JP3158891B2 - ショートアーク型混合金属蒸気放電灯 - Google Patents
ショートアーク型混合金属蒸気放電灯Info
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- JP3158891B2 JP3158891B2 JP24488794A JP24488794A JP3158891B2 JP 3158891 B2 JP3158891 B2 JP 3158891B2 JP 24488794 A JP24488794 A JP 24488794A JP 24488794 A JP24488794 A JP 24488794A JP 3158891 B2 JP3158891 B2 JP 3158891B2
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- discharge lamp
- metal vapor
- vapor discharge
- arc type
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、直流点灯のショートア
ーク型混合金属蒸気放電灯に関する。
ーク型混合金属蒸気放電灯に関する。
【０００２】
【従来の技術】高輝度、高演色性が得られるショートア
ーク型混合金属蒸気放電灯が液晶プロジェクターのバッ
クライトとして使われている。この用途の放電灯は光の
脈動を避けるために一般に２５０ＨＺ−５００Ｈｚ程度
の矩形波の交流で点灯されている。しかして、これらの
混合金属蒸気放電灯には始動性を高めるために、一方の
電極リード棒から他方の封止部のバルブ部側端ピンチ部
に張り渡した耐熱性金属性トリガーワイヤを備えること
が一般に行われている。
ーク型混合金属蒸気放電灯が液晶プロジェクターのバッ
クライトとして使われている。この用途の放電灯は光の
脈動を避けるために一般に２５０ＨＺ−５００Ｈｚ程度
の矩形波の交流で点灯されている。しかして、これらの
混合金属蒸気放電灯には始動性を高めるために、一方の
電極リード棒から他方の封止部のバルブ部側端ピンチ部
に張り渡した耐熱性金属性トリガーワイヤを備えること
が一般に行われている。
【０００３】図２を参照して説明すると、膨出部１と一
対の枝管部２ａと２ｂとからなる石英ガラス製のバルブ
に陰極３と陽極４とを配置し、枝管部にはそれぞれ気密
封止された金属箔５ａと５ｂを設け、この金属箔から外
部リード線６ａと６ｂを引出している。この構造におい
て、陰極側リード線６ａから陽極側の枝管部５ｂにまた
がってトリガーワイヤ７が張り渡されているが、この場
合、ワイヤ７の「止め」として、その位置は、陽極側の
枝管部において、バルブ立ち上がり部Ｐが選ばれてい
る。尚、陰極側においても、「止め」としてバルブ立ち
上がり部Ｑを選んで、ワイヤ７があまりバルブ表面から
離れないようにしていた。この放電灯を、直流点灯で使
用した場合、図３に図示するように、陽極４の根元付近
の枝管部の内側からトリガーワイヤ７を結び付けた枝管
部の外表面（Ｐ）に向かって、直流電界によって金属陽
イオンが移動するためと推定される石英ガラスの腐食８
が発生し、点灯５００時間程度で穴が空く現象が起きる
ことが判明した。
対の枝管部２ａと２ｂとからなる石英ガラス製のバルブ
に陰極３と陽極４とを配置し、枝管部にはそれぞれ気密
封止された金属箔５ａと５ｂを設け、この金属箔から外
部リード線６ａと６ｂを引出している。この構造におい
て、陰極側リード線６ａから陽極側の枝管部５ｂにまた
がってトリガーワイヤ７が張り渡されているが、この場
合、ワイヤ７の「止め」として、その位置は、陽極側の
枝管部において、バルブ立ち上がり部Ｐが選ばれてい
る。尚、陰極側においても、「止め」としてバルブ立ち
上がり部Ｑを選んで、ワイヤ７があまりバルブ表面から
離れないようにしていた。この放電灯を、直流点灯で使
用した場合、図３に図示するように、陽極４の根元付近
の枝管部の内側からトリガーワイヤ７を結び付けた枝管
部の外表面（Ｐ）に向かって、直流電界によって金属陽
イオンが移動するためと推定される石英ガラスの腐食８
が発生し、点灯５００時間程度で穴が空く現象が起きる
ことが判明した。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、上記のような直流電界による石英ガラスの
腐食がなく、なおかつ、始動性に優れた直流点灯ショー
トアーク型混合金属蒸気放電灯を提供することにある。
する課題は、上記のような直流電界による石英ガラスの
腐食がなく、なおかつ、始動性に優れた直流点灯ショー
トアーク型混合金属蒸気放電灯を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明の直流点灯ショー
トアーク型混合金属蒸気放電灯は、上記の課題を解決す
るため、陰極側外部リード線に接続したトリガーワイヤ
を陽極側枝管部のバルブ立ち上がり部Ｐより３ｍｍ以
上、さらに好ましくは５ｍｍ程度離した枝管部上の位置
に固定することを特徴とする。
トアーク型混合金属蒸気放電灯は、上記の課題を解決す
るため、陰極側外部リード線に接続したトリガーワイヤ
を陽極側枝管部のバルブ立ち上がり部Ｐより３ｍｍ以
上、さらに好ましくは５ｍｍ程度離した枝管部上の位置
に固定することを特徴とする。
【０００６】
【作用】実験の結果、トリガーワイヤの一端が陽極側枝
管部のバルブ立ち上がり端Ｐより３ｍｍ以上離れた枝管
部位置に結び付けられていれば、石英ガラスの動作温度
が充分低くなり、上記のような不都合が起きないことが
確認された。これは陽極側枝管部のバルブの立ち上がり
端Ｐより３ｍｍ以上離れた位置であれば、石英ガラスの
動作温度が充分低くなり直流電界による石英ガラスを通
過する金属イオンの移動が起きないためと推定される。
したがって石英ガラスの腐食が発生せず、リークするこ
とがない。しかも、上記のトリガーワイヤの取付け方に
よって始動性がほとんど劣ることなく従来同様の始動性
を実現できる。
管部のバルブ立ち上がり端Ｐより３ｍｍ以上離れた枝管
部位置に結び付けられていれば、石英ガラスの動作温度
が充分低くなり、上記のような不都合が起きないことが
確認された。これは陽極側枝管部のバルブの立ち上がり
端Ｐより３ｍｍ以上離れた位置であれば、石英ガラスの
動作温度が充分低くなり直流電界による石英ガラスを通
過する金属イオンの移動が起きないためと推定される。
したがって石英ガラスの腐食が発生せず、リークするこ
とがない。しかも、上記のトリガーワイヤの取付け方に
よって始動性がほとんど劣ることなく従来同様の始動性
を実現できる。
【０００７】
【実施例】図１は本発明の直流点灯ショートアーク型混
合金属蒸気放電灯の要部の説明図であって、バルブ内に
は水銀と金属ハロゲン化物および始動ガスとしてアルゴ
ンを所定量封入する。この放電灯は液晶プロジェクター
のバックライトとして使用されるものであって、電気定
格は、消費電力約１２５Ｗ、電圧約６０Ｖ、電流約２．
１Ａで、目標寿命は、初期光量の５０％の光量が維持さ
れる時間で、約５０００時間である。この放電灯におい
て、陰極側外部リード線に接続したトリガーワイヤ７
を、陽極側枝管部２ｂにおいて、バルブ立ち上がり端Ｐ
より３ｍｍ以上、例えば５ｍｍ離れた位置に結び付け
る。このトリガーワイヤ７の材質は、鉄クロム合金が使
われる。
合金属蒸気放電灯の要部の説明図であって、バルブ内に
は水銀と金属ハロゲン化物および始動ガスとしてアルゴ
ンを所定量封入する。この放電灯は液晶プロジェクター
のバックライトとして使用されるものであって、電気定
格は、消費電力約１２５Ｗ、電圧約６０Ｖ、電流約２．
１Ａで、目標寿命は、初期光量の５０％の光量が維持さ
れる時間で、約５０００時間である。この放電灯におい
て、陰極側外部リード線に接続したトリガーワイヤ７
を、陽極側枝管部２ｂにおいて、バルブ立ち上がり端Ｐ
より３ｍｍ以上、例えば５ｍｍ離れた位置に結び付け
る。このトリガーワイヤ７の材質は、鉄クロム合金が使
われる。
【０００８】上記実施例において、目標寿命の５０００
時間を経過しても、端Ｐ近傍には腐食は発生せず、ま
た、ワイヤ７は端Ｐ近傍では多少バルブ表面から離間す
るが点灯始動性は良好であった。
時間を経過しても、端Ｐ近傍には腐食は発生せず、ま
た、ワイヤ７は端Ｐ近傍では多少バルブ表面から離間す
るが点灯始動性は良好であった。
【０００９】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば始
動性に優れ、かつ、直流電界による石英ガラスの腐食が
生じない直流点灯ショートアーク型混合金属蒸気放電灯
が得られる。
動性に優れ、かつ、直流電界による石英ガラスの腐食が
生じない直流点灯ショートアーク型混合金属蒸気放電灯
が得られる。
【図１】本発明の直流点灯ショートアーク型混合金属蒸
気放電灯の実施例の要部の説明図である。
気放電灯の実施例の要部の説明図である。
【図２】従来の直流点灯ショートアーク型混合金属蒸気
放電灯の説明図である。
放電灯の説明図である。
【図３】陽極側枝管部における腐食の説明図である。
３ 陰極 ４ 陽極 ７ トリガーワイヤ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H01J 61/54 H01J 61/86 H01J 61/88
Claims (1)
- 【請求項１】 膨出部と一対の枝管部とからなるバルブ
を具えた直流点灯のショートアーク型混合金属蒸気放電
灯であって、一端を陰極側リード線に接続した耐熱性ト
リガーワイヤの他端を、陽極側の枝管部において、バル
ブ立ち上がり部から３ｍｍ以上離れた位置に張り渡した
ことを特徴とするショートアーク型混合金属蒸気放電
灯。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24488794A JP3158891B2 (ja) | 1994-09-14 | 1994-09-14 | ショートアーク型混合金属蒸気放電灯 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24488794A JP3158891B2 (ja) | 1994-09-14 | 1994-09-14 | ショートアーク型混合金属蒸気放電灯 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0887984A JPH0887984A (ja) | 1996-04-02 |
| JP3158891B2 true JP3158891B2 (ja) | 2001-04-23 |
Family
ID=17125468
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24488794A Expired - Fee Related JP3158891B2 (ja) | 1994-09-14 | 1994-09-14 | ショートアーク型混合金属蒸気放電灯 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3158891B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3528836B2 (ja) | 2002-01-09 | 2004-05-24 | ウシオ電機株式会社 | 放電ランプ |
| JP3938038B2 (ja) * | 2002-12-18 | 2007-06-27 | ウシオ電機株式会社 | ショートアーク型放電ランプ |
| US7034460B2 (en) | 2003-04-16 | 2006-04-25 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | High pressure discharge lamp |
| JP4281655B2 (ja) * | 2004-09-10 | 2009-06-17 | ウシオ電機株式会社 | ショートアーク型放電ランプ |
| US8049424B2 (en) | 2006-05-26 | 2011-11-01 | Iwasaki Electric Co., Ltd. | Light source incorporating a proximity guide portion on an external surface of a sealing portion for securing a trigger wire |
| JP4788719B2 (ja) * | 2008-02-01 | 2011-10-05 | パナソニック株式会社 | 高圧放電ランプシステム、およびそれを用いたプロジェクタ |
| JP4572978B2 (ja) | 2008-10-08 | 2010-11-04 | 岩崎電気株式会社 | 光源装置 |
-
1994
- 1994-09-14 JP JP24488794A patent/JP3158891B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0887984A (ja) | 1996-04-02 |
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