JP3157645B2 - 配管被覆用複合シートおよび該シートを用いた樹脂配管の遮音方法 - Google Patents
配管被覆用複合シートおよび該シートを用いた樹脂配管の遮音方法Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は保温性(断熱性)緩衝性
および引張強度、引裂強度等の機械的強度が高く、作業
性等に優れた配管被覆用複合シート及び該シートを用い
た樹脂配管の遮音方法に関するものである。
および引張強度、引裂強度等の機械的強度が高く、作業
性等に優れた配管被覆用複合シート及び該シートを用い
た樹脂配管の遮音方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、給水、給湯用配管の保温等のため
に発泡プラスチックシートやグラスウール等の保温材が
使用されているが、これらの保温材、特に発泡プラスチ
ックシートは、引張強度、引裂強度等の機械的強度が低
く、巻回施工時にしばしば切断したり、樹脂管の挿入時
の摺動性が欠ける等、作業性が悪いという欠点を有し、
改良が望まれている。
に発泡プラスチックシートやグラスウール等の保温材が
使用されているが、これらの保温材、特に発泡プラスチ
ックシートは、引張強度、引裂強度等の機械的強度が低
く、巻回施工時にしばしば切断したり、樹脂管の挿入時
の摺動性が欠ける等、作業性が悪いという欠点を有し、
改良が望まれている。
【0003】一方、昨今の給水、給湯用配管は腐食によ
る漏水事故や赤水の発生しないポリエチレン管、ポリブ
テン管等の樹脂管が多く用いられるようになってきた。
このような樹脂管を用いた配管工法は、コルゲート管等
(以下既説管と称する)の配管を予め施行した後に、上
記樹脂管を挿入する方法が採られ、施行し易いように既
説管と樹脂管の隙間が十分に取られている。そのため水
や湯を使用すると水圧のために配管が振動を起こし衝撃
音や振動音が発生し、騒音公害という問題が生じてい
る。上記した衝撃音とともに発生する流体管と鞘管との
衝撃音を消音するための消音構造として、流体管と鞘管
との間にゴム、スポンジ、軟質プラスチック等の緩衝材
を介在させる消音構造が特開平3ー292487号公報
により知られ、その改良法として長尺シート状に形成さ
れ流体管の外面を長手方向に連続して巻包しかつ緩衝効
果を有する緩衝層と滑りの良好なフィルム層からなる発
泡ゴム、発泡樹脂等の介在材を緩衝材として用いる消音
構造が特開平4ー316786号公報により知られてい
る。しかしながら発泡樹脂等を鞘管と流体管との間に挿
入するこれらの方法は、用いられる介在材自体の引張強
度、引裂強度等の機械的強度が弱く、施行中に破れて切
断し、作業性が悪いものであった。
る漏水事故や赤水の発生しないポリエチレン管、ポリブ
テン管等の樹脂管が多く用いられるようになってきた。
このような樹脂管を用いた配管工法は、コルゲート管等
(以下既説管と称する)の配管を予め施行した後に、上
記樹脂管を挿入する方法が採られ、施行し易いように既
説管と樹脂管の隙間が十分に取られている。そのため水
や湯を使用すると水圧のために配管が振動を起こし衝撃
音や振動音が発生し、騒音公害という問題が生じてい
る。上記した衝撃音とともに発生する流体管と鞘管との
衝撃音を消音するための消音構造として、流体管と鞘管
との間にゴム、スポンジ、軟質プラスチック等の緩衝材
を介在させる消音構造が特開平3ー292487号公報
により知られ、その改良法として長尺シート状に形成さ
れ流体管の外面を長手方向に連続して巻包しかつ緩衝効
果を有する緩衝層と滑りの良好なフィルム層からなる発
泡ゴム、発泡樹脂等の介在材を緩衝材として用いる消音
構造が特開平4ー316786号公報により知られてい
る。しかしながら発泡樹脂等を鞘管と流体管との間に挿
入するこれらの方法は、用いられる介在材自体の引張強
度、引裂強度等の機械的強度が弱く、施行中に破れて切
断し、作業性が悪いものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
を解決するために鋭意検討した結果なされたものであっ
て、保温性(断熱性)緩衝性に優れた緩衝性シートの有
効利用と、引張強度、引裂強度等の機械的強度が高く、
摺動性がよく、作業性に優れた配管用複合シートおよび
該シートを用いた樹脂管の衝撃音、振動音等の遮音方法
を提供することを目的とするものである。
を解決するために鋭意検討した結果なされたものであっ
て、保温性(断熱性)緩衝性に優れた緩衝性シートの有
効利用と、引張強度、引裂強度等の機械的強度が高く、
摺動性がよく、作業性に優れた配管用複合シートおよび
該シートを用いた樹脂管の衝撃音、振動音等の遮音方法
を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、熱可塑性樹脂
からなる緩衝性シートの片面もしくは両面に熱可塑性樹
脂の一軸延伸体を経緯積層し熱固定して得られる不織布
または織布を積層し熱接着してなることを特徴とする配
管被覆用複合シートである。上記した本発明において、
緩衝性シートは熱可塑性樹脂からなる発泡シート、また
はコルゲート型中空シート、ハモニカ型中空シート、独
立空気室を有する中空シートおよびハニカム型中空シー
トからなる群から選ばれた中空シートであることが好ま
しい。緩衝性シートと不織布または織布との熱接着の方
法としては、熱融着法、押出ラミネーション法、または
ドライラミネーション法が挙げられる。熱融着法の場
合、不織布または織布を構成する一軸延伸体は、結晶性
の第1の熱可塑性樹脂層の少なくとも片面に第1の熱可
塑性樹脂層よりも低い融点を有する接着層としての第2
の熱可塑性樹脂層を付与して形成された多層延伸体が用
いられ、不織布または織布が緩衝性シートに熱融着され
る。熱可塑性樹脂の一軸延伸体は、延伸テープ、フラッ
トヤーンまたは割繊維膜であることが好ましい。上記一
軸延伸体は、結晶性の第1の熱可塑性樹脂層の少なくと
も片面に、第1の熱可塑性性樹脂より低い融点を有する
第2の熱可塑性樹脂層を付与して形成する多層延伸体で
あることが好ましい。上記一軸延伸体は、第1の熱可塑
性樹脂層の片面に第2の熱可塑性樹脂層を付与して2層
構造とすることが好ましく、また、第1の熱可塑性樹脂
層の両面に第2の熱可塑性樹脂層を付与した3層構造と
することが更に好ましい。前記割繊維膜が第1の熱可塑
性樹脂と、第1の熱可塑性樹脂より低い融点を有する第
2の熱可塑性樹脂とを押出成形により製造した少なくと
も2層以上の多層フィルムに縦または横にスリットを入
れ、縦または横方向に伸長倍率1.1〜15倍に一軸配
向して得られる割繊維膜を熱固定したものであることが
好ましい。また、一軸延伸体が低密度ポリエチレン/高
密度ポリエチレン/低密度ポリエチレンの三層構造から
なる熱可塑性樹脂の一軸延伸体であることが更に好まし
い。
からなる緩衝性シートの片面もしくは両面に熱可塑性樹
脂の一軸延伸体を経緯積層し熱固定して得られる不織布
または織布を積層し熱接着してなることを特徴とする配
管被覆用複合シートである。上記した本発明において、
緩衝性シートは熱可塑性樹脂からなる発泡シート、また
はコルゲート型中空シート、ハモニカ型中空シート、独
立空気室を有する中空シートおよびハニカム型中空シー
トからなる群から選ばれた中空シートであることが好ま
しい。緩衝性シートと不織布または織布との熱接着の方
法としては、熱融着法、押出ラミネーション法、または
ドライラミネーション法が挙げられる。熱融着法の場
合、不織布または織布を構成する一軸延伸体は、結晶性
の第1の熱可塑性樹脂層の少なくとも片面に第1の熱可
塑性樹脂層よりも低い融点を有する接着層としての第2
の熱可塑性樹脂層を付与して形成された多層延伸体が用
いられ、不織布または織布が緩衝性シートに熱融着され
る。熱可塑性樹脂の一軸延伸体は、延伸テープ、フラッ
トヤーンまたは割繊維膜であることが好ましい。上記一
軸延伸体は、結晶性の第1の熱可塑性樹脂層の少なくと
も片面に、第1の熱可塑性性樹脂より低い融点を有する
第2の熱可塑性樹脂層を付与して形成する多層延伸体で
あることが好ましい。上記一軸延伸体は、第1の熱可塑
性樹脂層の片面に第2の熱可塑性樹脂層を付与して2層
構造とすることが好ましく、また、第1の熱可塑性樹脂
層の両面に第2の熱可塑性樹脂層を付与した3層構造と
することが更に好ましい。前記割繊維膜が第1の熱可塑
性樹脂と、第1の熱可塑性樹脂より低い融点を有する第
2の熱可塑性樹脂とを押出成形により製造した少なくと
も2層以上の多層フィルムに縦または横にスリットを入
れ、縦または横方向に伸長倍率1.1〜15倍に一軸配
向して得られる割繊維膜を熱固定したものであることが
好ましい。また、一軸延伸体が低密度ポリエチレン/高
密度ポリエチレン/低密度ポリエチレンの三層構造から
なる熱可塑性樹脂の一軸延伸体であることが更に好まし
い。
【0006】また本発明は、既設管に樹脂管を挿入する
樹脂配管工法での樹脂配管の遮音方法であって、熱可塑
性樹脂からなる緩衝性シートの片面もしくは両面に熱可
塑性樹脂の一軸延伸体を経緯積層し熱固定して得られる
不織布または織布を、熱融着法、押出ラミネーション
法、またはドライラミネーション法によって熱接着して
なる配管被覆用複合シートを前記樹脂管に巻回する工程
と、前記配管被覆用複合シートを巻回した樹脂管を前記
既設管に挿入する工程とを有することを特徴とする樹脂
配管の遮音方法を提供するものであり、上記した配管被
覆用複合シートの場合とほぼ同様の構成が採用される。
樹脂配管工法での樹脂配管の遮音方法であって、熱可塑
性樹脂からなる緩衝性シートの片面もしくは両面に熱可
塑性樹脂の一軸延伸体を経緯積層し熱固定して得られる
不織布または織布を、熱融着法、押出ラミネーション
法、またはドライラミネーション法によって熱接着して
なる配管被覆用複合シートを前記樹脂管に巻回する工程
と、前記配管被覆用複合シートを巻回した樹脂管を前記
既設管に挿入する工程とを有することを特徴とする樹脂
配管の遮音方法を提供するものであり、上記した配管被
覆用複合シートの場合とほぼ同様の構成が採用される。
【0007】以下本発明を詳細に説明する。
【0008】本発明の緩衝性シートとはポリエチレン、
ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリウレタン等の熱可
塑性樹脂からなる発泡体シート、コルゲート型中空シー
ト、ハモニカ型中空シート、独立空気室を有する中空シ
ート、ハニカム型中空シート等が挙げられる。
ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリウレタン等の熱可
塑性樹脂からなる発泡体シート、コルゲート型中空シー
ト、ハモニカ型中空シート、独立空気室を有する中空シ
ート、ハニカム型中空シート等が挙げられる。
【0009】上記発泡シートとは、高、中、低密度ポリ
エチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、超低密度ポリエ
チレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリウレタ
ン、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル−エチレン共重合体、
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体、塩素化ポリエチレン等の熱可塑性樹脂およ
びこれらの混合物からなり、緩衝性シートは発泡倍率あ
るいは発泡倍率に換算して10〜40倍、好ましくは1
5〜35倍、更に好ましくは20〜30倍の範囲のもの
である。これらの発泡倍率が10倍未満では保温性、緩
衝性、騒音防止効果が充分でなく、40倍を超える場合
には緩衝性シ−トとしての強度が損なわれる。前記発泡
体は架橋、未架橋のいずれでもよい。
エチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、超低密度ポリエ
チレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリウレタ
ン、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル−エチレン共重合体、
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体、塩素化ポリエチレン等の熱可塑性樹脂およ
びこれらの混合物からなり、緩衝性シートは発泡倍率あ
るいは発泡倍率に換算して10〜40倍、好ましくは1
5〜35倍、更に好ましくは20〜30倍の範囲のもの
である。これらの発泡倍率が10倍未満では保温性、緩
衝性、騒音防止効果が充分でなく、40倍を超える場合
には緩衝性シ−トとしての強度が損なわれる。前記発泡
体は架橋、未架橋のいずれでもよい。
【0010】本発明の熱可塑性樹脂の一軸延伸体からな
る不織布または織布としては、結晶性の熱可塑性樹脂を
延伸または圧延して得られる一軸延伸体、例えば延伸テ
ープ、フラットヤーン、割繊維膜等を配向軸が交差する
ように織成または織らずに、経緯積層し熱固定したもの
であることが好ましい。特に結晶性の第1の熱可塑性樹
脂層の少なくとも片面に、第1の熱可塑性樹脂より低い
融点を有する第2の熱可塑性樹脂層を付与して形成する
多層延伸体であることが好ましい。より具体的には、結
晶性の第1の熱可塑性樹脂層の少なくとも片面に、第1
の熱可塑性樹脂より低い融点を有する第2の熱可塑性樹
脂層を付与して形成した延伸テープを経緯積層した不織
布もしくは織成した織布、溶融樹脂を押出成形によりフ
ィルム化して、延伸後、割繊した網状組織の割繊維膜ま
たは同割繊維膜を経緯積層した割繊維膜不織布、多層延
伸膜を針、パンチング等で貫通した貫通膜等が挙げられ
る。これらの中でも延伸テープを経緯積層してなる不織
布もしくは織布、多層延伸フィルムを割繊した網状組織
の割繊維膜を経緯積層した割繊維膜不織布が好ましい。
る不織布または織布としては、結晶性の熱可塑性樹脂を
延伸または圧延して得られる一軸延伸体、例えば延伸テ
ープ、フラットヤーン、割繊維膜等を配向軸が交差する
ように織成または織らずに、経緯積層し熱固定したもの
であることが好ましい。特に結晶性の第1の熱可塑性樹
脂層の少なくとも片面に、第1の熱可塑性樹脂より低い
融点を有する第2の熱可塑性樹脂層を付与して形成する
多層延伸体であることが好ましい。より具体的には、結
晶性の第1の熱可塑性樹脂層の少なくとも片面に、第1
の熱可塑性樹脂より低い融点を有する第2の熱可塑性樹
脂層を付与して形成した延伸テープを経緯積層した不織
布もしくは織成した織布、溶融樹脂を押出成形によりフ
ィルム化して、延伸後、割繊した網状組織の割繊維膜ま
たは同割繊維膜を経緯積層した割繊維膜不織布、多層延
伸膜を針、パンチング等で貫通した貫通膜等が挙げられ
る。これらの中でも延伸テープを経緯積層してなる不織
布もしくは織布、多層延伸フィルムを割繊した網状組織
の割繊維膜を経緯積層した割繊維膜不織布が好ましい。
【0011】上記延伸テープを経緯積層した不織布もし
くは織成した織布とは、第1の熱可塑性樹脂と、第1の
熱可塑性樹脂より低い融点を有する第2の熱可塑性樹脂
とを用い、多層インフレーション法、多層Tダイ法等の
押出成形により製造した少なくとも2層以上の多層フィ
ルムを裁断前および/または後に、縦または横手方向に
伸長倍率1.1〜15倍、 好ましくは3〜10倍に一軸
配向し、裁断して多層テープを製造し、この多層テープ
を配向軸に対して直角または斜方向に経緯織成し、もし
くは積層して熱固定し、織布または不織布とするもので
ある。
くは織成した織布とは、第1の熱可塑性樹脂と、第1の
熱可塑性樹脂より低い融点を有する第2の熱可塑性樹脂
とを用い、多層インフレーション法、多層Tダイ法等の
押出成形により製造した少なくとも2層以上の多層フィ
ルムを裁断前および/または後に、縦または横手方向に
伸長倍率1.1〜15倍、 好ましくは3〜10倍に一軸
配向し、裁断して多層テープを製造し、この多層テープ
を配向軸に対して直角または斜方向に経緯織成し、もし
くは積層して熱固定し、織布または不織布とするもので
ある。
【0012】該延伸テープ幅は一般的には3〜50m
m、 好ましくは5〜30mm の範囲である。
m、 好ましくは5〜30mm の範囲である。
【0013】上記配向倍率(伸長倍率)は、1.1〜1
5倍であるが、 好ましくは多段で配向することが延伸
むらを防止するために望ましい。
5倍であるが、 好ましくは多段で配向することが延伸
むらを防止するために望ましい。
【0014】例えば、第1段で1.1〜8倍、好ましく
は5〜7倍に1次配向させ、 さらに第2段以降で、初
期寸法に対し伸長倍率5〜15倍、好ましくは6〜10
倍に2次、3次の配向を行う。
は5〜7倍に1次配向させ、 さらに第2段以降で、初
期寸法に対し伸長倍率5〜15倍、好ましくは6〜10
倍に2次、3次の配向を行う。
【0015】上記多層延伸膜の伸長倍率が1.1倍未満
では、 織布や不織布の機械的強度が十分でない。一
方、伸長倍率が15倍を超える場合は、通常の方法で伸
長させることが難しく、高価な装置を必要とするなどの
問題が生ずる。
では、 織布や不織布の機械的強度が十分でない。一
方、伸長倍率が15倍を超える場合は、通常の方法で伸
長させることが難しく、高価な装置を必要とするなどの
問題が生ずる。
【0016】これらの多層延伸テープとしては、第1の
熱可塑性樹脂層の両面に第2の熱可塑性樹脂層を付与し
て3層構造としたものを使用してもよい。
熱可塑性樹脂層の両面に第2の熱可塑性樹脂層を付与し
て3層構造としたものを使用してもよい。
【0017】また熱固定の方法としては、加熱シリンダ
ードラムに巻きながら上記織布または積層したシートを
連続的に加熱固定する方法が最も好ましい。
ードラムに巻きながら上記織布または積層したシートを
連続的に加熱固定する方法が最も好ましい。
【0018】上記割繊維膜は、第1の熱可塑性樹脂と、
第1の熱可塑性樹脂より低い融点を有する第2の熱可塑
性樹脂とを用い、多層インフレーション法、多層Tダイ
法等の押出成形により製造した、少なくとも2層以上の
多層フィルムに熱刃等で縦または横にスリットを入れ、
縦または横方向に伸長倍率1.1〜15倍、 好ましくは
3〜10倍に一軸または二軸配向して得た割繊維膜を、
所望により拡幅し熱固定して製造する。また、割繊維不
織布とは、上記割繊維膜を経緯積層し、熱固定したもの
である。割繊維不織布の具体的な商品としては日本プラ
スト(株)製の「日石ワリフ」等が挙げられる。
第1の熱可塑性樹脂より低い融点を有する第2の熱可塑
性樹脂とを用い、多層インフレーション法、多層Tダイ
法等の押出成形により製造した、少なくとも2層以上の
多層フィルムに熱刃等で縦または横にスリットを入れ、
縦または横方向に伸長倍率1.1〜15倍、 好ましくは
3〜10倍に一軸または二軸配向して得た割繊維膜を、
所望により拡幅し熱固定して製造する。また、割繊維不
織布とは、上記割繊維膜を経緯積層し、熱固定したもの
である。割繊維不織布の具体的な商品としては日本プラ
スト(株)製の「日石ワリフ」等が挙げられる。
【0019】配向方法としては、圧延法または延伸法の
いずれでもよいが、延伸法においては、特に擬一軸延伸
法が好ましい。
いずれでもよいが、延伸法においては、特に擬一軸延伸
法が好ましい。
【0020】本発明でいう圧延法とは、熱可塑性樹脂フ
ィルムを、その厚みより小さい間隙を有する2本の加熱
ロールの間を通過させ、同樹脂フィルムの融点(軟化
点)より低い温度において圧延して、厚みの減少分だけ
長さを伸長する方法をいう。
ィルムを、その厚みより小さい間隙を有する2本の加熱
ロールの間を通過させ、同樹脂フィルムの融点(軟化
点)より低い温度において圧延して、厚みの減少分だけ
長さを伸長する方法をいう。
【0021】また擬一軸延伸法とは、熱可塑性樹脂フィ
ルムを、ロール間隙をできるだけ小さくした低速ロール
と高速ロール(近接ロール)の間を通過させ、幅方向の
収縮をなるべく小さく抑えて延伸する方法である。
ルムを、ロール間隙をできるだけ小さくした低速ロール
と高速ロール(近接ロール)の間を通過させ、幅方向の
収縮をなるべく小さく抑えて延伸する方法である。
【0022】上記多層フィルムの第1の熱可塑性樹脂層
と第2の熱可塑性樹脂層との厚み比率は、特に限定され
ないが、低融点の第2の熱可塑性樹脂が接着層として使
われる場合には、その厚みを多層フィルム全体の厚みの
50%以下、好ましくは40%以下とする。
と第2の熱可塑性樹脂層との厚み比率は、特に限定され
ないが、低融点の第2の熱可塑性樹脂が接着層として使
われる場合には、その厚みを多層フィルム全体の厚みの
50%以下、好ましくは40%以下とする。
【0023】第2の熱可塑性樹脂層の厚みは、5μm
以上であれば熱融着時の接着強度等の諸物性を満足する
が、好ましくは10〜100μm の範囲から選択され
る。
以上であれば熱融着時の接着強度等の諸物性を満足する
が、好ましくは10〜100μm の範囲から選択され
る。
【0024】本発明で用いる結晶性の第1の熱可塑性樹
脂としては、高・中密度ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリブテン−1、ポリ−4−メチルペンテン−1、
ポリヘキセン−1等のα−オレフィンの単独重合体、プ
ロピレン−エチレン共重合体等のα−オレフィン同士の
共重合体等のポリオレフィン、ポリアミド、ポリエステ
ル、ポリカーポネート、ポリビニルアルコール等の結晶
性樹脂類が挙げられる。
脂としては、高・中密度ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリブテン−1、ポリ−4−メチルペンテン−1、
ポリヘキセン−1等のα−オレフィンの単独重合体、プ
ロピレン−エチレン共重合体等のα−オレフィン同士の
共重合体等のポリオレフィン、ポリアミド、ポリエステ
ル、ポリカーポネート、ポリビニルアルコール等の結晶
性樹脂類が挙げられる。
【0025】本発明に用いる低融点の第2の熱可塑性樹
脂としては、高・中・低密度ポリエチレン、直鎖状低密
度ポリエチレン、超低密度ポリエチレン、エチレン−酢
酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体およ
びエチレン−メタクリル酸共重合体、エチレン−アクリ
ル酸エチル共重合体等のエチレン−アクリル酸エステル
共重合体およびエチレン−メタクリル酸エステル共重合
体、エチレン−マレイン酸またはそのエステル共重合
体;ポリプロピレン、プロピレン−エチレン共重合体等
のプロピレン系重合体;不飽和カルボン酸を用いて変性
したポリオレフィン;共重合ポリエステル等が挙げられ
る。製造上の理由から、上記第1の熱可塑性樹脂との融
点の差は少なくとも5℃以上であることが好ましく、更
に好ましくは10〜50℃以上である。
脂としては、高・中・低密度ポリエチレン、直鎖状低密
度ポリエチレン、超低密度ポリエチレン、エチレン−酢
酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体およ
びエチレン−メタクリル酸共重合体、エチレン−アクリ
ル酸エチル共重合体等のエチレン−アクリル酸エステル
共重合体およびエチレン−メタクリル酸エステル共重合
体、エチレン−マレイン酸またはそのエステル共重合
体;ポリプロピレン、プロピレン−エチレン共重合体等
のプロピレン系重合体;不飽和カルボン酸を用いて変性
したポリオレフィン;共重合ポリエステル等が挙げられ
る。製造上の理由から、上記第1の熱可塑性樹脂との融
点の差は少なくとも5℃以上であることが好ましく、更
に好ましくは10〜50℃以上である。
【0026】多層延伸フィルムの具体的な樹脂の構成と
しては、高密度ポリエチレン(HDPE)/低密度ポリ
エチレン(LDPE)、LDPE/HDPE/LDP
E、HDPE/エチレン−酢酸ビニル共重合体(EV
A)、EVA/HDPE/EVA、ポリプロピレン(P
P)/プロピレン−エチレン共重合体(PEC)、PE
C/PP/PEC、ポリエステル(PEs)/共重合ポ
リエステル(CPEs)、CPEs/PEs/CPEs等が
挙げられる。
しては、高密度ポリエチレン(HDPE)/低密度ポリ
エチレン(LDPE)、LDPE/HDPE/LDP
E、HDPE/エチレン−酢酸ビニル共重合体(EV
A)、EVA/HDPE/EVA、ポリプロピレン(P
P)/プロピレン−エチレン共重合体(PEC)、PE
C/PP/PEC、ポリエステル(PEs)/共重合ポ
リエステル(CPEs)、CPEs/PEs/CPEs等が
挙げられる。
【0027】本発明の配管被覆用複合シ−トの製造方法
は特に限定されるものではなく、熱融着方法、押出ラミ
ネ−ション方法、ドライラミネ−ション方法等いずれの
方法でもよい。
は特に限定されるものではなく、熱融着方法、押出ラミ
ネ−ション方法、ドライラミネ−ション方法等いずれの
方法でもよい。
【0028】以下、実施例により更に詳述するが、本発
明はこれら実施例により限定されるものではない。
明はこれら実施例により限定されるものではない。
【0029】
多層延伸膜からなる不織布の製造例: 〔使用樹脂〕 第1の熱可塑性樹脂:高密度ポリエチレン(MFR 1.
0g/10min 、密度 0.956g/cm3、融点129℃;商
品名:日石スタフレンE710、日本石油化学(株)製) 第2の熱可塑性樹脂:低密度ポリエチレン(MFR 3.
0g/10min 、密度 0.924g/cm3、融点109℃;商
品名:日石レクスロンF30、日本石油化学(株)製) 多層水冷インフレーション法により、上記高密度ポリエ
チレン(HD)を内部層とし、その両面に上記低密度ポ
リエチレン(LD)を配して、低密度ポリエチレン/高
密度ポリエチレン/低密度ポリエチレンの三層構造から
なる割繊維不織布2(商品名=日石ワリフHS:坪量3
5g、日石ワリフSS:坪量19g、日石プラスト
(株)製)を製造した。
0g/10min 、密度 0.956g/cm3、融点129℃;商
品名:日石スタフレンE710、日本石油化学(株)製) 第2の熱可塑性樹脂:低密度ポリエチレン(MFR 3.
0g/10min 、密度 0.924g/cm3、融点109℃;商
品名:日石レクスロンF30、日本石油化学(株)製) 多層水冷インフレーション法により、上記高密度ポリエ
チレン(HD)を内部層とし、その両面に上記低密度ポ
リエチレン(LD)を配して、低密度ポリエチレン/高
密度ポリエチレン/低密度ポリエチレンの三層構造から
なる割繊維不織布2(商品名=日石ワリフHS:坪量3
5g、日石ワリフSS:坪量19g、日石プラスト
(株)製)を製造した。
【0030】実施例1 図1は本発明の一実施例の斜視図を示すもので緩衝性シ
ートとして厚み2mm、発泡倍率30倍のポリエチレン
製の発泡シート1の片面に熱可塑性樹脂の一軸延伸体か
らなる不織布として前記低密度ポリエチレン/高密度ポ
リエチレン/低密度ポリエチレンの三層構造からなる割
繊維不織布2(商品名=日石ワリフHS、坪量35g、
日石プラスト(株)製)を熱融着して複合シートAを作
成した。
ートとして厚み2mm、発泡倍率30倍のポリエチレン
製の発泡シート1の片面に熱可塑性樹脂の一軸延伸体か
らなる不織布として前記低密度ポリエチレン/高密度ポ
リエチレン/低密度ポリエチレンの三層構造からなる割
繊維不織布2(商品名=日石ワリフHS、坪量35g、
日石プラスト(株)製)を熱融着して複合シートAを作
成した。
【0031】該複合シートAを幅60mmに裁断し、外
径20mmの樹脂管に巻回し、内径24mmのコルゲー
ト管に挿入して施工テストを行った結果を表1に示し
た。
径20mmの樹脂管に巻回し、内径24mmのコルゲー
ト管に挿入して施工テストを行った結果を表1に示し
た。
【0032】[試験方法]長さ5mに途中に300mm
のアールの曲がり部を2ケ所設け、40℃の温湯5リッ
トルを気温7℃の雰囲気中で配管に流し、温度低下を測
定した。
のアールの曲がり部を2ケ所設け、40℃の温湯5リッ
トルを気温7℃の雰囲気中で配管に流し、温度低下を測
定した。
【0033】また振動音および衝撃音については現場施
工して有無を確認した。
工して有無を確認した。
【0034】実施例2 図2は本発明の一実施例の断面図を示すもので緩衝性シ
ートとして厚み2mm、発泡倍率30倍のポリエチレン
製の発泡シート1の両面に熱可塑性樹脂の一軸延伸体か
らなる不織布として前記低密度ポリエチレン/高密度ポ
リエチレン/低密度ポリエチレンの三層構造からなる割
繊維不織布2、2’(商品名=日石ワリフSS、坪量1
9g、日石プラスト(株)製)を熱融着して複合シート
Bを作成した。
ートとして厚み2mm、発泡倍率30倍のポリエチレン
製の発泡シート1の両面に熱可塑性樹脂の一軸延伸体か
らなる不織布として前記低密度ポリエチレン/高密度ポ
リエチレン/低密度ポリエチレンの三層構造からなる割
繊維不織布2、2’(商品名=日石ワリフSS、坪量1
9g、日石プラスト(株)製)を熱融着して複合シート
Bを作成した。
【0035】該複合シートBを幅60mmに裁断し、外
径20mmの樹脂管に巻回し、内径24mmのコルゲー
ト管に挿入して施工テストを実施例1と同様に行った結
果を表1に示した。
径20mmの樹脂管に巻回し、内径24mmのコルゲー
ト管に挿入して施工テストを実施例1と同様に行った結
果を表1に示した。
【0036】実施例3 図3は本発明の他の実施例の断面図を示すもので緩衝性
シートとして厚み2mmの独立空気室3および空気流通
空間4を有する中空シート1’(発泡倍率換算率30
倍)の両面に熱可塑性樹脂の一軸延伸体からなる不織布
として前記低密度ポリエチレン/高密度ポリエチレン/
低密度ポリエチレンの三層構造からなる割繊維不織布
2、2’(商品名=日石ワリフSS、坪量19g、日石
プラスト(株)製)を熱融着して複合シートCを作成し
た。
シートとして厚み2mmの独立空気室3および空気流通
空間4を有する中空シート1’(発泡倍率換算率30
倍)の両面に熱可塑性樹脂の一軸延伸体からなる不織布
として前記低密度ポリエチレン/高密度ポリエチレン/
低密度ポリエチレンの三層構造からなる割繊維不織布
2、2’(商品名=日石ワリフSS、坪量19g、日石
プラスト(株)製)を熱融着して複合シートCを作成し
た。
【0037】該複合シートCを幅60mmに裁断し、外
径20mmの樹脂管に巻回し、内径24mmのコルゲー
ト管に挿入して施工テストを実施例1と同様に行った結
果を表1に示した。
径20mmの樹脂管に巻回し、内径24mmのコルゲー
ト管に挿入して施工テストを実施例1と同様に行った結
果を表1に示した。
【0038】比較例1 実施例1の緩衝性シート(厚み2mm、発泡倍率30倍
のポリエチレン製の発泡シート)1のみを使用して施工
テストを行い、その結果を表1に示した。
のポリエチレン製の発泡シート)1のみを使用して施工
テストを行い、その結果を表1に示した。
【0039】
【表1】 表1 ─────────────────────────────────── 作業性 遮音効果 温度低下 (℃) ─────────────────────────────────── 実施例1 良好 良好 2 実施例2 良好 良好 2 実施例3 良好 良好 3 比較例1 切断 −− −− ───────────────────────────────────
【0040】
【発明の効果】以上のように、本発明の複合シートは、
保温性、緩衝性を有し、機械的強度に優れ、緩衝性シー
トと不織布または織布とが熱融着しているため、作業中
に引きちぎれることがないので、作業能率が格段に向上
する。
保温性、緩衝性を有し、機械的強度に優れ、緩衝性シー
トと不織布または織布とが熱融着しているため、作業中
に引きちぎれることがないので、作業能率が格段に向上
する。
【0041】また樹脂管工法における振動、衝撃防止効
果に優れ、温湯の温度低下も少なく保温性に優れてい
る。
果に優れ、温湯の温度低下も少なく保温性に優れてい
る。
【図1】本発明の複合シートAの一実施例を示す斜視図
である。
である。
【図2】本発明の複合シートBの一実施例を示す断面図
である。
である。
【図3】本発明の複合シートCの他の実施例を示す断面
図である。
図である。
1、1’ 緩衝性シート 2、2’ 一軸延伸体からなる割繊維不織布 3 独立空気室 4 空気流通空間
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−316786(JP,A) 特開 平3−292487(JP,A) 特開 平3−234993(JP,A) 特開 昭62−188893(JP,A) 実開 昭63−201721(JP,U) 実開 平3−91596(JP,U) 実開 昭56−89079(JP,U) 実公 平3−26394(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16L 59/14 - 59/22 B32B 1/00 - 35/00
Claims (6)
- 【請求項1】 既設管内に挿入される樹脂管を用いた配
管工法時に、前記樹脂管に巻回されて前記既設管に挿入
される配管被覆用複合シートにおいて、 熱可塑性樹脂からなる緩衝性シートの片面もしくは両面
に、熱可塑性樹脂の一軸延伸体を経緯積層し熱固定して
得られる不織布または織布を熱融着してなり、 前記一軸延伸体が、結晶性の第1の熱可塑性樹脂層の少
なくとも片面に、前記第1の熱可塑性樹脂層よりも低い
融点を有する接着層としての第2の熱可塑性樹脂層を付
与して形成された多層延伸体であることを特徴とする配
管被覆用複合シート。 - 【請求項2】 既設管内に挿入される樹脂管を用いた配
管工法時に、前記樹脂管に巻回されて前記既設管に挿入
される配管被覆用複合シートにおいて、 熱可塑性樹脂からなる緩衝性シートと、 前記緩衝性シートの片面もしくは両面に押出ラミネーシ
ョン法によって積層され熱接着された、熱可塑性樹脂の
一軸延伸体を経緯積層し熱固定して得られる不織布また
は織布とを有することを特徴とする配管被覆用複合シー
ト。 - 【請求項3】 既設管内に挿入される樹脂管を用いた配
管工法時に、前記樹脂管に巻回されて前記既設管に挿入
される配管被覆用複合シートにおいて、 熱可塑性樹脂からなる緩衝性シートと、 前記緩衝性シートの片面もしくは両面にドライラミネー
ション法によって積層され熱接着された、熱可塑性樹脂
の一軸延伸体を経緯積層し熱固定して得られる不織布ま
たは織布とを有することを特徴とする配管被覆用複合シ
ート。 - 【請求項4】 既設管に樹脂管を挿入する樹脂配管工法
での樹脂配管の遮音方法であって、 熱可塑性樹脂からなる緩衝性シートの片面もしくは両面
に、結晶性の第1の熱可塑性樹脂層の少なくとも片面に
前記第1の熱可塑性樹脂層よりも低い融点を有する接着
層としての第2の熱可塑性樹脂層を付与して形成された
多層延伸体を経緯積層し熱固定して得られる不織布また
は織布を積層し、前記緩衝性シートの片面もしくは両面
に前記不織布または織布を熱融着してなる配管被覆用複
合シートを前記樹脂管に巻回する工程と、 前記配管被覆用複合シートを巻回した樹脂管を前記既設
管に挿入する工程とを有することを特徴とする樹脂配管
の遮音方法。 - 【請求項5】 既設管に樹脂管を挿入する樹脂配管工法
での樹脂配管の遮音方法であって、 熱可塑性樹脂からなる緩衝性シートの片面もしくは両面
に、熱可塑性樹脂の一軸延伸体を経緯積層し熱固定して
得られる不織布または織布を、押出ラミネーション法に
よって積層し熱接着してなる配管被覆用複合シートを前
記樹脂管に巻回する工程と、 前記配管被覆用複合シートを巻回した樹脂管を前記既設
管に挿入する工程とを有することを特徴とする樹脂配管
の遮音方法。 - 【請求項6】 既設管に樹脂管を挿入する樹脂配管工法
での樹脂配管の遮音方法であって、 熱可塑性樹脂からなる緩衝性シートの片面もしくは両面
に、熱可塑性樹脂の一軸延伸体を経緯積層し熱固定して
得られる不織布または織布を、ドライラミネーション法
によって積層し熱接着してなる配管被覆用複合シートを
前記樹脂管に巻回する工程と、 前記配管被覆用複合シートを巻回した樹脂管を前記既設
管に挿入する工程とを有することを特徴とする樹脂配管
の遮音方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09156893A JP3157645B2 (ja) | 1993-04-19 | 1993-04-19 | 配管被覆用複合シートおよび該シートを用いた樹脂配管の遮音方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09156893A JP3157645B2 (ja) | 1993-04-19 | 1993-04-19 | 配管被覆用複合シートおよび該シートを用いた樹脂配管の遮音方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06297623A JPH06297623A (ja) | 1994-10-25 |
JP3157645B2 true JP3157645B2 (ja) | 2001-04-16 |
Family
ID=14030133
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP09156893A Expired - Fee Related JP3157645B2 (ja) | 1993-04-19 | 1993-04-19 | 配管被覆用複合シートおよび該シートを用いた樹脂配管の遮音方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3157645B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5462473B2 (ja) * | 2008-11-20 | 2014-04-02 | 積水化学工業株式会社 | 発泡プラスチック系断熱材 |
JP6264104B2 (ja) * | 2014-03-10 | 2018-01-24 | 東レ株式会社 | 管きょ更生工法用の中間部材 |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5689079U (ja) * | 1979-12-12 | 1981-07-16 | ||
JPS62188893A (ja) * | 1986-02-13 | 1987-08-18 | ニベツクス株式会社 | 配管等の保温層形成方法及び保温用シ−ト |
JPH0326394Y2 (ja) * | 1987-05-29 | 1991-06-07 | ||
JPS63201721U (ja) * | 1987-06-19 | 1988-12-26 | ||
JPH0391596U (ja) * | 1989-12-28 | 1991-09-18 | ||
JPH03234993A (ja) * | 1990-02-06 | 1991-10-18 | Sekisui Chem Co Ltd | 複合管とその製法 |
JP2534155B2 (ja) * | 1990-04-06 | 1996-09-11 | 未来工業株式会社 | 流体管の二重配管における消音構造の組付方法 |
JPH0776600B2 (ja) * | 1991-01-28 | 1995-08-16 | 未来工業株式会社 | 流体管の二重配管における消音構造及びそれに使用する介在材 |
-
1993
- 1993-04-19 JP JP09156893A patent/JP3157645B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH06297623A (ja) | 1994-10-25 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |