JP3156790U - 膝痛緩和サポーター - Google Patents
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Abstract
【課題】膝の裏から半月板を拘束し、膝関節の間隙を保持することにより、変形性膝関節症の痛みを緩和できる膝装着用サポーターを提供する。【解決手段】膝関節の裏を覆うカバー部1と、膝の上部に巻き付ける上部固定部2a、2bと、膝の下部に巻き付ける下部固定部3a、3bと、カバー部の裏側に装着されたパット部4からなる。カバー部1、上部固定部2a、2b、下部固定部3a、3bはすべて伸縮性を有し、緊張時に素材の弾性による張力が発生する。上下固定部の端部2a、3aの表面に、面ファスナーを貼り付け、もう一方の上下固定部の端部2b、3bの裏面に、面ファスナー6、8を貼り付ける。【選択図】図2
Description
本考案は、変形性膝関節症の患者が装着するのに適した膝装着用サポーターで、膝関節の間隙を保持し、膝関節及び半月板の動揺を抑え筋力の低下を補って膝の痛みを緩和する作用を有する膝装着用サポーターに関する。
変形性膝関節症は、筋力低下、加齢、肥満などの要因により膝関節の軟骨がすり減る事で、骨が露出して大腿骨と脛骨が直接こすれて痛みがでたり、半月板の移動により変形や断裂を起こし、多くが炎症による関節液の過剰滞留や関節の痛みを伴う病気である。
変形性膝関節症は、膝関節のクッションの役目を果たす膝軟骨や半月板が長期間に少しずつすり減り変形することで起こるもの(一次性)と関節リウマチや膝の怪我などの原因によって引き起こされるもの(二次性)がある。
この関節症の症状を緩和するための装具としては、足底板と膝装着サポーターが用いられることが多い。膝装着用サポーターとしては、膝関節の周囲を圧迫、拘束して膝関節の動揺を抑えるようにしたもの、さらにサポーターの両側に支柱を取り付けたものが一般的で、主に膝関節周囲の筋力の低下を補助することを機能としている。
特許第3721555号公報
通常、膝関節の表面は軟骨で覆われており、この軟骨と膝関節の間隙の後ろ側に挟まった半月板とが外的衝撃を和らげ、関節の動きを滑らかにする働きをしている。この関節軟骨が磨耗したり、半月板が変形したりすると、階段の昇降時や歩き始めに痛んだり、正座やしゃがむ姿勢がつらくなる。
前記膝装着サポーターは、膝関節が変形した状態で、動揺することで生じる痛みを、膝関節の周囲を拘束することで抑え、さらに、膝関節周囲の筋力の補助作用により、膝関節に体重が作用するのを軽減させることにより痛みを緩和している。
考案者は、自ら営むカイロプラクティックの治療院で、変形性膝関節症の患者の治療方法として、患部である膝の裏にクッション材を入れ、膝の表の上部と下部を圧迫することで、膝関節の間隙を拡げ、半月板を適正な位置に矯正する方法を発案し、この治療方法により膝関節の痛みが緩和される事例が多いことが分かった。この事例から、変形性膝関節症の症状を緩和するには、膝の裏から半月板の移動を拘束し保持させることが重要であるとの知見に至った。
本考案は、この点に鑑み、膝装着用サポーターに、膝の裏から半月板を保持する機能を付加することにより、変形性膝関節症の痛みを緩和できる膝装着用サポーターを得ることを目的とする。
本考案に係る膝装着用サポーターは、膝の上部に巻き付けて固定される上部固定部、膝の下部に巻き付けて固定される下部固定部、前記上部固定部及び下部固定部の中央部分の膝関節の裏を覆うカバー部からなり、かつ前記上部固定部、下部固定部及びカバー部は伸縮性を有し、前記カバー部の内側には弾力性のある素材からなるパット部が装着されていることを特徴とする。
前記膝装着用サポーターは、(1)上部固定部及び下部固定部がそれぞれ一対のベルト状部材からなり、各ベルト状部材は膝前面で連結されること、(2)カバー部は、膝関節部の裏を覆うこと、(3)パット部は、扁平な台形断面を有する立体であり、前記パッド部は、膝裏に密着して装着され膝裏を押し付けること、(4)上部固定部、下部固定部の裏面及びパッド部は、皮膚に密着する材質からなる。ここで、皮膚に密着する材質とは、皮膚に密接させたとき、前面部分の材質より皮膚との摩擦係数が大きく、すべり難い材質で、皮膚にかぶれ等の疾患を引き起こさない材質を意味する。具体的な態様としては、布地等が考えられる。
本考案に係る膝装着用サポーターは、上部固定部を大腿骨の下部に巻き付け、下部固定部を脛骨及び腓骨の上部に巻き付け、両固定部材とカバー部の張力とパッド部の弾力によりパッド部が膝裏の屈曲部を押し付けることで、パッド部が膝関節の間隙の後ろ側に挟まった半月板を膝前方へ押し、半月板のずれを防止することで、膝関節の間隙を保持する機能を発揮する。
また、前記両固定部材は、前記膝関節の間隙の保持機能の他、膝関節の周囲を圧迫、拘束して膝関節の動揺を抑え、膝関節周囲の筋力の低下を補助する機能も有している。
なお、本考案に係る膝装着サポーターは、前記膝関節の間隙の保持機能、膝関節の動揺の抑制、膝関節周囲の筋力の補助の機能を有することにより、変形性膝関節症以外にも適用可能である。具体的態様としては、スポーツや登山の時の膝関節の保護用具が考えられる。
なお、本考案に係る膝装着サポーターは、前記膝関節の間隙の保持機能、膝関節の動揺の抑制、膝関節周囲の筋力の補助の機能を有することにより、変形性膝関節症以外にも適用可能である。具体的態様としては、スポーツや登山の時の膝関節の保護用具が考えられる。
パット部に磁器又はゲルマニュウムを内臓ざせることで膝関節周辺の血行を促進し、老廃物の蓄積を防止することもできる。
以下、図1〜図4を参照して、本考案に係る膝装着用サポーターについて具体的に説明する。
この膝装着用サポーターは、膝関節の裏を覆うカバー部1と、その上部左右に取り付けられた一対のベルト状部材2a、2bからなる上部固定部2と、その下部左右に取り付けられた一対のベルト状部材3a、3bからなる下部固定部3と、カバー部の裏側に装着されたパット部4からなる。
この膝装着用サポーターは、膝関節の裏を覆うカバー部1と、その上部左右に取り付けられた一対のベルト状部材2a、2bからなる上部固定部2と、その下部左右に取り付けられた一対のベルト状部材3a、3bからなる下部固定部3と、カバー部の裏側に装着されたパット部4からなる。
カバー部1、上部固定部2(2a、2b)、下部固定部3(3a、3b)はすべて伸縮性を有し、緊張時に素材の弾性による張力が発生するようになっている。
上部固定部2は、膝の上部に巻き付けて、膝の前面で固定されるもので、その裏面は皮膚に密着する素材からなり(図2参照)、一方のベルト状部材(2a)の端部の表面に、面ファスナー5が貼り付けらており、もう一方のベルと状部材(2b)の端部の裏面に、面ファスナー6が貼り付けられている。
上部固定部2は、膝の上部に巻き付けて、膝の前面で固定されるもので、その裏面は皮膚に密着する素材からなり(図2参照)、一方のベルト状部材(2a)の端部の表面に、面ファスナー5が貼り付けらており、もう一方のベルと状部材(2b)の端部の裏面に、面ファスナー6が貼り付けられている。
下部固定部3は、膝の下部に巻き付けて、膝の前面で固定されるもので、上部固定部2と同様に、その裏面は皮膚に密着する素材からなり(図2参照)、一方のベルト状部材(3a)の端部の表面に、面ファスナー7が貼り付けらており、もう一方のベルと状部材(3b)の端部の裏面に、面ファスナー8が貼り付けられている。
カバー部裏側のパット部4は、弾力性のある素材(例えばポリウレタン樹脂発砲体)で、膝関節部の裏側を効果的に押すことができるように、扁平な台形断面をしており、パットの上下部は、膝の屈伸の妨げにならないように曲線加工されている(図3平面図(a)参照)。
この膝装着用サポーターの装着は次のように行われる。
(1)図4に示すように、膝を軽い屈曲位の状態とし、カバー部1を膝関節の裏側に位置させ、パット部4を膝裏の屈曲部に密着させる。
(2)上部固定部2の左右両端を持ち、上方にひっぱり、膝の前面側で、面ファスナー5、6を貼り付ける。
(3)同様に、下部固定部3の左右両端を持ち、上方にひっぱり、膝の前面側で面ファスナー7、8を貼り付ける。
(1)図4に示すように、膝を軽い屈曲位の状態とし、カバー部1を膝関節の裏側に位置させ、パット部4を膝裏の屈曲部に密着させる。
(2)上部固定部2の左右両端を持ち、上方にひっぱり、膝の前面側で、面ファスナー5、6を貼り付ける。
(3)同様に、下部固定部3の左右両端を持ち、上方にひっぱり、膝の前面側で面ファスナー7、8を貼り付ける。
具体的な作用としては、上部固定部2及び下部固定部3に張力が発生する状態で固定することで、カバー部にも張力が発生し、この張力は、カバー部裏側のパット部を、膝関節の裏側への押し付ける力を発生させる。この押し付け力は、膝関節の間隙の後ろ側に挟まった半月板を膝前方へ押し、歩行時に半月板の位置を拘束する効果を発揮する。その結果、膝関節の間隙は保持されて、変形性膝関節症の痛みの症状は緩和される。
また、固定部材及びカバー部は、張力により膝関節周囲を拘束するので、膝関節の動揺を抑えることができる。さらに、上部固定部及び下部固定材の張力は、膝を屈伸させる際、膝を屈曲させる方向に作用するため、大腿四頭筋の補助作用がある。
なお、本考案に係る膝装着用サポーターは、左右の膝に装着することができる。
なお、本考案に係る膝装着用サポーターは、左右の膝に装着することができる。
1 カバー部
2(2a、2b)上部固定部
3(3a、3b)下部固定部
4 パット部
5、6、7、8 面ファスナー
2(2a、2b)上部固定部
3(3a、3b)下部固定部
4 パット部
5、6、7、8 面ファスナー
Claims (2)
- 膝の上部に巻き付けて固定される上部固定部、膝の下部に巻き付けて固定される下部固定部、前記上部固定部及び下部固定部の中央部分の膝関節の裏を覆うカバー部からなり、かつ前記上部固定部、下部固定部及びカバー部は伸縮性を有し、前記カバー部の内側には弾力性のある素材からなるパット部が装着されていることを特徴とする膝装着用サポーター。
- 上部固定部を大腿骨の下部に巻き付け、下部固定部を脛骨及び腓骨の上部に巻き付け、両固定部材とカバー部の張力とパッド部の弾力によりパッド部が膝裏の屈曲部を押し付けることで、パッド部が膝関節の間隙の後ろ側に挟まった半月板を膝前方へ押し、半月板のずれを防止することで、膝関節の間隙を保持する機能を発揮することを特徴とする請求項1に記載された膝装着用サポーター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009007412U JP3156790U (ja) | 2009-09-28 | 2009-09-28 | 膝痛緩和サポーター |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009007412U JP3156790U (ja) | 2009-09-28 | 2009-09-28 | 膝痛緩和サポーター |
Publications (1)
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JP3156790U true JP3156790U (ja) | 2010-01-21 |
Family
ID=54860546
Family Applications (1)
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JP2009007412U Expired - Lifetime JP3156790U (ja) | 2009-09-28 | 2009-09-28 | 膝痛緩和サポーター |
Country Status (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012001831A (ja) * | 2010-06-14 | 2012-01-05 | Mizuno Corp | サポーター |
JP2014061139A (ja) * | 2012-09-21 | 2014-04-10 | Kazuo Iwata | 膝関節用サポータ |
JP5997331B1 (ja) * | 2015-08-06 | 2016-09-28 | 朝日ゴルフ用品株式会社 | 姿勢矯正具及び姿勢矯正具セット |
JP2017014645A (ja) * | 2015-06-30 | 2017-01-19 | 美津濃株式会社 | パッド、衣服、および補助具 |
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2009
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WO2017022327A1 (ja) * | 2015-08-06 | 2017-02-09 | 朝日ゴルフ用品株式会社 | 姿勢矯正具及び姿勢矯正具セット |
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