JP3157088U - 装飾用置物 - Google Patents

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【課題】松の果実である松毬の天然の造形による美観を有すると共に、意匠性に優れた装飾用置物を提供する。【解決手段】装飾用置物は、自立可能な松毬において、松毬を構成する多くの鱗片の先端部側の上面に、着色した小球体を固定している。松毬を、座布団の上や略円形の木片の上に固定、又は、籠に収容する。【選択図】図1

Description

本考案は、天然の造形による美観を有すると共に、意匠性に優れた装飾用置物に関するものである。
従来において、この種の装飾用置物としては、例えば、特許文献1に開示されているように、円筒状や円柱状に形成した炭材の表面に絵画を施した室内装飾置物や、特許文献2に開示されているように、樹皮を除去した木材の表面に化粧模様を施した木製装飾体等が存在する。
実用新案登録第3098606号公報 実用新案登録第3151459号公報
しかしながら、従来においては、松の果実である松毬の天然の造形を利用した装飾用置物は存在していなかった。
そこで、本考案は如上のような従来存した諸事情に鑑み案出されたもので、松の果実である松毬の天然の造形による美観を有すると共に、意匠性に優れた装飾用置物を提供することを目的とする。
本考案に係る装飾用置物は、自立可能な松毬において、当該松毬を構成する多くの鱗片の先端部側の上面に、着色した小球体を固定していることで、上述した課題を解決した。
また、本考案に係る装飾用置物は、自立可能な松毬において、当該松毬を構成する多くの鱗片の先端部側の上面に、着色した小球体を固定すると共に、当該松毬を座布団の上に固定していることで、同じく上述した課題を解決した。
さらに、本考案に係る装飾用置物は、自立可能な松毬において、当該松毬を構成する多くの鱗片の先端部側の上面に、着色した小球体を固定すると共に、当該松毬を籠に収容していることで、同じく上述した課題を解決した。
また、本考案に係る装飾用置物は、自立可能な松毬において、当該松毬を構成する多くの鱗片の先端部側の上面に、着色した小球体を固定すると共に、当該松毬を略円形の木片の上に固定していることで、同じく上述した課題を解決した。
この他、本考案に係る装飾用置物は、起立するように配置された所定の長さを有する主軸の周面全体に、略長方形状に形成された複数の板片部材の基端部を固定して自立可能な松毬状の基礎部を構成し、多くの板片部材の先端部側の上面に、着色した小球体を固定していることで、同じく上述した課題を解決した。
また、松毬状の基礎部を構成する板片部材は、その先端部が主軸に対して側方を向いた状態で、複数の板片部材が主軸の周面全体に多段又は螺旋状に配置されていることで、同じく上述した課題を解決した。
さらに、小球体は、球状の発泡スチロールの表面に、絹織物を貼り付けて形成されていることで、同じく上述した課題を解決した。
また、絹織物は、縮緬であることで、同じく上述した課題を解決した。
加えて、縮緬は、熱を加えて柔らかく伸ばしたものであることで、同じく上述した課題を解決した。
本考案に係る装飾用置物は、自立可能な松毬において、当該松毬を構成する多くの鱗片の先端部側の上面に、着色した小球体を固定していることから、松の果実である松毬の天然の造形による美観を有すると共に、着色した小球体による意匠性に優れた装飾用置物を提供することができる。
また、本考案に係る装飾用置物は、自立可能な松毬において、当該松毬を構成する多くの鱗片の先端部側の上面に、着色した小球体を固定すると共に、当該松毬を座布団の上に固定していることから、天然の造形による美観と優れた意匠性を有する松毬を、可憐に飾り付けることができる。
さらに、本考案に係る装飾用置物は、自立可能な松毬において、当該松毬を構成する多くの鱗片の先端部側の上面に、着色した小球体を固定すると共に、当該松毬を籠に収容していることから、天然の造形による美観と優れた意匠性を有する松毬を、楽しく飾り付けることができる。
また、自立可能な松毬において、当該松毬を構成する多くの鱗片の先端部側の上面に、着色した小球体を固定すると共に、当該松毬を略円形の木片の上に固定していることから、松毬と木片により、天然の造形による美観を有すると共に、着色した小球体による意匠性に優れた装飾用置物を提供することができる。同時に、略円形の木片により、松毬を安定した状態で飾り付けることができる。
この他、本考案に係る装飾用置物は、起立するように配置された所定の長さを有する主軸の周面全体に、略長方形状に形成された複数の板片部材の基端部を固定して自立可能な松毬状の基礎部を構成し、多くの板片部材の先端部側の上面に、着色した小球体を固定していることから、松毬を模した基礎部と、着色した小球体により、意匠性に優れた装飾用置物を提供することができる。
また、松毬状の基礎部を構成する板片部材は、その先端部が主軸に対して側方を向いた状態で、複数の板片部材が主軸の周面全体に多段又は螺旋状に配置されていることから、全体として松毬を模したものとなり、より意匠性に優れた装飾用置物を提供することができる。
さらに、小球体は、球状の発泡スチロールの表面に、絹織物を貼り付けて形成されていることから、見る者の目に優しい装飾用置物を提供することができる。また、絹織物として、様々な色合いの物が存在するため、これらを組み合わせて、綺麗な装飾用置物を提供することができる。
加えて、絹織物は、縮緬であることから、より変化に富んだ面白みのある装飾用置物を提供することができる。
また、縮緬は、熱を加えて柔らかく伸ばしたものであることから、小球体を手毬のように形成して、意匠性に優れた装飾用置物を提供することができる。
そして、本考案に係る装飾用置物は、例えば、机や棚等の上に置かれて観賞されるのであるが、松毬自体の効能として、室内における空気の除菌・消臭、害虫の駆除等の効果を発揮するものである。
また、複数の装飾用置物を室内に設置したときには、松毬の香気を浴び、精神的な安らぎと爽快な気分を得る森林浴的な効果も発揮するものである。
さらに、本考案に係る装飾用置物を、縁起物としても利用できることから、お土産物としても好ましいものとなる。
松毬を構成する多くの鱗片の先端部側の上面に、着色した小球体を固定している装飾用置物の構成を示す斜視図である。 縮緬生地に施されている模様の具体例を示すもので、(a)は角形の輪模様、(b)は波形模様、(c)は円形の輪模様、(d)は多角形の輪模様、(e)は丸みのある角形の輪模様、(f)は木の葉形模様が施されている状態の斜視図である。 松毬を構成する多くの鱗片の先端部側の上面に着色した小球体を固定すると共に、松毬を座布団の上に固定している装飾用置物の構成を示す斜視図である。 多くの鱗片の先端部側の上面に着色した小球体を固定している松毬を、籠に収容する状態を示す装飾用置物の分解斜視図である。 松毬を構成する多くの鱗片の先端部側の上面に着色した小球体を固定すると共に、松毬を籠に収容している装飾用置物の構成を示す斜視図である。 多くの鱗片の先端部側の上面に着色した小球体を固定している松毬を、木片の上に固定する状態を示す装飾用置物の分解斜視図である。 松毬を構成する多くの鱗片の先端部側の上面に着色した小球体を固定すると共に、木片の上に松毬を固定している装飾用置物の構成を示す斜視図である。 起立するように配置された主軸の周面全体に、複数の板片部材の基端部を固定している松毬状の基礎部の構成を示す斜視図である。 起立するように配置された主軸の周面全体に、複数の板片部材の基端部を固定して松毬状の基礎部を構成し、多くの板片部材の先端部側の上面に、着色した小球体を固定している装飾用置物の構成を示す斜視図である。
以下に、図面を参照して、本考案を実施するため形態を詳細に説明する。
本考案に係る装飾用置物Pは、図1に示すように、松毬1と、松毬1に固定している小球体2により構成されている。
松毬1は、主軸(図示せず)に鱗片3が螺旋状に付いたもので、全体として略
卵形や、卵状の楕円形の塊を形成している。本考案に係る装飾用置物Pを構成する松毬1は、主軸(図示せず)の下方に位置している複数の鱗片3が全体として水平になり、自立可能となっているものである。
松毬1が備えている複数の鱗片3は、所定の長さを有しており、下方に位置しているものほど水平になっている。また、複数の鱗片3は、上方に位置しているものほど斜め上向きになっている。
尚、松毬1は、自立可能であれば、その全体形状はどの様なものであっても差し支えない。
本考案に係る装飾用置物Pは、図1に示すように、松毬1を構成する多くの鱗片3の先端部側の上面に、着色した小球体2を固定していることに特徴を有している。
この小球体2は、球状の発泡スチロールの表面に、絹織物を貼り付けて形成している。
尚、図1に示す複数の小球体2は、大中小というようにサイズが異なっているが、これに限定されることはなく、複数の小球体2を全て同じサイズに形成しても良い。
絹織物としては、例えば、赤・緑・黄・青・紫等の各種の色糸によって編み込んである縮緬生地を使用する。この縮緬生地の表面には、例えば、図2に示すように、角形の輪模様(a参照)、波形模様(b参照)、円形の輪模様(c参照)、多角形の輪模様(d参照)、丸みのある角形の輪模様(e参照)、木の葉形模様(f参照)等の種々の模様が施されている。
球状の発泡スチロールの表面に貼り付ける縮緬生地としては、略正方形のものを用意する。この縮緬生地は、球状の発泡スチロールの2倍から3倍程度の大きさのものである。
そして、略正方形の縮緬生地の四隅をカットし、縮緬生地の全体を略八角形状に成形する。次に、縮緬生地にアイロン等を押し付けて熱を加え、生地全体を柔らかく伸ばした状態にする。
球状の発泡スチロールの表面への縮緬生地の貼り付けには、所定の引っ張り力により粘着性を生じさせる両面粘着テープ等を使用する。
具体的には、両面粘着テープ等を引き伸ばしながら球状の発泡スチロールの表面に巻き付け、この両面粘着テープ等の上に縮緬生地を宛がい、指先で転がしながら縮緬生地を貼り付けていく。
球状の発泡スチロールの表面に縮緬生地を貼り付けることにより完成した小球体2は、任意の位置の鱗片3の先端部側の上面に接着剤等を用いて固定する。このとき、図1に示すように、異なる模様をそれぞれ備えている複数の小球体2を、松毬1の全体に散けるように配置すると、装飾性の優れた好ましいものとなる。
そして、図3に示すように、自立可能な松毬1において、当該松毬1を構成する多くの鱗片3の先端部側の上面に、着色した小球体2を固定すると共に、当該松毬1を座布団4の上に固定して、より具体的な装飾用置物Pを構成しても良い。
また、図4・図5に示すように、自立可能な松毬1において、当該松毬1を構成する多くの鱗片3の先端部側の上面に、着色した小球体2を固定すると共に、当該松毬を籠5に収容して、他の具体的な装飾用置物Pを構成しても良い。この籠5は、所定の取っ手6を備えている。
さらに、図6・図7に示すように、自立可能な松毬1において、当該松毬1を構成する多くの鱗片3の先端部側の上面に、着色した小球体2を固定すると共に、当該松毬1を略円形の木片7の上に固定して、他の具体的な装飾用置物Pを構成しても良い。この木片7は、天然の木材を輪切りにしもので、好ましくは、年輪が見えるものである。
この他、図8・図9に示すように、起立するように配置された所定の長さを有する主軸8の周面全体に、略長方形状に形成された複数の板片部材9の基端部を固定して自立可能な松毬状の基礎部10を構成し、多くの板片部材9の先端部側の上面に、着色した小球体2を固定して装飾用置物Pを構成しても良い。
松毬状の基礎部10を構成する板片部材9は、その先端部が主軸8に対して側方を向いた状態で、複数の板片部材9が主軸8の周面全体に多段又は螺旋状に配置されている。
松毬状の基礎部10は、全体として略卵形や、卵状の楕円形に形成されている。また、松毬状の基礎部10は、主軸8の下方に位置している複数の板片部材9が全体として水平になり、自立可能となっている。
さらに、松毬状の基礎部10が備えている複数の板片部材9は、所定の長さを有しており、下方に位置しているものほど水平になっている。また、複数の板片部材9は、上方に位置しているものほど斜め上向きになっている。
本考案に係る装飾用置物Pは、クリスマスツリー風の置物として使用されたり、また、キーホルダー等のアクセサリーとして利用される等、幅広い用途に応用できるものである。
P…装飾用置物
1…松毬
2…小球体
3…鱗片
4…座布団
5…籠
6…取っ手
7…木片
8…主軸
9…板片部材
10…基礎部

Claims (9)

  1. 自立可能な松毬において、当該松毬を構成する多くの鱗片の先端部側の上面に、着色した小球体を固定していることを特徴とする装飾用置物。
  2. 自立可能な松毬において、当該松毬を構成する多くの鱗片の先端部側の上面に、着色した小球体を固定すると共に、当該松毬を座布団の上に固定していることを特徴とする装飾用置物。
  3. 自立可能な松毬において、当該松毬を構成する多くの鱗片の先端部側の上面に、着色した小球体を固定すると共に、当該松毬を籠に収容していることを特徴とする装飾用置物。
  4. 自立可能な松毬において、当該松毬を構成する多くの鱗片の先端部側の上面に、着色した小球体を固定すると共に、当該松毬を略円形の木片の上に固定していることを特徴とする装飾用置物。
  5. 起立するように配置された所定の長さを有する主軸の周面全体に、略長方形状に形成された複数の板片部材の基端部を固定して自立可能な松毬状の基礎部を構成し、多くの板片部材の先端部側の上面に、着色した小球体を固定していることを特徴とする装飾用置物。
  6. 松毬状の基礎部を構成する板片部材は、その先端部が主軸に対して側方を向いた状態で、複数の板片部材が主軸の周面全体に多段又は螺旋状に配置されている請求項5に記載の装飾用置物。
  7. 小球体は、球状の発泡スチロールの表面に、絹織物を貼り付けて形成されている請求項1乃至5のいずれかに記載の装飾用置物。
  8. 絹織物は、縮緬である請求項7に記載の装飾用置物。
  9. 縮緬は、熱を加えて柔らかく伸ばしたものである請求項8に記載の装飾用置物。
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