盤状に形成される。底部9には、中心位置に厚み方向に貫通して取り付け孔12が形成され、この取り付け孔12に一端部を固定して詳細を後述する取り付け部材8を立設する。底部9には、取り付け孔12を中心として放射状に配列された詳細を後述する複数の制動部材7が、円周方向に等間隔に位置して接合される。
筐体3は、外周部10が、図2に示すように金属線材2のループ体の厚み(高さ)よりも大きな高さを以って形成される。外周部10には、厚み方向に貫通して短軸方向の開口幅が金属線材2の線径よりも大きな高さ方向の長孔からなる線材引き出し孔13が形成される。線材引き出し孔13は、線材収納空間部11内に装填した金属線材2の先端部2Aを外方へと引き出す。線材引き出し孔13は、高さ方向の長孔とすることにより、金属線材2の先端部2Aを引き出す作業が容易に行われるようにする。
なお、筐体3は、線材引き出し孔13を外周部10に金属線材2の線径よりも大径の貫通孔として形成すればよく、この線材引き出し孔13が長孔形状に限定されないことは勿論である。また、筐体3は、線材引き出し孔13を筐体3の外周部10に1個を形成したが、例えば円周方向に位置を異にして複数個を形成してもよい。筐体3は、携帯性を図るために、外周部10に携帯時に把持する手持ち用の把手を設けるようにしてもよい。さらに、筐体3は、機械的剛性を損なわない範囲で、底部9や外周部10に適宜肉盗みスリットを形成して軽量化を図るようにしてもよい。
引き出し装置1は、ボビン部材4が、図1に示すように金属材や合成樹脂材を素材とした一体の基板部14と嵌合筒部15とからなる。ボビン部材4は、基板部14が、図2に示すように筐体3の線材収納空間部11の内径よりも小径の円板体からなる。ボビン部材4には、基板部14の中心位置に、筐体3の底部9に立設した取り付け部材8の外径よりも大径の中心孔16が形成される。ボビン部材4は、後述するように中心孔16に取り付け部材8が貫通することにより、筐体3の線材収納空間部11内に対して位置合わせされて組み付けられる。
ボビン部材4は、嵌合筒部15が、基板部14の一方主面に同一中心を以って立ち上がり形成された円筒部位により構成される。ボビン部材4は、嵌合筒部15が、その外径を金属線材2のループ内径よりも小径に形成されるとともに筐体3の外周部10よりも小さな高さで形成される。ボビン部材4は、嵌合筒部15に、金属線材2の外部へと引き出される先端部2Aと反対側の他端部2Bを貫通させて掛け止めするための貫通孔17が形成される。
ボビン部材4は、筐体3に対して、その底部9に立設した取り付け部材8を中心孔16に貫通させて線材収納空間部11内に組み付けられる。ボビン部材4は、上述したように底部9の中心に形成した取り付け孔12に下端を固定することにより立設した取り付け部材8を基板部14の中心に形成した中心孔16に貫通させて組み付けることにより、筐体3に対して位置決めされる。ボビン部材4は、筐体3に対して、基板部14の底面を制動部材7上に載せた状態で、線材収納空間部11内に組み付けられる。
ボビン部材4には、結束体を取り外したループ体の金属線材2が、線材収納空間部11内に装填されて嵌合筒部15を芯にして基板部14上に載置するようにして組み付けられる。ボビン部材4は、金属線材2の他端部2Bを貫通孔17から嵌合筒部15の内部へと導いて掛け止めする。ボビン部材4は、無芯ループ体の金属線材2を組み付けることにより、嵌合筒部15が外周部に金属線材2を多重に巻回した芯部を構成するとともに基板部14が一方側面のフランジ部を構成して金属線材2を保持する。
ボビン部材4は、嵌合筒部15に金属線材2の他端部2Bを掛け止めする貫通孔17を形成したが、必須の構成では無い。また、ボビン部材4は、貫通孔17について嵌合筒部15に複数個を形成することにより金属線材2の他端部2Bを適宜の位置で掛け止めすることを可能としてもよい。ボビン部材4は、機械的剛性を損なわない範囲で、基板部14や嵌合筒部15に適宜肉盗みスリットを形成することにより、軽量化を図るようにしてもよい。
ボビン部材4は、円盤状の基板部14に筒状の嵌合筒部15を形成したが、例えば基板部14に放射状に配列して多数個の短冊状部位を形成し、これら短冊状部位を同一円周上に筒状体をなすように折り曲げて外周部に金属線材2を嵌合する嵌合筒部を構成するようにしてもよい。ボビン部材4は、例えば合成樹脂材を素材とする場合に、立体形状の基板部14と嵌合筒部15が一体に形成される。
引き出し装置1は、蓋体5が、金属材や合成樹脂材を素材として図1及び図2に示すように筐体3の外周部10とほぼ同径の円盤状に形成される。蓋体5には、中心位置に、取り付け部材8を貫通させる貫通孔18が形成される。蓋体5は、線材収納空間部11内にボビン部材4を組み付けた筐体3に対して、取り付け部材8を貫通孔18に貫通させて組み付けることにより、線材収納空間部11の開口部を閉塞する。なお、蓋体5も、機械的剛性を損なわない範囲で、適宜肉盗みスリットを形成することにより、軽量化を図るようにしてもよい。
引き出し装置1は、線材ガイド部材6が、金属材や合成樹脂材を素材として図1及び図3に示すように水平な基部19と、この基部19の先端部を垂直に折曲した線材掛け止め部20とから構成される。線材ガイド部材6には、線材掛け止め部20に線材掛け合せ孔21が形成される。
線材ガイド部材6は、基部19が、その一端側を線材引き出し孔13を形成した部位に対応位置して筐体3の底面或いは外周部10に固定される。線材ガイド部材6は、筐体3に対して、図3に示すように線材掛け止め部20が線材引き出し孔13の外方で円周方向に位置をズラして対向するようにして固定される。線材ガイド部材6には、線材引き出し孔13に対して円周方向に位置をズラして線材掛け合せ孔21が形成される。
線材ガイド部材6は、筐体3の線材収納空間部11内から線材引き出し孔13を介して引き出した金属線材2の先端部2Aが線材掛け合せ孔21を貫通して引き出されるようにする。線材ガイド部材6は、線材引き出し孔13と線材掛け合せ孔21の間において、図3に示すように先端部2Aを蛇行状態とする。線材ガイド部材6は、線材引き出し孔13と線材掛け合せ孔21の開口縁で先端部2Aが擦れることにより金属線材2に移動方向に対して抵抗を生じさせて、後述する切断時において切断端部が線材収納空間部11内に巻き込まれないようにする。
引き出し装置1は、制動部材7として、摩擦抵抗の大きな素材、例えばフェルト等の不織布或いはゴムや合成ゴム等の弾性材、合成樹脂材等を素材として短冊状に形成された部材が用いられる。制動部材7は、筐体3の底部9上に、取り付け孔12を囲んで円周方向に配列して貼着される。制動部材7は、上述したように筐体3にボビン部材4を組み付けた状態において底部9と基板部14との間に介在し、線材収納空間部11内においてボビン部材4の回転動作を規制する。
制動部材7は、後述するように金属線材2を引き出し操作することにより線材収納空間部11内において回転するボビン部材4を制動する。制動部材7は、ボビン部材4が勢いよく回転することにより線材収納空間部11内において金属線材2のループ形態が崩れるいわゆる暴れ現象の発生を防止する。制動部材7は、持ち運び時等において、線材収納空間部11内においてボビン部材4が正逆回転して金属線材2が次第に緩み出してループ形態が崩れることを防止する。
制動部材7については、上述した部材に限定されず、例えば上述した素材によりリング状に形成した1枚のシート材であってもよい。また、制動部材7は、筐体3の底部9上に貼着したが、ボビン部材4の基板部14側に設けるようにしてもよい。なお、引き出し装置1は、制動部材7に代えて相対する筐体3の底部9或いはボビン部材4の基板部14の少なくともいずれか一方を粗面に形成することにより、ボビン部材4の回転動作を制動する制動手段を構成するようにしてもよい。
引き出し装置1は、取り付け部材8が、筐体3の外周部10よりも長軸でありかつ外周ネジが形成された棒状部材からなり、上述したように筐体3の底部9に形成した取り付け孔12に下端部を固定されて立設される。取り付け部材8は、線材収納空間部11内に組み付けられるボビン部材4の基板部14に形成した中心孔16に貫通することにより、筐体3に組み付けられるボビン部材4を位置合わせする。取り付け部材8は、線材収納空間部11の開口部を閉塞して筐体3に組み付けられる蓋体5の貫通孔18に貫通することにより、筐体3に対して蓋体5を位置合わせする。
取り付け部材8には、筐体3に蓋体5を組み付けた状態でその貫通孔18を貫通した先端部から蝶ナット22がねじ込まれることにより、蓋体5が固定されるようにする。取り付け部材8には、蓋体5を組み付ける前に筐体3にボビン部材4を組み付けた状態で、先端部から一対の止めナット23A、23Bがねじ込まれる。取り付け部材8は、止めナット23A、23Bを外周部10と同等の高さ位置までねじ込むことにより、蓋体5の高さ位置を規定する。なお、一対の止めナット23A、23Bは、いわゆるダブルナットにより、ストッパ等を不要として取り付け部材8に対してねじ込み位置を規定される。
なお、取り付け部材8は、蓋体5を位置決めする止めナット23A、23Bを必須の構成とするものでは無い。取り付け部材8は、例えば蓋体5の貫通孔18の外径よりも太径部位と、外周ネジを形成した貫通孔18を貫通する小径部位とからなる段付き部材により構成してもよい。
以上のように構成した引き出し装置1においては、上述したように筐体3に対してボビン部材4が、取り付け部材8を中心孔16に貫通させて線材収納空間部11内に組み付ける。引き出し装置1においては、結束体を取り外した金属線材2を、ボビン部材4の嵌合筒部15を芯にして線材収納空間部11内に装填する。引き出し装置1においては、金属線材2の他端部2Bをボビン部材4の貫通孔17に掛け止めするとともに、先端部2Aを筐体3の線材引き出し孔13から外部へと引き出す。引き出し装置1においては、引き出した金属線材2の先端部2Aを線材ガイド部材6の線材掛け合わせ孔21に貫通させて引き出す。
引き出し装置1においては、取り付け部材8の先端部から止めナット23A、23Bを所定位置までねじ込む。引き出し装置1においては、取り付け部材8の先端部を貫通孔18に貫通させ、線材収納空間部11の開口部を閉塞して筐体3に対して蓋体5を組み付ける。引き出し装置1においては、取り付け部材8の先端部から蝶ナット22をねじ込んで筐体3に対して蓋体5を固定する。
引き出し装置1においては、底部9と基板部14との間に介在する制動部材7がボビン部材4の回動を規制するとともに、筐体3の線材引き出し孔13と線材ガイド部材6の線材掛け合わせ孔21との間で蛇行されることにより金属線材2の先端部2Aを引き出した位置において保持する。引き出し装置1においては、持ち運びしても筐体3内においてボビン部材4が回転することは無く、金属線材2の先端部2Aが巻き込まれることは無い。
引き出し装置1においては、使用者が、金属線材2の先端部2Aを引っ張って筐体3内から必要な長さ分の金属線材2を引き出す操作が行われる。引き出し装置1においては、線材収納空間部11内においてボビン部材4が金属線材2とともに回転し、金属線材2のループ体の形態を保持するとともにループ体に巻き込み方向の力を蓄勢させることなく筐体3内から円滑に引き出されるようにする。引き出し装置1においては、捻れや曲がり或いはカール等を生じることなく金属線材2を連続して引き出すことを可能とする。
引き出し装置1においては、使用者により、引き出した金属線材2を所定の長さに切断する操作が行われる。引き出し装置1においては、上述したようにループ体に巻き込み方向の力が蓄勢されておらずまた制動部材7によりボビン部材4が制動されているため、金属線材2の切断端部が筐体内に巻き込まれることは無く、次の引き出し操作や切断作業を連続して行うことを可能とする。引き出し装置1においては、必要な長さに切断された金属線材2を効率よく製作することを可能とさせ、作業性を大幅に向上させる。引き出し装置1においては、金属線材2をループ体を保持した状態で終端まで全部使い切りすることを可能とする。
本考案の第2の実施の形態として図4に示した引き出し装置30は、筐体3とボビン部材4と蓋体5とを備える基本的な構成を引き出し装置1と同様とし、結束体を取り外した金属線材2を内部にループ体の形態のままで装填して持ち運び自在とするとともに保管する。引き出し装置30は、引き出し装置1と相対する部位について同一符号を付すことにより詳細な説明を省略する。
引き出し装置30は、クランパ31により取り付け基台32に固定した状態で使用することが可能である。クランパ31は、市販品と同等であり、支柱33Aの上下端部に相対して一体に形成したベース33B及び受け板33Cとからなるコ字状のブラケット部材33と、ベース33Bに形成したネジ孔にねじ込まれハンドルレバー34により上下方向に移動されるネジ部材35と、このネジ部材35の上端に固定された皿状のクランピングプレート36等により構成される。クランパ31は、受け板33Cとクランピングプレート36との間に取り付け基台32を挟み込み、ハンドルレバー34を回してベース33Bに対してネジ部材35をねじ上げることにより取り付け基台32に固定される。
クランパ31には、ブラケット部材33の受け板33Cに取り付け部材37が立設される。取り付け部材37は、上述した取り付け部材8に対応する部材であり、筐体3の外周部10よりも長軸でありかつ外周ネジが形成された棒状部材からなる。取り付け部材37は、引き出し装置30が取り付け基台32に固定したクランパ31に対して、筐体3の取り付け孔12と、筐体3に組み付けたボビン部材4の中心孔16と、蓋体5の貫通孔18を貫通して先端部に止めナット23をねじ込むことにより組み付けられるようにする。取り付け部材37は、筐体3とボビン部材4と蓋体5を互いに位置合わせして一体化するとともに、引き出し装置30をクランパ31を介して取り付け基台32に取り付ける。
引き出し装置30は、筐体3の底部9に、複数個のクッション材中心に位置して貫通孔からなる取り付け孔12が形成される。筐体3には、底面側に複数個のクッション材38が貼り付けられる。引き出し装置30は、クランパ31を介して取り付け基台32に取り付けた状態において、クッション材38が取り付け基台32の表面の凹凸を吸収して安定した状態で取り付けられるようになる。
引き出し装置30は、ボビン部材4の基板部14にネジ孔を形成し、これらネジ孔に例えば蝶頭ボルト39をねじ込んで取り付ける。引き出し装置30は、ボビン部材4に組み付けた金属線材2の他端部2Bを貫通孔17から嵌合筒部15の内部へと導き、蝶頭ボルト39のいずれか1個を選択して掛け止めする。なお、引き出し装置30は、ボビン部材4の基板部14に小ネジを立設し、この小ネジに蝶ナットをねじ込むようにしてもよい。
引き出し装置30は、筐体3に設けて金属線材2の一端部を引き出した状態に保持する線材ガイド部40を、取り付け板41と、線材ガイド部材42と、線材保持部材43とから構成する。線材ガイド部40は、取り付け板41が、一端側を線材引き出し孔13に対応位置させて筐体3から突出するようにして固定される。線材ガイド部40は、線材ガイド部材42が取り付け板41の上面に取り付けたL字状の部材からなり、線材引き出し孔13に対して円周方向に位置をズラして線材掛け合せ孔42Aが形成される。
線材ガイド部40は、線材保持部材43が、線材ガイド部材42を介して取り付け板41の他端側に固定され全体逆へ字状に折曲された部材からなる。線材保持部材43は、線材ガイド部材42の線材掛け合せ孔42Aと軸線をズラした状態で、先端部を上方に浮かせて取り付け板41に固定される。線材ガイド部40は、筐体3の線材収納空間部11内から引き出した金属線材2の先端部2Aを線材引き出し孔13と線材掛け合せ孔42Aの間において蛇行状態となるように導き、さらに線材掛け合せ孔42Aから線材保持部材43の先端部と取り付け板41との間に挟み込むようにして引き出す。
引き出し装置30においては、上述したように線材引き出し孔13と線材掛け合せ孔42A間において蛇行状態となるように導くことで移動抵抗を生じさせるとともに、線材保持部材43の先端部と取り付け板41との間に挟み込んで保持する。引き出し装置30においては、線材ガイド部40により金属線材2の先端部2Aを、切断時において切断端部が線材収納空間部11内に巻き込まれることを防止するとともに、運搬時等においても先端部2Aをさらに確実に保持する。
引き出し装置30においては、上述したクランパ31により取り付け基台32に固定されることにより安定した姿勢に保持されることで、金属線材2の切断作業が効率よく行われる。引き出し装置30においては、使用者により、金属線材2の先端部2Aを保持した線材保持部材43の先端部と取り付け板41から取り外して引っ張り操作して筐体3内から必要な長さ分の金属線材2を引き出す操作が行われる。引き出し装置30においても、線材収納空間部11内においてボビン部材4が金属線材2とともに回転し、金属線材2のループ体の形態を保持するとともにループ体に巻き込み方向の力を蓄勢させることなく筐体3内から円滑に引き出されるようにする。引き出し装置301においても、捻れや曲がり或いはカール等を生じることなく金属線材2を連続して引き出すことを可能とする。
引き出し装置30においても、使用者により、引き出した金属線材2を所定の長さに切断する操作が行われる。引き出し装置1においては、上述したようにループ体に巻き込み方向の力が蓄勢されておらずまた制動部材7によりボビン部材4が制動されているため、金属線材2の切断端部が筐体内に巻き込まれることは無く、次の引き出し操作や切断作業を連続して行うことを可能とする。引き出し装置30においても、必要な長さに切断された金属線材2を効率よく製作することを可能とさせ、作業性を大幅に向上させる。引き出し装置30においては、金属線材2をループ体を保持した状態で終端まで全部使い切りすることを可能とする。
本考案は、上述した実施の形態に限定されるものでは無く、実用新案登録請求の範囲及びその主旨を逸脱することなく、構成要件について様々な変更、置換が行われることは勿論である。
1 金属線材の引き出し装置、2 金属線材、3 筐体、4 ボビン部材、5 蓋体、6 線材ガイド部材、7 制動部材、8 取り付け部材、9 底部、10 外周部、11 線材収納空間部、12 取り付け孔、13 線材引き出し孔、14 基板部、15 嵌合筒部、16 中心孔、17 貫通孔、18 貫通孔、19 基部、20 線材掛け止め部、21 線材掛け止め孔、22 蝶ナット、23 止めナット、30 引き出し装置、31 クランパ、32 取り付け基台、33 ブラケット部材、37 取り付け部材、40 線材ガイド部、41 取り付け板、42 線材ガイド部材、43 線材保持部材

Claims (6)

  1. 巻芯を有せず多重に巻回されて結束体によりループ体にまとめた形態で提供される金属線材を収納して持ち運び自在とし、ループ体の形態を保持した状態で先端部から連続して引き出すとともに、切断部位が保持されるようにする金属線材の引き出し装置であり、
    円盤状の底部と筒状の外周部とからなる有底円筒形状に形成され、内部に上記金属線材のループ外径よりも大きな内径を有する線材収納空間部を構成するとともに、上記外周部に線材引き出し孔を形成してなる筐体と、
    上記線材収納空間部の内径よりも小径の円板状の基板部と、この基板部の一方主面に同一中心を以って上記金属線材のループ内径よりも小径に形成された嵌合筒部とからなり、上記筐体の上記線材収納空間部内に回転自在に組み付けられるボビン部材と、
    上記筐体に対して、上記線材収納空間部の開口部を閉塞して組み付けられる蓋体と、
    線材掛け合せ孔を有して上記筐体の上記外周部に上記線材引き出し孔に対応位置して設けられた線材ガイド部と、
    上記筐体の上記底部と上記ボビン部材の上記基板部との間に配設され、上記ボビン部材の回転動作を制動する制動手段
    を備え、
    上記結束体を取り外した上記金属線材を、上記筐体の上記線材収納空間部内に組み付けた上記ボビン部材に対して上記嵌合筒部を芯にして上記基板部上に載置するようにして上記線材収納空間部内に装填し、その先端部を上記筐体の上記線材引き出し孔から上記外周部の外側へと引き出すとともに上記線材ガイド部の上記線材掛け合せ孔に掛け合わせた状態で引き出し操作が行われるようにする金属線材の引き出し装置。
  2. 上記線材ガイド部が、上記筐体に対して、上記線材掛け合せ孔を上記線材引き出し孔に対して円周方向に位置をズラして設けられる請求項1に記載の金属線材の引き出し装置。
  3. 上記線材ガイド部が、一端側を上記線材引き出し孔に対応位置して上記筐体に固定された取り付け板と、この取り付け板に設けられた上記線材掛け合せ孔を有する線材ガイド部材と、この線材ガイド部材を介して上記取り付け板の他端側に固定されて上記線材掛け合せ孔を貫通された上記線材の先端部を保持する線材保持部材とから構成される請求項1又は請求項2に記載の金属線材の引き出し装置。
  4. 上記筐体の上記底部の中心位置に外周ネジを有する取り付け部材を立設し、
    上記取り付け部材が、上記ボビン部材の上記基板部の中心に形成した中心孔を貫通することにより上記筐体に対して組み付けられる上記ボビン部材の位置合わせを行い、
    上記蓋体の中心に形成した中心孔を貫通する先端部に止めナットがねじ込まれることにより上記筐体に対して上記開口部を閉塞して組み付けられ上記蓋体を、ねじ込んだ高さ調整ナットにより組付け位置が調整されるようにする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の金属線材の引き出し装置。
  5. 上記筐体の上記底部に、中心に位置して貫通する取り付け孔を形成し、
    取り付け基台に固定されるクランパに設けた外周ネジを有する取り付け部材が、上記取り付け孔と上記筐体に組み付けられる上記ボビン部材の上記基板部の中心に形成した中心孔と上記蓋体の中心に形成した中心孔を貫通して先端部に止めナットがねじ込まれることにより、
    上記筐体と上記ボビン部材と上記蓋体を互いに位置合わせして一体化し、上記クランパにより上記取り付け基台に取り付ける請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の金属線材の引き出し装置。
  6. 上記制動手段が、上記筐体の上記底部に円周方向に配列して貼着した短冊状の不織布や弾性材から構成される請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の金属線材の引き出し装置。
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