JP3159624U - 換気口装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】火災が発生すると換気路を自動的に閉鎖する防火ダンパーを備えた換気口装置において、関連部品を着脱自在として、点検や復旧の作業性を改善した防火ダンパーを提供する。【解決手段】両端が開口され、外壁設置用のフランジ3が室外側開口部に設けられた筒状のフレーム1と、所定の作動温度に達すると温度ヒューズ12が溶解してダンパー板9A,9Bの保持が解除され、コイルバネ10の付勢力によりダンパー板9A,9Bが支持ピン8回りに回動してフレーム1を閉鎖する防火ダンパー16とを備えた換気口装置において、防火ダンパー16のダンパーフレーム7は、フレーム1の室内側開口部に着脱自在に連結されるようにする。【選択図】図1

Description

この考案は、火災が発生すると換気路を自動的に閉鎖する防火ダンパーを備えた換気口装置の分野に係るものである。
換気口装置は、建物の壁に設置され、室外から室内までの風道として形成された換気路を通じて、室外の空気と室内の空気とを循環させるためのものである。このことにより、結露やカビの発生・熱気や悪臭の澱みなどを防いで室内の空気を衛生的に保ち、快適な住環境の提供・建物の長寿命化を図ることができる。建物の高気密化・高断熱化が進んでいる現在、換気口装置の必要性はますます高まっている。
この換気口装置には、例えば建築基準法第64条により、隣の建物と近接するときなど一定の場合に、防火ダンパーの設置が義務づけられている。防火ダンパーは、通常は換気を妨げないように換気路内で保持されているが、火災が発生すると換気路を自動的に閉鎖して遮炎・遮煙機能を発揮し、火災の被害を最小限に食い止める。建物が密集して建てられることの多い我が国では、防火ダンパーは非常に重要な防災設備である。
従来の換気口装置のメーカーは、防火ダンパーの要/不要いずれの場合にも対応すべく、防火ダンパーを備えたものと、防火ダンパーを備えていないものと、2種類の仕様の換気口装置を在庫として用意しておく必要があり、在庫管理上のコストが嵩む要因となっていた。このコストは、換気口装置の本体を共通パーツ化するとともに、防火ダンパーを別パーツ化することにより、軽減することができる。防火ダンパーを別パーツ化した換気口装置としては、例えば次のようなものが開示されている。
図9は従来の換気口装置の構成を示す図であり、特許文献1に開示されている。
図9において、101はフレーム、102は換気路、103はフランジ、104はベントキャップ、105はネジ止め板、106は円板、107はダンパーフレーム、108は支持ピン、109A,109Bはダンパー板、110はコイルバネ、111はネジ、112は温度ヒューズ、113はベントキャップ換気路、114は爪、116は防火ダンパー、117はネジである。
図9の換気口装置では、換気路102を室外側から覆うベントキャップ104と防火ダンパー116とを一体にして構成している。ベントキャップ104はフレーム101に対して着脱自在なので、防火ダンパー116も同様に着脱自在となっている。このように、防火ダンパー116が別パーツ化されているので、現場対応が容易になり、在庫管理のコストを軽減できる。また、防火ダンパー116が着脱自在なので、防火ダンパー116の点検や復旧を行う際の作業性も改善される。
特開平7−39596号公報
従来の換気口装置は以上のように構成されているので、室外側で防火ダンパーを着脱するため、高層ビルの壁に設置された場合には、バルコニーのような場所で脚立に上るなどの危険な作業をしなければならず、防火ダンパーの点検や復旧を行いにくいという課題があった。
この考案は、以上の課題を解決するためになされたものであり、高層ビルの壁に設置された場合であっても、バルコニーのような場所で脚立に上るなどの危険な作業をすることなく、点検や復旧を容易に行うことが可能な換気口装置を提供することを目的とする。
請求項1記載の換気口装置は、両端が開口され、外壁設置用のフランジがその一端に設けられた筒状のフレームと、所定の温度に達すると前記フレームを閉鎖する防火ダンパーとを備えた換気口装置において、前記防火ダンパーは、前記フレームの他端に着脱自在に連結されるようにしたものである。
請求項2記載の換気口装置は、フレームの他端に防火ダンパーを連結する際の位置決めをするための一対の遊嵌係合部を前記フレームの他端および前記防火ダンパーにそれぞれ備えるとともに、前記フレームの他端または前記防火ダンパーの周縁部を弾性力により押圧付勢する弾性係合部を前記防火ダンパーまたは前記フレームの他端の少なくともいずれか一方に備えるようにしたものである。
請求項3記載の換気口装置は、遊嵌係合部は、フレームの他端および防火ダンパーの周縁部であって、前記フレームおよび前記防火ダンパーの中心軸を含む水平面よりも上側に備えられ、弾性係合部は、前記フレームの他端または前記防火ダンパーの周縁部であって、前記水平面よりも下側に備えられるようにしたものである。
請求項4記載の換気口装置は、遊嵌係合部および弾性係合部は、フレームの他端および防火ダンパーの周縁部であって、その最上部および最下部を除く位置にそれぞれ備えられるようにしたものである。
請求項5記載の換気口装置は、遊嵌係合部は、フレームの他端および防火ダンパーの周縁部にそれぞれ備えられ、互いに遊嵌係合する一対の爪と孔とから構成されるようにしたものである。
請求項6記載の換気口装置は、爪は、フレームの他端または防火ダンパーの一部を折り曲げて形成されるようにしたものである。
請求項7記載の換気口装置は、弾性係合部は、フレームの他端または防火ダンパーの一部に切り込みを入れて折り曲げた板バネとするようにしたものである。
請求項1記載の換気口装置によれば、両端が開口され、外壁設置用のフランジがその一端に設けられた筒状のフレームと、所定の温度に達すると前記フレームを閉鎖する防火ダンパーとを備えた換気口装置において、前記防火ダンパーは、前記フレームの他端に着脱自在に連結されるようにしたので、室内側開口部にあたるフレームの他端側において防火ダンパーを着脱できるようになり、高層ビルの壁に設置された場合であっても、バルコニーのような場所で脚立に上るなどの危険な作業をすることなく、室内側において防火ダンパーの点検や復旧を容易に行うことができるという効果が得られる。また、ガラリなどの他の構成要素を着脱することなく、防火ダンパーだけを着脱できるため、点検や復旧の際の作業性を改善できるという効果が得られる。さらに、換気口装置の本体と防火ダンパーとを在庫として用意しておけば、防火ダンパーの有無を簡単に仕様変更できるようになり、顧客からの様々な注文に対してもより少ない在庫で素早く対応できるという効果が得られる。
請求項2記載の換気口装置によれば、フレームの他端に防火ダンパーを連結する際の位置決めをするための一対の遊嵌係合部を前記フレームの他端および前記防火ダンパーにそれぞれ備えるとともに、前記フレームの他端または前記防火ダンパーの周縁部を弾性力により押圧付勢する弾性係合部を前記防火ダンパーまたは前記フレームの他端の少なくともいずれか一方に備えるようにしたので、遊嵌係合部および弾性係合部という簡単な構成により防火ダンパーを着脱できるという効果が得られる。
請求項3記載の換気口装置によれば、遊嵌係合部は、フレームの他端および防火ダンパーの周縁部であって、前記フレームおよび前記防火ダンパーの中心軸を含む水平面よりも上側に備えられ、弾性係合部は、前記フレームの他端または前記防火ダンパーの周縁部であって、前記水平面よりも下側に備えられるようにしたので、弾性係合部が外れかかっても、フレームと防火ダンパーとを連結し直す方向に重力が作用するため、フレームと防火ダンパーとの連結を外れにくくすることができるという効果が得られる。
請求項4記載の換気口装置によれば、遊嵌係合部および弾性係合部は、フレームの他端および防火ダンパーの周縁部であって、その最上部および最下部を除く位置にそれぞれ備えられるようにしたので、防火ダンパーの構成の障害となることなく、遊嵌係合部および弾性係合部を形成できるという効果が得られる。
請求項5記載の換気口装置によれば、遊嵌係合部は、フレームの他端および防火ダンパーの周縁部にそれぞれ備えられ、互いに遊嵌係合する一対の爪と孔とから構成されるようにしたので、遊嵌係合部を簡単に形成できるという効果が得られる。
請求項6記載の換気口装置によれば、爪は、フレームの他端または防火ダンパーの一部を折り曲げて形成されるようにしたので、遊嵌係合部を簡単に形成できるという効果が得られる。
請求項7記載の換気口装置によれば、弾性係合部は、フレームの他端または防火ダンパーの一部に切り込みを入れて折り曲げた板バネとするようにしたので、弾性係合部を簡単に形成できるという効果が得られる。
この考案の実施の形態1による換気口装置の構成を示す図である。 この考案の実施の形態1による換気口装置の構成を示す図である。 この考案の実施の形態1による換気口装置の防火ダンパー着脱構成を説明するための図である。 この考案の実施の形態1による換気口装置の防火ダンパー着脱構成を説明するための図である。 この考案の実施の形態1による換気口装置の防火ダンパー着脱構成を説明するための図である。 この考案の実施の形態1による換気口装置の効果を説明するための図である。 この考案の実施の形態1による換気口装置の防火ダンパー着脱構成の変形例を説明するための図である。 この考案の実施の形態1による換気口装置の防火ダンパー着脱構成の変形例を説明するための図である。 従来の換気口装置の構成を示す図である。
以下、図面を参照しつつ、この考案の実施の形態について詳細に説明する。なお、各図面では、同一の構成または相当する構成については同一の符号を付す。
実施の形態1.
図1,図2はこの考案の実施の形態1による換気口装置の構成を示す図である。図1(a),図1(b),図1(c)はそれぞれ防火ダンパーを装着する前の換気口装置の正面図、断面図、上面図である。また、図2は防火ダンパーを装着した後の換気口装置の断面図である。
図1,図2において、1は両端に開口部を有する筒状のフレーム、2は室外から室内までの間に形成されたフレーム1の換気路、3はフレーム1の一端である室外側開口部に設けられたフランジ、4はフランジ3に設けられた格子状のガラリである。
また、図1,図2において、7はフレーム1の他端である室内側開口部に対し着脱自在に連結されるダンパーフレーム、8はダンパーフレーム7の内周側に突設された支持ピン、9A,9Bは支持ピン8を軸とする2枚のダンパー板、10はダンパー板9A,9Bを付勢するコイルバネ、12は換気路2が所定の作動温度に達すると溶解する温度ヒューズ、14は温度ヒューズ12の爪、15はダンパー板9A,9Bの凹部、16は防火ダンパーである。
フレーム1はフランジ3をネジ止め等して外壁に設置される。ダンパーフレーム7は、後述するように、フレーム1の室内側開口部に対して着脱自在に連結される。ダンパー板9A,9Bは、図1(b)や図2に示すように、ダンパーフレーム7の支持ピン8周りに回動可能に設けられている。
コイルバネ10は、支持ピン8に巻着され、ダンパー板9A,9Bがダンパーフレーム7を閉鎖する方向にダンパー板9A,9Bを付勢する。この付勢力に抗うようにダンパー板9A,9Bを支持ピン8回りに回動させ、ダンパー板9A,9Bの凹部15に温度ヒューズ12の爪14を掛けてダンパー板9A,9Bを保持し、換気路2を開放している。
通常の場合、図1,図2の換気口装置は、換気路2を開放しており、ガラリ4により室外からの視線を遮りつつ、ガラリ4および換気路2を介して換気を行う。火災が発生していない場合、その防災性能を維持するため、防火ダンパー16には定期的な点検が義務づけられている。
一方、火災が発生して換気路2が所定の作動温度に達すると、換気口装置では、温度ヒューズ12が溶解してダンパー板9A,9Bの保持が解除され、コイルバネ10の付勢力によりダンパー板9A,9Bが換気路2を閉鎖し、延焼を防止する。火災が収まった後、温度ヒューズ12は溶解しており、ダンパー板9A,9Bはダンパーフレーム7を閉鎖しているため、防火ダンパー16を復旧する必要がある。
図1,図2の換気口装置では、フレーム1の室内側開口部に対してダンパーフレーム7を着脱自在に連結しているので、防火ダンパー16の点検や復旧を行う者は、室内側に居て防火ダンパー16を換気口装置に着脱することができる。つまり、高層ビルの壁に設置された場合であっても、バルコニーのような場所で脚立に上るなどの危険な作業をすることなく、室内側において、防火ダンパー16の点検や復旧を容易に行うことが可能となる。
また、ガラリ4などの他の構成要素を着脱することなく、防火ダンパー16だけを着脱できるため、点検や復旧の際の作業性を改善できる。さらに、共通パーツに相当するフレーム1と別パーツに相当する防火ダンパー16とを在庫として用意しておけば、防火ダンパー16の有無を簡単に仕様変更できるようになり、顧客からの様々な注文に対してもより少ない在庫で素早く対応できる。
続いて、フレーム1に対するダンパーフレーム7の着脱構成について具体的に説明する。
図3〜図5はこの考案の実施の形態1による換気口装置の防火ダンパー着脱構成を説明するための図である。図3は防火ダンパー16を装着する前の換気口装置の斜視図である。また、図4(a)は防火ダンパー16を装着した後の換気口装置の正面図、図4(b)は図4(a)のX−X断面おける着脱構成部分の拡大図、図4(c)は図4(a)のY−Y断面おける着脱構成部分の拡大図である。さらに、図5はフレーム1側から見た防火ダンパー16の正面図である。
図3〜図5において、1Aはフレーム1の室内側開口部の一部を内周側に折り曲げて形成した爪(遊嵌係合部)、1Bはフレーム1の室内側開口部を内周側に折り返して形成した折り返し部、7Aは爪1Aに遊嵌係合するようにダンパーフレーム7の周縁部に形成した孔(遊嵌係合部)、7Bはダンパーフレーム7の一部に切り込みを入れて折り曲げた板バネ状の抜け止め金具(弾性係合部)、7Sはダンパー板9A,9Bのストッパー、axは紙面に垂直なフレーム1やダンパーフレーム7の中心軸、hは中心軸axを含む水平面である。
ここでは、フレーム1に対してダンパーフレーム7を挿入嵌合する場合について説明する。フレーム1にダンパーフレーム7を装着するには、まず、図4(b)のように爪1Aと孔7Aとを係合させ、フレーム1に対してダンパーフレーム7を挿入嵌合する際の位置決めをする。次に、フレーム1の室内側開口部にダンパーフレーム7を挿入すると、抜け止め金具7Bは、折り返し部1Bに押されて弾性的に変形し、フレーム1の室内側開口部の内周部を押圧付勢する。
そして、ダンパーフレーム7がフレーム1へ完全に挿入嵌合されると、図4(c)に示すように、抜け止め金具7Bが折り返し部1Bを乗り越え、フレーム1の室内側開口部の内周部を押圧付勢しつつ、弾性的にやや復元して室内側開口部に引っ掛かるようになり、ダンパーフレーム7がフレーム1から外れにくくなる。ダンパーフレーム7をフレーム1から取り外す場合は、逆の操作になる。このように、爪1A,孔7A,抜け止め金具7Bという簡単な構成により、ダンパーフレーム7をフレーム1に対して着脱自在に連結することができる。ここで、折り返し部1Bは必須の構成要素ではなく、設計に応じて変更可能である。
また、図5に示すように、防火ダンパー16の構成上の要請から、ダンパーフレーム7の周縁部の最上部および最下部には支持ピン8やストッパー7Sが形成されている。このため、ダンパーフレーム7の周縁部であって、支持ピン8やストッパー7Sが形成された最上部および最下部を除く位置に孔7Aおよび抜け止め金具7Bをそれぞれ形成している。このことにより、防火ダンパー16の構成の障害となることなく、孔7Aおよび抜け止め金具7Bを形成できる。
さらに、図4(a)や図5に示すように、水平面hよりも上側に爪1Aおよび孔7Aを形成し、水平面hよりも下側に抜け止め金具7Bを形成している。このことにより、次の図6に示すように、何らかの不具合によってフレーム1の室内側開口部から抜け止め金具7Bが外れかかった場合でも、ダンパーフレーム7を外れにくくすることができる。
図6はこの考案の実施の形態1による換気口装置の効果を説明するための図であり、フレーム1の室内側開口部からダンパーフレーム7が外れかかった場合での換気口装置の側面図を表している。図6(a)と図6(b)とでは、孔7Aおよび抜け止め金具7Bの上下関係を逆転させてある。
図6(a)では、水平面hより上側に爪1A,孔7Aがあって、水平面hより下側に抜け止め金具7Bがあるので、フレーム1の室内側開口部から抜け止め金具7Bが外れかかっても、ダンパーフレーム7の重心Gにかかる重力が爪1A,孔7Aの位置周りにダンパーフレーム7をフレーム1の室内側開口部へ戻す方向に作用するため、ダンパーフレーム7を外れにくくすることができる。一方、逆の図6(b)のようにすると、水平面hより高い位置に抜け止め金具7Bがあるため、ダンパーフレーム7をフレーム1の室内側開口部からさらに外すように重力が作用してしまう。
なお、以上の説明では、フレーム1の室外側開口部にガラリ4を設けているが、この実施の形態1はこれに限定されるものではなく、ガラリ4に代えてベントキャップやフードなどを設けるようにしても良いし、ガラリ4に加えてベントキャップやフードなどを設けるようにしても良く、仕様に応じて設計変更することができる。
また、以上の説明では、支持ピン8,ダンパー板9A,9B,コイルバネ10および温度ヒューズ12をダンパーフレーム7に設けて防火ダンパー16を構成しているが、この実施の形態1はこれに限定されるものではなく、換気路2が所定の作動温度に達すると換気路2を閉鎖する防火ダンパーであれば良い。
さらに、以上の説明では、爪1Aをフレーム1に設け、孔7Aおよび抜け止め金具7Bをダンパーフレーム7に設けているが、この実施の形態1はこれに限定されるものではなく、例えば、爪をダンパーフレーム7に設け、孔や抜け止め金具をフレーム1に設けるようにしても良いし、フレーム1やダンパーフレーム7に設ける抜け止め金具の個数を2以上としても良い。
さらに、フレーム1およびダンパーフレーム7の着脱構成は、爪1A,孔7Aおよび抜け止め金具7B以外にも変形例が考えられる。例えば、茶筒のように、フレーム1の室内側開口部にダンパーフレーム7を挿入嵌合したときに、両者が接触する部分の面積を大きく取って実現しても良いし、両者にネジ山とネジ溝を形成し、ネジ込み式に挿入嵌合しても良い。さらに、次の図7や図8のような変形例も考えられる。
例えば、図7に示すように、ネジ孔を形成した爪1C,1Dをフレーム1の内周側に突設させ、同様にネジ孔を先端に形成したアーム7C,7Dをダンパーフレーム7に設け、爪1Cのネジ孔とアーム7Cのネジ孔,爪1Dのネジ孔とアーム7Dのネジ孔をそれぞれネジ17C,17Dによりネジ止めする着脱構成でも良い。
また例えば、図8(a),図8(b)に示すように、フレーム1の外周側にフック1E,1Fを設け、一方、ダンパーフレーム7の外周側には、フック1E,1Fと噛み合う案内溝Zを形成した受け部材7E,7Fを設け、フック1Eと受け部材7E,フック1Fと受け部材7Fを案内溝Zに噛み合わせて回動固定する着脱構成でも良い。
さらに、以上の説明では、フレーム1に対してダンパーフレーム7を挿入嵌合しているが、この実施の形態1はこれに限定されるものではなく、ダンパーフレーム7に対してフレーム1を挿入嵌合するようにしても良い。さらに、フレーム1およびダンパーフレーム7のうちの一方に対して他方を挿入嵌合する場合に限定されるものではなく、フレーム1の室内側開口部およびダンパーフレーム7の両者を着脱自在に連結できる構造であれば、挿入嵌合以外の構造であっても良い。
以上のように、この実施の形態1によれば、両端が開口され、外壁設置用のフランジ3が室外側開口部に設けられた筒状のフレーム1と、所定の作動温度に達すると温度ヒューズ12が溶解してダンパー板9A,9Bの保持が解除され、コイルバネ10の付勢力によりダンパー板9A,9Bが支持ピン8回りに回動してフレーム1を閉鎖する防火ダンパー16とを備えた換気口装置において、防火ダンパー16のダンパーフレーム7は、フレーム1の室内側開口部に着脱自在に連結されるようにしたので、フレーム1の室内側開口部において防火ダンパー16を着脱できるようになり、高層ビルの壁に設置された場合であっても、バルコニーのような場所で脚立に上るなどの危険な作業をすることなく、室内側において防火ダンパー16の点検や復旧を容易に行うことができるという効果が得られる。また、ガラリ4などの他の構成要素を着脱することなく、防火ダンパー16だけを着脱できるため、点検や復旧の際の作業性を改善できるという効果が得られる。さらに、換気口装置の本体と防火ダンパー16とを在庫として用意しておけば、防火ダンパー16の有無を簡単に仕様変更できるようになり、顧客からの様々な注文に対してもより少ない在庫で素早く対応できるという効果が得られる。
また、この実施の形態1によれば、フレーム1の室内側開口部と防火ダンパー16のダンパーフレーム7とを連結する際の位置決めをするための一対の爪1Aおよび孔7Aを遊嵌係合部としてフレーム1の室内側開口部およびダンパーフレーム7にそれぞれ備えるとともに、フレーム1の室内側開口部またはダンパーフレーム7の周縁部を弾性力により押圧付勢して連結を保持する抜け止め金具7Bを弾性係合部としてダンパーフレーム7またはフレーム1の室内側開口部の少なくともいずれか一方に備えるようにしたので、爪1A,孔7Aおよび抜け止め金具7Bという簡単な構成により防火ダンパー16を着脱できるという効果が得られる。
さらに、この実施の形態1によれば、爪1Aおよび孔7Aは、フレーム1の室内側開口部およびダンパーフレーム7の周縁部であって、フレーム1およびダンパーフレーム7の中心軸axを含む水平面hよりも上側に備えられ、抜け止め金具7Bは、フレーム1の室内側開口部またはダンパーフレーム7の周縁部であって、水平面hよりも下側に備えられるようにしたので、抜け止め金具7Bが外れかかっても、フレーム1とダンパーフレーム7とを連結し直す方向に重力が作用するため、フレーム1と防火ダンパー16との連結を外れにくくすることができるという効果が得られる。
さらに、この実施の形態1によれば、爪1A,孔7Aおよび抜け止め金具7Bは、フレーム1の室内側開口部およびダンパーフレーム7の周縁部であって、支持ピン8が形成された最上部およびストッパー7Sや支持ピン8が形成された最下部を除く位置にそれぞれ備えられるようにしたので、防火ダンパー16の構成であるストッパー7Sや支持ピン8の障害となることなく、爪1A,孔7Aおよび抜け止め金具7Bを形成できるという効果が得られる。
さらに、この実施の形態1によれば、フレーム1の室内側開口部およびダンパーフレーム7の周縁部にそれぞれ備えられ、互いに遊嵌係合する一対の爪1Aと孔7Aとから遊嵌係合部が構成されるようにしたので、遊嵌係合部を簡単に形成できるという効果が得られる。
さらに、この実施の形態1によれば、爪1Aは、フレーム1の室内側開口部またはダンパーフレーム7の一部を折り曲げて形成されるようにしたので、遊嵌係合部を簡単に形成できるという効果が得られる。
さらに、この実施の形態1によれば、弾性係合部は、フレーム1の室内側開口部またはダンパーフレーム7の一部に切り込みを入れて折り曲げた板バネ状の抜け止め金具7Bとするようにしたので、弾性係合部を簡単に形成できるという効果が得られる。
1 フレーム、1A 爪(遊嵌係合部)、1B 折り返し部、1C,1D 爪、1E,1F フック、2 換気路、3 フランジ、4 ガラリ、7 ダンパーフレーム、7A 孔(遊嵌係合部)、7B 抜け止め金具(弾性係合部)、7C,7D アーム、7E,7F フック、7S ストッパー、8 支持ピン、h 水平面、9A,9B ダンパー板、10 コイルバネ、12 温度ヒューズ、14 爪、15 凹部、16 防火ダンパー、17C,17D ネジ。

Claims (7)

  1. 両端が開口され、外壁設置用のフランジがその一端に設けられた筒状のフレームと、所定の温度に達すると前記フレームを閉鎖する防火ダンパーとを備えた換気口装置において、
    前記防火ダンパーは、前記フレームの他端に着脱自在に連結されることを特徴とする換気口装置。
  2. フレームの他端に防火ダンパーを連結する際の位置決めをするための一対の遊嵌係合部を前記フレームの他端および前記防火ダンパーにそれぞれ備えるとともに、
    前記フレームの他端または前記防火ダンパーの周縁部を弾性力により押圧付勢する弾性係合部を前記防火ダンパーまたは前記フレームの他端の少なくともいずれか一方に備えることを特徴とする請求項1記載の換気口装置。
  3. 遊嵌係合部は、フレームの他端および防火ダンパーの周縁部であって、前記フレームおよび前記防火ダンパーの中心軸を含む水平面よりも上側に備えられ、
    弾性係合部は、前記フレームの他端または前記防火ダンパーの周縁部であって、前記水平面よりも下側に備えられることを特徴とする請求項2記載の換気口装置。
  4. 遊嵌係合部および弾性係合部は、フレームの他端および防火ダンパーの周縁部であって、その最上部および最下部を除く位置にそれぞれ備えられることを特徴とする請求項2記載の換気口装置。
  5. 遊嵌係合部は、フレームの他端および防火ダンパーの周縁部にそれぞれ備えられ、互いに遊嵌係合する一対の爪と孔とから構成されることを特徴とする請求項2記載の換気口装置。
  6. 爪は、フレームの他端または防火ダンパーの一部を折り曲げて形成されることを特徴とする請求項5記載の換気口装置。
  7. 弾性係合部は、フレームの他端または防火ダンパーの一部に切り込みを入れて折り曲げた板バネとすることを特徴とする請求項2記載の換気口装置。
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