JP3156843U6 - マシュマロとチョコレートの成形食品 - Google Patents

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Abstract

【課題】重量及び形状がより安定化した、長い賞味期間を有する、マシュマロとチョコレートの成形食品を提供する。
【解決手段】最外層を構成していて、その中にマシュマロ2が充填され中央にビスケット3を含んでいるチョコレート成形物1からなる。
【選択図】図1

Description

本考案は、チョコレートで覆われた食品に関する。
更に詳細には、本考案は、チョコレート、マシュマロ、及びビスケットを含有している食品に関する。
先行技術においては、柔らかく、口で可溶な甘いクリームの一種であるマシュマロは、消費者に甘い食品として異なる形態で提供されている。例えば、ある食品はマシュマロクリームを2つのビスケットの間に挿入して、その後ビスケットをチョコレートでコーティングすることによって製造されることが公知である。
当該技術製品の現状の中で、マシュマロ層がビスケットを覆い、それらの周りをチョコレートでコーティングした製品も存在する。
この種の製品の主要な問題点は、それらが、表面の剥離、崩壊、亀裂による乾燥、劣化及び風味損失を示すことである。
層の配置及びそれらの製造方法に応じて、先行技術に属している上記製品は成分の比に変動を示して、得られるそれらの形状に安定性がなく、それらの風味にも差異が生じる。
上記製品の賞味期間は、乾燥や上記と同様の問題により、本考案による製品と比較して、より短くなる。
重量の安定性を達成することも、当該技術製品の現状では不十分である。
(考案の目的)
本考案の1つの目的は、乾燥、劣化、風味損失等の問題を解消することによって、マシュマロとチョコレートの成形食品が先行技術のものよりも長い賞味期間を有することを確保することである。
本考案の別の目的は、その重量及び形状をより的確に安定化した、マシュマロとチョコレートの成形食品を提供することである。
本考案の別の目的は、安定化した多様な形状でマシュマロとチョコレートの成形食品を提供することである。
(考案の説明)
本考案によるチョコレート成形食品は、外側をチョコレート成形物、内側をマシュマロフィリング、中央をビスケットで構成される。
本考案による製品のある態様は、添付の図面と列挙した部分を用いて、より理解されるであろう。
図1は、本考案による食品の横断面の斜視図である。(1)チョコレート成形物(2)マシュマロ(3)ビスケット
図1は、本考案による食品の横断面の斜視図である。製品の最外部にはチョコレート成形物(1)が存在する。成形物(1)の内側には、柔らかいクリーム構造の物質であるマシュマロ(2)が存在している。マシュマロ(2)は、砂糖及び/又はコーンシロップ、スクランブルした卵の白身、ゼラチン、アラビアゴム及び香料を泡立てて、これらの材料をスポンジ状の稠度にテンパリングすることによって作成される甘いクリームとして公知である。本考案の食品ではマシュマロ(2)は、プレーンなものでよく、又はカカオ、バナナ、ストロベリー、サワーチェリー等芳香料を含んでいてもよい。
ビスケット(3)は、マシュマロ(2)構造における中央に位置している。本考案の製品に用いるビスケット(3)は、プレーンなものでよく、又はカカオ、ナッツ等の多様な風味を有するビスケット(3)であってよい。
先行技術において、3つの構成成分(チョコレート、マシュマロ及びビスケット)を伴う対象考案と同様な食品も存在しているが、本考案による食品は、チョコレートを主要な支持基本構造物として用いている。他方、当該技術製品の現状では、マシュマロはビスケットを覆っているか、又は2つのビスケットの間の何れかに位置していて、その後チョコレートでコーティングされている。つまり、これらの場合ビスケットを支持基本構造物として用いている。結果として、即ち、支持基本構造物がビスケットであるから、成分の比を改変することは、限りなく不可能である。支持基本構造物がビスケットであるので、例えば、ビスケットに対してマシュマロが有利になるように、成分の比を改変することはできない。それに対して、本考案による食品の場合は、マシュマロ(2)及びビスケット(3)がチョコレート成形物(1)の内側に充填されていてそしてビスケット(3)が中央にあるので、マシュマロ(2)に対するビスケット(3)の比は、思うように自由に改変することができて、異なる形態及び風味の多様な製品を得ることができる。
ビスケットはチョコレートと比較すると広く耐性に製造されるから、そして本考案では支持基本構造物がチョコレート成形物(1)であるから、先行技術に属するものと比較すると、より正確な大きさの製品が本考案を用いて得られる。マシュマロの魅力的な特性である、その柔らかさの主な要因は、その密度の低さだけではなく、比較的水分含量が高いことである。他方、ビスケットは比較的水分含量が低い食品である。上記の先行技術製品、即ちマシュマロが2つのビスケットの間にあるか又は1つのビスケットを覆っている食品では、マシュマロからビスケットへの水分移動が、必然的に製造の瞬間から始まり、湿潤度が平衡に達するまで避けられない。この水分移動を要因として、ビスケットが膨張して、その大きさが変化する。これに起因して、これらの製品の支持基本構造物はビスケットであるのだから、製品全体のサイズもまた変化する。従って、これらの製品における大きさの安定性は減退する。本考案による食品では、マシュマロ(2)は完全にチョコレート成形物(1)の内側に充填されていて、ビスケットが中央に挿入されている。よって所望の程度にチョコレート成形物(1)に溝を残す有利な状況にある。前記のようにこの製品の支持基本構造物はチョコレート成形物(1)である。従って、マシュマロ(2)からビスケット(3)への水分移動による製品の膨張及び大きさの変化は、本考案による製品のこの溝により補償されるあろう。膨張による内側からチョコレート成形物(1)に加わる力も除去されるだろう。これによって、優れたサイズ安定性を有する製品が製造される。
チョコレートはビスケットと比較して多様に異なる形状に製造することができる。本考案におけるように、支持基本構造物がチョコレートである場合、直角柱、三角柱、円柱構造等のようなほぼ無限数の形状の製品を得ることができる。
先に述べたように、マシュマロの柔らかさの主な要因は、その水分含量が比較的高いことである。他方、マシュマロが適切な状態に保たれていないと、水分を失い堅く砕けやすい状態になる。この場合、マシュマロ(2)の望ましい状態は失われる。当該技術製品の現状及び本考案による製品の両方において、最外層であるチョコレートが製品から外部への水分損失に対する壁として機能していて、製品の湿潤性、柔らかさ、新鮮さ及び風味の保持をもたらしている。この水分移動の時間が長ければ長いほど、賞味期間が長くなる。チョコレート(1)の壁としての機能は、その構造に亀裂を伴わないことにより決まる。チョコレート(1)がその表面に亀裂を有すると、それ(1)はまさに破れた包装のように壁としての機能を失うであろう。当該技術製品の現況では、支持基本構造物がビスケットであるから、チョコレートはビスケットに付随するものとして存在している。ビスケットがマシュマロからの水分移動により膨張した場合、チョコレートはその大きさの変化に耐えることができずに、その構造に亀裂や破砕が生じる。チョコレートの剥離さえも生じ得る。これは、チョコレートにその壁としての特性の損失を、そして製品に湿潤性の損失と腐敗をまねく。他方、本考案の溝の手段により、ビスケット(3)の膨張がチョコレート(1)の構造に影響を与えることなく、製品の安定性が保たれる。最外部のチョコレート成形物(1)が亀裂することも剥離することもなく、その構造が保持されるから、長い賞味期間を伴うより安定した製品が得られる。

Claims (3)

  1. 最外層を構成していて、及びその中にマシュマロ(2)が充填され中央にビスケット(3)を含んでいるチョコレート成形物(1)からなる食品。
  2. マシュマロ(2)が風味付けされていることを特徴とする、請求項1に記載の食品。
  3. ビスケット(3)が風味付けされていることを特徴とする、請求項1に記載の食品。
JP2009007848U 2008-11-27 2009-11-04 マシュマロとチョコレートの成形食品 Expired - Fee Related JP3156843U6 (ja)

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