JP3157118B2 - アシルアミノ酸を用いるピペリジン誘導体の光学分割方法 - Google Patents

アシルアミノ酸を用いるピペリジン誘導体の光学分割方法

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JP3157118B2 JP34785396A JP34785396A JP3157118B2 JP 3157118 B2 JP3157118 B2 JP 3157118B2 JP 34785396 A JP34785396 A JP 34785396A JP 34785396 A JP34785396 A JP 34785396A JP 3157118 B2 JP3157118 B2 JP 3157118B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、抗ヒスタミン活性
及び抗アレルギー活性を有する後記式(I)のピペリジ
ン誘導体の光学活性体を製造する際、中間体として重要
な、4−〔(4−ハロゲノフェニル)(2−ピリジル)
メトキシ〕ピペリジンの光学分割方法に関する。
【0002】
【従来の技術】式(I)
【0003】
【化1】
【0004】(式中、Xはハロゲン原子を示し、Aは炭
素数2−6のアルキレン基又はアルケニレン基を表し、
Bはヒドロキシル基等を表す)のピペリジン誘導体は、
次の反応式に示す方法により製造されることが知られて
いる(特公平5−33953号公報)。
【0005】
【化2】
【0006】(式中、X、A及びBは前記と同一意味を
有し、Wは脱離基を表す)
【0007】このピペリジン誘導体を医薬としてより好
ましい光学活性体として効率よく製造するためには、中
間体を光学分割し、これを原料として用いることが望ま
しいが、これまでその有効な方法は知られていない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題及び解決手段】本発明者
らは、前記式(I)のピペリジン誘導体を光学活性体と
して効率よく得るため、中間体である4−〔(4−ハロ
ゲノフェニル)(2−ピリジル)メトキシ〕ピペリジン
をあらかじめ光学分割する方法につき鋭意研究を重ねた
結果、光学分割剤としてN−アシル−光学活性アミノ酸
を用いれば、効率よく光学分割できることを見出し、本
発明を完成するに至った。
【0009】即ち、本発明は、ラセミ型4−〔(4−ハ
ロゲノフェニル)(2−ピリジル)メトキシ〕ピペリジ
ンに、N−アシル−光学活性アミノ酸を作用させ、生成
する2種のジアステレオマー塩の溶解度差を利用して、
一方のジアステレオマー塩を分離・採取することを特徴
とするラセミ型4−〔(4−ハロゲノフェニル)(2−
ピリジル)メトキシ〕ピペリジンの光学分割方法であ
る。
【0010】本発明は、また、ラセミ型4−〔(4−ハ
ロゲノフェニル)(2−ピリジル)メトキシ〕ピペリジ
ンに、N−アシル−光学活性アミノ酸を反応させ、生成
する2種のジアステレオマー塩の溶解度差を利用して、
一方のジアステレオマー塩を分離・採取し、次いで該塩
を分解することを特徴とする光学活性4−〔(4−ハロ
ゲノフェニル)(2−ピリジル)メトキシ〕ピペリジン
の製法である。
【0011】本発明は、更に、光学活性4−〔(4−ハ
ロゲノフェニル)(2−ピリジル)メトキシ〕ピペリジ
ンとN−アシル−光学活性アミノ酸との塩である。
【0012】
【発明の実施の形態】光学分割剤であるN−アシル−光
学活性アミノ酸のアシル基としては、アセチル、プロピ
オニルのような脂肪族アシル基、トシル基のような芳香
族アシル基、ベンジルオキシカルボニル基のようなアラ
ルキルオキシカルボニル基などが用いられる。光学活性
アミノ酸は、タンパク質の構成成分である中性、酸性及
び塩基性の各種L−アミノ酸や非天然型のD−アミノ酸
が用いられ、好ましくはL−フェニルアラニン、L−ロ
イシン、L−グルタミン、L−メチオニン、L−バリ
ン、L−トレオニン及びD−フェニルグリシンが挙げら
れる。
【0013】本発明の方法を実施するには、適当な溶媒
中でラセミ型4−〔(4−ハロゲノフェニル)(2−ピ
リジル)メトキシ〕ピペリジンとN−アシル−光学活性
アミノ酸を溶解し、生成する難溶性ジアステレオマー塩
を析出させ、これを分離・採取することにより実施する
ことができる。
【0014】光学分割剤として用いられるN−アシル−
光学活性アミノ酸の使用量は、特に限定されるものでは
ないが、ラセミ型4−〔(4−ハロゲノフェニル)(2
−ピリジル)メトキシ〕ピペリジン1モルに対して0.
5〜1.5倍モル、好ましくは0.6〜1.1倍モルを
使用するのが好ましい。
【0015】本発明において原料として用いるラセミ型
4−〔(4−ハロゲノフェニル)(2−ピリジル)メト
キシ〕ピペリジンは、(S)型異性体及び(R)型異性
体の等量混合物で十分であるが、異性体の混合比は、必
ずしも等量でなくともよく、いずれか一方が多く含まれ
た混合物であってもよい。
【0016】ラセミ型4−〔(4−ハロゲノフェニル)
(2−ピリジル)メトキシ〕ピペリジンは、塩酸塩のよ
うな酸付加塩を用いることもでき、その場合は、例えば
反応系に水酸化アルカリ(例えば、水酸化ナトリウム)
のような塩基を加えれば塩交換がおこり、遊離のラセミ
型4−〔(4−ハロゲノフェニル)(2−ピリジル)メ
トキシ〕ピペリジンとなる。またN−アシル−光学活性
アミノ酸の塩基との塩を用いることもでき、その場合
は、反応系に塩酸のような酸を加えれば遊離のN−アシ
ル−光学活性アミノ酸となる。
【0017】本発明の方法で用いられる溶媒としては、
メタノール、エタノール、プロパノールのようなアルコ
ール類;アセトン、メチルエチルケトンのようなケトン
類;酢酸メチル、酢酸エチルのようなカルボン酸のエス
テル類;アセトニトリル、プロピオニトリルのようなニ
トリル類;ジオキサン、テトラヒドロフランのようなエ
ーテル類;ジメチルホルムアミドのようなアミド類又は
水等が挙げられ、とりわけエステル類、ニトリル類、ア
ルコール類及び水が好ましい。これらの溶媒は、単独で
用いてもよいが、必要に応じて適当な比率で2種類又は
それ以上を混合して用いてもよく、とりわけ、アルコー
ル類と水との混合溶媒が好ましい。溶媒の使用量は特に
制限はないが、ラセミ型4−〔(4−ハロゲノフェニ
ル)(2−ピリジル)メトキシ〕ピペリジンに対し、例
えば2〜50重量部を用いればよい。
【0018】本発明の方法において、生成する2種のジ
アステレオマー塩の溶解度の差は十分大きいため、特別
な結晶化のための操作をせずとも難溶性ジアステレオマ
ー塩が、静置又は攪拌下で反応液から容易に析出してく
る。
【0019】ラセミ型4−〔(4−ハロゲノフェニル)
(2−ピリジル)メトキシ〕ピペリジンとN−アシル−
光学活性アミノ酸の溶媒への溶解及び続く難溶性ジアス
テレオマー塩の析出の際の条件には特に制限はないが、
例えば両化合物の溶媒への溶解は加温〜加熱下に実施で
き、続く難溶性ジアステレオマー塩の析出は冷却〜加温
下に実施することができる。
【0020】反応液から難溶性ジアステレオマー塩を析
出させるのに通常は種結晶を接種する必要はないが、析
出をより容易にするため目的とするジアステレオマー塩
と同種の結晶を接種してもよい。
【0021】また、難溶性ジアステレオマー塩を分離し
た後の母液を濃縮し、難溶性ジアステレオマー塩として
析出しなかった方のジアステレオマー塩を分離・採取
し、次いで該塩を分解するか、又は、難溶性ジアステレ
オマー塩を分離した後の母液を適当な有機溶媒で抽出
し、鏡像体である光学活性4−〔(4−ハロゲノフェニ
ル)(2−ピリジル)メトキシ〕ピペリジンを回収して
もよい。
【0022】また分離・採取したジアステレオマー塩
は、必要に応じて再結晶することにより更に純度を高め
ることができる。
【0023】かくして採取されたジアステレオマー塩
は、公知の塩分解の方法により塩を脱離し、目的とする
光学活性4−〔(4−ハロゲノフェニル)(2−ピリジ
ル)メトキシ〕ピペリジンを得ることができる。例え
ば、適当な溶媒(例えば、水−ジメチルホルムアミドの
混合溶液など)に溶解し、適当なアルカリ(例えば、水
酸化ナトリウム、水酸化カリウムなど)で処理して、こ
れを適当な抽出溶媒(例えば、エーテル、酢酸エチル、
クロロホルム、塩化メチレン、トルエンなど)で抽出
後、抽出溶媒を留去することにより、光学活性4−
〔(4−ハロゲノフェニル)(2−ピリジル)メトキ
シ〕ピペリジンを得ることができる。また、光学分割剤
のN−アシル−光学活性アミノ酸は、塩分解後の母液か
ら通常の方法により回収して再利用することが可能であ
る。
【0024】なお、原料であるラセミ型4−〔(4−ハ
ロゲノフェニル)(2−ピリジル)メトキシ〕ピペリジ
ン誘導体は、特公平5−33953号公報にその製法と
共に記載されている。
【0025】本明細書中、難溶性ジアステレオマー塩と
は、1対のジアステレオマー塩のうち溶媒に対する溶解
度がより低いジアステレオマー塩を意味する。
【0026】以下実施例により具体的に説明するが、本
発明はこれによって限定されるものではない。
【0027】本明細書の実施例においては、(R)型と
(S)型の4−〔(4−クロロフェニル)(2−ピリジ
ル)メトキシ〕ピペリジンの量比(鏡像体過剰率:%
e.e.)は、次の条件での高速液体クロマトグラフィ
ー(HPLC)により分析した。 カラム:ULTORON−ES−OUM(4.6Φ×1
50mm)(信和化工(株)社製) 移動相:20mMKH2 PO4 水溶液(pH4.6)/エタ
ノール(100:6) 流量:1.0ml/分 検出波長:UV−254nm
【0028】
【実施例】実施例1 (1)ラセミ型4−〔(4−クロロフェニル)(2−ピ
リジル)メトキシ〕ピペリジン10g(33mmol)とN
−アセチル−L−フェニルアラニン4.1g(19.8
mmol)を酢酸エチル400mlに50〜60℃で加熱溶解
後、約40℃まで冷却し、(S)−4−〔(4−クロロ
フェニル)(2−ピリジル)メトキシ〕ピペリジン・N
−アセチル−L−フェニルアラニン塩の種結晶を少量接
種した。徐冷後約30℃で1時間攪拌し、更に25℃で
3時間撹拌した。析出晶を濾過し、酢酸エチル40mlで
洗浄後、50〜60℃で乾燥して、(S)−4−〔(4
−クロロフェニル)(2−ピリジル)メトキシ〕ピペリ
ジン・N−アセチル−L−フェニルアラニン塩の粗結晶
7.14g(収率42.4%)を得た。 〔α〕D 23 +30.2°(c=1,メタノール) 95.2%e.e.
【0029】(2)この粗結晶7.0gを酢酸エチル3
50mlに還流下に加熱溶解し、徐冷後約30℃で1時
間、次いで20℃で3時間撹拌した。析出晶を濾過し、
酢酸エチル40mlで洗浄後、50〜60℃で乾燥して、
結晶6.44g(再結晶収率92.0%)を得た。 〔α〕D 23 +29.6°(c=1,メタノール) 98.9%e.e.
【0030】(3)この再結晶品6.0g(11.7mm
ol)を水30mlに溶解し、2M 塩酸12.9mlを加え、
酢酸エチル20mlで3回抽出してN−アセチル−L−フ
ェニルアラニンを回収した。その水層に5M 水酸化ナト
リウム10.3mlを加え、酢酸エチル20mlで3回抽出
し、飽和食塩水で洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥し
た。溶媒を留去して目的のオイル状の(S)−4−
〔(4−クロロフェニル)(2−ピリジル)メトキシ〕
ピペリジン3.45g(収率96.9%)を得た。 〔α〕D 25 −21.4°(c=1,エタノール) 99.0%e.e. 回収されたN−アセチル−L−フェニルアラニンは2.
15g(収率88.2%)であり、〔α〕D 25 +40.
3°(c=1,メタノール)であった。
【0031】(4)(1)で得られた光学分割母液を濃
縮し、残渣に2M 塩酸20.9mlを加え、酢酸エチル2
0mlで3回抽出してN−アセチル−L−フェニルアラニ
ンを回収した。その水層に5M 水酸化ナトリウム16.
7mlを加え、酢酸エチル20mlで3回抽出し、飽和食塩
水で洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を留去
して光学純度63.9%e.e.の(R)型異性体が過
剰である4−〔(4−クロロフェニル)(2−ピリジ
ル)メトキシ〕ピペリジン6gを得た。また回収したN
−アセチル−L−フェニルアラニン1.02gが得ら
れ、〔α〕D 25 +40.3°(c=1,メタノール)で
あった。
【0032】実施例2〜13 実施例1−(1)の方法に準じて、表1に示す光学分割
剤及び溶媒を用いて、ラセミ型4−〔(4−クロロフェ
ニル)(2−ピリジル)メトキシ〕ピペリジンを光学分
割した。得られたそれぞれのジアステレオマー塩を上記
のHPLC条件で分析した結果を表1に示した。
【0033】
【表1】
【0034】a)ラセミ型4−〔(4−クロロフェニ
ル)(2−ピリジル)メトキシ〕ピペリジンに対して1
モル比使用した。 b)ラセミ型4−〔(4−クロロフェニル)(2−ピリ
ジル)メトキシ〕ピペリジン・N−アシル−光学活性ア
ミノ酸塩に対する収率 c)(R)型と(S)型の4−〔(4−クロロフェニ
ル)(2−ピリジル)メトキシ〕ピペリジン量比 d)酢酸エチル:2−プロパノール=14:1(量比) e)メタノール:水=2:1(量比) f)酢酸エチル:2−プロパノール=3:1(量比)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−336480(JP,A) 特開 平4−182467(JP,A) 特開 平6−135958(JP,A) 特開 平6−239742(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07D 401/12 C07B 57/00 350 C07M 7:00 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラセミ型4−〔(4−ハロゲノフェニ
    ル)(2−ピリジル)メトキシ〕ピペリジンに、N−ア
    シル−光学活性アミノ酸(ここで、アシル基部分は、ア
    セチル基、プロピオニル基、トシル基及びペンジルオキ
    シカルボニル基から選ばれるアシル基であり、光学活性
    アミノ酸部分は、L−フェニルアラニン、L−ロイシ
    ン、L−グルタミン、L−メチオニン、L−バリン、L
    −トレオニン及びD−フェニルグリシンから選ばれるア
    ミノ酸である)を作用させ、生成する2種のジアステレ
    オマー塩の溶解度差を利用して、一方のジアステレオマ
    ー塩を分離・採取することを特徴とする、ラセミ型4−
    〔(4−ハロゲノフェニル)(2−ピリジル)メトキ
    シ〕ピペリジンの光学分割方法。
  2. 【請求項2】 ラセミ型4−〔(4−ハロゲノフェニ
    ル)(2−ピリジル)メトキシ〕ピペリジンに、N−ア
    シル−光学活性アミノ酸(ここで、アシル基部分は、ア
    セチル基、プロピオニル基、トシル基及びペンジルオキ
    シカルボニル基から選ばれるアシル基であり、光学活性
    アミノ酸部分は、L−フェニルアラニン、L−ロイシ
    ン、L−グルタミン、L−メチオニン、L−バリン、L
    −トレオニン及びD−フェニルグリシンから選ばれるア
    ミノ酸である)を作用させ、生成する2種のジアステレ
    オマー塩の溶解度差を利用して、一方のジアステレオマ
    ー塩を分離・採取し、次いで該塩を分解することを特徴
    とする、光学活性4−〔(4−ハロゲノフェニル)(2
    −ピリジル)メトキシ〕ピペリジンの製法。
  3. 【請求項3】 ラセミ型4−〔(4−クロロフェニル)
    (2−ピリジル)メトキシ〕ピペリジンに、N−アセチ
    ル−L−フェニルアラニン、N−アセチル−L−ロイシ
    ン、N−トシル−L−グルタミン酸、N−ベンジルオキ
    シカルボニル−L−フェニルアラニン、N−ベンジルオ
    キシカルボニル−L−メチオニン、N−ベンジルオキシ
    カルボニル−D−フェニルグリシン、N−ベンジルオキ
    シカルボニル−L−バリン、N−ベンジルオキシカルボ
    ニル−L−トレオニン及びN−ベンジルオキシカルボニ
    ル−L−セリンから選ばれるN−アシル−光学活性アミ
    ノ酸を作用させ、生成する2種のジアステレオマー塩の
    溶解度差を利用して、一方のジアステレオマー塩を分離
    ・採取し、次いで該塩を分解することを特徴とする、
    (S)−4−〔(4−クロロフェニル)(2−ビリジ
    ル)メトキシ〕ピペリジンの製法。
  4. 【請求項4】 ラセミ型4−〔(4−クロロフェニル)
    (2−ピリジル)メトキシ〕ピペリジンに、N−アセチ
    ル−L−フェニルアラニンを作用させ、生成する2種の
    ジアステレオマー塩の溶解度差を利用して、一方のジア
    ステレオマー塩を分離・採取し、次いで該塩を分解する
    ことを特徴とする、(S)−4−〔(4−クロロフェニ
    ル)(2−ピリジル)メトキシ〕ピペリジンの製法。
  5. 【請求項5】 (S)−4−〔(4−ハロゲノフェニ
    ル)(2−ピリジル)メトキシ〕ピペリジンとN−アシ
    ル−光学活性アミノ酸(ここで、アシル基部分は、アセ
    チル基、プロピオニル基、トシル基及びペンジルオキシ
    カルボニル基から選ばれるアシル基であり、光学活性ア
    ミノ酸部分は、L−フェニルアラニン、L−ロイシン、
    L−グルタミン、L−メチオニン、L−バリン、L−ト
    レオニン及びD−フェニルグリシンから選ばれるアミノ
    酸である)との塩。
  6. 【請求項6】 (S)−4−〔(4−ハロゲノフェニ
    ル)(2−ピリジル)メトキシ〕ピペリジンとN−アセ
    チル−L−フェニルアラニン、N−アセチル−L−ロイ
    シン、N−トシル−L−グルタミン酸、N−ベンジルオ
    キシカルボニル−L−フェニルアラニン、N−ベンジル
    オキシカルボニル−L−メチオニン、N−ベンジルオキ
    シカルボニル−D−フェニルグリシン、N−ベンジルオ
    キシカルボニル−L−バリン、N−ベンジルオキシカル
    ボニル−L−トレオニン及びN−ベンジルオキシカルボ
    ニル−L−セリンから選ばれるN−アシル−光学活性ア
    ミノ酸との塩。
  7. 【請求項7】 (S)−4−〔(4−クロロフェニル)
    (2−ピリジル)メトキシ〕ピペリジンとN−アセチル
    −L−フェニルアラニンとの塩。
JP34785396A 1996-12-26 1996-12-26 アシルアミノ酸を用いるピペリジン誘導体の光学分割方法 Expired - Lifetime JP3157118B2 (ja)

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