JP6033764B2 - レセプタクル及び電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、信号端子が設けられたオス側板状部材をケース内に収容したプラグとの接続規格に使用されるレセプタクル、該レセプタクルを備える電子機器、及び該レセプタクルとプラグとの接続構造に関する。
パーソナルコンピュータ等の多くの電子機器には、周辺機器の接続用等としてUSB(Universal Serial Bus)規格に準拠したレセプタクルが設けられている。
USBコネクタには、パーソナルコンピュータ側に設けられるAタイプと、周辺機器側に設けられるBタイプとがある。USB−Aタイプ規格のレセプタクルは、パーソナルコンピュータの筐体外面に形成された開口部内に組み込まれ、これに接続されるプラグはケーブルやフラッシュメモリ等の機器の一端に取り付けられている。レセプタクルは信号端子が設けられた板状部材(メス側板状部材)を筐体の開口部内に設けて構成され、プラグは信号端子が設けられた板状部材(オス側板状部材)をメタルケース内に収容して構成されており、プラグのメタルケースをレセプタクル内に挿入することで、互いの信号端子同士が接続される。
このようなUSBコネクタとしては、従来より広く用いられているスタンダードタイプ(レギュラータイプ)のコネクタと、これを小型化したマイクロタイプのコネクタとが一般的である。スタンダードタイプのコネクタは、対応する機器が多く汎用性も高いという利点があるが、その外形がある程度の大きさを有し、例えばレセプタクルの高さ寸法は6.2mm程度となっている。このため、スタンダードタイプのレセプタクルを電子機器の筐体に搭載する場合、開口部の大きさを確保するために筐体デザインの制約が多くなり、例えば筐体の側面の厚みを中央部よりも薄くする断面曲面形状の筐体では、レセプタクルの開口部だけを他の部位よりも厚みを増したデザインとする必要を生じる場合がある。そして、筐体の薄型化の要望は、携帯型の電子機器であるノートブック型パーソナルコンピュータ(ノートブック型PC)やタブレット型パーソナルコンピュータ(タブレット型PC)、スマートフォン等でより顕著なものとなっている。
ところで、USBコネクタの薄型化に関しては、例えば特許文献1に開示されているように、プラグの薄型化を図るために、外側のメタルケースを省略して信号端子が設けられたオス側板状部材を外部に露出させた構成がある。
米国特許出願公開第2005/0070138号明細書
ところが、ノートブック型PCやタブレット型PC等の端末側の筐体の薄型化を実現するためのレセプタクルの薄型化についての提案はなく、より多くの機器に用いられていて汎用性の高いスタンダードタイプのレセプタクルを薄型化し、筐体デザインの自由度を確保することができる構造が望まれている。また、マイクロタイプのレセプタクルをさらに薄型化すれば、筐体デザインの自由度をさらに高めることも可能となる。
本発明は、上記従来技術の課題を考慮してなされたものであり、構造を薄型化し、搭載される電子機器の筐体デザインの自由度を確保することができるレセプタクル及び該レセプタクルを備えた電子機器を提供することを目的とする。
本発明に係るレセプタクルは、側面の厚みを中央部よりも薄くした板状の電子機器の筐体の前記側面に設けられ、信号端子が設けられたオス側板状部材をメタルケース内に収容したプラグとのUSB規格の接続規格に使用されるレセプタクルであって、少なくともその一面側に信号端子が設けられ、前記筐体の側面から出没可能に構成されると共に、前記一面側から他面側に向かう厚み方向が前記筐体の側面の厚み方向と同一方向となるように配設されたメス側板状部材を備え、該メス側板状部材は、前記筐体の側面から突出した突出位置で前記プラグのメタルケース内に挿入されることで前記オス側板状部材と重なるように配置されると共に、その信号端子が前記オス側板状部材の信号端子に接続され、これにより前記プラグと接続されることを特徴とする。
また、本発明に係る電子機器は、信号端子が設けられたオス側板状部材をメタルケース内に収容したプラグとのUSB規格の接続規格に使用されるレセプタクルを側面の厚みを中央部よりも薄くした板状の筐体の前記側面に備えた電子機器であって、前記レセプタクルは、少なくともその一面側に信号端子が設けられ、前記筐体の側面から出没可能に構成されると共に、前記一面側から他面側に向かう厚み方向が前記筐体の側面の厚み方向と同一方向となるように配設されたメス側板状部材を備え、該メス側板状部材は、前記筐体の側面から突出した突出位置で前記プラグのメタルケース内に挿入されることで前記オス側板状部材と重なるように配置されると共に、その信号端子が前記オス側板状部材の信号端子に接続され、これにより前記プラグと接続されることを特徴とする。
このような構成によれば、レセプタクルを構成するメス側板状部材を電子機器の筐体の外面から出没可能とし、突出位置でプラグを接続する構成としたことにより、筐体にはメス側板状部材の板厚分の厚みのみを持った薄い開口部を設けるだけでプラグとの接続規格を得ることができる。従って、筐体側にプラグのケースを挿入可能な外形を持った開口部を設ける必要がないため、レセプタクルの構造を可及的に薄型化することができ、該レセプタクルが搭載される電子機器の筐体の薄型化が可能となり、筐体のデザインの自由度を確保することができる。
前記メス側板状部材は、前記プラグの接続状態が解除された際に前記筐体の外面から没した埋没位置へと移動する構成であると、レセプタクルの非使用時にはメス側板状部材を筐体内部に収容しておくことができ、メス側板状部材が外部に突出していることがないため、電子機器の搬送時等にメス側板状部材が邪魔になり、或いは破損すること等を防止することができる。
上記電子機器において、前記筐体の外面に露出して設けられ、前記メス側板状部材を前前記筐体の外面から没した埋没位置から前記突出位置へと向かう方向に移動させる操作部材を備えると、プラグとの接続に使用したいときに円滑にメス側板状部材を突出させることができ利便性が高い。
この場合、前記メス側板状部材を前記突出位置から前記埋没位置へと向かう方向に付勢する弾性部材と、前記操作部材を操作して前記メス側板状部材を前記突出位置へと移動させた際に、前記弾性部材の付勢力に抗して該メス側板状部材を該突出位置にロックする一方、前記プラグが接続された際に、該プラグによって押圧されることで前記メス側板状部材の突出位置でのロックを解除するロック部材とを備えてもよい。そうすると、メス側板状部材を突出位置で確実に保持しておくことできるためプラグの接続を円滑に行うことができ、しかもレセプタクルからプラグを取り外すと自動でメス側板状部材を筐体内に収容することが可能となり、利便性が一層高くなる。
本発明によれば、筐体側にプラグのケースを挿入可能な外形を持った開口部を設ける必要がないため、レセプタクルの構造を可及的に薄型化することができ、該レセプタクルが搭載される電子機器の筐体の薄型化が可能となり、筐体のデザインの自由度を確保することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る電子機器の斜視図である。 図2は、レセプタクル及びその周辺部を拡大し上方から見た斜視図である。 図3は、図2に示す状態からメス側板状部材を突出位置まで突出させた状態を示す斜視図である。 図4は、図3に示すレセプタクルにプラグを接続した状態を示す斜視図である。 図5は、図4に示すレセプタクルからプラグを取り外した状態を示す斜視図である。 図6は、レセプタクル及びその周辺部を拡大し下方から見た斜視図であり、図6(A)は、メス側板状部材のロック状態を示す図であり、図6(B)は、メス側板状部材のアンロック状態を示す図である。 図7は、レセプタクルの一構成例を示す筐体16の底面断面図であり、図7(A)は、メス側板状部材が埋没位置にある状態を示す図であり、図7(B)は、メス側板状部材が突出位置にある状態を示す図である。 図8は、レセプタクルにプラグを接続する様子を示す側面断面図であり、図8(A)は、接続直前の状態を示す図であり、図8(B)は、接続後の状態を示す図である。 図9は、変形例に係るスライド機構を有するレセプタクルの一構成例を示す筐体の底面断面図である。
以下、本発明に係るレセプタクルについて好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る電子機器10の斜視図である。電子機器10は、各種周辺機器に接続されるケーブルやフラッシュメモリ等の機器の一端に取り付けられたプラグ12との接続規格に使用されるレセプタクル14を筐体16の側面に有したノートブック型PCである。電子機器10としては、ノートブック型PC以外にもタブレット型PCやスマートフォン等、各種電子機器を例示できる。
本実施形態におけるプラグ12とレセプタクル14との接続規格は、従来より広汎に使用されているスタンダードタイプ(レギュラータイプ)のUSB−Aタイプ規格(Standard−A)であり、USB2.0通信規格に準拠している。本発明は、スタンダードタイプのUSB−Aタイプ規格以外、例えば、スタンダードタイプのUSB−Bタイプ規格(Standard−B)、マイクロタイプのUSB−A(Micro−A)又はBタイプ規格(Micro−B)、USB3.0通信規格等に用いてもよい。
本実施形態に係るレセプタクル14の搭載対象の一例である電子機器10は、基体となる筐体16に対し、ヒンジ18を介して開閉可能に連結された蓋体20を備えるノートブック型PCである。筐体16の上面にはキーボード22が設けられ、蓋体20の内面には液晶ディスプレイ等からなる表示装置24が設けられている。
以下では、図1に示すように、プラグ12をレセプタクル14に接続する方向で先頭側を奥側(前方)、後方側を手前側(後方)と呼び、筐体16の厚み方向を上下方向(上側、下側)と呼んで説明する。
図2は、レセプタクル14及びその周辺部を拡大し上方から見た斜視図であり、レセプタクル14を構成するメス側板状部材36を埋没位置とした状態を示している。図3は、図2に示す状態からメス側板状部材36を突出位置まで突出させた状態を示す斜視図であり、図4は、図3に示すレセプタクル14にプラグ12を接続した状態を示す斜視図であり、図5は、図4に示すレセプタクル14からプラグ12を取り外した状態を示す斜視図である。また、図6は、レセプタクル14及びその周辺部を拡大し下方から見た斜視図であり、図6(A)は、メス側板状部材36のロック状態を示す図であり、図6(B)は、メス側板状部材36のアンロック状態を示す図である。なお、図2〜図5では、筐体16の上面に設けられているキーボード22を省略している。
先ず、プラグ12は、4枚の信号端子26が設けられたオス側板状部材28をメタルケース30内に収容した構造であり(図8(A)及び図8(B)参照)、一般的なUSB−Aタイプ規格のオス側コネクタである。本実施形態では、プラグ12を有する機器として、フラッシュメモリを内蔵した本体32の一端に該プラグ12を突設した構造のメモリ装置(USBメモリ)を例示して説明する(図1及び図5参照)。
次に、レセプタクル14は、図2〜図6に示すように、4枚の信号端子34が設けられたメス側板状部材36と、メス側板状部材36を筐体16の外面16aから出没させるスライド機構38とを備えたUSB−Aタイプ規格のメス側コネクタである。
メス側板状部材36は、プラグ12のメタルケース30内が外挿されると(図8(B)参照)、その下面に設けられた信号端子34がオス側板状部材28の上面に設けられた信号端子26と接触し、これによりレセプタクル14とプラグ12とを電気的に且つ機械的に接続する部分である。メス側板状部材36は、スライド機構38によって筐体16の外面16aに形成された開口部39から出没可能である。
図7は、レセプタクル14の一構成例を示す筐体16の底面断面図であり、図7(A)は、メス側板状部材36が埋没位置にある状態を示す図であり、図7(B)は、メス側板状部材36が突出位置にある状態を示す図である。
図7(A)及び図7(B)に示すように、スライド機構38は、メス側板状部材36の奥側端面に一体的に設けられ、先端に傾斜面40aを有する受圧部材40と、筐体16の外面16aと平行する方向に延在し、受圧部材40の傾斜面40aと摺接する傾斜面42aを先端に有する押圧部材42とを備える。
受圧部材40は、メス側板状部材36より多少厚みのある板状部材であり(図6(A)及び図6(B)参照)、傾斜面40aは押圧部材42側から押圧部材42と離間する側に向けて漸次奥側へと傾斜している。受圧部材40には、一端が筐体16に固定された引張ばね(弾性部材)44の他端が固定されている。受圧部材40は、引張ばね44により常時奥側に向かって付勢されつつ、図示しない案内部材による案内作用下に、外面16aと直交する方向に進退可能である。
押圧部材42は、受圧部材40と同等な厚みのある板状部材であり、傾斜面42aは受圧部材40側に向けて漸次奥側へと傾斜している。押圧部材42の外面16a側の端面には、外面16aに開口した長孔46から露出した操作部材48が設けられている。押圧部材42には、一端が筐体16に固定された引張ばね(弾性部材)50の他端が固定されている。押圧部材42は、引張ばね50により常時受圧部材40から離間する方向に向かって付勢されつつ、図示しない案内部材による案内作用下に、外面16aと平行する方向に進退可能である。引張ばね50は省略してもよい。
押圧部材42には、さらに、手前側に突出した爪部52aを先端に有した板ばね状のロック部材52が設けられている。ロック部材52は、爪部52aとは反対側の基端が押圧部材42の先端側の傾斜面42a又はその近傍に固定され、押圧部材42と共に外面16aと平行する方向に進退する。押圧部材42を引張ばね50の付勢力に抗して受圧部材40側へと進動させると、爪部52aが開口部39に入り込んでその先端が外面16aよりも手前側へと突出する。これにより、爪部52aの内面が開口部39の縁部に引っ掛かるため(図6(A)及び図7(B)参照)、引張ばね50の付勢力に抗して押圧部材42が図7(B)に示す進動位置でロックされる。この際、爪部52aを円滑に開口部39から突出させるため、受圧部材40の下面側部には、爪部52aを通過させるための凹状の逃げ部40bが形成されている(図6(A)及び図6(B)参照)。
一方、開口部39の縁部に引っ掛かっている爪部52aが奥側へと押圧されると、ロック部材52が奥側に撓んで爪部52aの開口部39の縁部への引っ掛かりが抜ける(図6(B)参照)。これにより、爪部52aが外面16aの内側に収容され、押圧部材42が引張ばね50の付勢力によって受圧部材40から離間する方向に退動する(図7(A)参照)。この際、筐体16において爪部52aが引っ掛かる開口部39の一縁部には傾斜面39aが設けられている。このため、奥側へと押圧された爪部52aはすぐに傾斜面39aを滑って奥側へと退動するため、ロック部材52の爪部52aによるロック状態をより円滑に解除することが可能となっている。傾斜面39aは省略してもよい。
以上のように構成されたレセプタクル14では、図2及び図7(A)に示すようにメス側板状部材36が開口部39の内部に収容された埋没位置にある状態から、当該レセプタクル14にプラグ12を接続する場合には、先ず、操作部材48を指先でスライドさせ、押圧部材42を引張ばね50の付勢力に抗して進動させる。そうすると、押圧部材42の傾斜面42aが受圧部材40の傾斜面40aに摺接しながらこれを押圧し、図3及び図7(B)に示すように、引張ばね44の付勢力に抗して受圧部材40が進動し、メス側板状部材36が開口部39から外方に突出した突出位置となる。同時に、ロック部材52の爪部52aが開口部39の縁部に引っ掛かるため(図6(A)及び図7(B)参照)、押圧部材42及び受圧部材40が進動位置で保持され、メス側板状部材36が突出位置にロックされる。
続いて、図4及び図8(B)に示すように、プラグ12のメタルケース30をメス側板状部材36に外挿し、互いの信号端子26,34同士を接触させることにより、プラグ12とレセプタクル14とを接続する。この接続動作と同時に、プラグ12のメタルケース30の先端面により、開口部39から突出しているロック部材52の爪部52aが奥側へと押圧される。これにより、ロック部材52のロックが解除された押圧部材42は引張ばね50の付勢力によって退動し、図7(A)に示す位置まで戻る(図4も参照)。この際、メス側板状部材36はプラグ12のメタルケース30内に嵌挿されており、その接続によるフリクションによりメス側板状部材36はプラグ12によって把持されたまま突出位置で保持される。すなわち、メス側板状部材36及び受圧部材40は引張ばね44の付勢力に抗して進動位置に保持され、レセプタクル14とプラグ12の接続状態が維持される。
次に、図5に示すように、プラグ12をメス側板状部材36から手前側へと引き抜き、プラグ12とレセプタクル14との接続状態を解除する。そうすると、引張ばね44の付勢力によって受圧部材40が退動し、メス側板状部材36が開口部39内に引き込まれ、図2及び図7(A)に示す埋没位置へと復帰する。
なお、上記では、メス側板状部材36に一体的に設けた受圧部材40と、この受圧部材40を押圧して進退移動させる押圧部材42とを有するスライド機構38によってメス側板状部材36を筐体16の外面から出没させる構成を説明したが、メス側板状部材36を出没させる機構は、スライド機構38以外の構成であっても勿論よい。
例えば、変形例に係るスライド機構60を有するレセプタクル14の一構成例を示す筐体16の底面断面図を図9に示す。
図9に示すように、このスライド機構60は、メス側板状部材36の奥側端面に一体的に設けられた受圧部材62と、受圧部材62を進退移動させるためのイジェクタ64、中間バー66、イジェクトバー68、及びプレート70とを備える。
受圧部材62は、上記した受圧部材40と同等な厚みを有する矩形の板状部材であり、図示しない案内部材による案内作用下に、外面16aと直交する方向に進退することでメス側板状部材36を外面16aの開口部39から出没させる。
イジェクタ64、中間バー66、イジェクトバー68、及びプレート70は、ノートブック型PC等に広汎に搭載されているPCカードスロットのイジェクト機構として従来より一般的に用いられている公知の構成と同一又は同様な構成であり、例えば、特開平08−96891号公報に記載された構成を用いることができる。
すなわち、イジェクタ64は、開口部39に隣接して外面16aに形成された開口部72を挿通し、図示しない案内部材による案内作用下に、外面16aと直交する方向に進退可能となっている。イジェクタ64の先端には押釦部(操作部材)74が設けられ、奥側には中間バー66が隣接配置される狭幅部64aが設けられている。中間バー66は、筐体16の図示しない長孔に移動可能に係合した回転軸部76を中心として回動可能に軸支されている。イジェクトバー68は、イジェクタ64と同一方向に進退可能である。プレート(押圧部材)70は、筐体16に対して支柱78を中心として回動可能に軸支されており、一端がイジェクトバー68に形成された孔部に係合され、他端が受圧部材62の奥側端面を押圧する押圧部となる。
従って、このようなスライド機構60を備えたレセプタクル14では、図9(A)に示すようにメス側板状部材36が開口部39の内部に収容された埋没位置にある状態から、当該レセプタクル14にプラグ12を接続する場合には、先ず、図示しない弾性部材の付勢力に抗して押釦部74を指先で少し押し込んでから離すことにより、図9(B)に示すようにイジェクタ64を手前側に突出させる。これにより、中間バー66がイジェクタ64の狭幅部64aから離脱し、図示しない弾性部材の付勢力によって回動軸部76を中心として回動し、その手前側端面がイジェクタ64の奥側端面と当接する。
続いて、図9(C)に示すように手前に突出している押釦部74を奥側へと押圧し、開口部72内へと押し込むと、イジェクタ64と共に中間バー66が奥側に移動し、これによりイジェクトバー68も奥側に移動する。これにより、一端がイジェクトバー68に係合したプレート70が支柱78を中心として回動し、プレート70の他端(押圧部)に押圧されて受圧部材62が進動し、メス側板状部材36が開口部39から外方に突出した突出位置となる。そこで、図9(C)に示す突出位置にあるメス側板状部材36に対しプラグ12を接続することにより、プラグ12とレセプタクル14との接続が完了する。そして、プラグ12をメス側板状部材36から引き抜き、プラグ12とレセプタクル14との接続状態を解除した後、メス側板状部材36を押圧して退動させ、或いは図示しない弾性部材の付勢力によって受圧部材62を遅動させると、該メス側板状部材36が開口部39内に引き込まれ、図9(A)に示す埋没位置に復帰する。
このように、スライド機構60では、メス側板状部材36の出没方向に進退するイジェクタ64の押釦部74を押圧操作することでメス側板状部材36を筐体16の外面16aから出没させることができる。従って、スライド機構38の操作部材48のように筐体16の外面16aにある程度のスライドスペースを確保する必要がなく、筐体16に依存することなくレセプタクル14でのメス側板状部材36の出没動作を確保することができる。
以上のように、本実施形態に係るレセプタクル14は、信号端子26が設けられたオス側板状部材28をメタルケース30内に収容したプラグ12との接続規格に使用されるものであり、信号端子34が設けられたメス側板状部材36を備え、該メス側板状部材36は当該レセプタクル14が設置された電子機器10の筐体16の外面16aから出没可能に構成され、該メス側板状部材36を筐体16の外面16aから突出させた突出位置でプラグ12が接続される。また、本実施形態に係る電子機器10は、信号端子26が設けられたオス側板状部材28をメタルケース30内に収容したプラグ12との接続規格に使用される前記レセプタクル14を筐体16の外面16aに備える。
このように、レセプタクル14を構成するメス側板状部材36を筐体16の外面16aから出没可能とし、突出位置でプラグ12を接続する構成としたことにより、筐体16側にはメス側板状部材36の板厚分の厚みのみを持った薄い開口部39を設けるだけでプラグ12との接続規格を得ることができる。従って、筐体16側にプラグ12のメタルケース30を挿入可能な外形を持った開口部を設ける必要がないため、レセプタクル14の構造を可及的に薄型化することができ、該レセプタクル14が搭載される電子機器10の筐体16の薄型化が可能となり、筐体16のデザインの自由度を確保することができる。開口部39の開口寸法は、例えば、スタンダードタイプにも関わらず、マイクロタイプのUSB−タイプB規格の開口寸法における高さ寸法2.8mmと同等な高さ寸法に抑えることができる。このため、例えば図8(A)及び図8(B)に示すように、側面の厚みを中央部よりも薄くした断面曲面形状の筐体16であっても、当該レセプタクル14を用いることにより、開口部39付近が他の部位よりも厚くなることを防止できる。すなわち、レセプタクル14の構造を薄型化できることにより、該レセプタクル14を搭載可能な機種を増やすことができ、高い汎用性が得られる。
当該レセプタクル14において、メス側板状部材36は、プラグ12の接続状態が解除された際に筐体16の外面16aから没した埋没位置へと移動する。これにより、レセプタクル14の非使用時にはメス側板状部材36を筐体16内部に収容しておくことでき、メス側板状部材36が外部に突出していることがないため、電子機器10の搬送時等にメス側板状部材36が邪魔になり、或いは破損すること等を防止することができる。
筐体16の外面16aに露出して設けられ、メス側板状部材36を埋没位置から突出位置へと向かう方向に移動させる操作部材48(押釦部74)を備えると、プラグ12との接続に使用したいときに円滑にメス側板状部材36を突出させることができ利便性が高い。
この場合、メス側板状部材36を突出位置から埋没位置へと向かう方向に付勢する引張ばね44と、操作部材48を操作してメス側板状部材36を突出位置へと移動させた際に、引張ばね44の付勢力に抗して該メス側板状部材36を該突出位置にロックする一方、プラグ12が接続された際に、該プラグ12によって押圧されることでメス側板状部材36の突出位置でのロックを解除するロック部材52とを備えるとよい。そうすると、メス側板状部材36を突出位置で確実に保持しておくことできるためプラグ12の接続を円滑に行うことができ、しかもレセプタクル14からプラグ12を取り外すと自動でメス側板状部材36を筐体16内に収容することが可能となり、利便性が一層高くなる。
本実施形態に係る接続構造は、信号端子26が設けられたオス側板状部材28をメタルケース30内に収容したプラグ12と、信号端子34が設けられたメス側板状部材36を備えたレセプタクル14とのUSB規格の接続規格における接続構造であり、レセプタクル14が設置された電子機器10の筐体16の外面16aから突出しているメス側板状部材36に対してプラグ12を接続する。
このように、筐体16の外面16aから突出しているレセプタクル14のメス側板状部材36にプラグ12を接続する構成としたことにより、USB規格の接続規格における接続構造であっても筐体16側にプラグ12のメタルケース30を挿入可能な外形を持った開口部を設ける必要がないため、レセプタクル14の構造を可及的に薄型化することができ、該レセプタクル14が搭載される電子機器10の筐体16の薄型化が可能となり、筐体16のデザインの自由度を確保することができる。
なお、本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で自由に変更できることは勿論である。
10 電子機器
12 プラグ
14 レセプタクル
16 筐体
16a 外面
26,34 信号端子
28 オス側板状部材
30 メタルケース
32 本体
36 メス側板状部材
38,60 スライド機構
39,72 開口部
39a,40a,42a 傾斜面
40,62 受圧部材
42 押圧部材
44,50 引張ばね
48 操作部材
52 ロック部材
52a 爪部
64 イジェクタ
66 中間バー
68 イジェクトバー
70 プレート
74 押釦部

Claims (5)

  1. 側面の厚みを中央部よりも薄くした板状の電子機器の筐体の前記側面に設けられ、信号端子が設けられたオス側板状部材をメタルケース内に収容したプラグとのUSB規格の接続規格に使用されるレセプタクルであって、
    少なくともその一面側に信号端子が設けられ、前記筐体の側面から出没可能に構成されると共に、前記一面側から他面側に向かう厚み方向が前記筐体の側面の厚み方向と同一方向となるように配設されたメス側板状部材を備え、該メス側板状部材は、前記筐体の側面から突出した突出位置で前記プラグのメタルケース内に挿入されることで前記オス側板状部材と重なるように配置されると共に、その信号端子が前記オス側板状部材の信号端子に接続され、これにより前記プラグと接続されることを特徴とするレセプタクル。
  2. 請求項1記載のレセプタクルにおいて、
    前記メス側板状部材は、前記プラグの接続状態が解除された際に前記筐体の側面から没した埋没位置へと移動することを特徴とするレセプタクル。
  3. 信号端子が設けられたオス側板状部材をメタルケース内に収容したプラグとのUSB規格の接続規格に使用されるレセプタクルを側面の厚みを中央部よりも薄くした板状の筐体の前記側面に備えた電子機器であって、
    前記レセプタクルは、少なくともその一面側に信号端子が設けられ、前記筐体の側面から出没可能に構成されると共に、前記一面側から他面側に向かう厚み方向が前記筐体の側面の厚み方向と同一方向となるように配設されたメス側板状部材を備え、該メス側板状部材は、前記筐体の側面から突出した突出位置で前記プラグのメタルケース内に挿入されることで前記オス側板状部材と重なるように配置されると共に、その信号端子が前記オス側板状部材の信号端子に接続され、これにより前記プラグと接続されることを特徴とする電子機器。
  4. 請求項3記載の電子機器において、
    前記筐体の側面に露出して設けられ、前記メス側板状部材を前記筐体の側面から没した埋没位置から前記突出位置へと向かう方向に移動させる操作部材を備えることを特徴とする電子機器。
  5. 請求項4記載の電子機器において、
    前記メス側板状部材を前記突出位置から前記埋没位置へと向かう方向に付勢する弾性部材と、
    前記操作部材を操作して前記メス側板状部材を前記突出位置へと移動させた際に、前記弾性部材の付勢力に抗して該メス側板状部材を該突出位置にロックする一方、前記プラグが接続された際に、該プラグによって押圧されることで前記メス側板状部材の突出位置でのロックを解除するロック部材と、
    を備えることを特徴とする電子機器。
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