JP3158815U - バフ材 - Google Patents
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Abstract
【課題】高速度で回転しても研磨面の温度上昇を防止することができる、自動車の車体表面を研磨するバフ材を提供する。
【解決手段】バフ材は円柱状であり、水を主成分とした静電防止剤を含ませた液体に含浸されて成る。
【選択図】図1
【解決手段】バフ材は円柱状であり、水を主成分とした静電防止剤を含ませた液体に含浸されて成る。
【選択図】図1
Description
本考案は、自動車修理における塗装工程で使用されるバフ材に関し、特に、塗装工程におけるバフ熱や静電気の発生を防止できるバフ材に関する。
自動車修理において車体表面のつや出しや塗装の仕上げを行うに際して、例えば砥粒等の遊離研磨材を保持する研磨面を有する円柱状のバフ材を機械工具で回転させて車体表面を研磨することが行われている。
しかしながら、円柱状のバフ材を車体表面上に対して高速度で回転させた場合、研磨面の温度が例えば70〜100℃以上に上昇し、塗装面にむらや変色が発生し、良好な仕上げ面を得ることが困難であるという問題点があった。
この問題を解決するため、例えば特許文献1に示すようにバフ材の表面に格子状の突起部を設けることで、温度上昇を防止する構造が提案されているが、研磨面の温度上昇の防止に対して十分な効果が得られなかった。
特に、近年、軽量化のため、厚さが薄い高張力鋼板が車体に使用されているので、研磨による金属面の変形等の発生を回避するのが困難であった。
本考案は上記事情に鑑みて提案されたもので、バフ材が高速度で回転しても研磨面の温度上昇を防止することができるバフ材を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本考案のバフ材は、金属面から成る自動車の車体表面を研磨するに際して使用するもので、水を主成分とし静電防止剤を含ませた液体を含浸させて成ることを特徴としている。
本考案のバフ材によれば、水を主成分とし静電防止剤を含ませた液体が含浸されているので、バフ材を使用して金属面を研磨した場合、研磨面とバフ材との間に水を主成分とし静電防止剤を含ませた液体を介在させることができ、研磨面での静電気の発生を防いで温度上昇を防止することができる。
その結果、研磨面に塗装むらが発生することを防止して、品質良好な仕上げ状態を保持することができる。
その結果、研磨面に塗装むらが発生することを防止して、品質良好な仕上げ状態を保持することができる。
本考案のバフ材の実施例について、図面を参照しながら説明する。
本考案のバフ材1は、金属面(高張力鋼板)を研磨するためウレタンフォーム等で形成された円柱状のバフ基材2に対して、水を主成分とし静電防止剤を含ませた液体3を含浸させて構成されている。バフ材1は、液体3を含浸させてその表面にある程度の液体3が存在する状態が可能な部材であればよく、ウレタンフォーム以外の他の樹脂材で形成してもよい。
本考案のバフ材1は、金属面(高張力鋼板)を研磨するためウレタンフォーム等で形成された円柱状のバフ基材2に対して、水を主成分とし静電防止剤を含ませた液体3を含浸させて構成されている。バフ材1は、液体3を含浸させてその表面にある程度の液体3が存在する状態が可能な部材であればよく、ウレタンフォーム以外の他の樹脂材で形成してもよい。
静電防止剤は、静電気の発生を防止する機能を有するもので、水に対して溶融可能な潤滑剤で構成することでバフ基材2に含浸させることができる。
次に、本考案のバフ材を使用して自動車修理における車体表面のつや出しや塗装の仕上げを行う場合について説明する。
先ず、円柱状のバフ基材2を機械工具10の回転部分に装着する。機械工具10は、モータにより回転可能な軸を有して構成され、この軸部分にバフ基材2の中心位置4がマジックテープ等で連結できるようになっている。この状態で、バフ基部2に対して、その表面に対して、水を主成分とし静電防止剤を含ませた液体3を含浸させることで、バフ材1となる。
そして、このバフ材1を自動車の車体等の金属面上で回転させることで、金属面を研磨し塗装の仕上げ作業を行う。
先ず、円柱状のバフ基材2を機械工具10の回転部分に装着する。機械工具10は、モータにより回転可能な軸を有して構成され、この軸部分にバフ基材2の中心位置4がマジックテープ等で連結できるようになっている。この状態で、バフ基部2に対して、その表面に対して、水を主成分とし静電防止剤を含ませた液体3を含浸させることで、バフ材1となる。
そして、このバフ材1を自動車の車体等の金属面上で回転させることで、金属面を研磨し塗装の仕上げ作業を行う。
バフ材1を使用して金属面を研磨した場合、研磨面とバフ材1との間に水を主成分とし静電防止剤を含んだ液体3を介在させることができ、研磨面での静電気の発生を防いで温度上昇(70℃以上になる状態)を防止することができるので、金属面に凹凸が発生するのを防止できる。
その結果、研磨面に塗装むらが発生することを防ぎ、品質良好な仕上げ状態を保持することができる。
その結果、研磨面に塗装むらが発生することを防ぎ、品質良好な仕上げ状態を保持することができる。
上述の作業では、バフ基部2に対して、その表面に対して、水を主成分とし静電防止剤を含ませた液体3を直接含浸させるようにしたが、研磨する金属面側に水を主成分とし静電防止剤を含んだ液体3を塗布し、その上からバフ基材2を回転させて研磨することで、研磨状態において、バフ基材2に液体3が含浸したバフ材1が構成されるような使用方法であってもよい。
1…バフ材、 2…バフ基材、 3…液体 10…機械工具。
Claims (1)
- 金属面から成る自動車の車体表面を研磨するバフ材であって、
水を主成分とし静電防止剤を含ませた液体を含浸させて成ることを特徴とするバフ材。
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3158815U true JP3158815U (ja) | 2010-04-22 |
Family
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