JP3159044B2 - 通信用カード - Google Patents
通信用カードInfo
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- JP3159044B2 JP3159044B2 JP05417196A JP5417196A JP3159044B2 JP 3159044 B2 JP3159044 B2 JP 3159044B2 JP 05417196 A JP05417196 A JP 05417196A JP 5417196 A JP5417196 A JP 5417196A JP 3159044 B2 JP3159044 B2 JP 3159044B2
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- Japan
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- slide
- slide plate
- modular plug
- card
- modular
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- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信用回路を備え
た通信用カードに関するものである。
た通信用カードに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、パソコンやワープロやコンピュー
タ等の様々な送受信の装置本体と電話回線等の通信回線
間の送受信信号の入出力制御を行う際等に、通信用回路
を備えた通信用カードが広く用いられるようになってき
ている。この通信用カードの1つとしてモデムカードが
知られており、モデムカードは送受信の装置本体から送
信したデジタル信号をアナログ信号に変換して通信回線
に乗せ、また、逆に、通信回線から送られてくるアナロ
グ信号をデジタル信号に変換して送受信装置に加えるよ
うになっている。
タ等の様々な送受信の装置本体と電話回線等の通信回線
間の送受信信号の入出力制御を行う際等に、通信用回路
を備えた通信用カードが広く用いられるようになってき
ている。この通信用カードの1つとしてモデムカードが
知られており、モデムカードは送受信の装置本体から送
信したデジタル信号をアナログ信号に変換して通信回線
に乗せ、また、逆に、通信回線から送られてくるアナロ
グ信号をデジタル信号に変換して送受信装置に加えるよ
うになっている。
【0003】このモデムカードは、パソコン等の送受信
の装置本体側に設けられているスロット内にカードの先
端側から挿入された装置本体と電気的に結合されるもの
であり、さらに、そのモデムカードに電話回線等の通信
回線のコードを着脱自在に接続することにより、装置本
体と通信回線とがモデムカードの通信用回路を介して電
気的に結合され、パソコン通信等が行えるようになる。
の装置本体側に設けられているスロット内にカードの先
端側から挿入された装置本体と電気的に結合されるもの
であり、さらに、そのモデムカードに電話回線等の通信
回線のコードを着脱自在に接続することにより、装置本
体と通信回線とがモデムカードの通信用回路を介して電
気的に結合され、パソコン通信等が行えるようになる。
【0004】図10にはモデムカードの一例が電話回線の
コードと共に示されている。同図において、PCMCI
A(Personal Computer Memory Card International As
sociation )により設定されている厚さ約5mmのモデム
カード1(PCカードとも言う)の後端側には、厚さ14
mmのコネクタ部23が組み込まれており、コネクタ部23に
はコード21の先端側に設けられたモジュラープラグ2を
嵌合するためのモジュラープラグ嵌合穴20が形成されて
いる。
コードと共に示されている。同図において、PCMCI
A(Personal Computer Memory Card International As
sociation )により設定されている厚さ約5mmのモデム
カード1(PCカードとも言う)の後端側には、厚さ14
mmのコネクタ部23が組み込まれており、コネクタ部23に
はコード21の先端側に設けられたモジュラープラグ2を
嵌合するためのモジュラープラグ嵌合穴20が形成されて
いる。
【0005】モジュラープラグ2には、図7および図8
に示すように、プラグ本体としてのハウジング24とその
上部側に斜め上方向に突出した爪部25が設けられてお
り、爪部25の基部側には戻り防止用の引っ掛け部26が爪
部25の両側に張り出して設けられている。爪部25は、爪
部25の先端側とハウジング24の底部側を指で挟んで力を
加えると、図7の(a)の矢印の方向に動いてハウジン
グ24の上面(爪部配設面)15側に近づき、同図の(b)
に示す付勢状態となり、指を離すと再び元の位置に戻る
ようになっている。ハウジング24の先端上部側には、ハ
ウジング24の先端面28よりも突出した突起部27が設けら
れており、ハウジング24の後端側にはコード挿入穴(図
示せず)が形成され、コード挿入穴には前記コード21が
挿入されており、ハウジング24内にはコード21から引き
出された例えば4本のリード線(図示せず)が配列して
いる。
に示すように、プラグ本体としてのハウジング24とその
上部側に斜め上方向に突出した爪部25が設けられてお
り、爪部25の基部側には戻り防止用の引っ掛け部26が爪
部25の両側に張り出して設けられている。爪部25は、爪
部25の先端側とハウジング24の底部側を指で挟んで力を
加えると、図7の(a)の矢印の方向に動いてハウジン
グ24の上面(爪部配設面)15側に近づき、同図の(b)
に示す付勢状態となり、指を離すと再び元の位置に戻る
ようになっている。ハウジング24の先端上部側には、ハ
ウジング24の先端面28よりも突出した突起部27が設けら
れており、ハウジング24の後端側にはコード挿入穴(図
示せず)が形成され、コード挿入穴には前記コード21が
挿入されており、ハウジング24内にはコード21から引き
出された例えば4本のリード線(図示せず)が配列して
いる。
【0006】図9に示すように、ハウジング24の底部側
には6本の端子収容溝29が形成されており、両側の端子
収容溝29を除く4本の端子収容溝29にはプラグ端子30が
収容されており、プラグ端子30は、前記コード21から引
き出されたリード線と電気的に接続されている。
には6本の端子収容溝29が形成されており、両側の端子
収容溝29を除く4本の端子収容溝29にはプラグ端子30が
収容されており、プラグ端子30は、前記コード21から引
き出されたリード線と電気的に接続されている。
【0007】図11に示すように、モデムカード1のコネ
クタ部23に形成されているモジュラープラグ嵌合穴20に
は、モジュラープラグ2の挿入方向を設定するためのガ
イド部4が設けられており、ガイド部4に沿ってモジュ
ラープラグ2をモジュラープラグ嵌合穴20の入口側22か
ら奥側に挿入できるようになっており、図12の(a)に
示すように、挿入したモジュラープラグ2の突起部27
が、図12の(b)に示されるようなモジュラープラグ嵌
合穴20の先端位置設定部5に当接することにより、それ
以上はモジュラープラグ2が先に進まないようになって
いる。
クタ部23に形成されているモジュラープラグ嵌合穴20に
は、モジュラープラグ2の挿入方向を設定するためのガ
イド部4が設けられており、ガイド部4に沿ってモジュ
ラープラグ2をモジュラープラグ嵌合穴20の入口側22か
ら奥側に挿入できるようになっており、図12の(a)に
示すように、挿入したモジュラープラグ2の突起部27
が、図12の(b)に示されるようなモジュラープラグ嵌
合穴20の先端位置設定部5に当接することにより、それ
以上はモジュラープラグ2が先に進まないようになって
いる。
【0008】また、モジュラープラグ嵌合穴20の入口上
部側には挿入したモジュラープラグ2を抜け止め係止す
るための戻り防止部6が設けられており、モジュラープ
ラグ2をモジュラープラグ嵌合穴20の奥側に挿入し、モ
ジュラープラグ2の突起部27がモジュラープラグ嵌合穴
20の先端位置設定部5に当接する直前になると、モジュ
ラープラグ2の引っ掛け部26の後端側が戻り防止部6に
引っ掛かり、それにより、モジュラープラグ2がモジュ
ラープラグ嵌合穴20の入口側22に戻ってもモジュラープ
ラグ嵌合穴20から外れないようになっている。
部側には挿入したモジュラープラグ2を抜け止め係止す
るための戻り防止部6が設けられており、モジュラープ
ラグ2をモジュラープラグ嵌合穴20の奥側に挿入し、モ
ジュラープラグ2の突起部27がモジュラープラグ嵌合穴
20の先端位置設定部5に当接する直前になると、モジュ
ラープラグ2の引っ掛け部26の後端側が戻り防止部6に
引っ掛かり、それにより、モジュラープラグ2がモジュ
ラープラグ嵌合穴20の入口側22に戻ってもモジュラープ
ラグ嵌合穴20から外れないようになっている。
【0009】なお、モジュラープラグ2をモジュラープ
ラグ嵌合穴20から外すときには、図12の(c)に示すよ
うに、モジュラープラグ嵌合穴20から外に出ているモジ
ュラープラグ2の爪部25を指等により押し下げて、ハウ
ジング24の上面15側に近づけ、引っ掛け部26が戻り防止
部6に引っ掛からない状態にして外すことになる。
ラグ嵌合穴20から外すときには、図12の(c)に示すよ
うに、モジュラープラグ嵌合穴20から外に出ているモジ
ュラープラグ2の爪部25を指等により押し下げて、ハウ
ジング24の上面15側に近づけ、引っ掛け部26が戻り防止
部6に引っ掛からない状態にして外すことになる。
【0010】図11,12に示すように、例えば、モジュラ
ープラグ嵌合穴20の下部側には6本の端子取り付け溝18
が形成されており、両側の端子取り付け溝18を除く4本
の端子取り付け溝18には接続用の端子8の先端側が取り
付けられており、この接続用端子8がモジュラープラグ
2のプラグ端子30と電気的に接続されるようになってお
り、コネクタ部23に、コード21の先端側のモジュラープ
ラグ2が挿入嵌合されると、モデムカード1は電話回線
等の通信回線と接続されることになる。
ープラグ嵌合穴20の下部側には6本の端子取り付け溝18
が形成されており、両側の端子取り付け溝18を除く4本
の端子取り付け溝18には接続用の端子8の先端側が取り
付けられており、この接続用端子8がモジュラープラグ
2のプラグ端子30と電気的に接続されるようになってお
り、コネクタ部23に、コード21の先端側のモジュラープ
ラグ2が挿入嵌合されると、モデムカード1は電話回線
等の通信回線と接続されることになる。
【0011】ところで、モデムカード1をパソコン等に
挿入装着したときに、カード1の後端側のコネクタ部は
パソコン等の装置本体から突出することになるが、従来
のモデムカード1は後端側が肉厚であるために、肉厚の
コネクタ部23が装置本体から突出していると邪魔である
といった問題があった。また、パソコン等の装置を移動
する際には、モジュラープラグ2をコネクタ部23から外
し、モデムカード1は装置に挿入したままの状態で移動
することが多いため、装置の外側に突出している肉厚の
コネクタ部23がパソコン等の机等にぶつかり、モデムカ
ード1や装置本体に支障を来しかねないといった問題が
あった。
挿入装着したときに、カード1の後端側のコネクタ部は
パソコン等の装置本体から突出することになるが、従来
のモデムカード1は後端側が肉厚であるために、肉厚の
コネクタ部23が装置本体から突出していると邪魔である
といった問題があった。また、パソコン等の装置を移動
する際には、モジュラープラグ2をコネクタ部23から外
し、モデムカード1は装置に挿入したままの状態で移動
することが多いため、装置の外側に突出している肉厚の
コネクタ部23がパソコン等の机等にぶつかり、モデムカ
ード1や装置本体に支障を来しかねないといった問題が
あった。
【0012】また、モデムカード1を作製する際、コネ
クタ部23を設けるためにモデムカード1の後端側を肉厚
にすると、その分、材料費もかかり、カードのコストが
高くなってしまうといった問題もあった。
クタ部23を設けるためにモデムカード1の後端側を肉厚
にすると、その分、材料費もかかり、カードのコストが
高くなってしまうといった問題もあった。
【0013】そこで、上記課題を解決するために、本出
願人は、図5に示すように、カードの後端側にスライド
収容穴9を設け、このスライド収容穴9に、カードとほ
ぼ同様の厚みで、矢印A′の方向に出し入れ自在のスラ
イド板7を取り付け、このスライド板7に、モジュラー
プラグ2を着脱自在に挿入嵌合するためのモジュラー嵌
合部として、後端開放の開口スリット3を設けた通信用
カードを提案した(実願平5−58543号)。このカ
ードは、図の矢印Aのように、モジュラープラグ2を開
口スリット3に挿入する、すなわち、モジュラープラグ
2をモデムカード1のカード面に対して平行な方向(図
の横方向)に挿入するカードである。
願人は、図5に示すように、カードの後端側にスライド
収容穴9を設け、このスライド収容穴9に、カードとほ
ぼ同様の厚みで、矢印A′の方向に出し入れ自在のスラ
イド板7を取り付け、このスライド板7に、モジュラー
プラグ2を着脱自在に挿入嵌合するためのモジュラー嵌
合部として、後端開放の開口スリット3を設けた通信用
カードを提案した(実願平5−58543号)。このカ
ードは、図の矢印Aのように、モジュラープラグ2を開
口スリット3に挿入する、すなわち、モジュラープラグ
2をモデムカード1のカード面に対して平行な方向(図
の横方向)に挿入するカードである。
【0014】このモデムカード1において、図6に示す
ように、スライド板7とモデムカード1との間には、ス
ライド板7を引き出し方向に付勢して、スライド板7を
スライド収容穴9から飛び出させるための付勢手段とし
て機能する押しばね10が設けられており、また、この押
しばね10の付勢力に抗してスライド板7をスライド収容
穴9内に挿入収容し、この収容状態でスライド板7の飛
び出しを阻止するロック手段(図示せず)が介設されて
おり、スライド板7は通常、前記ロック手段により飛び
出しを阻止されて、スライド収容穴9内に収容されてい
るが、例えば、操作手段(図示せず)等によりそのロッ
ク手段による押しばね10の飛び出しを阻止する力を除く
と、スライド板7はばね10により押し出されてスライド
収容穴9から飛び出すようになっている。
ように、スライド板7とモデムカード1との間には、ス
ライド板7を引き出し方向に付勢して、スライド板7を
スライド収容穴9から飛び出させるための付勢手段とし
て機能する押しばね10が設けられており、また、この押
しばね10の付勢力に抗してスライド板7をスライド収容
穴9内に挿入収容し、この収容状態でスライド板7の飛
び出しを阻止するロック手段(図示せず)が介設されて
おり、スライド板7は通常、前記ロック手段により飛び
出しを阻止されて、スライド収容穴9内に収容されてい
るが、例えば、操作手段(図示せず)等によりそのロッ
ク手段による押しばね10の飛び出しを阻止する力を除く
と、スライド板7はばね10により押し出されてスライド
収容穴9から飛び出すようになっている。
【0015】また、開口スリット3の内壁には、戻り防
止部6、端子8が設けられており、このモデムカード1
にモジュラープラグ2を接続するときには、図5に示す
ように、モジュラープラグ2の端子30とモデムカード1
の端子8を対向させた状態、すなわち、モジュラープラ
グ2の端子30の配設部を下側に向けた状態から、モジュ
ラープラグ2を90度回転させてハウジング24の上面(爪
部配設面)15を図の奥側に向け、端子配設面14を図の手
前側に向けた状態とし、図の矢印Aのように挿入する。
止部6、端子8が設けられており、このモデムカード1
にモジュラープラグ2を接続するときには、図5に示す
ように、モジュラープラグ2の端子30とモデムカード1
の端子8を対向させた状態、すなわち、モジュラープラ
グ2の端子30の配設部を下側に向けた状態から、モジュ
ラープラグ2を90度回転させてハウジング24の上面(爪
部配設面)15を図の奥側に向け、端子配設面14を図の手
前側に向けた状態とし、図の矢印Aのように挿入する。
【0016】そうすると、モジュラープラグ2はモデム
カード1の開口スリット3の内壁に沿って挿入され、モ
ジュラープラグ2の突起部27の先端側が開口スリット3
の先端位置設定部5に当接し、それ以上は進まないよう
になり、その状態で、引っ掛け部26の後端側が開口スリ
ット3の戻り防止部6に引っ掛かり、それにより、モジ
ュラープラグ2が開口スリット3の後端側に戻って外れ
ることは防止され、モジュラープラグ2はモデムカード
1の厚み方向にはみ出した状態で嵌合される。そして、
モジュラープラグ2が開口スリット3に嵌合することに
より、モジュラープラグ2の端子30とモデムカード1の
端子8とが電気的に接続される。
カード1の開口スリット3の内壁に沿って挿入され、モ
ジュラープラグ2の突起部27の先端側が開口スリット3
の先端位置設定部5に当接し、それ以上は進まないよう
になり、その状態で、引っ掛け部26の後端側が開口スリ
ット3の戻り防止部6に引っ掛かり、それにより、モジ
ュラープラグ2が開口スリット3の後端側に戻って外れ
ることは防止され、モジュラープラグ2はモデムカード
1の厚み方向にはみ出した状態で嵌合される。そして、
モジュラープラグ2が開口スリット3に嵌合することに
より、モジュラープラグ2の端子30とモデムカード1の
端子8とが電気的に接続される。
【0017】また、モジュラープラグ2を開口スリット
3から外すときには、モジュラープラグ2の爪部25をハ
ウジング24の上面15側に近づけ、モジュラープラグ2の
引っ掛け部26が開口スリット3の戻り防止部6に引っ掛
からない状態にしてモジュラープラグ2を開口スリット
3の後端側に引き出すことにより外すことができる。そ
して、モジュラープラグ2を開口スリット3から外す
と、モジュラープラグ2とモデムカード1の端子30,8
間の接続は解除される。
3から外すときには、モジュラープラグ2の爪部25をハ
ウジング24の上面15側に近づけ、モジュラープラグ2の
引っ掛け部26が開口スリット3の戻り防止部6に引っ掛
からない状態にしてモジュラープラグ2を開口スリット
3の後端側に引き出すことにより外すことができる。そ
して、モジュラープラグ2を開口スリット3から外す
と、モジュラープラグ2とモデムカード1の端子30,8
間の接続は解除される。
【0018】このように形成されているモデムカード1
においては、モジュラープラグ嵌合穴20にモジュラープ
ラグ2を嵌合すると、モジュラープラグ2の一部がスラ
イド板7から厚み方向にはみ出すことになるが、図10に
示したモデムカード1と異なり、肉厚のコネクタ部23を
有していないし、スライド板7をスライド収容穴9に収
納できるために、モジュラープラグ2をモデムカード1
に装着していないときには、モデムカード1をパソコン
等に装着したままの状態でもモデムカード1がパソコン
等の装置本体から突出することがなく、モデムカード1
が邪魔になることはない。また、肉厚のコネクタ部23を
形成していない分だけ材料費も安くなり、カードのコス
トも安くすることができる。
においては、モジュラープラグ嵌合穴20にモジュラープ
ラグ2を嵌合すると、モジュラープラグ2の一部がスラ
イド板7から厚み方向にはみ出すことになるが、図10に
示したモデムカード1と異なり、肉厚のコネクタ部23を
有していないし、スライド板7をスライド収容穴9に収
納できるために、モジュラープラグ2をモデムカード1
に装着していないときには、モデムカード1をパソコン
等に装着したままの状態でもモデムカード1がパソコン
等の装置本体から突出することがなく、モデムカード1
が邪魔になることはない。また、肉厚のコネクタ部23を
形成していない分だけ材料費も安くなり、カードのコス
トも安くすることができる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図5,
6に示したモデムカード1においては、押しばね10によ
り、スライド板7を常に飛び出し方向に付勢しており、
モデムカード1にモジュラープラグ2を挿入嵌合して使
用した後に、使用者が押しばね10の付勢力に抗してスラ
イド板7をスライド収容穴9に収容しなければならず、
面倒であった。そのため、使用者がスライド板7の収容
を怠ったり忘れたりすることが多く、そうすると、スラ
イド板7がパソコン等のスロットから飛び出している状
態のままとなり、その状態で、例えば、使用者が不用意
にパソコン等を移動させたりして、スライド板7が邪魔
になったり、モデムカード1や装置本体が破損してまう
ことがよくあった。
6に示したモデムカード1においては、押しばね10によ
り、スライド板7を常に飛び出し方向に付勢しており、
モデムカード1にモジュラープラグ2を挿入嵌合して使
用した後に、使用者が押しばね10の付勢力に抗してスラ
イド板7をスライド収容穴9に収容しなければならず、
面倒であった。そのため、使用者がスライド板7の収容
を怠ったり忘れたりすることが多く、そうすると、スラ
イド板7がパソコン等のスロットから飛び出している状
態のままとなり、その状態で、例えば、使用者が不用意
にパソコン等を移動させたりして、スライド板7が邪魔
になったり、モデムカード1や装置本体が破損してまう
ことがよくあった。
【0020】また、図5,6のモデムカード1において
は、前記ロック手段が故障したり破損したりすると、押
しばね10の付勢力に抗してスライド板7をスライド収容
穴9に収容することができなくなり、スライド板7がス
ライド収容穴9から飛び出したままの状態となってしま
い、そうなるとスライド板7が邪魔になり、モデムカー
ド1や装置本体の破損を招くことになる。
は、前記ロック手段が故障したり破損したりすると、押
しばね10の付勢力に抗してスライド板7をスライド収容
穴9に収容することができなくなり、スライド板7がス
ライド収容穴9から飛び出したままの状態となってしま
い、そうなるとスライド板7が邪魔になり、モデムカー
ド1や装置本体の破損を招くことになる。
【0021】さらに、上記モデムカード1においては、
スライド板7をスライド収容穴9に収容するときに、押
しばね10の飛び出し方向への付勢力に抗して押しばね10
を縮めて収容しようとすると、押しばね10はどうしても
曲がり易いために、押しばね10を直線状の軌道に沿って
縮めるためには、押しばね10の中心位置に軸を設けた
り、押しばね10の外周側にガイドを設けたりして押しば
ね10を直線軌道に導かなければならなくなる。そのた
め、モデムカード1の構造が複雑になってしまうといっ
た問題があった。
スライド板7をスライド収容穴9に収容するときに、押
しばね10の飛び出し方向への付勢力に抗して押しばね10
を縮めて収容しようとすると、押しばね10はどうしても
曲がり易いために、押しばね10を直線状の軌道に沿って
縮めるためには、押しばね10の中心位置に軸を設けた
り、押しばね10の外周側にガイドを設けたりして押しば
ね10を直線軌道に導かなければならなくなる。そのた
め、モデムカード1の構造が複雑になってしまうといっ
た問題があった。
【0022】さらに、一般に、モジュラープラグ2を開
口スリット3に嵌合して使用している時間よりも、使用
していない時間の方が圧倒的に長いものであるが、モジ
ュラープラグ2を開口スリット3に嵌合しないで、スラ
イド板7をスライド収容穴9に収容している状態は、押
しばね10の付勢力に抗した状態であるために、その状態
が長く続くことにより、押しばね10の寿命が短くなって
しまうといった問題もあった。
口スリット3に嵌合して使用している時間よりも、使用
していない時間の方が圧倒的に長いものであるが、モジ
ュラープラグ2を開口スリット3に嵌合しないで、スラ
イド板7をスライド収容穴9に収容している状態は、押
しばね10の付勢力に抗した状態であるために、その状態
が長く続くことにより、押しばね10の寿命が短くなって
しまうといった問題もあった。
【0023】本発明は上記課題を解決するためになされ
たものであり、その目的は、パソコン等の装置に装着し
ても邪魔にならず、カードから突出させて使用するスラ
イド板の収容が容易で、カードの破損を引き起こすこと
がなく、構造が簡単で長期に渡って使用可能な通信用カ
ードを提供することにある。
たものであり、その目的は、パソコン等の装置に装着し
ても邪魔にならず、カードから突出させて使用するスラ
イド板の収容が容易で、カードの破損を引き起こすこと
がなく、構造が簡単で長期に渡って使用可能な通信用カ
ードを提供することにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は次のように構成されている。すなわち、本
発明は、通信用回路を備えたカードの後端側にはカード
本体の後端面を開口としてカード本体の先端側に向けて
形成されたスライド収容穴を設け、このスライド収容穴
に出し入れ自在に挿入収容されるスライド板を配置し、
スライド板にはモジュラープラグを着脱自在に嵌合する
ためのモジュラー嵌合部が形成された通信用カードであ
って、スライド板とカード本体の間にはスライド板をス
ライド収容穴内に挿入する方向に引き付け付勢してカー
ド本体のスライド収容穴内に収容する引き付け付勢手段
が設けられていることを特徴として構成されている。
に、本発明は次のように構成されている。すなわち、本
発明は、通信用回路を備えたカードの後端側にはカード
本体の後端面を開口としてカード本体の先端側に向けて
形成されたスライド収容穴を設け、このスライド収容穴
に出し入れ自在に挿入収容されるスライド板を配置し、
スライド板にはモジュラープラグを着脱自在に嵌合する
ためのモジュラー嵌合部が形成された通信用カードであ
って、スライド板とカード本体の間にはスライド板をス
ライド収容穴内に挿入する方向に引き付け付勢してカー
ド本体のスライド収容穴内に収容する引き付け付勢手段
が設けられていることを特徴として構成されている。
【0025】また、モジュラー嵌合部は、プラグ本体か
ら突出する爪部を有するタイプのモジュラープラグの嵌
合部と成し、このモジュラー嵌合部にはモジュラープラ
グの爪部と係止される抜け止め部が設けられ、スライド
板には、スライド板がスライド収容穴に収容されている
ときはスライド収容穴の側壁に押されてスライド板に没
入し、スライド板をスライド収容穴から引き出すと突部
付勢手段により付勢された力によりスライド板から突出
してスライド板とカード本体とを係止するスライド係止
突部と、このスライド係止突部に連係され端部が前記抜
け止め部の部位に突出した連携手段とが設けられ、スラ
イド係止突部とスライド板との間にはスライド係止突部
を突出させる方向に付勢する前記突部付勢手段が設けら
れ、スライド板がスライド収容穴から引き出されてカー
ド本体から飛び出して、スライド板から突出したスライ
ド係止突部によりカード本体に係止した状態に保持され
たスライド板のモジュラー嵌合部にモジュラープラグを
嵌合すると、前記モジュラー嵌合部の抜け止め部に係止
するモジュラープラグの爪部の動きに前記連携手段がそ
の爪部に当接する端部を介して連動してスライド係止突
部をスライド板に没入し、スライド板とカード本体との
係止が解除されることも本発明の特徴的な構成とされて
いる。
ら突出する爪部を有するタイプのモジュラープラグの嵌
合部と成し、このモジュラー嵌合部にはモジュラープラ
グの爪部と係止される抜け止め部が設けられ、スライド
板には、スライド板がスライド収容穴に収容されている
ときはスライド収容穴の側壁に押されてスライド板に没
入し、スライド板をスライド収容穴から引き出すと突部
付勢手段により付勢された力によりスライド板から突出
してスライド板とカード本体とを係止するスライド係止
突部と、このスライド係止突部に連係され端部が前記抜
け止め部の部位に突出した連携手段とが設けられ、スラ
イド係止突部とスライド板との間にはスライド係止突部
を突出させる方向に付勢する前記突部付勢手段が設けら
れ、スライド板がスライド収容穴から引き出されてカー
ド本体から飛び出して、スライド板から突出したスライ
ド係止突部によりカード本体に係止した状態に保持され
たスライド板のモジュラー嵌合部にモジュラープラグを
嵌合すると、前記モジュラー嵌合部の抜け止め部に係止
するモジュラープラグの爪部の動きに前記連携手段がそ
の爪部に当接する端部を介して連動してスライド係止突
部をスライド板に没入し、スライド板とカード本体との
係止が解除されることも本発明の特徴的な構成とされて
いる。
【0026】上記構成の本発明において、スライド板
は、通常、引き付け付勢手段によって挿入方向に引き付
け付勢されて挿入収容されている。そして、このスライ
ド板をスライド収容穴から引き出したときに、出没自在
のスライド係止突部によって、スライド板は引き出した
状態でカードに係止される。また、モジュラープラグの
爪部をプラグ本体側に付勢した状態でモジュラープラグ
をモジュラー嵌合部に嵌合完了したときに、爪部が付勢
状態からの復帰移動によってモジュラー嵌合部側の抜け
止め部に係止する係止動作に連動して、連携手段によっ
てスライド係止突部が没入されるために、モジュラープ
ラグが装置本体のスロット等の挿入穴入口にあたるとこ
ろまで引き込まれ、モジュラープラグをモジュラー嵌合
部から外すと、スライド板はカードに係止されずに、引
き付け付勢手段に引き付けられてスライド収容穴に挿入
収容される。
は、通常、引き付け付勢手段によって挿入方向に引き付
け付勢されて挿入収容されている。そして、このスライ
ド板をスライド収容穴から引き出したときに、出没自在
のスライド係止突部によって、スライド板は引き出した
状態でカードに係止される。また、モジュラープラグの
爪部をプラグ本体側に付勢した状態でモジュラープラグ
をモジュラー嵌合部に嵌合完了したときに、爪部が付勢
状態からの復帰移動によってモジュラー嵌合部側の抜け
止め部に係止する係止動作に連動して、連携手段によっ
てスライド係止突部が没入されるために、モジュラープ
ラグが装置本体のスロット等の挿入穴入口にあたるとこ
ろまで引き込まれ、モジュラープラグをモジュラー嵌合
部から外すと、スライド板はカードに係止されずに、引
き付け付勢手段に引き付けられてスライド収容穴に挿入
収容される。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態例を図面
に基づいて説明する。なお、本実施形態例の説明におい
て、これまで説明したモデムカードおよびモジュラープ
ラグと同一名称部分には同一符号を付し、その詳細説明
は省略する。図1には、本発明に係る通信用カードの一
実施形態例であるモデムカード1の要部構成がモジュラ
ープラグ2と共に示されている。本実施形態例が図5,
6に示したモデムカード1と異なる特徴的なことは、ス
ライド板7とモデムカード1間に、押しばねの代わり
に、スライド板7を挿入方向に引き付け付勢して挿入収
容する引き付け付勢手段としての引きばね13を設けたこ
とと、スライド板7をスライド収容穴9から引き出した
ときに、その状態でスライド板7をモデムカード1に係
止し、かつ、モジュラープラグ2をスライド板7の開口
スリット3に嵌合完了したときにスライド板7のモデム
カード1への係止を解除するスライド係止突部11をスラ
イド板7に対して出没自在に設けたことである。
に基づいて説明する。なお、本実施形態例の説明におい
て、これまで説明したモデムカードおよびモジュラープ
ラグと同一名称部分には同一符号を付し、その詳細説明
は省略する。図1には、本発明に係る通信用カードの一
実施形態例であるモデムカード1の要部構成がモジュラ
ープラグ2と共に示されている。本実施形態例が図5,
6に示したモデムカード1と異なる特徴的なことは、ス
ライド板7とモデムカード1間に、押しばねの代わり
に、スライド板7を挿入方向に引き付け付勢して挿入収
容する引き付け付勢手段としての引きばね13を設けたこ
とと、スライド板7をスライド収容穴9から引き出した
ときに、その状態でスライド板7をモデムカード1に係
止し、かつ、モジュラープラグ2をスライド板7の開口
スリット3に嵌合完了したときにスライド板7のモデム
カード1への係止を解除するスライド係止突部11をスラ
イド板7に対して出没自在に設けたことである。
【0028】スライド係止突部11は連携板部16の一端側
と連携されており、スライド係止突部11とスライド板7
との間には、スライド係止突部11を突出方向(図の下部
側)に付勢する突部付勢手段として機能する係止用ばね
12が設けられている。そして、スライド係止突部11は、
図2の(a)に示すように、スライド板7がスライド収
容穴9に収容されているときには、スライド収容穴9の
側壁に押されてスライド板7側に没入しているが、図1
に示すように、スライド板7をスライド収容穴9から引
き出すと、係止用ばね12の前記突出方向への付勢力によ
ってスライド板7から突出し、図2の(b)に示すよう
に、スライド板7を引き出した状態でモデムカード1に
係止するようになっている。
と連携されており、スライド係止突部11とスライド板7
との間には、スライド係止突部11を突出方向(図の下部
側)に付勢する突部付勢手段として機能する係止用ばね
12が設けられている。そして、スライド係止突部11は、
図2の(a)に示すように、スライド板7がスライド収
容穴9に収容されているときには、スライド収容穴9の
側壁に押されてスライド板7側に没入しているが、図1
に示すように、スライド板7をスライド収容穴9から引
き出すと、係止用ばね12の前記突出方向への付勢力によ
ってスライド板7から突出し、図2の(b)に示すよう
に、スライド板7を引き出した状態でモデムカード1に
係止するようになっている。
【0029】連携板部16の他端部45は、開口スリット3
側に突出しており、連携板部16は、図2の(b)に示す
ように、モジュラープラグ2の爪部26をハウジング24側
に付勢した状態でモジュラープラグ2を開口スリット3
に嵌合して、同図の(c)に示すように、その嵌合が完
了したときに、モジュラープラグ2の爪部25が付勢状態
の復帰移動によって、図の矢印のように移動して、爪部
25の引っ掛け部26が開口スリット3の抜け止め部として
の戻り防止部6に係止する係止動作に連動してスライド
係止突部11を没入させる連携手段として機能するもので
あり、モジュラープラグ2の爪部26が図の矢印Aのよう
に付勢状態から復帰移動するときに、図の矢印Bのよう
にスライド係止突部11をスライド板7に没入させる。
側に突出しており、連携板部16は、図2の(b)に示す
ように、モジュラープラグ2の爪部26をハウジング24側
に付勢した状態でモジュラープラグ2を開口スリット3
に嵌合して、同図の(c)に示すように、その嵌合が完
了したときに、モジュラープラグ2の爪部25が付勢状態
の復帰移動によって、図の矢印のように移動して、爪部
25の引っ掛け部26が開口スリット3の抜け止め部として
の戻り防止部6に係止する係止動作に連動してスライド
係止突部11を没入させる連携手段として機能するもので
あり、モジュラープラグ2の爪部26が図の矢印Aのよう
に付勢状態から復帰移動するときに、図の矢印Bのよう
にスライド係止突部11をスライド板7に没入させる。
【0030】本実施形態例は以上のように構成されてお
り、このモデムカード1をパソコン等の装置本体のスロ
ット内に挿入装着すると、図2の(a)に示すように、
カード1の後端側までスロット内に挿入され、スライド
板7をスライド収容穴9から引き出すことにより、図2
の(b)に示すように、スライド板7のみがパソコン等
のスロットから突出した状態になる。そして、このと
き、スライド係止部11が係止用ばね12の付勢力によりス
ライド板7の下部側に突出し、それにより、スライド板
7はスライド収容穴9から引き出された状態でモデムカ
ード1に係止される。
り、このモデムカード1をパソコン等の装置本体のスロ
ット内に挿入装着すると、図2の(a)に示すように、
カード1の後端側までスロット内に挿入され、スライド
板7をスライド収容穴9から引き出すことにより、図2
の(b)に示すように、スライド板7のみがパソコン等
のスロットから突出した状態になる。そして、このと
き、スライド係止部11が係止用ばね12の付勢力によりス
ライド板7の下部側に突出し、それにより、スライド板
7はスライド収容穴9から引き出された状態でモデムカ
ード1に係止される。
【0031】この状態で、パソコンのスロットから突出
したスライド板7の開口スリット3へのモジュラープラ
グ2の挿入嵌合が行われる。このとき、モジュラープラ
グ2の爪部26をハウジング24側に付勢して挿入が行わ
れ、モジュラープラグ2が開口スリット3に挿入される
と、同図の(c)に示すように、モジュラープラグ2の
突起部27の先端側が開口スリット3の先端位置設定部5
に当接してモジュラープラグ2の先端側の位置が設定さ
れ、その状態で、モジュラープラグ2の爪部26が復帰移
動して引っ掛け部26が開口スリット3の戻り防止部6に
引っ掛かり、モジュラープラグ2が開口スリット3の後
端側に戻って外れることが防止され、モジュラープラグ
2はモデムカード1に嵌合される。また、それにより、
モジュラープラグ2の端子30とモデムカード1の端子8
とが電気的に接続される。
したスライド板7の開口スリット3へのモジュラープラ
グ2の挿入嵌合が行われる。このとき、モジュラープラ
グ2の爪部26をハウジング24側に付勢して挿入が行わ
れ、モジュラープラグ2が開口スリット3に挿入される
と、同図の(c)に示すように、モジュラープラグ2の
突起部27の先端側が開口スリット3の先端位置設定部5
に当接してモジュラープラグ2の先端側の位置が設定さ
れ、その状態で、モジュラープラグ2の爪部26が復帰移
動して引っ掛け部26が開口スリット3の戻り防止部6に
引っ掛かり、モジュラープラグ2が開口スリット3の後
端側に戻って外れることが防止され、モジュラープラグ
2はモデムカード1に嵌合される。また、それにより、
モジュラープラグ2の端子30とモデムカード1の端子8
とが電気的に接続される。
【0032】また、このとき、モジュラープラグ2の爪
部25が付勢状態からの復帰移動によって図のA方向に移
動し、開口スリット3の戻り防止部6に爪部25の引っ掛
け部26が引っ掛かる(係止する)係止動作に連動して、
連携板部16の他端部45が図の矢印A方向に押し上げら
れ、それに伴い、スライド係止突部11を図の矢印Bのよ
うにスライド板7側に没入させる。そうすると、スライ
ド係止突部11によるスライド板7のモデムカード1への
係止が解除されて、スライド板7が引きばね13の引き付
け付勢力によりスライド収容穴9への挿入方向に引き付
けられ、スライド板7の一部がスライド収容穴9側に挿
入され、図2の(d)に示すように、モジュラープラグ
2の突起部27がモデムカード1の端部に係止した状態と
なる。
部25が付勢状態からの復帰移動によって図のA方向に移
動し、開口スリット3の戻り防止部6に爪部25の引っ掛
け部26が引っ掛かる(係止する)係止動作に連動して、
連携板部16の他端部45が図の矢印A方向に押し上げら
れ、それに伴い、スライド係止突部11を図の矢印Bのよ
うにスライド板7側に没入させる。そうすると、スライ
ド係止突部11によるスライド板7のモデムカード1への
係止が解除されて、スライド板7が引きばね13の引き付
け付勢力によりスライド収容穴9への挿入方向に引き付
けられ、スライド板7の一部がスライド収容穴9側に挿
入され、図2の(d)に示すように、モジュラープラグ
2の突起部27がモデムカード1の端部に係止した状態と
なる。
【0033】そして、本実施形態例では、モジュラープ
ラグ2を開口スリット3から外すときには、図5,6に
示したモデムカード1の開口スリット3からモジュラー
プラグ2を外すときと同様にして、モジュラープラグ2
の爪部25をハウジング24の上面15側に近づけて開口スリ
ット3の後端側から引き出して行われ、このとき、スラ
イド板7は引きばね13の付勢力によりスライド収容穴9
に引き付けられて自動的にスライド収容穴9に挿入収容
される。
ラグ2を開口スリット3から外すときには、図5,6に
示したモデムカード1の開口スリット3からモジュラー
プラグ2を外すときと同様にして、モジュラープラグ2
の爪部25をハウジング24の上面15側に近づけて開口スリ
ット3の後端側から引き出して行われ、このとき、スラ
イド板7は引きばね13の付勢力によりスライド収容穴9
に引き付けられて自動的にスライド収容穴9に挿入収容
される。
【0034】本実施形態例によれば、上記のように、ス
ライド板7は引きばね13によって挿入方向に引き付け付
勢されており、スライド板7をスライド収容穴9から引
き出したときには、この引き出した状態でスライド係止
突部11によりスライド板7がモデムカード1に係止され
るが、スライド板7の開口スリット3にモジュラープラ
グ2を嵌合完了したときに、スライド係止突部11による
スライド板7のモデムカード1への係止は解除され、モ
ジュラープラグ2がパソコンのスロット入口にあたると
ころまで引き込まれ、モジュラープラグ2を開口スリッ
ト3から外すと、スライド板7は引きばね13の引き付け
付勢力によりスライド収容穴9に自動的に挿入収容され
るために、図5に示した以前提案のモデムカード1と異
なり、使用者がスライド板7を収容し忘れてスライド板
7をパソコンのスロットから飛び出した状態のままにし
ておいてスライド板7を破損してしまうといったような
ことはない。
ライド板7は引きばね13によって挿入方向に引き付け付
勢されており、スライド板7をスライド収容穴9から引
き出したときには、この引き出した状態でスライド係止
突部11によりスライド板7がモデムカード1に係止され
るが、スライド板7の開口スリット3にモジュラープラ
グ2を嵌合完了したときに、スライド係止突部11による
スライド板7のモデムカード1への係止は解除され、モ
ジュラープラグ2がパソコンのスロット入口にあたると
ころまで引き込まれ、モジュラープラグ2を開口スリッ
ト3から外すと、スライド板7は引きばね13の引き付け
付勢力によりスライド収容穴9に自動的に挿入収容され
るために、図5に示した以前提案のモデムカード1と異
なり、使用者がスライド板7を収容し忘れてスライド板
7をパソコンのスロットから飛び出した状態のままにし
ておいてスライド板7を破損してしまうといったような
ことはない。
【0035】また、本実施形態例によれば、スライド板
7のスライド収容穴9への収容は引きばね13の引き付け
付勢力により行われ、図5に示したモデムカード1のよ
うに、押しばね10の飛び出し方向への付勢力に抗して収
容する場合と異なり、付勢力に逆らわずに自然に収容が
行われるために、引きばね13にはその中心位置に軸を設
けたり、外周側にガイドを設けたりする必要もなく、モ
デムカード1の構造を簡単なものにすることができる。
7のスライド収容穴9への収容は引きばね13の引き付け
付勢力により行われ、図5に示したモデムカード1のよ
うに、押しばね10の飛び出し方向への付勢力に抗して収
容する場合と異なり、付勢力に逆らわずに自然に収容が
行われるために、引きばね13にはその中心位置に軸を設
けたり、外周側にガイドを設けたりする必要もなく、モ
デムカード1の構造を簡単なものにすることができる。
【0036】さらに、本実施形態例によれば、スライド
板7をスライド収容穴9に収容している状態が引きばね
13にとって自然の状態であり、図5に示したモデムカー
ド1のように、押しばね10の付勢力に抗した状態で収容
する場合と異なり、スライド板7の収容時にばねに負担
がかかることはなく、引きばね13の寿命を長く保つこと
ができるため、モデムカード1を長期に渡って使用する
ことができる。
板7をスライド収容穴9に収容している状態が引きばね
13にとって自然の状態であり、図5に示したモデムカー
ド1のように、押しばね10の付勢力に抗した状態で収容
する場合と異なり、スライド板7の収容時にばねに負担
がかかることはなく、引きばね13の寿命を長く保つこと
ができるため、モデムカード1を長期に渡って使用する
ことができる。
【0037】さらに、図5,6に示したモデムカード1
においては、前記ロック手段が故障してしまったりする
と、スライド板7がスライド収容穴9から飛び出したま
まの状態になるといった不都合が生じたが、本実施形態
例では、たとえ、スライド係止突部11が破損してしまっ
たとしても、スライド板7はスライド収容穴9に収容さ
れた状態となり、スライド板7が邪魔になったり、モデ
ムカード1やパソコン等の装置本体の破損を招いたりす
ることはない。
においては、前記ロック手段が故障してしまったりする
と、スライド板7がスライド収容穴9から飛び出したま
まの状態になるといった不都合が生じたが、本実施形態
例では、たとえ、スライド係止突部11が破損してしまっ
たとしても、スライド板7はスライド収容穴9に収容さ
れた状態となり、スライド板7が邪魔になったり、モデ
ムカード1やパソコン等の装置本体の破損を招いたりす
ることはない。
【0038】さらに、本実施形態例のように、スライド
板7をスライド収容穴9に収容するときに、引きばね13
の引き付け付勢力で収容する方が、図5に示したモデム
カード1のように飛び出し方向への押しばね10の付勢力
に抗して収容する場合に比べ、パソコンのスロットに形
成されているコネクタ部に係る負荷が少なくなるため
に、パソコン等の装置本体の寿命を長くすることもでき
る。
板7をスライド収容穴9に収容するときに、引きばね13
の引き付け付勢力で収容する方が、図5に示したモデム
カード1のように飛び出し方向への押しばね10の付勢力
に抗して収容する場合に比べ、パソコンのスロットに形
成されているコネクタ部に係る負荷が少なくなるため
に、パソコン等の装置本体の寿命を長くすることもでき
る。
【0039】図13には、本発明に係わる通信用カードの
第2の実施形態例の要部構成が示されている。なお、図
13の(a)にはモデムカード1の平面図が、(b)には
側面図が、(c)にはカード後端側から見た正面図が、
(d)には底面側から見た図がそれぞれ示されている。
本実施形態例は上記第1の実施形態例のモデムカード1
と同様に、カード1の後端側にスライド収容穴9が形成
され、このスライド収容穴9にスライド板7が引きばね
13の付勢力によって収容されており、スライド板7に
は、開口スリット3が設けられており、開口スリット3
には先端位置設定部5と、戻り防止部6が形成されてい
る。
第2の実施形態例の要部構成が示されている。なお、図
13の(a)にはモデムカード1の平面図が、(b)には
側面図が、(c)にはカード後端側から見た正面図が、
(d)には底面側から見た図がそれぞれ示されている。
本実施形態例は上記第1の実施形態例のモデムカード1
と同様に、カード1の後端側にスライド収容穴9が形成
され、このスライド収容穴9にスライド板7が引きばね
13の付勢力によって収容されており、スライド板7に
は、開口スリット3が設けられており、開口スリット3
には先端位置設定部5と、戻り防止部6が形成されてい
る。
【0040】本実施形態例のモデムカード1は、フレー
ム60を有し、このフレーム60の一方に、スライド収容穴
9を構成する凹部61を有し、この凹部61には段部62が設
けられている。また、他方は開放端となっている。
ム60を有し、このフレーム60の一方に、スライド収容穴
9を構成する凹部61を有し、この凹部61には段部62が設
けられている。また、他方は開放端となっている。
【0041】フレーム60の開放端側には本体接続用コネ
クタ63が設けられている。このコネクタは68ピンの本体
接続用コネクタで、フレーム60の開放端を連結するよう
に取り付けられ、フレーム60ともに本体基板収納部64を
構成している。この本体基板収納部64に収容される本体
基板65はFG端子66によってフレーム60に固定され、フ
レキシブル基板43と本体接続用コネクタ63が、本体基板
上に構成されている回路(図示せず)に電気的に接続さ
れている。
クタ63が設けられている。このコネクタは68ピンの本体
接続用コネクタで、フレーム60の開放端を連結するよう
に取り付けられ、フレーム60ともに本体基板収納部64を
構成している。この本体基板収納部64に収容される本体
基板65はFG端子66によってフレーム60に固定され、フ
レキシブル基板43と本体接続用コネクタ63が、本体基板
上に構成されている回路(図示せず)に電気的に接続さ
れている。
【0042】前記フレーム60のスライド収容穴(凹部6
1)9にスライド自在に収納されるスライド板7の一側
面に突起67が設けられている。この突起67は、フレーム
60に設けられた段部62に係合され、スライド板7がスラ
イド収容穴9から抜け落ちることを防止するためのもの
である。また、突起67はスライド板7の両側面に設けて
もよい。
1)9にスライド自在に収納されるスライド板7の一側
面に突起67が設けられている。この突起67は、フレーム
60に設けられた段部62に係合され、スライド板7がスラ
イド収容穴9から抜け落ちることを防止するためのもの
である。また、突起67はスライド板7の両側面に設けて
もよい。
【0043】フレーム60の上下両側にはメタルカバーが
設けられ、このメタルカバーはスライド収容穴を構成す
るフレームの凹部61と、フレーム60および本体接続用コ
ネクタ63によって構成された本体基板収納部64を塞ぐよ
うにフレーム60に取り付けられている。
設けられ、このメタルカバーはスライド収容穴を構成す
るフレームの凹部61と、フレーム60および本体接続用コ
ネクタ63によって構成された本体基板収納部64を塞ぐよ
うにフレーム60に取り付けられている。
【0044】このモデムカード1に、図15に示すよう
に、モジュラープラグ2を端子配設面である底面14側を
上側にして開口スリット3の上側に突き出して挿入する
ようになっており、開口スリット3の両サイドの下部側
内壁には、開口スリット3の上側に突き出して挿入され
るモジュラープラグ2の爪部配設面15側を開口スリット
3から下に突き出さないように係止する係止部44が開口
スリット3の内側に張り出し形成されている。
に、モジュラープラグ2を端子配設面である底面14側を
上側にして開口スリット3の上側に突き出して挿入する
ようになっており、開口スリット3の両サイドの下部側
内壁には、開口スリット3の上側に突き出して挿入され
るモジュラープラグ2の爪部配設面15側を開口スリット
3から下に突き出さないように係止する係止部44が開口
スリット3の内側に張り出し形成されている。
【0045】また、図13に示すように、スライド板7の
側面側には、挿入するモジュラープラグ2の側面側を位
置規制する挿入位置規制部として機能する門形状のガイ
ド枠体46が、水平倒し方向と起立方向の往復回動自在に
基端側で軸支されて取り付けられており、ガイド枠体46
の基端側に形成された嵌合孔18と、スライド板7の側面
側に形成された突部17とが回転自在に嵌合している。な
お、ガイド枠体46のスライド板7への取り付け方は、特
に限定されるものではなく、例えば、本実施形態例とは
逆に、スライド板7側に嵌合孔が形成され、ガイド枠体
46側に突部が形成されて嵌合孔に嵌合されていてもよ
い。
側面側には、挿入するモジュラープラグ2の側面側を位
置規制する挿入位置規制部として機能する門形状のガイ
ド枠体46が、水平倒し方向と起立方向の往復回動自在に
基端側で軸支されて取り付けられており、ガイド枠体46
の基端側に形成された嵌合孔18と、スライド板7の側面
側に形成された突部17とが回転自在に嵌合している。な
お、ガイド枠体46のスライド板7への取り付け方は、特
に限定されるものではなく、例えば、本実施形態例とは
逆に、スライド板7側に嵌合孔が形成され、ガイド枠体
46側に突部が形成されて嵌合孔に嵌合されていてもよ
い。
【0046】図13,14の(a)に示すように、ガイド枠
体46の上端側には、挿入するモジュラープラグ2の端子
配設面14を位置規制する上板部41が設けられており、上
板部41には開口スリット3に挿入されたモジュラープラ
グ2のプラグ端子30と電気的に接続される端子8が配設
され、この端子8により端子接続部が形成されている。
体46の上端側には、挿入するモジュラープラグ2の端子
配設面14を位置規制する上板部41が設けられており、上
板部41には開口スリット3に挿入されたモジュラープラ
グ2のプラグ端子30と電気的に接続される端子8が配設
され、この端子8により端子接続部が形成されている。
【0047】また、図14の(a)に示すように、端子8
はガイド枠体46の内部を通ってガイド枠体46の基端側か
ら引き出され、ばね状体42となってスライド板7のスリ
ット部50を介してスライド板7内に埋設されており、こ
のように、本実施形態例では、ばね状体42が前記端子8
を兼ねた構成とされて、スライド板7とガイド枠体46と
の間に介設されている。
はガイド枠体46の内部を通ってガイド枠体46の基端側か
ら引き出され、ばね状体42となってスライド板7のスリ
ット部50を介してスライド板7内に埋設されており、こ
のように、本実施形態例では、ばね状体42が前記端子8
を兼ねた構成とされて、スライド板7とガイド枠体46と
の間に介設されている。
【0048】なお、本実施形態例のように、端子8をガ
イド枠体46に通す代わりに、図14の(b)に示すよう
に、端子8の先端側をスライド板7側に伸設して、端子
8がばね状体42を兼ねる構成とすることもできる。
イド枠体46に通す代わりに、図14の(b)に示すよう
に、端子8の先端側をスライド板7側に伸設して、端子
8がばね状体42を兼ねる構成とすることもできる。
【0049】ばね状体42は、常に、ガイド枠体46を、図
の左側に引っ張る働きをしており、ガイド枠体46は、図
15の(a)に示すように、スライド板7がスライド収容
穴9内に挿入されているときには、ガイド枠体46の外壁
側がスライド収容穴9の内壁に押されて、ガイド枠体46
は水平倒し方向に位置し、スライド収容穴9内に収容さ
れているが、同図の(b)に示すように、スライド板7
をスライド収容穴9から引き出したときには、スライド
収容穴9の内壁によりガイド枠体46の外壁を押さえる力
が取り除かれ、ガイド枠体46は、ばね状体42の力により
回転して起き上がり、スライド板7の係止端36に係止さ
れて起立するようになっている。そして、ガイド枠体46
は、その起立した状態でモジュラープラグ2の挿入位置
決め用の挿入ガイドとして機能するようになっている。
の左側に引っ張る働きをしており、ガイド枠体46は、図
15の(a)に示すように、スライド板7がスライド収容
穴9内に挿入されているときには、ガイド枠体46の外壁
側がスライド収容穴9の内壁に押されて、ガイド枠体46
は水平倒し方向に位置し、スライド収容穴9内に収容さ
れているが、同図の(b)に示すように、スライド板7
をスライド収容穴9から引き出したときには、スライド
収容穴9の内壁によりガイド枠体46の外壁を押さえる力
が取り除かれ、ガイド枠体46は、ばね状体42の力により
回転して起き上がり、スライド板7の係止端36に係止さ
れて起立するようになっている。そして、ガイド枠体46
は、その起立した状態でモジュラープラグ2の挿入位置
決め用の挿入ガイドとして機能するようになっている。
【0050】また、本実施形態例では、図15の(b)に
示すように、スライド板7の後端側に支持板部49が設け
られており、ガイド枠体46を倒したときに、ガイド枠体
46が支持板部49に当接するように構成されており、支持
板部49の後端側を指で押す等してスライド板7をスライ
ド収容穴9に収容するときに、スライド収容穴9の入口
側に押されて倒されたガイド枠体46が支持板部49に支持
されて、スライド板7と共にスライド収容穴9に収容さ
れるようになっている。
示すように、スライド板7の後端側に支持板部49が設け
られており、ガイド枠体46を倒したときに、ガイド枠体
46が支持板部49に当接するように構成されており、支持
板部49の後端側を指で押す等してスライド板7をスライ
ド収容穴9に収容するときに、スライド収容穴9の入口
側に押されて倒されたガイド枠体46が支持板部49に支持
されて、スライド板7と共にスライド収容穴9に収容さ
れるようになっている。
【0051】本実施形態例は以上のように構成されてお
り、このモデムカード1をパソコン等の装置本体のスロ
ット内に挿入装着すると、カード1の後端側までスロッ
ト内に挿入される。そして、スライド板7をスライド収
容穴9から引き出すと、スライド板7のみが装置本体か
ら外側に突出された状態になり、上記実施形態例と同様
に、この引き出した状態でスライド係止突部11により係
止され、また、このとき、ガイド枠体46は、図15の
(b)に示すように、ばね状体42に引っ張られて、図の
矢印のように起立回動し、挿入ガイド面として機能する
ようになる。
り、このモデムカード1をパソコン等の装置本体のスロ
ット内に挿入装着すると、カード1の後端側までスロッ
ト内に挿入される。そして、スライド板7をスライド収
容穴9から引き出すと、スライド板7のみが装置本体か
ら外側に突出された状態になり、上記実施形態例と同様
に、この引き出した状態でスライド係止突部11により係
止され、また、このとき、ガイド枠体46は、図15の
(b)に示すように、ばね状体42に引っ張られて、図の
矢印のように起立回動し、挿入ガイド面として機能する
ようになる。
【0052】モデムカード1をこの状態として、モジュ
ラープラグ2をその端子配設面14側を上にして開口スリ
ット3の後端側から挿入すると、モジュラープラグ2
は、開口スリット3の上側に突き出して挿入され、モジ
ュラープラグ2の爪部配設面15側が開口スリット3の係
止部44により係止され、モジュラープラグ2が開口スリ
ット3から下に突き出さないような状態で挿入される。
また、このとき、モジュラープラグ2の側面側がガイド
枠体46の側面側の内壁により位置規制され、モジュラー
プラグ2の端子配設面14はガイド枠体46の上板部41の内
壁により位置規制されて挿入され、図15の(c)に示す
ように嵌合される。
ラープラグ2をその端子配設面14側を上にして開口スリ
ット3の後端側から挿入すると、モジュラープラグ2
は、開口スリット3の上側に突き出して挿入され、モジ
ュラープラグ2の爪部配設面15側が開口スリット3の係
止部44により係止され、モジュラープラグ2が開口スリ
ット3から下に突き出さないような状態で挿入される。
また、このとき、モジュラープラグ2の側面側がガイド
枠体46の側面側の内壁により位置規制され、モジュラー
プラグ2の端子配設面14はガイド枠体46の上板部41の内
壁により位置規制されて挿入され、図15の(c)に示す
ように嵌合される。
【0053】そして、この嵌合により、モジュラープラ
グ2の爪部25の引っ掛け部26がモデムカード1の戻り防
止部6に係止すると、上記実施形態例と同様に、スライ
ド係止突部11が没入し、モジュラープラグ2がパソコン
のスロットの入口にあたるところまで引き込まれる。
グ2の爪部25の引っ掛け部26がモデムカード1の戻り防
止部6に係止すると、上記実施形態例と同様に、スライ
ド係止突部11が没入し、モジュラープラグ2がパソコン
のスロットの入口にあたるところまで引き込まれる。
【0054】また、同図の(d)に示すように、モジュ
ラープラグ2の突起部27の先端側が開口スリット3の先
端位置設定部5に当接し、モジュラープラグ2のプラグ
端子30が上板部41に配設された端子8と電気的に接続さ
れ、モジュラープラグ2とモデムカード1とが電気的に
接続される。
ラープラグ2の突起部27の先端側が開口スリット3の先
端位置設定部5に当接し、モジュラープラグ2のプラグ
端子30が上板部41に配設された端子8と電気的に接続さ
れ、モジュラープラグ2とモデムカード1とが電気的に
接続される。
【0055】また、モジュラープラグ2を開口スリット
3から外すときには、モジュラープラグ2の爪部25をハ
ウジング24の爪部配設面15側に押し付け、モジュラープ
ラグ2の引っ掛け部26が開口スリット3の戻り防止部6
に引っ掛からない状態にしてモジュラープラグ2を開口
スリット3の後端側に引き出すことにより外すことがで
きる。そして、モジュラープラグ2を開口スリット3か
ら外すと、モジュラープラグ2とモデムカード1の端子
30,8間の接続は解除される。
3から外すときには、モジュラープラグ2の爪部25をハ
ウジング24の爪部配設面15側に押し付け、モジュラープ
ラグ2の引っ掛け部26が開口スリット3の戻り防止部6
に引っ掛からない状態にしてモジュラープラグ2を開口
スリット3の後端側に引き出すことにより外すことがで
きる。そして、モジュラープラグ2を開口スリット3か
ら外すと、モジュラープラグ2とモデムカード1の端子
30,8間の接続は解除される。
【0056】なお、モジュラープラグ2を開口スリット
3から外して、スライド板7をスライド収容穴9に挿入
すると、ガイド枠体46はスライド収容穴9の入口側に押
されて再び倒し状態となり、図15の(a)に示したよう
に、スライド板7と共にスライド収容穴9に収容され、
パソコンのスロットから突出しない状態となる。
3から外して、スライド板7をスライド収容穴9に挿入
すると、ガイド枠体46はスライド収容穴9の入口側に押
されて再び倒し状態となり、図15の(a)に示したよう
に、スライド板7と共にスライド収容穴9に収容され、
パソコンのスロットから突出しない状態となる。
【0057】本実施形態例も上記第1の実施形態例と同
様の効果を奏し、また、本実施形態例によれば、上記の
ように、モジュラープラグ2を開口スリット3に挿入す
るときに、モジュラープラグ2の底面側が係止部44によ
り係止されて開口スリット3より下に突き出さないよう
にして挿入されるために、モジュラープラグ2がモデム
カード1の下側に突き出ることは防止される。
様の効果を奏し、また、本実施形態例によれば、上記の
ように、モジュラープラグ2を開口スリット3に挿入す
るときに、モジュラープラグ2の底面側が係止部44によ
り係止されて開口スリット3より下に突き出さないよう
にして挿入されるために、モジュラープラグ2がモデム
カード1の下側に突き出ることは防止される。
【0058】しかも、本実施形態例によれば、モジュラ
ープラグ2は、ガイド枠体46の内壁により形成されたコ
字形状のガイド面に沿って3方向から側面側と端子配設
面14側が位置決めされて挿入されるために、モジュラー
プラグ2の位置は確実に設定され、モジュラープラグ2
の開口スリット3への挿入は、より簡単、かつ、確実、
迅速に行うことが可能となる。
ープラグ2は、ガイド枠体46の内壁により形成されたコ
字形状のガイド面に沿って3方向から側面側と端子配設
面14側が位置決めされて挿入されるために、モジュラー
プラグ2の位置は確実に設定され、モジュラープラグ2
の開口スリット3への挿入は、より簡単、かつ、確実、
迅速に行うことが可能となる。
【0059】なお、本発明は上記実施形態例に限定され
ることはなく、様々な実施の態様を採り得る。例えば、
上記実施形態例では、開口スリット3をスライド板7の
出し入れ方向と同方向に設けたが、開口スリット3は、
スライド板7の出し入れ(スライド)方向と交差するよ
うに、すなわち、図4の(a)に示すように、スライド
方向に対して斜めに、または、同図の(b)に示すよう
に、スライド方向と垂直な方向に設けても構わない。ま
た、スライド板7は上記実施形態例のように必ずしも厚
みが均一であるとは限らない。
ることはなく、様々な実施の態様を採り得る。例えば、
上記実施形態例では、開口スリット3をスライド板7の
出し入れ方向と同方向に設けたが、開口スリット3は、
スライド板7の出し入れ(スライド)方向と交差するよ
うに、すなわち、図4の(a)に示すように、スライド
方向に対して斜めに、または、同図の(b)に示すよう
に、スライド方向と垂直な方向に設けても構わない。ま
た、スライド板7は上記実施形態例のように必ずしも厚
みが均一であるとは限らない。
【0060】また、上記実施形態例では、スライド板7
にスライド係止突部11を設け、このスライド係止突部11
により、スライド板7をスライド収容穴9から引き出し
た状態でモデムカード1に係止するようにしたが、例え
ば、図3に示すように、スライド板7側にスライド係止
用凹部31を設け、スライド収容穴9側にスライド係止用
スイッチ32を設ける等して、スライド板7を引き出した
状態で係止し、モジュラープラグ2を開口スリット3か
ら外したときに、使用者がスライド係止用スイッチ32を
操作してスライド板7のモデムカード1への係止を解除
するようにしてもよい。この場合も、例えばスライド係
止用スイッチ32を図の下部側に少し移動するといった操
作により、ワンタッチでスライド板7を収容することが
可能であり、スライド板7のスライド収容穴9への収容
は非常に容易に行うことができる。
にスライド係止突部11を設け、このスライド係止突部11
により、スライド板7をスライド収容穴9から引き出し
た状態でモデムカード1に係止するようにしたが、例え
ば、図3に示すように、スライド板7側にスライド係止
用凹部31を設け、スライド収容穴9側にスライド係止用
スイッチ32を設ける等して、スライド板7を引き出した
状態で係止し、モジュラープラグ2を開口スリット3か
ら外したときに、使用者がスライド係止用スイッチ32を
操作してスライド板7のモデムカード1への係止を解除
するようにしてもよい。この場合も、例えばスライド係
止用スイッチ32を図の下部側に少し移動するといった操
作により、ワンタッチでスライド板7を収容することが
可能であり、スライド板7のスライド収容穴9への収容
は非常に容易に行うことができる。
【0061】ただし、本実施形態例のように、モジュラ
ープラグ2を開口スリット3に嵌合完了したときにスラ
イド係止突部11によるスライド板7のモデムカード1へ
の係止を解除するように構成すれば、使用者がモジュラ
ープラグ2を外した後にスライド板7の収容を全く心が
けていなくとも自動的にスライド板7が収容されるため
に、本実施形態例のように使用後にスライド板7が自動
的に収容されるように構成することが望ましい。
ープラグ2を開口スリット3に嵌合完了したときにスラ
イド係止突部11によるスライド板7のモデムカード1へ
の係止を解除するように構成すれば、使用者がモジュラ
ープラグ2を外した後にスライド板7の収容を全く心が
けていなくとも自動的にスライド板7が収容されるため
に、本実施形態例のように使用後にスライド板7が自動
的に収容されるように構成することが望ましい。
【0062】さらに、スライド係止突部11や連携板部16
等の連携手段の詳細な構成は特に限定されるものではな
く、スライド係止突部11は、スライド板7をスライド収
容穴9から引き出したときにこの引き出した状態でスラ
イド板7をカード1に係止し、かつ、連携手段は、モジ
ュラープラグ2の爪部25をプラグ本体側に付勢した状態
でモジュラープラグ2を開口スリット3に嵌合完了した
ときに、爪部25が付勢状態からの復帰移動によって開口
スリット3側の抜け止め部に係止する係止動作に連動し
てスライド係止突部を没入させるように構成されればよ
い。
等の連携手段の詳細な構成は特に限定されるものではな
く、スライド係止突部11は、スライド板7をスライド収
容穴9から引き出したときにこの引き出した状態でスラ
イド板7をカード1に係止し、かつ、連携手段は、モジ
ュラープラグ2の爪部25をプラグ本体側に付勢した状態
でモジュラープラグ2を開口スリット3に嵌合完了した
ときに、爪部25が付勢状態からの復帰移動によって開口
スリット3側の抜け止め部に係止する係止動作に連動し
てスライド係止突部を没入させるように構成されればよ
い。
【0063】さらに、上記実施形態例では、引きばね13
により、スライド板7を挿入方向に引き付け付勢して挿
入収容する引き付け付勢手段を形成したが、引きばね13
の代わりにゴムや磁石等により引き付け付勢手段を構成
しても構わない。
により、スライド板7を挿入方向に引き付け付勢して挿
入収容する引き付け付勢手段を形成したが、引きばね13
の代わりにゴムや磁石等により引き付け付勢手段を構成
しても構わない。
【0064】さらに、上記第2の実施形態例では、端子
8がばね状体42を兼ねる構成としたが、図14の(c)に
示すように、端子8とばね状体42とは別個に構成しても
よい。このように、端子8とばね状体42とを別個に構成
するときには、この図に示すように、スライド板7とガ
イド枠体46の基端側との間にフレキシブル基板43を介設
したり、図14の(e)に示すように、フレキシブル基板
43をガイド枠体46の軸となる部分に接続したりして、ス
ライド板7とガイド枠体46とを電気的に接続する。な
お、図14の(e)に示すようにすると、ガイド枠体46が
回動しても、それに伴ってフレキシブル基板43が動かさ
れることなくガイド枠体46の回動を行うことができる。
8がばね状体42を兼ねる構成としたが、図14の(c)に
示すように、端子8とばね状体42とは別個に構成しても
よい。このように、端子8とばね状体42とを別個に構成
するときには、この図に示すように、スライド板7とガ
イド枠体46の基端側との間にフレキシブル基板43を介設
したり、図14の(e)に示すように、フレキシブル基板
43をガイド枠体46の軸となる部分に接続したりして、ス
ライド板7とガイド枠体46とを電気的に接続する。な
お、図14の(e)に示すようにすると、ガイド枠体46が
回動しても、それに伴ってフレキシブル基板43が動かさ
れることなくガイド枠体46の回動を行うことができる。
【0065】さらに、上記第2の実施形態例のようにガ
イド枠体46を設けてモデムカード1を形成するときに、
端子8は、上板部41から斜めに突設されているとは限ら
ず、例えば、図14の(d)に示すようにU字型に形成し
て、ガイド枠体46からはみ出さないように構成してもよ
い。
イド枠体46を設けてモデムカード1を形成するときに、
端子8は、上板部41から斜めに突設されているとは限ら
ず、例えば、図14の(d)に示すようにU字型に形成し
て、ガイド枠体46からはみ出さないように構成してもよ
い。
【0066】さらに、上記第2の実施形態例では、ガイ
ド枠体46を倒したときに、ガイド枠体46が支持板部49に
当接するように構成し、支持板部49の後端側を指で押す
等してスライド板7をスライド収容穴9に収容するとき
に、スライド収容穴9の入口側に押されて倒されたガイ
ド枠体46が支持板部49に支持されてスライド板7と共に
スライド収容穴9に収容されるようにしたが、例えば、
支持板部49を省略し、ガイド枠体46を手動により倒した
状態とし、その倒したガイド枠体46の上板部41側を指で
押す等してガイド枠体46とスライド板7とをスライド収
容穴9に収容するようにしてもよい。
ド枠体46を倒したときに、ガイド枠体46が支持板部49に
当接するように構成し、支持板部49の後端側を指で押す
等してスライド板7をスライド収容穴9に収容するとき
に、スライド収容穴9の入口側に押されて倒されたガイ
ド枠体46が支持板部49に支持されてスライド板7と共に
スライド収容穴9に収容されるようにしたが、例えば、
支持板部49を省略し、ガイド枠体46を手動により倒した
状態とし、その倒したガイド枠体46の上板部41側を指で
押す等してガイド枠体46とスライド板7とをスライド収
容穴9に収容するようにしてもよい。
【0067】さらに、上記第2の実施形態例では、スラ
イド板7の側面側にガイド枠体46を設けて、挿入するモ
ジュラープラグ2の側面側を位置規制するようにした
が、ガイド枠体46の代わりに、例えば、図16の(a)に
示すようなL字形状のガイド板48や同図の(b)に示す
ような鉤形状のガイド板48を設けてガイド板48の上端側
の上板部41に端子8を形成し、これらのガイド板48によ
りモジュラープラグ2の挿入位置を規制するようにして
もよい。
イド板7の側面側にガイド枠体46を設けて、挿入するモ
ジュラープラグ2の側面側を位置規制するようにした
が、ガイド枠体46の代わりに、例えば、図16の(a)に
示すようなL字形状のガイド板48や同図の(b)に示す
ような鉤形状のガイド板48を設けてガイド板48の上端側
の上板部41に端子8を形成し、これらのガイド板48によ
りモジュラープラグ2の挿入位置を規制するようにして
もよい。
【0068】さらに、上記実施形態例では、モジュラー
嵌合部とし後端開放の開口スリット3を設けたが、モジ
ュラー嵌合部は必ずしも開口スリットとするとは限ら
ず、例えばスライド板7の厚み方向に貫通の穴形状のモ
ジュラー嵌合部を形成してもよく、モジュラープラグ2
をモジュラー嵌合部に嵌合したときに、モジュラープラ
グ2がモデムカード1等の通信用カードに電気的に信号
接続されるように構成すればよい。
嵌合部とし後端開放の開口スリット3を設けたが、モジ
ュラー嵌合部は必ずしも開口スリットとするとは限ら
ず、例えばスライド板7の厚み方向に貫通の穴形状のモ
ジュラー嵌合部を形成してもよく、モジュラープラグ2
をモジュラー嵌合部に嵌合したときに、モジュラープラ
グ2がモデムカード1等の通信用カードに電気的に信号
接続されるように構成すればよい。
【0069】さらに、上記実施形態例では、モデムカー
ド1の厚みは5mmで均一としたが、モデムカード1の厚
みは5mmとは限らないし、モデムカード1は必ずしも厚
みが均一であるとは限らない。
ド1の厚みは5mmで均一としたが、モデムカード1の厚
みは5mmとは限らないし、モデムカード1は必ずしも厚
みが均一であるとは限らない。
【0070】さらに、本発明の通信用カードは、上記実
施形態例のようにモデムカード1とは限らず、通信用回
路を備えた通信用カードであれば他の通信用カードでも
構わない。
施形態例のようにモデムカード1とは限らず、通信用回
路を備えた通信用カードであれば他の通信用カードでも
構わない。
【0071】
【発明の効果】本発明によれば、スライド板とカード間
に、スライド板を挿入方向に引き付け付勢して挿入収容
する引き付け付勢手段を設けて収容するようにしたため
に、スライド板とカード間にスライド板を引き出し方向
に付勢する付勢手段を設けてこの付勢力に抗してスライ
ド板をスライド収容穴に挿入収容する場合と異なり、ス
ライド板のスライド収容穴への挿入は負荷のかからない
状態で自然に、しかも非常に容易に行うことが可能とな
り、スライド板を収容するときの収容軌道を規制するた
めの軸やガイド等を必要とせず、通信用カードの構造を
簡単なものとすることができる。また、このように、ス
ライド板のスライド収容穴への収容が負荷のかからない
状態で自然に行われるために、引き付け付勢手段の寿命
を長くすることが可能となり、通信用カードの寿命も長
くすることができる。
に、スライド板を挿入方向に引き付け付勢して挿入収容
する引き付け付勢手段を設けて収容するようにしたため
に、スライド板とカード間にスライド板を引き出し方向
に付勢する付勢手段を設けてこの付勢力に抗してスライ
ド板をスライド収容穴に挿入収容する場合と異なり、ス
ライド板のスライド収容穴への挿入は負荷のかからない
状態で自然に、しかも非常に容易に行うことが可能とな
り、スライド板を収容するときの収容軌道を規制するた
めの軸やガイド等を必要とせず、通信用カードの構造を
簡単なものとすることができる。また、このように、ス
ライド板のスライド収容穴への収容が負荷のかからない
状態で自然に行われるために、引き付け付勢手段の寿命
を長くすることが可能となり、通信用カードの寿命も長
くすることができる。
【0072】また、スライド板には該スライド板をスラ
イド収容穴から引き出したときにこの引き出した状態で
スライド板をカードに係止するスライド係止突部が出没
自在に設けられており、該スライド係止突部とスライド
板との間にはスライド係止突部を突出方向に付勢する突
部付勢手段が設けられており、一方、モジュラー嵌合開
口スリットに嵌合するモジュラープラグはプラグ本体と
プラグ本体から突出した爪部を有しており、該爪部をプ
ラグ本体側に付勢した状態でモジュラープラグをモジュ
ラー嵌合部に嵌合完了したときに爪部が付勢状態からの
復帰移動によってモジュラー嵌合部側の抜け止め部に係
止する係止動作に連動してスライド係止突部を没入させ
る連携手段が設けられている本発明によれば、モジュラ
ープラグをモジュラー嵌合部に嵌合完了したときに、ス
ライド係止突部が没入してスライド板のカードへの係止
が解除されるために、モジュラープラグをモジュラー嵌
合部から外したときにスライド板がカードに係止されず
に、引き付け付勢手段に引き付けられてスライド収容穴
に挿入収容されるようになり、使用者がスライド板のス
ライド収容穴への収容を常に心がけていなくとも、スラ
イド板のスライド収容穴への挿入収容が達成され、スラ
イド板を収容し忘れてそれにより破損してしまうといっ
たミスを防ぐことが可能となる。
イド収容穴から引き出したときにこの引き出した状態で
スライド板をカードに係止するスライド係止突部が出没
自在に設けられており、該スライド係止突部とスライド
板との間にはスライド係止突部を突出方向に付勢する突
部付勢手段が設けられており、一方、モジュラー嵌合開
口スリットに嵌合するモジュラープラグはプラグ本体と
プラグ本体から突出した爪部を有しており、該爪部をプ
ラグ本体側に付勢した状態でモジュラープラグをモジュ
ラー嵌合部に嵌合完了したときに爪部が付勢状態からの
復帰移動によってモジュラー嵌合部側の抜け止め部に係
止する係止動作に連動してスライド係止突部を没入させ
る連携手段が設けられている本発明によれば、モジュラ
ープラグをモジュラー嵌合部に嵌合完了したときに、ス
ライド係止突部が没入してスライド板のカードへの係止
が解除されるために、モジュラープラグをモジュラー嵌
合部から外したときにスライド板がカードに係止されず
に、引き付け付勢手段に引き付けられてスライド収容穴
に挿入収容されるようになり、使用者がスライド板のス
ライド収容穴への収容を常に心がけていなくとも、スラ
イド板のスライド収容穴への挿入収容が達成され、スラ
イド板を収容し忘れてそれにより破損してしまうといっ
たミスを防ぐことが可能となる。
【0073】また、本発明によれば、モジュラープラグ
をモジュラー嵌合部に挿入嵌合しないときには、スライ
ド板をスライド収容穴に収容することにより、カード後
端側がパソコン等の装置から突出しない状態とすること
が可能となり、カードをパソコン等に装着しても邪魔に
ならないようにすることができる。
をモジュラー嵌合部に挿入嵌合しないときには、スライ
ド板をスライド収容穴に収容することにより、カード後
端側がパソコン等の装置から突出しない状態とすること
が可能となり、カードをパソコン等に装着しても邪魔に
ならないようにすることができる。
【図1】本発明に係わる通信用カードの第1の実施形態
例をモジュラープラグ2と共に示す要部平面構成図であ
る。
例をモジュラープラグ2と共に示す要部平面構成図であ
る。
【図2】上記実施形態例のモデムカード1へのモジュラ
ープラグ2の挿入動作を示す説明図である。
ープラグ2の挿入動作を示す説明図である。
【図3】本発明に係わる通信用カードの他の実施形態例
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図4】本発明に係わる通信用カードのさらに他の実施
形態例を示す説明図である。
形態例を示す説明図である。
【図5】本出願人が以前に提案している通信用カードの
一例をモジュラープラグ2と共に示す要部説明図であ
る。
一例をモジュラープラグ2と共に示す要部説明図であ
る。
【図6】図5に示した通信用カードにおけるスライド板
7の付勢手段の説明図である。
7の付勢手段の説明図である。
【図7】モジュラープラグ2の爪部25の動作を示す説明
図である。
図である。
【図8】モジュラープラグ2の平面説明図である。
【図9】モジュラープラグ2の先端側から見た正面説明
図である。
図である。
【図10】従来のモデムカード1と電話回線のコードを共
に示す説明図である。
に示す説明図である。
【図11】図10のコネクタ部23を示す説明図である。
【図12】図10のコネクタ部23とモジュラープラグ2の接
続方法を示す説明図である。
続方法を示す説明図である。
【図13】本発明に係わる通信用カードの第2の実施形態
例を示す要部構成図である。
例を示す要部構成図である。
【図14】上記第2の実施形態例のガイド枠体46近辺の詳
細な構成(a)と、本発明の他の実施形態例のガイド枠
体46近辺の構成(b)〜(e)を示す説明図である。
細な構成(a)と、本発明の他の実施形態例のガイド枠
体46近辺の構成(b)〜(e)を示す説明図である。
【図15】上記第2の実施形態例の動作を示す説明図であ
る。
る。
【図16】本発明の通信用カードの他の実施形態例におけ
るモジュラープラグの挿入位置規制部を示す説明図であ
る。
るモジュラープラグの挿入位置規制部を示す説明図であ
る。
1 モデムカード 3 開口スリット 7 スライド板 9 スライド収容穴 11 スライド係止突部 13 引きばね 16 連携板部 25 爪部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06K 17/00 G06K 19/00 - 19/077 H01R 13/33 H01R 13/40 - 13/533 H01R 13/56 - 13/73
Claims (2)
- 【請求項1】 通信用回路を備えたカードの後端側には
カード本体の後端面を開口としてカード本体の先端側に
向けて形成されたスライド収容穴を設け、このスライド
収容穴に出し入れ自在に挿入収容されるスライド板を配
置し、スライド板にはモジュラープラグを着脱自在に嵌
合するためのモジュラー嵌合部が形成された通信用カー
ドであって、スライド板とカード本体の間にはスライド
板をスライド収容穴内に挿入する方向に引き付け付勢し
てカード本体のスライド収容穴内に収容する引き付け付
勢手段が設けられていることを特徴とする通信用カー
ド。 - 【請求項2】 モジュラー嵌合部は、プラグ本体から突
出する爪部を有するタイプのモジュラープラグの嵌合部
と成し、このモジュラー嵌合部にはモジュラープラグの
爪部と係止される抜け止め部が設けられ、スライド板に
は、スライド板がスライド収容穴に収容されているとき
はスライド収容穴の側壁に押されてスライド板に没入
し、スライド板をスライド収容穴から引き出すと突部付
勢手段により付勢された力によりスライド板から突出し
てスライド板とカード本体とを係止するスライド係止突
部と、このスライド係止突部に連係され端部が前記抜け
止め部の部位に突出した連携手段とが設けられ、スライ
ド係止突部とスライド板との間にはスライド係止突部を
突出させる方向に付勢する前記突部付勢手段が設けら
れ、スライド板がスライド収容穴から引き出されてカー
ド本体から飛び出して、スライド板から突出したスライ
ド係止突部によりカード本体に係止した状態に保持され
たスライド板のモジュラー嵌合部にモジュラープラグを
嵌合すると、前記モジュラー嵌合部の抜け止め部に係止
するモジュラープラグの爪部の動きに前記連携手段がそ
の爪部に当接する端部を介して連動してスライド係止突
部をスライド板に没入し、スライド板とカード本体との
係止が解除されることを特徴とする請求項1記載の通信
用カード。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05417196A JP3159044B2 (ja) | 1995-02-20 | 1996-02-16 | 通信用カード |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7-55166 | 1995-02-20 | ||
JP5516695 | 1995-02-20 | ||
JP05417196A JP3159044B2 (ja) | 1995-02-20 | 1996-02-16 | 通信用カード |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08293013A JPH08293013A (ja) | 1996-11-05 |
JP3159044B2 true JP3159044B2 (ja) | 2001-04-23 |
Family
ID=26394916
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05417196A Expired - Fee Related JP3159044B2 (ja) | 1995-02-20 | 1996-02-16 | 通信用カード |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3159044B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998058425A1 (en) * | 1997-06-16 | 1998-12-23 | The Whitaker Corporation | Retractable adapter for computer communications card |
JP5609763B2 (ja) * | 2011-05-11 | 2014-10-22 | 株式会社Jvcケンウッド | コネクタ構造及び電子機器 |
JP6033764B2 (ja) * | 2013-12-20 | 2016-11-30 | レノボ・シンガポール・プライベート・リミテッド | レセプタクル及び電子機器 |
-
1996
- 1996-02-16 JP JP05417196A patent/JP3159044B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08293013A (ja) | 1996-11-05 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |