JP2852378B2 - 通信用カード - Google Patents
通信用カードInfo
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- JP2852378B2 JP2852378B2 JP5271293A JP27129393A JP2852378B2 JP 2852378 B2 JP2852378 B2 JP 2852378B2 JP 5271293 A JP5271293 A JP 5271293A JP 27129393 A JP27129393 A JP 27129393A JP 2852378 B2 JP2852378 B2 JP 2852378B2
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- modular
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通信用回路を備えた通
信用カードに関するものである。
信用カードに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、パソコンやワープロやコンピュー
タ等の様々な送受信の装置本体と電話回線等の通信回線
との間での送受信信号の入出力制御を行う際等に、通信
用回路を備えた通信用カードが広く用いられるようにな
ってきている。この通信用カードの1つとしてモデムカ
ードが知られており、モデムカードは送受信の装置本体
から送信したデジタル信号をアナログ信号に変換して通
信回線に乗せ、また、逆に、通信回線から送られてくる
アナログ信号をデジタル信号に変換して送受信装置に加
えるようになっている。このモデムカードは、パソコン
等の送受信の装置本体側に設けられているスロット内に
カードの先端側から挿入されて装置本体と電気的に結合
されるものであり、さらに、そのモデムカードに電話回
線等の通信回線のコードを着脱自在に接続することによ
り、装置本体と通信回線とが通信用カードの通信用回路
を介して電気的に結合され、パソコン通信等が行えるよ
うになる。
タ等の様々な送受信の装置本体と電話回線等の通信回線
との間での送受信信号の入出力制御を行う際等に、通信
用回路を備えた通信用カードが広く用いられるようにな
ってきている。この通信用カードの1つとしてモデムカ
ードが知られており、モデムカードは送受信の装置本体
から送信したデジタル信号をアナログ信号に変換して通
信回線に乗せ、また、逆に、通信回線から送られてくる
アナログ信号をデジタル信号に変換して送受信装置に加
えるようになっている。このモデムカードは、パソコン
等の送受信の装置本体側に設けられているスロット内に
カードの先端側から挿入されて装置本体と電気的に結合
されるものであり、さらに、そのモデムカードに電話回
線等の通信回線のコードを着脱自在に接続することによ
り、装置本体と通信回線とが通信用カードの通信用回路
を介して電気的に結合され、パソコン通信等が行えるよ
うになる。
【0003】図12にはモデムカードの一例が電話回線の
コードと共に示されている。同図において、厚さ約5mm
のモデムカード1の後端側には、厚さ14mmのコネクタ部
23が組み込まれており、コネクタ部23にはコード21の先
端側に設けられたモジュラープラグ2を嵌合するための
モジュラー嵌合穴20が形成されている。
コードと共に示されている。同図において、厚さ約5mm
のモデムカード1の後端側には、厚さ14mmのコネクタ部
23が組み込まれており、コネクタ部23にはコード21の先
端側に設けられたモジュラープラグ2を嵌合するための
モジュラー嵌合穴20が形成されている。
【0004】モジュラープラグ2には図9の(a)およ
び図10に示すように、ハウジング24の上部側に斜め上方
向に突出した爪部25が設けられており、爪部25の基部側
には戻り防止用の引っ掛け部26が爪部25の両側に張り出
して設けられている。爪部25は、爪部25の先端側とハウ
ジング24の底部側を指で挟んで力を加えると、図9の
(a)の矢印の方向に動いてハウジング24の上面15側に
近づき、同図の(b)に示す状態となり、指を離すと再
び元の位置に戻るようになっている。ハウジング24の先
端上部側には、ハウジング24の先端面28よりも突出した
突起部27が設けられており、ハウジング24の後端側には
コード挿入穴(図示せず)が形成され、コード挿入穴に
は前記コード21が挿入されており、ハウジング24内には
コード21から引き出された4本のリード線(図示せず)
が配列している。
び図10に示すように、ハウジング24の上部側に斜め上方
向に突出した爪部25が設けられており、爪部25の基部側
には戻り防止用の引っ掛け部26が爪部25の両側に張り出
して設けられている。爪部25は、爪部25の先端側とハウ
ジング24の底部側を指で挟んで力を加えると、図9の
(a)の矢印の方向に動いてハウジング24の上面15側に
近づき、同図の(b)に示す状態となり、指を離すと再
び元の位置に戻るようになっている。ハウジング24の先
端上部側には、ハウジング24の先端面28よりも突出した
突起部27が設けられており、ハウジング24の後端側には
コード挿入穴(図示せず)が形成され、コード挿入穴に
は前記コード21が挿入されており、ハウジング24内には
コード21から引き出された4本のリード線(図示せず)
が配列している。
【0005】図11に示すように、ハウジング24の底部側
には6本の端子収容溝29が形成されており、両側の端子
収容溝29を除く4本の端子収容溝29には端子30が収容さ
れており、端子30は、前記コード21から引き出されたリ
ード線と電気的に接続されている。
には6本の端子収容溝29が形成されており、両側の端子
収容溝29を除く4本の端子収容溝29には端子30が収容さ
れており、端子30は、前記コード21から引き出されたリ
ード線と電気的に接続されている。
【0006】図13に示すように、モデムカード1のコネ
クタ部23に形成されているモジュラー嵌合穴20には、モ
ジュラープラグ2の挿入方向を設定するためのガイド部
として機能するコネクタ部23の内壁部分4が設けられて
おり、内壁部分4に沿ってモジュラープラグ2をモジュ
ラー嵌合穴20の入口側から奥側に挿入できるようになっ
ている。
クタ部23に形成されているモジュラー嵌合穴20には、モ
ジュラープラグ2の挿入方向を設定するためのガイド部
として機能するコネクタ部23の内壁部分4が設けられて
おり、内壁部分4に沿ってモジュラープラグ2をモジュ
ラー嵌合穴20の入口側から奥側に挿入できるようになっ
ている。
【0007】図14の(b)に示すように、モジュラー嵌
合穴20の奥側には挿入したモジュラープラグ2の先端側
の位置決め用の先端位置設定部5が設けられており、図
14の(a)に示されるモジュラープラグ2を矢印の方向
に移動させて図14の(b)のコネクタ部23のモジュラー
嵌合穴20に挿入したときに、モジュラープラグ2の突起
部27が先端位置設定部5に当接することにより、それ以
上はモジュラープラグ2が先に進まないようになってい
る。
合穴20の奥側には挿入したモジュラープラグ2の先端側
の位置決め用の先端位置設定部5が設けられており、図
14の(a)に示されるモジュラープラグ2を矢印の方向
に移動させて図14の(b)のコネクタ部23のモジュラー
嵌合穴20に挿入したときに、モジュラープラグ2の突起
部27が先端位置設定部5に当接することにより、それ以
上はモジュラープラグ2が先に進まないようになってい
る。
【0008】また、モジュラー嵌合穴20の入口上部側に
は挿入したモジュラープラグ2を抜け止め係止するため
の戻り防止部6が設けられており、モジュラープラグ2
をモジュラー嵌合穴20の奥側に挿入し、モジュラープラ
グ2の突起部27がモジュラー嵌合穴20の先端位置設定部
5に当接する直前になると、モジュラープラグ2の引っ
掛け部26の後端側が戻り防止部6に引っ掛かり、それに
より、モジュラープラグ2がモジュラー嵌合穴20の入口
側22に戻ってモジュラー嵌合穴20から外れないようにな
っている。
は挿入したモジュラープラグ2を抜け止め係止するため
の戻り防止部6が設けられており、モジュラープラグ2
をモジュラー嵌合穴20の奥側に挿入し、モジュラープラ
グ2の突起部27がモジュラー嵌合穴20の先端位置設定部
5に当接する直前になると、モジュラープラグ2の引っ
掛け部26の後端側が戻り防止部6に引っ掛かり、それに
より、モジュラープラグ2がモジュラー嵌合穴20の入口
側22に戻ってモジュラー嵌合穴20から外れないようにな
っている。
【0009】なお、モジュラープラグ2をモジュラー嵌
合穴20から外すときには、図14の(c)に示すように、
モジュラー嵌合穴20から外に出ているモジュラープラグ
2の爪部25を、指等により押し下げてハウジング24の上
面15側に近づけ、引っ掛け部26が戻り防止部36に引っ掛
からない状態にして外すことになる。
合穴20から外すときには、図14の(c)に示すように、
モジュラー嵌合穴20から外に出ているモジュラープラグ
2の爪部25を、指等により押し下げてハウジング24の上
面15側に近づけ、引っ掛け部26が戻り防止部36に引っ掛
からない状態にして外すことになる。
【0010】図13,14に示すように、モジュラー嵌合穴
20の下部側には6本の端子取り付け溝18が形成されてお
り、両側の端子取り付け溝18を除く4本の端子取り付け
溝18には接続用の端子8の先端側が取り付けられてお
り、この接続用端子8の配設領域はモジュラープラグ2
の端子30と電気的に接続される端子接続部として機能す
るようになっている。
20の下部側には6本の端子取り付け溝18が形成されてお
り、両側の端子取り付け溝18を除く4本の端子取り付け
溝18には接続用の端子8の先端側が取り付けられてお
り、この接続用端子8の配設領域はモジュラープラグ2
の端子30と電気的に接続される端子接続部として機能す
るようになっている。
【0011】以上のように構成されているモデムカード
1はその先端側から前述のように、パソコン等の装置本
体のスロット内に挿入されて装置本体に装着され、図14
に示したようにカード後端側のコネクタ部23に、コード
21の先端側のモジュラープラグ2が挿入されることにな
る。
1はその先端側から前述のように、パソコン等の装置本
体のスロット内に挿入されて装置本体に装着され、図14
に示したようにカード後端側のコネクタ部23に、コード
21の先端側のモジュラープラグ2が挿入されることにな
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、そのよ
うに、モデムカード1をパソコン等に挿入装着したとき
に、カード1の後端側のコネクタ部23がパソコン等の装
置本体から突出することになり、肉厚のコネクタ部23が
装置本体から突出していると邪魔であるといった問題が
あった。また、パソコン等の装置を移動する際には、モ
ジュラープラグ2をコネクタ部23から外し、モデムカー
ド1は装置に挿入したままの状態で移動することが多い
ため、装置の外側に突出している肉厚のコネクタ部23が
パソコン等の机等にぶつかり、モデムカード1や装置本
体に支障を来たしかねないといった問題があった。
うに、モデムカード1をパソコン等に挿入装着したとき
に、カード1の後端側のコネクタ部23がパソコン等の装
置本体から突出することになり、肉厚のコネクタ部23が
装置本体から突出していると邪魔であるといった問題が
あった。また、パソコン等の装置を移動する際には、モ
ジュラープラグ2をコネクタ部23から外し、モデムカー
ド1は装置に挿入したままの状態で移動することが多い
ため、装置の外側に突出している肉厚のコネクタ部23が
パソコン等の机等にぶつかり、モデムカード1や装置本
体に支障を来たしかねないといった問題があった。
【0013】また、モデムカード1を作製する際、コネ
クタ部23を設けるためにモデムカード1の後端側を肉厚
にすると、その分、材料費もかかり、カードのコストが
高くなってしまうといった問題もあった。
クタ部23を設けるためにモデムカード1の後端側を肉厚
にすると、その分、材料費もかかり、カードのコストが
高くなってしまうといった問題もあった。
【0014】本発明は、上記従来の課題を解決するため
になされたものであり、その目的は、パソコン等の装置
に装着しても邪魔にならず、コストが安いモデムカード
等の通信用カードを提供することにある。
になされたものであり、その目的は、パソコン等の装置
に装着しても邪魔にならず、コストが安いモデムカード
等の通信用カードを提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は次のように構成されている。すなわち、本
発明は、通信用回路を備えたカードの後端側にモジュラ
ープラグを着脱自在に嵌合するための後端開放のモジュ
ラー嵌合開口スリットを設け、該開口スリットにモジュ
ラープラグの挿入方向を設定するためのガイド部と、モ
ジュラープラグの先端側の位置決め用の先端位置設定部
と、モジュラープラグの端子と電気的に接続される端子
接続部を設け、モジュラー嵌合開口スリットの両側の側
端側にコ字形状の受け板を回転自在に設け、両受け板の
自由端側を前記開口スリットの両側から中央側に突き出
し、かつ、受け板の開口面を開口スリットの上下いずれ
か一方側の挿入口に共に向け、モジュラープラグを挿入
口から挿入したときに、モジュラープラグの挿入力を受
けて受け板が回転し、受け板のコ字形内壁によりモジュ
ラープラグを両側から保持するとともにモジュラープラ
グを抜け止め係止する構成としたことを特徴として構成
されている。
に、本発明は次のように構成されている。すなわち、本
発明は、通信用回路を備えたカードの後端側にモジュラ
ープラグを着脱自在に嵌合するための後端開放のモジュ
ラー嵌合開口スリットを設け、該開口スリットにモジュ
ラープラグの挿入方向を設定するためのガイド部と、モ
ジュラープラグの先端側の位置決め用の先端位置設定部
と、モジュラープラグの端子と電気的に接続される端子
接続部を設け、モジュラー嵌合開口スリットの両側の側
端側にコ字形状の受け板を回転自在に設け、両受け板の
自由端側を前記開口スリットの両側から中央側に突き出
し、かつ、受け板の開口面を開口スリットの上下いずれ
か一方側の挿入口に共に向け、モジュラープラグを挿入
口から挿入したときに、モジュラープラグの挿入力を受
けて受け板が回転し、受け板のコ字形内壁によりモジュ
ラープラグを両側から保持するとともにモジュラープラ
グを抜け止め係止する構成としたことを特徴として構成
されている。
【0016】また、通信用回路を備えたカードの後端側
にモジュラープラグを着脱自在に嵌合するための後端開
放のモジュラー嵌合開口スリットを設け、該開口スリッ
トにモジュラープラグの挿入方向を設定するためのガイ
ド部と、モジュラープラグの先端側の位置決め用の先端
位置設定部と、モジュラープラグの端子と電気的に接続
される端子接続部を設け、モジュラー嵌合開口スリット
の両側の側端側にコ字形状の受け板を回転自在に設け、
両受け板の自由端側を前記開口スリットの両側から中央
側に突き出し状態とし、この状態で両側の受け板を回転
し、受け板の開口面を向き合わせてコ字形内壁によるモ
ジュラープラグの差し込み挿入口を形成する構成とした
ことも本発明の特徴的な構成とされている。
にモジュラープラグを着脱自在に嵌合するための後端開
放のモジュラー嵌合開口スリットを設け、該開口スリッ
トにモジュラープラグの挿入方向を設定するためのガイ
ド部と、モジュラープラグの先端側の位置決め用の先端
位置設定部と、モジュラープラグの端子と電気的に接続
される端子接続部を設け、モジュラー嵌合開口スリット
の両側の側端側にコ字形状の受け板を回転自在に設け、
両受け板の自由端側を前記開口スリットの両側から中央
側に突き出し状態とし、この状態で両側の受け板を回転
し、受け板の開口面を向き合わせてコ字形内壁によるモ
ジュラープラグの差し込み挿入口を形成する構成とした
ことも本発明の特徴的な構成とされている。
【0017】また、前記カードの後端側にスライド収容
穴を設け、このスライド収容穴に出し入れ自在のスライ
ド板を取り付け、該スライド板にモジュラー嵌合開口ス
リットを設けたことも本発明の特徴的な構成とされてい
る。
穴を設け、このスライド収容穴に出し入れ自在のスライ
ド板を取り付け、該スライド板にモジュラー嵌合開口ス
リットを設けたことも本発明の特徴的な構成とされてい
る。
【0018】
【作用】上記構成の本発明において、モジュラープラグ
はモジュラープラグ嵌合開口スリットのガイド部によっ
て挿入方向が設定され、先端位置設定部により先端側の
位置が決められてモジュラー嵌合開口スリットの上下い
ずれか一方から挿入される。そして、モジュラー嵌合開
口スリットの両側に設けられたコ字形状の受け板が開口
スリットの両側から中央側に突き出し、かつ、受け板の
開口面を開口スリットの上下いずれか一方側の挿入口に
共に向けられているために、モジュラープラグが挿入さ
れたときに、その挿入力を受けて受け板が回転し、モジ
ュラープラグは受け板のコ字形内壁により保持されて抜
け止め係止される。また、モジュラープラグの端子とモ
ジュラー嵌合開口スリットの端子接続部とは電気的に接
続される。
はモジュラープラグ嵌合開口スリットのガイド部によっ
て挿入方向が設定され、先端位置設定部により先端側の
位置が決められてモジュラー嵌合開口スリットの上下い
ずれか一方から挿入される。そして、モジュラー嵌合開
口スリットの両側に設けられたコ字形状の受け板が開口
スリットの両側から中央側に突き出し、かつ、受け板の
開口面を開口スリットの上下いずれか一方側の挿入口に
共に向けられているために、モジュラープラグが挿入さ
れたときに、その挿入力を受けて受け板が回転し、モジ
ュラープラグは受け板のコ字形内壁により保持されて抜
け止め係止される。また、モジュラープラグの端子とモ
ジュラー嵌合開口スリットの端子接続部とは電気的に接
続される。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。なお、本発明の説明において、従来例と同一の名
称部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略する。
図1,2には、本発明に係る通信用カードであるモデム
カードの第1の実施例が示されている。同図において、
モデムカード1は厚さが5mmで均一となっており、モデ
ムカード1の後端側にはモジュラープラグ2を着脱自在
に嵌合するための後端開放のモジュラー嵌合開口スリッ
ト(以下、開口スリットという)3が設けられ、この開
口スリット3には側端側にガイド部として機能する内壁
部分4が設けられ、先端側には先端位置設定部5と、端
子接続部として機能する4本の端子8が設けられてい
る。
する。なお、本発明の説明において、従来例と同一の名
称部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略する。
図1,2には、本発明に係る通信用カードであるモデム
カードの第1の実施例が示されている。同図において、
モデムカード1は厚さが5mmで均一となっており、モデ
ムカード1の後端側にはモジュラープラグ2を着脱自在
に嵌合するための後端開放のモジュラー嵌合開口スリッ
ト(以下、開口スリットという)3が設けられ、この開
口スリット3には側端側にガイド部として機能する内壁
部分4が設けられ、先端側には先端位置設定部5と、端
子接続部として機能する4本の端子8が設けられてい
る。
【0020】また、開口スリット3の後端側には両側の
側端側に受け板収容溝32が形成され、その溝32にコ字形
状の受け板6が収容されており、ピン33により受け板6
が受け板収容溝32の内壁に取り付けられており、受け板
6はピン33を中心として回転自在となっている。両方の
受け板6の一方側の自由端11側は開口スリット3中央側
に突き出ており、受け板6の開口面12は開口スリット3
の上側の挿入口に共に向けられている。受け板6の他方
側の自由端17側と受け板収容溝32の内壁との間にはばね
34が介設されており、このばね34により、定常時は受け
板6の開口面12が開口スリット3の上側に向くように位
置規制されている。
側端側に受け板収容溝32が形成され、その溝32にコ字形
状の受け板6が収容されており、ピン33により受け板6
が受け板収容溝32の内壁に取り付けられており、受け板
6はピン33を中心として回転自在となっている。両方の
受け板6の一方側の自由端11側は開口スリット3中央側
に突き出ており、受け板6の開口面12は開口スリット3
の上側の挿入口に共に向けられている。受け板6の他方
側の自由端17側と受け板収容溝32の内壁との間にはばね
34が介設されており、このばね34により、定常時は受け
板6の開口面12が開口スリット3の上側に向くように位
置規制されている。
【0021】なお、本明細書で述べるコ字形状の受け板
とは、本実施例のように角張った形状のもの以外に、図
8に示すような、なだらかな形状のもの等も含むもので
あり、本明細書のコ字形状とはそのように広い概念を含
むものである。
とは、本実施例のように角張った形状のもの以外に、図
8に示すような、なだらかな形状のもの等も含むもので
あり、本明細書のコ字形状とはそのように広い概念を含
むものである。
【0022】受け板6は開口スリット3の上側の挿入口
からモジュラープラグ2を挿入したときに、図3の
(a)に示すように、モジュラープラグ2の挿入力を受
けて矢印の方向に回転し、同図の(b)に示すように、
受け板6のコ字形内壁13によりモジュラープラグ2を両
側から保持するとともに、図3の(b)および図4に示
すように、受け板6の自由端17側がモジュラープラグ2
の引っ掛け部26の後端側に当接し、モジュラープラグ2
が開口スリット3の後端側にスライドすることを防止
し、モジュラープラグ2を抜け止め係止するように構成
されている。
からモジュラープラグ2を挿入したときに、図3の
(a)に示すように、モジュラープラグ2の挿入力を受
けて矢印の方向に回転し、同図の(b)に示すように、
受け板6のコ字形内壁13によりモジュラープラグ2を両
側から保持するとともに、図3の(b)および図4に示
すように、受け板6の自由端17側がモジュラープラグ2
の引っ掛け部26の後端側に当接し、モジュラープラグ2
が開口スリット3の後端側にスライドすることを防止
し、モジュラープラグ2を抜け止め係止するように構成
されている。
【0023】本実施例は以上のように構成されており、
モジュラープラグ2をモデムカード1の上側から開口ス
リット3に挿入すると、モジュラープラグ2は開口スリ
ット3の内壁部分4に沿って開口スリット3に挿入さ
れ、モジュラープラグ2の突起部27が開口スリット3の
先端位置設定部5に嵌合して位置設定されるとともに、
図3の(a)に示したように、受け板6の自由端11側が
モジュラープラグ2により押し下げられ、受け板6がモ
ジュラープラグ2の挿入力で矢印のように回転し、図3
の(b)に示すように、両側の受け板6のコ字形内壁13
に嵌合された状態になり、モジュラープラグ2は両側の
受け板6のコ字形内壁13に保持されることになる。
モジュラープラグ2をモデムカード1の上側から開口ス
リット3に挿入すると、モジュラープラグ2は開口スリ
ット3の内壁部分4に沿って開口スリット3に挿入さ
れ、モジュラープラグ2の突起部27が開口スリット3の
先端位置設定部5に嵌合して位置設定されるとともに、
図3の(a)に示したように、受け板6の自由端11側が
モジュラープラグ2により押し下げられ、受け板6がモ
ジュラープラグ2の挿入力で矢印のように回転し、図3
の(b)に示すように、両側の受け板6のコ字形内壁13
に嵌合された状態になり、モジュラープラグ2は両側の
受け板6のコ字形内壁13に保持されることになる。
【0024】また、前述のように、受け板6の自由端17
側にモジュラープラグ2の引っ掛け部26が引っ掛かり、
モジュラープラグ2は開口スリット3の後端側にスライ
ドすることが防止されて、抜け止め係止される。
側にモジュラープラグ2の引っ掛け部26が引っ掛かり、
モジュラープラグ2は開口スリット3の後端側にスライ
ドすることが防止されて、抜け止め係止される。
【0025】そして、このとき、モジュラープラグ2の
端子30は開口スリット3に設けられた端子8に電気的に
接続される。なお、図3の(b)に示されるように、モ
ジュラープラグ2は開口スリット3に嵌合したときに、
モデムカード1の厚みよりも上下両側にはみ出した状態
で嵌合される。
端子30は開口スリット3に設けられた端子8に電気的に
接続される。なお、図3の(b)に示されるように、モ
ジュラープラグ2は開口スリット3に嵌合したときに、
モデムカード1の厚みよりも上下両側にはみ出した状態
で嵌合される。
【0026】モジュラープラグ2を開口スリット3から
外すときには、モジュラープラグ2の爪部25をハウジン
グ24の上面15側に押し下げて、モジュラープラグ2の引
っ掛け部26が受け板6に引っ掛からないような状態と
し、モジュラープラグ2を開口スリット3の後端側に引
き出すことにより外すことになる。そして、モジュラー
プラグ2を開口スリット3から外すと、受け板6は、ば
ね34の働きにより図2で示した状態に戻り、受け板収容
溝32に収容される。
外すときには、モジュラープラグ2の爪部25をハウジン
グ24の上面15側に押し下げて、モジュラープラグ2の引
っ掛け部26が受け板6に引っ掛からないような状態と
し、モジュラープラグ2を開口スリット3の後端側に引
き出すことにより外すことになる。そして、モジュラー
プラグ2を開口スリット3から外すと、受け板6は、ば
ね34の働きにより図2で示した状態に戻り、受け板収容
溝32に収容される。
【0027】本実施例によれば、上記のようにしてモジ
ュラープラグ2を開口スリット3に着脱自在に嵌合する
ことができ、それにより、モジュラープラグ2の端子30
をモデムカード1の端子8に対して着脱自在に電気的接
続を行うことができる。
ュラープラグ2を開口スリット3に着脱自在に嵌合する
ことができ、それにより、モジュラープラグ2の端子30
をモデムカード1の端子8に対して着脱自在に電気的接
続を行うことができる。
【0028】また、従来例ではモジュラー嵌合穴20の側
壁側の内壁部分4にガイド部が形成され、先端位置設定
部5、戻り防止部36、端子8はモジュラー嵌合穴20の内
壁の上側又は下側に設けられていたために、モジュラー
嵌合穴20はモジュラープラグ2の幅に相当する幅とモジ
ュラープラグ2の高さに相当する高さとを有する大きな
穴としなければならず、コネクタ部23はモジュラー嵌合
穴20を包み込める大きさの肉厚のものとしなければなら
なかったが、本実施例では開口スリット3の内壁側にガ
イド部としての内壁部分4、先端位置設定部5、端子8
が設けられており、さらに、開口スリット3の側端壁側
には受け板6が回転自在に設けられていて、モジュラー
プラグ2を開口スリット3に嵌合するときには受け板6
が回転してモジュラープラグ2を保持し、抜け止め係止
する働きをするため、開口スリット3の上下側の壁は要
らなくなり、従来例のように、モデムカード1の後端側
を肉厚にする必要はなくなる。
壁側の内壁部分4にガイド部が形成され、先端位置設定
部5、戻り防止部36、端子8はモジュラー嵌合穴20の内
壁の上側又は下側に設けられていたために、モジュラー
嵌合穴20はモジュラープラグ2の幅に相当する幅とモジ
ュラープラグ2の高さに相当する高さとを有する大きな
穴としなければならず、コネクタ部23はモジュラー嵌合
穴20を包み込める大きさの肉厚のものとしなければなら
なかったが、本実施例では開口スリット3の内壁側にガ
イド部としての内壁部分4、先端位置設定部5、端子8
が設けられており、さらに、開口スリット3の側端壁側
には受け板6が回転自在に設けられていて、モジュラー
プラグ2を開口スリット3に嵌合するときには受け板6
が回転してモジュラープラグ2を保持し、抜け止め係止
する働きをするため、開口スリット3の上下側の壁は要
らなくなり、従来例のように、モデムカード1の後端側
を肉厚にする必要はなくなる。
【0029】そして、上記のように、モジュラープラグ
2をカード1の上側から開口スリット3に差し込むこと
により、モジュラープラグ2がカード1の厚み方向より
も上下両側にはみ出した状態で開口スリット3に嵌め込
まれ、受け板6の回転によりモジュラープラグ2は保持
されて抜け止め係止され、カード1の後端側を厚くしな
くてもモジュラープラグ2の着脱が効果的に行われるこ
とになる。
2をカード1の上側から開口スリット3に差し込むこと
により、モジュラープラグ2がカード1の厚み方向より
も上下両側にはみ出した状態で開口スリット3に嵌め込
まれ、受け板6の回転によりモジュラープラグ2は保持
されて抜け止め係止され、カード1の後端側を厚くしな
くてもモジュラープラグ2の着脱が効果的に行われるこ
とになる。
【0030】そして、本実施例のモデムカード1はカー
ド後端側が肉厚ではないために、従来例のように、肉厚
なカード後端側が邪魔になることはなく、パソコン等の
装置本体を移動する際にも、従来例のように、モデムカ
ード1の後端側をパソコンの机等にぶつけることは少な
くなる。
ド後端側が肉厚ではないために、従来例のように、肉厚
なカード後端側が邪魔になることはなく、パソコン等の
装置本体を移動する際にも、従来例のように、モデムカ
ード1の後端側をパソコンの机等にぶつけることは少な
くなる。
【0031】また、モデムカード1を作製する際も、従
来例のようにわざわざ肉厚のコネクタ部23を設ける場合
とは異なり、コネクタ部23形成のための材料費等もかか
らず、コストを安くすることができる。
来例のようにわざわざ肉厚のコネクタ部23を設ける場合
とは異なり、コネクタ部23形成のための材料費等もかか
らず、コストを安くすることができる。
【0032】図5には、本発明の通信用カードであるモ
デムカードの第2の実施例が示されている。第2の実施
例が第1の実施例と異なることは、モデムカード1の後
端側にスライド収容穴9を設け、このスライド収容穴9
に出し入れ自在の厚みが均一のスライド板7を取り付
け、スライド板7の後端側に開口スリット3を設けたこ
とである。スライド板7は図の矢印Aの方向にスライド
移動することにより、スライド収容穴9に出し入れ自在
となっている。
デムカードの第2の実施例が示されている。第2の実施
例が第1の実施例と異なることは、モデムカード1の後
端側にスライド収容穴9を設け、このスライド収容穴9
に出し入れ自在の厚みが均一のスライド板7を取り付
け、スライド板7の後端側に開口スリット3を設けたこ
とである。スライド板7は図の矢印Aの方向にスライド
移動することにより、スライド収容穴9に出し入れ自在
となっている。
【0033】スライド板7とモデムカード1との間に
は、スライド板7をスライド収容穴9から飛び出させる
ためのばね等の押し出し手段(図示せず)と、スライド
板7をスライド収容穴9内に収容したままで保持するた
めのスライド板保持手段(図示せず)と、スライド板7
を引き出したときにスライド板7をその引き出し位置に
保持するためのスライド板係止手段(図示せず)が介設
されており、スライド板7は通常、前記スライド板保持
手段により保持されて、スライド収容穴9内に収容され
ているが、例えば、操作手段等によりそのスライド板保
持手段の保持力を除くと、スライド板7は前記押し出し
手段により押し出されてスライド収容穴9から飛び出す
ようになっている。そして、スライド収容穴9から飛び
出したスライド板7を前記スライド板係止手段により係
止することにより、スライド板7が引き出された状態を
維持される。なお、本実施例では、スライド板係止手段
を設けてあるが、このスライド板係止手段は必ずしも設
けなくても構わない。
は、スライド板7をスライド収容穴9から飛び出させる
ためのばね等の押し出し手段(図示せず)と、スライド
板7をスライド収容穴9内に収容したままで保持するた
めのスライド板保持手段(図示せず)と、スライド板7
を引き出したときにスライド板7をその引き出し位置に
保持するためのスライド板係止手段(図示せず)が介設
されており、スライド板7は通常、前記スライド板保持
手段により保持されて、スライド収容穴9内に収容され
ているが、例えば、操作手段等によりそのスライド板保
持手段の保持力を除くと、スライド板7は前記押し出し
手段により押し出されてスライド収容穴9から飛び出す
ようになっている。そして、スライド収容穴9から飛び
出したスライド板7を前記スライド板係止手段により係
止することにより、スライド板7が引き出された状態を
維持される。なお、本実施例では、スライド板係止手段
を設けてあるが、このスライド板係止手段は必ずしも設
けなくても構わない。
【0034】このモデムカード1をパソコン等の装置本
体のスロット内に挿入装着すると、カード1の後端側ま
でスロット内に挿入され、スライド板7のみが装置本体
から外側に突出された状態になり、そのスライド板7の
開口スリット3にモジュラープラグ2を挿入嵌合するこ
とになる。
体のスロット内に挿入装着すると、カード1の後端側ま
でスロット内に挿入され、スライド板7のみが装置本体
から外側に突出された状態になり、そのスライド板7の
開口スリット3にモジュラープラグ2を挿入嵌合するこ
とになる。
【0035】第2の実施例も第1の実施例と同様に、モ
ジュラープラグ2を開口スリット3に着脱自在に挿入嵌
合することができ、第1の実施例と同様の効果を奏する
ことができる。また、第2の実施例では、必要に応じ
て、スライド板7をモデムカード1のスライド嵌合穴9
に対して自在に出し入れすることができるため、スライ
ド板7をスライド収容穴9に収容した状態にすれば、モ
デムカード1の後端側がパソコン等の装置本体から外側
に突出することはなく、モデムカード1をパソコン等に
装着したままの状態でも全く邪魔にならない。したがっ
て、パソコン等の移動の際に、スライド板7をスライド
収容穴9に収容して移動すれば、モデムカード1の後端
側をパソコンの机等にぶつけるといったことはなくな
る。
ジュラープラグ2を開口スリット3に着脱自在に挿入嵌
合することができ、第1の実施例と同様の効果を奏する
ことができる。また、第2の実施例では、必要に応じ
て、スライド板7をモデムカード1のスライド嵌合穴9
に対して自在に出し入れすることができるため、スライ
ド板7をスライド収容穴9に収容した状態にすれば、モ
デムカード1の後端側がパソコン等の装置本体から外側
に突出することはなく、モデムカード1をパソコン等に
装着したままの状態でも全く邪魔にならない。したがっ
て、パソコン等の移動の際に、スライド板7をスライド
収容穴9に収容して移動すれば、モデムカード1の後端
側をパソコンの机等にぶつけるといったことはなくな
る。
【0036】図6には、本発明の通信用カードであるモ
デムカードの第3の実施例が示されている。第3の実施
例が第2の実施例と異なることは、スライド板7の側端
側に開口スリット3を設けたことである。第3の実施例
も第2の実施例と同様にモジュラープラグ2を開口スリ
ット3に対して着脱自在に嵌合することができ、同様の
効果を奏することができる。
デムカードの第3の実施例が示されている。第3の実施
例が第2の実施例と異なることは、スライド板7の側端
側に開口スリット3を設けたことである。第3の実施例
も第2の実施例と同様にモジュラープラグ2を開口スリ
ット3に対して着脱自在に嵌合することができ、同様の
効果を奏することができる。
【0037】また、第3の実施例ではスライド板7の側
端側に開口スリット3が形成されているために、スライ
ド板7を図の矢印Aのようにスライド移動させて、モデ
ムカード1のスライド収容穴9に収容したときに、開口
スリット3がカード1内に入り込んで見えなくなるため
に見栄えもよく、スライド収容穴9の入口側等から開口
スリット3に埃が入ることもなく、開口スリット3内の
端子8等に埃がつくこともない。
端側に開口スリット3が形成されているために、スライ
ド板7を図の矢印Aのようにスライド移動させて、モデ
ムカード1のスライド収容穴9に収容したときに、開口
スリット3がカード1内に入り込んで見えなくなるため
に見栄えもよく、スライド収容穴9の入口側等から開口
スリット3に埃が入ることもなく、開口スリット3内の
端子8等に埃がつくこともない。
【0038】なお、本発明は上記実施例に限定されるこ
とはなく、様々な実施の態様を採り得る。例えば、上記
第3の実施例では、開口スリット3をスライド板7の手
前側の側端側に設けたが、開口スリット3はスライド板
7の奥側の側端側に設けても構わない。また、スライド
板7は上記実施例のように必ずしも厚みが均一であると
は限らない。
とはなく、様々な実施の態様を採り得る。例えば、上記
第3の実施例では、開口スリット3をスライド板7の手
前側の側端側に設けたが、開口スリット3はスライド板
7の奥側の側端側に設けても構わない。また、スライド
板7は上記実施例のように必ずしも厚みが均一であると
は限らない。
【0039】また、上記実施例では、スライド板7はス
ライド収容穴9に対して図5,6の矢印Aのようにばね
等を利用して進退方向に出し入れするように構成した
が、例えば、図15の矢印Aに示すように、スライド板7
をスライド収容穴9内の支点(図示せず)を中心に回転
させて同様にばね等を利用して出し入れ自在に構成して
もよい。
ライド収容穴9に対して図5,6の矢印Aのようにばね
等を利用して進退方向に出し入れするように構成した
が、例えば、図15の矢印Aに示すように、スライド板7
をスライド収容穴9内の支点(図示せず)を中心に回転
させて同様にばね等を利用して出し入れ自在に構成して
もよい。
【0040】また、上記実施例では、モデムカード1の
厚みは5mmで均一としたが、モデムカード1の厚みは5
mmとは限らないし、モデムカード1は必ずしも厚みが均
一であるとは限らない。
厚みは5mmで均一としたが、モデムカード1の厚みは5
mmとは限らないし、モデムカード1は必ずしも厚みが均
一であるとは限らない。
【0041】さらに、上記実施例では、図3に示したよ
うに、モジュラープラグ2をモデムカード1の上側から
開口スリット3に挿入し、両側の受け板6の自由端11側
を押し下げて受け板6を回転させ、受け板6のコ字形内
壁13により保持するようにしたが、モジュラープラグ2
を上側から挿入するのではなく、例えば、手動により、
あるいはばね力により両側の受け板6を回転させ、受け
板6の開口面12を向き合わせてコ字形内壁13によるモジ
ュラープラグ2の差し込み挿入口を形成し、その差し込
み挿入口の後端側からモジュラープラグ2を差し込み挿
入するようにしてもよい。この場合も、挿入したモジュ
ラープラグ2は受け板6のコ字形内壁13に保持されて抜
け止め係止され、上記実施例と同様の効果を奏すること
ができる。
うに、モジュラープラグ2をモデムカード1の上側から
開口スリット3に挿入し、両側の受け板6の自由端11側
を押し下げて受け板6を回転させ、受け板6のコ字形内
壁13により保持するようにしたが、モジュラープラグ2
を上側から挿入するのではなく、例えば、手動により、
あるいはばね力により両側の受け板6を回転させ、受け
板6の開口面12を向き合わせてコ字形内壁13によるモジ
ュラープラグ2の差し込み挿入口を形成し、その差し込
み挿入口の後端側からモジュラープラグ2を差し込み挿
入するようにしてもよい。この場合も、挿入したモジュ
ラープラグ2は受け板6のコ字形内壁13に保持されて抜
け止め係止され、上記実施例と同様の効果を奏すること
ができる。
【0042】また、上記実施例では、先端位置設定部5
を開口スリット3の上方側に設け、端子8を開口スリッ
ト3の下方側に設け、さらに、受け板6は定常時には開
口面12が上方を向くように設けたが、その逆に、先端位
置設定部5を開口スリット3の下方側に設け、端子8を
開口スリット3の上方側に設け、受け板6は定常時には
下方を向くように構成しても構わない。そのように構成
した場合には、上記実施例とは逆に、モジュラープラグ
2を開口スリット3の下方側から上方側に挿入すること
により、上記実施例と同様に動作し、同様の効果を奏す
ることができる。
を開口スリット3の上方側に設け、端子8を開口スリッ
ト3の下方側に設け、さらに、受け板6は定常時には開
口面12が上方を向くように設けたが、その逆に、先端位
置設定部5を開口スリット3の下方側に設け、端子8を
開口スリット3の上方側に設け、受け板6は定常時には
下方を向くように構成しても構わない。そのように構成
した場合には、上記実施例とは逆に、モジュラープラグ
2を開口スリット3の下方側から上方側に挿入すること
により、上記実施例と同様に動作し、同様の効果を奏す
ることができる。
【0043】さらに、上記実施例ではモジュラープラグ
2を開口スリット3に上側から挿入しただけで、モジュ
ラープラグ2は開口スリット3に嵌合されるように構成
したが、例えば、図7に示すように、開口スリット3の
上側(又は下側)から挿入し、挿入後にモジュラープラ
グ2を図の矢印のように開口スリット3の先端側に押し
付けて、モジュラープラグ2の突起部27と開口スリット
3の先端位置設定部5が当接させ、受け板6に引っ掛け
部26が引っ掛かるようにすることにより、抜け止め係止
されるように構成してもよい。このように、モジュラー
プラグ2を先端側に押し付け挿入するときにも、モジュ
ラープラグ2は開口スリット3の内壁部分4に沿って挿
入される。
2を開口スリット3に上側から挿入しただけで、モジュ
ラープラグ2は開口スリット3に嵌合されるように構成
したが、例えば、図7に示すように、開口スリット3の
上側(又は下側)から挿入し、挿入後にモジュラープラ
グ2を図の矢印のように開口スリット3の先端側に押し
付けて、モジュラープラグ2の突起部27と開口スリット
3の先端位置設定部5が当接させ、受け板6に引っ掛け
部26が引っ掛かるようにすることにより、抜け止め係止
されるように構成してもよい。このように、モジュラー
プラグ2を先端側に押し付け挿入するときにも、モジュ
ラープラグ2は開口スリット3の内壁部分4に沿って挿
入される。
【0044】さらに、上記実施例では、受け板6は開口
スリット3の両側に1枚ずつ設けたが、必ずしも1枚ず
つ設けるとは限らず、2枚以上の受け板6を並列に配設
してもよく、両側に同じように受け板6が設けられてい
れば構わない。
スリット3の両側に1枚ずつ設けたが、必ずしも1枚ず
つ設けるとは限らず、2枚以上の受け板6を並列に配設
してもよく、両側に同じように受け板6が設けられてい
れば構わない。
【0045】また、上記実施例では、受け板6の自由端
17側と受け板収容溝32の内壁との間にばね34が介設され
ており定常時は受け板6の開口面12が上側を向くように
位置規制されていたが、必ずしも受け板6と受け板収容
溝32との間には、ばね34が介設されているとは限らず、
ばね34以外の位置規制手段により受け板6が位置規制さ
れていても構わない。
17側と受け板収容溝32の内壁との間にばね34が介設され
ており定常時は受け板6の開口面12が上側を向くように
位置規制されていたが、必ずしも受け板6と受け板収容
溝32との間には、ばね34が介設されているとは限らず、
ばね34以外の位置規制手段により受け板6が位置規制さ
れていても構わない。
【0046】さらに、上記実施例では、開口スリット3
に4本の端子8を設けたが、端子8の数は4本とは限ら
ず、開口スリット3に嵌合するモジュラープラグ2の端
子30の数に合わせて設ければよい。
に4本の端子8を設けたが、端子8の数は4本とは限ら
ず、開口スリット3に嵌合するモジュラープラグ2の端
子30の数に合わせて設ければよい。
【0047】さらに、本発明の通信用カードは上記実施
例のようにモデムカード1とは限らず、通信用回路を備
えた通信用カードであれば他の通信用カードでも構わな
い。
例のようにモデムカード1とは限らず、通信用回路を備
えた通信用カードであれば他の通信用カードでも構わな
い。
【0048】
【発明の効果】本発明によれば、カードの後端側にモジ
ュラー嵌合開口スリットが設けられており、この開口ス
リットのガイド部に沿ってモジュラープラグを挿入すれ
ば、モジュラープラグは先端位置設定部により位置決め
され、開口スリットの両側の受け板により保持されて抜
け止め係止され、それにより、モジュラープラグの端子
と開口スリットに設けられた端子接続部を容易に電気的
に接続することができる。
ュラー嵌合開口スリットが設けられており、この開口ス
リットのガイド部に沿ってモジュラープラグを挿入すれ
ば、モジュラープラグは先端位置設定部により位置決め
され、開口スリットの両側の受け板により保持されて抜
け止め係止され、それにより、モジュラープラグの端子
と開口スリットに設けられた端子接続部を容易に電気的
に接続することができる。
【0049】また、本発明では、ガイド部等の機能部分
をモジュラー嵌合開口スリットの側端側に構成したため
に、モジュラー嵌合開口スリットの上下側には壁を設け
る必要はなく、モジュラープラグはカードの厚み方向に
はみ出していてもモジュラー嵌合穴に効果的に着脱自在
に嵌合することができる。そのため、従来例のようにカ
ード後端側をカード先端側に比べて肉厚にする必要がな
く、カード全体を薄型にでき、通信用カードをパソコン
等の装置本体に装着してもカード後端部が邪魔になるこ
とはなく、例えば、パソコン等の移動の際にカード後端
側をパソコンの机等にぶつけるといったことはあまりな
くなる。
をモジュラー嵌合開口スリットの側端側に構成したため
に、モジュラー嵌合開口スリットの上下側には壁を設け
る必要はなく、モジュラープラグはカードの厚み方向に
はみ出していてもモジュラー嵌合穴に効果的に着脱自在
に嵌合することができる。そのため、従来例のようにカ
ード後端側をカード先端側に比べて肉厚にする必要がな
く、カード全体を薄型にでき、通信用カードをパソコン
等の装置本体に装着してもカード後端部が邪魔になるこ
とはなく、例えば、パソコン等の移動の際にカード後端
側をパソコンの机等にぶつけるといったことはあまりな
くなる。
【0050】そして、カードの後端側にスライド収容穴
を設けて、スライド収容穴に出し入れ自在のスライド板
を取り付け、スライド板にモジュラー嵌合開口スリット
を設けた通信用カードによれば、必要のないときにはス
ライド板をスライド収容穴に収容することにより、カー
ド後端側をパソコン等の装置本体から突出しない状態に
することもできるため、そのようにすれば、カード後端
側が邪魔になることはなくなり、パソコン等の移動の際
にカード後端側をパソコンの机等にぶつけるといったこ
とは全くなくなる。
を設けて、スライド収容穴に出し入れ自在のスライド板
を取り付け、スライド板にモジュラー嵌合開口スリット
を設けた通信用カードによれば、必要のないときにはス
ライド板をスライド収容穴に収容することにより、カー
ド後端側をパソコン等の装置本体から突出しない状態に
することもできるため、そのようにすれば、カード後端
側が邪魔になることはなくなり、パソコン等の移動の際
にカード後端側をパソコンの机等にぶつけるといったこ
とは全くなくなる。
【0051】さらに、本発明によれば、従来例のよう
に、肉厚なコネクタ部を設ける必要がなく、カード全体
を薄型のものとすることができるため、その分だけ材料
費を安くすることができ、通信用カードのコストを安く
することができる。
に、肉厚なコネクタ部を設ける必要がなく、カード全体
を薄型のものとすることができるため、その分だけ材料
費を安くすることができ、通信用カードのコストを安く
することができる。
【図1】本発明に係る通信用カードの第1の実施例を示
す構成図である。
す構成図である。
【図2】上記実施例をカード後端側から見た図である。
【図3】上記実施例のモジュラー嵌合開口スリット3に
モジュラープラグ2を挿入したときの受け板6の動作を
示す説明図である。
モジュラープラグ2を挿入したときの受け板6の動作を
示す説明図である。
【図4】上記実施例のモデムカード1のモジュラー嵌合
開口スリット3にモジュラープラグ2を嵌合したときの
平面図である。
開口スリット3にモジュラープラグ2を嵌合したときの
平面図である。
【図5】本発明の通信用カードの第2の実施例を示す構
成図である。
成図である。
【図6】本発明の通信用カードの第3の実施例を示す構
成図である。
成図である。
【図7】本発明の通信用カードの他の実施例へのモジュ
ラープラグ2の接続方法を示す説明図である。
ラープラグ2の接続方法を示す説明図である。
【図8】コ字形状の受け板6の別の例を示す説明図であ
る。
る。
【図9】モジュラープラグ2の爪部25の動作を示す説明
図である。
図である。
【図10】モジュラープラグ2の平面説明図である。
【図11】モジュラープラグ2の先端側から見た正面説明
図である。
図である。
【図12】従来のモデムカード1と電話回線のコードを共
に示す説明図である。
に示す説明図である。
【図13】図12のコネクタ部23を示す説明図である。
【図14】図12のコネクタ部23とモジュラープラグ2の接
続方法を示す説明図である。
続方法を示す説明図である。
【図15】本発明の通信用カードの他の実施例を示す説明
図である。
図である。
1 モデムカード 3 モジュラー嵌合開口スリット 4 内壁部分 5 先端位置設定部 6 受け板 7 スライド板 8 端子 11,17 自由端 13 コ字形内壁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04M 11/00 G06K 17/00,19/077 B42D 15/10 G06F 1/18,3/00,13/00 H01R 13/42,13/639
Claims (3)
- 【請求項1】 通信用回路を備えたカードの後端側にモ
ジュラープラグを着脱自在に嵌合するための後端開放の
モジュラー嵌合開口スリットを設け、該開口スリットに
モジュラープラグの挿入方向を設定するためのガイド部
と、モジュラープラグの先端側の位置決め用の先端位置
設定部と、モジュラープラグの端子と電気的に接続され
る端子接続部を設け、モジュラー嵌合開口スリットの両
側の側端側にコ字形状の受け板を回転自在に設け、両受
け板の自由端側を前記開口スリットの両側から中央側に
突き出し、かつ、受け板の開口面を開口スリットの上下
いずれか一方側の挿入口に共に向け、モジュラープラグ
を挿入口から挿入したときに、モジュラープラグの挿入
力を受けて受け板が回転し、受け板のコ字形内壁により
モジュラープラグを両側から保持するとともにモジュラ
ープラグを抜け止め係止する構成としたことを特徴とす
る通信用カード。 - 【請求項2】 通信用回路を備えたカードの後端側にモ
ジュラープラグを着脱自在に嵌合するための後端開放の
モジュラー嵌合開口スリットを設け、該開口スリットに
モジュラープラグの挿入方向を設定するためのガイド部
と、モジュラープラグの先端側の位置決め用の先端位置
設定部と、モジュラープラグの端子と電気的に接続され
る端子接続部を設け、モジュラー嵌合開口スリットの両
側の側端側にコ字形状の受け板を回転自在に設け、両受
け板の自由端側を前記開口スリットの両側から中央側に
突き出し状態とし、この状態で両側の受け板を回転し、
受け板の開口面を向き合わせてコ字形内壁によるモジュ
ラープラグの差し込み挿入口を形成する構成としたこと
を特徴とする通信用カード。 - 【請求項3】 カードの後端側にスライド収容穴を設
け、このスライド収容穴に出し入れ自在のスライド板を
取り付け、該スライド板にモジュラー嵌合開口スリット
を設けたこと特徴とする請求項1又は請求項2記載の通
信用カード。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5271293A JP2852378B2 (ja) | 1993-10-04 | 1993-10-04 | 通信用カード |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5271293A JP2852378B2 (ja) | 1993-10-04 | 1993-10-04 | 通信用カード |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07107176A JPH07107176A (ja) | 1995-04-21 |
JP2852378B2 true JP2852378B2 (ja) | 1999-02-03 |
Family
ID=17498033
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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1993
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