JP3157090B2 - 長尺栽培ベッド回転装置 - Google Patents
長尺栽培ベッド回転装置Info
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Classifications
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A01—AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
- A01G—HORTICULTURE; CULTIVATION OF VEGETABLES, FLOWERS, RICE, FRUIT, VINES, HOPS OR SEAWEED; FORESTRY; WATERING
- A01G31/00—Soilless cultivation, e.g. hydroponics
- A01G31/02—Special apparatus therefor
- A01G31/04—Hydroponic culture on conveyors
- A01G31/047—Hydroponic culture on conveyors with containers inside rotating drums or rotating around a horizontal axis, e.g. carousels
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A01—AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
- A01G—HORTICULTURE; CULTIVATION OF VEGETABLES, FLOWERS, RICE, FRUIT, VINES, HOPS OR SEAWEED; FORESTRY; WATERING
- A01G9/00—Cultivation in receptacles, forcing-frames or greenhouses; Edging for beds, lawn or the like
- A01G9/02—Receptacles, e.g. flower-pots or boxes; Glasses for cultivating flowers
- A01G9/022—Pots for vertical horticulture
- A01G9/024—Hanging flower pots and baskets
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P60/00—Technologies relating to agriculture, livestock or agroalimentary industries
- Y02P60/20—Reduction of greenhouse gas [GHG] emissions in agriculture, e.g. CO2
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Landscapes
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Environmental Sciences (AREA)
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- Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、栽培プラントに適用さ
れる長尺栽培ベッド回転装置に関するものである。
れる長尺栽培ベッド回転装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ロックウール栽培プラントにより
ハウス内で苺を栽培する一例として、粒状綿ロックウー
ルを長尺ベッドに埋め込み、長尺ベッドを架台に上下二
段に固定した栽培棚を設け、この栽培棚を通路を隔てて
複数平行に配設し、栽培棚に連続ベッド潅液式を採用
し、苺を栽培しているものがある。これにより天候に左
右されずに計画通りに栽培でき、摘果など作業性が良く
重労働から開放され、また保守管理が容易で給排液の精
度も高く、さらに品質的にも問題がなく果肉が堅く日持
ちが良いものができ、現在のところ収量は10a当た
り、7〜10トンとなっている。
ハウス内で苺を栽培する一例として、粒状綿ロックウー
ルを長尺ベッドに埋め込み、長尺ベッドを架台に上下二
段に固定した栽培棚を設け、この栽培棚を通路を隔てて
複数平行に配設し、栽培棚に連続ベッド潅液式を採用
し、苺を栽培しているものがある。これにより天候に左
右されずに計画通りに栽培でき、摘果など作業性が良く
重労働から開放され、また保守管理が容易で給排液の精
度も高く、さらに品質的にも問題がなく果肉が堅く日持
ちが良いものができ、現在のところ収量は10a当た
り、7〜10トンとなっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上下二段の
栽培棚としたため、下段の苺への日当たりが極めて悪
く、下段の栽培ベッドにある苺の収量は、上段の栽培ベ
ッドにある苺の収量の60%以下が実情であり、収量向
上には自ずと限界があった。また、多量の栽培ベッドを
配置することは物理的に困難であり、施設の有効利用が
図れなかった。
栽培棚としたため、下段の苺への日当たりが極めて悪
く、下段の栽培ベッドにある苺の収量は、上段の栽培ベ
ッドにある苺の収量の60%以下が実情であり、収量向
上には自ずと限界があった。また、多量の栽培ベッドを
配置することは物理的に困難であり、施設の有効利用が
図れなかった。
【0004】本発明は、日当たりを改善して栽培物の収
量を向上させる長尺栽培ベッド回転装置を提供すること
を目的とするものである。
量を向上させる長尺栽培ベッド回転装置を提供すること
を目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的を達する
ため、請求項1記載の発明は、栽培プラントに適用され
る長尺栽培ベッド回転装置であって、上側垂直材と、下
側垂直材と、前記上側垂直材の下端部と前記下側垂直材
の上端部とを連結する斜材と、を有する支柱を備え、該
支柱を、二本の長尺栽培ベッドの長さ方向にわたって、
該二本の長尺栽培ベッドの間を通るように複数立設し、
該斜材に回転軸を直交して回転可能に取り付け、アーム
の中央部を該回転軸に直交して複数固定し、前記各アー
ムの両端に前記回転軸から等距離に左右一対の吊具を連
結し、該吊具に前記二本の前記長尺栽培ベッドを前記回
転軸に平行に吊下げ、該長尺栽培ベッドが時計方向又は
反時計方向に回転することにより、上下垂直二段状態と
水平横並び状態とを取ることができ、前記上下二段状態
では、隣接する前記長尺栽培ベッドの間に通路が形成さ
れ、前記斜材の上下に前記二本の長尺栽培ベッドが配置
され、更に前記アームの凹みに上側の前記長尺栽培ベッ
ドが収容されるように構成したことを特徴とする長尺栽
培ベッド回転装置である。また、請求項2記載の発明
は、前記上下二段状態では、前記長尺栽培ベッドが前記
二本の垂直材の間隔に収まるように構成された請求項1
の長尺栽培ベッド回転装置である。
ため、請求項1記載の発明は、栽培プラントに適用され
る長尺栽培ベッド回転装置であって、上側垂直材と、下
側垂直材と、前記上側垂直材の下端部と前記下側垂直材
の上端部とを連結する斜材と、を有する支柱を備え、該
支柱を、二本の長尺栽培ベッドの長さ方向にわたって、
該二本の長尺栽培ベッドの間を通るように複数立設し、
該斜材に回転軸を直交して回転可能に取り付け、アーム
の中央部を該回転軸に直交して複数固定し、前記各アー
ムの両端に前記回転軸から等距離に左右一対の吊具を連
結し、該吊具に前記二本の前記長尺栽培ベッドを前記回
転軸に平行に吊下げ、該長尺栽培ベッドが時計方向又は
反時計方向に回転することにより、上下垂直二段状態と
水平横並び状態とを取ることができ、前記上下二段状態
では、隣接する前記長尺栽培ベッドの間に通路が形成さ
れ、前記斜材の上下に前記二本の長尺栽培ベッドが配置
され、更に前記アームの凹みに上側の前記長尺栽培ベッ
ドが収容されるように構成したことを特徴とする長尺栽
培ベッド回転装置である。また、請求項2記載の発明
は、前記上下二段状態では、前記長尺栽培ベッドが前記
二本の垂直材の間隔に収まるように構成された請求項1
の長尺栽培ベッド回転装置である。
【0006】
【作用】栽培ベッドが時計方向又は反時計方向に回転す
ることにより、上下二段状態と水平横並び状態とを取る
ことができ、しかも、少しの力で長尺栽培ベッドが回転
でき、それらの状態の切換が容易であり、長尺栽培ベッ
ドが安定して停止することができる。栽培時には、長尺
栽培ベッドが水平横並び状態となっており、均等な日当
たりが実現でき、収量が飛躍的に向上する。一方、上下
二段状態では、隣接する長尺栽培ベッド間に通路が形成
され、通路を通って作業等を行うことが出来る。
ることにより、上下二段状態と水平横並び状態とを取る
ことができ、しかも、少しの力で長尺栽培ベッドが回転
でき、それらの状態の切換が容易であり、長尺栽培ベッ
ドが安定して停止することができる。栽培時には、長尺
栽培ベッドが水平横並び状態となっており、均等な日当
たりが実現でき、収量が飛躍的に向上する。一方、上下
二段状態では、隣接する長尺栽培ベッド間に通路が形成
され、通路を通って作業等を行うことが出来る。
【0007】
【実施例】以下、図1〜図8に基づいて、本発明の実施
例の長尺栽培ベッド回転装置1について説明する。図1
〜図4に示すように、長尺栽培ベッド回転装置1は鉄製
であって、平行な二本の垂直材3,5と垂直材3,5端
部を連結する斜材7とを有する支柱9を所定間隔で複数
立設し、斜材7に回転丸軸11を回転可能に直交して取
り付け、回転丸軸11に直交してアーム13の中央部1
5(図6参照)を固定し、合成樹脂製の長尺樋状栽培ベ
ッド17,19端部を回転丸軸11に平行に吊る吊具2
1,23をアーム13の両端に連結し、アーム13が折
れ曲がっているものである。垂直材3の下端がコンクリ
ートブロック2の孔に挿入されて埋設されており、垂直
材5の上端部はブレース8に取付具で固定されている。
例の長尺栽培ベッド回転装置1について説明する。図1
〜図4に示すように、長尺栽培ベッド回転装置1は鉄製
であって、平行な二本の垂直材3,5と垂直材3,5端
部を連結する斜材7とを有する支柱9を所定間隔で複数
立設し、斜材7に回転丸軸11を回転可能に直交して取
り付け、回転丸軸11に直交してアーム13の中央部1
5(図6参照)を固定し、合成樹脂製の長尺樋状栽培ベ
ッド17,19端部を回転丸軸11に平行に吊る吊具2
1,23をアーム13の両端に連結し、アーム13が折
れ曲がっているものである。垂直材3の下端がコンクリ
ートブロック2の孔に挿入されて埋設されており、垂直
材5の上端部はブレース8に取付具で固定されている。
【0008】図5(a)(b)の支柱9は断面L字状に
形成されており、斜材7の中央部上端面にリング環4が
その軸方向が斜材7と直交するように固定され、回転丸
軸11が軸受としてのリング環4に挿通されて摺接しな
がら回転できるようになっており、垂直材5と斜材7の
連結部からストッパ6が垂下している。回転丸軸11の
端部にはハンドル10(図1及び図2参照)が取り付け
られており、ハンドル10と回転丸軸11が一体的に回
動できるようになっている。
形成されており、斜材7の中央部上端面にリング環4が
その軸方向が斜材7と直交するように固定され、回転丸
軸11が軸受としてのリング環4に挿通されて摺接しな
がら回転できるようになっており、垂直材5と斜材7の
連結部からストッパ6が垂下している。回転丸軸11の
端部にはハンドル10(図1及び図2参照)が取り付け
られており、ハンドル10と回転丸軸11が一体的に回
動できるようになっている。
【0009】図6,図7のアーム13は断面L字状に形
成されており、左端部が鋭角に折れ曲がっている補強材
12aと、鈍角と鋭角に二箇所が折れ曲がっている補強
材12bと、鈍角に折れ曲がっているところ(中央部1
5)にビス等で固定されている軸保持部としてのリング
環16とからなっている。回転丸軸11がリング環16
に挿通されて摺接しながら回転できるようになってい
る。吊具21,23は、ピン21a,23aで回動可能
にアーム13の両端部に連結されている。このピン21
a,23aの位置を結ぶ直線上の真中にリング環16の
中心が位置しており、良好なバランスが保持できるよう
になっている。ピン21a,23aの代わりにボルト・
ナットでも良い。吊具21,23は同じ構成であるの
で、吊具21のみを説明する。吊具21は断面L字状に
形成されており逆Y形状であり、端部が切り欠かれてお
り、栽培ベッド17を掛止するためのワイヤ22が取り
付けられている。
成されており、左端部が鋭角に折れ曲がっている補強材
12aと、鈍角と鋭角に二箇所が折れ曲がっている補強
材12bと、鈍角に折れ曲がっているところ(中央部1
5)にビス等で固定されている軸保持部としてのリング
環16とからなっている。回転丸軸11がリング環16
に挿通されて摺接しながら回転できるようになってい
る。吊具21,23は、ピン21a,23aで回動可能
にアーム13の両端部に連結されている。このピン21
a,23aの位置を結ぶ直線上の真中にリング環16の
中心が位置しており、良好なバランスが保持できるよう
になっている。ピン21a,23aの代わりにボルト・
ナットでも良い。吊具21,23は同じ構成であるの
で、吊具21のみを説明する。吊具21は断面L字状に
形成されており逆Y形状であり、端部が切り欠かれてお
り、栽培ベッド17を掛止するためのワイヤ22が取り
付けられている。
【0010】図8(a)(b)の合成樹脂製の栽培ベッ
ド17,19は同じ構成であるので、栽培ベッド17の
みを説明する。栽培ベッド17は長さが40mであり樋
状に湾曲しており、上端部は外方に湾曲しており、回転
丸軸11と同軸状の回転丸軸18に係止できるようにな
っている。栽培ベッド17の下端には、角形状の排水通
路20が軸方向に形成されている。また、図8(b)の
ように給水パイプ26が栽培ベッド17上端に係止され
ており、一方、排水通路20端部には排水口27が設け
られている。
ド17,19は同じ構成であるので、栽培ベッド17の
みを説明する。栽培ベッド17は長さが40mであり樋
状に湾曲しており、上端部は外方に湾曲しており、回転
丸軸11と同軸状の回転丸軸18に係止できるようにな
っている。栽培ベッド17の下端には、角形状の排水通
路20が軸方向に形成されている。また、図8(b)の
ように給水パイプ26が栽培ベッド17上端に係止され
ており、一方、排水通路20端部には排水口27が設け
られている。
【0011】本実施例の動作と作用を説明する。図8の
栽培ベッド17の底部に図示せぬ紙製防根シートを敷
き、その上に網状シートとを敷き、そこに粒状綿ロック
ウールを埋め込んで充填し、その表面に給水パイプ26
から延び出す多孔性ビニールを載置し、そこから養液を
粒状綿ロックウールに浸出させ、排水通路20に排液
し、排水口27から排出することができる。給水パイプ
26には図示せぬ自動給液装置が連結されている。栽培
時には図1のように水平横並び状態とすることができ
(このとき幅が1mとなる)、下段の苺への日当たりが
均等となり、下段の苺の収量が40%以上アップし上段
の苺の収量と同等となり、上下併せて全体として考えて
も20%以上の収量向上となる。図1の状態からハンド
ル10を時計方向に回動させると、図2の上下二段状態
(このとき幅が40cmとなる)とすることができる。
そのとき、斜材7とアーム13とが栽培ベッド17,1
9の回転の邪魔にならずに、しかも栽培ベッド17の右
半部が図6の凹み28に収納されることから、栽培ベッ
ド17,19が完全に垂直二段に整列することができ、
多量の栽培ベッドを配置することができる利点がある。
斜材7の存在と、中央部15に対して栽培ベッド17,
19が等距離にあることによって、栽培ベッド17と1
9との重量バランスが任意の位置で良好に保たれること
から、少ない力でハンドル10を容易に制御でき操作が
楽であり作業性の向上に資することができる。図9のよ
うに、通路50を介して支柱9を所定間隔で設置し、か
つ、隣接する支柱9を一組として左右対称に配置してい
ることから、重量バランスの点で全体構造としても堅固
である。さらに栽培ベッド17,19に冷暖房用パイプ
を配管すれば、季節に関係無く苺を栽培することが可能
である。
栽培ベッド17の底部に図示せぬ紙製防根シートを敷
き、その上に網状シートとを敷き、そこに粒状綿ロック
ウールを埋め込んで充填し、その表面に給水パイプ26
から延び出す多孔性ビニールを載置し、そこから養液を
粒状綿ロックウールに浸出させ、排水通路20に排液
し、排水口27から排出することができる。給水パイプ
26には図示せぬ自動給液装置が連結されている。栽培
時には図1のように水平横並び状態とすることができ
(このとき幅が1mとなる)、下段の苺への日当たりが
均等となり、下段の苺の収量が40%以上アップし上段
の苺の収量と同等となり、上下併せて全体として考えて
も20%以上の収量向上となる。図1の状態からハンド
ル10を時計方向に回動させると、図2の上下二段状態
(このとき幅が40cmとなる)とすることができる。
そのとき、斜材7とアーム13とが栽培ベッド17,1
9の回転の邪魔にならずに、しかも栽培ベッド17の右
半部が図6の凹み28に収納されることから、栽培ベッ
ド17,19が完全に垂直二段に整列することができ、
多量の栽培ベッドを配置することができる利点がある。
斜材7の存在と、中央部15に対して栽培ベッド17,
19が等距離にあることによって、栽培ベッド17と1
9との重量バランスが任意の位置で良好に保たれること
から、少ない力でハンドル10を容易に制御でき操作が
楽であり作業性の向上に資することができる。図9のよ
うに、通路50を介して支柱9を所定間隔で設置し、か
つ、隣接する支柱9を一組として左右対称に配置してい
ることから、重量バランスの点で全体構造としても堅固
である。さらに栽培ベッド17,19に冷暖房用パイプ
を配管すれば、季節に関係無く苺を栽培することが可能
である。
【0012】次に図10の変形例について説明する。変
形例は二本の回転制御軸30,31をストッパ6の取付
板29に取り付けたものであり、長尺栽培ベッドが特に
長くなるときに、回転丸軸11とともに栽培ベッド1
7,19を回動させるものである。回転制御軸30,3
1にはワイヤロープ32,33が巻回されており、各先
端がそれぞれピン21a,23aに取り付けられてい
る。回転制御軸30,31いずれかを回すと、ワイヤロ
ープ32,33の一方が繰りだし、他方は巻き取られる
ようになっている。以上、本発明の好適な実施例を説明
したが、本発明は上述の実施例に何ら限定されるもので
はなく、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲で多くの
変更・改変を施しうることは当然である。例えば、アー
ム13が折れ曲がっている代わりに、湾曲状に形成する
こともできる他、図2で栽培ベッド17の回動の支障と
ならないような凹み28が形成されていれば、何ら形状
には限定されるものではない。さらにハンドル10に代
えて、電動機あるいは油圧駆動装置により、回転丸軸1
1を一斉にスイッチ一つで自動的に回転できるようにす
ることもできる。
形例は二本の回転制御軸30,31をストッパ6の取付
板29に取り付けたものであり、長尺栽培ベッドが特に
長くなるときに、回転丸軸11とともに栽培ベッド1
7,19を回動させるものである。回転制御軸30,3
1にはワイヤロープ32,33が巻回されており、各先
端がそれぞれピン21a,23aに取り付けられてい
る。回転制御軸30,31いずれかを回すと、ワイヤロ
ープ32,33の一方が繰りだし、他方は巻き取られる
ようになっている。以上、本発明の好適な実施例を説明
したが、本発明は上述の実施例に何ら限定されるもので
はなく、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲で多くの
変更・改変を施しうることは当然である。例えば、アー
ム13が折れ曲がっている代わりに、湾曲状に形成する
こともできる他、図2で栽培ベッド17の回動の支障と
ならないような凹み28が形成されていれば、何ら形状
には限定されるものではない。さらにハンドル10に代
えて、電動機あるいは油圧駆動装置により、回転丸軸1
1を一斉にスイッチ一つで自動的に回転できるようにす
ることもできる。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、栽培ベッドが時計
方向又は反時計方向に回転することにより、上下二段状
態と水平横並び状態に整列することができ、それらの状
態の切換が容易であり、少しの力で長尺栽培ベッドが回
転でき、長尺栽培ベッドが安定して停止することができ
る。従って、均等な日当たりが実現でき、収量が飛躍的
に向上する。また上下二段状態では、隣接する長尺栽培
ベッド間に通路が形成され、通路を通って作業等を行う
ことが出来る。回転丸軸を回動させても、斜材とアーム
が栽培ベッドの回転の邪魔にならずに、しかも栽培ベッ
ドがアーム内に収納されることから、栽培ベッドが完全
な垂直状態に整列することができ、多量の栽培ベッドを
配置することができるので、施設の有効利用を図ること
が出来る。斜材の存在と、中央部に対して栽培ベッドが
等距離にあることによって、栽培ベッドとの重量バラン
スが任意の位置で良好に保たれることから、少ない力で
栽培ベッドを容易に制御でき操作が楽であり作業性の向
上に資することができる。また通路を介して支柱を所定
間隔で設置し、かつ、隣接する支柱を一組として左右対
称に配置すれば、重量バランスの点で全体構造としても
堅固である。さらに栽培ベッドに冷暖房用パイプを配管
すれば、季節に関係無く苺を栽培することが可能であ
る。
方向又は反時計方向に回転することにより、上下二段状
態と水平横並び状態に整列することができ、それらの状
態の切換が容易であり、少しの力で長尺栽培ベッドが回
転でき、長尺栽培ベッドが安定して停止することができ
る。従って、均等な日当たりが実現でき、収量が飛躍的
に向上する。また上下二段状態では、隣接する長尺栽培
ベッド間に通路が形成され、通路を通って作業等を行う
ことが出来る。回転丸軸を回動させても、斜材とアーム
が栽培ベッドの回転の邪魔にならずに、しかも栽培ベッ
ドがアーム内に収納されることから、栽培ベッドが完全
な垂直状態に整列することができ、多量の栽培ベッドを
配置することができるので、施設の有効利用を図ること
が出来る。斜材の存在と、中央部に対して栽培ベッドが
等距離にあることによって、栽培ベッドとの重量バラン
スが任意の位置で良好に保たれることから、少ない力で
栽培ベッドを容易に制御でき操作が楽であり作業性の向
上に資することができる。また通路を介して支柱を所定
間隔で設置し、かつ、隣接する支柱を一組として左右対
称に配置すれば、重量バランスの点で全体構造としても
堅固である。さらに栽培ベッドに冷暖房用パイプを配管
すれば、季節に関係無く苺を栽培することが可能であ
る。
【図1】本実施例の栽培ベッドが水平状態に整列したと
きの正面図である。
きの正面図である。
【図2】本実施例の栽培ベッドが垂直状態に整列したと
きの正面図である。
きの正面図である。
【図3】本実施例の栽培ベッドが水平状態に整列したと
きの右側面図である。
きの右側面図である。
【図4】本実施例の栽培ベッドが垂直状態に整列したと
きの右側面図である。
きの右側面図である。
【図5】(a)は本実施例の支柱の正面図、(b)は同
右側面図である。
右側面図である。
【図6】本実施例のアームと吊具の正面図である。
【図7】(a)は図6のX−X断面端面図、(b)は図
6のY−Y断面端面図、(c)は図6のZ−Z断面端面
図である。
6のY−Y断面端面図、(c)は図6のZ−Z断面端面
図である。
【図8】(a)は本実施例の栽培ベッドの断面正面図、
(b)は栽培ベッドの正面図である。
(b)は栽培ベッドの正面図である。
【図9】本実施例が複数整列した状態の正面図である。
【図10】本実施例の変形例の正面図である。
1 長尺栽培ベッド回転装置 2 コンクリートブロック 3,5 垂直材 4,16 リング環 6 ストッパ 7 斜材 8 ブレース 9 支柱 10 ハンドル 11,18 回転丸軸 12 補強材 13 アーム 15 中央部 17,19 栽培ベッド 20 排水通路 21,23 吊具 22,24 ワイヤ 26 給水パイプ 27 排水口 28 凹み
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01G 9/00
Claims (2)
- 【請求項1】 栽培プラントに適用される長尺栽培ベッ
ド回転装置であって、上側 垂直材と、下側垂直材と、前記上側垂直材の下端部
と前記下側垂直材の上端部とを連結する斜材と、を有す
る支柱を備え、 該支柱を、二本の 長尺栽培ベッドの長さ方向にわたっ
て、該二本の長尺栽培ベッドの間を通るように複数立設
し、 該斜材に回転軸を直交して回転可能に取り付け、 アームの中央部を該回転軸に直交して複数固定し、 前記各アームの両端に前記回転軸から等距離に左右一対
の吊具を連結し、 該吊具に前記二本の前記長尺栽培ベッドを前記回転軸に
平行に吊下げ、 該長尺栽培ベッドが時計方向又は反時計方向に回転する
ことにより、上下垂直二段状態と水平横並び状態とを取
ることができ、 前記上下二段状態では、隣接する前記長尺栽培ベッドの
間に通路が形成され、前記斜材の上下に前記二本の長尺
栽培ベッドが配置され、更に前記アームの凹みに上側の
前記長尺栽培ベッドが収容されるように構成したことを
特徴とする長尺栽培ベッド回転装置。 - 【請求項2】 前記上下二段状態では、前記長尺栽培ベ
ッドが前記二本の垂直材の間隔に収まるように構成され
た請求項1の長尺栽培ベッド回転装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12322595A JP3157090B2 (ja) | 1995-04-24 | 1995-04-24 | 長尺栽培ベッド回転装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12322595A JP3157090B2 (ja) | 1995-04-24 | 1995-04-24 | 長尺栽培ベッド回転装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08289667A JPH08289667A (ja) | 1996-11-05 |
JP3157090B2 true JP3157090B2 (ja) | 2001-04-16 |
Family
ID=14855305
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12322595A Expired - Lifetime JP3157090B2 (ja) | 1995-04-24 | 1995-04-24 | 長尺栽培ベッド回転装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3157090B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7034358B1 (ja) | 2021-07-19 | 2022-03-11 | 徳寿工業株式会社 | 植物栽培装置 |
KR20220169166A (ko) | 2021-06-18 | 2022-12-27 | 대한민국(농촌진흥청장) | 작물 재배 시설의 배열 변경이 가능한 베드 조립체 |
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JP4493081B2 (ja) * | 2004-10-01 | 2010-06-30 | 静岡シブヤ精機株式会社 | 栽培装置 |
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ES2877024B2 (es) * | 2020-05-11 | 2022-05-17 | New Growing Systems S L | Sistema rotacional para equipos hidropónicos |
-
1995
- 1995-04-24 JP JP12322595A patent/JP3157090B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2023002901A1 (ja) * | 2021-07-19 | 2023-01-26 | 徳寿工業株式会社 | 植物栽培装置 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08289667A (ja) | 1996-11-05 |
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