JP3156189B2 - 自動車のドア - Google Patents

自動車のドア

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JP3156189B2
JP3156189B2 JP29193492A JP29193492A JP3156189B2 JP 3156189 B2 JP3156189 B2 JP 3156189B2 JP 29193492 A JP29193492 A JP 29193492A JP 29193492 A JP29193492 A JP 29193492A JP 3156189 B2 JP3156189 B2 JP 3156189B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、乗員を車体の外方から
の衝撃より保護する自動車のドアに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、車体のドアアウターパネルの内方
にドアインナーパネルを配設すると共に、ドアアウター
パネルの内側に車体の前後方向に沿ってサイドビームを
配設し、ドアインナーパネルの内側に緩衝体を収納した
ドアトリムを設け、ドアアウターパネルの周縁寄りの内
側にドアインナーパネルの周縁を固定した自動車のドア
が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の自動
車のドアでは、ウインドレギュレータをドアインナーパ
ネルの外側に配置したので、ドアアウターパネルとドア
インナーパネルとの間のサイドビームの内方にスペース
が得られず、緩衝体をドアインナーパネルの内側に配置
しなければならず、ドアトリムの緩衝体を収納した箇所
がドアインナーパネルより車体の内方に大きく膨出する
ので、ドア全体の厚さが緩衝体により大きくなってしま
った。
【0004】本発明の目的は、上述する問題点に対処し
て、ドアアウターパネルに車体の外方から衝撃を受ける
と、補強部材及びミッドパネルが協働して車体の外方か
らの衝撃によるドアアウターパネルの車体の内方への侵
入を抑え、乗員の生存空間を確保し、衝撃吸収体が補強
部材からミッドパネルへ両者の接合部を介して伝達され
衝撃エネルギを吸収すると共に、緩衝体がミッドパネ
ルを変形させようとする応力を緩和し、従来のようにド
アトリムの緩衝体を収納した箇所がドアインナーパネル
より車体の内方に大きく膨出せず、ドア全体の厚さが緩
衝体により大きくなることがなく、ドアインナーパネル
とミッドパネルとの間のスペースの有効利用を図ること
が可能な自動車のドアを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の自動車のドア
は、車体のドアアウターパネルの内方にドアインナーパ
ネルを配設すると共に、前記ドアアウターパネルの内側
に前記車体の前後方向に沿って補強部材を配設し、補強
部材とドアインナーパネルとの間において、ウインドガ
ラスよりも内方に前記補強部材の長手方向に沿ってミッ
ドパネルを配設し、前記補強部材の内面の前後方向両端
にそれぞれボックスを設けると共に、該ボックス内に衝
撃吸収体を充填し、前記ミッドパネルの前後方向両端部
を前記ボックスに接合し、前記ドアインナーパネルと前
記ミッドパネルとの間に緩衝体を設けたことを特徴とす
る構成を有するものである。
【0006】
【作用】車体のドアアウターパネルに車体の外方から衝
撃を受けると、ドアアウターパネルの内側に車体の前後
方向に沿って配設した補強部材及びミッドパネルが、
体の外方からの衝撃によるドアアウターパネルの車体の
内方への侵入を抑え、乗員の生存空間を確保する。
【0007】また、補強部材とミッドパネルとの接合部
に設けた衝撃吸収体が、この接合部を介して補強部材か
らミッドパネルに伝わる衝撃エネルギを吸収すると共
に、ドアインナーパネルとミッドパネルとの間に設けた
緩衝体が、ミッドパネルを変形させようとする力を緩和
し、乗員を衝撃エネルギから保護する。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0009】図1において、1は車体のドアアウターパ
ネルであり、ドアアウターパネル1の内方には、図2に
示すように、ドアインナーパネル2が配設されると共
に、ドアアウターパネル1の内側には車体の前後方向に
沿って、補強板13,サイドビーム3及び平板16から
成る補強部材が配設される。 補強部材とドアインナーパ
ネル2との間において、ウインドガラス4よりも内方に
補強部材の長手方向に沿ってミッドパネル5が配設さ
れ、補強部材の両端寄りとミッドパネル5の両端寄りと
の間には、図3に示すように、衝撃吸収体となるポリウ
レタンフォーム6及びポリウレタンフォーム7がそれぞ
れ設けられ、ドアインナーパネル2とミッドパネル5と
の間には緩衝体となるパッド8が設けられている。
【0010】ミッドパネル5の一端の中央付近には、図
3に示すように、ドアチェック9が設けられると共に、
ミッドパネル5の一端の外側にはドアヒンジ10及びド
アヒンジ11がそれぞれ設けられ、ミッドパネル5の他
端の内側にはドアロック12が設けられ、ミッドパネル
5の一端及び他端の外側にはドアインナーパネル2の両
側がそれぞれ取付けられ、ドアアウターパネル1の両側
の内側にはミッドパネル5の一端及び他端がそれぞれ取
付けられている。
【0011】ドアアウターパネル1の内側には、図1に
示すように、車体の前後方向に沿って補強板13が配設
され、補強板13には、図4に示すように、車体の外方
に向って膨出した膨出部14が形成され、補強板13の
膨出部14はドアアウターパネル1の中央付近の内側面
に対して接着剤により固着されている。
【0012】補強板13の膨出部14の内側には、図4
に示すように、車体の前後方向に沿って長尺な補強用の
サイドビーム3が配設され、サイドビーム3には車体の
内方に向って膨出した複数の凸部15がそれぞれ形成さ
れ、サイドビーム3は補強板13の膨出部14の内側面
に対して溶接により固着されている。
【0013】補強板13の内側には、図4に示すよう
に、車体の前後方向に沿って平板16が配設され、平板
16の一端寄り及び他端寄りの内側には、図5に示すよ
うに、ボックス17及びボックス18がそれぞれ設けら
れると共に、ボックス17の側部にはボックス17の車
体の前方に向って開口した開口部を閉塞する側板19が
設けられ、ボックス18の側部にはボックス18の車体
の後方に向って開口した開口部を閉塞する側板20が設
けられ、ボックス17及びボックス18の内部にはポリ
ウレタンフォーム6及びポリウレタンフォーム7がそれ
ぞれ充填され、平板16の中央付近の外側にはサイドビ
ーム3の凸部15の端壁が溶接により固着され、平板1
6は補強板13の内側面に対して溶接により固着されて
いる。
【0014】ボックス17の側壁21の内縁寄りの中央
付近には、図5に示すように、角孔22が設けられると
共に、ボックス17の端壁23の上端寄り及び下端寄り
には貫通孔24,24がそれぞれ設けられ、側板19の
内縁寄りの中央付近にはボックス17の側壁21の角孔
22に臨んで角孔25が設けられ、ポリウレタンフォー
ム6にはボックス17の側壁21の角孔22及び側板1
9の角孔25と連通する通孔26が設けられ、ボックス
18の端壁27の上端寄り及び下端寄りには貫通孔2
8,28がそれぞれ設けられている。
【0015】平板16の内方には、図3に示すように、
車体の前後方向に沿ってミッドパネル5が配設され、ミ
ッドパネル5の一端部の上方及び下方には、図6に示す
ように、ボックス17の端壁23の貫通孔24,24と
連通する通孔29,29がそれぞれ設けられると共に、
ミッドパネル5の他端部の上方及び下方にはボックス1
8の端壁27の貫通孔28,28と連通する通孔30,
30がそれぞれ設けられ、ミッドパネル5の上縁寄りの
中央付近にはドアインサイドハンドル(図示せず)に臨
んで開口部31が形成され、ミッドパネル5の開口部3
1の両側にはドアインサイドハンドルを取付けるための
貫通孔32,32がそれぞれ設けられている。
【0016】ミッドパネル5の開口部31の下方には、
図6に示すように、支持孔33が設けられ、ミッドパネ
ル5の開口部31と支持孔33との間の一側方には車体
の外方に向って膨出した膨出部34が形成され、ミッド
パネル5の支持孔33の他側方には車体の前後方向に沿
って長孔35が設けられている。
【0017】ミッドパネル5の一端及び他端には、図6
に示すように、車体の外方に向って折曲した側壁36及
び側壁37がそれぞれ形成されると共に、ミッドパネル
5の下縁には車体の外方に向って折曲した底壁38が形
成され、ミッドパネル5の側壁36の内縁寄りの上方及
び下方には貫通孔39,39がそれぞれ設けられ、ミッ
ドパネル5の側壁36の内縁寄りの中央付近には角孔4
0が設けられ、ミッドパネル5の側壁36の角孔40の
上部及び下部にはドアチェック9を取付けるための貫通
孔41,41がそれぞれ設けられ、ミッドパネル5の側
壁36の外縁寄りには複数の貫通孔42がそれぞれ設け
られている。
【0018】ミッドパネル5の側壁36の内縁寄りの中
央付近の内側には、図6に示すように、ドアチェック9
のハウジング43が設けられ、ハウジング43の上壁及
び下壁には上方及び下方に向って張出したフランジ4
4,44がそれぞれ形成され、ハウジング43のフラン
ジ44,44にはミッドパネル5の側壁36の貫通孔4
1,41と連通する貫通孔45,45がそれぞれ設けら
れている。
【0019】ハウジング43には、図6に示すように、
ドアチェック9のチェックアーム46が移動自在に設け
られ、チェックアーム46には上方及び下方に向って膨
出した係合突部47及び係合突部48がそれぞれ形成さ
れ、チェックアーム46の先端にはストッパ49が固着
され、ミッドパネル5の側壁36の角孔40にはチェッ
クアーム46の基端寄りが挿通され、ドアチェック9は
ドア半開のホールド機構とドア全開時のストップ機構と
を備えている。
【0020】ミッドパネル5の側壁36の外縁寄りの外
側には、図6に示すように、上下に間隔を置いて車体の
前方に向って突出したドアヒンジ10の可動側の支持壁
50及びドアヒンジ11の可動側の支持壁51がそれぞ
れ溶接により固着され、ドアヒンジ10の支持壁50の
先端寄りには固定側ブラケット52が連結ピン53を介
して回動自在に支持されると共に、ドアヒンジ11の支
持壁51の先端寄りには固定側ブラケット54が連結ピ
ン55を介して回動自在に支持されている。
【0021】ドアヒンジ10は支持壁50,固定側ブラ
ケット52及び連結ピン53から構成され、ドアヒンジ
11は支持壁51,固定側ブラケット54及び連結ピン
55から構成され、ドアヒンジ10の固定側ブラケット
52及びドアヒンジ11の固定側ブラケット54は車体
のボディピラー(図示せず)にそれぞれ固定されるよう
になっている。
【0022】ミッドパネル5の側壁37の内縁寄りの下
方には、図6に示すように、貫通孔56が設けられると
共に、ミッドパネル5の側壁37の外縁寄りの上方及び
下方には貫通孔57,57がそれぞれ設けられ、ミッド
パネル5の側壁37には車体の後方に向って膨出した膨
出部58が形成され、ミッドパネル5の側壁37の膨出
部58にはドアロック12を取付けるための複数の通孔
59がそれぞれ設けられ、ミッドパネル5の他端寄りと
側壁37の膨出部58との角部には車体の内方に向って
開口する切欠孔60が設けられている。
【0023】ミッドパネル5の側壁37の膨出部58の
内側には、図6に示すように、ドアロック12が配設さ
れ、ドアロック12には車体のボディピラーに固定した
ストライカ(図示せず)と噛合うラッチ(図示せず)及
びラッチを係止するディテントレバー(図示せず)がそ
れぞれ回動自在に設けられ、ドアロック12はミッドパ
ネル5の側壁37の膨出部58の内側に複数の通孔59
を利用して複数のネジ(図示せず)により固定されてい
る。
【0024】ミッドパネル5の側壁36と側壁37との
間の上部には、図6に示すように、ドアサッシュ61が
配設され、ドアサッシュ61の傾斜部62の中央付近と
ミッドパネル5の底壁38の一端寄りの上部との間には
ウインドガラス4の一側縁を案内するフロントサッシュ
63が設けられ、ドアサッシュ61にはフロントサッシ
ュ63と平行なウインドガラス4の他側縁を案内するラ
ンチャンネル64が形成されている。
【0025】ドアサッシュ61の傾斜部62の中央付近
には、図6に示すように、通孔65が設けられると共
に、ドアサッシュ61の傾斜部62の下端部には貫通孔
66が設けられ、フロントサッシュ63の上端には車体
の前方に向って張出した当接片67が形成され、フロン
トサッシュ63の当接片67にはドアサッシュ61の傾
斜部62の通孔65と連通する貫通孔68が設けられて
いる。
【0026】ドアサッシュ61の傾斜部62の下端部及
びミッドパネル5の側壁36の内側には、図6に示すよ
うに、支持板69が配設され、支持板69の上端寄りに
はドアサッシュ61の傾斜部62の下端部の貫通孔66
と連通する貫通孔70が設けられ、支持板69の上端寄
りの側縁には車体の後方に向って張出した張出片71が
形成され、ミッドパネル5の側壁36の上縁寄りの内側
には支持板69の下端寄りが溶接により固着されると共
に、フロントサッシュ63の中央付近には支持板69の
張出片71の端縁寄りが溶接により固着されている。
【0027】ドアサッシュ61のランチャンネル64の
外側には、図6に示すように、支持板72が配設され、
支持板72の下端寄りには貫通孔73が設けられ、支持
板72の下端寄りの側縁には車体の前方に向って張出し
た張出片74が形成され、ドアサッシュ61のランチャ
ンネル64の上端寄りと中央付近との間の外側には支持
板72の上端寄りが溶接により固着されると共に、ドア
サッシュ61のランチャンネル64の中央付近には支持
板72の張出片74の端縁寄りが溶接により固着されて
いる。
【0028】フロントサッシュ63の中央付近と下端寄
りとの間には、図6に示すように、ブラケット75が溶
接により固着されると共に、フロントサッシュ63の下
端寄りにはブラケット76が溶接により固着され、ドア
サッシュ61の傾斜部62の中央付近の下部にはフロン
トサッシュ63の当接片67が固定され、ミッドパネル
5の一端寄りの外側にはブラケット75及びブラケット
76がリベット(図示せず)によりそれぞれ固定され、
フロントサッシュ63の上端が当接片67を介してドア
サッシュ61の傾斜部62の中央付近の下部に支持さ
れ、フロントサッシュ63の中央付近の下部及び下端寄
りがブラケット75及びブラケット76を介してミッド
パネル5の一端寄りの外側に支持されている。
【0029】ドアサッシュ61のランチャンネル64の
中央付近と下端寄りとの間には、図6に示すように、ブ
ラケット77が溶接により固着されると共に、ドアサッ
シュ61のランチャンネル64の下端寄りにはブラケッ
ト78が溶接により固着され、ミッドパネル5の他端寄
りの外側にはブラケット77及びブラケット78がリベ
ット(図示せず)によりそれぞれ固定され、ドアサッシ
ュ61のランチャンネル64の中央付近の下部及び下端
寄りがブラケット77及びブラケット78を介してミッ
ドパネル5の他端寄りの外側に支持されている。
【0030】ドアアウターパネル1とドアインナーパネ
ル2との間の上部には、図4に示すように、ウインドガ
ラス4が配設され、ウインドガラス4の一側縁寄りはフ
ロントサッシュ63に移動自在に嵌入されると共に、ウ
インドガラス4の他側縁寄りはドアサッシュ61のラン
チャンネル64に移動自在に嵌入されている。
【0031】ミッドパネル5の外側には、図7に示すよ
うに、ウインドガラス4を昇降するためのXアーム式の
ウインドレギュレータWが配設されている。
【0032】ドアアウターパネル1の上縁寄りとミッド
パネル5の上縁寄りとの間には、図4に示すように、車
体の前後方向に沿ってボトムチャンネル79が配設さ
れ、ボトムチャンネル79には上方に向って開口する凹
溝80が形成され、ボトムチャンネル79の内壁81の
一端寄りには、図7に示すように、支持孔82が設けら
れると共に、ボトムチャンネル79の内壁81の他端寄
りには長手方向に沿って長孔83が設けられ、ボトムチ
ャンネル79の凹溝80にはウインドガラス4の下縁寄
りが嵌入されている。
【0033】ミッドパネル5の膨出部34に相当する箇
所の内側には、図4に示すように、ケーシング84が配
設され、ミッドパネル5の膨出部34の端壁にはシャフ
ト85の一端部が回動自在に支持されると共に、ケーシ
ング84の端壁にはシャフト85の長手方向中央付近が
回動自在に支持され、シャフト85の他端にはウインド
レギュレータWのレギュレータハンドル(図示せず)を
取付けるためのハンドル取付部86が形成され、ミッド
パネル5の膨出部34の内部にはピニオン87が収納さ
れている。
【0034】ミッドパネル5の支持孔33の外側とボト
ムチャンネル79の内壁81の長孔83の内側との間に
は、図7に示すように、メインアーム88が配設される
と共に、ミッドパネル5の長孔35の外側とボトムチャ
ンネル79の内壁81の支持孔82の内側との間にはメ
インアーム88と交差するサブアーム89が配設され、
メインアーム88の長手方向中央付近には支持孔(図示
せず)が設けられ、メインアーム88の支持孔にはサブ
アーム89の長手方向中央付近が回動自在に支持されて
いる。
【0035】ミッドパネル5の支持孔33には、図7に
示すように、車体の外方に向って突出した支軸90がカ
シメ止めにより固定され、支軸90にはメインアーム8
8の基端寄りが回動自在に支持され、メインアーム88
の基端部の内側にはピニオン87と噛合うセクタギア9
1が溶接により固着され、メインアーム88の先端部に
は車体の外方に向って突出した係合ピン92がカシメ止
めにより固定され、係合ピン92はボトムチャンネル7
9の内壁81の長孔83に摺動自在に嵌入されている。
【0036】サブアーム89の一端部には、図4及び図
7に示すように、車体の外方に向って突出した支持ピン
93がカシメ止めにより固定されると共に、サブアーム
89の他端部には車体の内方に向って突出した係合ピン
94がカシメ止めにより固定され、支持ピン93はボト
ムチャンネル79の内壁81の支持孔82に回動自在に
支持され、係合ピン94はミッドパネル5の長孔35に
摺動自在に嵌入されている。
【0037】平板16の一端寄りの内側の側板19の角
孔25,ポリウレタンフォーム6の通孔26及びボック
ス17の側壁21の角孔22には車体の前方よりドアチ
ェック9のチェックアーム46の先端寄りが挿通されて
いる。
【0038】ミッドパネル5の一端部の通孔29,29
及び平板16の一端寄りの貫通孔24,24には、車体
の内方よりネジ(図示せず)がそれぞれ挿通されると共
に、ミッドパネル5の他端部の通孔30,30及び平板
16の他端寄りの貫通孔28,28には、車体の内方よ
りネジ(図示せず)がそれぞれ挿通される。そして、こ
れにより、ミッドパネル5の前後方向両端部の外側に、
図8に示すように、ボックス17及びボックス18を介
して、補強板13,サイドビーム3及び平板16から成
る補強部材の前後方向両端部がそれぞれ接合されてい
る。
【0039】ミッドパネル5の内側には、図4に示すよ
うに、ドアインナーパネル2が配設され、ドアインナー
パネル2の内壁95の上縁寄りには、図9に示すよう
に、ドアインサイドハンドルに臨んでミッドパネル5の
開口部31と連通する開口部96が形成され、ドアイン
ナーパネル2の内壁95の開口部96の斜め下方にはケ
ーシング84に臨んでウインドレギュレータWのシャフ
ト85を挿通するための貫通孔97が設けられている。
【0040】ドアインナーパネル2の内壁95の一側縁
及び他側縁には、図9に示すように、車体の外方に向っ
て折曲した側壁98及び側壁99がそれぞれ形成され、
ドアインナーパネル2の側壁98にはミッドパネル5の
側壁36の貫通孔39,39と連通する通孔100,1
00がそれぞれ設けられると共に、ドアインナーパネル
2の側壁98の中央付近にはミッドパネル5の側壁36
の角孔40と連通する角孔101が設けられ、ドアイン
ナーパネル2の側壁98の角孔101の上部及び下部に
はミッドパネル5の側壁36の貫通孔41,41と連通
する通孔102,102がそれぞれ設けられている。
【0041】ドアインナーパネル2の側壁99の中央付
近には、図9に示すように、車体の後方に向って膨出し
た膨出部103が形成され、ドアインナーパネル2の内
壁95の他側縁寄りと側壁99の膨出部103との角部
にはミッドパネル5の側壁37の膨出部58の切欠孔6
0と連通する切欠孔104が設けられると共に、ドアイ
ンナーパネル2の側壁99の下縁寄りにはミッドパネル
5の側壁37の貫通孔56と連通する通孔105が設け
られている。
【0042】ドアインナーパネル2の内壁95の上縁に
は、図9に示すように、車体の外方に向って折曲した上
壁106が形成されると共に、ドアインナーパネル2の
上壁106の端縁には上方に向って張出した立上り部1
07が形成され、ドアインナーパネル2の立上り部10
7の両側には車体の外方に向って折曲した側壁108及
び側壁109がそれぞれ形成され、ドアインナーパネル
2の立上り部107の側壁108にはドアサッシュ61
の傾斜部62の下端部の貫通孔66と連通する通孔11
0が設けられ、ドアインナーパネル2の立上り部107
の側壁109には支持板72の貫通孔73と連通する通
孔111が設けられている。
【0043】ドアインナーパネル2の側壁98及び側壁
99の端縁には、図9に示すように、車体の前方及び後
方に向って張出したフランジ112及びフランジ113
がそれぞれ形成されている。
【0044】ドアインナーパネル2の内壁95の下縁に
は、図9に示すように、車体の外方に向って折曲した底
壁114が形成されると共に、ドアインナーパネル2の
底壁114の端縁には下方に向って張出したフランジ1
15が形成されている。
【0045】ドアインナーパネル2は合成樹脂板または
アルミ板よりなる。
【0046】ドアインナーパネル2の側壁98の通孔1
00,100及びミッドパネル5の側壁36の貫通孔3
9,39には車体の前方よりリベット(図示せず)がそ
れぞれ挿通されると共に、ドアインナーパネル2の側壁
99の通孔105及びミッドパネル5の側壁37の貫通
孔56には車体の後方よりリベット(図示せず)が挿通
され、ミッドパネル5の側壁36の内縁寄りの外側に
は、図10に示すように、ドアインナーパネル2の側壁
98が複数のリベットにより固定され、ミッドパネル5
の側壁37の内縁寄りの外側にはドアインナーパネル2
の側壁99がリベットにより固定され、ドアインナーパ
ネル2の側壁99の膨出部103の内側にはミッドパネ
ル5の側壁37の膨出部58が嵌合されている。
【0047】ドアインナーパネル2の内壁95の貫通孔
97には、図4に示すように、車体の外方よりシャフト
85の他端寄りが挿通され、ミッドパネル5の側壁36
の内縁寄りの中央付近の内側には、図7に示すように、
ドアチェック9のハウジング43のフランジ44,44
がそれぞれ当接され、ミッドパネル5の側壁36の角孔
40及びドアインナーパネル2の側壁98の角孔101
には車体の後方よりドアチェック9のチェックアーム4
6の基端寄りが挿通されると共に、ドアインナーパネル
2の側壁98の通孔102,102とミッドパネル5の
側壁36の貫通孔41,41及びハウジング43のフラ
ンジ44,44の貫通孔45,45には車体の前方より
リベット(図示せず)がそれぞれ挿通され、ドアチェッ
ク9のハウジング43はミッドパネル5の側壁36の内
縁寄りの中央付近の内側に対して複数のリベットにより
固定されている。
【0048】ドアインナーパネル2の上壁106の立上
り部107の側壁108の通孔110,ドアサッシュ6
1の傾斜部62の下端部の貫通孔66及び支持板69の
貫通孔70には車体の前方よりリベット(図示せず)が
挿通されると共に、ドアインナーパネル2の上壁106
の立上り部107の側壁109の通孔111及び支持板
72の貫通孔73には車体の後方よりリベット(図示せ
ず)が挿通され、支持板69の外側には、図7に示すよ
うに、ドアサッシュ61の傾斜部62の下端部及びドア
インナーパネル2の立上り部107の側壁108がリベ
ットにより固定され、支持板72の外側にはドアインナ
ーパネル2の立上り部107の側壁109がリベットに
より固定されている。
【0049】ミッドパネル5とドアインナーパネル2の
内壁95との間には、図4に示すように、パッド8が配
設されている。
【0050】ドアインナーパネル2の内壁95の内側に
は、図2に示すように、ドアトリム116が配設され、
ドアトリム116の上縁寄りには、図11に示すよう
に、ドアインナーパネル2の内壁95の開口部96と連
通する開口部117が形成され、ドアトリム116の開
口部117の斜め下方にはドアインナーパネル2の内壁
95の貫通孔97と連通するウインドレギュレータWの
シャフト85を挿通するための通孔118が設けられる
と共に、ドアトリム116の内側には車体の内方に向っ
て突出したアームレスト119が設けられている。
【0051】ドアトリム116の上縁には、図11に示
すように、車体の外方に向って折曲した上壁120が形
成されると共に、ドアトリム116の上壁120の端縁
には上方に向って折曲した立上り壁121が形成され、
ドアトリム116の立上り壁121の上縁には車体の外
方に向って折返した折返し部122が形成され、ドアト
リム116の通孔118には、図4に示すように、車体
の外方よりシャフト85の他端部が挿通され、ドアイン
ナーパネル2の立上り部107の上縁寄りにはドアトリ
ム116の立上り壁121の折返し部122が係止さ
れ、ドアインナーパネル2の内壁95,上壁106及び
立上り部107の内側がドアトリム116により覆われ
ている。
【0052】補強板13の外側には、図4に示すよう
に、ドアアウターパネル1が配設され、ドアアウターパ
ネル1の上縁寄りの側方には、図12に示すように、車
体の内方に向って突出した凸壁123が形成されると共
に、ドアアウターパネル1の凸壁123にはドアアウト
サイドハンドル(図示せず)に臨んで開口部124が形
成され、ドアアウターパネル1の凸壁123の開口部1
24の両側にはドアアウトサイドハンドルを取付けるた
めの貫通孔125,125がそれぞれ設けられ、ドアア
ウターパネル1の両側縁及び下縁には内側に向って折返
したヘミング部126がそれぞれ形成されている。
【0053】ドアアウターパネル1は合成樹脂板よりな
る。
【0054】ドアアウターパネル1の両側縁寄り及び下
縁寄りの内側には、図12に示すように、アウターフレ
ーム127が配設され、アウターフレーム127の側壁
128にはミッドパネル5の側壁36の複数の貫通孔4
2と連通する複数の通孔129がそれぞれ設けられると
共に、アウターフレーム127の側壁128の上縁寄り
及び下縁寄りにはドアヒンジ10,11の支持壁50,
51に相当する箇所に角孔130,131がそれぞれ設
けられ、アウターフレーム127の側壁128の上縁寄
り及び下縁寄りの内側には角孔130,131を囲んで
スペーサ132,132がそれぞれ設けられ、アウター
フレーム127の側壁133にはミッドパネル5の側壁
37の貫通孔57,57と連通する通孔134,134
がそれぞれ設けられている。
【0055】アウターフレーム127の側壁128及び
側壁133の外縁には、図12に示すように、車体の前
方及び後方に向って張出した張出片135及び張出片1
36がそれぞれ形成されると共に、アウターフレーム1
27の底壁137の外縁には下方に向って張出した張出
片138が形成されている。
【0056】アウターフレーム127の側壁128及び
側壁133の内縁には、図12に示すように、車体の前
方及び後方に向って張出したフランジ139及びフラン
ジ140がそれぞれ形成されると共に、アウターフレー
ム127の底壁137の内縁には下方に向って張出した
フランジ141が形成されている。
【0057】アウターフレーム127は板金よりなる。
【0058】ドアアウターパネル1の両側縁寄りの内側
面とヘミング部126,126との間には、図12に示
すように、アウターフレーム127の側壁128,13
3の張出片135,136がそれぞれ挟持されると共
に、ドアアウターパネル1の下縁寄りの内側面とヘミン
グ部126との間には、図4に示すように、アウターフ
レーム127の底壁137の張出片138が挟持され、
アウターフレーム127の側壁128,133の張出片
135,136はドアアウターパネル1の両側縁寄りの
内側に対してヘミング部126,126により固定さ
れ、アウターフレーム127の底壁137の張出片13
8はドアアウターパネル1の下縁寄りの内側に対してヘ
ミング部126により固定されている。
【0059】アウターフレーム127の側壁128の角
孔130及び角孔131には車体の後方よりドアヒンジ
10の支持壁50及びドアヒンジ11の支持壁51がそ
れぞれ嵌入され、アウターフレーム127の側壁128
の複数の通孔129及びミッドパネル5の側壁36の外
縁寄りの複数の貫通孔42には車体の前方よりリベット
(図示せず)がそれぞれ挿通されると共に、アウターフ
レーム127の側壁133の通孔134,134及びミ
ッドパネル5の側壁37の外縁寄りの貫通孔57,57
には車体の後方よりリベット(図示せず)がそれぞれ挿
通され、アウターフレーム127の側壁128の内側に
は、図13に示すように、ミッドパネル5の側壁36の
外縁寄りが複数のリベットにより固定され、アウターフ
レーム127の側壁133の内側にはミッドパネル5の
側壁37の外縁寄りが複数のリベットにより固定されて
いる。
【0060】アウターフレーム127の側壁128のフ
ランジ139の内側には、図14に示すように、ドアイ
ンナーパネル2の側壁98のフランジ112が当接され
ると共に、アウターフレーム127の側壁133のフラ
ンジ140の内側にはドアインナーパネル2の側壁99
のフランジ113が当接され、アウターフレーム127
の底壁137のフランジ141の内側には、図4に示す
ように、ドアインナーパネル2の底壁114のフランジ
115が当接され、アウターフレーム127の側壁12
8のフランジ139とドアインナーパネル2の側壁98
のフランジ112との間には接着剤またはシール剤が塗
布され、アウターフレーム127の側壁133のフラン
ジ140とドアインナーパネル2の側壁99のフランジ
113との間には接着剤またはシール剤が塗布され、ア
ウターフレーム127の底壁137のフランジ141と
ドアインナーパネル2の底壁114のフランジ115と
の間には接着剤またはシール剤が塗布されている。
【0061】アウターフレーム127の側壁128,1
33及び底壁137とドアインナーパネル2の側壁9
8,99及び底壁114との間の外側には、図2に示す
ように、ウェザストリップ142が配設され、ウェザス
トリップ142には、図15に示すように、アウターフ
レーム127の側壁128,133及びドアインナーパ
ネル2の側壁98,99の外側に沿って中空の立上り部
143,144がそれぞれ形成されると共に、ウェザス
トリップ142の立上り部143の下端部と立上り部1
44の下端部との間にはアウターフレーム127の底壁
137及びドアインナーパネル2の底壁114の下部に
沿って中空の水平部145が形成されている。
【0062】ウェザストリップ142の立上り部143
には、図15に示すように、車体の後方に向って開口す
る凹溝146が形成されると共に、ウェザストリップ1
42の立上り部144には車体の前方に向って開口する
凹溝147が形成され、ウェザストリップ142の水平
部145には上方に向って開口する凹溝148が形成さ
れている。
【0063】ウェザストリップ142は弾性材料よりな
る。
【0064】ウェザストリップ142の立上り部143
の凹溝146,立上り部144の凹溝147及び水平部
145の凹溝148には接着剤がそれぞれ充填され、ウ
ェザストリップ142の立上り部143の凹溝146に
は、図14に示すように、アウターフレーム127の側
壁128のフランジ139及びドアインナーパネル2の
側壁98のフランジ112が嵌入されると共に、ウェザ
ストリップ142の立上り部144の凹溝147にはア
ウターフレーム127の側壁133のフランジ140及
びドアインナーパネル2の側壁99のフランジ113が
嵌入され、ウェザストリップ142の水平部145の凹
溝148には、図4に示すように、アウターフレーム1
27の底壁137のフランジ141及びドアインナーパ
ネル2の底壁114のフランジ115が嵌入されてい
る。
【0065】次に、この実施例の自動車のドアの組立て
方法について説明する。
【0066】まず、補強板13の膨出部14の内側面に
サイドビーム3を溶接により固着すると共に、平板16
の中央付近の外側にサイドビーム3の凸部15の端壁を
溶接により固着し、補強板13の内側に平板16を溶接
により固着して、図4に示すように、補強部材を形成す
る。
【0067】次いで、ミッドパネル5の側壁36の角孔
40に車体の後方よりドアチェック9のチェックアーム
46の基端寄りを挿通した後、ミッドパネル5の側壁3
6の内縁寄りの内側の中央付近にドアチェック9のハウ
ジング43を複数のリベットにより固定し、図7に示す
ように、ドアチェック9をミッドパネル5の側壁36の
内縁寄りの内側に取付ける。
【0068】次いで、ミッドパネル5の側壁36の外縁
寄りの外側の上方にドアヒンジ10の支持壁50を溶接
により固着すると共に、ミッドパネル5の側壁36の外
縁寄りの外側の下方にドアヒンジ11の支持壁51を溶
接により固着し、図6に示すように、ミッドパネル5の
側壁36の外縁寄りの外側にドアヒンジ10及びドアヒ
ンジ11をそれぞれ取付ける。
【0069】その後、ミッドパネル5の側壁37の膨出
部58の内側にドアロック12のケーシングを複数のネ
ジにより固定し、図6に示すように、ミッドパネル5の
側壁37の内側にドアロック12を取付ける。
【0070】次いで、ドアサッシュ61の傾斜部62の
中央付近の下部にフロントサッシュ63の上端の当接片
67をリベットにより固定した後、ミッドパネル5の一
端寄りの外側の上方にブラケット75をリベットにより
固定すると共に、ミッドパネル5の一端寄りの外側の下
方にブラケット76をリベットにより固定し、ミッドパ
ネル5の他端寄りの外側の上方にブラケット77をリベ
ットにより固定し、ミッドパネル5の他端寄りの外側の
下方にブラケット78をリベットにより固定し、図6に
示すように、ミッドパネル5の一端寄りの外側にフロン
トサッシュ63の中央付近の下部及び下端寄りをブラケ
ット75及びブラケット76を介して取付け、ミッドパ
ネル5の他端寄りの外側にドアサッシュ61のランチャ
ンネル64の中央付近の下部及び下端寄りをブラケット
77及びブラケット78を介して取付ける。
【0071】次いで、図4に示すように、ミッドパネル
5の膨出部34に相当する箇所の内側にケーシング84
を固定した後、ミッドパネル5の支持孔33に固定した
支軸90にメインアーム88の基端寄りを回動自在に支
持し、メインアーム88の先端部に固定した係合ピン9
2をボトムチャンネル79の内壁81の他端寄りの長孔
83に摺動自在に嵌入し、サブアーム89の一端部に固
定した支持ピン93をボトムチャンネル79の内壁81
の一端寄りの支持孔82に回動自在に支持し、サブアー
ム89の他端部に固定した係合ピン94をミッドパネル
5の長孔35に摺動自在に嵌入し、図7に示すように、
ミッドパネル5の外側にウインドレギュレータWを取付
ける。
【0072】その後、図7に示すように、平板16の一
端寄りの内側の側板19の角孔25,ポリウレタンフォ
ーム6の通孔26及びボックス17の側壁21の角孔2
2に車体の前方よりドアチェック9のチェックアーム4
6の先端寄りを挿通した後、ミッドパネル5の一端部の
外側にボックス17を複数のネジにより固定すると共
に、ミッドパネル5の他端部の外側にボックス18を複
数のネジにより固定し、図8に示すように、ミッドパネ
ル5の外方にボックス17及びボックス18を介して
強部材を取付ける。
【0073】次いで、図4に示すように、ドアインナー
パネル2の内壁95の貫通孔97に車体の外方よりウイ
ンドレギュレータWのシャフト85を挿通すると共に、
ドアインナーパネル2の側壁98の角孔101に車体の
後方よりドアチェック9のチェックアーム46の基端寄
りを挿通した後、ミッドパネル5の側壁36の内縁寄り
の外側にドアインナーパネル2の側壁98を複数のリベ
ットにより固定し、ミッドパネル5の側壁37の内縁寄
りの外側にドアインナーパネル2の側壁99をリベット
により固定し、図10に示すように、ミッドパネル5の
側壁36及び側壁37の内縁寄りの外側にドアインナー
パネル2の側壁98及び側壁99をそれぞれ取付け、ド
アインナーパネル2をミッドパネル5に対して取付け
る。
【0074】その後、支持板69の上端寄りの外側にド
アサッシュ61の傾斜部62の下端部及びドアインナー
パネル2の上壁106の立上り部107の側壁108を
リベットにより固定すると共に、支持板72の下端寄り
の外側にドアインナーパネル2の上壁106の立上り部
107の側壁109をリベットにより固定し、図7に示
すように、ドアサッシュ61の傾斜部62の下端部及び
支持板72の下端寄りの外側にドアインナーパネル2の
上壁106の立上り部107の側壁108及び側壁10
9をそれぞれ取付ける。
【0075】次いで、アウターフレーム127の側壁1
28の角孔130及び角孔131に車体の後方よりドア
ヒンジ10の支持壁50及びドアヒンジ11の支持壁5
1をそれぞれ嵌入した後、図14に示すように、アウタ
ーフレーム127の側壁128のフランジ139の内側
にドアインナーパネル2の側壁98のフランジ112を
当接すると共に、アウターフレーム127の側壁133
のフランジ140の内側にドアインナーパネル2の側壁
99のフランジ113を当接し、アウターフレーム12
7の底壁137のフランジ141の内側にドアインナー
パネル2の底壁114のフランジ115を当接する。
【0076】次いで、ドアアウターパネル1の内側面の
中央付近に補強板13の膨出部14を接着剤により固着
した後、アウターフレーム127の側壁128の内側に
ミッドパネル5の側壁36の外縁寄りを複数のリベット
により固定すると共に、アウターフレーム127の側壁
133の内側にミッドパネル5の側壁37の外縁寄りを
複数のリベットにより固定し、図13に示すように、ア
ウターフレーム127の側壁128及び側壁133の内
側にミッドパネル5の側壁36及び側壁37の外縁寄り
をそれぞれ取付け、ドアインナーパネル2をミッドパネ
ル5と共にアウターフレーム127に対して取付ける。
【0077】その後、図14に示すように、ウェザスト
リップ142の立上り部143の凹溝146にアウター
フレーム127の側壁128のフランジ139及びドア
インナーパネル2の側壁98のフランジ112を嵌入す
ると共に、ウェザストリップ142の立上り部144の
凹溝147にアウターフレーム127の側壁133のフ
ランジ140及びドアインナーパネル2の側壁99のフ
ランジ113を嵌入し、図4に示すように、ウェザスト
リップ142の水平部145の凹溝148にアウターフ
レーム127の底壁137のフランジ141及びドアイ
ンナーパネル2の底壁114のフランジ115を嵌入
し、ウェザストリップ142をアウターフレーム127
の側壁128,133及び底壁137とドアインナーパ
ネル2の側壁98,99及び底壁114との間の周縁の
外側に対して取付ける。
【0078】次に、この実施例の作用について説明す
る。
【0079】ドアアウターパネル1に車体の外方から衝
撃を受けると、補強板13,サイドビーム3及び平板1
から成る補強部材とミッドパネル5とが、車体の外方
からの衝撃によるドアアウターパネル1の車体の内方へ
の侵入を抑えて、乗員の生存空間を確保し、ボックス1
7及びボックス18の内部に充填したポリウレタンフォ
ーム6及びポリウレタンフォーム7が、補強部材からミ
ッドパネル5へその両端の接合部を介して伝わる衝撃エ
ネルギを吸収すると共に、ミッドパネル5とドアインナ
ーパネル2の内壁95との間に配設されたパッド8が
ミッドパネル5を内方に変形させようとする力を緩和
し、乗員をポリウレタンフォーム6,ポリウレタンフォ
ーム7及びパッド8により衝撃エネルギから保護する。
【0080】また、ウェザストリップ142の立上り部
143はアウターフレーム127の側壁128のフラン
ジ139とドアインナーパネル2の側壁98のフランジ
112との間から雨水の侵入を防止すると同時に、ウェ
ザストリップ142の立上り部144はアウターフレー
ム127の側壁133のフランジ140とドアインナー
パネル2の側壁99のフランジ113との間から雨水の
侵入を防止し、ウェザストリップ142の水平部145
はアウターフレーム127の底壁137のフランジ14
1とドアインナーパネル2の底壁114のフランジ11
5との間からの雨水の侵入を防止する。
【0081】なお、上述した実施例では、衝撃吸収体を
ポリウレタンフォームとしたが、ボックス17及びボッ
クス18の内部に衝撃吸収体としてハニカム構造部材を
それぞれ設けることも可能である。
【0082】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明の自動車の
ドアによれば、ドアアウターパネルに車体の外方から衝
撃を受けると、サイドビーム及びミッドパネルが協働し
車体の外方からの衝撃によるドアアウターパネルの車
体の内方への侵入を抑えるので、乗員の生存空間を確保
することができる。また、補強部材からミッドパネル
へ、その前後方向両端部における接合部を介して伝達さ
れる衝撃エネルギを衝撃吸収体が吸収すると共に、ミッ
ドパネルを内方に変形させようとする応力を緩衝体が緩
和するので、乗員を車外から加わる衝撃エネルギに対し
て確実に保護することができる。
【0083】また、ドアインナーパネルとミッドパネル
との間に緩衝体を配置することによって、従来のように
ドアトリムの緩衝体を収納した箇所がドアインナーパネ
ルより車体の内方に大きく膨出せず、衝撃吸収体が前後
方向両端部にあるので、ミッドパネルの中央部にウイン
ドレギュレータ等を配置することが容易で、ドアアイタ
ーパネルとミッドパネルとの間のスペースの有効利用を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の自動車のドアの要部側断面図
【図2】図1の要部分解斜視図
【図3】図1の要部分解斜視図
【図4】図1の要部拡大側断面図
【図5】図3の要部拡大斜視図
【図6】図3の要部斜視図
【図7】図1の要部切断正面図
【図8】サイドビームのミッドパネルに対する取付け状
態を示す要部横断面図
【図9】図2のドアインナーパネルの拡大斜視図
【図10】ドアインナーパネルのミッドパネルに対する
取付け状態を示す要部切断背面図
【図11】図2のドアトリムの拡大斜視図
【図12】図2のドアアウターパネルの拡大斜視図
【図13】ドアアウターパネルのミッドパネルに対する
取付け状態を示す要部切断背面図
【図14】ドアアウターパネル及びドアインナーパネル
のミッドパネルに対する取付け状態を示す要部横断面図
【図15】図2のウェザストリップの拡大斜視図
【符号の説明】
1 ドアアウターパネル 2 ドアインナーパネル 3 サイドビーム 4 ウインドガラス 5 ミッドパネル 6 ポリウレタンフォーム 7 ポリウレタンフォーム 8 パッド 9 ドアチェック 10 ドアヒンジ 11 ドアヒンジ 12 ドアロック 13 補強板 14 膨出部 15 凸部 16 平板 17 ボックス 18 ボックス 19 側板 20 側板 21 側壁 22 角孔 23 端壁 24 貫通孔 25 角孔 26 通孔 27 端壁 28 貫通孔 29 通孔 30 通孔 31 開口部 32 貫通孔 33 支持孔 34 膨出部 35 長孔 36 側壁 37 側壁 38 底壁 39 貫通孔 40 角孔 41 貫通孔 42 貫通孔 43 ハウジング 44 フランジ 45 貫通孔 46 チェックアーム 47 係合突部 48 係合突部 49 ストッパ 50 支持壁 51 支持壁 52 固定側ブラケット 53 連結ピン 54 固定側ブラケット 55 連結ピン 56 貫通孔 57 貫通孔 58 膨出部 59 通孔 60 切欠孔 61 ドアサッシュ 62 傾斜部 63 フロントサッシュ 64 ランチャンネル 65 通孔 66 貫通孔 67 当接片 68 貫通孔 69 支持板 70 貫通孔 71 張出片 72 支持板 73 貫通孔 74 張出片 75 ブラケット 76 ブラケット 77 ブラケット 78 ブラケット 79 ボトムチャンネル 80 凹溝 81 内壁 82 支持孔 83 長孔 84 ケーシング 85 シャフト 86 ハンドル取付部 87 ピニオン 88 メインアーム 89 サブアーム 90 支軸 91 セクタギア 92 係合ピン 93 支持ピン 94 係合ピン 95 内壁 96 開口部 97 貫通孔 98 側壁 99 側壁 100 通孔 101 角孔 102 通孔 103 膨出部 104 切欠孔 105 通孔 106 上壁 107 立上り部 108 側壁 109 側壁 110 通孔 111 通孔 112 フランジ 113 フランジ 114 底壁 115 フランジ 116 ドアトリム 117 開口部 118 通孔 119 アームレスト 120 上壁 121 立上り壁 122 折返し部 123 凸壁 124 開口部 125 貫通孔 126 ヘミング部 127 アウターフレーム 128 側壁 129 通孔 130 角孔 131 角孔 132 スペーサ 133 側壁 134 通孔 135 張出片 136 張出片 137 底壁 138 張出片 139 フランジ 140 フランジ 141 フランジ 142 ウェザストリップ 143 立上り部 144 立上り部 145 水平部 146 凹溝 147 凹溝 148 凹溝 W ウインドレギュレータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60J 5/00 B60J 5/04 B60R 21/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体のドアアウターパネルの内方にドア
    インナーパネルを配設すると共に、前記ドアアウターパ
    ネルの内側に前記車体の前後方向に沿って補強部材を配
    設し、該補強部材と前記ドアインナーパネルとの間にお
    いて、ウインドガラスよりも内方に前記補強部材の長手
    方向に沿ってミッドパネルを配設し、前記補強部材の内
    面の前後方向両端にそれぞれボックスを設けると共に、
    該ボックス内に衝撃吸収体を充填し、前記ミッドパネル
    の前後方向両端部を前記ボックスに接合し、前記ドアイ
    ンナーパネルと前記ミッドパネルとの間に緩衝体を設け
    たことを特徴とする自動車のドア。
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