JP3157886U

JP3157886U - 表示装置

Info

Publication number: JP3157886U
Application number: JP2009009026U
Authority: JP
Inventors: 洋竹本
Original assignee: Okaya Electric Industry Co Ltd
Current assignee: Okaya Electric Industry Co Ltd
Priority date: 2009-12-18
Filing date: 2009-12-18
Publication date: 2010-03-04
Anticipated expiration: 2019-12-18

Abstract

【課題】表示パネル間の継ぎ目部分で表示の途切れることがなく、一体感のある表示を行うことができる表示装置を提供する。【解決手段】矩形状の表示部２２の周縁に非表示部２４を有する液晶表示パネルより成る複数枚の表示パネル１２を平面状に連結して成る表示装置であって、隣接する表示パネル１２，１２間の非表示部２４上に、表示部２２から出射する光を視認方向へ導く断面二等辺三角形状の反射部材２６を配置した。該反射部材２６は、光の反射効率の高いアルミニウムや鏡で構成される。【選択図】図３

Description

この考案は、複数の表示パネルを平面状に連結して成る表示装置に関する。

従来より、液晶表示パネル、プラズマディスプレイパネル、有機ＥＬ表示パネル等より成る複数の表示パネルを、縦方向及び／又は横方向へ平面状に連結することにより、大画面での表示を行えるようにした表示装置が、例えば駅や空港での案内板や、商業用の広告板として用いられている。
図６は、この種表示装置の一例を示すものであり、該表示装置60は、液晶表示パネルより成る４枚の表示パネル62を横方向へ平面状に連結することにより大画面での表示を行うことができるようになっている。

ところで、液晶表示パネルで構成した表示パネル62にあっては、２枚のガラス基板（図示省略）間に液晶材料を充填すると共に、ガラス基板の周縁をシール材（図示省略）で封止していることから、各表示パネルの表示部64周縁は非表示部66となっている。
このため、非表示部66が介在する表示パネル62間の継ぎ目部分で表示が途切れ、表示の一体感が損なわれるといった問題を生じていた。

本考案は、従来の上記問題点に鑑みて案出されたものであり、その目的とするところは、表示パネル間の継ぎ目部分で表示の途切れることがなく、一体感のある表示を行うことができる表示装置を実現することにある。

上記の目的を達成するため、本考案に係る請求項１に記載の表示装置は、
表示部の周縁に非表示部を有する表示パネルを複数枚平面状に連結して成る表示装置において、
隣接する表示パネル間の非表示部上に、表示部から出射する光を視認方向へ導く反射部材を配置したことを特徴とする。

本考案に係る請求項２に記載の表示装置は、請求項１に記載の表示装置において、
上記反射部材が、隣接する表示パネル間に形成される非表示部の両外端から内方へ向かって傾斜する断面二等辺三角形状と成されていることを特徴とする。

本考案に係る請求項３に記載の表示装置は、請求項２に記載の表示装置において、
上記反射部材の傾斜角が３０度〜６０度の範囲であることを特徴とする。

本考案に係る請求項４に記載の表示装置は、請求項１に記載の表示装置において、
上記反射部材が、断面半円形状と成されていることを特徴とする。

本考案に係る請求項５に記載の表示装置は、請求項１〜４の何れかに記載の表示装置において、
上記反射部材が鏡で構成されていることを特徴とする。

本考案に係る表示装置にあっては、隣接する表示パネル間の非表示部上に、表示部から出射する光を視認方向へ導く反射部材を配置したので、表示部から出射した光の一部が反射部材で反射されて視認方向へ導かれる。このため、非表示部が介在する表示パネル間の継ぎ目部分で表示が途切れることがなく、一体感のある表示を行うことができる。

以下、図面に基づき、本考案に係る表示装置の実施形態を説明する。
図１は、本考案に係る表示装置10を模式的に示す正面図、図２は、本考案に係る表示装置10を模式的に示す概略横断面図、図３は、本考案に係る表示装置を模式的に示す要部拡大概略断面図である。
本考案の表示装置10は、液晶表示パネルより成る４枚の表示パネル12を横方向へ平面状に連結することにより大画面での表示を行うことができるようになっている。

各表示パネル12は、図２に示すように、所定間隔を設けて対向配置したガラス等の透光性材料より成る前面基板14と背面基板16との間に、液晶材料を充填して構成した液晶層18を形成すると共に、両基板14，16間をシール材20を介して封止している。この結果、図１に示すように、矩形状の表示部22の周縁は、上記シール材20の存在により枠状の非表示部24となっている。

液晶表示パネルより成る上記表示パネル12は、背面基板16の後方に配置した図示しないバックライトからの光が、液晶層18及び前面基板14を透過して表示部22から出射することにより、表示部22での表示が行われるようになっている。

図１乃至図３に示すように、本考案の表示装置10にあっては、隣接する表示パネル12，12間の非表示部24上に反射部材26が配置されている。
この反射部材26は、表示部22から出射する光を反射して視認方向（前面基板14と直交する方向）へ導くために設けられたものであり、図３に示すように、隣接する表示パネル12間に形成される非表示部24の両外端24ａ，24ａから内方へ向かって傾斜する断面二等辺三角形状と成されている。
上記反射部材26は、光の反射効率の高いアルミニウムや鏡で構成することができる。

尚、上記反射部材26の傾斜角は３０度〜６０度の範囲とするのが、前面基板14から出射した光を視認方向へ効率よく導く観点から好ましく、特に、４５度とするのが最適である。

而して、本考案の表示装置10にあっては、隣接する表示パネル12，12間の非表示部24上に、表示部22から出射する光を視認方向へ導く断面二等辺三角形状と成された反射部材26を配置したので、図４に示すように、表示部22から出射した光の一部が反射部材26で反射されて視認方向へ導かれる。このため、非表示部24が介在する表示パネル12，12間の継ぎ目部分で表示が途切れることがなく、一体感のある表示を行うことができる。

図５は、本考案に係る反射部材26の変形例を示すものであり、該変形例においては、反射部材26は断面半円形状と成されており、半円形の中心が、隣接する表示パネル12間に形成される非表示部24の中央位置に配置されている。
この場合も、隣接する表示パネル12，12間の非表示部24上に、表示部22から出射する光を視認方向へ導く断面半円形状と成された反射部材26を配置したので、表示部22から出射した光の一部が反射部材26で反射されて視認方向へ導かれる。このため、非表示部24が介在する表示パネル12，12間の継ぎ目部分で表示が途切れることがなく、一体感のある表示を行うことができる。

上記においては、反射部材26を断面二等辺三角形状（図３参照）、或いは、断面半円形状（図５参照）で構成した場合を例示して説明したが、本考案はこれに限定されるものではなく、要するに、表示部22から出射する光を反射して視認方向（前面基板14と直交する方向）へ導くことができるものであれば良い。

また、上記においては、表示パネル12を液晶表示パネルで構成した場合を例に挙げて説明したが、本考案はこれに限定されるものではなく、プラズマディスプレイパネル、有機ＥＬ表示パネル等でも勿論良く、要するに、表示部22の周縁に非表示部24を有する表示パネルであれば適用可能である。

本考案に係る表示装置を模式的に示す正面図である。本考案に係る表示装置を模式的に示す概略横断面図である。本考案に係る表示装置を模式的に示す要部拡大概略断面図である。本考案に係る表示装置を模式的に示す要部拡大概略断面図である。反射部材の変形例を示す概略断面図である。従来の表示装置を模式的に示す正面図である。

10 表示装置
12 表示パネル
14 前面基板
16 背面基板
18 液晶層
20 シール材
22 表示部
24 非表示部
26 反射部材

Claims

表示部の周縁に非表示部を有する表示パネルを複数枚平面状に連結して成る表示装置において、
隣接する表示パネル間の非表示部上に、表示部から出射する光を視認方向へ導く反射部材を配置したことを特徴とする表示装置。
上記反射部材が、隣接する表示パネル間に形成される非表示部の両外端から内方へ向かって傾斜する断面二等辺三角形状と成されていることを特徴とする請求項１に記載の表示装置。
上記反射部材の傾斜角が３０度〜６０度の範囲であることを特徴とする請求項２に記載の表示装置。
上記反射部材が、断面半円形状と成されていることを特徴とする請求項１に記載の表示装置。
上記反射部材が鏡で構成されていることを特徴とする請求項１〜４の何れかに記載の表示装置。