JP3159045B2 - 通信用カード - Google Patents
通信用カードInfo
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- JP3159045B2 JP3159045B2 JP05417296A JP5417296A JP3159045B2 JP 3159045 B2 JP3159045 B2 JP 3159045B2 JP 05417296 A JP05417296 A JP 05417296A JP 5417296 A JP5417296 A JP 5417296A JP 3159045 B2 JP3159045 B2 JP 3159045B2
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- Japan
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- card
- slide plate
- slide
- communication
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- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信用回路を備え
た通信用カードに関するものである。
た通信用カードに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、パソコンやワープロやコンピュー
タ等の様々な送受信の装置本体と電話回線等の通信回線
間の送受信信号の入出力制御を行う際等に、通信用回路
を備えた通信用カードが広く用いられるようになってき
ている。この通信用カードの1つとしてモデムカードが
知られており、モデムカードは送受信の装置本体から送
信したデジタル信号をアナログ信号に変換して通信回線
に乗せ、また、逆に、通信回線から送られてくるアナロ
グ信号をデジタル信号に変換して送受信装置に加えるよ
うになっている。
タ等の様々な送受信の装置本体と電話回線等の通信回線
間の送受信信号の入出力制御を行う際等に、通信用回路
を備えた通信用カードが広く用いられるようになってき
ている。この通信用カードの1つとしてモデムカードが
知られており、モデムカードは送受信の装置本体から送
信したデジタル信号をアナログ信号に変換して通信回線
に乗せ、また、逆に、通信回線から送られてくるアナロ
グ信号をデジタル信号に変換して送受信装置に加えるよ
うになっている。
【0003】このモデムカードは、パソコン等の送受信
の装置本体側に設けられているスロット内にカードの先
端側から挿入された装置本体と電気的に結合されるもの
であり、さらに、そのモデムカードに電話回線等の通信
回線のコードを着脱自在に接続することにより、装置本
体と通信回線とがモデムカードの通信用回路を介して電
気的に結合され、パソコン通信等が行えるようになる。
の装置本体側に設けられているスロット内にカードの先
端側から挿入された装置本体と電気的に結合されるもの
であり、さらに、そのモデムカードに電話回線等の通信
回線のコードを着脱自在に接続することにより、装置本
体と通信回線とがモデムカードの通信用回路を介して電
気的に結合され、パソコン通信等が行えるようになる。
【0004】図11にはモデムカードの一例が電話回線の
コードと共に示されている。同図において、PCMCI
A(Personal Computer Memory Card International As
sociation )により設定されている厚さ約5mmのモデム
カード1(PCカードとも言う)の後端側には、厚さ14
mmのコネクタ部23が組み込まれており、コネクタ部23に
はコード21の先端側に設けられたモジュラープラグ2を
嵌合するためのモジュラープラグ嵌合穴20が形成されて
いる。
コードと共に示されている。同図において、PCMCI
A(Personal Computer Memory Card International As
sociation )により設定されている厚さ約5mmのモデム
カード1(PCカードとも言う)の後端側には、厚さ14
mmのコネクタ部23が組み込まれており、コネクタ部23に
はコード21の先端側に設けられたモジュラープラグ2を
嵌合するためのモジュラープラグ嵌合穴20が形成されて
いる。
【0005】モジュラープラグ2には、図8および図9
に示すように、プラグ本体としてのハウジング24とその
上部側に斜め上方向に突出した爪部25が設けられてお
り、爪部25の基部側には戻り防止用の引っ掛け部26が爪
部25の両側に張り出して設けられている。爪部25は、爪
部25の先端側とハウジング24の底部側を指で挟んで力を
加えると、図8の(a)の矢印の方向に動いてハウジン
グ24の上面(爪部配設面)15側に近づき、同図の(b)
に示す状態となり、指を離すと再び元の位置に戻るよう
になっている。ハウジング24の先端上部側には、ハウジ
ング24の先端面28よりも突出した突起部27が設けられて
おり、ハウジング24の後端側にはコード挿入穴(図示せ
ず)が形成され、コード挿入穴には前記コード21が挿入
されており、ハウジング24内にはコード21から引き出さ
れた例えば4本のリード線(図示せず)が配列してい
る。
に示すように、プラグ本体としてのハウジング24とその
上部側に斜め上方向に突出した爪部25が設けられてお
り、爪部25の基部側には戻り防止用の引っ掛け部26が爪
部25の両側に張り出して設けられている。爪部25は、爪
部25の先端側とハウジング24の底部側を指で挟んで力を
加えると、図8の(a)の矢印の方向に動いてハウジン
グ24の上面(爪部配設面)15側に近づき、同図の(b)
に示す状態となり、指を離すと再び元の位置に戻るよう
になっている。ハウジング24の先端上部側には、ハウジ
ング24の先端面28よりも突出した突起部27が設けられて
おり、ハウジング24の後端側にはコード挿入穴(図示せ
ず)が形成され、コード挿入穴には前記コード21が挿入
されており、ハウジング24内にはコード21から引き出さ
れた例えば4本のリード線(図示せず)が配列してい
る。
【0006】図10に示すように、ハウジング24の底部側
には6本の端子収容溝29が形成されており、両側の端子
収容溝29を除く4本の端子収容溝29にはプラグ端子30が
収容されており、プラグ端子30は、前記コード21から引
き出されたリード線と電気的に接続されている。
には6本の端子収容溝29が形成されており、両側の端子
収容溝29を除く4本の端子収容溝29にはプラグ端子30が
収容されており、プラグ端子30は、前記コード21から引
き出されたリード線と電気的に接続されている。
【0007】図12に示すように、モデムカード1のコネ
クタ部23に形成されているモジュラープラグ嵌合穴20に
は、モジュラープラグ2の挿入方向を設定するためのガ
イド部4が設けられており、ガイド部4に沿ってモジュ
ラープラグ2をモジュラープラグ嵌合穴20の入口側22か
ら奥側に挿入できるようになっており、図13の(a)に
示すように、挿入したモジュラープラグ2の突起部27
が、図13の(b)に示されるようなモジュラープラグ嵌
合穴20の先端位置設定部5に当接することにより、それ
以上はモジュラープラグ2が先に進まないようになって
いる。
クタ部23に形成されているモジュラープラグ嵌合穴20に
は、モジュラープラグ2の挿入方向を設定するためのガ
イド部4が設けられており、ガイド部4に沿ってモジュ
ラープラグ2をモジュラープラグ嵌合穴20の入口側22か
ら奥側に挿入できるようになっており、図13の(a)に
示すように、挿入したモジュラープラグ2の突起部27
が、図13の(b)に示されるようなモジュラープラグ嵌
合穴20の先端位置設定部5に当接することにより、それ
以上はモジュラープラグ2が先に進まないようになって
いる。
【0008】また、モジュラープラグ嵌合穴20の入口上
部側には挿入したモジュラープラグ2を抜け止め係止す
るための戻り防止部6が設けられており、モジュラープ
ラグ2をモジュラープラグ嵌合穴20の奥側に挿入し、モ
ジュラープラグ2の突起部27がモジュラープラグ嵌合穴
20の先端位置設定部5に当接する直前になると、モジュ
ラープラグ2の引っ掛け部26の後端側が戻り防止部6に
引っ掛かり、それにより、モジュラープラグ2がモジュ
ラープラグ嵌合穴20の入口側22に戻ってもモジュラープ
ラグ嵌合穴20から外れないようになっている。
部側には挿入したモジュラープラグ2を抜け止め係止す
るための戻り防止部6が設けられており、モジュラープ
ラグ2をモジュラープラグ嵌合穴20の奥側に挿入し、モ
ジュラープラグ2の突起部27がモジュラープラグ嵌合穴
20の先端位置設定部5に当接する直前になると、モジュ
ラープラグ2の引っ掛け部26の後端側が戻り防止部6に
引っ掛かり、それにより、モジュラープラグ2がモジュ
ラープラグ嵌合穴20の入口側22に戻ってもモジュラープ
ラグ嵌合穴20から外れないようになっている。
【0009】なお、モジュラープラグ2をモジュラープ
ラグ嵌合穴20から外すときには、図13の(c)に示すよ
うに、モジュラープラグ嵌合穴20から外に出ているモジ
ュラープラグ2の爪部25を指等により押し下げて、ハウ
ジング24の上面15側に近づけ、引っ掛け部26が戻り防止
部6に引っ掛からない状態にして外すことになる。
ラグ嵌合穴20から外すときには、図13の(c)に示すよ
うに、モジュラープラグ嵌合穴20から外に出ているモジ
ュラープラグ2の爪部25を指等により押し下げて、ハウ
ジング24の上面15側に近づけ、引っ掛け部26が戻り防止
部6に引っ掛からない状態にして外すことになる。
【0010】図12,13に示すように、例えば、モジュラ
ープラグ嵌合穴20の下部側には6本の端子取り付け溝18
が形成されており、両側の端子取り付け溝18を除く4本
の端子取り付け溝18には接続用の端子8の先端側が取り
付けられており、この接続用端子8がモジュラープラグ
2のプラグ端子30と電気的に接続されるようになってお
り、コネクタ部23に、コード21の先端側のモジュラープ
ラグ2が挿入嵌合されると、モデムカード1は電話回線
等の通信回線と接続されることになる。
ープラグ嵌合穴20の下部側には6本の端子取り付け溝18
が形成されており、両側の端子取り付け溝18を除く4本
の端子取り付け溝18には接続用の端子8の先端側が取り
付けられており、この接続用端子8がモジュラープラグ
2のプラグ端子30と電気的に接続されるようになってお
り、コネクタ部23に、コード21の先端側のモジュラープ
ラグ2が挿入嵌合されると、モデムカード1は電話回線
等の通信回線と接続されることになる。
【0011】ところで、モデムカード1をパソコン等に
挿入装着したときに、カード1の後端側のコネクタ部は
パソコン等の装置本体から突出することになるが、従来
のモデムカード1は後端側が肉厚であるために、肉厚の
コネクタ部23が装置本体から突出していると邪魔である
といった問題があった。また、パソコン等の装置を移動
する際には、モジュラープラグ2をコネクタ部23から外
し、モデムカード1は装置に挿入したままの状態で移動
することが多いため、装置の外側に突出している肉厚の
コネクタ部23がパソコン等の机等にぶつかり、モデムカ
ード1や装置本体に支障を来しかねないといった問題が
あった。
挿入装着したときに、カード1の後端側のコネクタ部は
パソコン等の装置本体から突出することになるが、従来
のモデムカード1は後端側が肉厚であるために、肉厚の
コネクタ部23が装置本体から突出していると邪魔である
といった問題があった。また、パソコン等の装置を移動
する際には、モジュラープラグ2をコネクタ部23から外
し、モデムカード1は装置に挿入したままの状態で移動
することが多いため、装置の外側に突出している肉厚の
コネクタ部23がパソコン等の机等にぶつかり、モデムカ
ード1や装置本体に支障を来しかねないといった問題が
あった。
【0012】また、モデムカード1を作製する際、コネ
クタ部23を設けるためにモデムカード1の後端側を肉厚
にすると、その分、材料費もかかり、カードのコストが
高くなってしまうといった問題もあった。
クタ部23を設けるためにモデムカード1の後端側を肉厚
にすると、その分、材料費もかかり、カードのコストが
高くなってしまうといった問題もあった。
【0013】そこで、上記目的を解決するために、本出
願人は、図6に示すように、カードの後端側にスライド
収容穴9を設け、このスライド収容穴9に、カードとほ
ぼ同様の厚みで、矢印A′の方向に出し入れ自在のスラ
イド板7を取り付け、このスライド板7に、モジュラー
プラグ2を着脱自在に挿入嵌合するためのモジュラー嵌
合部として、後端開放の開口スリット3を設けた通信用
カードを提案した(実願平5−58543号)。このカ
ードは、図の矢印Aのように、モジュラープラグ2を開
口スリット3に挿入する、すなわち、モジュラープラグ
2をモデムカード1のカード面に対して平行な方向(図
の横方向)に挿入するカードである。
願人は、図6に示すように、カードの後端側にスライド
収容穴9を設け、このスライド収容穴9に、カードとほ
ぼ同様の厚みで、矢印A′の方向に出し入れ自在のスラ
イド板7を取り付け、このスライド板7に、モジュラー
プラグ2を着脱自在に挿入嵌合するためのモジュラー嵌
合部として、後端開放の開口スリット3を設けた通信用
カードを提案した(実願平5−58543号)。このカ
ードは、図の矢印Aのように、モジュラープラグ2を開
口スリット3に挿入する、すなわち、モジュラープラグ
2をモデムカード1のカード面に対して平行な方向(図
の横方向)に挿入するカードである。
【0014】このモデムカード1において、図7に示す
ように、スライド板7とモデムカード1との間には、ス
ライド板7を引き出し方向に付勢して、スライド板7を
スライド収容穴9から飛び出させるための付勢手段とし
て機能する押しばね10が設けられており、また、この押
しばね10の付勢力に抗してスライド板7をスライド収容
穴9内に挿入収容し、この収容状態でスライド板7の飛
び出しを阻止するロック手段(図示せず)が介設されて
おり、スライド板7は通常、前記ロック手段により飛び
出しを阻止されて、スライド収容穴9内に収容されてい
るが、例えば、操作手段(図示せず)等によりそのロッ
ク手段による押しばね10の飛び出しを阻止する力を除く
と、スライド板7は押しばね10により押し出されてスラ
イド収容穴9から飛び出すようになっている。
ように、スライド板7とモデムカード1との間には、ス
ライド板7を引き出し方向に付勢して、スライド板7を
スライド収容穴9から飛び出させるための付勢手段とし
て機能する押しばね10が設けられており、また、この押
しばね10の付勢力に抗してスライド板7をスライド収容
穴9内に挿入収容し、この収容状態でスライド板7の飛
び出しを阻止するロック手段(図示せず)が介設されて
おり、スライド板7は通常、前記ロック手段により飛び
出しを阻止されて、スライド収容穴9内に収容されてい
るが、例えば、操作手段(図示せず)等によりそのロッ
ク手段による押しばね10の飛び出しを阻止する力を除く
と、スライド板7は押しばね10により押し出されてスラ
イド収容穴9から飛び出すようになっている。
【0015】また、開口スリット3の内壁には、戻り防
止部6、端子8が設けられており、このモデムカード1
にモジュラープラグ2を接続するときには、図6に示す
ように、モジュラープラグ2の端子30とモデムカード1
の端子8を対向させた状態、すなわち、モジュラープラ
グ2の端子30の配設部を下側に向けた状態から、モジュ
ラープラグ2を90度回転させてハウジング24の上面(爪
部配設面)15を図の奥側に向け、端子配設面14を図の手
前側に向けた状態とし、図の矢印Aのように挿入する。
止部6、端子8が設けられており、このモデムカード1
にモジュラープラグ2を接続するときには、図6に示す
ように、モジュラープラグ2の端子30とモデムカード1
の端子8を対向させた状態、すなわち、モジュラープラ
グ2の端子30の配設部を下側に向けた状態から、モジュ
ラープラグ2を90度回転させてハウジング24の上面(爪
部配設面)15を図の奥側に向け、端子配設面14を図の手
前側に向けた状態とし、図の矢印Aのように挿入する。
【0016】そうすると、モジュラープラグ2はモデム
カード1の開口スリット3の内壁に沿って挿入され、モ
ジュラープラグ2の突起部27の先端側が開口スリット3
の先端位置設定部5に当接し、それ以上は進まないよう
になり、その状態で、引っ掛け部26の後端側が開口スリ
ット3の戻り防止部6に引っ掛かり、それにより、モジ
ュラープラグ2が開口スリット3の後端側に戻って外れ
ることは防止され、モジュラープラグ2はモデムカード
1の厚み方向にはみ出した状態で嵌合される。そして、
モジュラープラグ2が開口スリット3に嵌合することに
より、モジュラープラグ2の端子30とモデムカード1の
端子8とが電気的に接続される。
カード1の開口スリット3の内壁に沿って挿入され、モ
ジュラープラグ2の突起部27の先端側が開口スリット3
の先端位置設定部5に当接し、それ以上は進まないよう
になり、その状態で、引っ掛け部26の後端側が開口スリ
ット3の戻り防止部6に引っ掛かり、それにより、モジ
ュラープラグ2が開口スリット3の後端側に戻って外れ
ることは防止され、モジュラープラグ2はモデムカード
1の厚み方向にはみ出した状態で嵌合される。そして、
モジュラープラグ2が開口スリット3に嵌合することに
より、モジュラープラグ2の端子30とモデムカード1の
端子8とが電気的に接続される。
【0017】また、モジュラープラグ2を開口スリット
3から外すときには、モジュラープラグ2の爪部25をハ
ウジング24の上面15側に近づけ、モジュラープラグ2の
引っ掛け部26が開口スリット3の戻り防止部6に引っ掛
からない状態にしてモジュラープラグ2を開口スリット
3の後端側に引き出すことにより外すことができる。そ
して、モジュラープラグ2を開口スリット3から外す
と、モジュラープラグ2とモデムカード1の端子30,8
間の接続は解除される。
3から外すときには、モジュラープラグ2の爪部25をハ
ウジング24の上面15側に近づけ、モジュラープラグ2の
引っ掛け部26が開口スリット3の戻り防止部6に引っ掛
からない状態にしてモジュラープラグ2を開口スリット
3の後端側に引き出すことにより外すことができる。そ
して、モジュラープラグ2を開口スリット3から外す
と、モジュラープラグ2とモデムカード1の端子30,8
間の接続は解除される。
【0018】このように形成されているモデムカード1
においては、モジュラープラグ嵌合穴20にモジュラープ
ラグ2を嵌合すると、モジュラープラグ2の一部がスラ
イド板7から厚み方向にはみ出すことになるが、図11に
示したモデムカード1と異なり、肉厚のコネクタ部23を
有していないし、スライド板7をスライド収容穴9に収
納できるために、モジュラープラグ2をモデムカード1
に装着していないときには、モデムカード1をパソコン
等に装着したままの状態でもモデムカード1がパソコン
等の装置本体から突出することがなく、モデムカード1
が邪魔になることはない。また、肉厚のコネクタ部23を
形成していない分だけ材料費も安くなり、カードのコス
トも安くすることができる。
においては、モジュラープラグ嵌合穴20にモジュラープ
ラグ2を嵌合すると、モジュラープラグ2の一部がスラ
イド板7から厚み方向にはみ出すことになるが、図11に
示したモデムカード1と異なり、肉厚のコネクタ部23を
有していないし、スライド板7をスライド収容穴9に収
納できるために、モジュラープラグ2をモデムカード1
に装着していないときには、モデムカード1をパソコン
等に装着したままの状態でもモデムカード1がパソコン
等の装置本体から突出することがなく、モデムカード1
が邪魔になることはない。また、肉厚のコネクタ部23を
形成していない分だけ材料費も安くなり、カードのコス
トも安くすることができる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図6,
7に示したモデムカード1においては、押しばね10によ
り、スライド板7を常に飛び出し方向に付勢しており、
モデムカード1にモジュラープラグ2を挿入嵌合して使
用した後に、使用者が押しばね10の付勢力に抗してスラ
イド板7をスライド収容穴9に収容しなければならず、
面倒であった。そのため、使用者がスライド板7の収容
を怠ることがあり、そうすると、スライド板7がパソコ
ン等のスロットから飛び出している状態のままとなり、
その状態で例えば、使用者が不用意にパソコン等を移動
させたりして、スライド板7が邪魔になり、モデムカー
ド1や装置本体が破損してしまうことがよくあった。
7に示したモデムカード1においては、押しばね10によ
り、スライド板7を常に飛び出し方向に付勢しており、
モデムカード1にモジュラープラグ2を挿入嵌合して使
用した後に、使用者が押しばね10の付勢力に抗してスラ
イド板7をスライド収容穴9に収容しなければならず、
面倒であった。そのため、使用者がスライド板7の収容
を怠ることがあり、そうすると、スライド板7がパソコ
ン等のスロットから飛び出している状態のままとなり、
その状態で例えば、使用者が不用意にパソコン等を移動
させたりして、スライド板7が邪魔になり、モデムカー
ド1や装置本体が破損してしまうことがよくあった。
【0020】また、図6,7のモデムカード1において
は、前記ロック手段が故障したり破損したりすると、押
しばね10の付勢力に抗してスライド板7をスライド収容
穴9に収容することができなくなり、スライド板7がス
ライド収容穴9から飛び出したままの状態となってしま
い、そうなるとスライド板7が邪魔になり、モデムカー
ド1や装置本体の破損を招くことになる。
は、前記ロック手段が故障したり破損したりすると、押
しばね10の付勢力に抗してスライド板7をスライド収容
穴9に収容することができなくなり、スライド板7がス
ライド収容穴9から飛び出したままの状態となってしま
い、そうなるとスライド板7が邪魔になり、モデムカー
ド1や装置本体の破損を招くことになる。
【0021】さらに、上記モデムカード1においては、
スライド板7をスライド収容穴9に収容するときに、押
しばね10の飛び出し方向への付勢力に抗して押しばね10
を縮めて収容しようとすると、押しばね10はどうしても
曲がり易いために、押しばね10を直線状の軌道に沿って
縮めるためには、押しばね10の中心位置に軸を設けた
り、押しばね10の外周側にガイドを設けたりして押しば
ね10を直線軌道に導かれなければならなくなる。そのた
め、モデムカード1の構造が複雑になってしまうといっ
た問題もあった。
スライド板7をスライド収容穴9に収容するときに、押
しばね10の飛び出し方向への付勢力に抗して押しばね10
を縮めて収容しようとすると、押しばね10はどうしても
曲がり易いために、押しばね10を直線状の軌道に沿って
縮めるためには、押しばね10の中心位置に軸を設けた
り、押しばね10の外周側にガイドを設けたりして押しば
ね10を直線軌道に導かれなければならなくなる。そのた
め、モデムカード1の構造が複雑になってしまうといっ
た問題もあった。
【0022】さらに、一般に、モジュラープラグ2を開
口スリット3に嵌合して使用している時間よりも、使用
していない時間の方が圧倒的に長いものであるが、モジ
ュラープラグ2を開口スリット3に嵌合しないで、スラ
イド板7をスライド収容穴9に収容している状態は、押
しばね10の付勢力に抗した状態であるために、その状態
が長く続くことにより、押しばね10の寿命が短くなって
しまうといった問題もあった。
口スリット3に嵌合して使用している時間よりも、使用
していない時間の方が圧倒的に長いものであるが、モジ
ュラープラグ2を開口スリット3に嵌合しないで、スラ
イド板7をスライド収容穴9に収容している状態は、押
しばね10の付勢力に抗した状態であるために、その状態
が長く続くことにより、押しばね10の寿命が短くなって
しまうといった問題もあった。
【0023】本発明は上記課題を解決するためになされ
たものであり、その目的は、パソコン等の装置に装着し
ても邪魔にならず、カードから突出させて使用するスラ
イド板の収容が容易で、カードの破損を引き起こすこと
がなく、構造が簡単で長期に渡って使用可能な通信用カ
ードを提供することにある。
たものであり、その目的は、パソコン等の装置に装着し
ても邪魔にならず、カードから突出させて使用するスラ
イド板の収容が容易で、カードの破損を引き起こすこと
がなく、構造が簡単で長期に渡って使用可能な通信用カ
ードを提供することにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は次のように構成されている。すなわち、本
第1の発明は、通信用回路を備えたカード本体の後端側
にカード本体の後端面を開口としてカード本体の先端側
へ向けて形成されたスライド収容穴を設け、このスライ
ド収容穴に出し入れ自在に挿入収容されるスライド板を
配置し、スライド板にはモジュラープラグを着脱自在に
嵌合するためのモジュラー嵌合部が形成され、通信用装
置のカード挿入穴に挿入して使用される通信用カードで
あって、スライド板とカード本体の間にはスライド板を
スライド収容穴内に挿入する方向に引き付け付勢してカ
ード本体のスライド収容穴に収容する引き付け付勢手段
が設けられ、カード本体には後端側から先端側に伸設さ
れ、スライド板のスライド方向にスライド自在に形成さ
れた迫り出し部材が設けられ、前記迫り出し部材の後端
側にはスライド板に係止する係止部が設けられ、先端側
はカード本体を前記通信用装置のカード挿入穴に挿入し
たときに通信用装置のカード挿入穴に形成されている通
信用カードの位置合わせ用突部に当接する位置に設けら
れ、通信用カードを通信用装置のカード挿入穴に挿入移
動するときに前記迫り出し部材の先端側がカード挿入穴
に形成されている通信用カードの位置合わせ用突部に当
接した状態でさらに通信用カードを挿入することにより
前記迫り出し部材がスライド板側にスライド移動してス
ライド板をカード後端側に押し出し、スライド板を前記
カード挿入穴から突出させて迫り出す構成としたことを
特徴として構成されている。
に、本発明は次のように構成されている。すなわち、本
第1の発明は、通信用回路を備えたカード本体の後端側
にカード本体の後端面を開口としてカード本体の先端側
へ向けて形成されたスライド収容穴を設け、このスライ
ド収容穴に出し入れ自在に挿入収容されるスライド板を
配置し、スライド板にはモジュラープラグを着脱自在に
嵌合するためのモジュラー嵌合部が形成され、通信用装
置のカード挿入穴に挿入して使用される通信用カードで
あって、スライド板とカード本体の間にはスライド板を
スライド収容穴内に挿入する方向に引き付け付勢してカ
ード本体のスライド収容穴に収容する引き付け付勢手段
が設けられ、カード本体には後端側から先端側に伸設さ
れ、スライド板のスライド方向にスライド自在に形成さ
れた迫り出し部材が設けられ、前記迫り出し部材の後端
側にはスライド板に係止する係止部が設けられ、先端側
はカード本体を前記通信用装置のカード挿入穴に挿入し
たときに通信用装置のカード挿入穴に形成されている通
信用カードの位置合わせ用突部に当接する位置に設けら
れ、通信用カードを通信用装置のカード挿入穴に挿入移
動するときに前記迫り出し部材の先端側がカード挿入穴
に形成されている通信用カードの位置合わせ用突部に当
接した状態でさらに通信用カードを挿入することにより
前記迫り出し部材がスライド板側にスライド移動してス
ライド板をカード後端側に押し出し、スライド板を前記
カード挿入穴から突出させて迫り出す構成としたことを
特徴として構成されている。
【0025】また、本第2の発明は、通信用回路を備え
たカード本体の後端側にカード本体の後端面を開口とし
てカード本体の先端側へ向けて形成されたスライド収容
穴を設け、このスライド収容穴に出し入れ自在に挿入収
容されるスライド板を配置し、スライド板にはモジュラ
ープラグを着脱自在に嵌合するためのモジュラー嵌合部
が形成され、通信用装置のカード挿入穴に挿入して使用
される通信用カードであって、スライド板とカード本体
の間にはスライド板をスライド収容穴内に挿入する方向
に引き付け付勢してカード本体のスライド収容穴に収容
する引き付け付勢手段が設けられ、カード本体には後端
側から先端側に伸設され、スライド板のスライド方向に
スライド自在に形成された迫り出し部材が設けられ、前
記迫り出し部材の後端側にはスライド板に係止する係止
部が設けられ、先端側はカード本体を前記通信用装置の
カード挿入穴に挿入したときに通信用装置のカード挿入
穴に形成されている1本以上のコネクタピンに当接する
位置に設けられ、通信用カードを通信用装置のカード挿
入穴に挿入移動するときに前記迫り出し部材の先端側が
カード挿入穴に形成されている複数のコネクタピンのう
ち、1本以上のコネクタピンに当接した状態でさらに通
信用カードを挿入することにより前記迫り出し部材がス
ライド板側にスライド移動してスライド板をカード後端
側に押し出し、スライド板を前記カード挿入穴から突出
させて迫り出す構成としたことを特徴として構成されて
いる。
たカード本体の後端側にカード本体の後端面を開口とし
てカード本体の先端側へ向けて形成されたスライド収容
穴を設け、このスライド収容穴に出し入れ自在に挿入収
容されるスライド板を配置し、スライド板にはモジュラ
ープラグを着脱自在に嵌合するためのモジュラー嵌合部
が形成され、通信用装置のカード挿入穴に挿入して使用
される通信用カードであって、スライド板とカード本体
の間にはスライド板をスライド収容穴内に挿入する方向
に引き付け付勢してカード本体のスライド収容穴に収容
する引き付け付勢手段が設けられ、カード本体には後端
側から先端側に伸設され、スライド板のスライド方向に
スライド自在に形成された迫り出し部材が設けられ、前
記迫り出し部材の後端側にはスライド板に係止する係止
部が設けられ、先端側はカード本体を前記通信用装置の
カード挿入穴に挿入したときに通信用装置のカード挿入
穴に形成されている1本以上のコネクタピンに当接する
位置に設けられ、通信用カードを通信用装置のカード挿
入穴に挿入移動するときに前記迫り出し部材の先端側が
カード挿入穴に形成されている複数のコネクタピンのう
ち、1本以上のコネクタピンに当接した状態でさらに通
信用カードを挿入することにより前記迫り出し部材がス
ライド板側にスライド移動してスライド板をカード後端
側に押し出し、スライド板を前記カード挿入穴から突出
させて迫り出す構成としたことを特徴として構成されて
いる。
【0026】上記構成の本発明において、スライド板
は、通常、引き付け付勢手段によってスライド収容穴の
挿入方向に引き付け付勢されて挿入収容されており、ス
ライド板をスライド収容穴から引き出した後に収容する
動作は引き付け付勢手段によって容易に行われる。ま
た、通信用カードには、一端側はスライド板との係止部
となし、他端側には通信用カードの先端側に伸設された
迫り出し部材がスライド板のスライド方向にスライド自
在に設けられているために、通信用カードを通信用装置
のカード挿入穴に挿入移動するときに、前記迫り出し部
材の先端側がカード挿入穴に形成されている通信用カー
ドの位置合わせ用突部、又は、複数のコネクタピンのう
ちの1本以上のコネクタピンに当接した状態でさらに通
信用カードを挿入することにより、迫り出し部材がスラ
イド板側にスライド移動してスライド板をカード後端側
に押し出し、スライド板はスライド収容穴から押し出さ
れて前記カード挿入穴から突出することになり、スライ
ド収容穴からの引き出しが容易に行えるようになる。
は、通常、引き付け付勢手段によってスライド収容穴の
挿入方向に引き付け付勢されて挿入収容されており、ス
ライド板をスライド収容穴から引き出した後に収容する
動作は引き付け付勢手段によって容易に行われる。ま
た、通信用カードには、一端側はスライド板との係止部
となし、他端側には通信用カードの先端側に伸設された
迫り出し部材がスライド板のスライド方向にスライド自
在に設けられているために、通信用カードを通信用装置
のカード挿入穴に挿入移動するときに、前記迫り出し部
材の先端側がカード挿入穴に形成されている通信用カー
ドの位置合わせ用突部、又は、複数のコネクタピンのう
ちの1本以上のコネクタピンに当接した状態でさらに通
信用カードを挿入することにより、迫り出し部材がスラ
イド板側にスライド移動してスライド板をカード後端側
に押し出し、スライド板はスライド収容穴から押し出さ
れて前記カード挿入穴から突出することになり、スライ
ド収容穴からの引き出しが容易に行えるようになる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態例を図面
に基づいて説明する。なお、本実施形態例の説明におい
て、これまで説明したモデムカードおよびモジュラープ
ラグと同一名称部分には同一符号を付し、その詳細説明
は省略する。図1には、本発明に係わる通信用カードの
第1の実施形態例であるモデムカード1の要部構成が断
面図により示されている。本実施形態例が図6,7に示
したモデムカード1と異なる特徴的なことは、スライド
板7とモデムカード1の間に、押しばね10の代わりに、
スライド板7を挿入方向に引き付け付勢して挿入収容す
る引き付け付勢手段としての引きばね13を設けたこと
と、モデムカード1をパソコン等の通信用装置のスロッ
ト内に挿入移動するときにスライド板7をスライド収容
穴9から押し出してスロットから突出させる迫り出し部
材としての迫り出し板19を設けたことである。
に基づいて説明する。なお、本実施形態例の説明におい
て、これまで説明したモデムカードおよびモジュラープ
ラグと同一名称部分には同一符号を付し、その詳細説明
は省略する。図1には、本発明に係わる通信用カードの
第1の実施形態例であるモデムカード1の要部構成が断
面図により示されている。本実施形態例が図6,7に示
したモデムカード1と異なる特徴的なことは、スライド
板7とモデムカード1の間に、押しばね10の代わりに、
スライド板7を挿入方向に引き付け付勢して挿入収容す
る引き付け付勢手段としての引きばね13を設けたこと
と、モデムカード1をパソコン等の通信用装置のスロッ
ト内に挿入移動するときにスライド板7をスライド収容
穴9から押し出してスロットから突出させる迫り出し部
材としての迫り出し板19を設けたことである。
【0028】迫り出し板19はスライド板7のスライド方
向(図のA方向)にスライド自在に設けられており、迫
り出し板19の一端側38はスライド板7との係止部とな
し、他端側39はモデムカード1の先端側に伸設されてい
る。
向(図のA方向)にスライド自在に設けられており、迫
り出し板19の一端側38はスライド板7との係止部とな
し、他端側39はモデムカード1の先端側に伸設されてい
る。
【0029】また、モデムカード1の先端側には、図
1,2に示すように、形状の異なるキー溝11a,11bが
形成されており、このキー溝11a,11bに、パソコンの
スロット40(図3)に形成されている通信用カードの位
置合わせ用突部としてのキー12a,12b(図3)が嵌合
することにより、モデムカード1が位置合わせされてパ
ソコンのスロットに挿入嵌合されるようになっている。
そして、本実施形態例では、図1に示すように、前記迫
り出し板19の他端側39はキー溝11aに張り出した状態で
設けられている。また、モデムカード1の先端側には、
図2に示すように、複数のピン嵌合孔15が形成されてお
り、パソコンのスロット40に形成されているコネクタピ
ン16(図4)がこのピン嵌合孔15に嵌合されるようにな
っている。
1,2に示すように、形状の異なるキー溝11a,11bが
形成されており、このキー溝11a,11bに、パソコンの
スロット40(図3)に形成されている通信用カードの位
置合わせ用突部としてのキー12a,12b(図3)が嵌合
することにより、モデムカード1が位置合わせされてパ
ソコンのスロットに挿入嵌合されるようになっている。
そして、本実施形態例では、図1に示すように、前記迫
り出し板19の他端側39はキー溝11aに張り出した状態で
設けられている。また、モデムカード1の先端側には、
図2に示すように、複数のピン嵌合孔15が形成されてお
り、パソコンのスロット40に形成されているコネクタピ
ン16(図4)がこのピン嵌合孔15に嵌合されるようにな
っている。
【0030】スライド板7の側面側には係止用溝33が形
成されており、一方、モデムカード1には係止ばね34に
よってスライド収容穴9の内側に付勢された係止用スイ
ッチ32が設けられており、スライド板7を引き出した状
態で係止用スイッチ32を係止用溝33に嵌合することによ
り、スライド板7を引き出した状態で係止できるように
なっている。また、係止用スイッチ32を操作し、係止ば
ね34の付勢力に抗して係止用スイッチ32を図の下側に移
動させると、係止用スイッチ32が係止用溝33から外れ、
スライド板7が引きばね13に引き付け付勢されてスライ
ド収容穴9に挿入収容されるようになっている。
成されており、一方、モデムカード1には係止ばね34に
よってスライド収容穴9の内側に付勢された係止用スイ
ッチ32が設けられており、スライド板7を引き出した状
態で係止用スイッチ32を係止用溝33に嵌合することによ
り、スライド板7を引き出した状態で係止できるように
なっている。また、係止用スイッチ32を操作し、係止ば
ね34の付勢力に抗して係止用スイッチ32を図の下側に移
動させると、係止用スイッチ32が係止用溝33から外れ、
スライド板7が引きばね13に引き付け付勢されてスライ
ド収容穴9に挿入収容されるようになっている。
【0031】本実施形態例は以上のように構成されてお
り、次に、図3に基づいて、パソコンのスロットへの本
実施形態例のモデムカードの挿入動作について説明す
る。なお、図3には、スロット40内に形成されているコ
ネクタピンは省略して示されている。まず、モデムカー
ド1をその先端側からパソコンのスロット40に挿入して
いくと、スロット40に形成されているキー12a,12bが
それぞれ、モデムカード1のキー溝11a,11bに嵌合し
ながらモデムカード1が挿入されていき、図3の(a)
に示すように、キー12aがキー溝11aに張り出している
迫り出し板19の他端側39に当接する。
り、次に、図3に基づいて、パソコンのスロットへの本
実施形態例のモデムカードの挿入動作について説明す
る。なお、図3には、スロット40内に形成されているコ
ネクタピンは省略して示されている。まず、モデムカー
ド1をその先端側からパソコンのスロット40に挿入して
いくと、スロット40に形成されているキー12a,12bが
それぞれ、モデムカード1のキー溝11a,11bに嵌合し
ながらモデムカード1が挿入されていき、図3の(a)
に示すように、キー12aがキー溝11aに張り出している
迫り出し板19の他端側39に当接する。
【0032】そして、その状態で、さらにモデムカード
1を挿入する(図の右側から左側に移動させる)と、迫
り出し板19はキー12aに押されて図の右側にスライド移
動し、それにより、同図の(b)に示すように、迫り出
し板19の一端側38に係止されているスライド板7がモデ
ムカード1の後端側に押し出されていき、スライド板7
の一部が、例えば5mm程度、スロット40から突出する。
1を挿入する(図の右側から左側に移動させる)と、迫
り出し板19はキー12aに押されて図の右側にスライド移
動し、それにより、同図の(b)に示すように、迫り出
し板19の一端側38に係止されているスライド板7がモデ
ムカード1の後端側に押し出されていき、スライド板7
の一部が、例えば5mm程度、スロット40から突出する。
【0033】そこで、このスロット40から突出している
スライド板7を、使用者が指等により引き出し、同図の
(c)に示すように、係止用スイッチ32を係止用溝33に
嵌合させると、スライド板7は開口スリット3の形成領
域がパソコンのスロット40から突出した状態になる。
スライド板7を、使用者が指等により引き出し、同図の
(c)に示すように、係止用スイッチ32を係止用溝33に
嵌合させると、スライド板7は開口スリット3の形成領
域がパソコンのスロット40から突出した状態になる。
【0034】そこで、図6,7に示したモデムカード1
へのモジュラープラグ2の嵌合と同様に、モジュラープ
ラグ2を図の右側から左側に移動させて開口スリット3
の後端側から挿入すれば、図6,7に示したモデムカー
ド1へのモジュラープラグ2の嵌合と同様に、本実施形
態例でもモジュラープラグ2の開口スリット3への着脱
自在の挿入嵌合が行われ、モジュラープラグ2とモデム
カード1との電気的な接続も確実に行われる。
へのモジュラープラグ2の嵌合と同様に、モジュラープ
ラグ2を図の右側から左側に移動させて開口スリット3
の後端側から挿入すれば、図6,7に示したモデムカー
ド1へのモジュラープラグ2の嵌合と同様に、本実施形
態例でもモジュラープラグ2の開口スリット3への着脱
自在の挿入嵌合が行われ、モジュラープラグ2とモデム
カード1との電気的な接続も確実に行われる。
【0035】そして、使用者は、モジュラープラグ2を
開口スリット3から外すとき、又は外す前に係止用スイ
ッチ32を操作して係止用溝33から外すことにより、スラ
イド板7のモデムカード1への係止が解除され、スライ
ド板7は引きばね13の引き付け付勢力によって引き付け
られてスライド収容穴9に挿入収容される。
開口スリット3から外すとき、又は外す前に係止用スイ
ッチ32を操作して係止用溝33から外すことにより、スラ
イド板7のモデムカード1への係止が解除され、スライ
ド板7は引きばね13の引き付け付勢力によって引き付け
られてスライド収容穴9に挿入収容される。
【0036】本実施形態例によれば、上記動作により、
モデムカード1をパソコンのスロットに挿入したとき
に、スライド板7の後端側が迫り出し板19に押し出され
てスロット40から突出するために、その突出したスライ
ド板7を指等でつまんで容易にスライド板7をスライド
収容穴9から引き出すことが可能となる。
モデムカード1をパソコンのスロットに挿入したとき
に、スライド板7の後端側が迫り出し板19に押し出され
てスロット40から突出するために、その突出したスライ
ド板7を指等でつまんで容易にスライド板7をスライド
収容穴9から引き出すことが可能となる。
【0037】そして、引き出したスライド板7の開口ス
リット3にモジュラープラグ2を挿入嵌合してモジュラ
ープラグ2とモデムカード1との電気的な接続を確実に
行うことが可能となり、また、モジュラープラグ2の使
用後には、係止用スイッチ32を操作することにより、ワ
ンタッチで容易にスライド板7のスライド収容穴への挿
入収容を行うことができるために、スライド板7のスラ
イド収容穴9への挿入収容を怠ることは殆どなくなり、
それにより、モデムカード1の破損を抑制することがで
きる。
リット3にモジュラープラグ2を挿入嵌合してモジュラ
ープラグ2とモデムカード1との電気的な接続を確実に
行うことが可能となり、また、モジュラープラグ2の使
用後には、係止用スイッチ32を操作することにより、ワ
ンタッチで容易にスライド板7のスライド収容穴への挿
入収容を行うことができるために、スライド板7のスラ
イド収容穴9への挿入収容を怠ることは殆どなくなり、
それにより、モデムカード1の破損を抑制することがで
きる。
【0038】また、本実施形態例によれば、スライド板
7は引きばね13により挿入方向に引き付け付勢されて挿
入収容されており、この状態が自然な状態であり、図
6,7に示したような押しばね10を用いたモデムカード
1と異なり、押しばね10の飛び出し方向への付勢力に抗
してスライド板7をスライド収容穴9に正確に収容する
ための軸やガイド等も必要としないために、モデムカー
ド1の構造を簡単なものにすることが可能となる。
7は引きばね13により挿入方向に引き付け付勢されて挿
入収容されており、この状態が自然な状態であり、図
6,7に示したような押しばね10を用いたモデムカード
1と異なり、押しばね10の飛び出し方向への付勢力に抗
してスライド板7をスライド収容穴9に正確に収容する
ための軸やガイド等も必要としないために、モデムカー
ド1の構造を簡単なものにすることが可能となる。
【0039】さらに、本実施形態例によれば、引きばね
13によりスライド板7をスライド収容穴9に挿入収容し
ているときには、引きばね13に負荷がかからない状態で
あるために、押しばね10の付勢力に抗してスライド板7
を挿入収容していた図6,7のモデムカード1と異な
り、ばねの寿命が短くなるようなことはなく、モデムカ
ード1を長期に渡って使用することができる。
13によりスライド板7をスライド収容穴9に挿入収容し
ているときには、引きばね13に負荷がかからない状態で
あるために、押しばね10の付勢力に抗してスライド板7
を挿入収容していた図6,7のモデムカード1と異な
り、ばねの寿命が短くなるようなことはなく、モデムカ
ード1を長期に渡って使用することができる。
【0040】さらに、図6,7に示したモデムカード1
においては、前記ロック手段が故障してしまったりする
とスライド板7がスライド収容穴9から飛び出したまま
の状態になるといった不都合が生じたが、本実施形態例
では、たとえ係止用スイッチ32や係止溝33が破損してし
まったとしても、スライド板7はスライド収容穴9に収
容された状態となり、スライド板7が邪魔になったり、
モデムカード1や装置本体の破損を招いたりすることは
ない。
においては、前記ロック手段が故障してしまったりする
とスライド板7がスライド収容穴9から飛び出したまま
の状態になるといった不都合が生じたが、本実施形態例
では、たとえ係止用スイッチ32や係止溝33が破損してし
まったとしても、スライド板7はスライド収容穴9に収
容された状態となり、スライド板7が邪魔になったり、
モデムカード1や装置本体の破損を招いたりすることは
ない。
【0041】さらに、本実施形態例のように、スライド
板7をスライド収容穴9に収容するときに、引きばね13
の引き付け付勢力で収容する方が押しばね10の付勢力に
抗して収容する図6,7のモデムカード1に比べ、モジ
ュラープラグ2の開口スリット3への着脱の際にモデム
カード1とパソコンのスロット40との接続部(コネクタ
部)にかかる負担を少なくすることが可能となり、パソ
コン等の装置本体の寿命も長くすることができる。
板7をスライド収容穴9に収容するときに、引きばね13
の引き付け付勢力で収容する方が押しばね10の付勢力に
抗して収容する図6,7のモデムカード1に比べ、モジ
ュラープラグ2の開口スリット3への着脱の際にモデム
カード1とパソコンのスロット40との接続部(コネクタ
部)にかかる負担を少なくすることが可能となり、パソ
コン等の装置本体の寿命も長くすることができる。
【0042】図4には、本発明に係わる通信用カードの
第2の実施形態例の要部構成がパソコンのスロットへの
挿入動作により示されている。本実施形態例が上記第1
の実施形態例と異なる特徴的なことは、迫り出し板19の
他端側39をモデムカード1の先端側に形成されているピ
ン嵌合孔15(図4には図示せず)の途中の位置まで伸設
し、この迫り出し板19の先端側(他端側)39が、パソコ
ンのスロット40に形成されている複数のコネクタピン16
のうちの2本のコネクタピンに当接した状態でさらにモ
デムカード1を挿入することにより、迫り出し板19がス
ライド板7側にスライド移動してスライド板7をカード
後端側に押し出し、スライド板7をスロット40から突出
させて迫り出す構成としたことである。
第2の実施形態例の要部構成がパソコンのスロットへの
挿入動作により示されている。本実施形態例が上記第1
の実施形態例と異なる特徴的なことは、迫り出し板19の
他端側39をモデムカード1の先端側に形成されているピ
ン嵌合孔15(図4には図示せず)の途中の位置まで伸設
し、この迫り出し板19の先端側(他端側)39が、パソコ
ンのスロット40に形成されている複数のコネクタピン16
のうちの2本のコネクタピンに当接した状態でさらにモ
デムカード1を挿入することにより、迫り出し板19がス
ライド板7側にスライド移動してスライド板7をカード
後端側に押し出し、スライド板7をスロット40から突出
させて迫り出す構成としたことである。
【0043】本実施形態例は以上のように構成されてお
り、モデムカード1をスロット40に挿入すると、本実施
形態例でも上記第1の実施形態例と同様に、スロット40
に形成されているキー12a,12bがモデムカード1のキ
ー溝11a,11bにそれぞれ嵌合することにより、モデム
カード1のスロット40への挿入の位置合わせが行われ、
モデムカード1がスロット40に挿入されていき、このと
き、スロット40に形成されているコネクタピン16がモデ
ムカード1のピン嵌合孔15に嵌合していく。
り、モデムカード1をスロット40に挿入すると、本実施
形態例でも上記第1の実施形態例と同様に、スロット40
に形成されているキー12a,12bがモデムカード1のキ
ー溝11a,11bにそれぞれ嵌合することにより、モデム
カード1のスロット40への挿入の位置合わせが行われ、
モデムカード1がスロット40に挿入されていき、このと
き、スロット40に形成されているコネクタピン16がモデ
ムカード1のピン嵌合孔15に嵌合していく。
【0044】そして、これらのコネクタピン16のうち、
図の上側の2本のコネクタピン16の先端側が、図4の
(a)に示すように、迫り出し板19の他端側39に当接
し、その状態でさらにモデムカード1を挿入すると、同
図の(b)に示すように、迫り出し板19はスライド板7
側にスライド移動してスライド板7をカード後端側に押
し出し、それにより、スライド板7の後端側がパソコン
のスロット40から突出するようになる。
図の上側の2本のコネクタピン16の先端側が、図4の
(a)に示すように、迫り出し板19の他端側39に当接
し、その状態でさらにモデムカード1を挿入すると、同
図の(b)に示すように、迫り出し板19はスライド板7
側にスライド移動してスライド板7をカード後端側に押
し出し、それにより、スライド板7の後端側がパソコン
のスロット40から突出するようになる。
【0045】そして、この突出したスライド板7を使用
者が引き出し、上記第1の実施形態例と同様の動作を行
うことにより、上記第1の実施形態例と同様にモジュラ
ープラグ2のモデムカード1への挿入嵌合が着脱自在に
行われ、上記第1の実施形態例と同様の効果を奏するこ
とができる。
者が引き出し、上記第1の実施形態例と同様の動作を行
うことにより、上記第1の実施形態例と同様にモジュラ
ープラグ2のモデムカード1への挿入嵌合が着脱自在に
行われ、上記第1の実施形態例と同様の効果を奏するこ
とができる。
【0046】また、本実施形態例によれば、迫り出し板
19の他端側39はピン嵌合孔側に伸設されており、上記第
1の実施形態例のようにキー溝11a側に張り出して外側
から見える状態とはなっていないために、その分だけ見
栄えをよくすることができる。
19の他端側39はピン嵌合孔側に伸設されており、上記第
1の実施形態例のようにキー溝11a側に張り出して外側
から見える状態とはなっていないために、その分だけ見
栄えをよくすることができる。
【0047】図14には、本発明に係わる通信用カードの
第3の実施形態例の要部構成が示されている。なお、図
14の(a)にはモデムカード1の平面図が、(b)には
側面図が、(c)にはカード後端側から見た正面図が、
(d)には底面側から見た図がそれぞれ示されている。
本実施形態例は上記第1、第2の実施形態例のモデムカ
ード1と同様に、カード1の後端側にスライド収容穴9
が形成され、このスライド収容穴9にスライド板7が引
きばね13の付勢力によって収容されており、スライド板
7には、開口スリット3が設けられており、開口スリッ
ト3には先端位置設定部5と、戻り防止部6が形成され
ている。
第3の実施形態例の要部構成が示されている。なお、図
14の(a)にはモデムカード1の平面図が、(b)には
側面図が、(c)にはカード後端側から見た正面図が、
(d)には底面側から見た図がそれぞれ示されている。
本実施形態例は上記第1、第2の実施形態例のモデムカ
ード1と同様に、カード1の後端側にスライド収容穴9
が形成され、このスライド収容穴9にスライド板7が引
きばね13の付勢力によって収容されており、スライド板
7には、開口スリット3が設けられており、開口スリッ
ト3には先端位置設定部5と、戻り防止部6が形成され
ている。
【0048】本実施形態例のモデムカード1は、フレー
ム60を有し、このフレーム60の一方に、スライド収容穴
9を構成する凹部61を有し、この凹部61には段部62が設
けられている。また、他方は開放端となっている。
ム60を有し、このフレーム60の一方に、スライド収容穴
9を構成する凹部61を有し、この凹部61には段部62が設
けられている。また、他方は開放端となっている。
【0049】フレーム60の開放端側には本体接続用コネ
クタ63が設けられている。このコネクタは68ピンの本体
接続用コネクタで、フレーム60の開放端を連結するよう
に取り付けられ、フレーム60ともに本体基板収納部64を
構成している。この本体基板収納部64に収容される本体
基板65はFG端子66によってフレーム60に固定され、フ
レキシブル基板43と本体接続用コネクタ63が、本体基板
上に構成されている回路(図示せず)に電気的に接続さ
れている。
クタ63が設けられている。このコネクタは68ピンの本体
接続用コネクタで、フレーム60の開放端を連結するよう
に取り付けられ、フレーム60ともに本体基板収納部64を
構成している。この本体基板収納部64に収容される本体
基板65はFG端子66によってフレーム60に固定され、フ
レキシブル基板43と本体接続用コネクタ63が、本体基板
上に構成されている回路(図示せず)に電気的に接続さ
れている。
【0050】前記フレーム60のスライド収容穴(凹部6
1)9にスライド自在に収納されるスライド板7の一側
面に突起67が設けられている。この突起67は、フレーム
60に設けられた段部62に係合され、スライド板7がスラ
イド収容穴9から抜け落ちることを防止するためのもの
である。また、突起67はスライド板7の両側面に設けて
もよい。
1)9にスライド自在に収納されるスライド板7の一側
面に突起67が設けられている。この突起67は、フレーム
60に設けられた段部62に係合され、スライド板7がスラ
イド収容穴9から抜け落ちることを防止するためのもの
である。また、突起67はスライド板7の両側面に設けて
もよい。
【0051】フレーム60の上下両側にはメタルカバーが
設けられ、このメタルカバーはスライド収容穴を構成す
るフレームの凹部61と、フレーム60および本体接続用コ
ネクタ63によって構成された本体基板収納部64を塞ぐよ
うにフレーム60に取り付けられている。
設けられ、このメタルカバーはスライド収容穴を構成す
るフレームの凹部61と、フレーム60および本体接続用コ
ネクタ63によって構成された本体基板収納部64を塞ぐよ
うにフレーム60に取り付けられている。
【0052】このモデムカード1に、図16に示すよう
に、モジュラープラグ2を端子配設面14側を上側にして
開口スリット3の上側に突き出して挿入するようになっ
ており、開口スリット3の両サイドの下部側内壁には、
開口スリット3の上側に突き出して挿入されるモジュラ
ープラグ2の爪部配設面15側を開口スリット3から下に
突き出さないように係止する係止部44が開口スリット3
の内側に張り出し形成されている。
に、モジュラープラグ2を端子配設面14側を上側にして
開口スリット3の上側に突き出して挿入するようになっ
ており、開口スリット3の両サイドの下部側内壁には、
開口スリット3の上側に突き出して挿入されるモジュラ
ープラグ2の爪部配設面15側を開口スリット3から下に
突き出さないように係止する係止部44が開口スリット3
の内側に張り出し形成されている。
【0053】また、スライド板7の側面側には、挿入す
るモジュラープラグ2の側面側を位置規制する門形状の
ガイド枠体46が、水平倒し方向と起立方向の往復回動自
在に基端側で軸支されて取り付けられており、ガイド枠
体46の基端側に形成された嵌合孔18と、スライド板7の
側面側に形成された突部17とが回転自在に嵌合してい
る。なお、ガイド枠体46のスライド板7への取り付け方
は、特に限定されるものではなく、例えば、本実施形態
例とは逆に、スライド板7側に嵌合孔が形成され、ガイ
ド枠体46側に突部が形成されて嵌合孔に嵌合されていて
もよい。
るモジュラープラグ2の側面側を位置規制する門形状の
ガイド枠体46が、水平倒し方向と起立方向の往復回動自
在に基端側で軸支されて取り付けられており、ガイド枠
体46の基端側に形成された嵌合孔18と、スライド板7の
側面側に形成された突部17とが回転自在に嵌合してい
る。なお、ガイド枠体46のスライド板7への取り付け方
は、特に限定されるものではなく、例えば、本実施形態
例とは逆に、スライド板7側に嵌合孔が形成され、ガイ
ド枠体46側に突部が形成されて嵌合孔に嵌合されていて
もよい。
【0054】図14,15の(a)に示すように、ガイド枠
体46の上端側には、挿入するモジュラープラグ2の端子
配設面14を位置規制する上側位置規制部として機能する
上板部41が設けられており、上板部41には開口スリット
3に挿入されたモジュラープラグ2のプラグ端子30と電
気的に接続される端子8が配設され、この端子8により
端子接続部が形成されている。
体46の上端側には、挿入するモジュラープラグ2の端子
配設面14を位置規制する上側位置規制部として機能する
上板部41が設けられており、上板部41には開口スリット
3に挿入されたモジュラープラグ2のプラグ端子30と電
気的に接続される端子8が配設され、この端子8により
端子接続部が形成されている。
【0055】また、図15の(a)に示すように、端子8
はガイド枠体46の内部を通ってガイド枠体46の基端側か
ら引き出され、ばね状体42となってスライド板7のスリ
ット部50を介してスライド板7内に埋設されており、こ
のように、本実施形態例では、ばね状体42が前記端子8
を兼ねた構成とされて、スライド板7とガイド枠体46と
の間に介設されている。
はガイド枠体46の内部を通ってガイド枠体46の基端側か
ら引き出され、ばね状体42となってスライド板7のスリ
ット部50を介してスライド板7内に埋設されており、こ
のように、本実施形態例では、ばね状体42が前記端子8
を兼ねた構成とされて、スライド板7とガイド枠体46と
の間に介設されている。
【0056】なお、本実施形態例のように、端子8をガ
イド枠体46に通す代わりに、図15の(b)に示すよう
に、端子8の先端側をスライド板7側に伸設して、端子
8がばね状体42を兼ねる構成とすることもできる。
イド枠体46に通す代わりに、図15の(b)に示すよう
に、端子8の先端側をスライド板7側に伸設して、端子
8がばね状体42を兼ねる構成とすることもできる。
【0057】ばね状体42は、常に、ガイド枠体46を、図
の左側に引っ張る働きをしており、ガイド枠体46は、図
16の(a)に示すように、スライド板7がスライド収容
穴9内に挿入されているときには、ガイド枠体46の外壁
側がスライド収容穴9の内壁に押されて、ガイド枠体46
は水平倒し方向に位置し、スライド収容穴9内に収容さ
れているが、同図の(b)に示すように、スライド板7
をスライド収容穴9から引き出したときには、スライド
収容穴9の内壁によりガイド枠体46の外壁を押さえる力
が取り除かれ、ガイド枠体46は、ばね状体42の力により
回転して起き上がり、スライド板7の係止端36に係止さ
れて起立するようになっている。そして、ガイド枠体46
は、その起立した状態でモジュラープラグ2の挿入位置
決め用の挿入ガイドとして機能するようになっている。
の左側に引っ張る働きをしており、ガイド枠体46は、図
16の(a)に示すように、スライド板7がスライド収容
穴9内に挿入されているときには、ガイド枠体46の外壁
側がスライド収容穴9の内壁に押されて、ガイド枠体46
は水平倒し方向に位置し、スライド収容穴9内に収容さ
れているが、同図の(b)に示すように、スライド板7
をスライド収容穴9から引き出したときには、スライド
収容穴9の内壁によりガイド枠体46の外壁を押さえる力
が取り除かれ、ガイド枠体46は、ばね状体42の力により
回転して起き上がり、スライド板7の係止端36に係止さ
れて起立するようになっている。そして、ガイド枠体46
は、その起立した状態でモジュラープラグ2の挿入位置
決め用の挿入ガイドとして機能するようになっている。
【0058】また、本実施形態例では、図16の(b)に
示すように、開口スリット3の後端側に支持板部49が設
けられており、ガイド枠体46を倒したときに、ガイド枠
体46が支持板部49に当接するように構成されており、支
持板部49の後端側を指で押す等してスライド板7をスラ
イド収容穴9に収容するときに、スライド収容穴9の入
口側に押されて倒されたガイド枠体46が支持板部49に支
持されて、スライド板7と共にスライド収容穴9に収容
されるようになっている。
示すように、開口スリット3の後端側に支持板部49が設
けられており、ガイド枠体46を倒したときに、ガイド枠
体46が支持板部49に当接するように構成されており、支
持板部49の後端側を指で押す等してスライド板7をスラ
イド収容穴9に収容するときに、スライド収容穴9の入
口側に押されて倒されたガイド枠体46が支持板部49に支
持されて、スライド板7と共にスライド収容穴9に収容
されるようになっている。
【0059】本実施形態例は以上のように構成されてお
り、このモデムカード1をパソコン等の装置本体のスロ
ット40内に挿入装着すると、カード1の後端側までスロ
ット40内に挿入され、このとき、上記第1の実施形態例
と同様に、スライド板7が迫り出し板19に押されて、ス
ライド板7の一部がスロット40から突出する。そして、
その突出したスライド板7を使用者が指等によりスライ
ド収容穴9から引き出すと、スライド板7のみが装置本
体から外側に突出された状態になり、上記実施形態例と
同様に、この引き出した状態でスライド係止突部11によ
り係止され、また、このとき、ガイド枠体46は、図16の
(b)に示すように、ばね状体42に引っ張られて、図の
矢印のように起立回動し、挿入ガイド面として機能する
ようになる。
り、このモデムカード1をパソコン等の装置本体のスロ
ット40内に挿入装着すると、カード1の後端側までスロ
ット40内に挿入され、このとき、上記第1の実施形態例
と同様に、スライド板7が迫り出し板19に押されて、ス
ライド板7の一部がスロット40から突出する。そして、
その突出したスライド板7を使用者が指等によりスライ
ド収容穴9から引き出すと、スライド板7のみが装置本
体から外側に突出された状態になり、上記実施形態例と
同様に、この引き出した状態でスライド係止突部11によ
り係止され、また、このとき、ガイド枠体46は、図16の
(b)に示すように、ばね状体42に引っ張られて、図の
矢印のように起立回動し、挿入ガイド面として機能する
ようになる。
【0060】モデムカード1をこの状態として、モジュ
ラープラグ2をその端子配設面14側を上にして開口スリ
ット3の後端側から挿入すると、モジュラープラグ2
は、開口スリット3の上側に突き出して挿入され、モジ
ュラープラグ2の爪部配設面15側が開口スリット3の係
止部44により係止され、モジュラープラグ2が開口スリ
ット3から下に突き出さないような状態で挿入される。
また、このとき、モジュラープラグ2の側面側がガイド
枠体46の側面側の内壁により位置規制され、モジュラー
プラグ2の上側突き出し面(端子配設面14)はガイド枠
体46の上板部41の内壁により位置規制されて挿入され、
図16の(c)に示すように嵌合される。
ラープラグ2をその端子配設面14側を上にして開口スリ
ット3の後端側から挿入すると、モジュラープラグ2
は、開口スリット3の上側に突き出して挿入され、モジ
ュラープラグ2の爪部配設面15側が開口スリット3の係
止部44により係止され、モジュラープラグ2が開口スリ
ット3から下に突き出さないような状態で挿入される。
また、このとき、モジュラープラグ2の側面側がガイド
枠体46の側面側の内壁により位置規制され、モジュラー
プラグ2の上側突き出し面(端子配設面14)はガイド枠
体46の上板部41の内壁により位置規制されて挿入され、
図16の(c)に示すように嵌合される。
【0061】そして、この嵌合により、モジュラープラ
グ2の爪部25の引っ掛け部26がモデムカード1の戻り防
止部6に係止すると、スライド係止突部11が没入し、モ
ジュラープラグ2がパソコンのスロットの入口にあたる
ところで引き込まれる。
グ2の爪部25の引っ掛け部26がモデムカード1の戻り防
止部6に係止すると、スライド係止突部11が没入し、モ
ジュラープラグ2がパソコンのスロットの入口にあたる
ところで引き込まれる。
【0062】また、同図の(d)に示すように、モジュ
ラープラグ2の突起部27の先端側が開口スリット3の先
端位置設定部5に当接し、モジュラープラグ2のプラグ
端子30が上板部41に配設された端子8と電気的に接続さ
れ、モジュラープラグ2とモデムカード1とが電気的に
接続される。
ラープラグ2の突起部27の先端側が開口スリット3の先
端位置設定部5に当接し、モジュラープラグ2のプラグ
端子30が上板部41に配設された端子8と電気的に接続さ
れ、モジュラープラグ2とモデムカード1とが電気的に
接続される。
【0063】また、モジュラープラグ2を開口スリット
3から外すときには、モジュラープラグ2の爪部25をハ
ウジング24の爪部配設面15側に押し付け、モジュラープ
ラグ2の引っ掛け部26が開口スリット3の戻り防止部6
に引っ掛からない状態にしてモジュラープラグ2を開口
スリット3の後端側に引き出すことにより外すことがで
きる。そして、モジュラープラグ2を開口スリット3か
ら外すと、モジュラープラグ2とモデムカード1の端子
30,8間の接続は解除され、また、スライド板7は引き
ばね13の付勢力によって引き付けられてスライド収容穴
9に収容される。
3から外すときには、モジュラープラグ2の爪部25をハ
ウジング24の爪部配設面15側に押し付け、モジュラープ
ラグ2の引っ掛け部26が開口スリット3の戻り防止部6
に引っ掛からない状態にしてモジュラープラグ2を開口
スリット3の後端側に引き出すことにより外すことがで
きる。そして、モジュラープラグ2を開口スリット3か
ら外すと、モジュラープラグ2とモデムカード1の端子
30,8間の接続は解除され、また、スライド板7は引き
ばね13の付勢力によって引き付けられてスライド収容穴
9に収容される。
【0064】なお、モジュラープラグ2を開口スリット
3から外して、スライド板7をスライド収容穴9に挿入
すると、ガイド枠体46はスライド収容穴9の入口側に押
されて再び倒し状態となり、図16の(a)に示したよう
に、スライド板7と共にスライド収容穴9に収容され
る。
3から外して、スライド板7をスライド収容穴9に挿入
すると、ガイド枠体46はスライド収容穴9の入口側に押
されて再び倒し状態となり、図16の(a)に示したよう
に、スライド板7と共にスライド収容穴9に収容され
る。
【0065】本実施形態例も上記第1、第2の実施形態
例と同様の効果を奏し、また、上記のように、モジュラ
ープラグ2を開口スリット3に挿入するときに、モジュ
ラープラグ2の底面側が係止部44により係止されて開口
スリット3より下に突き出さないようにして挿入される
ために、モジュラープラグ2がモデムカード1の下側に
突き出ることは防止される。
例と同様の効果を奏し、また、上記のように、モジュラ
ープラグ2を開口スリット3に挿入するときに、モジュ
ラープラグ2の底面側が係止部44により係止されて開口
スリット3より下に突き出さないようにして挿入される
ために、モジュラープラグ2がモデムカード1の下側に
突き出ることは防止される。
【0066】しかも、本実施形態例によれば、モジュラ
ープラグ2は、ガイド枠体46の内壁により形成されたコ
字形状のガイド面に沿って3方向から側面側と端子配設
面14側が位置決めされて挿入されるために、モジュラー
プラグ2の位置は確実に設定され、モジュラープラグ2
の開口スリット3への挿入は、より簡単、かつ、確実、
迅速に行うことが可能となる。
ープラグ2は、ガイド枠体46の内壁により形成されたコ
字形状のガイド面に沿って3方向から側面側と端子配設
面14側が位置決めされて挿入されるために、モジュラー
プラグ2の位置は確実に設定され、モジュラープラグ2
の開口スリット3への挿入は、より簡単、かつ、確実、
迅速に行うことが可能となる。
【0067】なお、本発明は上記実施形態例に限定され
ることはなく、様々な実施の態様を採り得る。例えば、
上記実施形態例では、開口スリット3は、スライド板7
のスライド方向と同方向に形成したが、開口スリット3
は、例えば、図5の(a)に示すように、スライド板7
のスライド方向(図のA方向)に対して斜めに形成して
もよく、同図の(b)に示すように、スライド方向に対
して垂直な方向に形成してもよい。
ることはなく、様々な実施の態様を採り得る。例えば、
上記実施形態例では、開口スリット3は、スライド板7
のスライド方向と同方向に形成したが、開口スリット3
は、例えば、図5の(a)に示すように、スライド板7
のスライド方向(図のA方向)に対して斜めに形成して
もよく、同図の(b)に示すように、スライド方向に対
して垂直な方向に形成してもよい。
【0068】また、上記実施形態例では、スライド板7
を挿入方向に引き付け付勢して挿入収容する引き付け付
勢手段として、引きばね13を用いたが、引きばね13の代
わりに、ゴムや磁石等により引き付け付勢手段を構成し
てもよい。
を挿入方向に引き付け付勢して挿入収容する引き付け付
勢手段として、引きばね13を用いたが、引きばね13の代
わりに、ゴムや磁石等により引き付け付勢手段を構成し
てもよい。
【0069】さらに、上記第2の実施形態例では、迫り
出し板19の先端側(他端側)39がパソコンのスロット40
に形成されている複数のコネクタピン16のうち、2本の
コネクタピンに当接してスライド移動するように構成し
たが、迫り出し板19がコネクタピン16に当接して移動す
るようにするときに、2本以外の本数のコネクタピンに
当接するようにしてもよい。
出し板19の先端側(他端側)39がパソコンのスロット40
に形成されている複数のコネクタピン16のうち、2本の
コネクタピンに当接してスライド移動するように構成し
たが、迫り出し板19がコネクタピン16に当接して移動す
るようにするときに、2本以外の本数のコネクタピンに
当接するようにしてもよい。
【0070】さらに、上記第1、第3の実施形態例で
は、迫り出し板19は、その他端側39がキー溝11a側に伸
設されていたが、迫り出し板19の他端側39をキー溝11b
側に伸設し、キー溝11bにパソコンのスロット40のキー
12bが嵌合するときに迫り出し板19がスライド板7側に
移動してスライド板7を迫り出す構成としてもよく、ま
た、迫り出し板19の他端側39をキー溝11aと11bの両方
に張り出すように構成してもよい。
は、迫り出し板19は、その他端側39がキー溝11a側に伸
設されていたが、迫り出し板19の他端側39をキー溝11b
側に伸設し、キー溝11bにパソコンのスロット40のキー
12bが嵌合するときに迫り出し板19がスライド板7側に
移動してスライド板7を迫り出す構成としてもよく、ま
た、迫り出し板19の他端側39をキー溝11aと11bの両方
に張り出すように構成してもよい。
【0071】さらに、上記実施形態例では、スライド板
7をスライド収容穴9から引き出したときに、その引き
出した状態でスライド板7をモデムカード1に係止する
係止手段として、係止用スイッチ32と係止用溝33を設け
て構成したが、スライド板7をモデムカード1に係止す
る係止手段は特に限定されるものではなく、適宜設定さ
れるものである。
7をスライド収容穴9から引き出したときに、その引き
出した状態でスライド板7をモデムカード1に係止する
係止手段として、係止用スイッチ32と係止用溝33を設け
て構成したが、スライド板7をモデムカード1に係止す
る係止手段は特に限定されるものではなく、適宜設定さ
れるものである。
【0072】さらに、上記第3の実施形態例では、端子
8がばね状体42を兼ねる構成としたが、図15の(c)に
示すように、端子8とばね状体42とは別個に構成しても
よい。このように、端子8とばね状体42とを別個に構成
するときには、この図に示すように、スライド板7とガ
イド枠体46の基端側との間にフレキシブル基板43を介設
したり、図15の(e)に示すように、フレキシブル基板
43をガイド枠体46の軸となる部分に接続したりして、ス
ライド板7とガイド枠体46とを電気的に接続する。な
お、図15の(e)に示すようにすると、ガイド枠体46が
回動しても、それに伴ってフレキシブル基板43が動かさ
れることなくガイド枠体46の回動を行うことができる。
8がばね状体42を兼ねる構成としたが、図15の(c)に
示すように、端子8とばね状体42とは別個に構成しても
よい。このように、端子8とばね状体42とを別個に構成
するときには、この図に示すように、スライド板7とガ
イド枠体46の基端側との間にフレキシブル基板43を介設
したり、図15の(e)に示すように、フレキシブル基板
43をガイド枠体46の軸となる部分に接続したりして、ス
ライド板7とガイド枠体46とを電気的に接続する。な
お、図15の(e)に示すようにすると、ガイド枠体46が
回動しても、それに伴ってフレキシブル基板43が動かさ
れることなくガイド枠体46の回動を行うことができる。
【0073】さらに、上記第3の実施形態例のように、
ガイド枠体46を設けてモデムカード1を形成するとき
に、端子8は上板部41から斜めに突設されているとは限
らず、例えば、図15の(d)に示すようにU字型に形成
して、ガイド枠体46からはみ出さないように構成しても
よい。
ガイド枠体46を設けてモデムカード1を形成するとき
に、端子8は上板部41から斜めに突設されているとは限
らず、例えば、図15の(d)に示すようにU字型に形成
して、ガイド枠体46からはみ出さないように構成しても
よい。
【0074】さらに、上記第3の実施形態例では、ガイ
ド枠体46を倒したときに、ガイド枠体46が支持板部49に
当接するように構成し、支持板部49の後端側を指で押す
等してスライド板7をスライド収容穴9に収容するとき
に、スライド収容穴9の入口側に押されて倒されたガイ
ド枠体46が支持板部49に支持されてスライド板7と共に
スライド収容穴9に収容されるようにしたが、例えば、
支持板部49を省略し、ガイド枠体46を手動により倒した
状態とし、その倒したガイド枠体46の上板部41側を指で
押す等してガイド枠体46とスライド板7とをスライド収
容穴9に収容するようにしてもよい。
ド枠体46を倒したときに、ガイド枠体46が支持板部49に
当接するように構成し、支持板部49の後端側を指で押す
等してスライド板7をスライド収容穴9に収容するとき
に、スライド収容穴9の入口側に押されて倒されたガイ
ド枠体46が支持板部49に支持されてスライド板7と共に
スライド収容穴9に収容されるようにしたが、例えば、
支持板部49を省略し、ガイド枠体46を手動により倒した
状態とし、その倒したガイド枠体46の上板部41側を指で
押す等してガイド枠体46とスライド板7とをスライド収
容穴9に収容するようにしてもよい。
【0075】さらに、上記第3の実施形態例では、スラ
イド板7の側面側にガイド枠体46を設けて、挿入するモ
ジュラープラグ2の側面側を位置規制するようにした
が、ガイド枠体46の代わりに、例えば、図17の(a)に
示すようなL字形状のガイド板48や同図の(b)に示す
ような鉤形状のガイド板48を設けてガイド板48の上端側
の上板部41に端子8を形成し、これらのガイド板48によ
りモジュラープラグ2の挿入位置を規制するようにして
もよい。
イド板7の側面側にガイド枠体46を設けて、挿入するモ
ジュラープラグ2の側面側を位置規制するようにした
が、ガイド枠体46の代わりに、例えば、図17の(a)に
示すようなL字形状のガイド板48や同図の(b)に示す
ような鉤形状のガイド板48を設けてガイド板48の上端側
の上板部41に端子8を形成し、これらのガイド板48によ
りモジュラープラグ2の挿入位置を規制するようにして
もよい。
【0076】さらに、上記実施形態例では、モジュラー
嵌合部として後端開放の開口スリット3を設けたが、モ
ジュラー嵌合部は必ずしも開口スリットとするとは限ら
ず、例えばスライド板7の厚み方向に貫通の穴形状のモ
ジュラー嵌合部を形成してもよく、モジュラープラグ2
をモジュラー嵌合部に嵌合したときに、モジュラープラ
グ2がモデムカード1等の通信用カードに電気的に信号
接続されるように構成すればよい。
嵌合部として後端開放の開口スリット3を設けたが、モ
ジュラー嵌合部は必ずしも開口スリットとするとは限ら
ず、例えばスライド板7の厚み方向に貫通の穴形状のモ
ジュラー嵌合部を形成してもよく、モジュラープラグ2
をモジュラー嵌合部に嵌合したときに、モジュラープラ
グ2がモデムカード1等の通信用カードに電気的に信号
接続されるように構成すればよい。
【0077】さらに、上記実施形態例では、モデムカー
ド1の厚みは5mmで均一としたが、モデムカード1の厚
みは5mmとは限らないし、モデムカード1は必ずしも厚
みが均一であるとは限らない。
ド1の厚みは5mmで均一としたが、モデムカード1の厚
みは5mmとは限らないし、モデムカード1は必ずしも厚
みが均一であるとは限らない。
【0078】さらに、本発明の通信用カードは、上記実
施形態例のようにモデムカード1とは限らず、通信用回
路を備えた通信用カードであれば他の通信用カードでも
構わない。
施形態例のようにモデムカード1とは限らず、通信用回
路を備えた通信用カードであれば他の通信用カードでも
構わない。
【0079】
【発明の効果】本発明によれば、スライド板とカード本
体間にはスライド板を挿入方向に引き付け付勢して挿入
収容する引き付け付勢手段が設けられているために、例
えば、スライド板を引き出した状態で係止する係止動作
を解除すれば、スライド板は引き付け付勢手段によって
引き付け付勢されて挿入収容される。そのため、スライ
ド板を引き出し方向に付勢する付勢手段を有する通信用
カードのように、付勢手段の付勢力に抗してスライド板
を挿入収容する場合と異なり、スライド板の収容が容易
となり、カードの構造を簡単にできるし、スライド収容
穴の収容を怠ったり忘れたりすることが殆どなくなり、
スライド板を引き出した状態のままにして通信用カード
を破損することを抑制することができる。また、スライ
ド板の挿入収容時に付勢手段に負荷がかからないため、
付勢手段の寿命も長くすることも可能である。
体間にはスライド板を挿入方向に引き付け付勢して挿入
収容する引き付け付勢手段が設けられているために、例
えば、スライド板を引き出した状態で係止する係止動作
を解除すれば、スライド板は引き付け付勢手段によって
引き付け付勢されて挿入収容される。そのため、スライ
ド板を引き出し方向に付勢する付勢手段を有する通信用
カードのように、付勢手段の付勢力に抗してスライド板
を挿入収容する場合と異なり、スライド板の収容が容易
となり、カードの構造を簡単にできるし、スライド収容
穴の収容を怠ったり忘れたりすることが殆どなくなり、
スライド板を引き出した状態のままにして通信用カード
を破損することを抑制することができる。また、スライ
ド板の挿入収容時に付勢手段に負荷がかからないため、
付勢手段の寿命も長くすることも可能である。
【0080】また、本発明によれば、通信用カードを通
信用装置のカード挿入穴に挿入移動するときに、迫り出
し部材の先端側がカード挿入穴に形成されている通信用
のカードの位置合わせ用突部、又は、複数のコネクタピ
ンのうちの1本以上のコネクタピンに当接した状態でさ
らに通信用カードを挿入することにより、スライド板側
にスライド移動してスライド板をカード後端側に押し出
し、スライド板を前記カード挿入穴から突出させて迫り
出す構成としたことにより、通信用カードを通信用装置
のカード挿入穴に挿入しただけで、スライド板がカード
挿入穴から突出させることができるために、例えば、そ
の突出したスライド板をつまんでスライド板をスライド
収容穴から容易に引き出して使用することが可能とな
る。
信用装置のカード挿入穴に挿入移動するときに、迫り出
し部材の先端側がカード挿入穴に形成されている通信用
のカードの位置合わせ用突部、又は、複数のコネクタピ
ンのうちの1本以上のコネクタピンに当接した状態でさ
らに通信用カードを挿入することにより、スライド板側
にスライド移動してスライド板をカード後端側に押し出
し、スライド板を前記カード挿入穴から突出させて迫り
出す構成としたことにより、通信用カードを通信用装置
のカード挿入穴に挿入しただけで、スライド板がカード
挿入穴から突出させることができるために、例えば、そ
の突出したスライド板をつまんでスライド板をスライド
収容穴から容易に引き出して使用することが可能とな
る。
【図1】本発明に係わる通信用カードの第1の実施形態
例を断面図により示す要部構成図である。
例を断面図により示す要部構成図である。
【図2】上記実施形態例のモデムカードの先端側を示す
正面図である。
正面図である。
【図3】上記実施形態例のモデムカードをパソコンのス
ロットに挿入するときのスライド板の迫り出し動作を示
す説明図である。
ロットに挿入するときのスライド板の迫り出し動作を示
す説明図である。
【図4】本発明に係わる通信用カードの第2の実施形態
例を断面図により示す要部構成図である。
例を断面図により示す要部構成図である。
【図5】本発明に係わる通信用カードの他の実施形態例
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図6】本出願人が以前に提案している通信用カードの
一例をモジュラープラグ2と共に示す要部説明図であ
る。
一例をモジュラープラグ2と共に示す要部説明図であ
る。
【図7】図6に示した通信用カードにおけるスライド板
7の付勢手段の説明図である。
7の付勢手段の説明図である。
【図8】モジュラープラグ2の爪部25の動作を示す説明
図である。
図である。
【図9】モジュラープラグ2の平面説明図である。
【図10】モジュラープラグ2の先端側から見た正面説明
図である。
図である。
【図11】従来のモデムカード1と電話回線のコードを共
に示す説明図である。
に示す説明図である。
【図12】図11のコネクタ部23を示す説明図である。
【図13】図11のコネクタ部23とモジュラープラグ2の接
続方法を示す説明図である。
続方法を示す説明図である。
【図14】本実施形態例に係わる通信用カードの第3の実
施形態例を示す要部構成図である。
施形態例を示す要部構成図である。
【図15】上記第3の実施形態例のガイド枠体46近辺の詳
細な構成(a)と、本発明の他の実施形態例のガイド枠
体46近辺の構成(b)〜(e)を示す説明図である。
細な構成(a)と、本発明の他の実施形態例のガイド枠
体46近辺の構成(b)〜(e)を示す説明図である。
【図16】上記第3の実施形態例の動作を示す説明図であ
る。
る。
【図17】本発明の通信用カードの他の実施形態例におけ
るモジュラープラグの挿入位置規制部を示す説明図であ
る。
るモジュラープラグの挿入位置規制部を示す説明図であ
る。
1 モデムカード 3 開口スリット 7 スライド板 9 スライド収容穴 11a,11b キー溝 13 引きばね 19 迫り出し板
Claims (2)
- 【請求項1】 通信用回路を備えたカード本体の後端側
にカード本体の後端面を開口としてカード本体の先端側
へ向けて形成されたスライド収容穴を設け、このスライ
ド収容穴に出し入れ自在に挿入収容されるスライド板を
配置し、スライド板にはモジュラープラグを着脱自在に
嵌合するためのモジュラー嵌合部が形成され、通信用装
置のカード挿入穴に挿入して使用される通信用カードで
あって、スライド板とカード本体の間にはスライド板を
スライド収容穴内に挿入する方向に引き付け付勢してカ
ード本体のスライド収容穴に収容する引き付け付勢手段
が設けられ、カード本体には後端側から先端側に伸設さ
れ、スライド板のスライド方向にスライド自在に形成さ
れた迫り出し部材が設けられ、前記迫り出し部材の後端
側にはスライド板に係止する係止部が設けられ、先端側
はカード本体を前記通信用装置のカード挿入穴に挿入し
たときに通信用装置のカード挿入穴に形成されている通
信用カードの位置合わせ用突部に当接する位置に設けら
れ、通信用カードを通信用装置のカード挿入穴に挿入移
動するときに前記迫り出し部材の先端側がカード挿入穴
に形成されている通信用カードの位置合わせ用突部に当
接した状態でさらに通信用カードを挿入することにより
前記迫り出し部材がスライド板側にスライド移動してス
ライド板をカード後端側に押し出し、スライド板を前記
カード挿入穴から突出させて迫り出す構成としたことを
特徴とする通信用カード。 - 【請求項2】 通信用回路を備えたカード本体の後端側
にカード本体の後端面を開口としてカード本体の先端側
へ向けて形成されたスライド収容穴を設け、このスライ
ド収容穴に出し入れ自在に挿入収容されるスライド板を
配置し、スライド板にはモジュラープラグを着脱自在に
嵌合するためのモジュラー嵌合部が形成され、通信用装
置のカード挿入穴に挿入して使用される通信用カードで
あって、スライド板とカード本体の間にはスライド板を
スライド収容穴内に挿入する方向に引き付け付勢してカ
ード本体のスライド収容穴に収容する引き付け付勢手段
が設けられ、カード本体には後端側から先端側に伸設さ
れ、スライド板のスライド方向にスライド自在に形成さ
れた迫り出し部材が設けられ、前記迫り出し部材の後端
側にはスライド板に係止する係止部が設けられ、先端側
はカード本体を前 記通信用装置のカード挿入穴に挿入し
たときに通信用装置のカード挿入穴に形成されている1
本以上のコネクタピンに当接する位置に設けられ、通信
用カードを通信用装置のカード挿入穴に挿入移動すると
きに前記迫り出し部材の先端側がカード挿入穴に形成さ
れている複数のコネクタピンのうち、1本以上のコネク
タピンに当接した状態でさらに通信用カードを挿入する
ことにより前記迫り出し部材がスライド板側にスライド
移動してスライド板をカード後端側に押し出し、スライ
ド板を前記カード挿入穴から突出させて迫り出す構成と
したことを特徴とする通信用カード。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05417296A JP3159045B2 (ja) | 1995-02-20 | 1996-02-16 | 通信用カード |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7-55167 | 1995-02-20 | ||
JP5516795 | 1995-02-20 | ||
JP05417296A JP3159045B2 (ja) | 1995-02-20 | 1996-02-16 | 通信用カード |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08293014A JPH08293014A (ja) | 1996-11-05 |
JP3159045B2 true JP3159045B2 (ja) | 2001-04-23 |
Family
ID=26394918
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05417296A Expired - Fee Related JP3159045B2 (ja) | 1995-02-20 | 1996-02-16 | 通信用カード |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3159045B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107332093A (zh) * | 2017-01-24 | 2017-11-07 | 陈佳佳 | 一种自控的液晶显示屏 |
-
1996
- 1996-02-16 JP JP05417296A patent/JP3159045B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08293014A (ja) | 1996-11-05 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |