JP3158528B2 - ドア駆動装置 - Google Patents

ドア駆動装置

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JP3158528B2
JP3158528B2 JP24166391A JP24166391A JP3158528B2 JP 3158528 B2 JP3158528 B2 JP 3158528B2 JP 24166391 A JP24166391 A JP 24166391A JP 24166391 A JP24166391 A JP 24166391A JP 3158528 B2 JP3158528 B2 JP 3158528B2
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田 昌 志 澤
内 裕 明 竹
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用ドア駆動装置に
関するものであり、特に、ドアの開放時および閉じる際
のクツシヨン作用を施すドア駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の技術としては種々なものが
考えられているが、例えば、実開平3−35177号公
報に開示されたものがあるが、これは、ピストンにより
仕切りられる第1のシリンダ室および第2のシリンダ室
を有するシリンダと、第1および第2のシリンダ室の一
方に圧力流体を供給し他方から圧力流体を排出させるた
めの扉開閉用電磁弁と、その扉開閉用電磁弁の排気側に
並列に接続されるクツシヨン作動用電磁弁およびクツシ
ヨン用絞り弁と、扉開閉用電磁弁を扉開位置と扉閉位置
に切り替え制御するための運転手操作スイツチと、シリ
ンダの外部に配設されピストンの位置を検出する第1お
よび第2の検出器とを備えるものであり、第1および第
2の検出器により検出されるピストンの位置により第1
および第2のシリンダ室の圧力流体を、選択的にクツシ
ヨン作動用電磁弁を介して排気されるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記の従来技
術においては、非常時に非常コツクを作動させた時に第
2のシリンダ室内に圧力流体を、扉の開放速度を調整す
る速度調整絞り弁を介して排気するものであり、第2の
シリンダ室内の圧力流体を迅速に排気することができ
ず、ひいてはドアを迅速に開放することができないもの
であつた。
【0004】また、扉を迅速に開放する手段として非常
コツクを作動させた場合に、第2のシリンダ室と外部と
を直接連通する逃がし弁を配設することが考えられる
が、コストアツプを招く結果となつてしまう。
【0005】そこで、本発明はコストアツプすることな
く、非常時にドアを迅速に開放することができることを
課題とする。
【0006】
【発明の構成】
【0007】
【課題を解決するための手段】前記技術的課題を解決す
るために本発明にて講じた技術的手段は、エア供給源
と、ピストンにより第1作動室および第2作動室に区画
されるシリンダを有し、第1作動室にエア供給源からエ
アが供給された場合にはピストンを介してドアを閉じ
て、第2作動室にエア供給源からエアが供給された場合
にはピストンを介してドアを開放するドア駆動部と、第
1作動室および第2作動室の一方をエア供給源と連通し
て、他方を外部と連通可能なソレノイドバルブと、ソレ
ノイドバルブの排気側に接続され第1作動室および第2
作動室を速度調整用オリフイスもしくはクツシヨン用オ
リフイスに選択的に連通させる絞り切換ソレノイドバル
ブとを備えるようにしたことである。
【0008】
【作用】前記技術的手段は次のように作用する。非常コ
ツクを作動させた場合には、第1作動室が外部とオリフ
イスを介さず連通するのでドアを迅速に開放することが
できる。
【0009】また、ドアの回動位置を、ドアと一体の支
柱にドア開状態およびドア閉状態を基準として所定の角
度を持たせて配設されたドア位置検出手段と、そのドア
位置検出手段の位置を検出するスイツチ手段によりドア
の回動位置を検出して、ドアの回動位置を検出して第1
作動室および第2作動室を開閉速度調整用オリフイスも
しくはクツシヨン用オリフイスと選択的に連通すること
ができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明が適用された実施例を添付した
図面を参照して詳細に説明する。
【0011】図1および図6において、本実施例のドア
駆動装置は、ドア駆動部10,開閉ソレノイドバルブ
1,絞り切換ソレノイドバルブ40,非常コツク2,エ
アタンク3,開閉速度調整用オリフイス4,クツシヨン
用オリフイス41およびシヨツク防止バルブ20と、開
閉ソレノイドバルブ1および絞り切換ソレノイドバルブ
40と電気的に接続されるElectronic Co
ntrol Unit(以下、ECUと略称する。)5
0とを備えるものである。
【0012】ドア駆動部10は、車両の出入口に合致す
るドア11と、ドア11に作用的に連結する上下対のア
ーム12,13と、アーム12,13と作用的に連結す
る支柱14と、ピストン15と、ピストン15により第
1作動室16および第2作動室17に区画されるシリン
ダ18と、支柱14の外周に配設された磁石42,43
と、シリンダ18の上部に固定されるリードスイツチ4
4とを備えるものである。ピストン15は、シリンダ1
8内に摺動可能に挿入されており、上方に延在する支柱
14と連結されている。支柱14は、従来周知のように
ピストン15の上下方向の摺動に伴い回動するものであ
り、、第1作動室16に、エアタンク3から非常コツク
2,シヨツク防止バルブ20および開閉ソレノイドバル
ブ1を介してエア圧が供給された際には、ピストン15
が図示上方へ摺動するのに伴い支柱14およびアーム1
2,13を介してドア11が閉じる。このとき、第2作
動室17のエアは、開閉ソレノイドバルブ1,絞り切換
ソレノイドバルブ40,開閉速度調整用オリフイス4を
介して排気されるが、後述するようにドア11が所定量
閉じた時に、絞り切換ソレノイドバルブ40が励磁され
て、第2作動室17のエアがクツシヨン用オリフイス4
1を介して排気される。更に、ドア11が所定量閉じた
時にECU50から絞り切換ソレノイドバルブ40に出
力されている駆動信号が停止され第2作動室17のエア
が開閉速度調整用オリフイス4を介して排気される。
【0013】また同様に、第2作動室17に、エアタン
ク3から、非常コツク2,シヨツク防止バルブ20およ
び開閉ソレノイドバルブ1を介してエア圧が供給された
際には、ピストン15が図示下方へ摺動するのに伴い、
支柱14およびアーム12,13を介してドア11が開
放する。このとき、第1作動室16のエアは開閉ソレノ
イドバルブ1,絞り切換ソレノイドバルブ40,開閉速
度調整用オリフイス4を介して排気されるが、後述する
ようにドア11が所定量開放した時に、絞り切換ソレノ
イドバルブ40が励磁されて、第1作動室16のエアが
クツシヨン用オリフイス41を介して排気される。
【0014】開閉ソレノイドバルブ1および絞り切換ソ
レノイドバルブ40は、ECU50から出力される信号
により駆動されるものであり、開閉ソレノイドバルブ1
および絞り切換ソレノイドバルブ40の非通電時には、
第1作動室16とエアタンク3とを非常コツク2および
シヨツク防止バルブ20を介して連通して、第2作動室
17を絞り切換ソレノイドバルブ40および開閉速度調
整用オリフイス4を介して外部と連通する。開閉ソレノ
イドバルブ1の通電時には、第1作動室16を絞り切換
ソレノイドバルブ40および開閉速度調整用オリフイス
4を介して外部と連通して、第2作動室17とエアタン
ク3とを非常コツク2およびシヨツク防止バルブ20を
介して連通するものである。また、絞り切換ソレノイド
バルブ40は、非通電時には第1作動室16および第2
作動室17を、開閉速度調整用オリフイス4を介して外
部と連通しているが、通電中は、第1作動室16および
第2作動室17を、クツシヨン用オリフイス41を介し
て外部と連通する。
【0015】開閉速度調整用オリフイス4は、第1作動
室16および第2作動室17のエアを外部に排出する際
に、第1作動室16および第2作動室17から排出する
エアを安定させてドア11の開閉作動を滑らかにするた
めのものである。
【0016】クツシヨン用オリフイス41は、開閉速度
調整用オリフイス4よりも流体の流れを絞るものであ
り、絞り切換ソレノイドバルブ40の駆動時に、第1作
動室16もしくは第2作動室17のエアを外部に排出す
る際に、エアを少しずつ外部に排気させるものであり、
それによりドア11が緩やかに開閉作動する。
【0017】図2および図3において、磁石42,43
は支柱14の下部の外周部に固定されて一体になつてお
り、支柱14の回動に伴い磁石42,43も回動するも
のである。磁石42の設置位置は、ドア11が閉じてい
る状態を基準としてリードスイツチ44から角度θ1の
位置に配設されている。磁石43の設置位置は、磁石4
2から更に角度θ2を足した位置に配設されている。ま
た、位置α,δは、それぞれドア11の閉位置,開位置
を示しており、位置β,γは、それぞれ磁石42,43
の設置位置を示している。また、角度θ1および角度θ
3は、ドア11の開放時もしくは閉じる際のクツシヨン
作用が必要となるドア11の回動量に相当する角度であ
り、適宜好ましい角度に設定可能である。リードスイツ
チ44は、シリンダ18の上部に固定されたドア駆動装
置10を車両に固定する取り付けブラケツト45に螺子
により固定されているものであり、ECU50と電気的
に接続されている。また、リードスイツチ44の設置位
置は、ドア11の開放時を基準として位置δに配設され
ている。
【0018】図4において、シヨツク防止バルブ20
は、入口路23と出口路24とを有し、逆止弁25とオ
リフイス26とが設けられているものである。逆止弁2
5は、入口路23と出口路24とに連通可能な室27を
有し、この室27には、スプリング28で付勢されるピ
ストン29が挿入されている。ピストン29には、室2
7と入口路23との連通を制御するバルブ部材30が固
定されており、出口路24と室27は常時連通してい
る。室27に供給されるエア圧はスプリング28の付勢
力に抗してピストン29を押動するものであり、このエ
ア圧が所定値以上の場合は、バルブ部材30に作用する
入口路23からのエア圧と室27内のエア圧とにより、
ピストン29を図示上方に押動し、入口路23を室27
を介して出口路24と連通させる。
【0019】オリフイス26は、スプリング31で付勢
されシール部材33に当接するプレート32に形成さ
れ、非常コツク2を開放した後に復帰させた際に、出口
路24のエアが抜かれるため室27のエア圧が低くなつ
ているときに入口路23から出口路24へエアを供給す
る働きをする。また、これにより、室27のエア圧が低
くなつているため、入口路23から急激にエアが出口路
24に供給されてドア11が急激に作動させることを防
ぐ。また、非常コツク2を作動させた場合は、入口路2
3のエア圧が急激に低下してバルブ部材30が入口路2
3と出口路24との連通を遮断するとともに、プレート
32をシール部材33から離れてプレート32とシール
部材33との間に通路が形成されて、この通路により入
口路23と出口路24が連通して、第1作動室16と外
部とが連通する次に、図1から図6を参照して本実施例
の作動を説明する。通常時には、エアタンク3からエア
圧が非常コツク2,入口路23,室27,出口路24,
および開閉ソレノイドバルブ1を介して第1作動室16
に供給され、ピストン15がシリンダ16内の図1にお
いて最上部に位置してドア11が閉じられている。ま
た、第2作動室17は開閉速度調整用オリフイス4を介
して外部と連通している。
【0020】ドア11の開放時には、運転者によりドア
スイツチ51をONすることによりECU50より出力
される駆動信号により開閉ソレノイドバルブ1が駆動さ
れ、第1作動室16が開閉ソレノイドバルブ1,絞り切
換ソレノイドバルブ40および開閉速度調整用オリフイ
ス4を介して外部と連通して第1作動室16内のエアが
外部に放出し、エアタンク3からエア圧が非常コツク
2,入口路23,室27,出口路24,および開閉ソレ
ノイドバルブ1を介して第2作動室17に供給され、ピ
ストン15がシリンダ16内を図1において下方に摺動
するのに伴い、ドア11が支柱14およびアーム12,
13を介して開放する。このとき、ドア11の開放に伴
い支柱14が開方向へ回動するが、リードスイツチ44
が磁石42の配設される部位(位置γ)まで支柱14が
回動した時に、磁石42によりリードスイツチ44が閉
じられてパルスP1が発生する。更に、支柱14が回動
して、リードスイツチ44が磁石42の配設される部位
(位置β)まで支柱14が回動した時に、磁石43によ
りリードスイツチ44が再び閉じられてパルスP2が発
生する。これを、カウンタ52により発生したパルスを
数えており、パルスP2が発生した時に、ECU50か
ら絞り切換ソレノイドバルブ40に駆動信号S1が所定
時間t1の間出力され、切換ソレノイドバルブ40が励
磁されて、第1作動室16内のエアがクツシヨン用オリ
フイス41を介して外部に排気される。
【0021】また、絞り切換ソレノイドバルブ40の駆
動時間t1はタイマー53により任意の時間に設定され
ている。
【0022】ドア11を閉じる時は、運転者によりドア
スイツチ51を押すことによりECU50より開閉ソレ
ノイドバルブ1に出力される駆動信号が停止されると、
エアタンク3からエア圧が非常コツク2,入口路23,
室27,出口路24,および開閉ソレノイドバルブ1を
介して第1作動室16に供給されるとともに、第2作動
室17が開閉ソレノイドバルブ1,絞り切換ソレノイド
バルブ40および開閉速度調整用オリフイス4を介して
外部と連通することにより、第2作動室17内のエアが
開閉速度調整用オリフイス4により一定の速度で排出
し、第1作動室16に供給されるエア圧によりピストン
15が図1において上昇するのに伴いドア11が閉じ
る。このとき、ドア11が閉じられるのに伴い支柱14
が閉方向へ回動するが、リードスイツチ44が磁石42
の配設される部位(位置β)まで支柱14が回動した時
に、磁石42によりリードスイツチ44が閉じられてパ
ルスP3が発生する。更に、支柱14が回動して、リー
ドスイツチ44が磁石43の配設される部位(位置γ)
まで支柱14が回動した時に、磁石42によりリードス
イツチ44が再び閉じられてパルスP4が発生する。こ
れを、カウンタ52により発生したパルスを数えてお
り、パルスP4が発生した時に、ECU50から絞り切
換ソレノイドバルブ40に駆動信号S2が所定時間t1
の間出力され、切換ソレノイドバルブ40が励磁され
て、第2作動室17内のエアがクツシヨン用オリフイス
41を介して外部に排気される。また、切換ソレノイド
バルブ40の駆動時間は、タイマー53により任意の時
間に設定されている。
【0023】次に、ドア11を開放時にドア11が外部
の障害物に当たり運転者により再びドア11を閉じる時
の作動を説明する。前述したドア11の開作動時のよう
に第2作動室17がエアタンク3と連通しており、第1
作動室16が外部と連通している時に、ドア11と車両
との間に人や物などが挟まり運転者によりドアスイツチ
をOFFにすると、ECU50から開閉ソレノイドバル
ブ1に出力されている駆動信号が停止され、第1作動室
16が非常コツク2,シヨツク防止バルブ20および開
閉ソレノイドバルブ1を介してエアタンク3と連通する
と共に、第2作動室17内のエアが開閉ソレノイドバル
ブ1,絞り切換ソレノイドバルブ40および開閉速度調
整用オリフイス4を介して外部に排気される。また、前
述したようにドア11が所定量閉じた(支柱14が位置
βまで回動した)際に第2作動室17内のエアが所定時
間t1の間クツシヨン用オリフイス41を介して排気さ
れる。
【0024】同様に、ドア11を閉じる時にドア11と
車両との間に人や物が挟まり運転者により再びドア11
を開放する時の作動を説明する。前述したドア11の閉
作動時のように第1作動室16がエアタンク3と連通し
ており、第2作動室17が外部と連通している時に、ド
ア11と車両との間に人や物などが挟まり運転者により
ドアスイツチ51をONにすると、ECU50から開閉
ソレノイドバルブ1に駆動信号が出力され、第2作動室
17が非常用コツク2,シヨツク防止バルブ20および
開閉ソレノイドバルブ1を介してエアタンク3と連通す
ると共に、第1作動室16内のエアが開閉ソレノイドバ
ルブ1,絞り切換ソレノイドバルブ40および開閉速度
調整用オリフイス4を介して外部に排気される。また、
前述したようにドア11が所定量開放した(支柱14が
位置γまで回動した)際に第1作動室16内のエアがク
ツシヨン用オリフイス41を介して排気される。
【0025】また、ドア11が閉じられているときに、
非常コツク2を作動させると、第1作動室16がエアタ
ンク3から遮断されるとともに、開閉ソレノイドバルブ
1,出口路24,プレート32とシール部材33との間
に形成された通路,入口路23および非常コツク2を介
して外部と連通して、第1作動室16内のエアが外部へ
排出し、図示しない支柱14の上部に配設されるスプリ
ングと自重により支柱14がピストン15を第1作動室
16側に押動してドア11が急速に下降して、開放可能
となる。
【0026】非常コツク2の作動を解除した場合には、
エアタンク3からのエア圧が入口路23,オリフイス2
6,出口路24,および開閉ソレノイドバルブ1を介し
て第1作動室16に供給され、ピストン15が図1にお
いて上方へ支柱14を押動してドア11が閉じるもので
あり、エアタンク3からのエア圧が低圧になつている第
1作動室16に急激に供給されないので、ドア11が急
激に閉じることはないものである。
【0027】次に、前記実施例にドア反転検出スイツチ
55を設置した場合の実施例を図6を参照して説明す
る。通常のドア11の開閉作動は前記実施例と同様であ
る。ドア11の閉作動時に、ドア11と車両との間に人
や物などが挟まり、ドア11に外力が加わりドア11が
擬閉状態となり、このドア11の擬閉状態をドア反転検
出スイツチ55が検出してパルスP5を出力する。この
パルスP5を検出するとECU50から開閉ソレノイド
バルブ1に駆動信号が所定時間t2の間出力され第2作
動室17が非常用コツク2,シヨツク防止バルブ20お
よび開閉ソレノイドバルブ1を介してエアタンク3と連
通し、第1作動室16内のエアが開閉ソレノイドバルブ
1,絞り切換ソレノイドバルブ40および開閉速度調整
用オリフイス4を介して外部に排気される。また、開閉
ソレノイドバルブ1の駆動時間t2は、第2タイマーに
より任意の時間に設定されている。(尚、ドア反転検出
部は、特公昭59−53432号公報に開示されている
ので詳細な説明は省略する。
【0028】)また、上記実施例において、支柱14に
磁石43,44を位置β,γの位置に配設しているが、
更に、位置α,δの位置に磁石を配設して、ECU50
から絞り切換ソレノイドバルブ40に出力する駆動信号
の時間をタイマー53で設定するのではなく、支柱14
が位置αから位置β、もしくは、位置γから位置δの位
置まで移動する間と設定することもできる。
【0029】
【発明の効果】本発明は、非常コツクを作動させた場合
には、第1作動室が外部とオリフイスを介さず連通する
のでドアを迅速に開放することができることにより、逃
し弁を設ける必要がなくコストが低減することができ
る。
【0030】また、ドアの回動検出手段を、リードスイ
ツチと磁石2個のみで構成でき、コストが低減できる。
【0031】また、第1作動室および第2作動室とソレ
ノイドバルブとの間に各々配設されていたチエツクバル
ブ2個と、開閉速度調整用オリフイス1個を廃止するこ
とができコストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の構成を示すシステム構成図である。
【図2】磁石とリードスイツチの設置位置を示す拡大図
である。
【図3】図2のA方向からみた図である。
【図4】シヨツク防止バルブの構成図である。
【図5】本実施例の作動を説明するタイミングチヤート
である。
【図6】本実施例の構成を示すブロツク図である。
【図7】他の実施例の構成を示すブロツク図である。
【符号の説明】
1・・・開閉ソレノイドバルブ 3・・・エアタンク 4・・・開閉速度調整用オリフイス(第1のオリフイ
ス) 10・・・ドア駆動部 11・・・ドア 15・・・ピストン 16・・・第1作動室 17・・・第2作動室 18・・・シリンダ 40・・・絞り切換ソレノイドバルブ 41・・・クツシヨン用オリフイス(第2のオリフイ
ス) 42・・・磁石(ドア位置検出手段) 43・・・磁石(ドア位置検出手段) 44・・・リードスイツチ(スイツチ手段)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エア供給源と、 ピストンにより第1作動室および第2作動室に区画され
    るシリンダを有し、前記第1作動室に前記エア供給源か
    らエアが供給された場合には前記ピストンを介してドア
    を閉じて、前記第2作動室に前記エア供給源からエアが
    供給された場合には前記ピストンを介してドアを開放す
    るドア駆動部と、 前記第1作動室および前記第2作動室の一方を前記エア
    供給源と連通して、他方を外部と連通可能なソレノイド
    バルブと、 該ソレノイドバルブの排気側に接続され前記第1作動室
    および前記第2作動室を第1のオリフイスもしくは第2
    のオリフイスに選択的に連通させる絞り切換ソレノイド
    バルブと、 前記エア供給源と前記第1作動室との間の流路に配設さ
    れて作動時に前記第1作動室と外部とを連通可能な非常
    コツクと、 を備えるドア駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記ドア駆動部のドアと一体に作動する
    支柱にドア開状態およびドア閉状態を基準として所定の
    角度を持たせて配設されたドア位置検出手段と、 該ドア位置検出手段の位置を検出するスイツチ手段と、 を備える前記請求項1記載のドア駆動装置。
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