JP3157308B2 - 吸収式冷温水機 - Google Patents
吸収式冷温水機Info
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- JP3157308B2 JP3157308B2 JP26933992A JP26933992A JP3157308B2 JP 3157308 B2 JP3157308 B2 JP 3157308B2 JP 26933992 A JP26933992 A JP 26933992A JP 26933992 A JP26933992 A JP 26933992A JP 3157308 B2 JP3157308 B2 JP 3157308B2
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- absorber
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
- F25B2315/00—Sorption refrigeration cycles or details thereof
- F25B2315/006—Reversible sorption cycles
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- Sorption Type Refrigeration Machines (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷暖房運転などに供す
ることのできる吸収式冷温水機に係わり、特に詳しくは
除霜回路を有する吸収式冷温水機に関する。
ることのできる吸収式冷温水機に係わり、特に詳しくは
除霜回路を有する吸収式冷温水機に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、特公平3−64784号公報に
は冷媒としてアンモニアを用いた低温吸収式冷凍機が開
示され、さらにこの種の吸収式冷温水機として、例えば
図3に示した構成の、アンモニアを冷媒とし、アンモニ
ア水溶液を吸収液とした吸収式冷温水機が周知である。
は冷媒としてアンモニアを用いた低温吸収式冷凍機が開
示され、さらにこの種の吸収式冷温水機として、例えば
図3に示した構成の、アンモニアを冷媒とし、アンモニ
ア水溶液を吸収液とした吸収式冷温水機が周知である。
【0003】図3に例示した吸収式冷温水機は、室内熱
交換器1・室外熱交換器2・冷水熱交換器3・温水熱交
換器4・吸収器5・冷媒蒸気発生器(以下、単に発生器
と記す)6・八方弁7を配管接続し、
交換器1・室外熱交換器2・冷水熱交換器3・温水熱交
換器4・吸収器5・冷媒蒸気発生器(以下、単に発生器
と記す)6・八方弁7を配管接続し、
【0004】吸収器5および温水熱交換器4で加熱した
熱媒体(例えば、水)を、八方弁7の切替操作によっ
て、室内熱交換器1に供給して暖房や給湯に用いたり、
冷水熱交換器3で冷媒が気化する際に生じる冷熱により
冷却した熱媒体(例えば、水)を、室内熱交換器1に供
給して冷房に用いたりする装置であり、
熱媒体(例えば、水)を、八方弁7の切替操作によっ
て、室内熱交換器1に供給して暖房や給湯に用いたり、
冷水熱交換器3で冷媒が気化する際に生じる冷熱により
冷却した熱媒体(例えば、水)を、室内熱交換器1に供
給して冷房に用いたりする装置であり、
【0005】具体的には、前記八方弁7を暖房運転モー
ドにセットした時、吸収器5・温水熱交換器4・室内熱
交換器1が、熱媒体管11・12・13・14・15を
介して連通する熱媒体循環回路を形成し、冷水熱交換器
3・室外熱交換器2が、熱媒体管16・17・18・1
9を介して連通する他の熱媒体循環路を形成し、
ドにセットした時、吸収器5・温水熱交換器4・室内熱
交換器1が、熱媒体管11・12・13・14・15を
介して連通する熱媒体循環回路を形成し、冷水熱交換器
3・室外熱交換器2が、熱媒体管16・17・18・1
9を介して連通する他の熱媒体循環路を形成し、
【0006】前記八方弁7を冷房運転モードにセットし
た時、吸収器5・温水熱交換器4・室外熱交換器2が熱
媒体管11・12・17・18・15を介して連通する
熱媒体循環回路を形成し、冷水熱交換器3・室内熱交換
器1が熱媒体管16・13・14・19を介して連通す
る他の熱媒体循環路を形成するように設けてある。
た時、吸収器5・温水熱交換器4・室外熱交換器2が熱
媒体管11・12・17・18・15を介して連通する
熱媒体循環回路を形成し、冷水熱交換器3・室内熱交換
器1が熱媒体管16・13・14・19を介して連通す
る他の熱媒体循環路を形成するように設けてある。
【0007】また、発生器6・温水熱交換器4・冷水熱
交換器3・吸収器5の間に、冷媒管31・32・33に
よる冷媒経路を設け、発生器6・吸収器5の間には、吸
収液管35からなる吸収液経路と溶液管36からなる溶
液経路とを設けてある。
交換器3・吸収器5の間に、冷媒管31・32・33に
よる冷媒経路を設け、発生器6・吸収器5の間には、吸
収液管35からなる吸収液経路と溶液管36からなる溶
液経路とを設けてある。
【0008】なお、P1・P2・P3はそれぞれポンプ
であり、V1・V2はそれぞれ減圧弁であり、6aは発
生器6の熱源となる加熱手段である。
であり、V1・V2はそれぞれ減圧弁であり、6aは発
生器6の熱源となる加熱手段である。
【0009】そして、暖房運転の時には、冷水熱交換器
3で温度の低下した熱媒体が熱媒体管16・17を介し
て室外熱交換器2に流入し、ここで相対的に温度の高い
外気などを熱源として加熱され、蒸発する際に奪う気化
熱により温度低下を生じて着霜し、次第に熱交換の効率
が低下する。
3で温度の低下した熱媒体が熱媒体管16・17を介し
て室外熱交換器2に流入し、ここで相対的に温度の高い
外気などを熱源として加熱され、蒸発する際に奪う気化
熱により温度低下を生じて着霜し、次第に熱交換の効率
が低下する。
【0010】このため、室外熱交換器2に着霜すると、
八方弁7を冷房運転モードに切り替え、吸収器5・温水
熱交換器4で加熱した温度の高い熱媒体を熱媒体管12
・17を介して室外熱交換器2に流し、着霜した霜を熱
媒体の熱でもって溶かし、取り除く対策が取られてい
る。
八方弁7を冷房運転モードに切り替え、吸収器5・温水
熱交換器4で加熱した温度の高い熱媒体を熱媒体管12
・17を介して室外熱交換器2に流し、着霜した霜を熱
媒体の熱でもって溶かし、取り除く対策が取られてい
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記除霜方法
では、除霜する度に暖房運転を中断することになり、暖
房の快適性が損なわれる。また、八方弁を切り替えて室
内熱交換器までの配管部に温度の低い熱媒体が供給され
ることから、除霜を終えて暖房モードに切り替えても、
室内熱交換器は直ぐには暖まらないため、暖房の立ち上
げに時間を要すると云った問題点もあり、これらの点の
解決が課題となっていた。
では、除霜する度に暖房運転を中断することになり、暖
房の快適性が損なわれる。また、八方弁を切り替えて室
内熱交換器までの配管部に温度の低い熱媒体が供給され
ることから、除霜を終えて暖房モードに切り替えても、
室内熱交換器は直ぐには暖まらないため、暖房の立ち上
げに時間を要すると云った問題点もあり、これらの点の
解決が課題となっていた。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した従来技
術の課題を解決するためになされたもので、室内熱交換
器、室外熱交換器、冷水熱交換器、温水熱交換器、吸収
器、冷媒蒸気発生器および切替弁を配管接続し、室内熱
交換器に冷水あるいは温水を供給して冷暖房運転などに
用いる吸収式冷温水機において、吸収器の熱媒体出口
が、温水熱交換器を経由して室内熱交換器に連通すると
共に、開閉弁を介して室外熱交換器にも連通可能である
ことを特徴とする吸収式冷温水機と、
術の課題を解決するためになされたもので、室内熱交換
器、室外熱交換器、冷水熱交換器、温水熱交換器、吸収
器、冷媒蒸気発生器および切替弁を配管接続し、室内熱
交換器に冷水あるいは温水を供給して冷暖房運転などに
用いる吸収式冷温水機において、吸収器の熱媒体出口
が、温水熱交換器を経由して室内熱交換器に連通すると
共に、開閉弁を介して室外熱交換器にも連通可能である
ことを特徴とする吸収式冷温水機と、
【0013】室内熱交換器、室外熱交換器、冷水熱交換
器、温水熱交換器、吸収器、冷媒蒸気発生器および切換
弁を配管接続し、室内熱交換器に冷水あるいは温水を供
給して冷暖房運転などに用いる吸収式冷温水機におい
て、吸収器の熱媒体出口が、温水熱交換器を経由して室
内熱交換器に連通すると共に、開閉弁を介して室外熱交
換器にも連通可能であり、室外熱交換器の熱媒体出口と
吸収器の熱媒体入口とが、切換弁を介して連通可能であ
ると共に、開閉弁を介して直通可能であり、冷媒蒸気発
生器の冷媒出口と吸収器の冷媒入口とが、温水熱交換器
および冷水熱交換器を経由して連通すると共に、開閉弁
および減圧弁を介して直通可能であり、且つ、冷水熱交
換器の熱媒体入口側に逆止弁を有することを特徴とする
吸収式冷温水機と、を提供し、前記従技術の課題を解決
するものである。
器、温水熱交換器、吸収器、冷媒蒸気発生器および切換
弁を配管接続し、室内熱交換器に冷水あるいは温水を供
給して冷暖房運転などに用いる吸収式冷温水機におい
て、吸収器の熱媒体出口が、温水熱交換器を経由して室
内熱交換器に連通すると共に、開閉弁を介して室外熱交
換器にも連通可能であり、室外熱交換器の熱媒体出口と
吸収器の熱媒体入口とが、切換弁を介して連通可能であ
ると共に、開閉弁を介して直通可能であり、冷媒蒸気発
生器の冷媒出口と吸収器の冷媒入口とが、温水熱交換器
および冷水熱交換器を経由して連通すると共に、開閉弁
および減圧弁を介して直通可能であり、且つ、冷水熱交
換器の熱媒体入口側に逆止弁を有することを特徴とする
吸収式冷温水機と、を提供し、前記従技術の課題を解決
するものである。
【0014】
【作用】冷水熱交換器で冷却された熱媒体が、室外熱交
換器にて周囲から熱を奪うことにより温度が低下して着
霜を生じた時に、吸収器の熱媒体出口と室外熱交換器と
の間を遮断している開閉弁が開き、この開閉弁を介し
て、吸収器で加熱した熱媒体の一部が室外熱交換器に供
給され、室外熱交換器の温度を上昇させるので、着霜し
ていた霜が溶けて除去される。
換器にて周囲から熱を奪うことにより温度が低下して着
霜を生じた時に、吸収器の熱媒体出口と室外熱交換器と
の間を遮断している開閉弁が開き、この開閉弁を介し
て、吸収器で加熱した熱媒体の一部が室外熱交換器に供
給され、室外熱交換器の温度を上昇させるので、着霜し
ていた霜が溶けて除去される。
【0015】この除霜操作を行っている時には、冷媒蒸
気発生器で与えられた熱が冷媒蒸気により吸収器へ運ば
れ、吸収器で熱媒体を加熱する。室内熱交換器には吸収
器で加熱した熱媒体の一部分が供給されているため、暖
房運転に支障をきたすことがないし、除霜操作を終了し
て通常の暖房運転に復帰する際にも、従来技術のように
室内熱交換器などに温度の低い熱媒体が流入して、暖房
の立ち上げに時間を要すると云ったことがなく、直ちに
通常の暖房運転に復帰できる。
気発生器で与えられた熱が冷媒蒸気により吸収器へ運ば
れ、吸収器で熱媒体を加熱する。室内熱交換器には吸収
器で加熱した熱媒体の一部分が供給されているため、暖
房運転に支障をきたすことがないし、除霜操作を終了し
て通常の暖房運転に復帰する際にも、従来技術のように
室内熱交換器などに温度の低い熱媒体が流入して、暖房
の立ち上げに時間を要すると云ったことがなく、直ちに
通常の暖房運転に復帰できる。
【0016】
【実施例】以下、図1と図2に基づいて本発明の一実施
例を説明する。なお、符号については、図3に示した吸
収式冷温水機と同一の機能を持つ部分には、同一の符号
を付した。
例を説明する。なお、符号については、図3に示した吸
収式冷温水機と同一の機能を持つ部分には、同一の符号
を付した。
【0017】図1に例示した本発明になる吸収式冷温水
機は、熱媒体管11と17とを開閉弁V4を有する熱媒
体管20を介して連結し、熱媒体管15と18とを開閉
弁V5を有する熱媒体管21を介して連結し、それぞれ
所要時に連通する構成とすると共に、熱媒体管19には
逆止弁V7を設けてある。
機は、熱媒体管11と17とを開閉弁V4を有する熱媒
体管20を介して連結し、熱媒体管15と18とを開閉
弁V5を有する熱媒体管21を介して連結し、それぞれ
所要時に連通する構成とすると共に、熱媒体管19には
逆止弁V7を設けてある。
【0018】また、冷媒管31と33との間に、開閉弁
V6と減圧弁V3とを有する冷媒管34を設けて、発生
器6で発生した高温の冷媒蒸気の一部が所要時に吸収器
5へ直接流入するように構成してある。
V6と減圧弁V3とを有する冷媒管34を設けて、発生
器6で発生した高温の冷媒蒸気の一部が所要時に吸収器
5へ直接流入するように構成してある。
【0019】上記構成の吸収式冷温水機において通常の
冷暖房運転を行う時には、八方弁7を暖房運転モード若
しくは冷房運転モードの何れかにセットすると共に、減
圧弁V1・V2を所定の開度に開け、開閉弁V4・V5
・V6を閉じ、図1に例示した吸収式冷温水機と実質的
に同一の構成として運転を行う。
冷暖房運転を行う時には、八方弁7を暖房運転モード若
しくは冷房運転モードの何れかにセットすると共に、減
圧弁V1・V2を所定の開度に開け、開閉弁V4・V5
・V6を閉じ、図1に例示した吸収式冷温水機と実質的
に同一の構成として運転を行う。
【0020】そして、暖房運転を行っている時に冷水熱
交換器3で温度の低下した熱媒体(例えば、冷水)が、
熱媒体管16・17を介して室外熱交換器2に流入し、
ここで相対的に温度の高い外気などから熱を奪うことに
よって室外熱交換器2の温度が低下し、着霜すると次第
に熱交換効率が低下するので、例えば図2に例示したフ
ローに従って除霜操作を行う。
交換器3で温度の低下した熱媒体(例えば、冷水)が、
熱媒体管16・17を介して室外熱交換器2に流入し、
ここで相対的に温度の高い外気などから熱を奪うことに
よって室外熱交換器2の温度が低下し、着霜すると次第
に熱交換効率が低下するので、例えば図2に例示したフ
ローに従って除霜操作を行う。
【0021】すなわち、ステップS1で室外熱交換器2
の着霜の有無を判定し、着霜が例えば発光素子と受光素
子を用いた着霜検知回路などの適宜の方法により確認さ
れると、ステップS2でポンプP2の運転を停止し、冷
水熱交換器3の冷熱で温度低下した熱媒体の室外熱交換
器2への供給を先ず停止する。
の着霜の有無を判定し、着霜が例えば発光素子と受光素
子を用いた着霜検知回路などの適宜の方法により確認さ
れると、ステップS2でポンプP2の運転を停止し、冷
水熱交換器3の冷熱で温度低下した熱媒体の室外熱交換
器2への供給を先ず停止する。
【0022】続いて、ステップS3で開閉弁V6を開
け、発生器6で生じた温度の高い冷媒蒸気を直接吸収器
5に導入して、発生器6の熱を吸収器5に移動させる。
け、発生器6で生じた温度の高い冷媒蒸気を直接吸収器
5に導入して、発生器6の熱を吸収器5に移動させる。
【0023】そして、ステップS4で開閉弁V4を、ス
テップS5で開閉弁V5を開け、吸収器5で加熱した熱
媒体(例えば、温水)の一部を室外熱交換器2に流入さ
せ、この熱媒体の熱で室外熱交換器2を加熱し、着霜し
ていた霜を取り除く。
テップS5で開閉弁V5を開け、吸収器5で加熱した熱
媒体(例えば、温水)の一部を室外熱交換器2に流入さ
せ、この熱媒体の熱で室外熱交換器2を加熱し、着霜し
ていた霜を取り除く。
【0024】除霜の終了をステップS6で判定し、除霜
が終了していない場合には所定時間(例えば、30秒)
が経過するのを待って判定を再度行い、除霜が終了した
と判定されるとステップS7に移行し、開閉弁V6を閉
じる。
が終了していない場合には所定時間(例えば、30秒)
が経過するのを待って判定を再度行い、除霜が終了した
と判定されるとステップS7に移行し、開閉弁V6を閉
じる。
【0025】続いて、ステップS8で開閉弁V4を、ス
テップS9で開閉弁V5を閉じ、ステップS10でポン
プP2の運転を再開し、通常の暖房運転に復帰する。
テップS9で開閉弁V5を閉じ、ステップS10でポン
プP2の運転を再開し、通常の暖房運転に復帰する。
【0026】なお、吸収器5・発生器6の機能について
は、従来の吸収式冷温水機のものと何ら変わるものでは
ないのでその説明は省略する。
は、従来の吸収式冷温水機のものと何ら変わるものでは
ないのでその説明は省略する。
【0027】ところで、本発明は上記実施例に限定され
るものではないので、特許請求の範囲に記載の趣旨から
逸脱しない範囲で各種の変形実施が可能である。
るものではないので、特許請求の範囲に記載の趣旨から
逸脱しない範囲で各種の変形実施が可能である。
【0028】例えば、八方弁7は、上記のように暖房運
転モードと冷房運転モードによって熱媒体管を適宜接続
可能なものであれば良いので、多数の弁を組み合せた構
成であっても良い。
転モードと冷房運転モードによって熱媒体管を適宜接続
可能なものであれば良いので、多数の弁を組み合せた構
成であっても良い。
【0029】冷媒を吸収する吸収液は、溶媒として考え
るとジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキジド、N
−メチルピロリドン、テトラエチレングリコール、ジメ
チルエーテル、リン酸トリブチル、エチレングリコー
ル、ジエチレングリコール、ベンジルアルコール、ある
いはアニリン、さらにパラフィン系炭化水素類の内より
選択した炭化水素などの有機溶媒であっても良いし、
るとジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキジド、N
−メチルピロリドン、テトラエチレングリコール、ジメ
チルエーテル、リン酸トリブチル、エチレングリコー
ル、ジエチレングリコール、ベンジルアルコール、ある
いはアニリン、さらにパラフィン系炭化水素類の内より
選択した炭化水素などの有機溶媒であっても良いし、
【0030】前記溶媒に吸収させる溶質としては、沸騰
温度あるいは昇華温度が溶媒より低く、溶解時に熱の放
出があるものであれば良く、プロパン、ブタン、ペンタ
ン、あるいはジフルオロクロロメタン、フルオロジクロ
ロメタン、またはジフルオロジクロロメタンなどのハロ
ゲンを含む炭化水素であっても良い。
温度あるいは昇華温度が溶媒より低く、溶解時に熱の放
出があるものであれば良く、プロパン、ブタン、ペンタ
ン、あるいはジフルオロクロロメタン、フルオロジクロ
ロメタン、またはジフルオロジクロロメタンなどのハロ
ゲンを含む炭化水素であっても良い。
【0031】また、冷水熱交換器3を通す熱媒体と、温
水熱交換器4・吸収器5を通す熱媒体としては、一般に
は水を使用するケースが多いが、エチレングリコール水
溶液、プロピレングリコール水溶液などであっても構わ
ない。
水熱交換器4・吸収器5を通す熱媒体としては、一般に
は水を使用するケースが多いが、エチレングリコール水
溶液、プロピレングリコール水溶液などであっても構わ
ない。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、室内熱交
換器、室外熱交換器、冷水熱交換器、温水熱交換器、吸
収器、冷媒蒸気発生器および切換弁を配管接続し、室内
熱交換器に冷水あるいは温水を供給して冷暖房運転など
に用いる吸収式冷温水機において、吸収器の熱媒体出口
が、温水熱交換器を経由して室内熱交換器に連通すると
共に、開閉弁を介して室外熱交換器にも連通可能である
ことを特徴とする吸収式冷温水機であり、
換器、室外熱交換器、冷水熱交換器、温水熱交換器、吸
収器、冷媒蒸気発生器および切換弁を配管接続し、室内
熱交換器に冷水あるいは温水を供給して冷暖房運転など
に用いる吸収式冷温水機において、吸収器の熱媒体出口
が、温水熱交換器を経由して室内熱交換器に連通すると
共に、開閉弁を介して室外熱交換器にも連通可能である
ことを特徴とする吸収式冷温水機であり、
【0033】室内熱交換器、室外熱交換器、冷水熱交換
器、温水熱交換器、吸収器、冷媒蒸気発生器および切換
弁を配管接続し、室内熱交換器に冷水あるいは温水を供
給して冷暖房運転などに用いる吸収式冷温水機におい
て、吸収器の熱媒体出口が、温水熱交換器を経由して室
内熱交換器に連通すると共に、開閉弁を介して室外熱交
換器にも連通可能であり、室外熱交換器の熱媒体出口と
吸収器の熱媒体入口とが、切換弁を介して連通可能であ
ると共に、開閉弁を介して直通可能であり、冷媒蒸気発
生器の冷媒出口と吸収器の冷媒入口とが、温水熱交換器
および冷水熱交換器を経由して連通すると共に、開閉弁
および減圧弁を介して直通可能であり、且つ、冷水熱交
換器の熱媒体入口側に逆止弁を有することを特徴とする
吸収式冷温水機であるので、
器、温水熱交換器、吸収器、冷媒蒸気発生器および切換
弁を配管接続し、室内熱交換器に冷水あるいは温水を供
給して冷暖房運転などに用いる吸収式冷温水機におい
て、吸収器の熱媒体出口が、温水熱交換器を経由して室
内熱交換器に連通すると共に、開閉弁を介して室外熱交
換器にも連通可能であり、室外熱交換器の熱媒体出口と
吸収器の熱媒体入口とが、切換弁を介して連通可能であ
ると共に、開閉弁を介して直通可能であり、冷媒蒸気発
生器の冷媒出口と吸収器の冷媒入口とが、温水熱交換器
および冷水熱交換器を経由して連通すると共に、開閉弁
および減圧弁を介して直通可能であり、且つ、冷水熱交
換器の熱媒体入口側に逆止弁を有することを特徴とする
吸収式冷温水機であるので、
【0034】従来技術で行うことのできなかった、暖房
運転を行いながら室外熱交換器に付いた霜を除去するこ
とが可能となり、暖房時の快適性を損なうことがない。
運転を行いながら室外熱交換器に付いた霜を除去するこ
とが可能となり、暖房時の快適性を損なうことがない。
【0035】また、従来技術のように室内熱交換器に除
霜時の温度の低い熱媒体が流入することがないので、暖
房運転に復帰する際に速やかな立ち上がりが可能である
など顕著な効果を奏するものである。
霜時の温度の低い熱媒体が流入することがないので、暖
房運転に復帰する際に速やかな立ち上がりが可能である
など顕著な効果を奏するものである。
【図1】一実施例の説明図である。
【図2】除霜操作の説明図である。
【図3】従来例の説明図である。
1 室内熱交換器 2 室外熱交換器 3 冷水熱交換器 4 温水熱交換器 5 吸収器 6 (冷媒蒸気)発生器 6a 加熱手段 7 八方弁 11・12・13・14・15・16・17・18・19・20・21 熱媒体
管 31・32・33・34 冷媒管 35 吸収液管 36 溶液管 61 加熱手段 V1・V2・V3 減圧弁 V4・V5・V6 開閉弁 V7 逆止弁 P1・P2・P3 ポンプ
管 31・32・33・34 冷媒管 35 吸収液管 36 溶液管 61 加熱手段 V1・V2・V3 減圧弁 V4・V5・V6 開閉弁 V7 逆止弁 P1・P2・P3 ポンプ
Claims (2)
- 【請求項1】 室内熱交換器、室外熱交換器、冷水熱交
換器、温水熱交換器、吸収器、冷媒蒸気発生器および切
換弁を配管接続し、室内熱交換器に冷水あるいは温水を
供給して冷暖房運転などに用いる吸収式冷温水機におい
て、吸収器の熱媒体出口が、温水熱交換器を経由して室
内熱交換器に連通すると共に、開閉弁を介して室外熱交
換器にも連通可能であることを特徴とする吸収式冷温水
機。 - 【請求項2】 室内熱交換器、室外熱交換器、冷水熱交
換器、温水熱交換器、吸収器、冷媒蒸気発生器および切
換弁を配管接続し、室内熱交換器に冷水あるいは温水を
供給して冷暖房運転などに用いる吸収式冷温水機におい
て、吸収器の熱媒体出口が、温水熱交換器を経由して室
内熱交換器に連通すると共に、開閉弁を介して室外熱交
換器にも連通可能であり、室外熱交換器の熱媒体出口と
吸収器の熱媒体入口とが、切換弁を介して連通可能であ
ると共に、開閉弁を介して直通可能であり、冷媒蒸気発
生器の冷媒出口と吸収器の冷媒入口とが、温水熱交換器
および冷水熱交換器を経由して連通すると共に、開閉弁
および減圧弁を介して直通可能であり、且つ、冷水熱交
換器の熱媒体入口側に逆止弁を有することを特徴とする
吸収式冷温水機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26933992A JP3157308B2 (ja) | 1992-09-11 | 1992-09-11 | 吸収式冷温水機 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP26933992A JP3157308B2 (ja) | 1992-09-11 | 1992-09-11 | 吸収式冷温水機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0694322A JPH0694322A (ja) | 1994-04-05 |
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ID=17470998
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP26933992A Expired - Fee Related JP3157308B2 (ja) | 1992-09-11 | 1992-09-11 | 吸収式冷温水機 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3157308B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8304558B2 (en) | 2006-01-13 | 2012-11-06 | Sumitomo Chemical Company, Limited | Method for producing thiazole compound |
Families Citing this family (2)
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KR100846000B1 (ko) * | 2007-01-29 | 2008-07-11 | (주) 청림 | 모듈화된 일체형 냉난방시스템 |
CN114543390B (zh) * | 2022-03-09 | 2023-12-08 | 南京天加环境科技有限公司 | 一种燃气热泵冷却水回路结构及其控制方法 |
-
1992
- 1992-09-11 JP JP26933992A patent/JP3157308B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US8304558B2 (en) | 2006-01-13 | 2012-11-06 | Sumitomo Chemical Company, Limited | Method for producing thiazole compound |
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Publication number | Publication date |
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