JP3159368U - 衣服 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】スパンボンド不織布により構成される衣服であって、該不織布を構成する連続繊維が、ポリエチレンが鞘部1に、ポリエチレンテレフタレートが芯部2に配された芯鞘型複合繊維3であり、該不織布はアルキルトリメチルアンモニウム塩を含有している衣服。また、アルキルトリメチルアンモニウム塩がラウリルトリメチルアンモニウムクロライドであることが好ましい。
【選択図】図1
Description
なお、実施例における各特性値は、以下のようにして求めた。
(1)ポリエステルの極限粘度[η];フェノールと四塩化エタンとの等質量比の混合溶媒100ccに試料0.5gを溶解し、測定した。
(2)融点(℃);パーキンエルマー社製の示差走査熱量計DSC−7型を用い、昇温速度20℃/分で測定した。
(3)ポリエチレンのメルトフローレート(g/10分);JIS K 6922に記載の方法により測定した(温度190℃、荷重21.18N)。
(4)スパンボンド不織布の表面抵抗率;
英国規格BS EN1149−1:2006記載の表面抵抗率に準拠して測定した。測定条件は前述のとおりである。
芯部にポリエチレンテレフタレート(融点260℃、極限粘度0.70)、鞘部に高密度ポリエチレン(メルトフローレート20g/10分、密度0.957g/m3、融点130℃)の高密度ポリエチレンを用いて、下記スパンボンド法にて芯鞘型複合繊維からなるスパンボンド不織布を製造した。すなわち、前記重合体チップを原料とし、公知の溶融紡糸装置を用い、紡糸温度290℃にて芯鞘型複合断面となる紡糸口金より、繊維質量に占める鞘部の質量比率が50質量%となるよう溶融紡糸し、吸引装置により繊度3.3dTexとなるように引き取り細化させ、吸引装置から排出された糸条群を開繊させた後、移動する捕集面上に捕集・堆積させて、複合繊維が堆積してなる不織ウェブとした。この不織ウエブを、エンボスロール(エンボス突起部の面積率21%)とフラットロールとからなる熱エンボス装置に導き、両ロールの表面温度120℃、線圧294N/cm の条件下で部分的に熱圧接処理を施し、目付20g/m2のスパンボンド不織布を得た。
実施例1において、ラウリルトリメチルアンモニウムクロライドの付着量が、2質量%(実施例2)、0.8質量%(実施例3)となるように、絞りロールによる絞り率を変更したこと以外は、実施例1と同様に実施した。得られた不織布の表面抵抗率は、1.0×105Ω以下(実施例2)、1.4×109Ω(実施例3)であった。
実施例1において、ラウリルトリメチルアンモニウムクロライドが1%濃度となるように水で希釈した溶液に、消泡剤として商品名「オルフィンAF−103(日信化学製)」を、溶液量中に100ppm添加したこと以外は、実施例1と同様に実施した。得られた不織布の表面抵抗率は、4.3×108Ωであった。
実施例2において、ラウリルトリメチルアンモニウムクロライドが1%濃度となるように水で希釈した溶液に、消泡剤として商品名「オルフィンAF−103(日信化学製)」を、溶液量中に100ppm添加したこと以外は、実施例2と同様に実施した。得られた不織布の表面抵抗率は、2.1×108Ωであった。
実施例3において、ラウリルトリメチルアンモニウムクロライドが1%濃度となるように水で希釈した溶液に、消泡剤として商品名「オルフィンAF−103(日信化学製)」を、溶液量中に100ppm添加したこと以外は、実施例3と同様に実施した。得られた不織布の表面抵抗率は、1.9×109Ωであった。
実施例1において、ラウリルトリメチルアンモニウムクロライドが1%濃度となるように水で希釈した溶液にスパンボンド不織布を含浸するのではなく、不織布両面に、ラウリルトリメチルアンモニウムクロライドが不織布質量に対して1質量%付着するようにスプレーで均一に塗布したこと以外は、実施例1と同様に実施した。得られた不織布の表面抵抗率は、6.1×108Ωであった。
実施例1において、ラウリルトリメチルアンモニウムクロライドが1%濃度となるように水で希釈した溶液を付与しないスパンボンド不織布を比較例1とした。ラウリルトリメチルアンモニウムクロライドを付与しなかった不織布の表面抵抗率は、3.2×1016Ωであった。
2:芯部
3:芯鞘型複合繊維
Claims (6)
- スパンボンド不織布により構成される衣服であって、該不織布を構成する連続繊維が、ポリエチレンが鞘部に、ポリエチレンテレフタレートが芯部に配された芯鞘型複合繊維であり、該不織布はアルキルトリメチルアンモニウム塩を含有していることを特徴とする衣服。
- アルキルトリメチルアンモニウム塩がラウリルトリメチルアンモニウムクロライドであることを特徴とする衣服。
- アルキルトリメチルアンモニウム塩が0.8〜2質量%含有していることを特徴とする請求項1または2記載の衣服。
- アルキルトリメチルアンモニウム塩を含有してなるスパンボンド不織布の表面抵抗値が、2.5×109Ω以下であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の衣服。
- アルキルトリメチルアンモニウム塩がスパンボンド不織布に付着していることを特徴とする請求項1〜4記載の衣服。
- 請求項1〜5のいずれか記載の衣服からなることを特徴とする防護服。
Priority Applications (1)
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JP2010000769U JP3159368U (ja) | 2010-02-09 | 2010-02-09 | 衣服 |
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JP2010000769U JP3159368U (ja) | 2010-02-09 | 2010-02-09 | 衣服 |
Publications (1)
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JP3159368U true JP3159368U (ja) | 2010-05-20 |
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Family Applications (1)
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JP (1) | JP3159368U (ja) |
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2010
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