JP3159292B2 - 管材のセレーション加工装置 - Google Patents

管材のセレーション加工装置

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JP3159292B2 JP33529194A JP33529194A JP3159292B2 JP 3159292 B2 JP3159292 B2 JP 3159292B2 JP 33529194 A JP33529194 A JP 33529194A JP 33529194 A JP33529194 A JP 33529194A JP 3159292 B2 JP3159292 B2 JP 3159292B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は管材のセレーション加工
装置に関し、特にプレス加工時の加圧荷重を大幅に軽減
したセレーション加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図8に示す如き、管材Pの半部内周にセ
レーションP1を有するものをプレス加工で製造する装
置として、本願出願人は先に、図9に示すセレーション
加工装置を提案した(特願平6−1333号)。図にお
いて、ダイス1の型穴11は先端部(下端部)111の
径を所定量小さく絞ってあり、大径の一般部内には管材
Pが挿置されて、その上端面に管材押し部材3の押し部
32が接している。管材押し部材3の基板31はガイド
ポスト41に嵌装され、かつコイルバネ42により下面
を支持されている。上記基板31の上面には、図略の上
型に設けた柱状ホルダ5の下端面が当接し、この下端面
中心に突設した小径柱状のパンチ51が、上記押し部3
2の筒内を通って管材P内に進入している。そして、こ
のパンチ51の先端に、柱状のセレーション型2が固定
してある。
【0003】かかるセレーション加工装置において、上
型が下降すると、ホルダ5と一体のパンチ51およびセ
レーション型2が下降するとともに、ホルダ5に押され
て管材押し部材3の押し部32も下降して、管材Pがダ
イス1の型穴11内を先端部111に向けて移動する。
この時、セレーション型2もほぼ同速で下降移動する。
管材Pは径を絞った型穴先端部111に至ると、管端部
が内方へ屈曲してその内周面がセレーション型2の外周
面に圧接し、管径が縮小してスウェージン加工がなされ
るとともに、管壁がセレーション型2の外周面と型穴先
端部111の内周面との間に捜圧されて、セレーション
型2に接する管材P内周面に塑性変形を生じセレーショ
ン加工がなされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記提案の装置は、セ
レーション型が管材とほぼ同速度で下降移動するから、
プレス加工時の加圧荷重が軽減されるという、それ以前
の装置にない優れた性能を有するが、加圧時の荷重をさ
らに低減したいという要請が強い。
【0005】そこで、本発明はかかる要請に鑑みたもの
で、1工程プレス成形時の成形荷重を利及的に小さくな
して、加工品質の向上を実現した管材のセレーション加
工装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の構成で
は、下型側に形成され、先端部111の径が絞られたダ
イス型穴11と、上型個に設けられ、上記ダイス型穴1
1に挿入された管材Pを先端部111内へ押し込んでス
ウェージング加工する管材押し部材3と、上型側に設け
られて、上記管材P内へ挿入され、スウェージング加工
された管材Pの内周面に圧接してこれにセレーション加
工を施すセレーション型2とを具備し、かつ上記セレー
ション型2を、これの外周面が圧接する上記管材P内周
面の圧延伸長に追従して移動可能に上型側に支持したも
のである。
【0007】本発明の第2の構成では、上型に設けたパ
ンチ51の先端にガイド部材61を立設して、これに沿
って移動自在に上記セレーション型2を設け、かつ該セ
レーション型2をその追従移動方向と反対方向へ付勢し
支持するバネ部材62を設ける。
【0008】本発明の第3の構成では、上記セレーショ
ン型2をパンチ51の先端に固定するとともに、該パン
チ51を、上型に設けたホルダ5に直線移動自在に保持
せしめ、かつ上記パンチ51を、セレーション型2の追
従移動方向と反対方向へ付勢し支持するバネ部材64を
設ける。
【0009】
【作用】上記第1〜第3の構成において、セレーション
型2は管材押し部材3と共に上型側に設けられているか
ら、管材押し部材3によりダイス型穴11の先端部11
1内に押し込まれる管材Pとほぼ同速でセレーション型
2は移動する。しかし、上記先端部111内でスウェー
ジング加工される管材Pの管壁はセレーション型2とダ
イス型穴11との間で圧延されるため、管材Pの内周面
が伸長してセレーション型2外周面との間に速度差を生
じ、これが加圧時の荷重低減を阻害している。ここにお
いて、上記構成においては、セレーション型2は、これ
の外周面が圧接する上記管材P内周面の伸長に追従して
移動できるから、両者の速度差は完全に解消され、これ
らの間に生じる摩擦力は殆ど0に近くなる。これにより
成形荷重が大幅に低減されるとともに、セレーション型
2との間の摩擦による管材Pのカジリが解消されて品質
向上が実現される。
【0010】
【実施例1】図1には本発明の一実施例を示し、基本構
造は先に提案した装置と同一である。すなわち、図にお
いて、ダイス1は図略の下型上に設けられており、該ダ
イス1の型穴11は先端部(下端部)111の径を所定
量小さく絞ってある。上記型穴11の大径の一般部内に
は管材Pが挿置され、その上端部に接して管材押し部材
3が位置している。管材押し部材3は、水平の基板31
と、管材Pと同径で基板31の中心より下方へ突出して
上記管材P端面に接する押し部32とよりなる。管材押
し部材3の基板31は下型上に立設したガイドポスト4
1に外周の複数箇所で嵌装され、かつコイルバネ42に
より下面を支持されている。
【0011】管材押し部材3の基板31上面には図略の
上型に設けた柱状ホルダ5の下端面が当接し、この下端
面中心に突設した小径柱状のパンチ51が、上記押え部
32の筒内を通って管材P内に進入している。そして、
このパンチ51の先端に、柱状のセレーション型2が設
けてある。セレーション型2には中心に貫通孔21が設
られ、これに下方よりガイドボルト61が挿通されて、
その先端は上記パンチ51先端のネジ穴に結合固定され
ている。上記ガイドボルト61はセレーション型2より
も長くしてあり、ボルト頭部とセレーション型2下面と
の間にはコイルバネ62が配設されて、セレーション型
2を図示の如くパンチ51先端面に当接する位置に支持
している。なお、図は上型がある程度下降した状態を示
す。
【0012】上記構造のセレーション加工装置の作動を
以下に説明する。上型がさらに下降すると、ホルダ5と
一体のパンチ51およびセレーション型2が下降すると
ともに、ホルダ5に押されて管材押し部材3の押し部3
2も下降する(図2の白矢印)。これにより、管材Pは
ダイス1の型穴11内を先端部111に向けて移動し
(図2の黒矢印)、管材P内に位置するセレーション型
2も同速で移動する。
【0013】さらに上型が下降すると、管材Pは図3に
示す加く、径を絞った型穴先端部111に至り、管端部
が内方へ屈曲してその内周面がセレーション型2の外周
面に圧接する。管材Pはさらに型穴先端部111内に押
し込まれ(図4)、管径が縮小してスウェージンゲ加工
がなされるとともに、管壁がセレーション型2の外周面
と型穴先端部111の内周面との間に検圧されて、セレ
ーション型2に接する管材P内周面に塑性変形を生じセ
レーション加工がなされる。
【0014】ここで、セレーション型2と管材Pは全体
として同方向へ移動しているから両者の間の摩擦力は比
較的小さくなっているが、セレーション型2と型穴先端
部111とで挟圧された管材Pの筒壁は圧延されて伸長
変形し、この分、セレーション型2との間に速度差を生
じて摩擦力が増大する。ここにおいて、セレーション型
2はコイルバネ62により支持されて下方へ移動可能で
あるから、管材P内周面との間に摩擦力を生じると、セ
レーション型2はこれを解消するようにコイルバネ62
を圧縮してガイドボルト61に沿い下方へ移動する(図
4、図5の太い黒矢印)。これにより、セレーション型
2と管材Pとの間の摩擦力は殆ど0となり、この摩擦力
に抗するための成形荷重が大幅に低減される。
【0015】その効果を図6に示す。図中線xはセレー
ション型を可動とした本実施例によるもの、線yはセレ
ーション型を固定した先に提案の装置に係るものであ
る。本実施例では、セレーション型を固定した場合に比
して約10トン程度も成形荷重が軽減されている。
【0016】
【実施例2】図7において、セレーション型2は中心を
通したボルト63により、パンチ51の先端に固定され
ている。上記パンチ51はホルダ5と分離されており、
その上端の一部がホルダ5の中心に形成した空間5a内
に延出している。パンチ51の延出部は先端511が平
板状をなし、この先端511と上記空間5aの底壁との
間にコイルバネ64が配設されて、パンチ51はその上
端面がホルダ5の下端面に当接する状態で支持されてい
る。他の構造は実施例1と同一である。
【0017】かかる構造において、上型が下降すると、
ホルダ5を介して管材押し部材3が下降し、管材Pをダ
イス1の型穴先端部111内に押し込む。これに伴い、
実施例で説明したように、圧延され伸長する管材Pと、
これに圧接するセレーション型2との間で摩擦力を生じ
るが、セレーション型2は、パンチ51を介してコイル
バネ64により支持されているから、上記摩擦力を解消
するようにコイルバネ64を圧縮しつつ管材P内周面の
伸長に追従して下方へ移動する。かくして、本実施例に
よっても上記実施例1と同様の効果が得られる。
【0018】
【発明の効果】以上の如く、本発明になる管材のセレー
ション加工装置によれば、1工程プレス成形時の成形荷
重を大幅に低減することができるとともに、セレーショ
ン型と管材の間の摩擦によるカジリを防止して品質の向
上をも実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1におけるセレーション加工装
置の全体断面図である。
【図2】装置の作動を示すダイス型穴部の拡大断面図で
ある。
【図3】装置の作動を示すダイス型穴部の拡大断面図で
ある。
【図4】装置の作動を示すダイス型穴部の拡大断面図で
ある。
【図5】装置の作動を示すダイス型穴部の拡大断面図で
ある。
【図6】管材押し部材のストロークと成形荷重の関係を
示すグラフである。
【図7】本発明の実施例2におけるセレーション加工装
置の全体断面図である。
【図8】管端にセレーションを形成した管材の断面図で
ある。
【図9】従来のセレーション加工装置の全体断面図であ
る。
【符号の説明】
1 ダイス 11 ダイス型穴 111先端部 2 セレーション型 3 管材押し部材 5 ホルダ 51 パンチ 61 ガイドボルト(ガイド部材) 62 コイルバネ(バネ部材) 64 コイルバネ(バネ部材) P 管材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−214228(JP,A) 特開 平7−204771(JP,A) 特開 平6−576(JP,A) 特開 平4−81242(JP,A) 特開 平4−105742(JP,A) 実開 平3−111437(JP,U) 実開 昭61−127842(JP,U) 特公 昭62−34448(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21J 1/00 - 13/14 B21J 17/00 - 19/04 B21K 1/00 - 31/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下型側に形成され、先端部の径が絞られ
    たダイス型穴と、上型側に設けられ、上記ダイス型穴内
    に挿入された管材を先端部内へ押し込んでスウェージン
    グ加工する管材押し部材と、上型側に設けられて、上記
    管材内へ挿入され、スウェージング加工された管材の内
    周面に圧接してこれにセレーション加工を施すセレーシ
    ョン型とを具備し、かつ上記セレーション型を、これの
    外周面が圧接する上記管材内周面の圧延伸長に追従して
    移動可能に上型側に支持したことを特徴とする管材のセ
    レーション加工装置。
  2. 【請求項2】 上型に設けたパンチの先端にガイド部材
    を立設して、これに沿って移動自在に上記セレーション
    型を設け、かつ該セレーション型をその追従移動方向と
    反対方向へ付勢し支持するバネ部材を設けた請求項1記
    載の管材のセレーション加工装置。
  3. 【請求項3】 上記セレーション型をパンチの先端に固
    定するとともに、上記パンチを、上型に設けたホルダに
    直線移動自在に保持せしめ、かつ該パンチを、セレーシ
    ョン型の迫従務動方向と反対方向へ付勢し支持するバネ
    部材を設けた請求項1記載の管材のセレーション加工装
    置。
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